JP2007147552A - 流体計測装置 - Google Patents

Abstract

【課題】無線通信手段と一体になったメータ装置において、無線通信手段とメータ装置との接続が容易に行えるメータ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】メータ装置２にはフォトＬＥＤなどの光送信手段１４ａと、フォトトランジスタなどの光受信手段１４ｂが取り付けられ、一方、無線通信手段１には前記光送信手段１４ａに対応してフォトトランジスタなどの光受信手段１５ｂと、光受信手段１４ｂに対応してフォトＬＥＤなどの光送信手段１５ａがそれぞれ配置されている。したがって、メータ装置２からのデータは光送信手段１４ａから無線通信手段１の光受信手段１５ｂを介して無線制御部９から送信され、無線通信手段１からのデータは光送信手段１５ａから光受信手段１４ｂを介してメータ装置２に伝送され所定の処理が行われるものである。
【選択図】図７

Description

本発明は無線装置を容易に装着可能にして無線検針を可能としたガスメータ等の流体計測装置に関するものである。

従来、この種のガスメータ等にあっては、無線検針装置とガスメータとが別筐体で構成され、ガスメータの通信端子と無線通信装置の入力端子を有線で接続していた。

すなわち、図９に示すように、例えば、ガスメータ２１にはガス管の接続部２２、検針表示部２３が備えられ、無線通信手段２４がその上部に固定されていた。そして、無線通信手段２４とガスメータ２１とは有線接続線２５で接続されていた（例えば、特許文献１参照）。
特開平８−７８７２５号公報

しかしながら、前記従来の構成では、無線通信手段２４とガスメータ２１を接続線２５で接続しなければならない他、接続する通信線が外部に露出して第３者にいたずらされる可能性があることや、ガスメータ２１に無線通信装置２４の取り付けのための固定手段を準備する必要性が発生するという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、無線通信手段とメータ装置の接続線を外部に露出しないで接続を容易にするほか、無線通信手段をメータ装置に容易に固定可能にする流体計測装置を提供することを目的とする。

従来の課題を解決するために、本発明の流体計測装置は、計測手段で計測した計測値を外部機器に通信により伝送するためのインターフェース手段を内蔵したメータ装置と、前記計測値を無線伝送するための無線通信手段とを具備し、これらメータ装置と無線通信手段とには電気的接続を着脱自在に行なう接続手段を内設したものである。

本発明の流体計測装置は、メータ装置と無線通信手段に電気的接続を着脱自在に行なう接続手段を内設したため、接続手段が外部に露出せず、常時的確な計測が行なえるものである。

第１の発明は、計測手段で計測した計測値を外部機器に通信により伝送するためのインターフェース手段を内蔵したメータ装置と、前記計測値を無線伝送するための無線通信手段とを具備し、これらメータ装置と無線通信手段とには電気的接続を着脱自在に行なう接続手段を内設したものである。これによって、無線通信手段との接続が容易になる。

第２の発明は、前記第１の発明の接続手段を機械的嵌合により、第３の発明は、接続手段を光学的接続によりそれぞれ構成したものである。

第４の発明は、前記第３の発明における光学的接続構成として、メータ装置に光送信手段と光受信手段を、無線通信手段に前記光送信手段と対応する光受信手段と前記光受信手
段に対応する光送信手段をそれぞれ配設したものである。

第５の発明は、無線通信手段を樹脂材料で構成して、内蔵のアンテナ特性の劣化を防止したものである。

第６の発明は、無線通信手段の電源をメータ装置から供給するようにして、無線通信手段の小型化を可能とした。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１において、１は無線通信手段であり、ガスなどのメータ装置２の計測手段３で計測したデータをインターフェース手段４と接続手段５を介して受信し、無線でデータ通信を行う。

また、２ａ、２ｂはメータ装置２にガスを通すための上下流側の配管接続部である。前記接続手段５は端子台やコネクタなどで構成され、接続線６により無線通信手段１に接続される。更に、メータ装置２は無線通信手段１が受信したデータを受けて遮断を行うなど、通信は双方向に行うことも可能に構成できる。

図２において、メータ装置２には検針値を表示する表示装置７が設けてある。前記無線通信手段１はメータ装置２の端子部に取り付けられている。

図３において、メータ装置２には表示部７、ガス使用量を計測する計測制御部３、この計測制御部３から計測データを出力し、無線制御手段１に伝送するためのインターフェース手段４、無線通信手段１と接続するための接続手段５を内蔵し、接続線６ａ、６ｂにより無線通信手段１に接続されている。

無線通信手段１はメータ装置２からのデータを受け取るためのインターフェース手段８や、メータ装置２からのデータを無線で送信するための無線制御部９を備えており、これらの回路は電池電源１０で駆動されるよう構成されている。

（実施の形態２）
図４において、メータ装置２の接続手段５は２つの端子１１ａ、１１ｂの２つの端子から構成されている。一方無線通信手段１の接続線６は２つのピンの形状の端子１２ａ、１２ｂで構成されており、メータ装置２の端子１１ａ、１１ｂに無線通信手段１の端子１２ａ、１２ｂを挿入するだけで、接続が完了するように構成されている。

（実施の形態３）
図５において、無線通信手段１は固定部１３ａ、１３ｂにビスを介してメータ装置２に固定されいる。なお、図示はしないがこの固定部１３ａ、１３ｂは無線通信装置１を取り付けない場合には、接続端子の蓋が取り付けられるように構成されている。

そして、無線通信手段１の筐体を樹脂で構成することにより図示はしないがアンテナを内部に設けて構成されている。
（実施の形態４）
図６，７において、メータ装置２にはフォトＬＥＤなどの光送信手段１４ａと、フォトトランジスタなどの光受信手段１４ｂが取り付けられ、一方、無線通信手段１には前記光送信手段１４ａに対応してフォトトランジスタなどの光受信手段１５ｂと、光受信手段１
４ｂに対応してフォトＬＥＤなどの光送信手段１５ａがそれぞれ配置されている。

したがって、メータ装置２からのデータは光送信手段１４ａから無線通信手段１の光受信手段１５ｂを介して無線制御部９から送信され、無線通信手段１からのデータは光送信手段１５ａから光受信手段１４ｂを介してメータ装置２に伝送され所定の処理が行われるものである。

（実施の形態６）
図８において、１６はメータ装置２の電源部であり、このメータ装置２の各回路に電源が供給されている。また、前記電源部１６は接続手段１７を介して無線通信手段１にも電源を供給する。したがって、無線通信手段１には電源が不要となる。

以上のように、本発明にかかるメータ装置は、無線通信装置の取り付けが容易になるので、通信回線を利用した自動検針やハンディーターミナルによる検針等の用途にも適用できる。

本発明の実施の形態１における流体計測装置の要部構成図 同実施の形態１における流体計測装置の斜視図 同実施の形態１における流体計測装置の要部ブロック図 本発明の実施の形態２における流体計測装置の要部構成図 本発明の実施の形態３における流体計測装置の概観図 本発明の実施の形態４における流体計測装置の要部構成図 同実施の形態４における流体計測装置の要部ブロック図 本発明の実施の形態５における流体計測装置の要部ブロック図 従来のガスメータ装置ブロック図

符号の説明

１ 無線通信装置
２ メータ装置
３ 計測手段
４，８ インターフェース手段
５ 接続手段
６ 接続線
１４ａ，１５ｂ 光送信手段
１４ｂ，１５ａ 光受信手段

Claims (6)

1. 計測手段で計測した計測値を外部機器に通信により伝送するためのインターフェース手段を内蔵したメータ装置と、前記計測値を無線伝送するための無線通信手段とを具備し、これらメータ装置と無線通信手段とには電気的接続を着脱自在に行なう接続手段を内設した流体計測装置。
2. 接続手段は機械的嵌合によりメータ装置と無線通信手段とを接続した請求項１記載の流体計測装置。
3. 接続手段は光学的接続により構成された請求項１記載の流体計測装置。
4. メータ装置に光送信手段と光受信手段を、無線通信手段に前記光送信手段と対応する光受信手段と前記光受信手段に対応する光送信手段をそれぞれ配設した請求項３記載の流体計測装置。
5. 無線通信手段を樹脂材料で構成した請求項１記載の流体計測装置。
6. 無線通信手段の電源をメータ装置から供給するようにした請求項１記載の流体計測装置。