JP2007151834A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発光器への印加電圧を制御して発光器の発光輝度を調整する従来の構成をLEDの輝度調整に用いると、LEDの輝度が安定しないという問題があった。
【解決手段】 LED類52の輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52を発光させる発光時期信号a〜dを選択し、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整することにより、行われる。つまり、輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作が輝度を高めるものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を長くし、ダイヤルスイッチ51の操作が輝度を低くするものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を短くして行われる。これにより、従来のようにLED類52に印加する電圧を調整することなく、LED類52に印加する電圧を一定に保ちつつ、LED類52の輝度調整を行うことが可能となる。
【選択図】 図2
【解決手段】 LED類52の輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52を発光させる発光時期信号a〜dを選択し、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整することにより、行われる。つまり、輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作が輝度を高めるものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を長くし、ダイヤルスイッチ51の操作が輝度を低くするものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を短くして行われる。これにより、従来のようにLED類52に印加する電圧を調整することなく、LED類52に印加する電圧を一定に保ちつつ、LED類52の輝度調整を行うことが可能となる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、発光器の発光輝度を調整する輝度調整手段を備えた遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、例えば、下記の特許文献1に開示されているパチンコ機がある。このパチンコ機の前面には、枠ランプ及び電飾ランプが発光器として設けられている。これらのランプは、上球受皿に設けられた輝度調整器の調整ツマミが横方向にスライド操作され、調整ツマミに連動した可変抵抗が変化して、印加電圧が調節されることにより、発光輝度が調整される。遊技場では、その遊技場の営業方針により、照明の明るさが異なっており、枠ランプ及び電飾ランプといった発光器をその明るさに応じた発光輝度に調整できることは、遊技者の疲労軽減となり、快適な状態で遊技を行うことが可能となるため、非常に好ましいものである。
特開平10−108940号公報(段落[0038]〜[0040]及び図7参照)
近年の遊技機は、発光器として発光ダイオードが広く用いられている。しかしながら、上記従来のパチンコ機における、発光器への印加電圧を制御して発光器の発光輝度を調整する構成を発光ダイオードの輝度調整に用いると、発光ダイオードに印加される電圧の変化により発光ダイオードの輝度が安定しない、という問題が従来あった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
発光ダイオードと、この発光ダイオードの発光輝度を調整する操作が行われる操作手段と、この操作手段に対する操作に応じて発光ダイオードの発光輝度を調整する輝度調整手段とを備える遊技機において、
輝度調整手段は、所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を調整して発光ダイオードの発光輝度を調整することを特徴とする。
発光ダイオードと、この発光ダイオードの発光輝度を調整する操作が行われる操作手段と、この操作手段に対する操作に応じて発光ダイオードの発光輝度を調整する輝度調整手段とを備える遊技機において、
輝度調整手段は、所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を調整して発光ダイオードの発光輝度を調整することを特徴とする。
この構成によれば、輝度調整手段は、操作手段に対する操作に応じて所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を調整して、発光ダイオードの発光輝度を調整する。つまり、輝度調整手段は、操作手段に対する操作が輝度を高めるものであれば、所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を長くし、操作手段に対する操作が輝度を低くするものであれば、所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を短くし、発光ダイオードの発光輝度を調整する。これにより、従来のように発光ダイオードに印加する電圧を調整することなく、発光ダイオードに印加する電圧を一定に保ちつつ、発光ダイオードの輝度調整を行うことが可能となる。このため、発光ダイオードの安定した輝度調整を行うことができる遊技機が提供される。
また、本発明は、輝度調整手段が、発光ダイオードの発光時期を決める所定デューティ比のパルス信号を出力する発光時期生成手段と、発光ダイオードの発光の許可を決める発光許可信号を出力する発光許可手段と、この発光許可手段によって発光ダイオードの発光を許可する電圧レベルの発光許可信号が出力されると共に、発光時期生成手段によって発光ダイオードの発光時期を示す電圧レベルのパルス信号が出力される期間、発光ダイオードを発光させる制御を行う発光制御手段とを備え、操作手段に対する操作に応じて発光時期生成手段が出力するパルス信号のデューティ比を可変することにより発光ダイオードの発光時間を調整することを特徴とする。
この構成によれば、発光時期生成手段は、操作手段に対する操作が発光ダイオードの輝度を高めるのであれば、パルス信号における発光ダイオードの発光時期を示す電圧レベルの時間を長くし、操作手段に対する操作が発光ダイオードの輝度を低くするものであれば、パルス信号における発光ダイオードの発光時期を示す電圧レベルの時間を短くする。発光制御手段は、発光許可手段から発光ダイオードの発光を許可する発光許可信号が出力されると共に、発光時期生成手段から発光ダイオードの発光時期を示す電圧レベルのパルス信号が出力される期間、発光ダイオードを発光させる制御を行い、所定時間当たりの発光ダイオードの発光時間を調整する。
また、本発明は、遊技状態を判定する遊技状態判定手段を備え、輝度調整手段は、この遊技状態判定手段によって所定の遊技状態が判定されたときに、発光ダイオードの発光時間を発光ダイオードの発光輝度が最大となる時間に調整することを特徴とする。
この構成によれば、スーパーリーチ遊技状態や大当たり遊技状態といった所定の遊技状態で発光ダイオードの発光輝度が最大となることにより、スーパーリーチ遊技状態や大当たり遊技状態といった所定の遊技状態を際立たせることが可能となる。このため、演出効果を向上させ、遊技に対する興趣を増すことができる遊技機が提供される。
このような本発明によれば、発光ダイオードの安定した輝度調整を行うことができる遊技機が提供される。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1の正面には遊技球であるパチンコ球を流下させる遊技盤2が設けられている。この遊技盤2の表面には、流下するパチンコ球の流下方向を変化させる多数の釘が植設されている。なお、同図においては一部の釘のみが記載されている。遊技盤2の下方には上皿3が設けられており、上皿3の下方右側には、レール4を介して遊技盤2へパチンコ球を打ち込む際に操作される発射ハンドル5が設けられている。また、遊技盤2の上方には枠上部飾り発光器6、遊技盤2の左右には電飾発光器8が設けられている。これら枠上部飾り発光器6および電飾発光器8は、多数のLED(発光ダイオード)を内蔵して構成されており、上皿3に設けられたダイヤル式のアナログスイッチであるダイヤルスイッチ51を操作することによって発光輝度が調整される。
遊技盤2の盤面中央には、特別図柄を識別情報として3列に変動表示する液晶表示装置からなる特別図柄表示装置10が設けられている。この特別図柄表示装置10の上方には、普通図柄を構成する緑色LEDおよび赤色LEDが左右に並設された普通図柄表示装置11が設けられている。普通図柄表示装置11の左右には4つのLEDからなる普通図柄始動記憶個数表示部13が設けられている。また、特別図柄表示装置10の下側には4つのLEDからなる特別図柄始動記憶個数表示部12が設けられており、特別図柄表示装置10の左右には普通図柄始動通過口を構成する通過ゲート14が設けられている。また、特別図柄表示装置10の下方には特別図柄始動入賞口を構成する普通電動役物15が設けられており、普通電動役物15の下方には大入賞口16、左右には一般入賞口17が設けられている。
また、上皿3の上方には、球貸しボタン7a、返却ボタン7b、選択ボタン7c、および決定ボタン7dが設けられている。球貸しボタン7aは、パチンコ球の貸し出しを受けるときに操作される。返却ボタン7bは、パチンコ球の貸し出しを受けた後にカードを返却させるときに操作される。選択ボタン7cは、特別図柄表示装置10に表示される情報項目を選択するときに操作される。決定ボタン7dは、特別図柄表示装置10に表示される情報項目を決定するときに操作される。
図2は、本発明のパチンコ機1の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は、主制御基板30に設けられた主制御回路、副制御基板40に設けられた副制御回路、枠制御基板60に設けられた払出・発射制御回路などから構成されている。主制御基板30は、遊技盤2におけるパチンコ遊技の進行に関する電気的制御を行う遊技制御基板であり、副制御基板40は、主制御基板30からの制御信号および遊技情報に基づいて、各種演出装置による遊技演出の電気的制御を行う演出制御基板である。枠制御基板60は、主制御基板30からの制御信号および遊技情報に基づいて、賞球および貸球の払い出しやパチンコ球の発射を制御する払出制御基板である。
主制御基板30には、メインCPU31や初期リセット回路32が実装されている。また、主制御基板30には、メインCPU31がパチンコ機1の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されたメインROM(リードオンリメモリ)33や、処理制御時にデータが一時的に記憶されるメインRAM(ランダムアクセスメモリ)34も実装されている。初期リセット回路32は、主制御基板30の主制御回路の起動時にメインROM33に記憶されているプログラムに従った遊技処理を開始させるリセット信号を発生する。メインCPU31には、後述する各種スイッチやソレノイド等の周辺装置との間で信号を授受するI/Oポート(入出力ポート)35、副制御基板40の副制御回路や枠制御基板60の払出・発射制御回路に制御信号や遊技情報を含んだコマンドを出力するコマンド出力ポート36が接続されている。I/Oポート35およびコマンド出力ポート36からは、メインCPU31から送出される制御信号や遊技情報が周辺装置や各基板40,60へシリアルに送信される。
また、主制御基板30には、上述した通過ゲート14の内側に設けられ、パチンコ球が通過ゲート14を通過するのを検出する通過ゲートスイッチ14sや、普通電動役物15に入賞したパチンコ球を検出する始動入賞口スイッチ15sが接続されている。また、大入賞口16に入賞したパチンコ球を検出するカウントスイッチ16s1、大入賞口16内部のVゾーンを通過したパチンコ球を検出するV・カウントスイッチ16s2、一般入賞口17へ入賞したパチンコ球を検出する一般入賞口スイッチ17sが接続されている。また、主制御基板30には、アクチュエータとして、普通電動役物15の球受入口を拡張する始動入賞口ソレノイド15v、大入賞口16の扉を開閉する大入賞口ソレノイド16v、および大入賞口16内部のVゾーンにパチンコ球が入賞した後にパチンコ球をVゾーン以外へ誘導するシーソーソレノイド18vなどが接続されている。また、主制御基板30には、バックアップクリアスイッチ基板が接続されている。バックアップクリアスイッチ基板には、バックアップクリアスイッチ19が実装されている。バックアップクリアスイッチ19は、主制御基板30の主制御回路を構成するメインRAM34、および枠制御基板60の払出発射制御回路を構成する図示しないRAMのバックアップ内容のクリアを指令するバックアップクリア信号を出力する。
上記各スイッチ14s,16s1,16s2,17s、および各アクチュエータ15v,16v,18vは、盤面中継基板80を介して主制御基板30に接続されている。各スイッチ14s,15s,16s1,16s2,17sがパチンコ球を検出すると、その検出信号は主制御基板30のメインCPU31に入力され、入力される検出信号に応じて、メインCPU31は上記各アクチュエータ15v,16v,18vをそれぞれ駆動制御する。
副制御基板40は、特別図柄表示装置(LCD)10に接続されており、LCD10に画像を表示させる画像表示制御を行う。また、副制御基板40は、ランプ類48,LED類52、およびスピーカ49に接続されており、遊技状態に応じてランプ類48,LED類52の発光を制御する電飾制御、およびスピーカ49から効果音を放音させる音制御を行う。LED類52は、枠上部飾り発光器6,電飾発光器8,普通図柄表示装置11,特別図柄始動記憶個数表示部12,普通図柄始動記憶個数表示部13等のLEDから構成される発光器を表している。また、ランプ類48は、遊技盤2におけるランプから構成される発光器を表している。LED類52は、ダイヤルスイッチ51の端子a〜dの中の何れか1つの端子に接続される。この副制御基板40には、サブCPU41、プログラムROM42、およびワークRAM43が実装されている。サブCPU41は、主制御基板30から受信したコマンドの解釈や、画像制御回路44、ランプ制御回路45、音声制御回路46、およびLEDドライバ50への制御指令を行う。プログラムROM42には、サブCPU41がLCD10や、ランプ類48,LED類52およびスピーカ49の各動作を処理制御するための制御プログラムが記憶格納されている。ワークRAM43は、サブCPU41が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
また、LCD10および画像制御回路44、ランプ類48およびランプ制御回路45、スピーカ49および音声制御回路46、並びにLED類52およびLEDドライバ50は、後述する各演出態様(図4(b)参照)に対応した演出を実行する。つまり、画像制御回路44は、サブCPU41からの制御指令に応じてLCD10に表示するための画像データを生成する。メインCPU31は、普通電動役物15へパチンコ球が入賞して始動入賞が発生すると大当り判定を行う。副制御回路は、この大当り判定の結果に対応する態様でLCD10に特別図柄を順次停止表示させ、左図柄と右図柄とが同一図柄で揃って停止表示されるリーチ状態になると、LCD10に特別図柄および演出画を用いてリーチ演出を行う。ランプ制御回路45は、サブCPU41からの駆動信号により、パチンコ機1の遊技状態に応じてランプ類48の発光を制御する。音声制御回路46は、サブCPU41からの駆動信号により、スピーカ49を制御する。
LEDドライバ50は、サブCPU41とシリアルに接続され、サブCPU41からの駆動信号により、LED類52の発光を制御する発光時期信号として異なるデューティ比のパルス信号をダイヤルスイッチ51の各端子a〜dへ出力する。LEDドライバ50は、例えば、端子aには図3(a)に示すデューティ比の発光時期信号a、端子bには同図(b)に示すデューティ比の発光時期信号b、端子cには同図(c)に示すデューティ比の発光時期信号c、端子dには同図(d)に示すデューティ比の発光時期信号dを出力する。この発光時期信号は、ダイヤルスイッチ51の操作により、端子a〜dの中の何れか1つの端子に与えられているものが選択されて、LED類52へ出力される。LED類52は、出力されたこの発光時期信号によって発光制御され、発光時期信号の電圧レベルがHigh(ハイ)レベルのときに電流が流れて点灯し、発光時期信号の電圧レベルがLow(ロウ)レベルのときに電流が流れずに消灯する。
ダイヤルスイッチ51は、LED類52の発光輝度を調整する操作が行われる操作手段を構成している。また、サブCPU41およびLEDドライバ50は、ダイヤルスイッチ51に対する操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する輝度調整手段を構成しており、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整してLED類52の発光輝度を調整する。またメインCPU31およびサブCPU41は、遊技状態を判定する遊技状態判定手段を構成しており、スーパーリーチ遊技状態や大当たり遊技状態を所定の遊技状態として判定する。
枠制御基板60には、払出・発射制御回路および電源回路61が実装されており、賞球および貸球を払い出す払出装置63、および発射ハンドル5の操作に応じて駆動される発射装置64が接続されている。払出・発射制御回路は、各種入賞に応じて主制御基板30から出力される払出コマンドに応じて払出装置63を駆動制御して賞球を払い出させると共に、遊技者による発射ハンドル5の操作に応じて発射装置64を駆動制御し、パチンコ球を遊技盤2へ発射させる。また、電源回路61は、各基板30,40,60に構成された回路等に電源を供給する。
また、枠制御基板60には、パチンコ球の球貸しを要求するカードユニット65が接続されており、このカードユニット65には、前述した球貸しボタン7aおよび返却ボタン7bを備えた球貸し操作パネル66が接続されている。カードユニット65は、球貸しボタン7aおよび返却ボタン7bの操作に応じて枠制御基板60の払出・発射制御回路との間で通信を行う。払出・発射制御回路は、パチンコ球の球貸し要求に応じてカードユニット65から出力される信号に応じて払出装置63を駆動制御して貸球を払い出させる。
図4(a)は、主制御基板30に設けられたメインROM33に格納されている、後述する特別図柄記憶チェック処理(図9参照)で用いられる変動パターンテーブル、同図(b)は、副制御基板40に設けられたプログラムROM42に格納されている、後述するコマンド解析制御処理(図14参照)で用いられる変動演出決定テーブルを示している。
同図(a)に示す変動パターンテーブルには、大当り判定処理(図9,S64参照)の判定結果に応じて、特別図柄の変動パターンの種類を示す変動パターン番号(“h0”〜“h7”)と、各変動パターン番号に応じた変動時間(“T1”〜“T8”)とがそれぞれ対応づけられて記憶されている。
大当り判定処理で「ハズレ」と判定された場合、“h0”〜“h3”の中から変動パターン番号が抽選され、この抽選された変動パターン番号に応じた変動時間(“T1”〜“T4”)の間、抽選された変動パターン番号に応じた態様で特別図柄表示装置10において特別図柄の変動表示が行われる。また、大当り判定処理で「大当り」と判定された場合、“h4”〜“h7”の中から変動パターン番号が抽選され、この抽選された変動パターン番号に応じた変動時間(“T5”〜“T8”)の間、抽選された変動パターン番号に応じた態様で特別図柄表示装置10において特別図柄の変動表示が行われる。なお、本実施形態においては、特別図柄表示装置10における特別図柄の変動時間“T1”〜“T8”は、“T1”,“T2”,“T3”,“T4”,“T5”,“T6”,“T7”,“T8”の順に変動時間が長くなるように設定されている。
また、同図(b)に示す変動演出決定テーブルには、「陸演出モード」および「海演出モード」の各演出モード毎に、主制御基板30から受信した受信変動パターン(“h0”〜“h7”)と、これら各受信変動パターンに応じた変動演出パターンとがそれぞれ対応づけられて記憶されている。「陸演出モード」は、ワークRAM43に記憶されている演出モードフラグに値(00)がセットされているときの演出モードであり、「海演出モード」は、ワークRAM43に記憶されている演出モードフラグに値(01)がセットされているときの演出モードである。
「陸演出モード」では、受信変動パターンが“h0”であるときには、通常変動演出パターンである「陸演出1」もしくは「陸演出2」のいずれかの演出が行われる。また、受信変動パターンが“h1”であるときにはノーマルリーチ演出パターンである「陸演出3」もしくは「陸演出4」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h2”であるときにはスーパーリーチA演出パターンである「陸演出5」もしくは「陸演出6」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h3”であるときにはスーパーリーチB演出パターンである「陸演出7」もしくは「陸演出8」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h4”であるときにはノーマルリーチ演出パターンである「陸演出9」もしくは「陸演出10」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h5”であるときにはスーパーリーチA演出パターンである「陸演出11」もしくは「陸演出12」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h6”であるときにはスーパーリーチB演出パターンである「陸演出13」もしくは「陸演出14」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h7”であるときにはプレミアリーチ演出パターンである「陸演出15」もしくは「陸演出16」のいずれかの演出がそれぞれ行なわれる。
また、「海演出モード」では、受信変動パターンが“h0”であるときには、通常変動演出パターンである「海演出1」もしくは「海演出2」のいずれかの演出が行われる。また、受信変動パターンが“h1”であるときにはノーマルリーチ演出パターンである「海演出3」もしくは「海演出4」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h2”であるときにはスーパーリーチA演出パターンである「海演出5」もしくは「海演出6」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h3”であるときにはスーパーリーチB演出パターンである「海演出7」もしくは「海演出8」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h4”であるときにはノーマルリーチ演出パターンである「海演出9」もしくは「海演出10」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h5”であるときにはスーパーリーチA演出パターンである「海演出11」もしくは「海演出12」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h6”であるときにはスーパーリーチB演出パターンである「海演出13」もしくは「海演出14」のいずれかの演出、受信変動パターンが“h7”であるときにはプレミアリーチ演出パターンである「海演出15」もしくは「海演出16」のいずれかの演出がそれぞれ行なわれる。
次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作の処理について説明する。
図5は、本実施形態によるパチンコ機1の主制御基板30の主制御回路で行われるメイン処理の概略を示すフローチャートである。
パチンコ機1の電源が投入されると、まず始めに、メインCPU31の動作の初期設定処理が行われる(図5,ステップ(以下Sと記す)1参照)。この初期設定処理では、メインRAM34のアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域の初期化等の処理が実行される。続いて、特別図柄制御処理(S2)および普通図柄制御処理(S3)が実行される。S2の特別図柄制御処理では、後述するように、特別図柄表示装置10で行われる特別図柄ゲームの進行処理が、制御状態フラグの値に応じて行われる。また、S3の普通図柄制御処理では、普通図柄表示装置11で行われる普通図柄ゲームの進行処理が、制御状態フラグの値に応じて行われる。S3の処理が行われた後、処理はS2に戻る。このように、メイン処理においては、S1の初期設定処理が終了した後、S2およびS3の処理が繰り返し実行される。
また、メインCPU31は、上記のメイン処理を実行している間、図示しないシステムリセット回路から所定の周期(例えば2[msec])毎に発生されるクロックパルスに応じて、システムタイマ割込処理を実行する。
図6は、主制御基板30のメインCPU31によって行われる上記のシステムタイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。
システムタイマ割込処理では、最初に、メインCPU31は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ等の各カウンタ値を“1”増加させる乱数更新処理を実行する(図6,S11参照)。大当り判定用乱数カウンタは、後述する大当り判定処理(図9,S64参照)において大当り遊技を行うか否かを決定する際にメインCPU31によって参照されるカウンタである。また、大当り図柄決定用乱数カウンタは、後述する特別図柄決定処理(図9,S65参照)において、変動表示を停止させたときに特別図柄表示装置10に表示させる特別図柄を決定する際にメインCPU31によって参照されるカウンタである。大当り判定用乱数カウンタおよび大当り図柄決定用乱数カウンタは、いずれもメインRAM34に格納されている。
次に、メインCPU31は、入力信号処理を行う(S12)。この入力信号処理では、メインCPU31は、上述した各スイッチ14s,15s,16s1,16s2,17sから出力される検出信号に基づいて、通過ゲート13をパチンコ球が通過したか否かを検出する処理、および普通電動役物15や大入賞口16、一般入賞口17などにパチンコ球が入賞したか否かを検出する処理を行う。メインCPU31は、これらの処理においてパチンコ球が入賞したことを検出すると、賞球を払い出す払出コマンドをメインRAM34の所定領域に記憶する。この払出コマンドは、払出処理(S16)で枠制御基板60の払出・発射制御回路へ送信される。続いて、メインCPU31は、主制御基板30の主制御回路と副制御基板40の副制御回路との同期をとるための待ち時間タイマ(t)や、大入賞口開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(S13)。次に、各種の変数に基づいてソレノイド15v,16v,18vなどを駆動制御するための信号を出力する出力処理を実行する(S14)。
S14の処理が終了した後、メインCPU31は、コマンド出力処理を実行する(S15)。この処理では、メインCPU31は、メインRAM34に記憶されている各種のコマンドを副制御基板40の副制御回路へ送信する。これらのコマンドとしては、特別図柄表示装置10に表示される特別図柄の種類を示す特別図柄コマンド、特別図柄の変動表示パターンを示す変動パターンコマンド、特別図柄の変動表示を停止させる変動表示停止コマンドなどが含まれる。次に、メインCPU31は、払出装置63に賞球の払い出しを行わせるための払出コマンドを枠制御基板60の払出・発射制御回路へ送信する払出処理を実行する(S16)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行する。
次に、図7を参照して、図5,S2でメインCPU31によって行われる特別図柄制御処理について説明する。なお、同図において、S42からS50の側方に描いた数値は、それらの処理に対応する制御状態フラグの内容を示し、その制御状態フラグの数値に対応する処理が実行され、特別図柄ゲームが進行することとなる。
この特別図柄制御処理では、最初に、メインCPU31は、制御状態フラグをロードして読み出す(図7,S41参照)。なお、後述するS42からS50において、メインCPU31は、後述するように、制御状態フラグの値に基づいて、各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この制御状態フラグは、特別図柄ゲームの遊技の状態を示すものであり、S42からS50における処理のいずれかを実行可能にするものである。また、それに加えて、メインCPU31は、各処理に対して設定された待ち時間タイマ(t)等に応じて決定される所定のタイミングで各処理を実行する。なお、この所定のタイミングに至る前においては、各処理を実行することなく終了することとなり、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。
S42においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。詳しくは図9を用いて後述するが、この処理では、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、普通電動役物15に入賞したパチンコ球の保留個数のチェックを行い、保留個数がある場合に、大当り判定、停止表示させる特別図柄、および特別図柄の変動パターン等の決定を行う。そして、メインCPU31は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットし、今回の処理で決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマ(t)にセットする。そして、待ち時間タイマ(t)にセットされた変動時間が経過すると、S43に処理を移す。
S43においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。詳しくは図10を用いて後述するが、この処理では、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であり、変動時間が経過した場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットし、変動確定後待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマ(t)にセットする。そして、待ち時間タイマ(t)にセットした変動確定後待ち時間が経過すると、S44に処理を移す。
S44においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。詳しくは図11を用いて後述するが、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であり、変動確定後待ち時間が経過した場合に、大当りか否かを判断する。メインCPU31は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマ(t)にセットする。そして、待ち時間タイマ(t)にセットした大当り開始インターバルに対応する時間が経過すると、S45に処理を移す。また、メインCPU31は、大当りではない場合には、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットして、S50に処理を移す。
S45においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、その大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口16を開放させるために、メインROM33から読み出されたデータに基づいて、メインRAM34に位置付けられた変数を更新する。そして、メインCPU31は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットしてS47の処理を実行するように設定するとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットし、大入賞口開放回数カウンタに初期値である“1”をセットする。そして、メインCPU31は、ラウンド数を示すデータおよび大入賞口16が開放中である旨を示す大入賞口開放中コマンドを、メインRAM34の所定領域にセットする。これによって、大入賞口開放中コマンドは、主制御基板30のメインCPU31から副制御基板40のサブCPU41に送信される。これによって、副制御基板40の副制御回路においても、ラウンド数や大入賞口16の状態が認識される。この処理が終了した場合には、S47に処理を移す。
S46においては、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口開放回数カウンタを“1”増加するように記憶更新する。そして、メインCPU31は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットしてS47の処理を実行するように設定するとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。この処理が終了した場合には、S47に処理を移す。
S47においては、大入賞口開放中処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)である場合に、大入賞口16に入賞したパチンコ球の数を計数する大入賞口入賞カウンタが“10”以上であるという条件、または、大入賞口16の開放上限時間を経過した(大入賞口開放時間タイマが“0”である)という条件のいずれかを満たすか否かを判別する。メインCPU31は、いずれかの条件を満たした場合に、大入賞口16を閉鎖させるために、メインRAM34に位置付けられた変数を更新する。そして、メインCPU31は、大入賞口内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットして、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマ(t)にセットする。つまり、大入賞口内残留球監視時間が経過した後、S48の処理を実行するように設定する。なお、メインCPU31は、上記のいずれの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行しない。S47の処理が終了した場合には、S48に処理を移す。
S48においては、大入賞口内残留球監視処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間が経過した場合に、大入賞口16における特定領域(Vゾーン)をパチンコ球が通過しなかったという条件、または、大入賞口開放回数カウンタが大入賞口開放回数最大値以上である(最終ラウンドである)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU31は、いずれかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した後、S49の処理を実行するように設定する。一方、メインCPU31は、いずれの条件も満たさない場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。この場合、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した後、S46の処理を実行するように設定する。
S49においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットしてS50の処理を実行するように設定する。そして、メインCPU31は、大当り図柄が確変図柄である場合には、遊技状態を確率変動状態に移行させる制御を行う。この処理が終了した場合には、S50に処理を移す。
S50においては、特別図柄ゲーム終了処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、特別図柄始動記憶個数表示部12に示される普通電役入賞カウンタの値(保留個数)を“1”減少するように記憶更新する。また、メインCPU31は、保留個数が“1”減少する旨の始動記憶数指定コマンドを示すデータを、メインRAM34の所定の記憶領域にセットする。セットされた始動記憶数指定コマンドは、主制御基板30のメインCPU31から副制御基板40のサブCPU41に送信される。これによって、副制御基板40の副制御回路においても、保留個数が“1”減少した旨が認識される。そして、メインCPU31は、次回の変動表示を行うために、特別図柄記憶領域の更新を行い、制御状態フラグに特別図柄記憶チェックを示す値(00)をセットして、S42の処理を実行するように設定する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
上述したように制御状態フラグをセットすることにより、特別図柄表示装置10において特別図柄ゲームが実行されることとなる。具体的には、メインCPU31は、図8に示すように、大当り判定の結果がハズレで大当り遊技状態にならないときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“08”と順にセットすることにより、図7に示すS42、S43、S44、S50の処理を所定のタイミングで実行することとなる。また、メインCPU31は、大当り判定の結果が大当りで大当り遊技状態になるときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“03”と順にセットすることにより、図7に示すS42、S43、S44、S45の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態への制御を実行することとなる。更には、メインCPU31は、大当り遊技状態への制御が実行された場合には、制御状態フラグを“04”、“05”、“06”と順にセットすることにより、図7に示すS47、S48、S46の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技を実行することとなる。なお、大当り遊技が実行されている場合において、大当り遊技状態の終了条件が成立した場合には、制御状態フラグを“04”、“05”、“07”、“08”と順にセットすることにより、図7に示すS47からS50の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態を終了することとなる。なお、この大当り遊技状態の終了条件は、所定の時間が経過するまでに大入賞口16の特定領域へのパチンコ球の通過がなかったこと(いわゆる「パンク」)、または、大当りラウンド最大継続数(上限ラウンド数、例えば、本実施形態においては15ラウンド)が終了したことである。
図9は、上述した特別図柄制御処理のS42において行われる特別図柄記憶チェック処理の詳細を示すフローチャートである。
この特別図柄記憶チェック処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かを判別する(図9,S61参照)。この判別が“No”である場合、特別図柄記憶チェック処理は終了する。一方、S61の判別が“Yes”である場合、続いてメインCPU31は、メインRAM34の普通電役入賞カウンタの値を読み出して、普通電動役物15に入賞したパチンコ球の保留個数が“0”であるか否かを判別する(S62)。この判別が“Yes”である場合、特別図柄記憶チェック処理は終了する。一方、S62の判別が“No”である場合、メインCPU31は、制御状態フラグに特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットし(S63)、続いて、大当り判定処理を行う(S64)。大当り判定処理では、大当り判定用乱数カウンタの値を読み出して大当り遊技を実行するか否かを決定する大当り抽選を行い、この抽選に当選したか否かの判定を行う。
続いて、メインCPU31は特別図柄決定処理を行う(S65)。特別図柄決定処理では、メインCPU31は、大当り図柄決定用乱数カウンタの値を読み出し、大当り抽選の結果に基づいて図柄停止表示処理(図10,S74参照)で停止表示させる特別図柄を決定する。続いて、メインCPU31は、変動パターン決定処理を行う(S66)。変動パターン決定処理では、変動パターンテーブル(図4(a)参照)を参照して、大当り抽選の結果に基づいて、特別図柄の変動パターン番号(“h0”〜“h7”)および変動時間(“T1”〜“T8”)を決定する。続いて、この変動パターン決定処理で決定した変動時間を待ち時間タイマ(t)にセットする(S67)。S67の処理が終了すると、メインCPU31は、今回の変動パターンの決定に際して用いられたメインRAM34の記憶領域をクリアして(S68)、特別図柄記憶チェック処理を終了する。
図10は、上述した特別図柄制御処理のS43において行われる特別図柄変動時間管理処理の詳細を示すフローチャートである。
この特別図柄変動時間管理処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かを判別する(図10,S71参照)。この判別が“No”である場合、そのまま特別図柄変動時間管理処理を終了する。
一方、S71の判別が“Yes”である場合、メインCPU31は、図9,S67でセットした待ち時間タイマ(t)の値が“0”になったか否か、すなわち、特別図柄の変動表示が開始されてから、変動パターン決定処理(図9,S66)で決定した変動時間が経過したか否かを判別する(S72)。待ち時間タイマ(t)の値が“0”でなくてこの判別が“No”である場合、特別図柄変動時間管理処理は終了する。一方、待ち時間タイマ(t)の値が“0”であってS72の判別が“Yes”である場合、メインCPU31は、図柄確定停止表示処理を行い、特別図柄表示装置10に変動表示されている特別図柄を、特別図柄決定処理(図9,S65参照)で決定された態様で停止表示させる(S73)。続いて、メインCPU31は、制御状態フラグに特別図柄表示時間管理を示す値(02)をセットする(S74)。続いて、変動確定後待ち時間を待ち時間タイマ(t)にセットして(S75)、特別図柄変動時間管理処理を終了する。
図11は、上述した特別図柄制御処理のS44において行われる特別図柄表示時間管理処理の詳細を示すフローチャートである。
この特別図柄表示時間管理処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かを判別する(図11,S91参照)。この判別が“No”である場合、そのまま特別図柄表示時間管理処理を終了する。一方、S91の判別が“Yes”である場合、メインCPU31は、図10,S75でセットした待ち時間タイマ(t)の値が“0”であるか否かを判別する(S92)。この判別が“No”である場合、そのまま特別図柄表示時間管理処理を終了する。一方、S92の判別が“Yes”である場合、メインCPU31は、大当り判定処理(図9,S64)において大当り抽選に当選したと判定されたか否かを判別する(S93)。この判別が“Yes”である場合、メインCPU31は、制御状態フラグに大当り開始インターバル管理を示す値(03)をセットし(S94)、続いて、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマ(t)にセットする(S95)。一方、S93の判別が“No”である場合、メインCPU31は、制御状態フラグに特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする(S96)。S95またはS96の処理が行われると、特別図柄表示時間管理処理は終了する。
図12は、本実施形態によるパチンコ機1の副制御基板40の副制御回路で行われるメイン処理の概略を示すフローチャートである。
パチンコ機1の電源が投入されると、まず始めに、サブCPU41の動作の初期化処理が行われる(図12,S101参照)。この初期化処理では、ワークRAM43のアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域の初期化等の処理が実行される。引き続いて、サブCPU41は、乱数更新処理を行う(S102)。この乱数更新処理では、後述するコマンド解析制御処理において特別図柄の演出表示パターンを決定する際(図14,S124参照)に用いられる乱数などの更新が行われる。続いて、後述するコマンド解析制御処理を行い(S103)、その後、特別図柄表示装置10に特別図柄を順次停止表示させる表示制御処理を行う(S104)。続いて、サブCPU41は、音制御処理(S105)、ランプ制御処理(S106)およびLED制御処理(S107)を行う。音制御処理、ランプ制御処理およびLED制御処理では、ワークRAM43に記憶された演出データに基づいて、ランプ制御回路45、音声制御回路46およびLEDドライバ50を駆動し、ランプ類48、LED類52の発光およびスピーカ49からの出音を制御する。S107の処理が行われた後、処理はS102に戻る。このように、副制御回路で行われるメイン処理においても、図5に示す主制御回路で行われるメイン処理と同様、S101の初期化処理が終了した後、S102〜S107の処理が繰り返し実行される。
図13は、図12に示すメイン処理が実行されている間、副制御基板40の副制御回路でコマンドの受信を契機に行われるコマンド受信割込処理の概略を示すフローチャートである。
コマンド受信割込処理では、まず、サブCPU41は、レジスタに格納されているデータをワークRAM43の作業領域に一旦退避させる(図13,S111参照)。続いて、サブCPU41は、主制御基板30から特別図柄コマンドや変動パターンコマンドなどの各種コマンドをワークRAM43の受信バッファ領域へ格納する(S112)。続いて、サブCPU41は、S111でワークRAM43の作業領域に退避させたデータをレジスタに復帰させ(S113)、コマンド受信割込処理を終了する。
図14は、図12に示すコマンド解析制御処理の詳細を示すフローチャートである。
コマンド解析制御処理では、まず、サブCPU41は、ワークRAM43の受信バッファ領域を参照して、主制御基板30からコマンドを受信したか否かを判別する(図14,S120参照)。コマンドを受信していなくてこの判別が“No”である場合、コマンド解析制御処理を終了する。一方、コマンドを受信していてこの判別が“Yes”である場合、続いて図柄コマンドを受信したか否かを判別する(S121)。図柄コマンドを受信していてこの判別が“Yes”である場合、続いて特別図柄決定処理を行う(S122)。特別図柄決定処理では、サブCPU41は、特別図柄表示装置10に停止表示させる特別図柄を決定し、その後、コマンド解析制御処理を終了する。一方、図柄コマンドを受信していなくてS121の判別が“No”である場合、サブCPU41は、ワークRAM43の受信バッファ領域を参照して、主制御基板30から変動パターンコマンドを受信したか否かを判別する(S123)。この判別が“Yes”である場合、サブCPU41は、現在の演出モードおよび受信した変動パターンコマンドに基づき、変動演出決定テーブル(図4(b)参照)を参照して、変動演出パターン(陸演出1〜16,海演出1〜16)の中からいずれかの演出表示パターンを決定する(S124)。続いて、決定した演出表示パターンをワークRAM43の作業領域にセットし(S125)、決定した演出表示パターンに対応する各図柄停止タイマをワークRAM43の作業領域にセットして(S126)、各図柄停止タイマに初期値をセットする。その後、サブCPU41は、特別図柄が変動表示中であることを示す値(01)を変動中フラグにセットして(S127)、コマンド解析制御処理を終了する。
また、上記のS123の判別が“No”である場合、サブCPU41は、ワークRAM43の受信バッファ領域を参照して、主制御基板30から図柄確定コマンドを受信したか否かを判別する(S128)。図柄確定コマンドは、特別図柄表示装置10に変動表示される特別図柄の変動表示の開始から変動時間が経過したことを通知するコマンドであり、メインCPU31とサブCPU41との間で処理の同期をとるために主制御基板30から送信されるものである。図柄確定コマンドを受信したときには、特別図柄表示装置10における特別図柄の変動表示は終了している。従って、S128の判別が“Yes”である場合には、サブCPU41は、次回の特別図柄の変動表示に備えるために、S125でワークRAM43にセットした演出表示パターンをクリアし(S129)、特別図柄が変動表示中でないことを示す値(00)を変動中フラグにセットして(S130)、コマンド解析制御処理を終了する。
一方、S128の判別が“No”で、図柄コマンド,変動パターンコマンドおよび図柄確定コマンド以外の他のコマンドを主制御基板30から受信している場合、サブCPU41は、受信したコマンドに対応する処理を実行して(S131)、コマンド解析制御処理を終了する。
このような第1の実施形態によるパチンコ機1によれば、上述したように、LED類52の輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52を発光させる発光時期信号a〜dを選択し、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整することにより、行われる。つまり、輝度調整は、ダイヤルスイッチ51の操作がハイレベルの電圧レベルが長いデューティ比の発光時期信号を選択するもので、輝度を高めるものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を長くし、ダイヤルスイッチ51の操作がハイレベルの電圧レベルが短いデューティ比の発光時期信号を選択するもので、輝度を低くするものであれば、所定時間当たりのLED類52の発光時間を短くして行われる。これにより、従来のようにLED類52に印加する電圧を調整することなく、LED類52に印加する電圧を一定に保ちつつ、LED類52の輝度調整を行うことが可能となる。このため、LED類52の安定した輝度調整を行うことができるパチンコ機1が提供される。
次に、本発明の第2の実施形態による遊技機を上述したパチンコ機1に適用した場合について説明する。
この第2の実施形態によるパチンコ機は、副制御基板40に形成された副制御回路およびこれに接続される操作手段の構成が上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と相違しており、その他の構成は上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同じである。
図15は、この第2の実施形態によるパチンコ機における副制御基板40の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
上述した第1の実施形態によるパチンコ機1では、サブCPU41およびLEDドライバ50からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整したが、この第2の実施形態においては、サブCPU41,ドライバ53,パルス発生回路54,およびAND回路55からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するボリュームスイッチ56の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する。
発光許可手段を構成するドライバ53は、サブCPU41に接続されており、サブCPU41からの制御信号に従い、LED類52の発光の許可を決める発光許可信号をAND回路55へ出力する。発光時期生成手段を構成するパルス発生回路54は、例えば上皿3などに設けられるボリュームスイッチ56に接続されており、ボリュームスイッチ56から入力される電圧値に従い、LED類52の発光時期を決める所定デューティ比のパルス信号をAND回路55へ出力する。発光制御手段を構成するAND回路55は、ドライバ53によってLED類52の発光を許可する電圧レベルの発光許可信号が出力されると共に、パルス発生回路54によってLED類52の発光時期を示す電圧レベルのパルス信号が出力される期間、LED類52を発光させる制御を行う。第2の実施形態における輝度調整手段は、この発光制御により、ボリュームスイッチ56に対する操作に応じて、パルス発生回路54が出力するパルス信号のデューティ比を可変し、LED類52の発光時間を調整し、LED類52の発光輝度を調整する。
例えば、ドライバ53は、サブCPU41からの制御信号に従って図16(a)に示す発光許可信号をAND回路55へ出力する。パルス発生回路54は、ボリュームスイッチ56から入力される電圧値に従い、例えば、同図(b)〜(e)に示すデューティ比のパルス信号を発光時期信号a〜dとして、AND回路55へ出力する。AND回路55は、ドライバ53によってLED類52の発光を許可する電圧レベルがハイレベルの発光許可信号が出力されると共に、パルス発生回路54によってLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルのパルス信号が出力される期間、ハイレベル信号を出力し、LED類52を発光させる制御を行う。例えば、パルス発生回路54が同図(c)に示すデューティ比のパルス信号を出力している場合には、AND回路55は、ドライバ53から出力される同図(a)に示す発光許可信号と、パルス発生回路54から出力される同図(c)に示す発光時期信号cとの論理積を演算し、同図(f)に示すデューティ比のパルス信号を発光制御信号としてLED類52へ出力する。LED類52は、この発光制御信号の電圧レベルがハイレベルの期間、電流が流れて発光する。そして、発光している時間に応じた輝度で、LED類52は発光する。
このような第2の実施形態によるパチンコ機によれば、パルス発生回路54は、ボリュームスイッチ56に対する操作がLED類52の輝度を高めるのであれば、発光時期信号におけるLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの時間を長くし、ボリュームスイッチ56に対する操作がLED類52の輝度を低くするものであれば、発光時期信号におけるLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの時間を短くする。AND回路55は、ドライバ53からLED類52の発光を許可する電圧レベルがハイレベルの発光許可信号が出力されると共に、パルス発生回路54からLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの発光時期信号が出力される期間、LED類52を発光させる制御を行い、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整して、発光輝度を調整する。
従って、この第2の実施形態によるパチンコ機においても、上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同様な作用効果が奏される。
次に、本発明の第3の実施形態による遊技機を上述したパチンコ機1に適用した場合について説明する。
この第3の実施形態によるパチンコ機も、副制御基板40に形成された副制御回路およびこれに接続される操作手段の構成が上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と相違しており、その他の構成は上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同じである。
図17は、この第3の実施形態によるパチンコ機における副制御基板40の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
上述した第1の実施形態によるパチンコ機1では、サブCPU41およびLEDドライバ50からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整したが、この第3の実施形態においては、サブCPU41,ドライバ53,タイミング回路57,およびAND回路55からなる輝度調整手段が、操作手段を構成する輝度切替スイッチ58の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する。
輝度切替スイッチ58は、サブCPU41に接続されており、LED類52の発光輝度を調整する操作が行われる。発光許可手段を構成するドライバ53は、上述した第2の実施形態と同様、サブCPU41に接続されており、サブCPU41からの制御信号に従い、LED類52の発光の許可を決める発光許可信号、例えば図18(a)に示す発光許可信号をAND回路55へ出力する。発光時期生成手段を構成するタイミング回路57は、サブCPU41に接続されており、サブCPU41から割込信号1および割込信号2を入力して、LED類52の発光時期を決める所定デューティ比のパルス信号を発光時期信号としてAND回路55へ出力する。
例えば、サブCPU41は、割込信号1として、図18(b)に示す出力タイミングが常に一定の割込信号1を出力し、割込信号2として、輝度切替スイッチ58の操作に応じ、割込信号1を出力してから所定時間後に、同図(c),同図(d),同図(e)に示す割込信号2−1,割込信号2−2,割込信号2−3の何れかを出力する。タイミング回路57は、割込信号2が入力されるタイミングで、出力する発光時期信号の電圧レベルをハイレベルにし、割込信号1が入力されるタイミングで、出力する発光時期信号の電圧レベルをロウレベルにする。例えば、サブCPU41が輝度切替スイッチ58の操作に応じて割込信号2として同図(d)に示す割込信号2−2を出力している場合には、タイミング回路57は、同図(f)に示す発光時期信号のように、割込信号2−2が入力されるタイミングで出力する発光時期信号の電圧レベルをハイレベルにし、割込信号1が入力されるタイミングで出力する発光時期信号の電圧レベルをロウレベルにする。
AND回路55は、ドライバ53によってLED類52の発光を許可する電圧レベルがハイレベルの発光許可信号が出力されると共に、タイミング回路57によってLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルのパルス信号が出力される期間、ハイレベル信号を出力し、LED類52を発光させる制御を行う。例えば、タイミング回路57が同図(f)に示すデューティ比のパルス信号を発光時期信号として出力している場合には、AND回路55は、ドライバ53から出力される同図(a)に示す発光許可信号と、タイミング回路57から出力される同図(f)に示す発光時期信号との論理積を演算し、同図(g)に示すデューティ比のパルス信号を発光制御信号としてLED類52へ出力する。LED類52は、この発光制御信号の電圧レベルがハイレベルの期間、電流が流れて発光する。そして、発光している時間に応じた輝度で、LED類52は発光する。
このような第3の実施形態によるパチンコ機によれば、タイミング回路57は、輝度切替スイッチ58に対する操作が割込信号2−1といった割込信号2を発生させるLED類52の輝度を高めるのであれば、発光時期信号におけるLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの時間を長くし、輝度切替スイッチ58に対する操作が割込信号2−3といった割込信号2を発生させるLED類52の輝度を低くするものであれば、発光時期信号におけるLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの時間を短くする。AND回路55は、ドライバ53からLED類52の発光を許可する電圧レベルがハイレベルの発光許可信号が出力されると共に、タイミング回路57からLED類52の発光時期を示す電圧レベルがハイレベルの発光時期信号が出力される期間、LED類52を発光させる制御を行い、所定時間当たりのLED類52の発光時間を調整して、発光輝度を調整する。
従って、この第3の実施形態によるパチンコ機においても、上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同様な作用効果が奏される。
なお、この第3の実施形態においては、輝度切替スイッチ58に対する操作によって割込信号2の出力タイミングを調整するように構成したが、これに限定されるものではない。例えば、演出用のLCD10に、割込信号2の出力タイミングを決定する表示を行い、この表示に従って演出ボタン等を操作することにより、割込信号2の出力タイミングを調整するように構成してもよい。
次に、本発明の第4の実施形態による遊技機を上述したパチンコ機1に適用した場合について説明する。
この第4の実施形態によるパチンコ機も、副制御基板40に形成された副制御回路およびこれに接続される操作手段の構成が上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と相違しており、その他の構成は上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同じである。
図19は、この第4の実施形態によるパチンコ機における副制御基板40の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
上述した第1の実施形態によるパチンコ機1では、サブCPU41およびLEDドライバ50からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整したが、この第4の実施形態においては、サブCPU41からなる輝度調整手段が、操作手段を構成する輝度切替スイッチ58の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する。
サブCPU41は、タイマを内蔵しており、LED類52および輝度切替スイッチ58に直接接続されている。サブCPU41に内蔵されたタイマは、LED類52の発光時期を決める周期信号を生成する。この内蔵タイマが生成する周期信号の周期は、輝度切替スイッチ58に対する操作によって可変される。サブCPU41は、輝度切替スイッチ58に対する操作によって選択された内蔵タイマの周期信号に基づいて、LED類52の発光時期を決めるデューティ比のパルス信号を発光時期信号として生成し、生成した発光時期信号をLED類52へパラレルに出力する。LED類52は、サブCPU41から、LED類52を点灯させる電圧レベルの発光時期信号が入力されと、電流が流れて発光し、また、LED類52を消灯させる電圧レベルの発光時期信号が入力されと、電流が流れなくって消灯する。
従って、輝度切替スイッチ58の操作によってサブCPU41に内蔵されたタイマの周期信号を調整し、サブCPU41からLED類52へ出力されるパルス信号のデューティ比を可変し、LED類52の発光時間を調整することにより、LED類52の発光輝度が調整される。
従って、この第4の実施形態によるパチンコ機においても、上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同様な作用効果が奏される。
次に、本発明の第5の実施形態による遊技機を上述したパチンコ機1に適用した場合について説明する。
この第5の実施形態によるパチンコ機も、副制御基板40に形成された副制御回路およびこれに接続される操作手段の構成が上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と相違しており、その他の構成は上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同じである。
図20は、この第5の実施形態によるパチンコ機における副制御基板40の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
上述した第1の実施形態によるパチンコ機1では、サブCPU41およびLEDドライバ50からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整したが、この第5の実施形態においては、サブCPU41およびLEDドライバ59からなる輝度調整手段が、操作手段を構成する輝度切替スイッチ58の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する。
サブCPU41は、LEDドライバ59を介してLED類52に接続されており、また、輝度切替スイッチ58に直接接続されている。サブCPU41は、発光させるLED類52と発光させるLED類52の輝度とを決定する発光データを、LEDドライバ59へシリアルに伝送する。LEDドライバ59は、サブCPU41から受信した発光データをパラレル変換し、パラレル変換したデータに基づき、指定されたLED類52を指定された発光時間で発光させる。サブCPU41から出力される発光データは、輝度切替スイッチ58の操作により、発光させるLED類52の発光時間が指定されて、発光輝度が調整される。
従って、この第5の実施形態によるパチンコ機においても、上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同様な作用効果が奏される。
次に、本発明の第6の実施形態による遊技機を上述したパチンコ機1に適用した場合について説明する。
この第6の実施形態によるパチンコ機は、副制御基板40に形成された副制御回路に、図2に示したLEDドライバ50を備えておらず、また、副制御基板40にダイヤルスイッチ51およびLED類52が接続されていない。その代わり、主制御基板30が図21に示すように構成されている。その他の構成は上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同じである。なお、同図において、図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
上述した第1の実施形態によるパチンコ機1では、サブCPU41およびLEDドライバ50からなる輝度調整手段が、操作手段を構成するダイヤルスイッチ51の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整したが、この第6の実施形態においては、メインCPU31およびCTC70からなる輝度調整手段が、操作手段を構成する輝度切替スイッチ58の操作に応じてLED類52の発光輝度を調整する。
メインCPU31は、内蔵タイマを備えていないため、内蔵タイマに代わるものとしてクロックタイマカウンタ(CTC)70が接続されている。メインCPU31は、このCTC70の周期に基づいて、LED類52の発光時期を決定する発光時期信号を生成する。メインCPU31は、LED類52および輝度切替スイッチ58に直接接続されている。メインCPU31が生成する発光時期信号が示す発光時期は、輝度切替スイッチ58に対する操作によって可変される。メインCPU31は、輝度切替スイッチ58に対する操作によって選択された発光時期を有する発光時期信号を、所定デューティ比のパルス信号として生成し、LED類52へパラレルに出力する。LED類52は、メインCPU31から、LED類52を点灯させる電圧レベルの発光時期信号が入力されと、電流が流れて発光し、また、LED類52を消灯させる電圧レベルの発光時期信号が入力されと、電流が流れなくって消灯する。
つまり、輝度切替スイッチ58の操作によってメインCPU31から出力される発光時期信号が示す発光時期を調整し、LED類52の発光時間を調整することにより、LED類52の発光輝度が調整される。
従って、この第6の実施形態によるパチンコ機においても、上述した第1の実施形態によるパチンコ機1と同様な作用効果が奏される。
また、上述した第3の実施形態,第4の実施形態,第5の実施形態,および第6の実施形態においては、サブCPU41やメインCPU31を動作させるプログラムを変更してソフトウエア的にLED類52の発光時間の設定が可能であるため、遊技状態判定手段によってスーパーリーチ遊技状態や大当たり遊技状態といった所定の遊技状態が判定されたとき、輝度調整手段が、LED類52の発光時間をLED類52の発光輝度が最大となる時間に調整するように構成してもよい。具体的には、主制御基板30からスーパーリーチAまたはスーパーリーチBとなる変動パターンコマンドを受信すると、特別図柄表示装置10における図柄変動開始からスーパーリーチAまたはスーパーリーチBへ発展するまでの時間をセットし、この時間が経過したときに、輝度調整手段が、LED類52の発光時間をLED類52の発光輝度が最大となる時間に調整する。また、大当たり遊技中でも同様に、主制御基板30から大当たり開始コマンドを受信すると、輝度調整手段が、LED類52の発光時間をLED類52の発光輝度が最大となる時間に調整する。その後、大当たり終了コマンドを受信すると、LED類52の発光時間を通常の時間に調整する。これにより、所定の遊技状態では、LED類52の発光輝度が最大となることにより、スーパーリーチ遊技状態や大当たり遊技状態といった所定の遊技状態を際立たせることが可能となる。このため、演出効果を向上させ、パチンコ遊技に対する興趣を増すことができるパチンコ機1が提供される。
上記各実施形態においては、本発明をパチンコ機のLEDに適用した場合について説明したが、パチスロ機といった他の遊技機におけるLEDに本発明を適用することも可能である。このように本発明を適用した場合においても上記各実施形態と同様な作用効果が奏される。
1…パチンコ機
2…遊技盤
6…枠上部飾り発光器
8…電飾発光器
10…特別図柄表示装置
11…普通図柄表示装置
12…特別図柄始動記憶個数表示部
13…普通図柄始動記憶個数表示部
15…普通電動役物(特別図柄始動入賞口)
30…主制御基板
31…メインCPU(中央演算処理装置)
33…メインROM(読み出し専用メモリ)
34…メインRAM(読み書き可能メモリ)
40…副制御基板
41…サブCPU
42…プログラムROM
43…ワークRAM
51…ダイヤルスイッチ
52…LED類
53…ドライバ
54…パルス発生回路
55…AND回路
56…ボリュームスイッチ
57…タイミング回路
58…輝度調整スイッチ
59…LEDドライバ
70…CTC
2…遊技盤
6…枠上部飾り発光器
8…電飾発光器
10…特別図柄表示装置
11…普通図柄表示装置
12…特別図柄始動記憶個数表示部
13…普通図柄始動記憶個数表示部
15…普通電動役物(特別図柄始動入賞口)
30…主制御基板
31…メインCPU(中央演算処理装置)
33…メインROM(読み出し専用メモリ)
34…メインRAM(読み書き可能メモリ)
40…副制御基板
41…サブCPU
42…プログラムROM
43…ワークRAM
51…ダイヤルスイッチ
52…LED類
53…ドライバ
54…パルス発生回路
55…AND回路
56…ボリュームスイッチ
57…タイミング回路
58…輝度調整スイッチ
59…LEDドライバ
70…CTC
Claims (3)
- 発光ダイオードと、この発光ダイオードの発光輝度を調整する操作が行われる操作手段と、この操作手段に対する操作に応じて前記発光ダイオードの発光輝度を調整する輝度調整手段とを備える遊技機において、
前記輝度調整手段は、所定時間当たりの前記発光ダイオードの発光時間を調整して前記発光ダイオードの発光輝度を調整することを特徴とする遊技機。 - 前記輝度調整手段は、前記発光ダイオードの発光時期を決める所定デューティ比のパルス信号を出力する発光時期生成手段と、前記発光ダイオードの発光の許可を決める発光許可信号を出力する発光許可手段と、この発光許可手段によって前記発光ダイオードの発光を許可する電圧レベルの発光許可信号が出力されると共に、前記発光時期生成手段によって前記発光ダイオードの発光時期を示す電圧レベルのパルス信号が出力される期間、前記発光ダイオードを発光させる制御を行う発光制御手段とを備え、前記操作手段に対する操作に応じて前記発光時期生成手段が出力する前記パルス信号のデューティ比を可変することにより前記発光ダイオードの発光時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技状態を判定する遊技状態判定手段を備え、前記輝度調整手段は、この遊技状態判定手段によって所定の遊技状態が判定されたときに、前記発光ダイオードの発光時間を前記発光ダイオードの発光輝度が最大となる時間に調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2005351419A JP2007151834A (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005351419A JP2007151834A (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | 遊技機 |
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Family Applications (1)
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284440A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2014050585A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技場用管理システム |
JP2015024303A (ja) * | 2014-11-04 | 2015-02-05 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機 |
JP2016137334A (ja) * | 2016-05-10 | 2016-08-04 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2016209361A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
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-
2005
- 2005-12-06 JP JP2005351419A patent/JP2007151834A/ja not_active Withdrawn
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