JP2007144545A - コレットチャックのコレット構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】拡張量の増大を図ることができるコレットチャックのコレット構造を提供する。
【解決手段】コレット22を、円筒状のコレット本体51と、コレット本体51に外嵌するスプリング52で構成する。コレット本体51を、中心線Cに沿って縦断し、四つの断面円弧状のコレット構成部材71に分割する。コレット本体51のコレット外周面81に、周方向に延在する取付溝82を設け、取付溝82に前記スプリング52を収容する。スプリング52をC字状に形成し、弾性変形時に欠損部91の開度を可変することによって、内径寸法92を可変できるように構成する。スプリング52が外嵌したコレット本体51は、隣接したコレット構成部材71が密着するように付勢されるとともに、隣接したコレット構成部材71の離間を許容することで、当該コレット本体51を外側に拡張できるように構成する。
【選択図】図2
【解決手段】コレット22を、円筒状のコレット本体51と、コレット本体51に外嵌するスプリング52で構成する。コレット本体51を、中心線Cに沿って縦断し、四つの断面円弧状のコレット構成部材71に分割する。コレット本体51のコレット外周面81に、周方向に延在する取付溝82を設け、取付溝82に前記スプリング52を収容する。スプリング52をC字状に形成し、弾性変形時に欠損部91の開度を可変することによって、内径寸法92を可変できるように構成する。スプリング52が外嵌したコレット本体51は、隣接したコレット構成部材71が密着するように付勢されるとともに、隣接したコレット構成部材71の離間を許容することで、当該コレット本体51を外側に拡張できるように構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、対象物を保持するコレットチャックのコレット構造に関する。
従来、対象物を保持しつつ芯出しを行う際には、コレットチャックが用いられていた。
このコレットチャックとしては、挿入穴が設けられた対象物を内側から保持するものや、対象物を外側から保持するものが知られており、内側から支持するコレットチャックには、前記挿入穴の内側面に圧接されるコレットが設けられている。
図3は、このコレット801を示す図であり、当該コレット801は、円筒状に形成されている。このコレット801には、一端側から他端側へ向けて延在するスリット802,・・・と、他端側から一端側へ向けて延在するスリット803,・・・とが交互に形成されており、このコレット801の内側にテーパーピンが挿入されるに従って各スリット802,803,・・・が幅方向へ開き、当該コレット801の外径寸法が大きくなるように構成されている。
これにより、このコレット801が対象物の挿入穴内で拡張されることによって、当該コレット801が前記挿入穴の内周面に圧接された状態で、当該対象物を保持できるように構成されている。
しかしながら、このような従来のコレットチャックのコレット構造にあっては、拡張時においてスリット802,803,・・・部分を広げることができるが、スリット802,803,・・・の無い連結部分では、広げることができなかった。これにより、拡張量が制限されるため、所定量以上の拡張は破損要因となる。
このため、径寸法が異なる対象物を保持する為には、異なる径のコレットを多数用意しなければならなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、拡張量の増大を図ることができるコレットチャックのコレット構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のコレットチャックのコレット構造にあっては、円筒状に形成されたコレット本体を中心線に沿って縦断し、複数の断面円弧状のコレット構成部材に分割する一方、各コレット構成部材が円筒状に配置されてなるコレット本体に外嵌し、隣接したコレット構成部材が密着するように付勢するとともに、隣接したコレット構成部材の離間を許容する弾性を有したスプリングを設けた。
すなわち、円筒状のコレット本体は、断面円弧状のコレット構成部材に分割されており、各コレット構成部材が円筒状に配置されてなるコレット本体には、スプリングが外嵌している。また、このスプリングは、隣接したコレット構成部材の離間を許容する弾性を有している。
このため、このコレット本体にテーパーピンが挿入された際には、前記スプリングで保持された隣接するコレット構成部材が互いに離間することによって、当該コレット本体は、径方向に拡張される。
このとき、隣接したコレット構成部材同士は、連設されておらず、前記スプリングによって円筒形状が維持されている。このため、前記コレット本体の破損は防止される。また、前記コレット本体は、理論上、前記スプリングが弾性限界に達するまで拡張することができる。
また、請求項2のコレットチャックのコレット構造においては、前記コレット本体の外周面に、前記スプリングを収容する溝を形成し、該溝に前記スプリングを収容した状態で該スプリングが前記外周面より突出しない深さに前記溝を設定した。
これにより、前記コレット本体の外周面を対象物の内周面に密着させることができる。
以上説明したように本発明の請求項1のコレットチャックのコレット構造にあっては、コレット本体を構成する隣接したコレット構成部材同士は、連設されておらず、スプリングによって円筒形状が維持されている。このため、前記コレット本体拡張時における当該コレット本体の破損を防止することができる。
また、前記コレット本体では、円筒体にスリットが形成された従来のコレットと比較して、拡張量を増大することができる。このため、拡張量が制限される構造上、径寸法が異なる対象物を保持する際に異なる径のコレットを多数用意しなければならなかった従来と比較して、交換用のコレット数を削減することができる。
そして、請求項2のコレットチャックのコレット構造においては、前記コレット本体の外周面を対象物の内周面に密着させることができる。
このため、対象物の内周面にスプリングが先行して当接してしまう場合と比較して、接触面積の増大を図ることができ、当該コレットによる対象物の保持力を高めることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるコレットチャック1のコレット構造を示す図であり、計測装置2に応用した例が示されている。
すなわち、この計測装置2からは、支持部11が延出しており、該支持部11には、計測ヘッド12より延出したシャフト13を固定できるように構成されている。前記計測ヘッド12は、計測対象に応じて交換されるものであり、当該計測ヘッド12と前記支持部11との接続に前記コレットチャック1が用いられている。
該コレットチャック1は、前記支持部11下端の取付部21に基端部が固定されたコレット22と、該コレット22の先端側より挿入されたテーパーピン23とによって構成されており、前記コレット22を前記シャフト13に設けられた挿入穴24に挿入した状態で、当該シャフト13を着脱自在に保持できるように構成されている。
前記テーパーピン23の下端には、大径のストッパ31が設けられており、前記コレット22への挿入量が規制されるように構成されている。このストッパ31より上方側を構成するピン本体32は、その外形寸法が上端へ向かうに従って縮径するように構成されており、上端に開口した固定穴33には、前記支持部11より延出した作動軸34が挿入されている。
この作動軸34の先端には、前記テーパーピン23の下端より挿入されたボルト41が螺入されており、当該テーパーピン23は、前記作動軸34に固定されている。該作動軸34は、図外のシリンダに接続されており、軸方向に作動されるように構成されている。
前記コレット22は、円筒状に形成されたコレット本体51と、該コレット本体51に外嵌した二本のスプリング52,52とによって構成されており、前記コレット本体51の一端には、側方に突出した凸条部53が全周に渡って一体形成されている。該凸条部53より他端側には、当該凸条部53に沿って延在する係止溝54が形成されており、前記支持部11下端の前記取付部21に設けられた係止爪55が前記係止溝54に挿入された状態で、当該コレットチャック1が前記支持部11に交換可能に固定されている。
また、前記コレット本体51の内側面には、他端から一端側へ向かうに従って内径寸法を縮径するテーパー部61が形成されており、このテーパー部61によって当該コレット本体51の内側面には、テーパー面62が形成されている。当該コレット本体51の中心線Cに対する前記テーパー面62の傾斜角は、前記テーパーピン23の中心線Cに対して当該テーパーピン23の外周面63が成す角度と同じ角度に設定されており、前記テーパー面62に前記テーパーピン23の前記外周面63が密着するように構成されている。そして、前記テーパー面62には、その中途部に周方向に延在する内溝64が形成されている。
図2は、前記コレット本体51の一端側を示す図であり、当該コレット本体51は、前記中心線Cに沿って縦断されている。これにより、コレット本体51は、四つの断面円弧状のコレット構成部材71,・・・に分割されている。
各コレット構成部材71,・・・が円筒状に配置されてなる前記コレット本体51のコレット外周面81には、周方向に延在する取付溝82,82が二カ所に設けられており、各取付溝82,82に前記スプリング52が収容されるように構成されている。各取付溝82,82は、前記スプリング52の外形寸法より大きな深さに設定されており、前記スプリング52を収容した状態で該スプリング52が前記コレット外周面81より突出しない深さに設定されている。
線状のバネ鋼で形成された前記スプリング52は、リングの一部に欠損部91が設けられたC字状に形成されており、弾性変形時に前記欠損部91の開度を可変することによって、内径寸法92を可変できるように構成されている。これにより、このスプリング52を前記コレット本体51に外嵌した状態で、隣接したコレット構成部材71,71の側縁が密着するように付勢して円筒形状を維持するとともに、隣接したコレット構成部材71,71側縁の離間を許容することによって、当該コレット本体51を外側に拡張できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、円筒状のコレット本体51は、断面円弧状のコレット構成部材71,・・・に四分割されており、各コレット構成部材71,・・・が円筒状に配置されてなるコレット本体51には、スプリング52,52が外嵌している。また、このスプリング52,52は、隣接したコレット構成部材71,71の離間を許容する弾性を有している。
このため、このコレット本体51にテーパーピン23が挿入された際には、前記スプリング52,52で保持された隣接するコレット構成部材71,71が互いに離間することによって、当該コレット本体51を径方向に拡張することができる。
このとき、隣接したコレット構成部材71,71同士は、連設されておらず、前記スプリング52,52によって円筒形状が維持されている。このため、前記コレット本体51拡張時における当該コレット本体51の破損を防止することができる。
また、このコレット本体51は、理論上、前記スプリング52,52が弾性限界に達するまで拡張することができる。このため、円筒体にスリットが形成された従来のコレットと比較して、当該コレット本体51における拡張量を増大することができる。
したがって、拡張量が制限される構造上、シャフト13に設けられた挿入穴24の内径寸法が異なる計測ヘッド12を保持する為に異なる径のコレットを多数用意しなければならなかった従来と比較して、交換用のコレット数を削減することができる。
そして、前記スプリング52,52を前記コレット本体51の取付溝82,82に収容した状態において、各スプリング52,52が前記コレット外周面81より突出しないように構成されている。
これにより、前記コレット本体51のコレット外周面81を、前記シャフト13に設けられた挿入穴24の内周面に密着させることができる。
このため、前記シャフト13の内周面にスプリング52,52が先行して当接してしまう場合と比較して、前記内周面への接触面積を増大することができ、当該コレット22による前記シャフト13の保持力を高めることができる。
1 コレットチャック
22 コレット
51 コレット本体
52 スプリング
71 コレット構成部材
81 コレット外周面
82 取付溝
C 中心線
22 コレット
51 コレット本体
52 スプリング
71 コレット構成部材
81 コレット外周面
82 取付溝
C 中心線
Claims (2)
- 円筒状に形成されたコレット本体を中心線に沿って縦断し、複数の断面円弧状のコレット構成部材に分割する一方、
各コレット構成部材が円筒状に配置されてなるコレット本体に外嵌し、隣接したコレット構成部材が密着するように付勢するとともに、隣接したコレット構成部材の離間を許容する弾性を有したスプリングを設けたことを特徴とするコレットチャックのコレット構造。 - 前記コレット本体の外周面に、前記スプリングを収容する溝を形成し、該溝に前記スプリングを収容した状態で該スプリングが前記外周面より突出しない深さに前記溝を設定したことを特徴とする請求項1記載のコレットチャックのコレット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005341136A JP2007144545A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | コレットチャックのコレット構造 |
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JP2005341136A JP2007144545A (ja) | 2005-11-25 | 2005-11-25 | コレットチャックのコレット構造 |
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ID=38206558
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JP (1) | JP2007144545A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015215054A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 日本電産コパル電子株式会社 | 流体動圧軸受、モータ、光偏向器 |
KR20230105021A (ko) * | 2022-01-03 | 2023-07-11 | 강문식 | 워크 서포터 |
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2005
- 2005-11-25 JP JP2005341136A patent/JP2007144545A/ja not_active Withdrawn
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KR102598801B1 (ko) * | 2022-01-03 | 2023-11-07 | 강문식 | 워크 서포터 |
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