JP2007144583A - 端面切削装置および端面切削方法 - Google Patents

端面切削装置および端面切削方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導光板の端面に付着した切り屑を効率的に取り除くことができる端面切削装置および端面切削方法を提供すること。
【解決手段】本発明の端面切削装置は、導光板2の端面に沿って移動するバイト34、36によって導光板の端面を切削する端面切削装置であって、導光板を所定位置に固定する固定手段8と、固定手段によって固定された導光板の端面に沿って移動しながら導光板の端面を切削するバイトと、バイトとともに導光板の端面に沿って移動しながら導光板の端面に向けて気体を吹き付ける気体供給手段48と、導光板の端面近傍の空気を下方から吸引する吸引手段52とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、端面切削装置および端面切削方法に関し、詳細には、液晶表示装置等に使用される導光板の端面を切削する端面切削装置および端面切削方法に関する。
液晶表示装置のバックライト等に使用される導光板は、バックライト等に組み付けられる前に、端面に発生したバリ、ゲートカット痕等の除去するとともに、光を導光板中に取り入れる入射端面を特定の表面構造に仕上げるために端面切削加工を行う必要がある。
このような切削加工を行う装置としては、テーブルに水平に固定された導光板の端面に沿って、導光板の端面の板厚より幅広の切り刃を有するバイトを導光板の端面に沿って往復動させ、導光板の端面を切削加工する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−260075号公報
バイトによって導光板を切削したときに発生する切り屑は、導光板に付着して光学性能を悪化させたり、導光板を傷付けたりするため、速やか取り除く必要がある。このため、特許文献1の装置では、テーブルの上部に配置されたノズルから、導光板の端面とバイトとの間に除電エアを吹き付けて、切り屑を除去している。
しかしながら、特許文献1の構成では、ノズルが、導光板の端面に沿って移動するバイトとの干渉を回避するために導光板の端面から上方に離れた位置に配置されているので、導光板の端面にエアを強く吹き付けることができず、導光板の端面に付着した切り屑を効率的に取り除くことができず、導光板に残った切り屑によって微細な表面構造が形成された光出射面やその裏面を傷付けてしまい光学欠陥を発生させる等の問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、導光板の端面に付着した切り屑を効率的に取り除くことができる端面切削装置および端面切削方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、導光板の端面に沿って移動するバイトによって該導光板の端面を切削する端面切削装置であって、前記導光板を所定位置に固定する固定手段と、該固定手段によって固定された導光板の端面に沿って移動しながら前記導光板の端面を切削するバイトと、前記バイトとともに前記導光板の端面に沿って移動しながら前記導光板の端面に向けて気体を吹き付ける気体供給手段と、前記導光板の端面近傍の空気を下方から吸引する吸引手段と、を備えている、ことを特徴とする端面切削装置が提供される。
このような構成によれば、バイトと共に導光板の端面に沿って移動する気体供給手段から導光板の端面に向けて気体が吹き付けられるので、気体供給手段から導光板の端面までの距離が短くなり、導光板の端面に気体を強くあてることができ、切り屑を導光板から効率的に取り除くことが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エア供給手段が、前記導光板の端面に対向して配置された気体吹き出し口を備え、前記導光板の端面に略直交する方向から前記導光板の端面に気体を吹き出つける。
このような構成によれば、導光板の端面に直交する方向から気体が吹き付けられるので、導光板の端面に付着した切り屑をより効率的に取り除くことができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記固定手段が、前記端面から後退した位置で前記導光板を上方からクランプするクランプ装置を備えるように構成されている。
このような構成によれば、導光板は切削される端面から後退した位置で上方からクランプされるので、導光板がクランプされている切削作業中、クランプされる位置と切削される端面との間で導光板の上面が露出していることになる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記気体吹き出し口が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置に気体を吹き付けるように構成されている。
このような構成によれば、露出した導光板の上面は、バイトによって切削される端面に隣接しているので、切削によって生じた切り屑が付着し易くなるが、前記気体吹き出し口が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置にも気体を吹き付けるように構成されているので、この露出した上面にも気体が吹き付けられ、この面に付着した切り屑を確実に取り除くことができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記気体吹き出し口の内径が、前記導光板の端面の高さより大きい。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記気体吹き出し口は、その中心が前記導光板の端面の上端と略等しい高さ位置に配置されている。
本発明の他の態様によれば、導光板の端面に沿って移動するバイトによって前記導光板の端面を切削する端面切削方法であって、固定手段によって前記導光板を切削装置の所定位置に固定する工程と、該固定手段によって固定された導光板の端面に向けて気体を吹き付けながら、該導光板の端面に沿って移動するバイトによって前記導光板の端面を切削する工程と、を備えていることを特徴とする端面切削方法が提供される。
このような構成によれば、導光板の端面に向けて気体が吹き付けられるので、導光板の端面に気体を強くあてることができ、切り屑を導光板から効率的に取り除くことが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記気体が、前記導光板の端面に対向して配置され前記バイトと共に前記導光板の端面に沿って移動する気体吹き出し口から供給される。
このような構成によれば、導光板の端面に直交する方向から気体が吹き付けられるので、導光板の端面に付着した切り屑をより効率的に取り除くことができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記固定手段が、前記導光板を端面から後退した位置でクランプするクランプを備える。
このような構成によれば、導光板は切削される端面から後退した位置で上方からクランプされるので、導光板がクランプされている切削作業中、クランプされる位置と切削される端面との間で導光板の上面が露出していることになる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記気体が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置に吹き付けられる。
このような構成によれば、露出した導光板の上面は、バイトによって切削される端面に隣接しているので、切削によって生じた切り屑が付着し易くなるが、前記気体吹き出し口が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置にも気体を吹き付けるように構成されているので、この露出した上面にも気体が吹き付けられ、この面に付着した切り屑を確実に取り除くことができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記切削工程中に、前記導光板の端面近傍の空気が下方から吸引される。
本発明によれば、導光板の端面に付着した切り屑を効率的に取り除くことができる端面切削装置および端面切削方法が提供される。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態の端面切削装置について説明する。図1は、本発明の好ましい実施形態の端面切削装置1の側方からの斜視図であり、図2は、端面切削装置1の後方からの斜視図である。本実施形態の端面切削装置1は、液晶表示装置等に使用される断面くさび型の導光板の端面を切削するための装置であるが、本発明は他の用途で使用される導光板または板状光学部品の端面の切削する端面切削装置に適用することもできる。
端面切削装置1は、端面が切削される導光板2が上面に載置される載置部材4、6を備えている。図1および図2に示されているように、載置部材4、6は、導光板2の幅より狭い間隔をおいて平行に配置された2本のレール状部材である。
載置部材4、6の一端(前端)側には、載置部材4、6の上面に載置された導光板2を固定する固定機構8が設けられている。また、2本の載置部材4、6の間の空間には、載置部材4、6に載置された導光板2を載置部材4、6の他端(後端)から固定機構8に向けて押圧する押圧機構10が配置されている。さらに、固定機構8を挟んで、載置部材4、6と対向する位置には、載置部材4、6に載置された導光板2の端面切削を行う切削機構12が配置されている。
固定機構8は、載置部材4、6上で所定位置に配置される導光板2の前端部の上下で対向するように配置された上側クランプ部材14と下側クランプ部材16とを備えている。上側クランプ部材14と下側クランプ部材16は、いずれも導光板2の幅よりも長い長さを有する矩形断面の棒状部材である。
下側クランプ部材16は、上面16aが、載置台4、6の上面4a、6aと同一の高さとなるように端面切削装置1の本体に固定されている。また、上側クランプ14は、エアシリンダを備えた図示しない昇降機構によって、静止部材である下側クランプ部材16に対して上下動可能に構成されている。
上側クランプ14は、上方位置に配置されたときには、下側クランプ16との間に導光板2の厚さより広い間隔を形成し、また、下方位置に配置されたときには、下側クランプ16との間で導光板2の先端部を挟持して、載置部材4、6上に載置された導光板2を所定位置に固定することができるよう構成されている。
図3は、固定機構8を切削機構12側から見た斜視図である。図3に示されているように、上側クランプ部材14および下側クランプ16の切削機構12側には、位置決め板18が配置されている。
位置決め板18は、図3、図4および図5に示されているように、上下方向に延びる板部材である。位置決め板18は、固定機構8(上側クランプ部材14および下側クランプ16)側に位置する位置決め面18aが、上側クランプ部材14の前側面14aから切削機構12側に距離dだけ離れて位置するように配置されている。
さらに、位置決め板18は、下方に配置されたエアシリンダを含む駆動機構20によって、上端部分が下側クランプ部材16の上面の高さ位置より上方に突出する突出位置(図4)と、上端が下側クランプ部材16の上面の高さ位置より下方に位置する待避位置(図5)との間で上下動するように構成されている。
押圧機構1は、図1および図2に示されているように、載置部材4、6の間で上側クランプ部材14と平行に延びるように配置された細長い押圧板22と、押圧板22を固定機構8方向に向けて前後動させるエアシリンダを備えた前後動機構24とを備えている。押圧板22は、上方部分22aが、少なくとも導光板2の厚さより大きく載置部材4、6の上面4a、6aより上方に突出する高さ位置に配置されている。
前後動機構24は、載置部材4、6の上面4a、6aより下方に配置されており、内蔵されたエアシリンダの作用によって、押圧板22を、前記上側クランプ部材14の後側面14bから導光板2の長さ(奥行き)より長い距離だけ離れた後退位置(図1)と、前記上側クランプ部材14の後側面14bから導光板2の長さ(奥行き)より若干短い距離だけ離れた前進位置(図2)との間で前後動させることができるように構成されている。
載置部材4、6の前端部の幅方向外方位置には、載置部材4、6に載置された導光板2の幅方向の位置決めを行う位置決め部材26、28が配置されている。位置決め部材26、28は、載置部材4、6の上面4a、6aの高さ位置より上方に延びる部材であり、図示しない駆動機構によって、上側クランプ部材14および下側クランプ部材16等と平行に配置されたレール30に沿って移動し、載置部材4、6に載置された導光板2の幅方向の位置決めを行うことができるように構成されている。
固定機構8を挟んで、載置部材4、6と対向する位置に設けられた切削機構12は、切削ヘッド32と、切削ヘッド32を導光板2の端面に沿って移動させるボールねじ35とを備えている。図6に示されているように、切削ヘッド32には、導光板2の端面切削を行う2つのバイト、粗加工バイト34と仕上げバイト36が取付けられている。粗加工バイト34と仕上げバイト36は、切削する導光板2の先端面2aの高さより大きな高さを備え、導光板2の先端面2aに当接した状態で端面に沿って導光板2の幅方向に移動することにより、先端面2aを切削加工することができるように構成されている。
粗加工バイト34にはバネとエア駆動機構が取付けられている。詳細には、エア駆動機構を作動させることによって粗加工バイト34を前進させて粗加工バイト34による切削が可能となる、エア駆動機構を開放するとバネにより粗加工バイト34が後退して仕上げバイト36が突出して仕上げバイト36による切削が可能となる。このような機構によって、粗加工バイト34による切削と仕上げバイト36bによる切削とを切り換えることができる。
切削ヘッド32に取付けるバイト数は特に限定されず、例えば、粗加工バイト2本と仕上げバイト1本の3本のバイトを取付けることもできる。このような場合には、中央に粗加工バイトを配置して、その両側にそれぞれ他の粗加工バイトと仕上げバイトを配置し、中央に配置した粗加工バイトを他のバイトより数十μm(例えば、30μm)程度突出させて配置することが好ましい。
切削ヘッド32は、カップリング40を介してサーボモータ42に連結されたボールネジネジ35の回転によって、ボールネジ35に沿って配置された一対のレールガイド44、46に案内されながら移動することができるように構成されている。ボールネジ34、一対のレールガイド44、46は、上側クランプ部材14、下側クランプ部材16等と平行に配置されているので、切削ヘッド32の移動に伴って、各バイト34、36は上側クランプ部材14、下側クランプ部材16等と平行に移動することになる。
切削機構12は、全体が駆動機構によって、粗加工バイト34または仕上げバイト36の刃先が載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aに接触し先端面2aの切削が可能となる切削位置(図4)と、粗加工バイト34または仕上げバイト36の刃先が載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aから離れて位置決め板18による導光板2の位置決めを可能にする非切削位置(図5)との間で移動可能に構成されている。
切削ヘッド32には、さらに、気体吹き出し部材48が取付けられている。気体吹き出し部材48は、図示しない空気供給装置に接続されたパイプであり、先端の気体吹き出し口50から除電エア等のエア、窒素等の不活性気体等の気体を吹き出すように構成されている。
図4および図5に示されているように、気体吹き出し部50の内径は、導光板2の先端面2aの高さより大きく設定されている。また、気体吹き出し部材48は、気体吹き出し部50の中心が載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aの高さ方向中央に整列する高さ位置に配置されている。従って、気体吹き出し口50から吹き出した除電エア等の気体は、載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aに直交するように吹き付けられると共に、導光板2の先端部の上面および下面に沿って流れることになり、導光板に付着した切り屑を確実に除去することができる。
図4および図5に示されているように、端面切削装置1は、載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2a近傍の空気を下方から吸引する吸引手段52を備えている。このように下方から吸引することによって、吹き出し口50から吹き出した気体によって飛ばされた切り屑が、導光板の周囲に残ることなく外部に排出される。吸引手段52は、載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aの近傍から下方に向かって延びる略L字形のダクト54と、このダクト54を吸引する吸引装置56等から構成されている。
端面切削装置1の各部を駆動するエアシリンダ、サーボモータ42等は、マイクロコンピュータを備えた制御装置(図示せず)によって所望のタイミングで所望の量だけ駆動されるように構成されている。
次に、端面切削装置1の作動を説明する。
まず、切削機構13を非切削位置に、上側クランプ部材14を上方位置に、位置決め板18を突出位置に、押圧板22を後退位置に、位置決め部材26、28を外方位置にそれぞれ配置した状態で、載置部材4、6の上面4a、6aに端面切削を行う導光板2を載置する。
次いで、前後駆動機構24によって押圧板22を前進位置に前進させて導光板2の後端面2bを押圧板22で押圧し、導光板2の先端面2aを突出位置に配置された位置決め板18の位置決め面18aに当接させて、載置部材4、6上の導光板2を前後方向に位置決めする。さらに、位置決め部材28を内方位置に移動させ、載置部材4、6上の導光板2を位置決め部材26、28によって幅方向に位置決めする。一方の位置決め部材26は固定し、他方の位置決め部材28のみを移動させることによって位置決めをすることが好ましいが、両方の位置決め部材26、28を移動させるような構成としてもよい。
次いで、上側クランプ部材14を降下させて下方位置に配置することにより、前後方向および幅方向に位置決めされた導光板2の先端部を上側クランプ部材14と下側クランプ部材16との間で挟持し、載置部材4、6上で固定する。このとき、上側クランプ部材14および下側クランプ部材16は、その前側面14a、16aが、導光板2の先端面2aから距離dだけ後退した位置で導光板2を挟持することになる。さらに、駆動機構20を作動させ位置決め板18を待避位置に降下させ、切削の準備が完了する。
次いで、切削機構12を移動させる駆動機構を作動させ、切削機構12を非切削位置から切削位置に移動させる。このとき、切削機構12の位置は、使用するバイト36、38によって所望の切り込み深さの切削が行われるように調整される。
さらに、サーボモータ42によってボールネジ35を回転させ切削ヘッド32を導光板2の先端面2aに沿って移動させ、切削ヘッド32に取付けられたバイト36または38によって導光板2の先端面2aを切削する。
切削は、切削ヘッド32を導光板2の先端面に沿って複数回(例えば50回程度)にわたり往復動させながら行うのが好ましい。最初の数十回の往復は粗加工バイト34によって粗切削を行い、その後7〜10回程度仕上げバイト36を往復させ仕上げ加工を行う。
切削作業中、空気供給装置を作動させ気体吹き出し口50から載置部材4、6に載置され上側クランプ部材14と下側クランプ部材16との間で挟持固定された導光板2の先端面2aに向けて除電エア等の気体が吹き付けられ、さらに、吸引手段56が作動され、ダクト54を通して導光板2の端面2aの近傍の空気が下方に向けて吸引される。
この結果、気体吹き出し口50から吹き出した除電エア等の気体が、載置部材4、6に載置された導光板2の先端面2aに直交するように吹き付けられると共に、導光板2の先端部の上面および下面に沿って流れ、さらに、導光板2の先端面2aの近傍から下方に向かって吸引されるので、切削によって生じた切り屑は、この気体の流れによって、速やかに吸引装置54方向に流され、導光板2の先端部近傍から除去される。
以上のような端面切削装置を用いて切削加工を行うことにより、切削加工終了時には切り屑が完全に導光板の端面から除去され、切削加工後に切り屑除去を行う必要がなくなる。また、導光板への切り屑の残存付着がなくなることにより、後工程において導光板の光出射面またはその裏面へ切り屑による傷の発生等を防止することができ、光学欠陥のない高品位の導光板を製造することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、気体吹き出し口50の内径が導光板2の先端面2aの高さより大きく設定されているが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、たとえば、導光板2の先端面2aの高さより小径の気体吹き出し口50を、その中心が先端面2aの上端と同じ高さに位置するように、配置した構成でもよい。
本発明の好ましい実施形態の端面切削装置の側方からの斜視図である。 図1の端面切削装置の後方からの斜視図である。 端面切削装置の固定機構を切削機構側から見た斜視図である。 位置決め板が突出位置に切削機構が非切削位置にそれぞれ配置された状態での、固定機構、切削機構の各要素の相対位置を示す模式的な側面図である。 位置決め板が待避位置に、切削機構が切削位置に配置された状態での、固定機構、切削機構の各要素の相対位置を示す模式的な側面図である。 切削機構が切削位置に配置された状態での、固定機構、切削機構の各要素の相対位置を示す模式的な平面図である。
符号の説明
1:端面切削装置
2:導光板
2a:導光板の先端面
4、6:載置部材
8:固定機構
10:押圧機構
12:切削機構
14:上側クランプ部材
16:下側クランプ部材
18:位置決め板
22:押圧板
32:切削ヘッド
34:粗加工バイト
36:仕上げバイト
42:サーボモータ
48:気体吹き出し部材
50:気体吹き出し口
52:吸引手段

Claims (5)

  1. 導光板の端面に沿って移動するバイトによって該導光板の端面を切削する端面切削装置であって、
    前記導光板を所定位置に固定する固定手段と、
    該固定手段によって固定された導光板の端面に沿って移動しながら前記導光板の端面を切削するバイトと、
    前記バイトとともに前記導光板の端面に沿って移動しながら前記導光板の端面に向けて気体を吹き付ける気体供給手段と、
    前記導光板の端面近傍の空気を下方から吸引する吸引手段と、を備えている、
    ことを特徴とする端面切削装置。
  2. 前記気体吹き出し口が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置に気体を吹き付けるように構成されている、
    請求項1に記載の端面切削装置。
  3. 導光板の端面に沿って移動するバイトによって前記導光板の端面を切削する端面切削方法であって、
    固定手段によって前記導光板を切削装置の所定位置に固定する工程と、
    該固定手段によって固定された導光板の端面に向けて気体を吹き付けながら、該導光板の端面に沿って移動するバイトによって前記導光板の端面を切削する工程と、を備えている、
    ことを特徴とする端面切削方法。
  4. 前記気体が、前記導光板の端面の上端およびその上方位置に吹き付けられる、
    請求項3に記載の端面切削方法。
  5. 前記切削工程中に、前記導光板の端面近傍の空気が下方から吸引される、
    請求項3または4に記載の端面切削方法。
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