JP2007151605A - 磁気誘導装置および磁性複合体の誘導システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持部12が、ソレノイドコイルを支持して移動可能である。支持部12は、上下方向に延びて設けられたガイドレール15と、ソレノイドコイルの高さを調整可能に設けられた高さ調整手段16と、ソレノイドコイルの中心軸と水平面との成す角度を調整可能に設けられた角度調整手段とを有している。高さ調整手段16は、ガイドレール15に平行なボールネジ23と、ボールネジ23と螺合したウォームギア24と、ウォームギア24を回転可能なハンドル25とを有している。ソレノイドコイルは、ボールネジ23の回転により、ガイドレール15に沿って移動可能である。磁性複合体は、体内有効物質と微小磁性体とを含み、ソレノイドコイルが発生する磁界により移動可能である。
【選択図】図1
Description
また、近年、細胞と微小磁性体を複合させた複合体を、患者の体内の特定の部位に磁気を用いて集中させることにより、その部位の損傷の修復などを行う技術の開発が進められている。
図1乃至図7は、本発明の第1の実施の形態の磁気誘導装置および磁性複合体の誘導システムを示している。
図1および図2に示すように、磁気誘導装置10は、ソレノイドコイル(図示せず)と冷却部材(図示せず)とケーシング11と支持部12とを有している。
磁気誘導装置10は、ソレノイドコイルが発生する磁界により、患者の体内に挿入された磁性複合体を誘導するのに使用される。支持部12がソレノイドコイルを支持して移動可能に設けられているため、ソレノイドコイルの位置を調節することができる。また、高さ調整手段16によりソレノイドコイルの高さを、角度調整手段によりソレノイドコイルの中心軸と水平面との成す角度を調整することができる。このため、磁性複合体に作用させる磁界が適切になるよう、ソレノイドコイルの位置、高さおよび角度をそれぞれ調節して、磁性複合体を任意の方向に容易に誘導することができる。
まず、図3に、ソレノイドコイルにコイル電流を通電したときに発生する磁界の、ソレノイドコイルの中心軸を含む面での分布を示す。矢印の向きは、磁界のN極からS極またはS極からN極への向きを示しており、コイル電流の方向を反転させることにより反転する。矢印の長さは、磁界の大きさを示している。
ソレノイドコイルの位置、高さおよび角度をそれぞれ調節して、磁性複合体に作用する力の向きを誘導する方向に合わせることにより、磁性複合体を容易に誘導することができる。
なお、ソレノイドコイルにコイル電流を通電して磁界を作用させながら、磁性複合体を、関節内の関節液に注入してもよい。
図8に示すように、磁気誘導装置30は、ソレノイドコイル(図示せず)と磁性体(図示せず)と冷却部材(図示せず)とケーシング31と支持部12とを有している。
なお、以下の説明では、本発明の第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示すように、ケーシング31は、径に対して高さが短い円柱状の外形を有している。ケーシング31は、内部にソレノイドコイル、磁性体および冷却部材を収納している。
磁気誘導装置30は、ソレノイドコイルの内側に磁性体が挿入されているため、磁性体が挿入されていないものに比べ、ソレノイドコイルに同じ大きさの電流を流したとき、強い磁界を発生させることができる。
図10に示すように、磁気誘導装置50は、ソレノイドコイル51とケーシング52と冷却部材53と第1支持材54と第2支持材55と真空装置(図示せず)と支持部12とを有している。
なお、以下の説明では、本発明の第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
支持部12の高さ調整手段16のコイル支持体22は、溶接などにより、ケーシング52の真空容器57に強固に取り付けられている。
磁気誘導装置50では、ソレノイドコイル51により磁界を発生させるとき、真空装置により真空容器57の内部の真空度を高め、冷却部材53によりソレノイドコイル51が超伝導性を示す温度まで冷却する。このとき、ケーシング52が断熱性および気密性を有し、真空装置により真空容器57の内部の真空度を高めるため、冷却部材53による冷却効率が良い。このため、ケーシング52の内部でソレノイドコイル51が超伝導性を示す温度まで、ソレノイドコイル51を効率的に冷却することができる。また、熱伝導率が小さい第2支持材55によりソレノイドコイル51をラジエーションシールド56の内壁から隔てて支持することができるため、さらに冷却効率を高めることができる。第1支持材54により、真空容器57の内部の真空度が高まったとき真空容器57が変形するのを防ぐことができる。
11 ケーシング
12 支持部
13 貫通孔
14 移動台
15 ガイドレール
16 高さ調整手段
17 キャスター
18 側壁
19 天板
20 レール
21 開口
22 コイル支持体
23 ボールネジ
24 ウォームギア
25 ハンドル
Claims (5)
- ソレノイドコイルと支持部とを有し、
前記支持部は前記ソレノイドコイルを支持して移動可能に設けられ、前記ソレノイドコイルの高さを調整可能に設けられた高さ調整手段と、前記ソレノイドコイルの中心軸と水平面との成す角度を調整可能に設けられた角度調整手段とを有することを、
特徴とする磁気誘導装置。 - 前記ソレノイドコイルの中心軸に対称に、前記ソレノイドコイルの内側に挿入された磁性体を有することを、特徴とする請求項1記載の磁気誘導装置。
- 前記支持部は移動可能に設けられた移動台と、前記移動台の上部に上下方向に延びて設けられたガイドレールとを有し、
前記高さ調整手段は、前記移動台の上部に前記ガイドレールに対して平行に設けられたボールネジと、前記移動台の上部に前記ボールネジを回転可能に前記ボールネジの下端部に螺合して設けられたウォームギアと、前記ウォームギアを回転可能に前記ウォームギアに取り付けられたハンドルと、前記ボールネジに螺合して前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられたコイル支持体とを有し、
前記ソレノイドコイルは前記コイル支持体に取り付けられていることを、
特徴とする請求項1または2記載の磁気誘導装置。 - ケーシングと冷却部材と真空装置とを有し、
前記ソレノイドコイルは超伝導体から成り、
前記ケーシングは断熱性および気密性を有し、前記ソレノイドコイルを内部に収納し、
前記冷却部材は前記ケーシングの内部で超伝導性を示す温度まで前記ソレノイドコイルを冷却可能であり、
前記真空装置は前記ケーシングの内部の真空度を高めるよう設けられ、
前記支持部は前記ケーシングを支持して移動可能に設けられていることを、
特徴とする請求項1,2または3記載の磁気誘導装置。 - 磁性複合体と請求項1,2,3または4記載の磁気誘導装置とを有し、
前記磁性複合体は体内有効物質と微小磁性体とを含み、
前記磁気誘導装置は、前記ソレノイドコイルの発生する磁界が前記微小磁性体に作用して前記磁性複合体を誘導可能に構成されていることを、
特徴とする磁性複合体の誘導システム。
Priority Applications (1)
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JP2005346911A JP2007151605A (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | 磁気誘導装置および磁性複合体の誘導システム |
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- 2005-11-30 JP JP2005346911A patent/JP2007151605A/ja active Pending
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