JP2007148498A - 流体圧力制御装置及び燃料電池自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御装置として好適に用いることができる流体圧力制御装置を提供する。
【解決手段】水素ガス圧力制御弁100は、第1ダイアフラム121と第2ダイアフラム122を挟んで背圧室131と調圧室111が設けられている。背圧室131には、制御用流入口135を介して加圧空気が流入する。また、背圧室131内の加圧空気は、制御用流出口137に連接して設けられている電磁弁200によって排出される。制御装置は、入力信号に応じたデューティ比を有する電力パルスを、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体、例えば、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に供給する水素の圧力を制御する流体圧力制御装置に関する。
近年、燃料電池発電システムを搭載した燃料電池自動車が開発されている。この燃料電池自動車は、燃料電池発電システムで発電された電力を走行モータに供給することにより駆動する。
燃料電池発電システムは、水素と酸素を電気化学的に反応させて発電する燃料電池と、燃料電池に酸素を供給する酸素供給系と、燃料電池に水素を供給する水素供給系を備えている。
従来の、燃料電池自動車の水素供給系は、水素ガスを貯蔵する水素ボンベと、水素ボンベと燃料電池の間に設けられた遮断弁及びレギュレータ(水素圧力制御弁)を備えている。レギュレータは、背圧室と、水素ガスが流入する流入口と、水素ガスが流出する流出口を備えている。そして、背圧室には、酸素供給系から燃料電池に供給される空気が供給されている。これにより、レギュレータは、背圧室内の圧力に応じた圧力を有する水素ガスを流出口から流出する。また、背圧室内の空気を排出する電磁弁と、制御装置が設けられている。制御装置は、背圧室内の圧力を減圧する必要がある時に、電磁弁のソレノイドコイルに電力を供給して電磁弁を開制御し、背圧室内の空気を排出する。(特許文献1参照)
特開2004−185831号公報
従来のレギュレータは、燃料電池に供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御弁として好適な特性を有していない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に水素を供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御弁として用いた場合でも好適な特性を有する流体圧力制御弁あるいは流体圧力制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明の流体圧力制御装置は、流体圧力制御弁と制御装置を備えている。流体圧力制御弁は、背圧室と、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口を有し、流出口から流出する流体の圧力を背圧室内の圧力に応じて制御する。また、圧力制御用流体を背圧室に流入する制御用流入口と、背圧室内の圧力制御用流体を排出する制御用排出口と、背圧室内の圧力制御用流体を制御用排出口から排出する電磁弁を備えている。背圧室内の圧力は、制御用流入口から流入する圧力制御用流体の流量と、電磁弁を介して制御用排出口から排出される圧力制御用流体の流量によって決定される。制御装置は、流体圧力制御弁から流出する流体の圧力が入力信号に応じた圧力になるように電磁弁を制御する。
流体及び圧力制御用流体としては、例えば、燃料電池に供給する水素ガス及び空気が用いられる。
流体圧力制御弁としては、例えば、流入口及び流出口に連通している調圧室と、調圧室と背圧室の間に配設されたダイアフラムと、ダイアフラムの移動に連動して、流入口と流出口の間に配設されている流路を開く開位置と流路を閉じる閉位置の間で移動可能なバルブを有する制御弁が用いられる。
また、電磁弁としては、例えば、流入口と、流出口と、流入口と流出口の間に配設された流路を開く開位置と流路を閉じる閉位置の間で移動可能なバルブと、バルブを駆動する電磁力を発生するソレノイドコイルを有する電磁弁が用いられる。
制御用排出口は、例えば、電磁弁に設けられている噴射孔の排出口が対応する。
本発明の制御装置は、電磁弁のソレノイドコイルに、デューティ比を有する電力パルスを供給する。電磁弁のソレノイドコイルに供給する電力パルスのデューティ比は、入力信号(例えば、燃料電池自動車に設けられているアクセルペダルの踏込量)に応じたデューティ比が用いられる。
背圧室内の圧力変動等による制御性や応答性の低下を低減するためには、入力信号に応じたデューティ比を、流出圧力設定値と流出圧力検出値との比較結果や背圧設定値と背圧検出値との比較結果等に基づいて調整する方法を用いるのが好ましい。入力信号に応じたデューティ比、流出圧力設定値、背圧設定値は、例えば、燃料電池の特性、流体圧力制御弁の特性、燃料電池自動車の消費電力等に基づいて決定される。デューティ比を調整する方法としては種々の方法を用いることができる。
本発明の「入力信号に応じたデューティ比を有する電力パルスを供給する」構成には、入力信号に応じたデューティ比を、流出圧力の比較結果や背圧の比較結果等によって調整したデューティ比を有する電力パルスを供給する態様も包含される。
本発明では、流体圧力制御弁の背圧室から圧力制御用流体を排出する電磁弁のソレノイドコイルに、デューティ比を有する電力パルスを供給している。このため、デューティ比を変えることによって、背圧室から排出する圧力制御用流体の流量を連続的に制御することができる。これにより、流体圧力制御弁の背圧室内の圧力、したがって、流体圧力制御弁の流出口から流出する流体の圧力を連続的に精度よく制御することができ、流体圧力の制御性が向上する。
また、電磁弁のソレノイドコイルに、デューティ比を有する電力を供給することにより電磁弁の消費電力を低減することができる。これにより、電磁弁を小型化することができる。
本発明は、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御装置として好適に用いることができるが、他の流体の圧力を制御する流体圧力制御装置として用いることもできる。本発明を水素圧力制御装置として用いた場合には、燃料電池に供給する水素の圧力を適切に制御することができる。
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明では、制御用流入口は、主制御用流入口と、主制御用流入口より背圧室側に配置され、主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口を備えている。補助制御用流入口は、例えば、主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する絞りとして形成される。
圧力制御用流体を、主制御用流入口から、主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口を介して背圧室に流入させることにより、背圧室内の圧力制御用流体が制御用排出口から排出制御される時に、背圧室内の圧力が脈動するのを防止することができる。
本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明では、補助制御用流入口の開口面積が、制御用排出口の開口面積より小さく設定されている。
補助制御用流入口の開口面積を制御用排出口の開口面積より小さくすることにより、背圧室内の圧力制御用流体の排出が容易となり、背圧室内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げることができる。
本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明の流体圧力制御装置は、流体圧力制御弁と制御装置を備えている。流体圧力制御弁は、背圧室と、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口を有し、流出口から流出する流体の圧力を背圧室内の圧力に応じて制御する。また、圧力制御用流体を背圧室に流入する制御用流入口と、背圧室内の圧力制御用流体を排出する制御用排出口と、背圧室内の圧力制御用流体を制御用排出口に流出する電磁弁を有している。電磁弁は、制御装置によって制御される。
そして、本発明では、制御用流入口の開口面積が、制御用排出口の開口面積より小さく設定されている。
流体及び圧力制御用流体としては、例えば、燃料電池に供給する水素ガス及び空気が用いられる。
流体圧力制御弁としては、例えば、流入口及び流出口に連通している調圧室と、調圧室と背圧室の間に配設されたダイアフラムと、ダイアフラムの移動に連動して、流入口と流出口の間に配設されている流路を開く開位置と流路を閉じる閉位置の間で移動可能なバルブを有する制御弁が用いられる。
また、電磁弁としては、例えば、流入口と、流出口と、流入口と流出口の間に配設された流路を開く開位置と流路を閉じる閉位置の間で移動可能なバルブと、バルブを駆動する電磁力を発生するソレノイドコイルを有する電磁弁が用いられる。
制御用排出口は、例えば、電磁弁に設けられている噴射孔の排出口が対応する。
制御用流入口の開口面積と制御用排出口の開口面積の差は、適宜選択される。
制御用流入口の開口面積を制御用排出口の開口面積より小さく設定することにより、背圧室内の圧力制御用流体の排出が容易となり、背圧室内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げることができる。
電磁弁の制御方法としては、デューティ比を有する電力パルスを電磁弁のソレノイドコイルに供給する方法を用いるのが好ましい。
本発明は、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御装置として好適に用いることができるが、他の流体の圧力を制御する流体圧力制御装置として用いることもできる。
本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明では、制御用流入口は、主制御用流入口と、主制御用流入口より背圧室側に配置され、主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口を備えている。そして、補助制御用流入口の開口面積が、制御用排出口の開口面積より小さく設定されている。補助制御用流入口は、例えば、主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する絞りとして形成される。
制御用流入口を、主制御用流入口と、主制御用流入口より背圧室側に配置され、主制御用流入口の開口面積より小さく、且つ、制御用排出口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口により構成することにより、背圧室内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げることができるとともに、背圧室内の圧力が脈動するのを防止することができる。
本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明では、背圧室内の圧力制御用流体を電磁弁に流出する制御用流出口を備えている。そして、制御用流出口の開口面積が、制御用排出口の開口面積より大きく設定されている。
制御用流出口は、例えば、電磁弁を取り付ける取付部と背圧室との間に、制御用排出口の開口面積より大きい開口面積を有する絞りとして形成される。
制御用流出口の開口面積と制御用排出口の開口面積の差は、適宜選択される。
制御用流出口を設けることにより、電磁弁の取り付けが容易となる。そして、制御用流出口の開口面積を、制御用排出口の開口面積より大きくすることにより、背圧室内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げる効果を低減することなく、また、制御用流出口の圧損の影響を受けることなく、背圧室内の圧力制御用流体を電磁弁に流出することができる。
本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの流体圧力制御装置である。
本発明では、電磁弁が取り付けられる取付部が設けられており、電磁弁が取付部に着脱自在に取り付けられている。
電磁弁を着脱自在に取付可能とすることにより、製造が容易となる。また、電磁弁のみを交換することができる。
本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの燃料電池自動車である。
本発明の燃料自動車は、燃料電池と、酸素供給装置と、水素供給装置と、水素圧力制御装置を備えている。そして、水素圧力制御装置として請求項1〜7のいずれかに記載の流体圧力制御装置を用いている。
請求項1〜7に記載の流体圧力制御装置を用いることにより、燃料電池に供給する水素の圧力を制御する水素圧力制御装置に好適な流体圧力制御装置を得ることができる。
また、請求項8に記載の燃料電池自動車を用いることにより、燃料電池に供給する水素の圧力を好適に制御することができる燃料電池自動車を得ることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施の形態の流体圧力制御装置は、燃料電池自動車に搭載されている燃料電池に供給する水素ガスの圧力を制御する水素ガス圧力制御装置として用いている。このため、先ず、本実施の形態の流体圧力制御装置が用いられる、燃料電池自動車の燃料電池発電システムの概略構成を、図1を参照して説明する。
燃料電池自動車2は、イグニッションスイッチ4、アクセルペダル6、燃料電池発電システム10等を有している。イグニッションスイッチ4、アクセルペダル6は、燃料電池発電システム10の制御装置60と接続されている。
燃料電池発電システム10は、水素ガスと酸素ガスを電気化学的に反応させて発電するシステムである。燃料電池自動車2は、燃料電池発電システム10によって発電された電力を走行モータに供給することによって走行する。
燃料電池発電システム10は、燃料電池30、燃料電池30に水素を供給する水素供給系、燃料電池30に空気を供給する空気供給系を備えている。
水素供給系は、水素供給装置12、遮断弁14、水素ガス圧力制御弁100等により構成されている。
水素供給装置12は、典型的には、高圧の水素ガスを貯蔵する水素ボンベにより構成される。水素ガスボンベには、例えば、最大で70MPaの水素が貯蔵される。なお、水素供給装置12には、水素ガスボンベから供給される水素ガスの圧力を降圧するレギュレータや、水素ガスボンベからの水素ガスの供給及び供給の停止を行うための遮断弁等が設けられることもある。
水素供給装置12は、ガス配管50を介して遮断弁14に接続されている。遮断弁14は、ガス配管51を介して水素ガス圧力制御弁100に接続されている。そして、水素ガス圧力制御弁100は、ガス配管52を介して燃料電池30に接続されている。
ガス配管52には、水素ガス圧力制御弁100から流出する水素ガスの圧力(流出圧力あるいは噴射圧力)を検出する圧力センサ16が設けられている。また、水素ガス圧力制御弁100の背圧室内の圧力(背圧)を検出する圧力センサ18が設けられている。水素ガス圧力制御弁100については後述する。なお、圧力センサ16と18の少なくとも一方が設けられていればよい。
制御装置60は、圧力センサ16によって検出された流出圧力(噴射圧力あるいは2次側圧力)検出信号、圧力センサ18によって検出された背圧検出信号、イグニッションスイッチ4の動作状態を示す動作検出信号、アクセルセンサ(図示省略)によって検出されたアクセルペダル6の踏込量検出信号等が入力される。そして、制御装置60は、入力信号に基づいて、遮断弁14、水素ガス圧力制御弁100を制御する。本実施の形態では、制御装置60は、遮断弁14、水素ガス圧力制御弁100に供給する駆動電力を制御している。
なお、制御装置60は、これ以外の種々の制御を行う。
本実施の形態では、水素ガス圧力制御弁100が本発明の「流体圧力制御弁」に対応し、水素ガス圧力制御弁100、圧力センサ16、18及び制御装置60によって本発明の「流体圧力制御装置」が構成されている。
また、酸素供給系は、空気供給装置32により構成されている。空気供給装置32は、コンプレッサや加湿モジュール等を有し、酸素を含んでいる空気を空気配管54を介して供給する。本実施の形態では、酸素供給系は、空気供給系として構成されている。
燃料電池30の内部には、水素ガス通過経路30aと空気通過経路30bが形成されている。この水素ガス通過経路30aには、水素供給系からの水素ガスがガス配管52を介して流入する。また、空気通過経路30bには、空気供給系からの空気が空気配管54を介して流入する。
燃料電池30は、水素ガス通過経路30aに流入した水素ガスと、空気通過経路30bに流入した空気に含まれている酸素を電気化学的に反応させて発電する。燃料電池30で発電された電力は、燃料電池自動車2の駆動(走行)エネルギー等として用いられる。
なお、酸素供給系(空気供給装置32の酸素供給側)は、空気配管56を介して水素ガス圧力制御弁100の背圧室にも接続されている。これにより、水素ガス圧力制御弁100は、燃料電池30への酸素の供給が開始された後に作動するように構成されている。
燃料電池発電システム10は、制御装置60によって以下のように動作する。
イグニッションスイッチ4がオンされると、制御装置60は、空気供給装置32を作動させる。これにより、酸素が燃料電池30に供給される。また、空気供給装置32の作動により、空気配管56を介して空気が水素ガス圧力制御弁100の背圧室に供給され、水素ガス圧力制御弁100の背圧室内の圧力が上昇する。背圧室内の圧力は、水素ガス圧力制御弁100に設けられている電磁弁200(図2、図3参照)によって制御される。
また、遮断弁14を開制御する。これにより、水素供給装置12から水素ガス配管50、遮断弁14、水素ガス配管51を介して、水素ガスが水素ガス圧力制御弁100に供給される。
また、制御装置60は、アクセルセンサからの踏込量検出信号によりアクセルペダル6の踏込量を、圧力センサ16からの流出圧力検出信号により、水素ガス圧力制御弁100から流出する水素ガスの流出圧力を、あるいは、圧力センサ18からの背圧検出信号により背圧室内の背圧を判別する。そして、アクセルペダル6の踏込量、流出圧力あるいは背圧に基づいてデューティ比を決定し、決定したデューティ比を有する電力パルスを水素ガス圧力制御弁100に設けられている電磁弁200のソレノイドコイル214(図2、図3参照)に供給する。制御装置60による水素ガス圧力制御弁100の制御方法については後述する。
一方、イグニッションスイッチ4がオフされると、制御装置60は、遮断弁14を閉制御し、水素供給装置12から燃料電池30への水素ガスの供給を停止する。また、空気供給装置32の作動を停止し、酸素供給装置32から燃料電池30への酸素の供給を停止する。さらに、水素ガス圧力制御弁100の電磁弁200を開状態に制御し、水素ガス圧力制御弁100の背圧室内の空気を排出する。
次に、本実施の形態の水素ガス圧力制御弁100の構成を、図2及び図3を参照して説明する。図2は水素ガス圧力制御弁100の全体構成を示す断面図である。また、図3は、電磁弁200の全体構成を示す断面図である。
図2に示すように、水素ガス圧力制御弁100は、下部ボディ110と上部ボディ120からなるボディと、カバー130を有している。
カバー130には背圧室131が形成され、下部ボディ110には調圧室111が形成されている。そして、背圧室131と調圧室111の間には、第1ダイアフラム121と第2ダイアフラム122が配設されている。
図2では、第1ダイアフラム121の周縁が、カバー130と上部ボディ120によって挟持されている。そして、第1ダイアフラム121の中央部が、第1プレート141と第2プレート142によって挟持されている。
また、第2ダイアフラム122の周縁が、上部ボディ120と下部ボディ110によって挟持されている。そして、第2ダイアフラム122の中央部が、第2プレート142とホルダ143によって挟持されている。
ホルダ143には、連結軸147が一体に形成されている。そして、第1プレート141と第2プレート142の中央部の孔に連結軸147を挿通した後、連結軸147にナット148が取り付けられる。これにより、第1プレート141及び第2プレート142が、ホルダ143に取り付けられる。
カバー130には、スプリング保持部材132と第1プレート141との間に調圧スプリング133が配設されている。この調圧スプリング133は、第1ダイアフラム121と第2ダイアフラム122を、図2の下方の向き(弁が開く方向)に移動させる付勢力を発生する。調圧スプリング133の付勢力は、調整ねじ134によって調整することができる。
第1ダイアフラム121、第2ダイアフラム122、上部ボディ120及び第2プレート142によって、大気室123が形成されている。また、上部ボディ120には、大気ポート124が形成されている。これにより、大気室123内の圧力は、大気圧に維持されている。
また、カバー130には、背圧室131内に加圧空気を流入する制御用流入口が設けられている。制御用流入口は、主制御用流入口135と、主制御用流入口135より背圧室131側に配置されている補助制御用流入口136により構成されている。補助制御用流入口136の開口面積は、主制御用流入口135の開口面積より小さく設定されている。本実施の形態では、補助制御用流入口136は、主制御用流入口135の開口面積より小さい開口面積を有する絞りとして形成されている。主制御用流入口135の開口面積と補助制御用流入口136の開口面積の差(割合を含む)等は、適宜選択される。
制御用流入口を、主制御用流入口135と、主制御用流入口135より背圧室131側に配置され、主制御用流入口135の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136とにより構成することにより、加圧空気が背圧室131内に一度に大量に流入するのを防止することができる。これにより、電磁弁200によって背圧室131内の加圧空気の排出が制御される場合に、背圧室131内の圧力が脈動するのを防止することができ、水素ガス圧力制御弁100から流出する水素ガスの圧力制御精度が向上する。
また、カバー130には、電磁弁200を取り付けるための取付部138が設けられている。そして、背圧室131内の加圧空気を、取付部138に取り付けられた電磁弁200に流出するために、背圧室131と取付部138に連接する制御用流出口137が設けられている。取付部138には、電磁弁200が、着脱自在に取り付けられる。電磁弁200については、後述する。
本実施の形態では、水素ガスが本発明の「流体」に対応し、加圧空気が本発明の「圧力制御用流体」に対応する。また、主制御用流入口135と補助制御用流入口136により本発明の「制御用流入口」が構成されている。
下部ボディ110には、遮断弁14を介した水素ガスが流入する流入口(図示省略)が設けられている。この流入口は、弁体151bとバルブシート152のシール面との当接が解除されている状態(弁が開いている状態)の時に、バルブシート152の軸中心部に形成されている流路152a及びプラグ153の軸中心部に形成されている流路153aを介して調圧室111に連通する。なお、弁体151bとバルブシート152のシール面が当接すると、流入口と調圧室111との連通は解除される。
また、水素ガスが流出する流出口113が、調圧室111に連通して設けられている。
下部ボディ110には、上方(調圧室111側)が開放された凹部115が形成されている。
凹部115の底部(図2では下方)には、金属性のバルブシート152が配設されている。そして、バルブシート152は、プラグ153によって、凹部115の底部に固定されている。例えば、プラグ153を凹部115にねじ結合することによって、バルブシート152が凹部115の底部に固定されている。
バルブシート152の軸中心部及びプラグ153の軸中心部には、水素ガスの流路152a及び153aが形成されている。
また、下部ボディ111には、バルブ151の移動を案内する案内部116が、凹部115の底部に段差状に形成されている。案内部116には、バルブ151が、軸方向(図2では、弁が開閉する上下方向)に移動可能に配設されている。
バルブ151は、軸部151a、弁体151b、ロッド151cを有している。弁体151bは、バルブシート152のシール面に当接する当接面を有している。図2では、弁体151bの上面が当接面であり、バルブシート152の下面がシール面である。
弁体151bの当接面には、弾性材料により形成されたシール部材146が設けられている。シール部材146は、環状の突部を有している。シール部材146は、弁が開いている状態では、弁体151bの当接面から突出するように配設されている。そして、弁体151bの当接面とバルブシート152のシール面が当接する時(弁が閉じる時)には、先ず、シール部材146の先端部がバルブシート152のシール面に当接する。そして、シール部材146が弾性変形した後、弁体151bの当接面とバルブシート152のシール面が当接する。
ロッド151cは、バルブシート152に形成されている流路152a及びプラグ153に形成されている流路153aを貫通した状態で、ホルダ143に取り付けられる。これにより、バルブ151は、第1ダイアフラム121及び第2ダイアフラム122と連動して移動する。
軸部151aと案内部116の間には、プレート154、Oリング155が設けられている。さらに、プレート154と弁体151bとの間には、スプリング156が配設されている。スプリング156は、バルブ151を、図2に示す上方(弁が閉じる方向)に向けて移動させる付勢力を発生する。
なお、案内部116の下部は、バランスポート117を介して流出口113と連通している。これにより、流出口113を流出する水素ガスの圧力が、バルブ151を図2で示す上方(弁が閉じる方向)に移動させるように作用する。したがって、スプリング156の付勢力を低減することができ、小型のスプリング156を用いることができる。
次に、取付部138に着脱自在に取り付けられる電磁弁200の構成を図3を参照して説明する。
電磁弁200は、磁性材により、ほぼ円筒状に形成されているコア210を有している。コア210の内部側には流路211が形成されている。流路211の制御用流出口137側には、ストレーナ(フィルタ)215が設けられている。また、コア210の外周部には、フランジ212が形成されている。
コア210の外周には、ほぼ円筒状のボビン213が配設されている。ボビン213は合成樹脂等の電気絶縁材により形成され、ソレノイドコイル214が巻かれている。
コア210の外周領域には、ターミナルを取り囲むソケット部251を有する受電用コネクタ250が設けられている。受電用コネクタ250は、合成樹脂等の電気絶縁材により形成されている。ソレノイドコイル214は、ソケット部251のターミナルに電気的に接続されている。このソケット部251には、前述した制御装置60(図1参照)の給電用コネクタ(図示省略)が接続される。これにより、ターミナルを介して、ソレノイドコイル214に電力が供給される。
ボビン213の外周側には、磁性材により形成されたボディ220が配設されている。ボディ220には、通路211に連通している凹部221が形成されている。
凹部221内には、ストッパ222、カラー223、可動弁(バルブ)240を支持する支持プレートとしての板バネ242、リング224およびバルブシート230が順次組み付けられている。
バルブシート230は、非磁性体からなり、軸方向一端面(図3の下方)に当接面が形成されている。バルブシート230の軸中心部には、噴射孔231が形成されている。バルブシート230は、ボディ220の凹部221内に嵌合されている。これにより、ストッパ222、カラー223、板バネ242の外周およびリング224が、ボディ220の内側フランジ部とバルブシート230との間に挟持される。なおバルブシート230の噴射孔231は、下流側に向かって順に絞り部(内径が順次減少する)、同径部(内径がほぼ同じ)、拡張部(内径が順次増加する)を有している。
ストッパ222は、磁性材により、リング状に形成されている。ストッパ222は、ボディ220の凹部221内に嵌合され、かつボディ220の内側フランジ部に当接している。カラー223は、例えばステンレス材により、リング状に形成されている。カラー223は、ボディ220の凹部221内に嵌合され、かつストッパ222の外周部に当接している。リング224は、例えばステンレス材により、リング状に形成されている。リング224は、ボディ220の凹部221内に嵌合され、かつ板バネ242の外周部と当接している。リング224は、バルブシート230がボディ220の凹部221に固定されることによって、板バネ242の外周部をカラー223に押圧している。これにより、板バネ242の外周部は、カラー223とリング224との間に挟持される。
また板バネ242の内周部には、前後両面に跨り当該内周部を被覆する弾性体がインサート成形によって設けられている。板バネ242の内周部には、適数個(6個)の孔が周方向に等間隔で設けられ、この孔を通して前後の弾性体が連結されている。弾性体の内径は、可動弁240の主部の外径よりも若干小さく形成されている。すなわち、可動弁240は、その主部が弾性体に締まり嵌めによって取り付けられる。
これにより、板バネ242は、可動弁240を、当該可動弁240の外周面をボディ220の内周面等に非接触状態で、すなわち、フローティング状態で支持する。そして、可動弁240が軸方向(弁を開閉する方向)に移動されるときに弾性変形する。
可動弁240の当接面には、弾性材により形成されたシール部材243が設けられている。シール部材243は、環状の突部を有しており、通常状態(弁が開いている時)では、突部の先端が当接面より突出するように配設されている。そして、可動弁240がバルブシート230のシール面に当接する時には、先ず、突部の先端部がシール面に当接する。そして、突部が弾性変形した後、可動弁240の当接面がバルブシート230のシール面に当接する。
可動弁240は、スプリング244によって、噴射孔231を閉じる方向に移動する付勢力が加えられている。スプリング244の付勢力は、調整部材(図示省略)によって調整することが可能である。
なお、可動弁240がスプリング244の付勢力によって閉位置(弁を閉じる位置)に位置している時に、板バネ242の付勢力が、可動弁240を開方向(弁が開く方向)に移動させる力として作用するように構成されている。これにより、可動弁240と板バネ242との接触状態が、常時維持される。なお、板バネ242の付勢力は、スプリング244の付勢力に比べてはるかに小さいため、スプリング244の付勢力による可動弁240の閉弁動作が損なわれることはない。
バルブシート230に形成されている噴射孔231の下流側端部には、制御用排出口232が形成されている。
ここで、制御用排出口232の開口面積は、補助制御用流入口136の開口面積より大きく設定されている。このように、制御用排出口232の開口面積を補助制御用流入口136の開口面積より大きく設定することにより、制御弁200による背圧室131内の加圧空気の制御用排出口232からの排出が容易となる。したがって、背圧室131内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げることができる。
制御用排出口232の開口面積と補助制御用流入口136の開口面積との差(割合を含む)等は適宜選択される。
また、制御用流出口137の開口面積は、制御用排出口232の開口面積より大きく設定されている。本実施の形態では、制御用流出口137は、電磁弁200を取り付ける取付部138と背圧室131との間に、制御用排出孔232の開口面積より大きい開口面積を有する絞りとして形成されている。
制御用流出口137の開口面積を制御用排出口232の開口面積より大きく設定することにより、背圧室131内の圧力制御幅(ダイナミックレンジ)を広げる効果を低減することなく、また、制御用流出口137の圧損の影響を受けることなく、背圧室131内の加圧空気を電磁弁200に流出することができる。
制御用流出口137の開口面積と制御用排出孔232の開口面積との差(割合を含む)等は適宜選択される。
次に、本実施の形態の流体用制御弁100の動作を説明する。
いま、背圧室131内に加圧空気が流入していない時には、バルブ151が図2の上方(弁が閉じる方向)に移動するように、調圧スプリング133及びスプリング156の付勢力等が設定されているものとする。この場合、弁体151bはバルブシート152と当接している(弁が閉じられている)。
制御用流入口135及び補助制御用流入口136を介して背圧室131に加圧空気が流入すると、背圧室131内の圧力が増加し、第1ダイアフラム121及び第2ダイアフラム122が下方に移動する。これに連動して、バルブ151が下方に移動し、弁体151bとバルブシート152が離間する(弁が開く)。これにより、水素ガスは、流入口からバルブシート152の流路152a、プラグ153の流路153aを介して調圧室111に導入され、流出口113から流出する。
この状態で、調圧室111内の圧力が増加すると、第1ダイアフラム121及び第2ダイアフラム122が上方に移動する。これに連動して、バルブ151が上方に移動し、弁体151bがバルブシート152と当接する。これにより、流入口から調圧室111への水素ガスの流入、したがって、流出口113からの水素ガスの流出が停止する。
そして、調圧室111内の水素ガスの圧力が低下すると、第1ダイアフラム121及び第2ダイアフラム122が下方に移動する。これにより、再び、水素ガスが調圧室111を介して流出口113から流出する。
以上の動作を繰り返すことによって、調圧室111内の水素ガスの圧力、すなわち、流出口113から流出する水素ガスの圧力(流出圧力)が背圧室131内の圧力に対応する圧力に制御される。
ここで、流出口113から流出する水素ガスの圧力(流出圧力)は、背圧室131内の圧力によって定まる。背圧室131内の圧力は、背圧室131内の加圧空気を制御用流出口137から流出させることによって調整することができる。この場合、制御用流出口137を開あるいは閉制御する方法では、背圧室131内の圧力を適切に(高速及び高精度に)制御することができない。
そこで、本実施の形態では、制御用流出口137に連接して配設されている電磁弁200のソレノイドコイル214に、制御可能なデューティ比を有する電力パルスを供給する方法(デューティ制御)を用いている。
なお、デューティ制御は、ソレノイドコイル214に供給する電力パルスの周期Tと、電力パルスの幅(オン時間)tとの比(デューティ比=t/T×100%)を制御する制御方法である。
この場合、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力パルスのデューティ比を変えることによって、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を連続的に変更することができ、電磁弁200の開度量、すなわち、電磁弁200の制御用排出孔232から排出される加圧空気の流量を連続的に変更することができる。
そして、電磁弁200の制御用排出孔232から排出される加圧空気の量を連続的に変更することができれば、水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力を連続的に変更することができ、水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力を適切に制御することができる。すなわち、流出口113から流出する水素ガスの圧力の制御性を向上させることができる。この場合、背圧室131内の圧力を連続的に制御することができることにより、流出口113から流出する水素ガスの圧力制御の応答性も向上する。
また、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力をデューティ制御することにより、電磁弁200を小型に構成することができ、水素ガス圧力制御弁100全体を小型化することができる。
次に、制御装置60により水素ガス圧力制御弁100を制御する方法について説明する。
燃料電池30に供給する水素ガスの圧力(あるいは流量)を、アクセルペダル6の踏込量に応じて(例えば、踏込量に比例して)制御する制御方法の一実施の形態を説明する。
燃料電池(FC:fuel cell)30の動作特性を図5に示す。図5は、燃料電池30の出力(発電量)Wに対する流出圧力(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力)P、すなわち、燃料電池30に供給される水素ガスの圧力の特性を示している。
図5に示す燃料電池30の動作特性から、燃料電池30から所定の出力(電力)を発生させるために必要な水素ガスの流出圧力がわかる。
また、水素ガス圧力制御弁100の動作特性を図6に示す。図6は、流出圧力(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力)Pに対する水素流量(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの流量)Qの特性を示している。
図6に示す水素ガス圧力制御弁100の動作特性から、流出圧力(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力)を所定値とするために必要な水素流量(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの流量)がわかる。
また、水素ガス圧力制御弁100の動作特性を図7に示す。図7は、水素流量(水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの流量)Qに対する背圧(エア圧)(水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力)Paの特性を示している。
図7に示す水素ガス圧力制御弁100の動作特性から、水素流量(水素ガス圧力制御弁100の流出口13から流出する水素ガスの流量)を所定値とするために必要な、背圧(水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力)がわかる。
また、水素ガス圧力制御弁100の制御特性を図8に示す。図8は、背圧(エア圧)(水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力)Paに対するデューティ比(電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力パルスのデューティ比)の特性を示している。
図8に示す水素ガス圧力制御弁100の制御特性から、背圧(水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力)を所定値に設定するためのデューティ比(電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力パルスのデューティ比)がわかる。
また、アクセルペダル6の踏込量に応じて燃料電池自動車2で消費される電力は、予め求めることができる。
したがって、アクセルペダル6の踏込量に対応する電力を燃料電池30から発生させるために必要な流出圧力を図5に示す燃料電池の特性から決定し、決定した流出圧力を得るために必要なデューティ比を図6〜図8に示す水素ガス圧力制御弁100の特性から決定することができる。そして、決定したデューティ比を有する電力パルスを電磁弁200のソレノイドコイル214に供給することによって、アクセルペダル6の踏込量に対応する電力を燃料電池30から発生させることができる。
次に、制御装置60によって水素ガス圧力制御弁100(具体的には、電磁弁200)を制御する方法の一実施の形態を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
なお、図4のフローチャートで示す制御方法では、背圧室131内の圧力の変動等による制御性の低下や応答性の低下を低減するために、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比を、アクセルペダル6の踏込量に対応する流出圧力設定値(噴射圧力設定値)と流出圧力(噴射圧力)との比較結果に応じて調整する方法が用いられている。このため、制御装置60(例えば、制御装置60がアクセス可能な記憶回路)には、図5に示す燃料電池の特性、図6〜図8に示す水素ガス圧力制御弁100の特性、アクセルペダル6の踏込量に応じた燃料電池自動車2の消費電力に基づいて、アクセルペダル6の踏込量に対応する電力を燃料電池30から発生させるための流出圧力設定値(噴射圧力設定値)X及びデューティ比がマップデータベースに記憶されているものとする。また、制御装置60には、圧力センサ16により検出された流出圧力(噴射圧力)が入力されている。
ステップS1では、イグニッションスイッチ4がオンしたか否かを判断する。イグニッションスイッチ4がオンしたか否かは、例えば、イグニッションスイッチ4の動作を示す動作信号に基づいて判別する。イグニッションスイッチ4がオンした場合にはステップS2に進み、オンしていない場合には待機する。
ステップS2では、始動処理を実行する。例えば、遮断弁14のソレノイドコイルに電力を供給し、遮断弁14を開放状態に制御する。
次に、ステップS3では、圧力センサ16により検出されている、水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出されている水素ガスの流出圧力を読み込む。
また、ステップS4では、マップデータベースから、アクセルペダル6の踏込量に応じた流出圧力設定値X及びデューティ比を読み込む。この時、アクセルペダル6が踏込まれていないため、アイドリング状態に対応した流出圧力設定値X及びデューティ比を読み込む。
そして、制御装置60は、読み込んだデューティ比を有する電力パルスを、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する。
ステップS5では、ステップS3で読み込んだ流出圧力が、ステップS4で読み込んだ流出圧力設定値Xを超えているか否か(流出圧力>流出圧力設定値X)を判断する。流出圧力が流出圧力設定値Xを超えている場合にはステップS6に進み、流出圧力が流出圧力設定値Xを超えていない場合(流出圧力≦流出圧力設定値X)にはステップS7に進む。
ステップS6では、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力のデューティ比を上げた後、ステップS3に戻る。これにより、電磁弁200の開度量が増加し、背圧室131内の圧力、したがって、水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力が減少する。ステップS6でデューティ比を上げる量は、適宜設定される。
ステップS7では、流出圧力が流出圧力設定値X未満であるか否か(流出圧力<流出圧力設定値X)を判断する。流出圧力が流出圧力設定値X未満である場合にはステップS8に進み、流出圧力が流出圧力設定値X未満でない場合(流出圧力=流出圧力設定値X)にはステップS3に戻る。
ステップS8では、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力のデューティ比を下げた後、ステップS3に戻る。これにより、電磁弁200の開度量が減少し、背圧室131内の圧力、したがって、水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出する水素ガスの圧力が増加する。ステップS8でデューティ比を下げる量は、適宜設定される。
なお、ステップS3では、アクセルペダル6の踏込量が変化したか否かを判断する。そして、アクセルペダル6の踏込量が変化した場合には、アクセルペダル6の踏込量に対応する流出圧力設定値X及びデューティ比を読み込み、読み込んだ流出圧力設定値X及びデューティ比に基づいて、ステップS5〜S8の処理を実行する。
また、図示していないが、ステップS3〜S9の途中に、イグニッションスイッチ4がオフしたか否かを判断するステップが設けられている。イグニッションスイッチ4がオフした場合には、停止処理を実行する。例えば、遮断弁14を閉じる。また、電磁弁200を開状態とし、背圧室131内の加圧空気を排出する。
図4に示す制御方法では、アクセルペダルの踏込量に対応するデューティ比を、アクセルペダルの踏込量に対応する流出圧力設定値と流出圧力との比較結果に基づいて調整することによってデューティ比を決定している。これにより、背圧室131内の圧力変動等による制御性や応答性の低下を低減している。
なお、図4に示す制御方法では、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比を、流出圧力設定値と流出圧力との比較結果に基づいて調整したデューティ比を有する電力パルスをソレノイドコイル214に供給しているが、基本的には、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比を有する電力パルスをソレノイドコイル214に供給するものである。したがって、図4に示す制御方法は、アクセルペダルの踏込量に対応するデューティ比を有する電力パルスをソレノイドコイル214に供給する制御方法に含まれる。
図4に示すフローチャートでは、背圧室131内の圧力(背圧)の変動等による制御性や応答性の低下を低減するために、アクセルペダル6の踏込量に対応する流出圧力設定値Xと圧力センサ16で検出された流出圧力との比較結果によって、アクセルペダルの踏込量に対応するデューティ比を調整する方法を用いた。
ここで、水素ガス圧力制御弁100の流出口13から流出する水素ガスの流出圧力は、背圧室131内の圧力(背圧)によって決定される。したがって、背圧設定値と背圧との比較結果によってデューティ比を調整する方法を用いることもできる。
この場合には、前述したマップデータベースには、図5に示す燃料電池の特性、図6〜図8に示す水素ガス圧力制御弁100の特性、アクセルペダル6の踏込量に応じた燃料電池自動車2の消費電力に基づいて、アクセルペダル6の踏込量に対応する電力を燃料電池30から発生させるための背圧設定値Y及びデューティ比が記憶される。また、制御装置60には、圧力センサ18により検出された背圧(背圧室131内の圧力)が入力される。
本実施の形態では、図4に示すフローチャートは以下のように変更される。
ステップS3では、圧力センサ18により検出されている、水素ガス圧力制御弁100の背圧室131内の圧力(背圧)を読み込む。
ステップS4では、アクセルペダル6の踏込量に対応する背圧設定値Y及びデューティ比をマップデータベースから読み取る。そして、読み取ったデューティ比を有する電力パルスを電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する。
そして、ステップS5では、背圧が背圧設定値Yを超えているか否かを判断する。また、ステップS7では、背圧が背圧設定値Y未満であるか否かを判断する。
また、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比を、アクセルペダル6の踏込量に応じた流出圧力設定値Xと流出圧力との比較結果、あるいは、アクセルペダル6の踏込量に応じた背圧設定値と背圧との比較結果に基づいて調整する。
ここで、背圧室131内の圧力変動等による影響を考慮する必要がない場合には、前記比較結果に基づいた調整を行うことなく、アクセルペダル6の踏込量に応じたデューティ比を有する電力パルスを電磁弁200のソレノイドコイル214に供給してもよい。
以上のように、本実施の形態では、水素ガス圧力制御弁100に設けられている電磁弁200のソレノイドコイル214に、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比を有する電力パルスが供給される。この時、燃料電池30からアクセルペダル6の踏込量に比例した電力が発生するようにデューティ比が設定される。
したがって、燃料電池30に供給する水素ガスの圧力を適切に制御することができ、制御性が向上する。
この時、アクセルペダル6の踏込量に対応する流出圧力設定値と流出圧力との比較結果に応じて、あるいは、アクセルペダル6の踏込量に対応する背圧設定値と背圧との比較結果に応じてデューティ比を調整する方法を用いることにより、背圧室内の圧力変動等による制御性や応答性の低下を低減することができる、これにより、制御性及び応答性をより向上させることができる。
また、デューティ比は、アクセルペダル6の踏込量に応じて連続的に変化するため、燃料電池30に供給する水素ガスの圧力制御の応答性も向上する。
また、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力をデューティ制御することにより、電磁弁200を小型化することができる。これにより、水素ガス圧力制御弁100を小型化することができる。
また、加圧空気を、主制御用流入口135と、主制御用流入口135の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136を介して背圧室131に流入している。これにより、電磁弁200によって背圧室131内の加圧空気の排出制御を行う場合に、背圧室131内の圧力の脈動を抑制することができる。したがって、水素ガス圧力制御弁100の流出口113から流出される水素ガスの圧力を制度よく制御することができる。
また、補助制御用流入口136の開口面積を制御用排出口232の開口面積より小さく設定している。これにより、背圧室131内の圧力の制御範囲を広げることができる。さらに、制御用流出口137の開口面積を制御用排出口232の開口面積より大きく設定することにより、背圧室31内の圧力の制御範囲を広げる効果が低減するのを防止するとともに、制御用流出口137の圧損の影響を受けるのを防止している。
また、電磁弁200が取付部138に着脱自在に取り付けられている。これにより、水素ガス圧力制御弁100の本体部と電磁弁200を別々に製造することができるため、水素ガス圧力制御弁100を容易に製造することができる。さらに、電磁弁200の保守や交換も容易となる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、制御用流入口を、制御用排出口232の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136のみで構成することもできる。
また、アクセルペダル6の踏込量に対応するデューティ比、流出圧力設定値、背圧設定値を記憶回路(例えば、マップデータベース)に記憶させる方法を用いたが、その都度算出する方法を用いることもできる。
また、制御装置60は、アクセルペダル6の踏込量検出信号を入力し、アクセルペダル6の踏込量に応じて電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を制御したが、アクセルペダル6の踏込み量検出信号以外の種々の信号に応じて電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を制御することもできる。
また、電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を制御する方法は図4のフローチャートに示した方法に限定されない。
また、水素ガス圧力制御弁100の構成は、図2に示した構成に限定されない。
また、電磁弁200の構成は、図3に示した構成に限定されない。
また、燃料電池発電システム10の構成は、図1に示した構成に限定されない。
また、本発明の流体圧力制御装置は、燃料電池に供給する水素の圧力を制御する場合に限定されず、種々の流体の圧力を制御する場合に適用することができる。
以上の実施の形態では、水素ガス圧力制御弁100(流体圧力制御弁)に設けられている電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力をデューティ制御することによって良好な特性を有する流体圧力制御弁を得る場合について説明した。
本発明は、主制御用流入口135と、主制御用流入口135より背圧室131側に配置され、主制御用流入口135の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136を備える制御用流入口を設ける構成や、制御用排出口232の開口面積を制御用流入口(あるいは、制御用流入口に設けられている補助制御用流入口136)の開口面積より大きく設定する構成を用いることによっても、良好な特性を有する流体圧力制御弁を得ることができる。
すなわち、前述した特許文献1に記載されている従来の流体圧力制御弁は、良好な特性を有していない。
本発明は、良好な特性を有する流体圧力制御弁を備える流体圧力制御装置を得ることを目的とする。
本発明の実施の形態は、図2及び図3と同様の構成を有している。
本実施の形態では、前述したように、制御用流入口を、主制御用流入口135と、主制御用流入口135より背圧室131側に配置され、主制御用流入口135の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136により構成する。
これにより、加圧空気が背圧室131内に一度に大量に流入するのを防止することができる。したがって、電磁弁200によって背圧室131内の加圧空気の排出が制御される場合に、背圧室131内の圧力が脈動するのを抑制することができ、水素ガス圧力制御弁100から流出する水素ガスの圧力制御精度が向上する。
また、他の実施の形態では、制御用排出口232の開口面積を制御用流入口(制御用流入口が主制御用流入口135と補助制御用流入口136により構成されている場合には、補助制御用流入口136)の開口面積より大きく設定している。
これにより、背圧室131内の圧力の制御範囲を広げることができる。
なお、制御用流出口137の開口面積を制御用排出口232の開口面積より大きく設定することにより、背圧室31内の圧力の制御範囲を広げる効果が低減するのを防止することができるとともに、制御用流出口137の圧損の影響を受けるのを防止することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、制御用流入口を、制御用排出口232の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口136のみで構成することもできる。
また、制御装置60は、アクセルペダル6の踏込量検出信号を入力し、アクセルペダル6の踏込量に応じて電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を制御したが、アクセルペダル6の踏込み量検出信号以外の種々の信号に応じて電磁弁200のソレノイドコイル214に供給する電力を制御することもできる。
また、水素ガス圧力制御弁100の構成は、図2に示した構成に限定されない。
また、電磁弁200の構成は、図3に示した構成に限定されない。
また、燃料電池発電システム10の構成は、図1に示した構成に限定されない。
また、本発明の流体圧力制御装置は、燃料電池に供給する水素の圧力を制御する場合に限定されず、種々の流体の圧力を制御する場合に適用することができる。
燃料電池自動車の概略構成図である。 本実施の形態の水素ガス圧力制御弁の全体構成を示す断面図である。 本実施の形態の電磁弁の全体構成を示す断面図である。 水素ガス圧力制御弁の制御動作を説明するフローチャートである。 燃料電池出力−水素流出圧力の関係を示すグラフである。 水素流出圧力−水素流量の関係を示すグラフである。 水素流量−背圧の関係を示すグラフである。 背圧−デューティ比の関係を示すグラフである。
符号の説明
2 燃料電池自動車
4 イグニッションスイッチ
6 アクセルペダル
10 燃料電池発電システム
12 水素供給装置
14 遮断弁
16、18 圧力センサ
30 燃料電池
30a 水素ガス通過経路
30b 空気通過経路
32 空気供給装置
52 ガス配管
54、56 空気配管
60 制御装置
100 水素ガス圧力制御弁
110 下部ボディ
111 調圧室
113 流出口
117 バランスポート
120 上部ボディ
121 第1ダイアフラム
122 第2ダイアフラム
123 大気室
124 大気ポート
130 カバー
131 背圧室
132 スプリング保持部材
133 調圧スプリング
134 調圧ねじ
135 主制御用流入口
136 絞り(補助制御用流入口)
137 絞り(制御用流出口)
138 取付部
141 第1プレート
142 第2プレート
143 ホルダ
146 シール部材
151 可動弁(バルブ)
151a 軸部
151b 弁体
151c ロッド
152 バルブシート
153 プラグ
200 電磁弁
210 コア
211、241 流路
213 ボビン
214 ソレノイドコイル
215 ストレーナ(フィルタ)
220 ボディ
221 凹部
222 ストッパ
223 カラー
224 リング
230 バルブシート
231 噴射孔
232 制御用排出口
240 可動弁(バルブ)
244 スプリング
250 受電用コネクタ
251 ソケット部

Claims (8)

  1. 背圧室と、前記背圧室に圧力制御用流体を流入する制御用流入口と、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口を有し、前記流出口から流出する流体の圧力を前記背圧室内の圧力に基づいて制御する流体圧力制御弁を備える流体圧力制御装置であって、
    制御用排出口と、
    前記背圧室内の圧力制御用流体を前記制御用排出口から排出する電磁弁と、
    入力信号に基づいて前記電磁弁を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、入力信号に応じたデューティ比を有する電力パルスを前記電磁弁に供給することを特徴とする流体圧力制御装置。
  2. 請求項1に記載の流体圧力制御装置であって、前記制御用流入口は、主制御用流入口と、前記主制御用流入口より前記背圧室側に配置され、前記主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口を備えていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  3. 請求項2に記載の流体圧力制御装置であって、前記補助制御用流入口の開口面積が前記制御用排出口の開口面積より小さく設定されていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  4. 背圧室と、前記背圧室に圧力制御用流体を流入する制御用流入口と、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口を有し、前記流出口から流出する流体の圧力を前記背圧室内の圧力に基づいて制御する流体圧力制御弁を備える流体圧力制御装置であって、
    制御用排出口と、
    前記背圧室内の圧力制御用流体を前記制御用排出口から排出する電磁弁と、
    前記電磁弁を制御する制御装置とを備え、
    前記制御用流入口の開口面積が前記制御用排出口の開口面積より小さく設定されていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  5. 請求項4に記載の流体圧力制御装置であって、前記制御用流入口は、主制御用流入口と、前記主制御用流入口より前記背圧室側に配置され、前記主制御用流入口の開口面積より小さい開口面積を有する補助制御用流入口を備えており、前補助制御用流入口の開口面積が前記制御用排出口の開口面積より小さく設定されていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の流体圧力制御装置であって、前記背圧室内の圧力制御用流体を前記電磁弁に流出する制御用流出口を備え、前記制御用流出口の開口面積が前記制御用排出口の開口面積より大きく設定されていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の流体圧力制御装置であって、前記電磁弁が取り付けられる取付部を有し、前記電磁弁は、前記取付部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  8. 燃料電池と、前記燃料電池に酸素を供給する酸素供給装置と、前記燃料電池に水素を供給する水素供給装置と、前記水素供給装置から前記燃料電池に供給される水素の圧力を制御する水素圧力制御装置を備えている燃料電池自動車であって、前記水素圧力制御装置として請求項1〜7のいずれかに記載の流体圧力制御装置を用いていることを特徴とする燃料電池自動車。
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