JP2007150760A - 文書送信装置、文書送信方法、および文書送信プログラム - Google Patents

文書送信装置、文書送信方法、および文書送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファクシミリ情報等の情報送信を行なう場合の誤送信を防止する。
【解決手段】文書管理処理部114は、ユーザI/F制御部102から文書送信管理処理要求を受け取った場合、スキャナI/F制御部110を介してスキャン画像を取得する。次に、文書管理処理部114は、スキャン画像に含まれるコード画像を検索し、IDを取得し、その紙の原本である電子文書名を取得する。次に、ディスクI/F制御部112を介して、ディスク装置108から送信票の電子文書を取得する。そして、文書管理処理部114は、最終的に行なう処理内容を決定する。選択された処理が「ファクシミリ送信」の場合には送信票と送信本文の電子文書の画像化を行ない、「電子メール送信」の場合にはMIME化を行ない、各送信処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書の送信技術に係り、詳しくは、紙等の媒体を利用して適切な文書を間違いなく送信する文書送信装置、文書処理方法、文書処理プログラムに関する。
従来、ファクシミリ装置は、セットされた送信文をイメージセンサ等の光学式読取手段により読み取り、ボタン操作等で入力された送信先のファクシミリ番号に、読取データをファクシミリ通信で伝送する。この場合、送信先のファクシミリ番号を使用者がボタン操作等で入力するため、送信操作としてファクシミリ番号の入力操作を要するだけでなく、ボタンの押し間違いによって誤送信する問題点がある。なお、いわゆるワンタッチダイヤル式のファクシミリ装置にあっても、ボタン操作等の送信操作は必要であり、同様の課題がある。
そこで、送信先ファクシミリ番号の入力操作等の送信操作を省き、自動的に送信して省力化及び人為的ミスによる誤送信の防止を図るための技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献記載のファクシミリ装置は、先頭検出手段と番号認識手段と送信手段とを備える。この先頭検出手段は、送信レターの読取データのドットパターンと予め設定された所定パターンとを比較して送信レターの送信先ファクシミリ番号の先頭を検出する。番号認識手段は、先頭検出手段の検出により読取データの所定パターンに続くドットパターンと数字パターンとを比較して送信先のファクシミリ番号を認識する。送信手段は、番号認識手段により認識されたファクシミリ番号にダイヤリングする。これにより、読み込まれた紙文書中の特定文字列(例えば「ファクシミリ番号」など)をOCR(Optical Character Reader)などによって検出し、それに続く数字部分があればそれをファクシミリ番号として取得し、その番号に自動ダイヤルする。
また、ファクシミリ情報等の情報送信を行う場合の誤送信を防止し、受信側の不快感や消耗品の消尽を回避することができ、また第三者に重要な情報が漏洩することを防ぐ技術も検討されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献記載の情報通信機器は、送信先アドレス情報記憶手段と、誤送信のアドレス情報を記憶する誤送信アドレス情報記憶手段と、送信しようとする情報の相手先アドレスが間違っているか否かを判別する誤送信判別手段と報知手段とを有している。そして、誤送信判別手段は、情報通信機器が情報送信を実行しようとする際に、設定された送信相手先のアドレスと送信先アドレス情報記憶手段に登録した誤送信アドレスとを比較する。そして、送信相手先のアドレスが誤送信アドレス情報記憶手段に登録されている場合に、誤送信であると判断する。
特開平8−195869号公報 特開2005−73186号公報
しかし、ファクシミリ番号や短縮ダイヤルの押し間違いによる誤送信を根絶できない。特に、これは個人情報保護の観点からも重大な課題になりつつある。
しかし、特許文献1の技術では、OCRを失敗した場合、意図しない番号へファクシミリ送信される可能性があることがある。また、紙文書中に「特定文字列+数字」の部分が複数存在する場合には、どの番号にダイヤルするかを判断する方法がない。
さらに、上記特許文献1や特許文献2に記載の技術では、送信先が正しい場合であっても、送信する紙文書を間違えてしまう可能性もある。
本発明はこのような問題点に鑑みるものであって、適切な文書を間違いなく確実に送信することができる文書送信装置、文書送信方法、および文書送信プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、宛先情報を管理する宛先情報管理手段と、前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込手段と、前記送信媒体読込手段により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段と、少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込手段と、前記送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信手段とを備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の文書送信装置において、前記送信手段は、前記送信媒体の読込時に、同時期に前記送信媒体読込手段で読み込まれた文書を送信することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の文書送信装置において、前記送信媒体に印刷された追記欄に追記された情報を抽出し、抽出した情報から追記内容を解釈する追記解釈手段と、前記追記解釈結果により、送信に関する処理内容を決定する処理内容決定手段とを更に備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の文書送信装置において、前記追記欄には、送信方法を指定するための送信方法指定欄を含み、前記処理内容決定手段が、追記欄への記入を読み取り、指定された送信方法を決定し、前記送信手段が、前記処理内容決定手段において決定された送信方法を用いて、前記電子文書の送信を行なうことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の文書送信装置において、前記追記欄には、ファクシミリ送信を指定するためのファクシミリ送信欄と、電子メール送信を指定するための電子メール送信欄のうち少なくとも一つが含まれるとともに、前記送信手段は、指定されたファクシミリ送信又は電子メール送信を行なうことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の文書送信装置において、前記追記欄には、検印欄を含み、送信媒体の読込時に前記検印欄への追記が不当である場合は、前記電子文書の送信を拒否することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の文書送信装置において、前記文書送信装置は、電子文書を符号化する符号化手段と、前記符号化された電子文書
を復号する復号手段とを更に備え、前記印刷手段は、前記送信媒体識別情報に、前記電子文書を符号化した情報を含めて印刷することを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の文書送信装置において、前記文書送信装置は、一回の送信においてまとめて送信する電子文書を関連付ける情報を記録した関連情報識別手段を更に備え、前記送信媒体識別情報に基づいて、前記関連情報識別手段に記録されている電子文書を特定し、まとめて送信することを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の文書送信装置において、前記送信媒体作成手段は、送信媒体識別情報と宛先情報を印刷した送信依頼票を作成し、前記送信媒体読込手段が、前記送信依頼票を読み込んだ場合、送信票を生成し、この送信票を送信することを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信する方法であって、前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成段階と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷段階と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込段階と、前記送信媒体読込段階により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信段階とを実行することを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信する方法であって、少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成段階と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷段階と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理段階を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込段階と、前記送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信段階とを実行することを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信するプログラムであって、前記文書送信装置を、前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込手段と、前記送信媒体読込手段により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信手段として機能させることを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信するプログラムであって、前記文書送信装置を、少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記
送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込手段と、前記送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1、11、13に記載の発明によれば、文書送信装置は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置とを備える。そして、文書送信装置が、宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成し、送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する。そして、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する。更に、送信媒体読込手段により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、電子文書を送信する。これにより、送信の際に宛先を打ち込む必要がないので、誤送信を排除することができる。更に、宛先を設定するだけで、送信票を簡単に作成することができる。
請求項2、12、14に記載の発明によれば、文書送信装置は、送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備える。そして、文書送信装置が、少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成し、送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する。そして、印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する。更に、送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、電子文書を送信する。これにより、送信の際に宛先を打ち込む必要がないので、誤送信を排除することができる。更に、宛先を設定するだけで、送信票を簡単に作成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、送信手段は、送信媒体の読込時に、同時期に送信媒体読込手段で読み込まれた文書を送信する。送信媒体(例えば、送信票)を読み込むだけで、送信本文も同時に送信(例えば、ファクシミリ送信や電子メール送信)を行なうことができる。従って、適切な文書を間違いなく確実に送信することができる。
請求項4に記載の発明によれば、文書送信装置は、追記解釈手段と処理内容決定手段とを更に備える。そして、送信媒体に印刷された追記欄に追記された情報を抽出し、抽出した情報から追記内容を解釈する。この追記解釈結果により、送信に関する処理内容を決定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、追記欄には、送信方法を指定するための送信方法指定欄を含む。そして、処理内容決定手段が、追記欄への記入を読み取り、指定された送信方法を決定し、送信手段が、処理内容決定手段において決定された送信方法を用いて、電子文書の送信を行なう。これにより、後からの追記に基づいて、送信が行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、追記欄には、ファクシミリ送信を指定するためのファクシミリ送信欄と、電子メール送信を指定するための電子メール送信欄のうち少なくとも一つが含まれる。これにより、送信手段を用いて、ファクシミリ送信又は電子メール送信を行なうことができる。
請求項7に記載の発明によれば、追記欄には、検印欄を含み、送信媒体の読込時に検印
欄への追記が不当である場合は、電子文書の送信を拒否する。従って、所定の承認を得られていない送信ができないように制御することができる。
請求項8に記載の発明によれば、文書送信装置は、電子文書を符号化する符号化手段と、符号化された電子文書を復号する復号手段とを更に備える。そして、印刷手段は、送信媒体識別情報に電子文書を符号化した情報を含めて印刷する。これにより、送信媒体識別情報を文書の内容を効率的に取得することができる。
請求項9に記載の発明によれば、文書送信装置は、一回の送信においてまとめて送信する電子文書を関連付ける情報を記録した関連情報識別手段を更に備える。これにより、送信媒体識別情報に基づいて、関連情報識別手段に記録されている電子文書を特定し、まとめて送信することができる。
請求項10に記載の発明によれば、送信媒体作成手段は、送信媒体識別情報と宛先情報を印刷した送信依頼票を作成する。そして、送信媒体読込手段が、送信依頼票を読み込んだ場合、送信票を生成し、この送信票を送信する。送信依頼票と送信票とを使い分けることができる。
本発明によれば、適切な文書を間違いなく確実に送信することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した文書送信装置の一実施形態を図1〜図9に従って説明する。本実施形態では、紙等の送信媒体に出力された送信票を利用して、各種文書を送信する場合に用いる文書送信装置、文書送信方法、および文書送信プログラムとして説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の文書送信装置101の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイスとの接続関係を示したものである。
本実施形態の文書送信装置101は、外部装置との接続のために、ユーザI/F制御部102、スキャナI/F制御部110、プリンタI/F制御部111、ディスクI/F制御部112及び送信I/F制御部113を備える。
ユーザI/F制御部102は、キーボード104やマウス105、タッチパネル103などの外部入力デバイスに接続される。このユーザI/F制御部102は、外部入力デバイスから文書送信管理処理命令や送信票作成命令等を受け取り、文書管理処理部114または送信文書作成部117へ供給する。更に、ユーザI/F制御部102は、送信文書作成部117から受けた表示要求をタッチパネル103などの外部出力デバイスへ供給する。
スキャナI/F制御部110は、表示媒体(ここでは、送信票等の用紙)を読み取るためのスキャナ106に接続される。このスキャナI/F制御部110が、スキャナ106を操作し、表示媒体上の画像を取得する制御を行ない、その画像を文書管理処理部114に供給する。
プリンタI/F制御部111は、出力装置としてのプリンタ107に接続される。プリンタI/F制御部111が、プリンタ107を操作し、紙媒体への画像を印刷する制御を行なう。
ディスクI/F制御部112は、各種データを記憶するデータ記憶手段としてのディス
ク装置108に接続される。このディスクI/F制御部112がディスク装置108を操作し、指定された電子文書データの取得や格納を行なう。
送信I/F制御部113は、送信装置109に接続される。この送信I/F制御部113は送信装置109を操作し、文書管理処理部114から受け取った送信データを送信する制御を行なう。
更に、文書送信装置101は、送信媒体読込手段、送信手段としての文書管理処理部114、印刷手段としての印刷処理部115、送信媒体識別情報管理手段としての紙識別情報管理部116、送信媒体作成手段としての送信文書作成部117、宛先情報管理手段としての宛先情報管理部118を備える。
この文書管理処理部114は、送信する電子文書を特定し、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込段階や、送信媒体読込段階により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、電子文書を送信する送信段階を実行する。このため、スキャナI/F制御部110から送られた紙画像を処理して、処理結果を送信I/F制御部113や印刷処理部115に供給する。
印刷処理部115は、送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷段階を実行する。具体的には、ディスク装置108などに格納された電子文書にIDコードを付与し、プリンタ107で印刷するための画像を作成する。
紙識別情報管理部116は、電子文書の各ページと紙識別情報(ID)が一対一になるようにIDテーブルを管理し、IDの登録、削除、参照等を行なう。
送信文書作成部117は、送信媒体作成段階を実行し、宛先情報等が記載された送信票を作成し、作成した送信票の保存や印刷要求等を行なう。
宛先情報管理部118は、宛名、ファクシミリ番号、電子メールアドレス等の情報を格納した宛先情報テーブルを管理し、宛先情報の登録、削除、参照等を行なう。
なお、本実施形態の文書送信装置は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータにより構成することができ、その場合は印刷処理部115、宛先情報管理部118、送信文書作成部117、文書管理処理部114はそれぞれの機能をコンピュータに実現させるプログラムとして構成される。
(送信票作成処理)
まず、図2を用いて、ユーザI/F制御部102から送信票作成要求を受けたときの送信文書作成部117での制御手順を説明する。ここでは、送信本文の電子文書は事前に作成されており、ディスク装置108に格納されているものとする。
まず、キーボード104やマウス105、タッチパネル103などの外部入力デバイスに送信票作成要求が入力された場合、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して送信票作成要求を取得する(ステップS1−1)。
次に、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して送信票作成パラメータ情報を取得する(ステップS1−2)。具体的には、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して送信票作成パラメータ情報の入力を要求する。送信票作成パラメータ情報としては、送信先宛先情報のインデックス、送信元宛先情報のインデックス、送信本文の電子文書名に関する情報がある。
図3に、タッチパネル103などにおいて、パラメータ情報の入力を要求するための画
面表示例を示す。入力画面1001は、先宛先情報のインデックス、送信元宛先情報のインデックス、送信本文の電子文書名を、それぞれテキストボックス1002、1003、1004に入力するインタフェースとなっている。なお、各テキストボックスの右部に配置されている情報参照ボタン1005〜1007を押下することによっても選択できる。この場合、宛先情報管理部118から取得した宛先情報一覧や、ディスクI/F制御部112を介してディスク装置108から取得したファイル一覧が表示され、その中から所望の内容を選択することでパラメータを指定することができる。
そして、送信文書作成部117は、ステップS1−2で取得した送信先宛先情報のインデックス、送信元宛先情報のインデックスを宛先情報管理部118に供給し、送信先と送信元の宛先情報を取得する(ステップS1−3)。
図4は、宛先情報管理部118で管理している宛先情報管理テーブルが格納している情報の一例を示したものである。図4において、各行(例えば、行1181の範囲)が一件分の宛先情報となっている。また、第1列には、本テーブルでユニークなインデックスが格納されている。第2列には個人名、第3列には所属している会社・部署名、第4列にはファクシミリ番号、第5列には電子メールアドレスが格納されている。本実施例では、宛先情報管理部118にインデックスを供給することによって、宛先情報として第1列の要素が渡されたインデックスと一致する行における第2列〜第5列の各要素を得ることができる。ただし、宛先情報の要素としてはこれらに限定されるものではない。
次に、送信文書作成部117は、取得した各情報(送信先宛先情報、送信元宛先情報)から、送信票を作成する(ステップS1−4)。送信文書作成部117によって作成された送信票の電子文書の例を図5に示す。送信票データ1301は、タイトル1302や、送信先情報1303、送信元情報1304に関するデータを含む。このような電子文書は、公知のファクシミリ装置に関する技術を用いて作成することができる。
次に、送信文書作成部117は、ディスクI/F制御部112を介して、ディスク装置108に作成した送信票を保存する。このとき、送信文書作成部117は、ディスク装置108に保存するときの電子文書名を決定し、この電子文書名を保持しておく(ステップS1−5)。
そして、送信文書作成部117は、保持しておいた電子文書名と印刷ページ番号を含む印刷要求を印刷処理部115に供給する(ステップS1−6)。以上により、送信文書作成部117における送信票作成を終了する。
(印刷処理)
次に、図6を用いて、送信文書作成部117から印刷要求を受けた場合(ステップS1−6)の印刷処理部115での制御手順を説明する。
まず、印刷処理部115は、送信文書作成部117から、電子文書名と印刷ページ番号を含む印刷要求を取得する(ステップS2−1)。
次に、印刷処理部115は、取得した電子文書名と印刷ページ番号を紙識別情報管理部116に供給し、登録依頼を行なうとともにIDを取得する(ステップS2−2)。
図7は、紙識別情報管理部116で管理しているIDテーブルに格納されている情報の一例を示したものである。図7において、各行がID登録の1つのレコード1505であり、各列が登録要素となっている。第1列には本テーブルで唯一のIDが格納される。第2列には電子文書を一意に指定する情報が格納される。ここでは、文書送信装置101に接続されているディスク装置108内での位置を示すパス名が格納される。第3列では、
電子文書の印刷ページ番号が格納される。複数ページの電子文書を扱う場合、ページ毎にレコードが記憶される。このパス名と印刷ページ番号とを用いて印刷内容を特定することができる。
次に、印刷処理部115は、ディスクI/F制御部112を介してディスク装置108より電子文書ファイルを取り出す(ステップS2−3)。この場合、印刷要求に含まれる電子文書名と印刷ページ番号を用いる。
そして、印刷処理部115は、このIDをバーコードや2次元コード等の画像化を行なう(ステップS2−4)。次に、印刷処理部115は、スキャン画像のスキュー補正のためのタイミングマークとともに、作成した画像化コードを、電子文書の印刷対象ページに重畳させた印刷画像データを作成する(ステップS2−5)。
そして、印刷処理部115は、印刷画像データを、プリンタI/F制御部111を介してプリンタ107に供給する(ステップS2−6)。これにより、送信票の印刷が完了する。
図8に、印刷処理部115において、送信票データ1301を印刷した送信票1601の具体例を示す。送信票1601には、電子文書内で保持されているコンテンツが印字されたコンテンツ表示領域1607を備えている。さらに、送信票1601の4端にはタイミングマーク1602が表示され、送信票1601の位置が規定される。これによりスキャナ106等で読み取られた画像が歪んだ場合においても補正が可能である。更に、印刷処理部115が紙識別情報管理部116から取得したIDを貼り付けたコード画像1606が表示される。
(文書送信処理)
次に、図9を用いて、ユーザI/F制御部102から文書送信管理処理要求を受けたときの文書管理処理部114での制御手順を説明する。
まず、文書管理処理部114は、ユーザI/F制御部102から文書送信管理処理要求を受け取る(ステップS3−1)。本実施形態では、この文書送信管理処理要求には、「送信本文確認」、「ファクシミリ送信」や「電子メール送信」等、ユーザが外部入力デバイスを用いて指定した処理内容に関するパラメータを含める。
そして、文書管理処理部114は、スキャナI/F制御部110を介して送信票のスキャン操作を行ない、スキャン画像を取得する(ステップS3−2)。ここでは、図8に示す送信票1601のスキャン操作を行なう場合を想定する。
次に、文書管理処理部114は、タイミングマーク1602を用いて、取得したスキャン画像に対してスキュー補正を行なう(ステップS3−3)。これにより、スキャナ106等で読み取られた画像の歪みを補正する。
次に、文書管理処理部114は、スキャン画像に含まれるコード画像1606を検索し、デコードを行なうことによりIDを取得する(ステップS3−4)。このIDを紙識別情報管理部116に供給し、その紙の原本である電子文書名を取得する(ステップS3−5)。
次に、ディスクI/F制御部112を介して、ディスク装置108から送信票の電子文書を取得する(ステップS3−6)。
次に、文書管理処理部114は、「送信本文確認」、「ファクシミリ送信」や「電子メ
ール送信」等、最終的に行なう処理内容を決定する(ステップS3−7)。本実施形態では、処理内容の決定には、文書送信管理処理要求時に制御パラメータを利用する。
選択された処理が「送信本文確認処理」の場合、文書管理処理部114は、送信本文を印刷処理部115に供給し、送信本文の印刷を行なう(ステップS3−8)。
一方、選択された処理が「ファクシミリ送信」の場合には、文書管理処理部114は、送信票の電子文書の中から送信先のファクシミリ番号を取得する(ステップS3−9)。そして、送信票と送信本文の電子文書の画像化を行なう(ステップS3−10)。更に、ファクシミリ番号および送信票と送信本文の画像を送信I/F制御部113に供給してファクシミリ送信を行なう(ステップS3−11)。ここでは、送信票以降に読み込まれた紙を送信本文として、そのスキャン画像の送信処理を実行する。
また、選択された処理が「電子メール送信」の場合には、送信票の電子文書の中から送信先の電子メールアドレスを取得する(ステップS3−12)。そして、送信票と送信本文の電子文書をMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)化を行なう(ステップS3−13)。ここでは、送信票以降に読み込まれた紙を送信本文として、そのスキャン画像を送信することによりMIME化を実行する。そして、送信先電子メールアドレスおよび送信票と送信本文のMIMEデータを送信I/F制御部113に供給して電子メールの送信を行なう(ステップS3−14)。この場合も、送信票以降に読み込まれた紙を送信本文として、そのスキャン画像を送信する。
上記実施形態の文書送信装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、事前に作成された送信本文の電子文書がディスク装置108に格納される。そして、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して送信票作成パラメータ情報を取得する。この送信票作成パラメータ情報には、送信先宛先情報のインデックスや送信本文の電子文書名が含まれる。そして、印刷要求を受けた印刷処理部115は、取得した電子文書名と印刷ページ番号を紙識別情報管理部116に供給し、登録依頼を行なうとともにIDを取得する。そして、印刷処理部115は、このIDをバーコードや2次元コード等に画像化を行ない、プリンタ107において、送信票の印刷を行なう。そして、ファクシミリや電子メール送信時には、このコード画像1606を読み取り、電子文書を取得する。そして、送信本文確認処理(ステップS3−8)、ファクシミリ送信処理(ステップS3−9〜S3−11)、電子メール送信処理(ステップS3−12〜S3−14)を実行する。これにより、ファクシミリ送信や電子メール送信の際に宛先を打ち込む必要がなく、誤送信を防止することができる。
更に、送信票等の紙媒体を用いる場合でも、ファクシミリ送信だけでなく、電子メール送信を行なうことができる。更に、送信票をスキャンするだけで、送信本文も一緒にファクシミリ送信や電子メール送信を行なうことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第2の実施形態を図10に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態における単体装置構成をネットワーク構成に変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図10は、第2の実施形態の文書送信装置201の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイス、外部装置との接続関係を示したものである。
第1の実施形態における文書送信装置101はスキャン、電子画像の印刷、電子文書の格納、送信データの送信をすべて文書送信装置101に直接接続されたハードウェアデバイスで実現する構成に対し、第2の実施形態の文書送信装置201は端末のハードウェアをネットワーク上に配置し、それをリモートから利用する構成になっている。
図10の中で、文書送信装置101と基本機能が同等な機能ブロック、ハードウェアデバイスには同じ番号を付与しており、その説明は省略する。文書送信装置201はネットワークI/F制御部202を介してLAN(Local Area Network)などの外部ネットワーク203に接続されている。外部ネットワーク203上には文書送信装置201と通信可能なネットワークスキャナ204、ネットワークプリンタ205、ネットワークサーバ206、ネットワーク対応送信装置207等が接続されている。
このネットワークI/F制御部202が、スキャナI/F制御部110、プリンタI/F制御部111、ディスクI/F制御部112及び送信I/F制御部113の代わりに機能する。そして、文書の格納、取得などの操作を、外部ネットワーク203上の各装置(204〜207)に、遠隔操作により指示する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置201はネットワークI/F制御部202を介してLANなどの外部ネットワーク203に接続されている。外部ネットワーク203上には文書送信装置201と通信可能なネットワークスキャナ204、ネットワークプリンタ205、ネットワークサーバ206、ネットワーク対応送信装置207等が接続されている。これにより、ネットワークスキャナ204によるスキャン、ネットワークプリンタ205による電子画像の印刷、ネットワークサーバ206による電子文書の格納、ネットワーク対応送信装置207による送信データの送信等の機能を実現することができる。なお、この機能の一部を、実施形態1のように内部に備え、それ以外を第2の実施形態のように外部装置を利用することで実現することも可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第3の実施形態を図11〜図16に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態の文書送信装置に追記処理の機能部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図11は、本発明の第3の実施形態の文書送信装置301の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイスとの接続関係を示したものである。
文書送信装置301は、第1の実施形態における文書送信装置101に追記欄生成部302、追記解釈手段としての追記解釈部303を加えた構成になっている。更に、本実施形態では、文書管理処理部114が処理内容決定手段として機能する。なお、図1で示した文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
追記欄生成部302は送信文書作成部117から追記欄生成命令を受け取り、追記欄のデータを送信文書作成部117に供給する。また、追記解釈部303は、文書管理処理部114から追記欄確認要求を受け取り、追記欄に追記があるかどうかを確認し、その結果を文書管理処理部114に供給する。
なお、本実施形態の文書送信装置301は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータにより構成することができ、追記欄生成部302、追記解釈部303はそれぞれの機能をコンピュータに実現させるプログラムとして構成される。
(追記欄生成処理)
この場合、図12に示すように、送信票作成処理において、ステップS1−4の送信票作成の前に、送信文書作成部117は追記欄生成部302から追記欄データを取得する(
ステップS1−3a)。この処理を以下に説明する。
この場合、追記欄生成部302は、送信文書作成部117より追記欄生成要求を受け取る(ステップS4−1)。
そして、追記欄生成部302は、追記欄を表示させるためのデータを生成する(ステップS4−2)。ここでは追記欄として検印欄、ファクシミリ送信欄、電子メール送信欄、送信本文確認欄のデータが生成される。なお、追記欄の内容はこれらの限定されるものではなく、これらのうちの一部がない場合や他の追記欄を加えた構成も可能である。また、生成する追記欄の種類と数、およびその位置やサイズを送信票作成パラメータの一部として設け、ステップS1−2におけるユーザI/F制御部102での送信票作成パラメータ情報入力時に指定するようにしてもよい。
そして、追記欄生成部302は、生成した追記欄のデータを送信文書作成部117に供給する(ステップS4−3)。
この送信文書作成部117によって作成された送信票の電子文書の例を図13に示す。送信票データ1401には、送信票データ1301に含まれる各データの他に、追記欄である検印欄1305、ファクシミリ送信欄1306、電子メール送信欄1307、送信本文確認欄1308に関するデータが含まれる。各追記欄(1305〜1307)の中には記入部(1309〜1314)が設けられている。各記入部(1309〜1314)には、その領域内に追記があった場合に追記をどのような情報として保持するかが定義されている。送信票データ1401の例では、記入部(1309〜1314)のすべてにおいて、その領域内に「追記があるか」を表わすBOOL値として保存する。また、他の例としては、記入部の領域内に書かれた追記をイメージ画像としてそのまま保持することなどもできる。
図14に、送信票データ1401を印刷処理部115において印刷した送信票1701の具体例を示す。送信票1701には、電子文書内で保持されているコンテンツが印字されたコンテンツ表示領域1707を備えている。この送信票1701には、図8に示す送信票1601に加えて、各追記欄(1305〜1308)に対応する欄が印刷される。
そして、この送信票1701が利用された場合の例を図15に示す。この送信票1801の例では、検印欄1305のすべての記入部に追記1802〜1804があり、記入部(1313、1314)には追記がなく、ファクシミリ送信欄1306の記入部1312には追記1805がある場合を想定する。
文書送信処理において、文書管理処理部114は、追記解釈部303に送信票の電子文書とスキャン画像を供給して追記解釈要求を行なう。そして、取得した解釈結果に基づいて、「送信本文確認」、「ファクシミリ送信」や「電子メール送信」等の最終的な処理内容を決定する(ステップS3−7)。
(追記解釈処理)
次に、図16を用いて、文書管理処理部114から印刷要求を受けたときの追記解釈部303における制御手順を説明する。
まず、追記解釈部303は、文書管理処理部114より追記解釈要求とともに送信票の電子文書とスキャン画像を取得する(ステップS5−1)。
そして、追記解釈部303は、送信票の電子文書を画像化し、スキャン画像との差分を取得する(ステップS5−2)。これにより、追記部分が抽出された差分画像ができる。次に、差分画像を各記入部の領域に合わせてトリミングした部分画像を生成する(ステップS5−3)。
そして、追記解釈部303は、生成した部分画像から、各記入部に対応する情報を取得する(ステップS5−4)。送信票1801の例では、前述した通り記入部1309〜1314に対応する情報としてその領域内に「追記があるか」を表すBOOL値を取得する。記入部1309〜1312にはその領域内に追記1802〜1805が存在するので、対応する情報として「TRUE」を取得する。また、記入部1313、1314には追記が存在しないので、対応する情報として「FALSE」を取得する。この「TRUE」、「FALSE」によってステップS5−5〜S5−8での追記有無の判定を行なう。
具体的には、追記解釈部303は、検印欄のすべての記入部に追記があるかどうかを調べる(ステップS5−5)。検印欄に記入漏れがある場合(ステップS5−5において「NO」の場合)、解釈結果として「検印欄記入漏れ」を文書管理処理部114に供給して処理を終了する(ステップS5−10)。
検印欄のすべての記入部に追記がある場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、追記解釈部303は、送信本文確認欄の記入部に追記があるかどうかを調べる(ステップS5−6)。ここで、追記がある場合(ステップS5−6において「YES」の場合)には、解釈結果として「送信本文確認操作」を文書管理処理部114に供給して処理を終了する(ステップS5−11)。この場合、文書送信処理において、文書管理処理部114は、ステップS3−8を実行することになる。
一方、送信本文確認欄の記入部に追記がない場合(ステップS5−6において「NO」の場合)、追記解釈部303は、ファクシミリ送信欄の記入部に追記があるかどうかを調べる(ステップS5−7)。
ファクシミリ送信欄の記入部に追記がある場合(ステップS5−7において「YES」の場合)には、解釈結果として「ファクシミリ送信操作」を文書管理処理部114に供給して終了する(ステップS5−12)。この場合、文書送信処理において、文書管理処理部114は、ステップS3−9〜S3−11を実行することになる。
一方、電子メール送信欄の記入部に追記がある場合(ステップS5−8において「YES」の場合)には、解釈結果として「電子メール送信操作」を文書管理処理部114に供給して終了する(ステップS5−13)。この場合、文書送信処理において、文書管理処理部114は、ステップS3−12〜S3−14を実行することになる。
電子メール送信欄の記入部に追記がない場合(ステップS5−8において「NO」の場合)には、解釈結果として「操作指定なし」を文書管理処理部114に供給して終了する(ステップS5−9)。
図15に示す送信票1801では、検印欄1305のすべての記入部1309〜1311に追記1802〜1804があり、ファクシミリ送信欄1306の記入部1312には追記1805があるので、解釈結果として「ファクシミリ送信操作」を得る。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置301は、追記欄生成部302、追記解釈部303を備える。そして、追記解釈部303が、送信票の電子文書を画像化し、スキャン画像との差分を取得し、生成した部分画像から、各記入部に対応する情報を取得する。そして、この情報に応じた処理を実行する。具体的には、スキャン時に検印欄の検印有無をチェックし、検印がないと本文の送信(ファクシミリ送信や電子メール送信)を拒否する。こ
れにより、送信の可否を確認するために回覧を行なう場合があり、所定の権限者の承認が行なわれていない送信を抑制することができる。
また、送信本文確認欄への追記がある場合には、送信本文が印刷されるので、送信内容を確認することができる。更に、ファクシミリ送信欄や電子メール送信欄の記入部に追記がある場合には、それぞれ宛先情報管理部118で管理している宛先情報管理テーブルに記録された宛先に送信される。従って、追記を行なうことにより、各通信手段により効率的に送信を行なうことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第4の実施形態を図17に従って説明する。なお、第4の実施形態は、第2の実施形態の文書送信装置に追記処理の機能部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図17は、第4の実施形態の文書送信装置401の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイス、外部装置との接続関係を示したものである。
文書送信装置401は、第2の実施形態における文書送信装置201に追記欄生成部302、追記解釈部303を加えた構成になっている。すなわち、第3の実施形態における文書送信装置301に直接接続されていた端末のハードウェアをネットワーク上に配置し、それをリモートから利用する構成になっている。なお、第2、第3の実施形態で示した文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
従って、第4の実施形態によれば、第3の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置401は、追記欄生成部302と追記解釈部303とを備える。これにより、ネットワーク上の機器を利用して、追記処理を実現することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第5の実施形態を図18〜図20に従って説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態の文書送信装置に符号化処理の機能部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図18は、本発明での第5の実施形態の文書送信装置501の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイスとの接続関係を示したものである。
文書送信装置501は、第1の実施形態における文書送信装置101に送信本文符号化部502、送信本文復号部503を加えた構成になっている。なお、図1で示した文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
送信本文符号化部502は送信文書作成部117から送信本文符号化要求を受け取り、送信本文の符号化データを送信文書作成部117に供給する。また、送信本文復号部503は、文書管理処理部114から送信本文復号要求を受け取り、復号した送信本文を文書管理処理部114に供給する。
なお、本実施形態の文書送信装置501は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータにより構成することができ、その場合は送信本文符号化部502、送信本文復号部503はそれぞれの機能をコンピュータに実現させるプログラムとして構成される。
(符号化処理)
この場合、図19に示すように、送信票作成処理において、ステップS1−4の送信票作成の前に、送信文書作成部117は送信本文復号部503から送信本文の符号化データを取得する(ステップS1−3b)。
この場合、送信本文符号化部502は、まず、送信文書作成部117より送信本文の電子文書名とともに送信本文符号化要求を受け取る(ステップS6−1)。
そして、送信本文符号化部502は、電子文書名からディスクI/F制御部112を介して、ディスク装置108から送信本文の電子文書を取得する(ステップS6−2)。
次に、送信本文符号化部502は、取得した送信本文の電子文書を所定の方法で符号化する(ステップS6−3)。このとき、所定の方法はあらかじめ固定のものを装置内で決めておく。あるいは、符号化方法を送信票作成パラメータの一つとして設け、ステップS1−2におけるユーザI/F制御部102での送信票作成パラメータ情報入力時に複数の符号化方法の中から1つを指定するようにしてもよい。そのときには、指定された符号化方法を特定するためのデータも符号化データに含める。
そして、送信本文符号化部502は、送信本文の符号化データを送信文書作成部117に供給する(ステップS6−4)。符号化データを受けた送信文書作成部117は、符号化データをコード画像に埋め込んだ送信票を作成する。
(復号処理)
次に、符号化処理を行なった場合の文書送信処理について説明する。図20は、文書管理処理部114から送信本文復号要求を受けたときの送信本文復号部503での制御手順である。この場合には、図9に示す文書送信処理と異なり、ステップS3−6の後で、送信本文復号部503に復号要求を行ない、送信本文を取得する(ステップS3−6a)。
この場合、まず、送信本文復号部503は、文書管理処理部114より送信本文復号要求とともに送信本文の符号化データを取得する(ステップS7−1)。
次に、送信本文復号部503は、ステップS7−3で送信本文を符号化したときの符号化方法に対応する復号方法を用いて送信本文の符号化データを復号し、送信本文の電子文書を取得する(ステップS7−2)。
そして、送信本文復号部503は、取得した送信本文の電子文書を文書管理処理部114に供給する(ステップS7−3)。
上記実施形態の文書送信装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置501は、送信本文符号化部502と送信本文復号部503とを備える。そして、送信本文符号化部502は、電子文書名からディスクI/F制御部112を介してディスク装置108から送信本文の電子文書を取得し、符号化データを生成する。この符号化データは送信票に埋め込まれる。そして、送信本文復号部503は、符号化データを復号し、送信本文の電子文書を取得する。これにより、文書送信装置501は、送信票を利用して送信本文を取得して、効率的に文書を送信することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第6の実施形態を図21に従って説明する。なお、第6の実施形態は、第2の実施形態の文書送信装置に符号化処理の機能部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図21は、本発明の第6の実施形態の文書送信装置601の機能ブロックと、関連する
ハードウェアデバイス、外部装置との接続関係を示したものである。
文書送信装置601は、第2の実施形態における文書送信装置201に送信本文符号化部502、送信本文復号部503を加えた構成になっている。すなわち、第5の実施形態における文書送信装置501に直接接続されていた端末のハードウェアをネットワーク上に配置し、それをリモートから利用する構成になっている。なお、第2、第5の実施形態で示した文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
従って、第6の実施形態によれば、第5の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 文書送信装置601は、送信本文符号化部502と送信本文復号部503とを備える。これにより、ネットワーク上の機器を利用して、符号化処理や復号処理を実現することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第7の実施形態を図22に従って説明する。なお、第7の実施形態は、第1の実施形態の文書送信装置に追記処理及び符号化処理を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図22は、本発明の第7の実施形態の文書送信装置701の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイスとの接続関係を示したものである。
文書送信装置701は、第1の実施形態における文書送信装置101に追記欄生成部302と追記解釈部303、および送信本文符号化部502と送信本文復号部503を加えた構成になっている。なお、第1、第3、第5の実施形態の文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
従って、第7の実施形態によれば、第3、第5の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置701は、追記欄生成部302と追記解釈部303、及び送信本文符号化部502と送信本文復号部503とを備える。これにより、追記欄生成処理や追記解釈処理、本文の符号化処理や復号処理を実現することができる。
(第8の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第8の実施形態を図23に従って説明する。なお、第8の実施形態は、第2の実施形態の文書送信装置に追記処理及び符号化処理の機能部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図23は、本発明での第8の実施形態の文書送信装置801の機能ブロックと、関連するハードウェアデバイス、外部装置との接続関係を示したものである。
文書送信装置801は、第2の実施形態における文書送信装置201に追記欄生成部302と追記解釈部303、および送信本文符号化部502と送信本文復号部503を加えた構成になっている。すなわち、第7の実施形態における文書送信装置701に直接接続されていた端末のハードウェアをネットワーク上に配置し、それをリモートから利用する構成になっている。なお、図2、図4、図6で示した文書送信装置と同等の機能ブロックについては同じ番号を付与しており、その説明は省略する。
従って、第8の実施形態によれば、第7の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、文書送信装置801は、追記欄生成部302と追記解釈部303、及び送信本文符号化部502と送信本文復号部503とを備える。これにより、ネッ
トワーク上の機器を利用して、追記欄生成処理や追記解釈処理、本文の符号化処理や復号処理を実現することができる。
(第9の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第9の実施形態を図24〜図26に従って説明する。なお、第9の実施形態は、第1の実施形態に、関連紙識別情報管理部を加えた構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
この関連紙識別情報管理部は、複数の紙識別情報の関係を管理する。具体的には、関連紙識別情報管理部では、送信票と送信文書の紙識別情報を管理する。例えば、識別情報列は、一つの送信票の紙識別情報に対して、送信文書の紙識別情報が1つ又は複数で構成される。
図24を用いて、送信文書印刷時に未印刷の送信票との関連付けと、送信文書と送信票の両方の印刷を行なう制御手順を説明する。
送信文書作成部117は、印刷命令の発行まで待機する(ステップS4−1)。ユーザはタッチパネル103やキーボード104、マウス105を用いて送信文書を印刷する際に、ユーザI/F制御部102を介し送信文書作成部117に印刷命令を発行する。
印刷命令を受信した送信文書作成部117は、編集中の文書に対し変更があったか否かの識別を行なう(ステップS4−2)。変更があった場合は、ユーザI/F制御部102を介し、ユーザによる選択によって文書保存先を決定する。そして、送信文書作成部117は、決定した文書保存先を元に、ディスクI/F制御部112に編集中の文書を供給して文書を保存する(ステップS4−3)。編集中の文書に対して変更がない場合は、上述の保存処理は省略する。
次に、送信文書作成部117は、紙識別情報管理部116に送信文書情報(保存先/印刷ページ範囲/印刷部数など)を供給する。そして、紙識別情報管理部116からの応答として印刷枚数分の紙識別情報を取得する(ステップS4−4)。
次に、送信文書作成部117は、紙識別情報管理部116から取得した送信文書の紙識別情報をコード化した図形を作成する(ステップS4−5)。このコード化した図形を送信文書の印刷イメージに重畳した後に、プリンタI/F制御部111に印刷対象の送信文書の印刷イメージを供給して印刷を行なう。
次に、ユーザにファクシミリ送信先を選択させるために、ユーザI/F制御部102は宛先情報管理部118に宛先一覧取得要求を行なう(ステップS4−6)。そして、宛先情報管理部118からの応答として宛先一覧を取得し、ユーザに対し宛先候補一覧を提示する。
そして、ユーザによる宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力、または処理の取り消しが行われるまで待機する(ステップS4−7)。取り消しが行われた場合(ステップS4−7において「YES」の場合)には、ファクシミリ送信表は印刷せずに終了する。
ユーザによって宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力が行われた場合は、送信票電子文書の文書保存先をユーザI/F制御部102を介しユーザに決定を促す。そして、選択された宛先情報と文書保存先を送信文書作成部117へ供給する。
送信文書作成部117は、所定の送信票電子文書の雛形の送信宛先欄に、ユーザにより選択または入力された宛先を挿入する。そして、ユーザにより指定された送信票電子文書の文書保存先を用いて、ディスクI/F制御部112に供給する。そして、送信票電子文書を保存する(ステップS4−8)。また、保存先は宛先や時間などを用いて自動的で決定してもよい。
次に、送信票の紙識別情報を取得するために、紙識別情報管理部116に送信票の情報(保存先など)を供給し、紙識別情報管理部116からの応答として送信票の紙識別情報を取得する(ステップS4−9)。
次に、取得した送信票の紙識別情報をコード化した図形を作成する。そして、この図形を送信票の印刷イメージに重畳する。この印刷対象の送信票の印刷イメージを、プリンタI/F制御部111に供給して印刷を行なう(ステップS4−10)。
以上の処理で得られた送信文書の各ページの紙識別情報と送信票の紙識別情報を関連付けて管理しておくため、送信文書作成部117が取得済みのすべての紙識別情報を関連紙識別情報管理部に供給する(ステップS4−11)。以上の処理により、図25に示すように、コード化した図形が重畳された送信文書及び送信票の印刷が行われる。更に、関連紙識別情報管理部において、送信文書と送信票とが関連付けられて記録されることになる。
(送信処理)
次に画像送信時の処理について述べる。図26は、関連紙識別情報管理部よって関連付けが管理されている送信票と送信文書に対し、送信時に関連付けのチェックを行なう実施例である。まず、文書管理処理部114は、ユーザからの処理開始指示をユーザI/F制御部102を介して受信すると、スキャナI/F制御部209を介し、スキャナ106から1ないし複数の画像を取得する(ステップS5−1)。
そして、文書管理処理部114は、取得した各画像に対し、紙識別情報をコード化した図形が画像内に存在するかをチェックし、存在しなければその画像は以後のステップにおいて使用しない(ステップS5−2)。
次に、文書管理処理部114は、各画像内の紙識別情報をコード化した図形から紙識別情報への変換を行なう(ステップS5−3)。各画像から取得した複数の紙識別情報からなる紙識別情報の組を関連紙識別情報管理部に供給する(ステップS5−4)。
更に、関連紙識別情報管理部は、供給を受けた紙識別情報の組の中に、送信票の紙識別情報とそれに関連付けられた送信文書の紙識別情報がすべて含まれるか否かのチェックを行なう(ステップS5−5)。
関連紙識別情報管理部からチェック結果として紙識別情報組が供給されなかった場合(ステップS5−5において「NO」の場合)、ユーザI/F制御部102を介し、スキャナに設置された紙が不正である旨をユーザに通知し終了する(ステップS5−6)。
一方、受信した紙識別情報列が1つないし複数であれば、文書管理処理部114は、供給された紙識別情報列中の紙識別情報を紙識別情報管理部116に供給し、各画像の元となった電子文書の保存先とページ位置を取得する(ステップS5−7)。そして、ディスクI/F制御部112を介して、各画像の元となった電子文書を取得する(ステップS5−8)。
取得した電子文書とページ位置から印刷前の画像を生成することが可能となり、ここで生成した画像を画像送信I/F制御部210へ供給してファクシミリ送信を行なう(ステップS5−9)。この場合、関連紙識別情報管理部から送信される紙識別情報列は、その順序を画像の送信順序に合わせて文書管理処理部114に供給する。そして、この順序で、ファクシミリ送信を行なう。
従って、第9の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、送信文書の紙識別情報をコード化した図形を、送信文書の印刷イメージ及び送信票の印刷イメージに重畳して印刷する。そして、文書管理処理部114は、供給を受けた紙識別情報の組の中に、送信票の紙識別情報とそれに関連付けられた送信文書の紙識別情報がすべて含まれるか否かのチェックを行なう(ステップS5−5)。これにより、画像送信の際に、送信すべきではない紙が混在した状況でも、送信すべき画像のみを適切に画像送信することが可能となる。
・ 上記実施形態では、文書管理処理部114は、供給された紙識別情報列中の紙識別情報を紙識別情報管理部116に供給し、各画像の元となった電子文書の保存先とページ位置を取得する(ステップS5−7)。そして、ディスクI/F制御部112を介して、各画像の元となった電子文書を取得する(ステップS5−8)。これにより、一度印刷された後にスキャナから画像化することで劣化してしまった画像を利用することがないため、画像送信に用いる画像品質が向上する。
・ 上記実施形態では、関連紙識別情報管理部から送信される紙識別情報列は、その順序を画像の送信順序に合わせて文書管理処理部114に送信する。これにより、文書管理処理部114において関連紙識別情報管理部から受け取った紙識別情報の列の順序に対応する順序に画像を並び替えることも可能となる。従って、画像送信時に取得する画像の順序が不適切だった場合でも、正しい順序に画像を並び替えて送信することができる。
(第10の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第10の実施形態を図27に従って説明する。なお、第10の実施形態は、第9の実施形態の文書送信装置に関する他の構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。ここでは、関連紙識別情報管理部は先の実施例と同等のものが利用可能である。
図27においては、送信文書作成部117は、印刷命令の発行まで待機する(ステップS6−1)。ユーザはタッチパネル103、キーボード104、マウス105を用いて送信票を印刷する際に、ユーザI/F制御部102を介し送信文書作成部117に印刷命令を入力する。
印刷命令を受信した送信文書作成部117は、宛先情報管理部306に宛先一覧取得要求を行ない、宛先情報管理部306からの応答として宛先一覧を取得し、ユーザに対し宛先候補一覧を提示する(ステップS6−2)。
この時、送信文書作成部117は、ユーザによる宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力、または処理の取り消しが行われるまで待機する(ステップS6−3)。取り消しが行われた場合(ステップS6−3において「YES」の場合)、送信票印刷を取り消す。
ユーザによって宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力が行われた場合(ステップS6−3において「NO」の場合)、送信文書作成部117は、選択または入力された宛先を送信票電子文書の送信宛先欄に挿入し、保存する(ステップ
S6−4)。この場合、時間や宛先などを用いて一意となる名称を付与しておく。
次に、送信文書作成部117は、紙識別情報管理部116に送信票の情報(保存先など)を供給し、送信票の紙識別情報を取得する(ステップS6−5)。
送信文書作成部117は、紙識別情報管理部116からの応答として得られる紙識別情報をコード化した図形を作成し、その図形を送信票の印刷イメージへと重畳した後に、プリンタI/F制御部305に印刷対象の送信票の印刷イメージを供給して印刷を行なう(ステップS6−6)。
次に、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して、印刷を行った送信票と関連付ける送信文書の決定をユーザに促す。そして、ユーザが選択した送信文書の電子文書情報を取得する(ステップS6−7)。
送信文書作成部117は、選択された送信文書の印刷イメージを作成するとともに、送信文書情報(保存先/印刷ページ範囲/印刷部数など)を紙識別情報管理部116に供給する(ステップS6−8)。そして、紙識別情報管理部116からの応答として印刷枚数分の紙識別情報を取得する。
次に、送信文書作成部117は、取得した送信文書の紙識別情報をコード化した図形を作成し、その図形を送信文書の印刷イメージへと重畳する。そして、この印刷対象の送信文書の印刷イメージを、プリンタI/F制御部305に供給して印刷を行なう(ステップS6−9)。
そして、以上の処理で得られた送信文書の各ページの紙識別情報と送信票の紙識別情報を関連付けて管理しておくため、送信文書作成部117が取得済みのすべての紙識別情報を関連紙識別情報管理部307に供給する(ステップS6−10)。
従って、第10の実施形態によっても、第9の実施形態の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 送信文書作成部117は、プリンタI/F制御部305に印刷対象の送信票の印刷イメージを供給して印刷行なう(ステップS6−6)。次に、送信文書作成部117は、ユーザI/F制御部102を介して、印刷を行った送信票と関連付ける送信文書の決定をユーザに促し、送信文書の電子文書情報を取得する(ステップS6−7)。これにより、送信票の印刷後に送信する文書の関連付けを行なうことができる。
(第11の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第11の実施形態を図28に従って説明する。なお、第11の実施形態は、第9の実施形態の文書送信装置に関する他の構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。ここでは、関連紙識別情報管理部は先の実施例と同等のものが利用可能である。
図28においては、文書管理処理部114は、ユーザからの処理開始指示をユーザI/F制御部102を介して取得すると、スキャナI/F制御部209を介し、スキャナ106から1ないし複数の画像を取得する(ステップS7−1)。
取得したすべての画像に対し、紙識別情報をコード化した図形が存在するか否かのチェックを行ない、コード図形を検出できた画像と、検出できなかった画像にグループ分けを行なう(ステップS7−2)。
まず、紙識別情報をコード化した図形を検出できなかった画像に対する処理手順を説明
する。文書管理処理部114は、紙識別情報をコード化した図形が存在しない画像データを、それぞれ電子文書として、ディスクI/F制御部112に供給して保存する(ステップS7−3)。保存先は宛先や時間などを用いて自動的に決定してもよい。
そして、文書管理処理部114は、これらの保存先を紙識別情報管理部116に供給して登録することにより、紙識別情報を取得する(ステップS7−4)。
そして、文書管理処理部114は、ここで得られた紙識別情報をコード化した図形を、それぞれ対応する画像に重畳する(ステップS7−5)。そして、プリンタI/F制御部111に画像データを供給して印刷を行なう(ステップS7−6)。以上の処理により、紙識別情報を検出できなかった画像に対する登録処理を完了する。
次に、紙識別情報をコード化した図形を検出できた画像に対する処理手順を説明する。紙識別情報をコード化した図形が存在する画像に対しては、文書管理処理部114は、各画像内の紙識別情報をコード化した図形から紙識別情報への変換を行なう(ステップS7−7)。これにより、紙識別情報を取得する。
次に、文書管理処理部114は、これらの紙識別情報を紙識別情報管理部116に供給し、各画像の元となった電子文書の保存先とページ位置に関する情報を取得する(ステップS7−8)。更に、文書管理処理部114は、ディスクI/F制御部112を介して、各画像の元となった電子文書を取得する(ステップS7−9)。
そして、それぞれの紙識別情報に対応するページを、再び紙識別情報をコード化した図形を重畳した後に、プリンタI/F制御部111に画像を供給して印刷を行なう(ステップS7−10)。
最後に、新規登録して得られた紙識別情報と、画像から抽出した画像を変換した紙識別情報を一つの紙識別情報列としてまとめる(ステップS7−11)。
更に、文書管理処理部114は、紙識別情報を関連紙識別情報管理部に供給する(ステップS7−12)。これにより、最初に供給された複数の画像に関しての関連付けが可能となる。
そして、どの画像を送信票として登録するか、また送信文書として登録する画像の順序をどうするかを、ユーザI/F制御部102を介して、ユーザに選択を促す。ここでユーザにより送信票として選択された画像の紙識別情報と送信文書の画像の順序に対応する紙識別情報列をテーブル上で管理する。
また、ユーザによる選択なしに自動で登録する場合は、先頭の画像が送信票の画像となり、2枚目以降の送信文書画像もページ順に整列済みであると仮定することで、先頭画像に対応する紙識別情報を送信票用の紙識別情報として、テーブルで管理することになり、ユーザI/F制御部102による制御が不要となる。
従って、第11の実施形態によれば、第9の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、紙識別情報をコード化した図形が重畳された媒体と、紙識別情報をコード化した図形が重畳されていない媒体とが混在した場合であっても、そのままスキャナで読み込んで、送信する文書の関連付けを行なうことができる。
(第12の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第12の実施形態を図29に従って説明する。なお、第12の実施形態は、第9の実施形態に符号化/復号部、電子文書を所定の形式
での符号化とそれに対する復号を行なう構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図29は、送信文書完成時に未印刷の送信票への埋め込み処理と、送信文書が埋め込まれた送信票を印刷する処理とを行なう。送信文書作成部117は、印刷命令の発行まで待機する(ステップS8−1)。ユーザはタッチパネル103、キーボード104、マウス105を用いて送信文書を完成させる。その際、ユーザI/F制御部102を介して送信文書作成部117に送信票印刷命令を行なう。
送信票印刷命令を受けた送信文書作成部117は、編集中の文書に対し変更があったか否かの識別を行なう(ステップS8−2)。変更があった場合(ステップS8−2において「YES」の場合)は、ユーザI/F制御部102を介し、ユーザによる選択によって文書保存先を決定する。決定した文書保存先を元に、ディスクI/F制御部112に編集中の文書を供給して文書を保存する(ステップS8−3)。編集中の文書に対して変更がない場合(ステップS8−2において「NO」の場合)は、上述の保存処理は省略する。
次に、送信文書作成部117は、ユーザに画像送信先を選択させるために、ユーザI/F制御部102は宛先情報管理部406に宛先一覧取得要求を行なう。そして、宛先情報管理部406からの応答として宛先一覧を取得し、ユーザに対し宛先候補一覧を提示する(ステップS8−4)。
そして、送信文書作成部117は、ユーザによる宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力、または処理の取り消しが行われるまで待機する(ステップS8−5)。取り消しが行われた場合(ステップS8−5において「YES」の場合)は、送信票は印刷せずに終了する。
ユーザによって宛先一覧からの宛先の選択、または宛先一覧にはない新規宛先の入力が行われた場合(ステップS8−5において「NO」の場合)、送信文書作成部117は、保存済みの文書を符号化/復号部407に供給する。そして、符号化された文書を取得する。
更に、送信文書作成部117は、ユーザにより決定された送信票の電子文書の文書保存先をユーザI/F制御部102を介して取得する。これにより、送信文書作成部117は、選択された宛先情報と文書保存先、及び前述の符号化された文書を取得することになる。
送信文書作成部117は、所定の送信票電子文書の雛形の送信宛先欄に、ユーザにより選択または入力された宛先を挿入した後に、前述の符号化した文書を可視又は不可視の状態で挿入する(ステップS8−6)。
次に、送信文書作成部117は、ユーザにより指定された送信票電子文書の文書保存先を元に、ディスクI/F制御部112に供給して送信票電子文書を保存する(ステップS8−7)。また、保存先は宛先や時間などを用いて自動で決定してもよい。
次に、送信文書作成部117は、紙識別情報管理部116に送信票の情報(保存先など)を供給し、紙識別情報管理部116からの応答として送信票の紙識別情報を取得する(ステップS8−8)。
そして、送信文書作成部117は、取得した送信票の紙識別情報をコード化した図形を作成する。そして、その図形を送信票の印刷イメージへと重畳し、プリンタI/F制御部
111に印刷対象の送信票の印刷イメージを供給して印刷を行なう(ステップS8−9)。
従って、第12の実施形態によれば、第9の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、送信文書作成部117は、保存済みの文書を符号化/復号部に供給し、符号化された文書を取得する。そして、符号化した文書を可視又は不可視の状態で挿入する(ステップS8−6)。これにより、送信票から文書を取り出すことが可能である。
(第13の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第13の実施形態を図30に従って説明する。なお、第13の実施形態は、第9の実施形態に印刷済みの送信票と送信文書の関連付けを行なう処理を実行する構成である。
まず、文書管理処理部114は、ユーザからの処理開始指示をユーザI/F制御部102を介して受信すると、スキャナI/F制御部110を介し、スキャナ106から1ないし複数の画像を取得する(ステップS9−1)。
文書管理処理部114は、取得したすべての画像に対し、紙識別情報をコード化した図形が存在するか否かのチェックを行なう(ステップS9−2)。上記図形を検出できた画像と検出できなかった画像にグループ分けを行なう。
まず、紙識別情報をコード化した図形を検出できなかった画像に対する処理手順を説明する(ステップS9−2において「NO」)。文書管理処理部114は、紙識別情報をコード化した図形が存在しない画像は、各画像をそれぞれ電子文書として、ディスクI/F制御部112に供給して保存する(ステップS9−3)。保存先は宛先や時間などを用いて自動で決定してもよい。
次に、文書管理処理部114は、紙識別情報をコード化した図形を検出できた画像に対する処理手順を説明する(ステップS9−2において「YES」)。
文書管理処理部114は、紙識別情報をコード化した図形が存在する画像に対して、各画像内の紙識別情報をコード化した図形から紙識別情報への変換を行なう(ステップS9−4)。
文書管理処理部114は、これらの紙識別情報を紙識別情報管理部116に供給し、各画像の元となった電子文書の保存先とページ位置を取得する(ステップS9−5)。
更に、文書管理処理部114は、ディスクI/F制御部112を介して、各画像の元となった電子文書を取得する(ステップS9−6)。
以上の処理で、紙識別情報が検出できた紙に関しては、原本の電子文書のページが取得される。
次に、文書管理処理部114は、紙識別情報から得られた電子文書の各ページと新規保存した文書画像のうちから1つの画像を印刷対象として抽出し、残りの紙識別情報から得られた電子文書の各ページと新規保存した文書画像は、符号化/復号部に供給して符号化を行なう(ステップS9−7)。
符号化/復号部において符号化された文書/画像群は、前述の印刷対象画像の元となった電子文書内に可視、又は不可視の状態で挿入する。
その後に、文書管理処理部114は、印刷対象画像の電子文書の文書保存先をユーザI
/F制御部102を介しユーザにより決定し、決定した文書保存先を元に、ディスクI/F制御部112に宛先情報が挿入された印刷対象画像の電子文書を供給し、文書を保存する(ステップS9−8)。また、保存先は宛先や時間などを用いて自動で決定してもよい。
次に、文書管理処理部114は、印刷対象画像の紙識別情報を取得するために、紙識別情報管理部116に印刷対象画像の情報(保存先など)を供給する。そして、紙識別情報管理部116からの応答として印刷対象画像の紙識別情報を取得する。
文書管理処理部114は、取得した印刷対象画像の紙識別情報をコード化した図形を作成し、その図形を印刷対象画像の印刷イメージへと重畳した後に、プリンタI/F制御部111に印刷対象画像の印刷イメージを供給して印刷を行なう(ステップS9−9)。
送信票画像の決定や、また残りの送信文書の順序の決定に関しては、ユーザI/F制御部102を介して、ユーザにスキャナから取得した複数の文書画像、紙識別情報から得られる電子文書名とページ数の一覧を提示し、ユーザに選択を促す。また、ユーザによる選択なしに自動で登録する場合は、先頭の画像が印刷対象の画像となり、2枚目以降の文書画像もページ順に整列済みであると仮定する。
従って、第13の実施形態によれば、第12の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 紙識別情報をコード化した図形を検出できた場合には、送信する電子文書を取得することができる。
(第14の実施形態)
次に、本発明を具体化した文書送信装置の第14の実施形態を図31〜図32に従って説明する。なお、第13の実施形態は、第3の実施形態において、検印依頼票とファクシミリ送信票とを使い分けるようにした構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図32に示すように、本実施形態の検印依頼票2210には、例えばファクシミリ番号+用紙の種類を表す記号(例えば検印依頼票の場合は「A」)がエンコードされているコード画像が添付される。この検印依頼票2210は、ファクシミリ送信しようとする本文とともに上司に回覧し、送信許可の承認を得るためのものである。そして、この検印依頼票2210は、検印されて検印依頼票2220となる。一方、本実施形態のファクシミリ送信には、送信票2230を用いる。検印依頼票2210と送信票2230とは、タイトル自身の文言は異なる。また、送信票2230のコード画像はファクシミリ番号+用紙の種類を表す記号(例えば送信票の場合は「B」)がエンコードされているものである。
次に、図31を用いて動作を説明する。まず、スキャナ106が原稿を読み取る。この場合、文書管理処理部114は、原稿の解析を行なう(ステップS10−1)。デコードに失敗した場合(ステップS10−2に「NO」の場合)は、検印依頼票ではない可能性が高いので、エラーを表示する(ステップS10−3)。
一方、デコードに成功した場合(ステップS10−2に「YES」の場合)は、文書管理処理部114は、検印依頼票かファクシミリ送信票かどうかを確認する(ステップS10−4)。この場合、コード画像の識別子(ここでは、「A」又は「B」)により判断する。
検印依頼票の場合(ステップS10−4において「YES」の場合)には、追記解釈部
303が検印を確認してファクシミリ送信票を生成する(ステップS10−5)。タイトル部分を「検印依頼票」から「ファクシミリ送信票」に変更する。そして、コードを変更して印刷を行なう(ステップS10−6)。
一方、デコード結果からファクシミリ番号の場合(ステップS10−4において「NO」の場合)には、ファクシミリ送信操作を実行する(ステップS10−7)。
従って、第14の実施形態によれば、第3の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
検印がなされていると判断された場合は、通常のファクシミリの動作に加えて、検印依頼票」から「ファクシミリ送信票」とを使い分けることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、「ファクシミリ送信」の場合には、文書管理処理部114は、送信票の電子文書の中から送信先のファクシミリ番号を取得する(ステップS3−9)。また、「電子メール送信」の場合には、送信票の電子文書の中から送信先の電子メールアドレスを取得する(ステップS3−12)。これに代えて、送信媒体に含まれる送信媒体識別情報を用いて、電子文書の宛先情報を取得するようにしてもよい。この場合には、宛先情報管理手段としての宛先情報管理部118に、送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報(ファクシミリ番号や電子メールアドレス等)を記録しておく。そして、文書送信処理において、スキャン画像に含まれるコード画像を検索し、デコードを行なうことによりID(送信媒体識別情報)を取得する。このIDに関連付けられた宛先情報を宛先情報管理部118から取得する。これにより、予め電子文書に設定された宛先に送信を行なうことができる。
○ 上記実施形態では、検印欄の判定に「追記があるか」のBOOL値しか用いていない。これに代えて、例えば検印欄の記入部に対応する情報として追記イメージそのものを取得し、取得したイメージデータを使って画像認識により検印認証あるいはサイン認証等を行ない、その認証結果によって検印判定を行なうようにしてもよい。これにより、検印の精度を高くすることができる。
○ 上記実施形態では、ファクシミリ送信あるいは電子メール送信をするときに画像化した送信票を図13に示したが、追記イメージを重畳させた画像を作り、それを送信してもよい。あるいは、追記欄1305〜1308(あるいはその一部)を消去した画像を作り、それを送信してもよい。また送信先情報1303、送信元情報1304の一部を必要に応じて消去したりしてもよい。例えば、ファクシミリ送信時には電子メールアドレスの表記の消去なども行なうことができる。このような送信時の細かいレイアウト制御は、送信票のスキャン画像でなく、その電子文書を取得しているからこそできることである。このときの制御パラメータは、文書送信管理処理要求時にユーザI/F制御部102で指定されたものを受け取ったり、送信票作成の際に紙からパラメータ指定したりするための追記欄を設けるなどする。
○ 上記第14の実施形態では、検印依頼票の場合(ステップS10−4において「YES」の場合)には、追記解釈部303が検印を確認してファクシミリ送信票を生成する(ステップS10−5)。タイトル部分を「検印依頼票」から「ファクシミリ送信票」に変更する。そして、コードを変更して印刷を行なう(ステップS10−6)。これに代えて、検印を確認できれば、速やかにファクシミリ送信してもよい。更に、送信票を印刷するとともに、ファクシミリ送信してもよい。
○ 上記実施形態では、宛先は宛先情報管理部118で管理している宛先情報管理テー
ブルに記録されて管理される。この宛先の指定には、ワンタッチダイヤルを用いることも可能である。
第1の実施形態の機能ブロックの説明図。 第1の実施形態の処理手順の説明図。 第1の実施形態のディスプレイの表示画面の説明図。 宛先情報管理部で管理している宛先情報管理テーブルの説明図。 送信票の電子文書の説明図。 第1の実施形態の処理手順の説明図。 紙識別情報管理部で管理しているIDテーブルの説明図。 送信票の説明図。 第1の実施形態の処理手順の説明図。 第2の実施形態の機能ブロックの説明図。 第3の実施形態の機能ブロックの説明図。 第3の実施形態の処理手順の説明図。 送信票の電子文書の説明図。 送信票の説明図。 送信票の説明図。 第3の実施形態の処理手順の説明図。 第4の実施形態の機能ブロックの説明図。 第5の実施形態の機能ブロックの説明図。 第5の実施形態の処理手順の説明図。 第5の実施形態の処理手順の説明図。 第6の実施形態の機能ブロックの説明図。 第7の実施形態の機能ブロックの説明図。 第8の実施形態の機能ブロックの説明図。 第9の実施形態の処理手順の説明図。 送信票と送信本文の説明図。 第9の実施形態の処理手順の説明図。 第10の実施形態の処理手順の説明図。 第11の実施形態の処理手順の説明図。 第12の実施形態の処理手順の説明図。 第13の実施形態の処理手順の説明図。 第14の実施形態の処理手順の説明図。 送信票の説明図。
符号の説明
101、201、301、401、501、601、701、801…文書送信装置、102…ユーザI/F制御部、110…スキャナI/F制御部、111…プリンタI/F制御部、112…ディスクI/F制御部、113…送信I/F制御部、114…文書管理処理部、115…印刷処理部、116…紙識別情報管理部、117…送信文書作成部、118…宛先情報管理部、302…追記欄生成部、303…追記解釈部、502…送信本文符号化部、503…送信本文復号部、1301…送信票データ、1303…送信先情報、1305…検印欄、1306,1312…ファクシミリ送信欄、1307…電子メール送信欄、1601,1701,1801,2230…送信票。

Claims (14)

  1. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    宛先情報を管理する宛先情報管理手段と、
    前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込手段と、
    前記送信媒体読込手段により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする文書送信装置。
  2. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段と、
    少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込手段と、
    前記送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする文書送信装置。
  3. 前記送信手段は、前記送信媒体の読込時に、同時期に前記送信媒体読込手段で読み込まれた文書を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の文書送信装置。
  4. 前記送信媒体に印刷された追記欄に追記された情報を抽出し、抽出した情報から追記内容を解釈する追記解釈手段と、
    前記追記解釈結果により、送信に関する処理内容を決定する処理内容決定手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の文書送信装置。
  5. 前記追記欄には、送信方法を指定するための送信方法指定欄を含み、
    前記処理内容決定手段が、追記欄への記入を読み取り、指定された送信方法を決定し、
    前記送信手段が、前記処理内容決定手段において決定された送信方法を用いて、前記電子文書の送信を行なうことを特徴とする請求項4に記載の文書送信装置。
  6. 前記追記欄には、ファクシミリ送信を指定するためのファクシミリ送信欄と、電子メール送信を指定するための電子メール送信欄のうち少なくとも一つが含まれるとともに、
    前記送信手段は、指定されたファクシミリ送信又は電子メール送信を行なうことを特徴とする請求項5に記載の文書送信装置。
  7. 前記追記欄には、検印欄を含み、
    送信媒体の読込時に前記検印欄への追記が不当である場合は、前記電子文書の送信を拒否することを特徴とする請求項4に記載の文書送信装置。
  8. 前記文書送信装置は、電子文書を符号化する符号化手段と、前記符号化された電子文書を復号する復号手段とを更に備え、
    前記印刷手段は、前記送信媒体識別情報に、前記電子文書を符号化した情報を含めて印刷することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の文書送信装置。
  9. 前記文書送信装置は、一回の送信においてまとめて送信する電子文書を関連付ける情報を記録した関連情報識別手段を更に備え、
    前記送信媒体識別情報に基づいて、前記関連情報識別手段に記録されている電子文書を特定し、まとめて送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の文書送信装置。
  10. 前記送信媒体作成手段は、送信媒体識別情報と宛先情報を印刷した送信依頼票を作成し、
    前記送信媒体読込手段が、前記送信依頼票を読み込んだ場合、送信票を生成し、この送信票を送信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の文書送信装置。
  11. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信する方法であって、
    前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成段階と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷段階と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信媒体読込段階と、
    前記送信媒体読込段階により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信段階と
    を実行することを特徴とする文書送信方法。
  12. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信する方法であって、
    少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成段階と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷段階と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込段階と、
    前記送信媒体読込段階により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信段階と
    を実行することを特徴とする文書送信方法。
  13. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信するプログラムであって、
    前記文書送信装置を、
    前記宛先情報管理手段から取得した宛先情報と送信媒体識別情報とを含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定するとともに、この電子文書の宛先情報を取得する送信
    媒体読込手段と、
    前記送信媒体読込手段により取得した電子文書の宛先情報に基づいて、前記電子文書を送信する送信手段
    として機能させることを特徴とする文書送信プログラム。
  14. 送信媒体に印刷された送信媒体識別情報に関連付けて、送信する電子文書に関する情報を管理する送信媒体識別情報管理手段と、
    前記送信媒体識別情報に関連付けて宛先情報を管理する宛先情報管理手段とを備えた文書送信装置を用いて、文書を送信するプログラムであって、
    前記文書送信装置を、
    少なくとも送信媒体識別情報を含む送信媒体を作成する送信媒体作成手段と、
    前記送信媒体に送信媒体識別情報を付与して印刷する印刷手段と、
    印刷された送信媒体から送信媒体識別情報を取得して、前記送信媒体識別情報管理手段を用いて送信する電子文書を特定する送信媒体読込手段と、
    前記送信媒体読込手段により取得した送信媒体識別情報に基づいて前記宛先情報管理手段から電子文書の宛先情報を取得し、前記電子文書を送信する送信手段
    として機能させることを特徴とする文書送信プログラム。
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