JP2007152524A - 部品組付装置 - Google Patents

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Yasuyoshi Shirai
康善 白井
Yoshifumi Sueishi
義史 居石
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Abstract

【課題】設備コストが低廉で、導入リードタイムが短く、組付作業内容の変更にもフレキシブルかつスピーディに対応できる部品組付装置を提供する。
【解決手段】本発明の部品組付装置1は、部品供給ユニット3と部品Pを組み付ける組付ユニット4とからなる複数の作業モジュール21〜26と、作業テーブル5と、駆動手段(モータ6)と、ワークWを搬送する搬送手段(コンベヤ装置7)と、からなり、前記作業モジュール21〜26は、前記駆動手段(6)によって直接または間接的に駆動される被駆動部(カム軸43)と、他の該作業モジュールの該被駆動部(43)に結合されて駆動力を伝達する動力伝達部(オルダム継手44)とを有し、前記作業テーブル5に固定された複数の該作業モジュール21〜26は、各該被駆動部(43)及び該動力伝達部(44)により連結され、該駆動手段(6)によって駆動される、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータなどの駆動手段を用いて部品の組み付け作業を行う部品組付装置に関する。
組付作業を自動化して生産効率を高めるために、各種の部品組付装置が実用化されている。例えば、特許文献1に開示されるカム装置は、入力軸の等速連続回転運動を揺動回転運動と不等速回転運動とが複合した複雑な運動に変換するものであり、ピックアンドプレース装置に適用されている。このような部品組付装置はモータなどの駆動部と運動形態を変換する機構部とで構成されるのが一般的であり、さまざまな形態の作業ユニットとして市販されている。また、組み付ける部品を連続的に供給する部品供給ユニットも各種実用化されている。そして、組付作業の対象となるワーク及び部品に合わせて、作業ユニットと部品供給ユニットとを組み合わせて設置することにより製造ラインが構成されていた。
一方、複数の組付作業を単一の駆動源で行う専用装置も開発されている。専用装置は、例えば、製造ライン全長に相当する1本のカム軸を1台のモータで駆動し、カム軸に設けられた複数のカム機構により複数の組付作業をそれぞれ行うように構成されている。この専用装置と類似の構造をもつモジュール式プレスが特許文献2に開示されている。特許文献2のプレス機は、軸接続手段により複数のプレスモジュールを駆動モジュールに連結している。そして、カム機構により複数のプレスモジュールにおけるプレス動作のタイミングをずらし、駆動モジュールに必要とされる成形力を時間的に分散させることにより、駆動モジュール数を節約している。
特開2002−5256号公報 特開平11−309598号公報
ところで、特許文献1のカム装置など汎用の作業ユニットを組み合わせて構成した製造ラインでは、各ユニット毎に駆動用のモータが設けられており、設備コストが割高となっていた。一方、専用装置は単一の駆動源でよいが、装置全体を専用に設計する手間がかかるとともに、導入リードタイムが長期化していた。また、ワークのモデルチェンジなどにより組付作業内容に変更が生じた場合、汎用の作業ユニットは使えなくなるおそれがあり、専用装置では変更への対応は実際上困難であった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、設備コストが低廉で、導入リードタイムが短く、組付作業内容の変更にもフレキシブルかつスピーディに対応できる部品組付装置を提供する。
本発明の部品組付装置は、部品供給ユニットと該部品供給ユニットから供給される部品を組み付ける組付ユニットとからなる複数の作業モジュールと、複数の該作業モジュールを固定可能とする作業テーブルと、該作業テーブルに固定された該作業モジュールを駆動する駆動手段と、該作業テーブルに固定された複数の該作業モジュールの一つから順次他の該作業モジュールにワークを搬送する搬送手段と、からなる部品組付装置であって、前記作業モジュールは、前記駆動手段によって直接または間接的に駆動される被駆動部と、他の該作業モジュールの該被駆動部に結合されて駆動力を伝達する動力伝達部とを有し、前記作業テーブルに固定された複数の該作業モジュールは、各該被駆動部及び該動力伝達部により連結され、該駆動手段によって駆動される、ことを特徴とする。
本発明は、従来の汎用の作業ユニットをモジュール化して組み合わせの自由度を向上するとともに、単一駆動源による駆動を可能とすることにより、製造ラインのフレキシビリティを高めかつ設備コストを低減することのできる部品組付装置を開示するものである。
作業モジュールは、部品供給ユニットと組付ユニットとを組み合わせて構成することができる。部品供給ユニットは、ワークに組み付ける部品を所定の位置に逐次供給するものである。部品供給ユニットの方式に制約はなく、例えば部品を傾斜したガイドに整列させて保持し微振動を与えて移送する方式や、整列した多数の部品を最後尾からばね部材で押し出す方式、組付ユニットと同期して動作することにより部品を受渡し台に戴置する方式、などを適用することができる。組付ユニットは、部品供給ユニットから供給される部品をワークに組み付けるものである。組付ユニットは、例えば、部品を把持及び解放するチャックと、チャックを移動させるアームとで構成することができる。本発明では複数の作業モジュールを用い、組み付ける部品の形状に合わせてチャックの形状をそれぞれ異なるものとすることができる。また、ワークへの組付方法や組付位置に合わせて、アームの移動方法も異なるものとすることができる。
各作業モジュールには、駆動手段によって直接または間接的に駆動される被駆動部と、他の該作業モジュールの該被駆動部に結合されて駆動力を伝達する動力伝達部とを設けるようにする。すなわち、各作業モジュールは、内部にはモータなどの駆動源をもたずに、外部の駆動手段から被駆動部に伝達された駆動力により組付作業を行うようになっている。さらに、被駆動部とともに運動する動力伝達部によって、他の作業モジュールに駆動力を伝達できるようになっている。
そして、複数の作業モジュールは作業テーブルに固定されるとともに、被駆動部と動力伝達部とにより連結されている。例えば、作業テーブル上面に一直線に等しいピッチで固定座を設け、組付作業の手順にしたがって順番に一列に作業モジュールを配置し、固定することができる。ある作業モジュールの被駆動部を隣接する第二の作業モジュールの動力伝達部に結合することができ、第二の作業モジュールの被駆動部を隣接する第三の作業モジュールの動力伝達部に結合することができる。このように順次結合することにより、全ての作業モジュールを連結することができる。また、延長シャフトの挿入により、工程に間隔を空け、ピッチを変更することも可能である。
駆動手段は作業テーブルに固定されており、複数の作業モジュールのいずれか一つの被駆動部と結合され、これを直接駆動するように構成することができる。駆動手段の出力は、複数の作業モジュールを駆動するのに十分な大きさとすることは勿論である。結局、駆動手段に直接結合される作業モジュールは直接駆動され、他の作業モジュールは間接的に駆動されることになる。直接駆動される作業モジュールに制約はなく、いずれか一つが駆動されればよい。
例えば、駆動手段としてモータを、被駆動部として回転軸を、動力伝達部として軸継手を、それぞれ用いることができる。この場合、モータの出力軸に結合される回転軸をもつ第一の作業モジュールは直接駆動され、軸継手により連結される第二以降の作業モジュールは間接的に駆動される。なお、駆動手段は電動のモータに限らず圧縮空気操作機構などの他の手段でもよく、また、被駆動部は回転運動に限らずリンク機構による往復運動などでもよい。さらに、作業モジュール内の全ての駆動を行う必要はなく、例えば前述のアームの駆動のみを行い、チャックの動作は別の手段によるものとしてもよい。
搬送手段は、作業モジュールの一つから順次他の作業モジュールにワークを搬送するものである。搬送手段には、例えば輪転するエンドレスベルトを備えたコンベヤ装置を用いることができる。コンベヤ装置は、輪転するベルトの上面始点にワークを戴置し、これを保持した状態で一定時間間隔をおいて間欠的に一定長ずつ搬送し、上面終点でワークを次工程に送達する。一定時間間隔とは各作業モジュールが組付作業を終える所要時間であり、一定長とは作業モジュール間のピッチである。
以上説明した本発明の部品組付装置によれば、各作業モジュールにより順次部品を組み付けてゆき、ワークを完成させることができる。本発明では駆動手段は一つ備えればよく、従来の各ユニット毎に駆動用のモータを備える装置よりも設備コストは低廉である。また、各作業モジュールは類似の構造であるため、専用装置と比較して設計及び製作が容易であり、導入リードタイムも短縮できる。
以下、本発明の好ましい態様について説明する。前記被駆動部は回転軸であり、前記動力伝達部は軸継手であって、複数の前記作業モジュールの連結数及び連結順序を自在とすることが好ましい。また、前記軸継手は、略円柱形状の両端面に90°位相のずれた凸溝あるいは凹溝をもつオルダム継手としてもよい。
各作業モジュールの被駆動部を回転軸とし、動力伝達部を軸継手として、取り合い寸法を統一することが好ましい。これにより、作業モジュールの連結順序を自在とすることができ、また部品点数の多寡に応じて連結数を自由に変更することができる。さらに、軸継手にオルダム継手を用いた場合には、連結している複数の作業モジュールのうち一つだけを、他のモジュールに手を加えることなく、交換することができる。したがって、ワークのモデルチェンジなどにより部品組付順序や部品点数の変更があっても、簡単な交換作業で短時間のうちに対応できる。また、いずれかの作業モジュールが万一故障しても、迅速に復旧可能である。
前記回転軸はカム軸であって、前記組付ユニットは該カム軸に設けられたカム機構により駆動されるようにしてもよい。また、前記カム機構は、部品を把持及び解放するチャックを上下に駆動する上下カム及び/または該チャックを前後に駆動する前後カムをもつようにしてもよい。
組付ユニットは、カム機構により駆動されるように構成することができる。カム機構に上下カム及び前後カムを設けることにより、上下方向と前後方向とを独立して駆動することができるため、複雑な組付作業を実現するための機構設計が容易になる。また、カム以外の部材を共通化して組付ユニットを標準化することで適用範囲が拡がる。さらに、カムのみの交換で組付作業内容を変更することができ、短時間かつわずかの費用で容易に変更対応が可能である。なお、いずれか一方のカムだけで所望する組付作業を実現できる場合には、他方のカムは未実装とすることができる。
本発明の部品組付装置によれば、駆動手段は一つ備えればよく設備コストは低廉であり、また、各作業モジュールは類似の構造であるため設計及び製作が容易で導入リードタイムは短い。また、被駆動部をカム軸とし、動力伝達部をオルダム継手とした態様では、部品組付順序や部品点数の変更があっても、簡単な交換作業で短時間のうちに対応できる。さらに、組付ユニットが上下カム及び/または前後カムをもつカム機構により駆動される態様では、カムのみを交換する短時間かつわずかの費用で変更対応が可能である。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図7を参考にしながら説明する。図1は、本発明の実施例の部品組付装置を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側面図である。実施例の部品組付装置1は、第一から第六までの6つの作業モジュール21〜26、作業テーブル5、駆動手段に相当するモータ6、搬送手段に相当するコンベヤ装置7、で構成されている。
図1(A)に示されるように、作業テーブル5は床面に立設される2列各4本の脚51と、脚51に支持される水平な天板52とで形成されている。図1(B)に示されるように天板52の上面長手方向には、一直線上に等しいピッチで6つの作業モジュール21〜26が配置されている。各作業モジュール21〜26は、図1(C)に示されるようにそれぞれが部品供給ユニット3と組付ユニット4とで形成されており、図略の固定座により天板52上面に固定されている。
各部品供給ユニット3は、上面に部品整列溝部31をもち、組み付ける部品Pを一列に整列させて保持している。部品Pは部品整列溝部31の先端32から取り出し可能であり、取り出された後は微振動により逐次先端32に次の部品Pが移送されるようになっている。
各組付ユニット4は、部品Pを把持及び解放するチャック41と、チャック41を移動させるアーム42とを備えている。そして、チャック42が部品供給ユニット3の一端32に移動して部品Pを把持し、ワークWに移動した後に部品Pを解放して組み付けるようになっている。また、各組付ユニット4はアーム42を駆動するカム軸43を備え、隣接する組付ユニット相互のカム軸43間はオルダム継手44により結合されている。したがって、全てのカム軸43が連結されて一緒に回転するようになっている。カム軸43は駆動手段によって直接または間接的に駆動される被駆動部に相当し、オルダム継手44は被駆動部に結合されて駆動力を伝達する動力伝達部に相当している。
モータ6は、作業テーブル5の天板52の下方に固定された取付板61によって固定支持されている。モータ6の出力軸62は、伝達機構63により天板52上面に配設されたカム軸駆動部64に結合され、カム軸駆動部64はオルダム継手44を介して第一の作業モジュール21のカム軸43に結合されている。上述の結合により、モータ6は第一の作業モジュール21を直接駆動するようになっている。また、モータ6はオルダム継手44によって連結される第二以降の作業モジュール22〜26を間接駆動するようになっている。なお、カム軸駆動部64の結合位置は図1の実施例に示される第一の作業モジュール21に限定されず、連結の反対側でも、連結の中間部分でもよい。
コンベヤ装置7は、天板52上面の各作業モジュール21〜26を通り抜けるように、かつ部品供給ユニット3と組付ユニット4との間のチャック41が届く位置に、配設されている。コンベヤ装置7は、天板52上面に配設された2つのローラ71、72と、ローラ71、72間に架け渡されて輪転するエンドレスベルト73と、図略のベルト駆動部と、で形成されている。エンドレスベルト73の外周面にはワークWを保持するための保持部材が一定間隔で設けられている。図1(A)に示されるように、ベルト駆動部はエンドレスベルト73を図中の反時計回りに、一定時間間隔で間欠的に駆動するようになっている。なお、実施例においては、ベルト駆動部と駆動手段に相当するモータ6とは別体としているが、リンク機構を用いてモータ6によりローラ71、72を回転駆動するようにしてもよい。
以上説明した実施例の部品組付装置1によれば、ワークWをエンドレスベルト73のローラ71側の保持部材に戴置すれば、ワークWは順番に各作業モジュール21〜26を巡ることができる。そして、各作業モジュール21〜26はモータ6により駆動され、部品Pを順次組み付けてゆき、ワークWを完成させることができる。
実施例の部品組付装置1は、各作業モジュール21〜26を駆動する手段として1台のモータ6を備えているのみである。これに対して、図2に示される従来の汎用の作業ユニット91を6つ組み合わせて構成した汎用部品組付装置90では、各作業ユニット91毎に駆動用モータ92が設けられている。したがって、本実施例では駆動手段を6つから1つに節約することができ、設備コストを大きく低減できる。
次にオルダム継手44の構造と作用について、図3及び図4を参考にして説明する。図3は、代表例として第二の作業モジュール22の連結状態を説明する図である。第二の作業モジュール22のカム軸432は、オルダム継手441により第一の作業モジュール21のカム軸431に結合され、同様にオルダム継手442により第三の作業モジュール23のカム軸433に結合されている。図4は、オルダム継手の具体的構造を説明する図であり、(A)は図3に用いられた凸溝をもつオルダム継手44、(B)は凹溝をもつオルダム継手49である。凸溝をもつオルダム継手44は、略円柱形状の継手本体445の両端面に90°位相のずれた凸溝446、446を備えている。各作業モジュール21〜26のカム軸43は、両端面に90°位相のずれた凹溝を備え、オルダム継手44の凸溝446と契合するように形成されている。
図3の構成において各作業モジュール21〜23が天板52に固定されているとき、オルダム継手441、442は両側の位相のずれた凸溝446がカム軸431、432、433の凹溝と契合しているため、固定されていなくとも脱落しない。そして、モジュール21〜23のカム軸431、432、433の間に軸心ずれが生じていても、凸溝446と凹溝とが摺動しながら回転するため、スラスト荷重の発生を防止できる。一方、第二の作業モジュール22を右側のオルダム継手441とともに、紙面の表裏方向に移動させれば、容易に結合を解くことができる。なお、図3(B)に示される凹溝447をもつオルダム継手49と、凸溝をもつカム軸と、の組み合わせでも同様の作用、効果が得られる。
したがって、オルダム継手44を用いることにより、安定して駆動力を伝達することができ、スラスト荷重が生じないため耐久性能にも優れ、さらに一つの作業モジュールだけの交換も容易となる。これに対して、図5に示される従来の1本の長いカム軸96を備える専用部品組付装置95では、部分的な交換は実際上困難である。実施例の部品組付装置1においては、作業モジュールの連結数及び連結順序は自在であり、組付作業内容の変更にフレキシブルに対応できる。
次に組付ユニット4の内部構造と作用について、図6及び図7を参考にして説明する。図6は組付ユニット4の内部構造を説明する図であり、(A)は左側面図、(B)は正面図である。組付ユニット4は、ボディ401及びカバー402、チャック41、アーム42、カム軸43、上下カム45及び上下駆動部、前後カム46及び前後駆動部、により構成されている。
ボディ401は側面の開口した略箱形の部材であり、開口部分にカバー402が配設されている。ボディ401及びカバー402は、後述の部材を収納固定し、あるいは運動の支点を支持する機能を有している。チャック41は、部品Pを把持及び解放するものであり、開閉する2個のフィンガ411と、図略のフィンガ駆動手段とで構成されている。アーム42はチャック41を移動可能に保持する部材であり、後述の前後スライドバー466と一体に形成されている。図6(B)に示されるように、カム軸43は、玉軸受を用いたカム軸受433によってボディ401に回転自在に片持ちされるとともに、ボディ401及びカバー402を横貫し、他のカム軸との連結を可能としている。上下カム45及び前後カム46はカム軸43に固定され、一体に回転するようになっている。なお、上下カム45及び前後カム46のフィギュアは、所望する組付作業に合わせて形成されている。
上下カム45に一端452が摺接する上下アーム451は、アーム支点ピン455によって中間部分が揺動可能に支持され、他端453が上下に運動する。他端453の上側に戴置された上下スライドバー456は、ボディ401に設けられた上下スライドベース457により上下動自在に保持されている。前後カム46に一端462が摺接する前後アーム461は、アーム支点ピン455によって中間部分が揺動可能に支持され、他端463が前後に運動する。他端463の側方に配設された前後スライドバー466は、上下スライドバー456に固定された前後スライドベース467により前後動自在に保持されている。前後スライドバー466は、ボディ401を切り欠いて設けられた切欠き窓468から外部に突出し、先端にはアーム42が固定されている。なお、上下スライドバー456の重力による下降復帰動作に相当するものとして、左右スライドバー466ではコイルばね469による復帰動作を行うようにしている。
上述のように構成された組付ユニット4では、カム軸43が回転すると、上下カム451が揺動して上下スライドバー456及び前後スライドバー466が一緒に上下に駆動され、それとともに前後カム461が揺動して前後スライドバー466が前後に駆動される。結局、アーム42では、上下と前後の運動が重畳して発生し、所望の組付作業が行われる。
図7は組付ユニットの各種構成例を説明する図であり、(A)は上下カム45及び前後カム46による構成、(B)は上下カム45のみによる構成、(C)は前後カム46のみによる構成である。(A)は図6で説明した構成であり、矢印で示すように部品Pの上げ下げと水平移送の両方が必要な二次元の運動を行う組付ユニット4である。(B)は、部品Pの上げ下げのみの運動を行う組付ユニット4Vであり、(C)は、部品Pの水平移送のみの運動を行う組付ユニット4Hである。このように、組付作業の内容により適宜構成する部品を省略することができる。
以上説明した上下カム45及び前後カム46を備える組付ユニット4では、上下方向と前後方向とを別々のカムで駆動するため設計が容易である。また、組付作業内容の変更に対して、カム45、46のみを変更すればよく、カム軸43が片持ちであるためカバー402を取り外して容易に交換作業を行うことができる。さらに、複数の全ての組付ユニットで、カム45、46以外の部品を共通化することができるため、適用範囲の拡大に資することができる。
本発明の実施例の部品組付装置を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は左側面図である。 従来の汎用部品組付装置を説明する図である。 図1の実施例において、作業モジュールの連結状態を説明する図である。 図1の実施例において、オルダム継手の具体的構造を説明する図であり、(A)は凸溝をもつオルダム継手、(B)は凹溝をもつオルダム継手である。 従来の専用部品組付装置を説明する図である。 図1の実施例において、組付ユニットの内部構造を説明する図であり、(A)は左側面図、(B)は正面図である。 組付ユニットの各種構成例を説明する図であり、(A)は上下カム及び前後カムによる構成、(B)は上下カムのみによる構成、(C)は前後カムのみによる構成である。
符号の説明
1:部品組付装置
21〜26:第一〜第六の作業モジュール
3:部品供給ユニット
31:部品整列溝部 32:先端
4:組付ユニット
41:チャック 42:アーム 43:カム軸(被駆動部)
44:オルダム継手(動力伝達部) 49:凹溝をもつオルダム継手
5:作業テーブル
51:脚 52:天板
6:モータ(駆動手段)
61:取付板 62:出力軸 63:伝達機構
64:カム軸駆動部
7:コンベヤ装置(搬送手段)
71、72:ローラ 73:エンドレスベルト
90:従来の汎用部品組付装置
95:従来の専用部品組付装置
P:部品
W:ワーク

Claims (5)

  1. 部品供給ユニットと該部品供給ユニットから供給される部品を組み付ける組付ユニットとからなる複数の作業モジュールと、
    複数の該作業モジュールを固定可能とする作業テーブルと、
    該作業テーブルに固定された該作業モジュールを駆動する駆動手段と、
    該作業テーブルに固定された複数の該作業モジュールの一つから順次他の該作業モジュールにワークを搬送する搬送手段と、
    からなる部品組付装置であって、
    前記作業モジュールは、前記駆動手段によって直接または間接的に駆動される被駆動部と、他の該作業モジュールの該被駆動部に結合されて駆動力を伝達する動力伝達部とを有し、
    前記作業テーブルに固定された複数の該作業モジュールは、各該被駆動部及び該動力伝達部により連結され、該駆動手段によって駆動される、
    ことを特徴とする部品組付装置。
  2. 前記被駆動部は回転軸であり、前記動力伝達部は軸継手であって、複数の前記作業モジュールの連結数及び連結順序を自在とする請求項1に記載の部品組付装置。
  3. 前記軸継手は、略円柱形状の両端面に90°位相のずれた凸溝あるいは凹溝をもつオルダム継手である請求項2に記載の部品組付装置。
  4. 前記回転軸はカム軸であって、前記組付ユニットは該カム軸に設けられたカム機構により駆動される請求項2または3に記載の部品組付装置。
  5. 前記カム機構は、部品を把持及び解放するチャックを上下に駆動する上下カム及び/または該チャックを前後に駆動する前後カムをもつ請求項4に記載の部品組付装置。
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