JP2007153515A - 被記録材の搬送案内装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の被記録材の搬送案内装置1は、給送用ローラ14と搬送用ローラ19間の被記録材Pの搬送経路を実質的に形作る経路構造部材7と、該経路構造部材7の案内面30より幾分突出した状態で設けられる搬送案内ローラ31とを備えており、搬送案内ローラ31の少なくとも1つは給送用ローラ14の配設位置を通って搬送経路に沿って延ばした線上に配設されている。
【選択図】図5
Description
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置であって被液体噴射材の搬送案内装置を備えて成るものに関する。
本発明の第2の態様によれば、メインローラによって被記録材が給送用ローラと搬送用ローラの双方によって挟持されることによって生ずる引張力に伴う搬送抵抗が効果的に低減される。また、サブローラによって被記録材の形状が幅方向に一様となるので、スキューが防止されて円滑な被記録材の搬送が実現される。そして、これらのメインローラとサブローラの相乗的作用によって記録品質の一層の向上を図ることができる。
本発明の第4の態様によれば、複数の部品を組み立てることによって生ずる組立誤差が発生しないから、搬送用駆動ローラに対する搬送案内ローラの位置精度が向上し、部品点数の削減と装置の小型、軽量化を図ることができる。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えば葉書サイズ以下の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を対象にした極めてコンパクトでシンプルな構造のインクジェットプリンタである。そして、このインクジェットプリンタ100に搭載されている自動給送装置2は、用紙Pの左右の側縁E(エッジともいう)に対して共動する2つの可動エッジガイド15を当接させて給送用トレイ5上に積畳状態で載置された用紙Pを中央に位置合わせする中央位置合わせタイプの自動給送装置である。
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して適用される本発明の被記録材の搬送案内装置1について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は本発明の被記録材の搬送案内装置を搭載した支持フレームと給送用ローラとを示す斜視図、図4は本発明の被記録材の搬送案内装置を搭載した支持フレームと給送用ローラとを示す平面図である。図5は本発明の被記録材の搬送案内装置を搭載した支持フレームと給送用ローラとを示す正面図(a)と、被記録材が給送用ローラと搬送用ローラの双方によって挟持されている時に被記録材に作用する引張力ないし圧接力の主走査方向の分布を示すグラフ(b)である。また図6は搬送案内ローラをローラ支持部に取り付けた状態を示す斜視図である。
本願発明に係る被記録材の搬送案内装置1及び該被記録材の搬送案内装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、搬送案内ローラ31の数は前記実施例で示す3本に限らず、1本のメインローラ32と左右2本ずつ設けられる4本のサブローラ33とによる5本の搬送案内ローラ31等、更に多くの搬送案内ローラ31を使用する構成にすることも可能であるし、1本の長尺なメインローラ32のみによって搬送案内ローラ31を構成することも可能である。
4 支持フレーム、5 給送用トレイ、6 分離段差、7 経路構造部材、
9 インクチューブ、10 キャリッジ、13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、
15 可動エッジガイド、16 ホッパ、17 回転軸(給送用ローラの)、
19 搬送用ローラ、19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、
20 排出用ローラ、20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、
26 記録ポジション、28 プラテン、30 案内面、31 搬送案内ローラ、
32 メインローラ、33 サブローラ、34 ローラ部、35 軸部、36 軸受部
37 ローラ支持部、38 度当て部、39 係止爪、
100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、
X 主走査方向、Y 副走査方向、PG プラテンギャップ、E 側縁(エッジ)、
A 圧接作用位置、L 延長線、W 幅、Q 屈曲点
Claims (6)
- 給送用ローラによって給送された被記録材を搬送用ローラまで案内する被記録材の搬送案内装置であって、
給送用ローラと搬送用ローラ間の被記録材の搬送経路を形作る経路構造部材と、該経路構造部材の作る案内面より突出した状態で設けられる搬送案内ローラとを備え、
前記搬送案内ローラの少なくとも1つは、前記給送用ローラの配設位置を通って搬送経路に沿って延ばした線上に配設されていることを特徴とする被記録材の搬送案内装置。 - 請求項1において、前記搬送案内ローラは複数個設けられており、前記給送用ローラの配設位置を通る前記線上に配設されるメインローラと、該メインローラを挟んでその左右に対称に配設される複数個のサブローラとを備えることによって構成されていることを特徴とする被記録材の搬送案内装置。
- 請求項1または2において、前記搬送案内ローラは、軸部とローラ部が一体に成形された単一の部材によって構成されており、前記軸部の両端面に当接し搬送案内ローラの主走査方向の移動を規制する度当て部と、前記軸部の周胴部の一部を自由回転可能な状態で保持すると共に拡開方向に弾性変形し得る係止爪を備えたローラ支持部に対して、押込み操作のみによって取り付けられるように構成されていることを特徴とする被記録材の搬送案内装置。
- 請求項3において、前記ローラ支持部は搬送用駆動ローラの回転軸を保持する軸受部を備えた支持フレームに対して一体に形成されていることを特徴とする被記録材の搬送案内装置。
- 被記録材を搬送経路に導く給送用ローラと、該給送用ローラによって給送された被記録材を搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって記録ポジションに導く搬送用ローラと、前記給送用ローラによって給送された被記録材を前記搬送用ローラまで案内する被記録材の搬送案内装置とを備える記録装置であって、
前記被記録材の搬送案内装置は請求項1〜4のいずれか1項に記載した被記録材の搬送案内装置であることを特徴とする記録装置。 - 被液体噴射材を搬送経路に導く給送用ローラと、該給送用ローラによって給送された被液体噴射材を搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって液体噴射ポジションに導く搬送用ローラと、前記給送用ローラによって給送された被液体噴射材を前記搬送用ローラまで案内する被液体噴射材の搬送案内装置とを備える液体噴射装置であって、
前記被液体噴射材の搬送案内装置は、給送用ローラと搬送用ローラ間の被液体噴射材の搬送経路を形作る経路構造部材と、該経路構造部材の作る案内面より突出した状態で設けられる搬送案内ローラとを備え、
前記搬送案内ローラの少なくとも1つは、前記給送用ローラの配設位置を通って搬送経路に沿って延ばした線上に配設されていることを特徴とする液体噴射装置。
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JP2015030581A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置及び記録装置 |
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