JP2007149774A - 気相成長装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気相成長装置において、原料ガスの種類の切り替え、原料ガス流の変化、成膜反応熱、加熱条件などにより発生する反応室内部の温度勾配を是正し、膜厚および膜質の均一な薄膜を形成する。
【解決手段】 反応炉2と、反応炉2の内部に設けられ、原料ガス導入口4およびガス排出口5を有する反応室3と、反応室3内に設けられ、薄膜を形成するための基板6,7,8,9,10を載置するサセプタ11と、サセプタ11の下方に設けられ、基板6,7,8,9,10を加熱する基板加熱手段12と、サセプタ11および基板加熱手段12を支持する回転軸13とを含んで構成される気相成長装置1において、反応炉2の上面2aと反応室3との間に、熱を反射、吸収または透過する温度制御部材13を設け、薄膜成長の度合いに応じて、温度制御部材13に変形および/または位置制御を施し、反応室3内の温度分布を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気相成長装置に関する。
LED(発光ダイオード)、半導体レーザなどに利用される化合物半導体薄膜は、一般に、有機金属化学気相蒸着法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition、MOCVD法)に従って形成される。MOCVD法とは、原料として、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムなどの有機金属ガスと、アンモニア、ホスフィン、アルシンなどの水素含有化合物とを用い、これらの原料ガスを加熱下に基板表面に供給し、基板表面に化合物半導体薄膜を形成する方法である。MOCVD法において、膜厚および膜質の均一な薄膜を形成するためには、原料を均一に混合すること、基板表面およびその近傍の温度を所望の温度分布に調整することなどが重要である。
MOCVD法を実施する気相成長装置の一例として、横型MOCVD装置が挙げられる。図22は、従来の横型MOCVD装置120の構成を概略的に示す断面図である。横型MOCVD装置120は、直方体形状の反応炉121と、反応炉121の内部に反応炉121を挿通するように設けられ、一端部にガス導入口123および他端部にガス排出口124とが形成された反応室122と、反応室122内部の略中央に設けられて基板125を載置するサセプタ126と、サセプタ126の基板125を載置する側と反対側に、サセプタ126に近接するように設けられて、基板125を加熱するヒータ127とを含んで構成される。横型MOCVD装置120によれば、まず、サセプタ126に基板125を載置し、基板125をヒータ127により加熱した状態で、原料ガスをガス導入口123から矢符128aの方向で反応室122内に導入する。この原料ガスが被処理基板125上に到達すると、熱によって原料ガスの成膜化学反応が進行し、基板125表面に薄膜が形成される。そして、基板125上を通過した未反応の原料ガスおよび成膜化学反応後の排ガスは、ガス排出口124から矢符128bの方向で外部に排出される。
横型MOCVD装置120は、他の気相成長装置に比較すると、得られる薄膜の膜厚および膜質の面内均一性に相対的に優れるので、一般的に良く用いられる。しかしながら、横型MOCVD装置120においても、基板125上に薄膜が成長する過程で、特に基板125表面で不均一な温度分布が生じること、原料ガスの種類、原料ガスを反応室122に導入する際の原料ガス流の微妙な変化、薄膜成長時の反応熱などによって、反応室122内の均熱性が損なわれ、反応室122内の温度が局所的に変化して温度差を生じる。また、薄膜成長を繰り返し実施すると、反応室122内壁にも反応物が付着し、該反応物が熱を反射または吸収するので、反応室122内の温度分布が一層変化し易くなる。その結果、得られる薄膜の膜厚および/または膜質の面内均一性が損なわれることがある。したがって、反応室122の温度分布をほぼ一定に保持できるかまたは温度分布の度合いに応じて反応室122内、特に基板125の表面の温度分布を調整することができ、膜厚および膜質の面内均一性に優れた薄膜を安定的に形成できる気相成長装置が望まれる。
一方、放射型反応室の外周に、熱エネルギ反射板を配置した気相成長装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。図23は、該気相成長装置130の構成を概略的に示す断面図である。気相成長装置130は、石英などから形成されて中心軸151を有する放射型反応炉131と、放射型反応炉131を取り囲むように設けられて放射型反応炉131から放散する熱エネルギ(赤外線)を反射する反射装置141とを含んで構成される。放射型反応炉131は、シールプレート133、石英製反応室135、シールプレート133と石英製反応室135とをシールするシール材134、原料ガス導入孔132が形成され、中心軸151の周りを回転する基台139、基台139上に設けられて基板161を載置するサセプタ137、サセプタ137の下部に設けられて基板161を加熱するヒータ136、およびヒータ136とサセプタ137との間に設けられてヒータ136を保護するカバー140を含んで構成される。反射装置141は、複数個の環状反射部材(反射性ファセット)142,146、環状反射部材142,146を接続する接続部材143、反射装置141の外周に設けられて環状反射部材142,146を冷却する銅製冷却用コイル145、上部反射部材147、ならびに反射装置141の内側および外側の包囲体155,156を含んで構成され、間隙153によって放射型反応炉131から分離される。
気相成長装置130においては、ヒータ136の真上にある基板161の中心部の温度が高くなり、基板161の端部の温度が相対的に低くなる温度分布が発生し易い。これを是正するために、反応室135の外部の環状反射部材142,146によって、反応室135から放散する熱を基板161の端部に反射する構成を採る。このことは、特許文献2の図2からも明らかである。特許文献1の図2によれば、環状反射部材142,146は、反応室135から放散する熱を基板161の端部に相当する部分に反射するように角度調整される。このように、気相成長装置130は、基板161の端部に熱を反射させるために、環状反射部材142,146を設けるものである。このため、環状反射部材142,146の角度調整の範囲は限定される。さらに、環状反射部材142,146の角度調整が限定されることは、これらが包囲体155,156によって覆われることからも裏付けられる。このような環状反射部材142,146を設けても、原料ガスの種類、原料ガス流の微妙な変化、反応熱による基板161表面温度の変化、反応室135の内壁に付着する反応物に起因する反応室135内の温度変化などに対応することはできない。基板161上に薄膜を均一および均質に成長させるには、単に、基板161表面の温度分布を均一にするだけでなく、薄膜の成長過程における反応室135内の温度分布の変化に応じて、基板161の中心から端部にかけて温度分布を持たせること、サセプタ137の中心部から端部にかけて所望の温度分布を持たせること、基板161表面の原料ガス流の上流から下流にかけて所望の温度分布を持たせることなどが必要である。すなわち、気相成長装置130は、きめ細かな温度分布の調整を行い得ず、均一性および均質性の高い薄膜を安定して形成することができない。
なお、特許文献1には、反応炉を水平方向に配置した気相成長装置において、環状反射部材を水平方向に設けることが記載されている。しかしながら、この場合でも、環状反射部材は基板端部に熱を反射するように設けられるのみであり、上記と同様に、きめ細かな温度分布を得ることができない。
従来の気相成長装置における、このような欠点は、一度に2以上の基板表面に薄膜を形成する際に特に顕著になる。すなわち、基板表面に形成される薄膜の膜厚および/または膜質が不均一になるだけでなく、基板毎に、異なる膜厚および/または膜質を有する薄膜が形成され易い。
特開昭64−71117号公報
本発明の目的は、原料ガスの種類、原料ガス流、反応熱により影響を受ける基板表面温度、その他の条件の変化に対応して温度分布の均一化および調整を行うことができ、基板表面に膜厚および膜質の均一な薄膜を形成することができ、さらに複数の基板表面に薄膜を形成する場合でも、各基板に膜厚および/または膜質がほぼ同等の薄膜を形成することができる気相成長装置を提供することである。
本発明は、基板と原料ガスとを反応させる反応炉と、反応炉の内部に設けられて原料ガスを導入するガス導入口および排ガスを排出するガス排出口を備える反応室と、反応室の内部空間に設けられて1または2以上の基板を載置するサセプタと、サセプタに近接して設けられて基板を加熱する加熱手段と、反応室の外方であってサセプタに対向する位置に設けられて、反応室から外方に放射される熱を反射、吸収または透過する1または2以上の温度制御部材とを含み、基板表面に薄膜を形成する気相成長装置において、
温度制御部材は、変形手段および/または位置制御手段を含み、
かつ基板表面に薄膜が成長する過程で、温度制御部材に変形および/または位置制御が施されることを特徴とする気相成長装置である。
また本発明の気相成長装置は、前述の原料ガスが、基板の薄膜を形成する面に対して平行方向に供給されることを特徴とする。
さらに本発明の気相成長装置は、前述の変形手段が、加圧圧力および/または加熱温度の調整により温度制御部材を変形させることを特徴とする。
さらに本発明の気相成長装置は、前述の位置制御手段が、
温度制御部材の反応室外周面に対する離隔位置および/または傾斜角度を調整することを特徴とする。
さらに本発明の気相成長装置は、前述の温度制御部材が、
熱を反射する熱反射率、熱を吸収する熱吸収率および熱を透過する熱透過率の少なくとも1つを可変に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、反応炉と、反応室と、サセプタと、基板加熱手段と、反応室の外方のサセプタに対向する位置に設けられる温度制御部材とを含む気相成長装置において、基板表面に薄膜を成長させる過程で、温度制御部材を変形させるかまたは移動、角度調整などの位置制御を行い、或は変形と位置制御を組み合わせて行うことによって、原料ガスの種類の切り替え、原料ガス流、基板表面の温度、基板加熱温度その他の条件の変化に対応して、反応室内の温度分布をきめ細かく調整し、反応室内の温度分布の均一化、反応室内での所望の温度分布の実現などを容易に行うことができる。
したがって、本発明の気相成長装置は、1または2以上の基板表面に、膜厚および膜質の極めて均一な薄膜を、安定的に形成することができる。
また本発明によれば、本発明の気相成長装置において、原料ガスを、基板の薄膜形成面に対して平行方向に供給する方式を採ることによって、反応室内の温度分布を一層きめ細かく調整することができる。たとえば、基板表面の温度分布の均一化、サセプタの中心部から端部にかけてほぼ同心円状の温度分布を持たせること、基板表面の原料ガス流の上流から下流にかけてほぼ同心円状の温度分布を持たせること、特に複数の基板に一度に薄膜を成長させる際に、基板の中心から端部にかけてほぼ同心円状の温度分布を持たせることなどを非常に容易に実施することができる。
さらに本発明によれば、温度制御部材に圧力および/または熱を加えて変形させ、かつ圧力の大きさおよび/または熱量を適宜調整することによって、薄膜の成長過程に応じた最適の温度分布を選択することができる。
さらに本発明によれば、温度制御部材を、その熱反射率、熱吸収率および熱透過率の少なくとも1つが調整可能なように構成することによって、反応室内の温度分布の制御精度がさらに向上する。このような温度制御部材としては、たとえば、熱反射率が調整可能な熱反射層、熱吸収率が調整可能な熱吸収層および熱透過率が調整可能な熱透過層の少なくとも1つを含んで構成されるものが好ましい。
図1は、本発明の実施の第1形態である気相成長装置1の構成を概略的に示す断面図である。
気相成長装置1は、基板6の表面に原料ガスとの反応により薄膜を形成する反応炉2と、反応炉2を挿通するように設けられ、一端部に原料ガスを導入するガス導入口4および他端部に薄膜形成反応後の排ガスと未反応の原料ガスとを排気するガス排出口5がそれぞれ形成される反応室3と、反応室3のほぼ中央部に設けられ、基板6,7,8,9,10(基板9,10は不図示)を載置するサセプタ11と、サセプタ11の基板6,7,8,9,10が載置される側と反対側に設けられ、基板6,7,8,9,10を加熱する基板加熱手段12と、反応炉2の上面2aと反応室3との間に設けられ、反応室3内の温度を制御する温度制御部材13と、サセプタ11および基板加熱手段12を支持する回転軸14とを含んで構成される。
反応炉2は直方体状などの筒状の中空体であり、その底面2bは、気相成長装置1の図示しない設置面に対して水平方向に平行である。反応炉2の内部には、反応室3が設けられる。
反応室3は反応炉2を挿通し、反応炉2の一側面2cに形成される側面開口部には、ガス導入口4が反応炉2の外方に臨むように設けられる。ガス導入口4には図示しない原料ガス供給管が接続される。また、反応炉2の一側面2cに対向する他の側面2dに形成されるもう1つの側面開口部には、ガス排出口5が反応炉2の外方に臨むように設けられる。ガス排出口5には、図示しないガス排出管が接続される。原料ガスはガス導入口4から反応室3内に導入され、反応後の排ガスおよび未反応ガスはガス排出口5から反応室3の外部へ排出される。反応室3は、たとえば、石英などの、耐熱性を有しかつ原料ガスに対して不活性な材料から形成される。
反応室3のほぼ中央部には、開口部3aが形成される。この開口部3aをほぼ閉塞するように、サセプタ11が設置される。サセプタ11は、その表面11aに、基板6,7,8,9,10を載置する5個の凹部11bを有する。サセプタ11の下方には、好ましくは、その底面11cに接するように基板加熱手段12が設けられる。基板加熱手段12には、たとえば、ヒータが用いられる。基板加熱手段12により、サセプタ11に載置される基板6,7,8,9,10が加熱される。サセプタ11および基板加熱手段12は、回転軸14により支持される。回転軸14はその軸線周りに回転し、それに伴って、サセプタ11および基板加熱手段12ならびにサセプタ11上の基板6,7,8,9,10を回転させ、基板6,7,8,9,10の表面に形成される薄膜の膜厚および/または膜質の均一化に補助的に寄与する。
反応炉2の上面2aと反応室3との間に設けられる温度制御部材13は、反応室3から放散する熱エネルギである赤外線を反射、吸収または透過することによって、反応室3内の温度分布を制御する部材であり、熱反射性材料、熱吸収性材料および熱透過性材料から選ばれる1種または2種以上によって構成される。さらに温度制御部材13には、熱反射性、熱吸収性または熱透過性であって、押圧力、引張力などの外部応力、熱などによって弾性変形が可能な材料が用いられる。基板加熱手段12ならびに基板加熱手段12によって加熱される基板6,7,8,9,10を熱源として放散する熱エネルギは、反応室3を透過し、温度制御部材13に至る。一方、基板6,7,8,9,10では、サセプタ11の中心部に載置される基板7と、サセプタ11の周縁部に載置される基板6,8,9,10とでは明らかに温度分布が異なる。このような温度分布の違いを、温度制御部材13によって解消し、全ての基板において、膜厚および膜質の均一な同質の薄膜を形成することができる。
温度制御部材13は、図示しない変形手段を含む。以下、図2に基づいて、変形手段16を含む温度制御部材13の構成例および温度制御部材13の変形例について具体的に説明する。図2は、変形手段16による温度制御部材13の変形例を模式的に示す斜視図である。温度制御部材13は、その底面13xが図示しない反応室の上面を介して、サセプタ11の表面11aおよび表面11aに載置される基板6,7,8,9,10の薄膜形成面を臨んで配置される。変形手段16は、複数の変形部材17と、変形部材17に接続され、変形部材17をそれぞれ独立して矢符18および矢符19の方向に進退させる不図示の駆動手段とを含んで構成される。変形部材17を矢符18の方向に進めると、温度制御部材13が押圧され、温度制御部材13と変形部材17との接触部分20はサセプタ11の表面11aに対して凸になるように面変形する。この時、変形部材17の押圧力を適宜調整することにより、面変形の度合い、ひいては熱エネルギである赤外線の反射角度を調節することができる。一方、変形部材17を矢符19の方向に退かせる場合には、温度制御部材13と変形部材17とを、たとえば、図示しない耐熱性接着剤により予め接着した後、変形部材17に引張力を加えると、温度制御部材13が引っ張られ、温度制御部材13と変形部材17との接着部分21を中心にして、サセプタ11の表面11aに対して凹になるように面変形が起こる。この時、変形部材17の引張力を適宜調整することにより、面変形の度合いおよび赤外線の反射角度を調節することができる。このように、変形部材17による温度制御部材13への押圧および/または引張を、基板6,7,8,9,10の表面における温度分布の度合いに応じて経時的に適宜調整することにより、基板6,7,8,9,10の面内における温度むらを無くし、均一化することで、膜厚および膜質の均一な所望の薄膜を形成することができる。
気相成長装置1による薄膜の形成は、たとえば、次のようにして行われる。まず、サセプタ11の下に設けられた基板加熱手段12によって、サセプタ11に載置された基板6,7,8,9,10を加熱する。この状態で、原料ガスをガス導入口4から矢符15aの方向に反応室3内へ導入する。この原料ガスは、基板6,7,8,9,10およびサセプタ11の表面近傍に到達し、熱によって活性化される。活性化された原料ガスが、高温に加熱された基板6,7,8,9,10に接触すると、成膜化学反応が惹起して薄膜が形成される。このとき、一般的に、サセプタ11の中心部に対して外周部が低温となるように温度分布が生じるため、サセプタ11の中心部に載置される基板7と、サセプタ11の周縁部に載置される基板6,8,9,10とでは温度分布が異なることになるけれども、本発明においては、反応室3、特に基板6,7,8,9,10表面および近傍は、温度制御部材13によって、熱エネルギーの反射、吸収または透過を制御することで、均一な温度分布に保持される。成膜化学反応後の排ガスおよび未反応の原料ガスは、ガス排気口5から矢符15bの方向に排出される。このようにして、所望の膜厚を得るまで薄膜成長を継続する。
本実施の形態においては、反応室3の内部または周辺に、図示しない温度センサ、サーモグラフィなどの温度検知手段を設置し、反応室3内部の温度分布を検出しながら、所望の温度分布に導くように自動的に温度制御部材13の変形の度合いを決定し、赤外線の反射角度を調整してもよい。
図3は、本発明の実施の第2形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部22を概略的に示す上面図である。図4は、図3に示す気相成長装置の切断面線I−I’における断面図である。本実施の形態の気相成長装置は、実施の第1形態の気相成長装置1に類似し、反応炉内の主要構成部22以外の部分については図示および説明を省略する。なお、図3においては、サセプタ11およびそれに載置される基板6と、反応室3の外周面3bを介して配置される温度制御部材23との位置関係を説明するために、反応室3の外周面3bの図示を省略する。
主要構成部22は、一端部にガス導入口4および他端部にガス排出口5がそれぞれ形成される反応室3、反応室3の長手方向の略中央部に設けられるサセプタ11、サセプタ11の基板6が載置される側と反対側に設けられる基板加熱手段12、および図示しない反応炉の上面と反応室3との間に設けられる温度制御部材23を含んで構成される。
反応室3、ガス導入口4、ガス排出口5、サセプタ11および基板加熱手段12は、実施の第1形態の気相成長装置1に類似し、説明を省略する。
温度制御部材23は、熱反射材料からなる複数の直方体状部材である小部材からなり、該小部材は基板6の中心に対して周方向に放射状に配置され、図示しない位置制御手段により、反応室3の外周面3bに対して鉛直方向に進退可能にかつ小部材における前記鉛直方向に垂直な方向の軸心回りに角変位可能に支持され、熱源12から放射される熱エネルギを基板6側に向けて反射するかまたは吸収することによって、基板6面および/または反応室内部の温度を適宜調整する。
つぎに、小部材23a,23b,23c,23d,23e,23f,23g,23hを例にとって、さらに説明する。これらの小部材は、サセプタ11上に配置される基板6の直径およびその延長方向に一列に配置され、かつ基板6の中心および近傍の上方に位置しないように、小部材23a,23b,23c,23dの一群と、小部材23e,23f,23g,23hの一群とが、基板6の寸法に応じて予め定められる間隔を設けて配置される。さらに、小部材23a,23b,23c,23d,23e,23f,23g,23hは、それぞれ独立に、図示しない位置制御手段を含む。
図5は、小部材23aが備える位置制御手段24aの構成を模式的に示す斜視図である。図5において、小部材23aは、その底面23yが図示しない反応室3の外周面を臨むように配置され、反応室3の長手方向に垂直な方向の一側面とそれに対向する他の側面とを貫通する貫通孔28を有する。位置制御手段24aは、小部材23aの貫通孔28を挿通するように設けられる可動軸25を含んで構成される。可動軸25は、小部材23aをZ軸方向(反応室3の外周面3bに対して鉛直方向)、すなわち矢符26の方向に進退可能にかつその軸心回りすなわち矢符27の方向に角変位可能に支持する。これによって、位置制御手段24aは、Z軸を基準にして小部材23aの離隔位置および/または傾斜角度を調整する。
他の小部材も、小部材23aと同様の位置制御手段を含む。
温度制御部材23の位置制御の具体例を図6に基づいて説明する。図6は、実施の第2形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部22において、温度制御部材23の小部材23a,23b,23c,23d,23e,23f,23g,23hの位置制御例を示す断面図である。
小部材23a,23b,23g,23hは、図示しない位置制御手段によって、反応室3の外周面3bに対する離隔位置および傾斜角度が調整される。小部材23c,23d,23e,23fは、図示しない位置制御手段によって、反応室3の外周面3bに対する傾斜角度が調整される。小部材23a,23b,23c,23d,23e,23f,23g,23hは、いずれも、基板6およびその近傍から放散される熱エネルギである赤外線29aを、基板6の外周部6bに向かう赤外線29bとして反射する。これによって、基板6の中心部6aよりも低温になり易い外周部6bの温度を上昇させ、基板6表面の温度を均一化することができる。小部材23a,23b,23c,23d,23e,23fの離隔位置および傾斜角度は、基板6表面における温度分布の度合いに応じて均一化されるように適宜調整される。
図7は、本発明の実施の第3形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部30を概略的に示す断面図である。本実施の形態の気相成長装置における主要構成部30は、実施の第2形態の気相成長装置における主要構成部22に類似し、対応する部分については同じ参照符号を付し、説明を省略する。
実施の第3形態である気相成長装置の主要構成部30は、温度制御部材31が、熱吸収性材料(赤外線吸収材料)からなる直方体状部材である複数の小部材31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31hを含んで構成されることを特徴とする。これらの小部材は一直線上に配置され、かつ、小部材31a,31b,31c,31dからなる一群と、小部材31e,31f,31g,31hからなる一群との間(さらに具体的には小部材31dと小部材31eとの間)に、基板6の寸法に応じて予め定められる間隔を開けて配置される。熱吸収性材料には一般的な赤外線吸収材料を使用でき、たとえば、セラミックス、有機物などが挙げられる。小部材31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31hは、図示しない位置制御手段によって、反応室3の外周面3bに対する離隔位置および/または傾斜角度を調整することができる。
温度制御部材31の位置制御の具体例を、図8に基づいて説明する。図8は、実施の第3形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部30において、温度制御部材31に含まれる小部材31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31hの位置制御例を示す断面図である。小部材31a,31b,31c,31f,31g,31hは、図示しない位置制御手段によって、反応室3の外周面3bに対する離隔位置および傾斜角度が調整される。一方、小部材31d,31eは、図示しない位置制御手段によって、傾斜角度が調整される。この位置制御により、小部材31a,31b,31c,31dおよび小部材31e,31f,31g,31hが、たとえば、それぞれ、一直線状にかつ反応室3の外周面3bに対して一定の傾斜角度をなすように直列に配置され、全体としてV字型の温度制御部材31を構成する。この温度制御部材31によれば、相対的に高温になり易い基板6の中心部6aおよびその近傍から放散される赤外線32aは、反応室3に最も近接する小部材31c,31dによって速やかに吸収される。一方、相対的に低温になり易い基板6の外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dから放散される赤外線32bは、小部材31a,31b,31cおよび小部材31f,31g,31hが、反応室3から徐々に離反するように直線状に配置されるので、吸収され難くなる。この結果、基板6の高温になり易い中心部6aの温度を速やかに低下させるかまたは中心部6aが高温になるのを防止でき、反応室3内部の温度勾配を減少させ、反応室3内の均熱化、基板6表面の温度の均一化などを行うことができる。
本実施の形態では、温度制御部材31の熱エネルギ吸収効率を高めるために、たとえば、小部材31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31hの内部および/または周囲に、図示しない、冷却用水を循環させるパイプなどを設置し、これらの小部材中に蓄積した熱を熱交換によって冷却用水に移し、外部へ排出する機構を設けることができる。
実施の第3形態の気相成長装置によれば、熱吸収性材料からなる温度制御部材の位置および/または角度を調整することによって、反応室内の高温領域の熱エネルギを速やかに吸収して、その領域の温度を低下させ、全領域での均熱化を図ることができる。
図9は、本発明の実施の第4形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部33を概略的に示す断面図である。本実施の形態の気相成長装置における主要構成部33は、実施の第2形態の気相成長装置における主要構成部22に類似し、対応する部分については同じ参照符号を付し、説明を省略する。
実施の第4形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部33は、温度制御部材34および、図示しない反応炉の上面と温度制御部材34との間に設けられて、温度制御部材34を変形させる変形手段35とを含むことを特徴とする。
温度制御部材34は、加圧などの外部応力、加熱などによって変形可能な赤外線反射性材料からなる。このような材料には、形状記憶合金、熱膨張性材料、弾性材料などが使用できる。温度制御部材34は、変形手段35a,35b,35c,35d,35e,35fによってその赤外線反射面が反応室3の外周面3bに対して、部分的に、凹面または凸面に形成されるように変形される。温度制御部材34がこのような構成を採ると、相対的に高温になり易い基板6の中心部6aおよびその近傍から発せられる赤外線36aの大部分は、相対的に低温になり易い基板6の外周部6bおよび外周部6bのさらに基板6半径方向の外方に位置するサセプタ11の表面外周部11dに向いた赤外線36bとして反射される。これによって、反応室3内の温度勾配が解消され、反応室3内部の均熱化を図ることができる。
図10に基づいて、温度制御部材34と部材変形装置35cとの構成例および部材変形装置35cによる温度制御部材34の変形例について具体的に説明する。図10は、部材変形装置35cによる温度制御部材34の変形例を示す斜視図である。温度制御部材34は、加熱および冷却により可逆的に変形可能な材料から構成され、その底面34xが図示しない反応室の上面を臨んで配置される。温度制御部材34の中心部37とそれ以外の周辺部とを熱変形率の異なる材料で構成することも可能である。温度制御部材34の中心部37の上方には、部材変形装置35cが配置される。部材変形装置35cには、たとえば、ヒータなどの加熱装置を使用できる。部材変形装置35cによって温度制御部材34の中心部37が主に加熱されて膨張し、中心部37は図示しない反応室の上面に対して凸面になるように変形することによって、図示しない基板6およびサセプタ11の表面ならびにその近傍から発せられる赤外線の反射角度が調整される。温度制御部材34を構成する材料を選択することによって、温度制御部材34を図示しない反応室の上面に対して凹面になるように変形させることもできる。部材変形装置35cによる温度制御部材34への加熱を適宜調整することによって、変形の大きさひいては赤外線の反射角度を調節することができる。さらに、温度制御部材34の一部を図示しない反応室の上面に対して凸に変形させ、他の一部を凹に変形させてもよい。
本実施の形態においては、反応室3の周辺に、図示しない温度センサ、サーモグラフィなどを設置し、反応室3内部の温度状態を随時検出しながら、所望の均熱状態に導くように自動的に温度制御部材34の変形の程度を決定し、赤外線の反射角度を調整することもできる。
実施の第4形態による気相成長装置によれば、赤外線反射性の温度制御部材34を変形させ、赤外線の反射角度を適宜調節することによって、反応室内の高温領域の熱エネルギを、低温領域に向けて反射させ、全領域での均熱化を図ることができる。
図11は、本発明の実施の第5形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部38を概略的に示す断面図である。本実施の形態の気相成長装置における主要構成部38は、実施の第2形態の気相成長装置における主要構成部22に類似するので、対応する部分については同じ参照符号を付し、説明を省略する。
実施の第5形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部38は、温度制御部材39が、赤外線反射性材料からなる反射層40a,41a,42a,43a,44a,45a,46aと、赤外線吸収性材料からなる吸収層40b,41b,42b,43b,44b,45b,46bとを含み、直線状に配置される直方体状部材である複数の小部材40,41,42,43,44,45,46を含んで構成されることを特徴とする。小部材40,41,42,43,44,45,46は、それぞれ独立して、図示しない位置制御手段を含み、これによって、反射層40a,41a,42a,43a,44a,45a,46aまたは吸収層40b,41b,42b,43b,44b,45b,46bが反応室3の外周面3bを臨むように調整される。
温度制御部材39の位置制御例を図12に基づいて説明する。図12は、位置制御手段47を含む小部材40の構成を示す斜視図である。小部材40は、その底面40xが図示しない反応室の上面を臨むように配置される。位置制御手段47は、小部材40の反射層40aと吸収層40bとの境界部分に、一側面40yとそれに対向する他の側面40zとを貫通するように形成される貫通孔40cに挿通するように支持される回転軸48を含んで構成される。回転軸48は、好ましくは、小部材40におけるX軸方向(小部材40〜46の配列方向)の軸線と一致するように設けられる。位置制御手段47によって、小部材40は、回転軸48の軸線まわり、すなわち矢符49の方向に回転可能になり、図示しない反応室の上面を臨む面を適宜変更することができる。
図13は、図11に示す気相成長装置における反応炉内の均熱化の一形態を概略的に示す断面図である。温度制御部材39を構成する小部材40,41,42,43,44,45,46のうち、基板6の中心部6aの上部に設けられる小部材43は、吸収層43bが反応室3の外周面3bを臨むように位置制御され、その他の小部材40,41,42,44,45,46は、反射層40a,41a,42a,44a,45a,46aが反応室3の外周面3bを臨むように調整される。相対的に高温になり易い基板6の中心部6aから放散される赤外線50aは、小部材43の吸収層43bに到達して吸収される。一方、相対的に低温になり易い基板6の外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dから発せられる赤外線50bは、小部材40,41,42,44,45,46の反射層40a,41a,42a,44a,45a,46aに到達し、外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dならびにその近傍に向う赤外線50cとして反射される。
本実施の形態では、小部材40,41,42,43,44,45,46の吸収層40b,41b,42b,43b,44b,45b,46bの内部および/または周囲に、図示しない、冷却用水を循環させるパイプなどを設置し、これらの小部材中に蓄積した熱を熱交換によって冷却用水に移し、外部へ排出する機構を設けてもよい。このような機構は、すべての小部材に設けてもよいし、または一部に設けてもよい。
図14は、本発明の実施の第6形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部51を概略的に示す断面図である。本実施の形態の気相成長装置における主要構成部51は、実施の第2形態の気相成長装置における主要構成部22に類似するので、対応する部分については同じ参照符号を付し、説明を省略する。
実施の第6形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部51は、温度制御部材52が、複数の赤外線吸収帯と赤外線反射帯とを含み、図示しない位置制御手段により任意の赤外線吸収帯または赤外線反射帯が反応室3の外周面3bを臨むように調整可能に支持される複数の小部材53,54,55,56,57,58,59を含んで構成されることを特徴とする。
図15(a)および図15(b)は、位置制御手段60を含む小部材53の構成を示す正面図および斜視図である。小部材53は、赤外線吸収帯53a,53b,53cと赤外線反射帯53d,53e,53fとを含み、これらの領域が連続的に遷移する無端ベルト状に形成される。赤外線吸収帯53a,53b,53cは、各帯を構成する赤外線吸収性材料の種類および/または含有量を適宜調整することにより、たとえば、赤外線吸収率が53a>53b>53cとなるように形成される。また、赤外線反射帯53d,53e,53fは、各帯を構成する赤外線反射性材料の種類および/または含有量を適宜調整することにより、たとえば、赤外線反射率が53d<53e<53fとなるように形成される。また、図15(b)に示すように、位置制御手段60は、図示しない反応室3の外周面に平行になり、かつそれぞれの反応室3の上周面からの離間距離が異なるように配置される一対のプーリ61,62を含んで構成される。プーリ61,62は、それぞれの回転軸61a,62aの軸線回り、すなわち矢符63の方向に回転可能に設けられる。さらにプーリ61,62は、X軸方向、Y軸方向(X軸を含み反応室3の外周面に平行な面内でX軸に直交する方向)およびZ軸方向に可動に設けられる。プーリ61,62の周囲には、小部材53が巻回される。プーリ61,62を矢符63の方向に回転させることにより、小部材53の赤外線吸収帯42a,42b,42cおよび赤外線反射帯42d,42e,42fの任意の帯が、反応室3の外周面3bを臨むように調整することができる。他の小部材54,55,56,57,58,59についても、小部材53と同様の構成を有する。
図16は、図14に示す気相成長装置における反応室3内の均熱化の一形態を概略的に示す断面図である。温度制御部材52を構成する7つの小部材53,54,55,56,57,58,59のうち、相対的に高温になり易い基板6の中心部6aおよびその近傍の上部に設けられる小部材56は、赤外線吸収率の最も大きい赤外線吸収帯56aが、反応室3の外周面3bを臨むように位置制御される。相対的に低温になり易い基板6の外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dならびにその近傍の上部に設けられ、小部材56の左右両側に位置する小部材55,57は、赤外線反射率の最も小さい赤外線反射帯55d,57dが、反応室3の外周面3bを臨むように位置制御される。基板6の外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dを外れる部分の上方に設けられる小部材53,54,58,59は、赤外線反射率が最も大きい赤外線反射帯53f,54f,58f,59fが、反応室3の外周面3bを臨むように位置制御される。このような構成を採ることにより、基板6の中心部6aおよびその近傍から放散される赤外線64aは、主に、小部材56の赤外線吸収帯56aによって吸収される。基板6の外周部6bおよびサセプタ11の表面外周部11dならびにその近傍から放散される赤外線64bは、一部が小部材55,57の赤外線反射帯55d,57dによって減衰を受けながら反射され、赤外線64cとして反応室3内に戻り、他の一部が小部材53,54,58,59の赤外線反射帯53f,54f,58f,59fによってほぼ減衰されることなく反射され、赤外線64dとして反応室3内に戻る。これによって、反応室3内の温度を、きめ細かに均一化することができる。
本実施の形態では、温度制御部材を構成する小部材の少なくとも1つに、赤外線吸収帯における赤外線吸収効率を向上させるために、たとえば、小部材の内部および/または周囲に冷却用水を流過させるパイプなどを設置し、赤外線吸収帯に蓄積した熱を冷却用水との熱交換により外部へ排出する機構を設けることができる。
実施の第5形態および実施の第6形態の気相成長装置によれば、反応室内の相対的な高温領域から放出される熱を吸収し、かつ相対的な低温領域から放出される熱を反射して反応炉内に戻すように温度制御部材の構成を調整することによって、反応室内のきめ細かな均熱化を図ることができる。さらに、温度分布の度合いに応じて、経時的に、反応室内の温度分布を変化させ、膜厚および膜質の均一な薄膜を形成することもできる。
図17は、実施の第7形態である気相成長装置における温度制御部材65の構成を概略的に示す斜視図である。この温度制御部材65は、赤外線を吸収する吸収部材66と、赤外線を反射する反射部材67,68とを含んで構成されることを特徴とする。
吸収部材66は、たとえば、セラミックス、有機物などの一般的な赤外線吸収材料を含んで構成される。
反射部材67は、たとえば、石英などの赤外線透過性材料からなる透過性部材の表面に、金属などの赤外線反射性材料を所定の間隔を開けて帯状に塗布することにより、赤外線を反射する帯状の反射部と、赤外線を透過する帯状の透過部とが交互にかつ平行に並ぶようにスリット状に形成される。本実施の形態では、全ての反射部の帯幅が一定になるように形成されるけれども、それに限定されず、温度制御をさらにきめ細かく実施するという観点からは、反射部の帯幅が異なるように形成するのが好ましい。
反射部材68は、たとえば、石英などの赤外線透過性材料からなる透過性材料の表面に、赤外線を反射する帯状の反射部と、赤外線を透過する帯状の透過部とが交互にかつ平行に並ぶようにスリット状に形成される反射部材であって、反射部および透過部の幅および/または帯の延びる方向が同一または異なる3つの同心円状の領域68x,68y,68zに分割され、領域68x,68y,68zがそれぞれ独立に、図示しない位置制御手段である駆動手段によって、その軸線回りに回転可能に設けられることを特徴とする。領域68xは、図示しない基板の中心部の真上に位置する。領域68yは、図示しない基板の中心部近傍の真上に位置する。領域68zは、図示しない基板の外周部およびサセプタ表面の真上に位置する。反射部材68において、領域68x,68y,68zを図示しない駆動手段によって、それぞれ矢符69,70,71の方向へ適宜回転させ、さらに反射部材67との組み合わせによって、赤外線反射率を適宜調整することができる。たとえば、反射部材67と反射部材68の領域68xとが重なる部分の赤外線反射率が0%、反射部材67と反射部材68の領域68yとが重なる部分の赤外線反射率が50%および反射部材67と反射部材68の領域68zとが重なる部分の赤外線反射率が100%になるように調整することで、反応室3内の均熱化を図ることができる。すなわち、最も高温になりやすい図示しない基板の中心部から放散される赤外線72は、反射部材67と領域68xとが重なる部分(赤外線反射率0%)を透過し、吸収部材65に吸収される。図示しない基板の中心部近傍から放散される赤外線73は、反射部材67と領域68yとが重なる部分(赤外線反射率50%)に到達し、半分が赤外線73aとして吸収部材65に吸収され、残りの半分が赤外線73bとして反射され、図示しない反応室内に戻る。図示しない基板の外周部およびサセプタ表面ならびにその近傍から放散される赤外線74は、反射部材67と領域68zとが重なる部分(赤外線反射率100%)に到達し、すべてが赤外線74bとして反射され、図示しない反応室内に戻る。これによって、反応室内及び基板の温度むらが解消され、反応室内の温度を均一にすることができる。
本実施の形態では、吸収部材68による赤外線の吸収効率を高めるために、吸収部材68の内部および/または周囲に、冷却用水などを循環させるパイプなどを設置し、吸収部材68に蓄積した熱エネルギを熱交換により外部に排出する機構を設けてもよい。
また本実施の形態では、赤外線反射性材料を含む、赤外線を反射させる反射部材と、石英などの赤外線透過性材料の表面に、赤外線吸収性材料を含む帯状の赤外線吸収層である赤外線吸収帯と帯状の赤外線透過層である赤外線透過帯とを交互にかつ平行に、すなわちスリット状に設け、赤外線を吸収しまたは透過させる吸収部材とを含んで構成される温度制御部材を用いることができる。
実施の第7形態の気相成長装置によれば、赤外線の反射、吸収または透過を適宜調節することにより、反応室内の均熱化を図ることができる。また、温度分布の度合いに応じて、所望の温度分布を得ることができる。
図18は、本発明の実施の第8形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部75を概略的に示す断面図である。本実施の形態の気相成長装置における主要構成部75は、実施の第2形態の気相成長装置における主要構成部22に類似し、対応する部分については同じ参照符号を付し、説明を省略する。
本発明の実施の第8形態である気相成長装置は、温度制御手段76が、吸収部材66と反射部材77とを含むことを特徴とする。
反射部材77は、赤外線反射性材料を含んで構成される板状部材であって、反応室3内における原料ガス流過方向に平行な方向に赤外線を反射する帯状の反射部78a,79a,80aと、赤外線を透過する帯状のスリット81とが交互に形成され、図示しない位置制御手段によってそれぞれ独立に反応室3内の原料ガス流過方向に平行な方向またはその逆方向に移動可能に支持される反射小部材78,79,80を含んで構成される。反射部材77は、図18では、反射小部材78,79,80のスリット81がいずれも開放された状態にある。反射小部材78,79,80はそれぞれの反射部78a,79a,80aおよび/またはスリット81が完全に重ならないように積層され、反射部材77全体としては、赤外線が透過可能な部分が存在しないように形成される。このような積層状態にあるとき、基板6およびサセプタ11から放散される赤外線82は、反射小部材78,79,80の反射部78a,79a,80aのいずれかによってほぼ完全に反射され、赤外線82aとして反応室3内に戻される。本実施の形態では、反射小部材78,79,80において、反射部78a,79a,80aの反応室3内における原料ガス流過方向に平行な方向の帯幅は同じ長さに形成されるけれども、それぞれ異なる長さに形成してもよく、または1つだけを異なる長さに形成してもよい。また、本実施の形態では、反射小部材78,79,80は鉛直方向において、それぞれの位置制御手段による移動に支障がない程度に近接して積層配置されるけれども、予め定められる間隔を設けて積層配置することもできる。
実施の第8形態の気相成長装置において、反応室3内の均熱化をさらに進めるには、反射小部材78,79,80の積層状態を、たとえば、図19に示すように調整すればよい。図19は、実施の第8形態である気相成長装置の主要構成部75において、反射部材77を構成する反射小部材78,79,80の積層の一形態を示す断面図である。図19においては、反射小部材78,79,80はいずれもスリット81が開放状態にあり、反射小部材78のみを図示しない位置制御手段である駆動手段によって矢符83の方向にスライド移動させ、反射小部材78のスリット81と反射小部材79のスリット81とが完全に重なるように調整される。その結果、反応室3から放散される赤外線は、一部が赤外線82のように反射小部材79,80の反射部79a,80aによって反射され、赤外線82aとして反応室3中に戻され、他の一部が赤外線84のように反射部材77を透過して吸収部材65に吸収されるので、反応室3内の温度の均一化を図ることができる。
図20は、実施の第8形態である気相成長装置の主要構成部75において、反射部材77を構成する反射小部材78,79,80の積層の別形態を示す断面図である。図20においては、反射小部材78,79,80はいずれもスリット81が開放状態にあり、図示しない位置制御手段である駆動手段によって反射小部材78を矢符83の方向および反射小部材79を矢符85の方向にそれぞれスライド移動させ、反射小部材78,79,80のそれぞれの反射部78a,79a,80aおよびスリット81が重なるように調整される。その結果、図20に示す均熱化と同様に、反応室3から放散される赤外線は、一部が赤外線82のように反射小部材80の反射部80aによって赤外線82aとして反射され、他の一部が赤外線84のように反射部材77を透過して吸収部材65に吸収され、反応室3内の温度の均一化を図ることができる。
実施の第8形態の気相成長装置によれば、特に温度制御部材における反射部材または吸収部材にスリットを形成し、スリットの開放具合によって赤外線の透過乃至遮断を制御することによって、反応室内部の温度を均一化することができる。
本発明の実施の第1形態から第8形態の気相成長装置では、反応室3は、その底面が気相成長装置の設置面に対して水平方向に平行になるように設けられ、かつ、基板6も前記設置面に対して水平方向に平行になるように、反応室3の底面に設置されるサセプタ11に載置されるけれども、本発明においては、従来から知られる反応室3の形態および基板6の反応室3内での配置方式をいずれも採用することができる。その中でも、原料ガスが、基板6の薄膜形成面に対して平行方向に供給されるような構造を有する反応室3および/または基板6の配置方式が好ましい。
図21は、本発明の気相成長装置において好適に使用できる、反応室の形態および基板の反応室内での配置方式の具体例を示す図面である。図21(a)〜(f)は反応室の形態例および基板の配置例を示す断面図である。図21(g)は図21(f)に示す反応室の斜視断面図である。なお、図21に示す反応室は、図1に示す反応室3に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図21(a)に示す反応室3および基板6の配置方式は、実施の第1形態から第8形態の気相成長装置と同様である。
図21(b)に示す反応室103は、図21(a)に示す反応室3と同様の形状を有するけれども、その上面103bに基板6を載置したサセプタ11を配置する点で異なる。原料ガスは、基板6の下方を矢符15の方向(すなわち基板6の薄膜形成面に対して平行方向)に流過する。なお、図示しない温度制御部材は、反応室103の下面103cの下方に設けられる。
図21(c)に示す反応室104は、図21(a)に示す反応室3と同様の形状を有するけれども、その上面104bに沿って原料ガス流過路108が設けられ、さらに反応室104の下面104cに対向する原料ガス流過路108の側壁109に原料ガス供給孔110が形成される。側壁109は、熱透過性材料により形成される。また、基板6は、反応室104の下面104cに対して垂直になるように載置される。このとき、図示しないサセプタは、反応室104の下面104cに設けられる。反応室104では、図示しない原料ガス供給口から反応室104に供給される原料ガスが、原料ガス流過路108内を流過し、原料ガス供給孔110から矢符15の方向に噴出するので、基板6の薄膜形成面に対して平行方向に原料ガスが供給される。
図21(d)に示す反応室105は、その側面105b,105cが気相成長装置の設置面に対して垂直になるように設けられる。また、反応室105の内部には、側面105bに沿って原料ガス流過路108が設けられ、原料ガス流過路108の側壁109には、原料ガス供給孔110が形成される。一方、基板6は、その薄膜形成面が、気相成長装置の設置面に対して平行方向(すなわち水平方向)になるように反応室105内に配置される。このとき、図示しないサセプタは、基板6の、図21(d)に対して垂直方向の上方または下方に設けられる。原料ガスは、原料ガス供給孔110から矢符15の方向に噴出するので、基板6の薄膜形成面に対して平行方向に原料ガスが供給される。
図21(e)に示す反応室106は、その側面106b,106cが気相成長装置の設置面に対して垂直になるように設けられる。反応室106の中央部には、気相成長装置の設置面に対して垂直方向の軸線を有する正多角柱状のサセプタ11が配置され、サセプタ11の側面には基板6が載置される。原料ガスは、反応室106の側面106b,106cとサセプタ11との間を、上方から下方へ流過するので、基板6の薄膜形成面に対して平行方向に原料ガスが供給される。反応室106を有する気相成長装置は、一般にバレル型と呼ばれる。
図21(f)および図21(g)に示す反応室107は、その上面107bおよび下面107cが気相成長装置の設置面に対して平行方向(すなわち水平方向)になるように設けられ、その上面107bの中央部にガス導入口111およびその側部にガス排出口112a,112bが設けられる。ガス導入口111は、気相成長装置の設置面に対して垂直方向に形成され、かつ反応室107内部で下面107cに対して平行に折れ曲がるように形成され、その内部を仕切る複数の同心円状の隔壁113と、原料ガス供給孔114とを含んで構成される。図示しない原料ガス供給管からガス導入口111に供給される原料ガスは、隔壁113によって仕切られた空間を流過し、原料ガス供給孔114から矢符15の方向に噴出する。したがって、原料ガスは、基板6の薄膜形成面に対して平行方向に供給される。
本発明の実施の第1形態である気相成長装置の構成を概略的に示す断面図である。 変形手段による温度制御部材の変形例を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の第2形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す上面図である。 図3に示す気相成長装置の切断面線I−I’における断面図である。 位置制御手段を備える温度制御部材の構成を模式的に示す斜視図である。 図3に示す気相成長装置における温度制御部材の位置制御例を示す断面図である。 本発明の実施の第3形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す断面図である。 図7に示す気相成長装置における温度制御部材の位置制御例を示す断面図である。 本発明の実施の第4形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す断面図である。 部材変形装置による温度制御部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施の第5形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す断面図である。 位置制御手段を備える温度制御部材の構成を模式的に示す斜視図である。 図11に示す気相成長装置における反応炉内の均熱化の一形態を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の第6形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す断面図である。 位置制御手段を備える温度制御部材の構成を示す正面図および斜視図である。 図14に示す気相成長装置における反応室内の均熱化の一形態を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の第7形態である気相成長装置における温度制御部材の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の第8形態である気相成長装置の反応炉内の主要構成部を概略的に示す断面図である。 図18に示す気相成長装置における反応室内の均熱化の一形態を示す断面図である。 図18に示す気相成長装置における反応室内の均熱化の別形態を示す断面図である。
本発明の気相成長装置において好適に使用できる、反応室の形態および基板の反応室内での配置方式の具体例を示す図面である。 従来の気相成長装置の構成を概略的に示す断面図である。 特許文献1の気相成長装置の構成を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 気相成長装置
2 反応炉
3 反応室
4 ガス導入口
5 ガス排出口
6,7,8,9,10 基板
11 サセプタ
12 基板加熱手段
13,23,31,34,39,52,65,76 温度制御部材
14 回転軸
16,35 変形手段
17 変形部材
22,30,33,38,51,75 主要構成部
25 可動軸
28 貫通孔
60 位置制御手段
61,62 プーリ
66 吸収部材
67,68,77 反射部材
78,79,80 反射小部材
81 スリット

Claims (5)

  1. 基板と原料ガスとを反応させる反応炉と、反応炉の内部に設けられて原料ガスを導入するガス導入口および排ガスを排出するガス排出口を備える反応室と、反応室の内部空間に設けられて1または2以上の基板を載置するサセプタと、サセプタに近接して設けられて基板を加熱する加熱手段と、反応室の外方であってサセプタに対向する位置に設けられて、反応室から外方に放射される熱を反射、吸収または透過する1または2以上の温度制御部材とを含み、基板表面に薄膜を形成する気相成長装置において、
    温度制御部材は、変形手段および/または位置制御手段を含み、かつ
    基板表面に薄膜が成長する過程で、温度制御部材に変形および/または位置制御が施されることを特徴とする気相成長装置。
  2. 原料ガスは、
    基板の薄膜を形成する面に対して平行方向に供給されることを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  3. 変形手段は、
    加圧圧力および/または加熱温度の調整により温度制御部材を変形させることを特徴とする請求項1または2記載の気相成長装置。
  4. 位置制御手段は、
    温度制御部材の反応室外周面に対する離隔位置および/または傾斜角度を調整することを特徴とする請求項1または2記載の気相成長装置。
  5. 温度制御部材は、
    熱を反射する熱反射率、熱を吸収する熱吸収率および熱を透過する熱透過率の少なくとも1つを可変に構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の気相成長装置。
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