JP2007149278A - 光ピックアップ装置、および光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、および光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型の装置で安定した球面収差の補正を行うことができるようにする。
【解決手段】光記録媒体101の記録面で反射した光ビームは、偏光ビームスプリッタ122で反射して、回折格子126により光ビームが回折させられ、±1次光が発生する。±1次光のうちの一方は、点141において合焦するようになされ、他の一方は、点142において合焦するようになされている。光検出部127は、2つの光スポットが投影される第1の領域と第2の領域はそれぞれ複数の小領域に分割されており、フォーカスエラー信号は、第1の領域と第2の領域の内側の小領域のみの演算と、第1の領域と第2の領域の外側の小領域のみの演算の和により得られ、球面収差信号は、第1の領域と第2の領域の内側の小領域のみの演算と、第1の領域と第2の領域の外側の小領域のみの演算の差により得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ピックアップ装置および光ディスク装置に関し、特に、小型の装置で安定した球面収差の補正を行うことができるようにする光ピックアップ装置および光ディスク装置に関する。
光ディスクに高密度で情報を記録したり、光ディスクに高密度で記録された情報を再生するために、光ピックアップの対物レンズの開口数(NA)を大きくし、使用する光の波長を短くすることが提案されている。このような光ピックアップにおいては、光ディスクのカバー層の光学的厚さの変化(光ディスクの製造バラツキによるカバー層の厚さの変化や、複数の記録層を有する光ディスクの層毎に異なるカバー層の厚さの変化)により発生する球面収差を補正する球面収差補正装置が必要である。
この球面収差を検出するため、光ディスクの記録面から対物レンズを介して得られた反射光のうち、第1の所定開口数より小なる第2の所定開口数以下の部分のみを介して照射された第1照射光による第1反射光を検出し、記録面における第1照射光の焦点ずれを示す第1エラー信号を生成するとともに、その得られた反射光のうち、第2の所定開口数より大なる所定開口数以下の部分を介して照射された第2照射光による第2反射光を検出し、記録面における第2照射光の焦点ずれを示す第2エラー信号を生成し、第1及び第2エラー信号を用いて球面収差に対応する信号を得ることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−182254号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば、照射光または反射光を分割するための回折格子などの部品が必要となり、また、分割された光を検出する光検出部の数も増える。このため、光検出部により検出された信号を出力するためのI/Vアンプなどの数も増え、装置を小型化することが難しい。
さらに、照射光または反射光の数が増えると、例えば、多層記録媒体に対する情報の記録または再生を行う場合、複数の層から反射された迷光が干渉しあう恐れがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、小型の装置で安定した球面収差の補正を行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面は、ディスクとして構成される光記録媒体に対して照射する光ビームを発生する光源と、前記光源から照射された光ビームが前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部と、前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部とを備える光ピックアップ装置であって、前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域を有し、前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との和から、フォーカスエラーが検出され、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、球面収差信号がさらに検出される光ピックアップ装置である。
前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果のピーク値と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果のピーク値とが等しくなるように、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果に対して所定の係数が乗じられ、前記差分から球面収差信号が検出されるようにすることができる。
前記光検出手段は、前記第1の領域または第2の領域にそれぞれ並べられた前記領域の前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向の長さの合計が、それぞれ投影される光スポットのスポット径と同じ長さ、または投影される光スポットのスポット径より短い長さを有するようにすることができる。
前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する少なくとも3つの領域のうち、最も外周側の領域のさらに外周側に別の領域が設けられ、前記前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する複数の領域と、前記別の領域のそれぞれから出力される信号に基づいて、フォーカスエラー信号と、RF信号を検出するようにすることができる。
本発明の第1の側面においては、光検出部の、2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域が、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に直交して中心側と外周側に分割されるように少なくとも3つの領域に分割され、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の小領域から出力される信号の演算結果との和から、フォーカスエラーが検出され、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、球面収差信号がさらに検出される。
本発明の第2の側面は、ディスクとして構成される光記録媒体に対して照射する光を発生する光源と、前記光源から照射された光が前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部と、前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部とを備える光学ピックアップ部を有する光ディスク装置であって、前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域を有し、前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の小領域から出力される信号の演算結果との和から、検出されるフォーカスエラー信号と、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、検出される球面収差信号とに基づいて前記光記録媒体に対する前記光学ピックアップ部のサーボを制御する制御手段を備える光ディスク装置である。
本発明の第2の側面においては、光検出部の、2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域が、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との和から、検出されるフォーカスエラー信号と、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、検出される球面収差信号とに基づいて前記光記録媒体に対する前記光学ピックアップ部のサーボが制御される。
本発明によれば、小型の装置で安定した球面収差の補正を行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の光ピックアップ装置は、ディスクとして構成される光記録媒体(例えば、図2の光記録媒体101)に対して照射する光ビームを発生する光源(例えば、図2の光源121)と、前記光源から照射された光ビームが前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部(例えば、図2の回折格子126、または図9の折り曲げミラー441)と、前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部(例えば、図2の光検出部127)とを備える光ピックアップ装置であって、前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポット(例えば、図3aと図3bの光スポット201と202)が投影される第1の領域と、第2の領域を有し、前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され(例えば、図3に示されるように分割され)、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との和から、フォーカスエラーが検出され、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、球面収差信号がさらに検出される。
この光ピックアップ装置は、前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する少なくとも3つの領域のうち、最も外周側の領域のさらに外周側に別の領域が設けられ(例えば、図10に示されるように設けられ)、前記前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する複数の領域と、前記別の領域のそれぞれから出力される信号に基づいて、フォーカスエラー信号と、RF信号を検出するようにすることができる。
本発明の第2の側面のディスクとして構成される光記録媒体(例えば、図2の光記録媒体101)に対して照射する光を発生する光源(例えば、図2の光源121)と、前記光源から照射された光が前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部(例えば、図2の回折格子126、または図9の折り曲げミラー441)と、前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部(例えば、図2の光検出部127)とを備える光学ピックアップ部(例えば、図1の光学ピックアップ部21)を有する光ディスク装置であって、前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポット(例えば、図3aと図3bの光スポット201と202)が投影される第1の領域と、第2の領域を有し、前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され(例えば、図3に示されるように分割され)、前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の小領域から出力される信号の演算結果との和から、検出されるフォーカスエラー信号と、前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、検出される球面収差信号とに基づいて前記光記録媒体に対する前記光学ピックアップ部のサーボを制御する制御手段(例えば、図1の制御回路24)を備える。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した光ディスク装置20の構成例を示すブロック図である。この例において、光学ピックアップ部21は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などとして構成される光記録媒体101に対して光ビームを出射して、その反射光を、複数の受光部を有する受光素子で検出し、受光素子の各受光部の検出信号を、演算回路22に出力するようになされている。
演算回路22は、光学ピックアップ部21から供給される検出信号から、再生信号、フォーカスエラー信号、またはトラッキングエラー信号などの信号を算出した後、再生信号を再生回路23に出力し、フォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号などの信号を、制御回路24に出力するようになされている。
再生回路23は、演算回路22から供給された再生信号をイコライズした後、2値化し、さらに、エラー訂正しながら復調した信号を、所定の装置(図示せず)に出力するようになされている。
制御回路24は、演算回路22により供給されたフォーカスエラー信号に対応して、フォーカスサーボ用アクチュエータ26を制御し、例えば、光学ピックアップ部21の対物レンズを光軸方向に移動させることにより、フォーカスエラーを補正し、また、演算回路22より供給されたトラッキングエラー信号に応じて、トラッキングサーボ用アクチュエータ27を制御して、例えば、対物レンズを光記録媒体101の半径方向に移動させることにより、トラッキングエラーを補正するようになされている。なお、フォーカスサーボ用アクチュエータ26とトラッキングサーボ用アクチュエータ27とは、実際には1つのアクチュエータとして構成され、後述する対物レンズがそのアクチュエータに搭載されることになる。
また、フォーカスサーボ用アクチュエータ26とトラッキングサーボ用アクチュエータ27の他に、光学ピックアップ部21に、球面収差サーボ用アクチュエータ(図示せず)が設けられるようにすることも可能である。この場合、制御回路24は、演算回路22により供給された球面収差エラー信号に対応して、球面収差サーボ用アクチュエータを制御し、後述するコリメータレンズを光軸方向に移動させることにより、球面収差を補正するようになされる。
また、制御回路24は、モータ29を制御し、光記録媒体101を所定の速度で回転させるようになされている。
図2は、図1の光学ピックアップ部21の詳細な構成例を示す図であり、本発明を適用した光ピックアップ装置の一実施の形態に係る構成例を示すブロック図である。
同図において、光ピックアップ装置100は、光記録媒体101に対する情報の記録を行うとともに、光記録媒体101に記録された情報を読み出す。
発光素子121は、例えば、半導体レーザーで構成され、光ビームを射出する。発光素子121から射出された光ビーム(照射光)は、偏光ビームスプリッタ(BS)122を通過してコリメータレンズ123に入射される。
コリメータレンズ123は、発光素子121から射出された発散光である光ビームを平行光ビームに変える。コリメータレンズ123を通過した平行光ビームは、QWP(quarter wave plate)124に入射される。
QWP124は、コリメータレンズ123から入射された光ビームを、円偏光に変換し、QWP124を通過した光ビームは、対物レンズ125に入射される。
対物レンズ125は、QWP124から到達した光ビームを、光記録媒体101の記録面(図2において斜線で示される面)に収束させる。
光記録媒体101の記録面で反射した光ビームは、対物レンズ125で平行光ビームになされた後にQWP124を再び通過する。これにより、光記録媒体101から反射された光ビーム(反射光)は、照射光とは90度偏光方向の異なる直線偏光に変換され、コリメータレンズ123を通過した後、偏光ビームスプリッタ122に入射される。
偏光ビームスプリッタ122に入射した光ビーム(反射光)は、そこで反射して、回折格子126に向かう。
回折格子126は、偏光ビームスプリッタ122から入射された光ビームを回折させ、±1次光を発生させる。回折格子126により発生された±1次光は、光検出部127に向かう。
回折格子126により発生された±1次光に対応する光ビームの合焦点のそれぞれは、光検出部127の受光面を挟んで前焦点と後焦点となる。すなわち、回折格子126により発生された±1次光に対応する光ビームのうちの一方は、点141において合焦するようになされ、他の一方は、点142において合焦するようになされている。
光検出部127は、受光面に受光素子が配置され、受光素子が受光した光に対応する電気信号を出力するように構成されている。光検出部127の受光面は、その領域が、例えば、複数の長方形で示されるような短冊形に分割されている(以下では、受光面の個々の長方形の領域をそれぞれ短冊と称する)。また、光検出部127の受光面には、上述したように、回折格子126により発生された±1次光に対応する光ビームの光スポットであって、2つの光スポットが投影されることになる。
図3aおよび図3bは、光検出部127の受光部の例を示す図である。同図は、光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がない場合の例を示している。上述したように、光検出部127の受光面は、その領域が、例えば、光記録媒体101のディスクのタンジェンシャル方向またはラジアル方向に形成される複数の長方形(短冊形)に分割され、この例では、短冊A乃至Fの6つに分割されている。
このうち、図3aに示される短冊A,E,Bは、回折格子126により発生された±1次光に対応する2つの光ビームの光スポットのうち、例えば、主に+1次光の光ビームの光スポット201が投影される第1の領域とされ、図3bに示される短冊C,F,Dは、回折格子126により発生された±1次光に対応する2つの光ビームの光スポットのうち、例えば、主に−1次光の光ビームの光スポット202が投影される第2の領域とされる。すなわち、光検出部127の第1の領域と第2の領域は、それぞれ3つの短冊(小領域)に分割されており、個々の短冊は、自身が受光した光に対応する電気信号を出力するように構成されている。なお、同図において光スポット201と202は、円形のハッチングで示されている。
このように構成される光検出部127の第1の領域と第2の領域においては、光スポット201と202が、ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向において、スポットの中心に近い内側(短冊E、短冊F)と、スポットの外周に近い外側(短冊A、短冊B、短冊C、短冊D)に分割されることになる。
本発明においては、上述した第1の領域および第2の領域が、それぞれ回折格子126により発生された±1次光に対応する光ビームの光スポット201または202と同等、または光スポット201または202より小さくなるように構成される。この例では、光スポット201または202の直径(スポット径)と、短冊A,E,Bの図中横方向の幅の合計(第1の領域)、または短冊C,F,Dの図中横方向の幅の合計(第2の領域)のそれぞれが、ほぼ等しい大きさとされている。
光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がない場合、回折格子126により発生された±1次光に対応する2つの光ビームのそれぞれは、光検出部127の受光面を挟んで前焦点と後焦点となる点であって、点141と点142において合焦するので、図3aと図3bに示されるように、光検出部の第1の領域と第2の領域に投影される光スポット201と202はそれぞれ等しい大きさであり、等しい強さとなる。
しかしながら、例えば、光記録媒体101の製造過程のバラツキなどにより発生した光記録媒体101のカバー層の厚さのわずかな変化などにより、光ビームに球面収差が発生する。光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がある場合、回折格子126により発生された±1次光に対応する2つの光ビームのそれぞれは、点141と点142において正確に合焦しないので、光検出部の第1の領域と第2の領域に投影される光スポットはそれぞれ大きさが異なり、強さも異なる。
図4aと図4bは、光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がある場合の光検出部127の受光部の例を示す図である。いまの場合、図4aに示される第1の領域の光スポット203は、図4aに示される第2の領域の光スポット204より小さい大きさの円となっている。
また、図4aと図4bにおいては、光スポット内の光の強度に対応して、光スポット203または204のハッチングのパターンを変えて図示されている。光スポット203においては、光スポットの中心部分が弱く、外周に近づくのに従って強い光とされ、光スポット204においては、光スポットの中心部分が強く、外周に近づくのに従って弱い光とされている。
次に、光ピックアップ装置100によるフォーカスエラー信号と球面収差信号の検出について説明する。
光検出部127の短冊A乃至Fから得られる信号の値をそれぞれA乃至Fで表すと、フォーカスエラー信号の値FEは、スポットサイズ検出法(SSD法)により、式(1)により導出される。
FE=(A+B+F)―(C+D+E)・・・(1)
式(1)より、フォーカスエラー信号は、第1の領域と第2の領域の内側のみの演算(F−E)で表される値をSA1とし、第1の領域と第2の領域の外側のみの演算((A+B)−(C+D))で表される値をSA2とすると、式(1)は、FE=SA2+SA1と近似することができ、フォーカスエラー信号は、第1の領域と第2の領域の内側のみの演算(F−E)と、第1の領域と第2の領域の外側のみの演算((A+B)−(C+D))の和により得られるということができる。
一方、第1の領域と第2の領域の内側のみの演算(F−E)と、第1の領域と第2の領域の外側のみの演算((A+B)−(C+D))の差により表される値SAは、球面収差信号の値を検出するために用いられ、光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がない場合にはほぼ0となる。なお、フォーカス引き込み範囲内全体にわたって球面収差信号の値SAを0とするために、係数kを第1の領域と第2の領域の内側のみの演算にかけて、式(2)のようにSAが導出される。
SA=SA1−kSA2・・・(2)
この際、連続して変化する信号としてのSA1と、信号としてのSA2のピーク強度がほぼ等しくなるように定数kが値SA2に乗じられることになる。
光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がない場合、フォーカスエラー信号の値FE、球面収差信号の値SA、第1の領域と第2の領域の内側のみの演算(F−E)で表される値SA1、第1の領域と第2の領域の外側のみの演算((A+B)−(C+D))で表される値SA2は、図5のように変化する。図5は、横軸を、対物レンズと光記録媒体101の記録面との距離とし、縦軸を、各信号の出力値とし、球面収差がない場合における上述した各値の関係を表すグラフである。
同図に示されるように、球面収差信号の値SAは、図中矢印301で表されるフォーカス引き込み範囲内(フォーカスエラー信号のpeak-to-peakの間の値が直線で表される範囲内)全体にわたってほぼ0とされている。
これに対して、光記録媒体101の記録面から反射される光において球面収差がある場合、フォーカスエラー信号の値FE、球面収差信号の値SA、第1の領域と第2の領域の内側のみの演算(F−E)で表される値SA1、第1の領域と第2の領域の外側のみの演算((A+B)−(C+D))で表される値SA2は、図6のように変化する。図6は、図5と同様に、横軸を、対物レンズと光記録媒体101の記録面との距離とし、縦軸を、各信号の出力値とし、球面収差がある場合における上述した各値の関係を表すグラフである。
同図に示されるように、球面収差があると、球面収差信号の値SAが、フォーカス引き込み範囲内においても0とはならない。このように、球面収差があると、対物レンズと光記録媒体101の記録面との距離が0となる位置(原点)付近で、本来0となるべき値SAが、0からずれてしまうことになる。
図7は、本発明の光ピックアップ装置100を用いて上述した式(2)により得られるSAの値の原点付近での0からのずれを表すグラフである。同図においては、横軸がディスクカバー層の厚みとされ、光記録媒体101の記録面から反射される光における球面収差は、光記録媒体101ディスクカバー層の厚みに比例する。そして、縦軸が、上述した式(2)により得られるSAの値の原点付近での0からのずれとなる。なお、同図は、光記録媒体101を、Blu-ray Disc(商標)として構成し、ディスクカバー層の厚みが100μmのとき、球面収差が0となるように、光ピックアップ装置100の光学系が設定されている場合であって、フォーカス(Just Focus)の場合、+0.2μmデフォーカスさせた場合、-0.2μmデフォーカスさせた場合におけるそれぞれの場合のSAの値がグラフとして示されている。
同図においては、ディスクカバー層の厚みが約90μm乃至110μmの範囲においてSAの値がほぼ直線となっており、これにより±10μm程度の引き込み範囲を持った球面収差信号が得られることが分かる。また、同図に示されるように、±0.2μmのデフォーカスでは、球面収差信号にほとんど影響がないことも分かる。
上述したように、本発明においては、短冊形に分割された光検出部127の受光面の内側のみの演算と、外側のみの演算の差信号から球面収差信号を得ることを特徴としている。そして、短冊形に分割された光検出部127の第1の領域と第2の領域は、それぞれ光検出部127の受光面に投影されえる光スポットと同等、または光スポットよりも小さい大きさとされる。
このようにすることで、ディスクカバー層の厚みに係らず、球面収差信号として線形な信号を得ることができるので、例えば、ディスクカバー層の厚みが100μm付近においても、正確に球面収差信号を検出することができる。また、光検出部127の受光面の内側のみの演算と、外側のみの演算の減算時に係数(式(2)におけるk)を設定することで、デフォーカスという摂動による球面収差信号の変動を抑えることができる。
さらに、光検出部127において検出される光ビーム(光スポット)は、回折格子126により発生された±1次光に対応する光ビームのみなので、例えば、照射光を分割する場合などと比較して、光検出部の数を抑制することが可能となり、光検出部により検出された信号を出力するためのI/Vアンプなどの数も少なくすることができ、その結果、装置を小型化することができる。また、照射光または反射光ともに1本の光ビームとされるので、例えば、多層記録媒体に対する情報の記録または再生を行う場合であっても、複数の層から反射された迷光が干渉しあうなどの影響を回避することが可能となる。
図8は、本発明を適用した光ピックアップ装置の一実施の形態に係る別の構成例を示すブロック図である。
同図において、コリメータレンズ423乃至対物レンズ425は、図2のコリメータレンズ123乃至対物レンズ125と同様なので、詳細な説明は省略する。同図に示される光ピックアップ装置400においては、図2の光ピックアップ装置100の場合と異なり、偏向ビームスプリッタ設けられておらず、光検出部422に設けられた折り曲げミラーにより偏向分離される構成とされる。すなわち、発光素子421から光記録媒体101に向けて発せられる照射光は、折り曲げミラーにより反射され、光記録媒体101の記録面から反射された反射光は、折り曲げミラーを通過するようになされている。また、光ピックアップ装置400においては、図2の光ピックアップ装置100の場合と異なり、回折格子が設けられていない。
図9は、図8の発光素子421と光検出部422を拡大して表した図である。同図に示されるように、発光素子421から射出された光ビームは、光検出部422の表面に設けられた折り曲げミラー441により反射され、コリメータレンズ423に向かう。
一方、光記録媒体101の記録面により反射された光ビームは、QWP424を2回通過しているので折り曲げミラー441を通過して、光検出部422において受光面を有する第1の領域442に光スポットを投影させる。そして、その光ビームは、光検出部422内の点444で合焦し、さらに、光検出部422において受光面を有する第2の領域443に光スポットを投影させる。
このように、光ピックアップ装置400においては、光ピックアップ装置100の回折格子126により、±1次光を発生させた場合と同様に、光検出部の受光面上に前焦点、後焦点で合焦する2つの光ビームによる光スポットをそれぞれ投影させることができるように構成されている。そして、光検出部422において受光面を有する第1の領域442および第2の領域443は、図3または図4を参照して上述したように、短冊形に分割される。
このような構成とすることにより、光ピックアップ装置400においては、光ピックアップ装置100と同様の方式で球面収差信号を検出することができ、ディスクカバー層の厚みに係らず、正確に球面収差信号を検出することができるとともに、デフォーカスという摂動による球面収差信号の変動を抑えることができる。
さらに、光ピックアップ装置400においては、光ピックアップ装置100の場合と異なり、回折格子が設けられていないので、装置をさらに小型化することができ、また、例えば、多層記録媒体に対する情報の記録または再生を行う場合であっても、複数の層から反射された迷光が干渉しあうなどの影響を回避することが可能となる。
以上においては、短冊形に分割された光検出部127(または光検出部422)の第1の領域と第2の領域は、それぞれ光検出部127(または光検出部422)の受光面に投影されえる光スポットと同等、または光スポットよりも小さい大きさとされる例について説明したが、このような構成とした場合、スポットサイズ検出法により得られるフォーカスエラー信号において正確なピーク値が得られなくなる恐れがある。
このため、例えば、図10aおよび図10bに示されるように、短冊形に分割された光検出部127(または光検出部422)の第1の領域と第2の領域が、それぞれ光検出部127(または光検出部422)の受光面に投影されえる光スポットより大きくなるように構成してもよい。同図は、それぞれ図3aおよび図3bに対応する図であるが、図10aおよび図10bにおいては、図3aおよび図3bの場合と異なり、短冊Aと短冊Bの外側にそれぞれ短冊Gと短冊Hが設けられ、短冊Cと短冊Dの外側にそれぞれ短冊Iと短冊Jが設けられている。
これにより、第1の領域および第2の領域が、光スポット201または202より大きくなるように構成される。この例では、光スポット201または202の直径(スポット径)は、短冊G,A,E,B,Hの図中横方向の幅の合計(第1の領域)、または短冊I,C,F,D,Jの図中横方向の幅の合計(第2の領域)より小さいくなっている。
光検出部127(または光検出部422)の第1の領域と第2の領域が、図10aと図10bに示されるように構成される場合、短冊A乃至Jから得られる信号の値をそれぞれA乃至Jで表すと、フォーカスエラー信号FEの値は、式(3)のように求めることができる。
FE=(A+B+G+H+F)−(C+D+I+J+E)・・・(3)
このように、フォーカスエラー信号を求めることにより、フォーカスエラー信号において正確なピーク値が得られ、正確にフォーカスサーボを行うことが可能となる。また、A乃至Jの全ての和信号から光記録媒体101に記録された情報の信号(RF信号)を得ることも可能となる。
なお、光検出部127(または光検出部422)の第1の領域と第2の領域が、図10aと図10bに示されるように構成される場合も、球面収差信号は、短冊A乃至Fのみを用いて上述した式(2)により検出するようにすれば、やはり、ディスクカバー層の厚みに係らず、球面収差信号として線形な信号を得ることができるので、正確に球面収差信号を検出することができる。
本発明を適用した光ディスク装置の一実施形態に係る構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した光ピックアップ装置の一実施形態に係る構成例を示すブロック図である。 図2の光検出部の受光部の例を示す図である。 図2の光検出部の受光部の例を示す図である。 球面収差がない場合のフォーカスエラー信号と、球面収差信号の例を示す図である。 球面収差がある場合のフォーカスエラー信号と、球面収差信号の例を示す図である。 ディスクカバーの厚みによる球面収差信号の値の変化の例を示す図である。 本発明を適用した光ピックアップ装置の一実施形態に係る別の構成例を示すブロック図である。 図8の光検出部を拡大した図である。 光検出部の受光部の別の例を示す図である。
符号の説明
100 光ピックアップ装置, 101 光記録媒体, 121 発光素子, 122 偏向ビームスプリッタ, 123 コリメータレンズ, 124 QWP, 125 対物レンズ, 127 光検出部, 400 光ピックアップ装置, 421 発光素子, 422 光検出部, 423 コリメータレンズ, 424 QWP, 425 対物レンズ, 441 折り曲げミラー

Claims (5)

  1. ディスクとして構成される光記録媒体に対して照射する光ビームを発生する光源と、
    前記光源から照射された光ビームが前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部と、
    前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部とを備える光ピックアップ装置であって、
    前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域を有し、
    前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され、
    前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との和から、フォーカスエラーが検出され、
    前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、球面収差信号がさらに検出される
    光ピックアップ装置。
  2. 前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果のピーク値と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果のピーク値とが等しくなるように、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果に対して所定の係数が乗じられ、前記差分から球面収差信号が検出される
    請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記光検出手段は、前記第1の領域または第2の領域にそれぞれ並べられた前記領域の前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向の長さの合計が、それぞれ投影される光スポットのスポット径と同じ長さ、または投影される光スポットのスポット径より短い長さを有する
    請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する少なくとも3つの領域のうち、最も外周側の領域のさらに外周側に別の領域が設けられ、
    前記前記第1の領域と、前記第2の領域において、投影される光スポットを、中心側と外周側に分割する複数の領域と、前記別の領域のそれぞれから出力される信号に基づいて、フォーカスエラー信号と、RF信号を検出する
    請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. ディスクとして構成される光記録媒体に対して照射する光を発生する光源と、
    前記光源から照射された光が前記記録媒体の記録面において反射された光から、それぞれ焦点が異なる2つの光ビームを生成する光ビーム生成部と、
    前記光ビーム生成部により生成された2つの光ビームを受光し、受光した光ビームに対応する信号を出力する光検出部とを備える光学ピックアップ部を有する光ディスク装置であって、
    前記光検出部は、前記2つの光ビームに対応する2つの光スポットが投影される第1の領域と、第2の領域を有し、
    前記第1の領域と、前記第2の領域は、投影される光スポットが、前記ディスクのラジアル方向またはタンジェンシャル方向に中心側と外周側に少なくとも3つの領域に分割され、
    前記光検出部の少なくとも3つの領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の小領域から出力される信号の演算結果との和から、検出されるフォーカスエラー信号と、
    前記光検出部の複数の領域のうち、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ外周側の領域から出力される信号に基づく演算結果と、前記第1の領域の光スポットおよび前記第2の領域の光スポットのそれぞれ中心側の領域から出力される信号の演算結果との差分から、検出される球面収差信号とに基づいて前記光記録媒体に対する前記光学ピックアップ部のサーボを制御する制御手段を備える
    光ディスク装置。
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