JP2007144202A - 患者の治療用ベッド - Google Patents

患者の治療用ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP2007144202A
JP2007144202A JP2007013661A JP2007013661A JP2007144202A JP 2007144202 A JP2007144202 A JP 2007144202A JP 2007013661 A JP2007013661 A JP 2007013661A JP 2007013661 A JP2007013661 A JP 2007013661A JP 2007144202 A JP2007144202 A JP 2007144202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
patient
bed
inflatable
fluidizable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007013661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4203098B2 (ja
Inventor
John H Vrzalik
ブルザリク,ジョン・エッチ
Peter A Leininger
レイニンガー,ピーター・エイ
Ronald B Hicks
ヒックス,ロナルド・ビー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinetic Concepts Inc
Original Assignee
Kinetic Concepts Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinetic Concepts Inc filed Critical Kinetic Concepts Inc
Publication of JP2007144202A publication Critical patent/JP2007144202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4203098B2 publication Critical patent/JP4203098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/05Parts, details or accessories of beds
    • A61G7/057Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor
    • A61G7/05738Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with fluid-like particles, e.g. sand, mud, seeds, gel, beads
    • A61G7/05746Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with fluid-like particles, e.g. sand, mud, seeds, gel, beads fluidised by air flow
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/05Parts, details or accessories of beds
    • A61G7/057Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor
    • A61G7/05784Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with ventilating means, e.g. mattress or cushion with ventilating holes or ventilators
    • A61G7/05792Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with ventilating means, e.g. mattress or cushion with ventilating holes or ventilators with low air loss function, e.g. in mattresses, overlays or beds

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】寝たきりに伴う合併症を解決すると同時に、患者の看護及び快適さを向上させる治療用ベッドを提供する。
【解決手段】膨張可能な患者の支持体を有する患者の治療用ベッド20は、該膨張可能な患者の支持体が、上面27を有する膨張可能なエアクッション21であって、前記クッションを膨張させるために該クッション内に適当な空気圧を供給し得る空気入り口を有する前記エアクッションと、前記エアクッションの上面に関連付けられた流動化可能の固形媒体200とを具備し、前記エアクッションの膨張により、前記流動化可能な媒体を前記患者の支持体を変形可能とし得るように流動化し得る。
【選択図】図2A

Description

本発明は、治療用ベッド、より具体的には、流動化した一体のビーズ面と共に、エアクッションの支持体を有する型式の治療用ベッドに関する。
長期間に亙る回復期間を必要とする患者の看護は、過去、十分に対処されていない非常な挑戦を必要とする。こうした課題の最たるものは、長期間、ベッドに寝たきりになることに伴う多数の合併症の予防的治療及び介入を同時に提供する一方、丈夫で且つ使用が容易な患者の支持面を提供することである。例えば、火傷の患者は、典型的に、患者との境界面の圧力が極めて低く、また、空気流量が多く且つせん断力が小さくなければならない。当該技術分野において、動くことのできない患者にとって最も理想的な患者の支持面の2つは、低空気損失型ベッド及び流動化したビーズベッドである。低空気損失型ベッド及びマットレスの例は、米国特許第5,005,240号(キンエア(KINAIR))及び同第5,022,110号(ファーストステップ(FIRSTSTEP))に記載されている。ビーズベッドの例は、米国特許第4,564,965号(クリニトロン(CLINITRON))、同第5,008,965号(フルイドエアー(FLUIDAIR))、同第5,036,559号(エレキシス(ELEXIS))に記載されている。
従来のビーズベッドは、典型的に、医療等級のシリコーン微小球(即ち、「ビーズ」)で充填されたバスタブ形のタンクを有している。個々のビーズの各々は、直径約100μmのシリコーン球内に収容されたソーダ石灰コアを有している。ディフューザ板がそのタンクの基部にて水平に配置され、タンク内を2つの区画室、即ち、ビーズを収容する上方区画室と、ビーズを流動化するために空気で充填されたプレナムチャンバとして機能する下方区画室とに仕切っている。適当なブロア及び温度制御装置によって、空気は、プレナムチャンバ内に吹き込まれ、そのプレナムチャンバから、加圧空気は、ディフューザ板を通じて且つビーズを通じて更に上方に吹き込まれ(泡状の方法であることが多い)、ビーズを液体状の形態にする。空気が上方に流動することを許容する一方、ビーズを収容するため、フィルタシートをタンクの頂部の上に垂れ下げる。患者は、フィルタシートに、又は第二のカバーシートの上に直接、横たわる。ビーズが液状の状態にあるにも拘わらず、その患者は、そのビーズの相対的な密度のため、浮いた状態に保たれる。
かかるビーズベッドは、患者との境界面(即ち、患者とマットレスとの境界面)における圧力及び微気象の結果、実際上、最も治療効果のある面を提供するが、従来のビーズベッドには多数の欠点がある。従来、ビーズベッドの製造メーカは、十分な流動化によって患者を十分に支持するためには、相当な深さのビーズが必要であると考えている。形成されるビーズの容積を流動化させるためには、性質上、そのベッドのフレームを更に補強することはいうまでもなく、ヘビーデューティ型のブロア及び関連する装置が必要となる。従来のビーズベッドは、極めて重く(約2,000ポンド)、このことは、そのベッドの操作を難しくするのみならず、そのベッドが極めて堅固な支持体を有する建物内でのみ使用することを必要とする。木造家の二階に設置する場合、一般に、構造体技術者による評価を行うことが不可欠である。また、操作性が劣り且つ過剰な重量は、かかる重い物を安全に操作する訓練を適正に受けていない看護人にとって負担となる。
また、従来のビーズベッドに寝る患者を取り扱うことは、主として、看護人は、タンク内に身をかがめ、また、タンクに入れたり出したりするため、患者を持ち上げなければならないため、問題がある。米国特許第5,008,965号の教示は、ビーズを上方に動かすため、従って、患者をタンクに関して持ち上げるため、ビーズの区画室内に別個の空気袋を提供することにより、この状況を解消することを目的としている。米国特許第5,036,559号(エレキシス(ELEXIS))に記載されたような、更に別のものは、従来の剛性な壁ではなくて、収縮可能、又はその他の方法でしぼみ可能なタンク壁を提供することにより、この問題を解消しようとする。患者がそのベッドで起き上がろうとすることは難しくなる。患者を支えて起き上がり易くするため、発泡ウェッジ等が使用されることが多いが、この支えは、ビーズの面による治療上の利点が失われるという当然の欠点を伴う。また、その支えを使用することは、頭を持ち上げるトレンデレンブルグ(Trendelenberg)等のような自動的なベッド機能を有する従来の病院用ベッドよりも当該ベッドの方をより操作し難いものにする。
他方、エアベッドは、こうした問題点の多くを解消する。エアベッドのマットレスは、より軽い支持媒体(即ち、空気対ビーズ)のため、より軽いのみならず、支持装置及び構造部材もより軽デューティのものでよい。更に、エアベッドは、引込み型の手すり及び放射性ルミネッセンスはいうまでもなく、起き上がり型、トレンデレンブルグ等のような標準的な病院ベッドのユーザフレンドリーの多くの特徴を可能にする。また、患者の表面の下方の追加のスペースは、更なる貯蔵を可能にするのみならず、打診及び超低温療法用の装置といった付属的な治療装置用のスペースをも提供する。
低空気損失型ベッド及び空気流動化したビーズベッドの他の多くの利点及び不利な点は、特に、本明細書を読んだ後に、当業者に理解されよう。
本発明の基本的な目的は、寝たきりに伴う合併症を解決すると同時に、ベッドに寝たきりの患者の看護及び快適さを向上させる、患者の治療用ベッド及び関連する方法を含む、従来技術を改良することである。
患者の支持面が流動化した一体のビーズ面を有するエアクッションを備える、患者の治療用ベッドを提供することにより、上記及びその他の目的が達成される。ビーズは、患者の支持エアクッションを膨張させるための空気流と同一の空気流によって流動化することができる。多くの従来のビーズベッドと異なり、本明細書に記載した本発明は、患者の支持面を所望通りに位置決めすることを可能にし、軽量で且つ完全な特徴を有する流動化ビーズベッドを提供する。更に、空気流は、その各々が独立したビーズ面を有する、複数のエアバック、又はクッションに仕切ることができるため、本発明は、拍動、打診、及び運動学的治療を含む、ビーズベッドで従来、利用し得なかった、多岐に亙る追加的な表面の治療を可能にする。また、流動化したビーズ面は、感染防止の処置を促進し得るように引き込み可能である。
本発明のその他の多数の特徴、改変例及び有利な点は、本明細書の更なる説明を参照することにより、特に、添付図面、請求の範囲の有利な点及び従来技術を参照することにより、当業者に明らかになるであろう。
本明細書に記載し且つ請求の範囲に記載した本発明の殆どの特徴は、多くの異なる型式のベッド、マットレス及び/又はクッションにて具体化できるが、図1に図示したベッド20は、本発明の現在の好適な実施の形態であると見なされる。図1を参照すると、火傷の患者及び長期の回復期間を必要とする患者の治療に独創的に適した患者の治療用ベッド20が図示されている。該ベッド20は、ビーズパウチ22と共に独創的に使用し得るようにされた、患者の複数の支持エアバック21を支持するフレーム19を有する。本発明の一つのかなり基本的な特徴は、流動化した1つ以上のビーズ保持パウチ22と作用可能に関係付けられた、患者の支持エアバック21のような1つ以上のクッションと、該ビーズを流動化する手段とにより具体化することができ、その全ては、フレーム19のようなフレーム上に取り付けるか否かは任意である。
本発明の一つの有利な点は、既存のエア支持体の比較的簡単な改良物として具体化可能な点である。典型的に、必要な唯一のことは、既存の支持体の1つ以上のエアクッションを本発明を特に具体化し得るようにされて新規なクッションと交換するだけである。しかしながら、場合によっては、既存の支持体の膨張状態を保つのに必要とされる空気量と比べて、ビーズパウチ22を流動化させるためには、比較的多量の空気が必要とされるため、更なるブロア容量が必要とされることがある。当業者には、ブロアを追加し、又は、既存のブロアの方向を変更するといったような、ブロアの容量を増大させるための方法が理解されよう。本明細書において、既存の支持体を説明するため、「主プラットフォーム」という語を使用する。この主プラットフォームの改造の詳細を説明する一方、改造前の詳細については、説明上、必要な程度においてのみ記述する。
該主プラットフォーム20は、市販の多数の患者のエア支持体とし、好ましくは、低空気損失型の患者の治療用ベッドとすることができる。好適な実施の形態の主プラットフォーム20は、テキサス州、サンアントニオのカイネテック・コンセプツ・インコーポレーテッド(Kinetic Concepts, Inc.)(「KCI」)から、「キンエア(KINAIR)III」という登録商標名で現在市販されている低空気損失型のベッドを備えることができる。このキンエアIIIベッドは、参考のため本明細書に含めた、1991年4月9日付けで付与された米国特許第5,005,240号に相当に詳細に記載されている。その他の適当な主プラットフォームは、KCIによって、「ホームケア(HOMEKAIR)」、「セラパルス(THERAPULSE)」、及び「バイオダイン(BIODYNE)II」という登録商標名で販売されているものを含むが、これらにのみ限定的なものではない。こうしたプラットフォームの全ては、カイネティック・コンセプツ・インコーポレーテッドから市販されている。セラパルスベッドは、参考として本明細書に含めた、1991年9月3日付けで付与された米国特許第5,044,029号にかなり詳細に記載されている。バイオダインIIベッドは、同様に、参考として本明細書に含めた、1992年9月1日付けで付与された米国特許第5,142,719号にかなり詳細に記載されている。その他の主プラットフォームは、治療用エアクッション、又は自立型の治療用エアマットレスが任意の所望の支持体に取り付けられた、車椅子を含むことができる。
上述したように、ベッド20と市販のキンエアIIIベッドとの主要な相違点は、そのエアバック21が流動化可能なビーズパウチ22を含み得るようにされている点である。かかるエアバック21の簡単な形態は、既存のキンエアIIIエアバッグの上面に矩形の穴を開けて、同様の形状をした空気透過性のビーズパウチ22をその穴の上に縫い付けることで行うことができる。かかる方法で形成されたエアバック21は、本発明の現在の好適な実施の形態の一部として図2A及び図2Bに図示されている。従来の縫い付け技術を使用して、その取り付けたエアバック21の平滑な外面を提供することができる。例えば、穴の「上」にビーズパウチを縫い付けると記載されているが、剥ぎ出しになる端縁を最小にするのに許容可能な技術は、エアバックの上面27の矩形の穴39の外周の周りでエアバック21の内側からパウチを縫い付ける(又は、取り付ける)ことである。また、従来の継目密封技術を利用して、継目40a乃至40d、及びエアバック21のその他の継目からの空気の損失を最小にし、エアバック21からの不必要な空気の漏れを最小にすることができる。かかる構造は、エアバッグ21包囲体がビーズパウチ22内にてビーズを流動化させるのに効果的なプレナムチャンバとして機能することを可能にする。従って、エアバッグ21により取り囲まれたスペース48は、「プレナムスペース」48と称する。
図2A及び図2Bを参照すると、取り付けたエアバック21の各々は、その内部に一体に形成されたビーズパウチ22を有する。かかる一体の構造は、2つの部分から成る構造の場合に、最も生じ易い過剰な空気の損失を最小にする一方で、製造及び使用を簡略化する。該エアバッグ21は、従来のエアバッグと同一の方法にて、薄めた漂白溶液で洗濯することにより殺菌処理することができる。ビーズパウチ22を含むため、エアバッグ21を十分に乾燥させるためには、エアバッグ21を主プラットフォームに作用可能に接続しなければならない。かかる作用可能な接続は、ビーズ200内に空気を吹き込むことにより、ビーズ200を乾燥させるのに役立つ。ビーズ200を乾燥させるのに必要な正確な時間は異なるが、一般に、24時間もあれば十二分である。しかしながら、感染の防止を考慮しながら十分に流動化させるようにビーズを乾燥させるためには、長い乾燥時間としなければならない。
エアバッグ21の一つの代替的な実施の形態については、図3A及び図3Bを参照しつつ、エアバッグ171として更に詳細に説明する。かかる代替的なエアバッグ171は、エアバッグ171の端部壁175の空所198′から取り外し得るようにされたビーズパウチ172を利用する。このため、該パウチ172は、別個の低空気損失型の構成要素から取り外し、殺菌処理し又は処分することができる。エアバッグ21の別の代替的な実施の形態について、図4A乃至図4Dを参照しつつ、エアバッグ121として以下に更に詳細に説明する。また、かかる代替的なエアバッグ121は、そのビーズパウチ122に対して2つの部分から成る構造体を利用する。しかし、そのビーズパウチ122がエアバッグ121の取り外し可能なキャップ130として具体化される点にて、エアバッグ121は異なるものである。かかる代替例において、ビーズの保持パウチ122は、キャップ130の全体を取り外すことにより、エアバッグ121から取り外して、次に、パウチ122を別個の低空気損失型の構成要素から取り外して、殺菌処理、又は処分することができる。その他の実施の形態も開示されている。
エアバッグの実施の形態21、171、121の各々は、同一の基本的織地、即ち、低空気損失性材料及びフィルタシート材料で出来ている。好適な実施の形態における低空気損失性材料は、マレーランド州、エルクトンのW.L.ゴア・アンド・アソシエイツ・インコーポレーテッド(W.L.Gore & Associates, Inc.)から「ゴア・テックス(GORE-TEX)」という登録商標名で市販されている、ポリマー被覆を施したナイロン材料である。かかる低空気損失性材料は、空気透過性が極めて少ない一方、水蒸気の透過量は4700g/m2/24時間以上である。この好適な実施の形態において、フィルタシート織地は、公称メッシュ開口部40μmで、開口面積が15%の63μmのモノフィラメント・ポリエステル繊維糸で出来ている。このフィルタ織地は、ニューヨーク州、ブライヤクリフ・マノアーのテトコ・インコーポレーテッド(Tetko Inc.)から市販されている。使用可能と考えられるその他の可能な代替例は、モノフィラメント以外の同様の多フィラメント織地を使用するものが考えられる。その他の適当な代替例は、当業者に明らかであろう。
エアバッグの実施の形態21、171、121の構造に関して、幾つかの共通の要素がある。こうした共通の要素の殆どは、市販のキンエアIIIエアバッグと共通しているが、(図2Aの参照符号を参照しつつ)その共通の要素の各々について簡単に説明する。先ず、エアバッグ21は、図2Aに図示するような矩形の稜形の全体的な形状(膨張時)を有するように形成される。エアバッグ21は、両側壁23、24、両端部壁25、26及び反対側の頂部壁27、底部壁28という対向した同様の壁、3対であると見なすことのできる略矩形の6つの壁23乃至28を有する。かかる壁23乃至28の各々は、主として上述した低空気損失性材料で形成され、切断して、その切断材料はその隣接する端縁に沿って隣接する切断線に縫い付けられる(又はその他の方法で接合される)。当業者に理解されるように、市販のキンエアIIIエアバッグを特に参照すると、特定の壁は、別の壁と同一の材料片で実際に形成することができる一方、その他の壁は、1つ以上の材料片を組み合わせて形成することができる。従って、その2つの隣接する壁の間の端縁は、実際には、織地材料片間の継目を形成することはできない。例えば、頂部壁27を形成するシート材料は、実際に、図2Aに図示したその端縁27a乃至27dの各々を越えて伸長する。上方壁27の4つの隅部27e乃至27hの各々を全体として形成するため、織地をギャザー状に縫う継目及び従来の縫い付け技術が使用される。上方壁27を形成するものと同一の織地材料片は、両側壁23、24の各々及び両端部壁25、26の各々から一部下方に伸長して継目(図示せず)に達し、隣接する織地片がバッフル34の位置よりも僅かに上方に達するようにする。この場合にも、特に、市販のエアサックを参照することにより、該エアバッグ21の各種の壁23乃至28の縫い付け技術及びその全体的な構造も当業者に明らかであろう。また、特定の代替的な実施の形態において、エアクッションを異なる形状にて形成することが望ましい場合があることも分かる。例えば、バイオダイン・エアサックの切り欠いた形状、又は同様にカイネティック・コンセプツ・インコーポレーテッドから市販されている、ダイナパルス(DYNAPULSE;登録商標名)製品のような製品に使用されるエアサックの比較的平坦(即ち、「低プロファイル」)の形状とすることができる。
エアバッグの実施の形態21、171、121、及びキンエアIIIエアバッグの共通の要素を更に説明すると、エアバッグ21、171、121、121′の各々は、キンエアIIIエアバッグに標準的であるように、主プラットフォーム20に取り付けるべくその底部壁28に作用可能に固着されたポスト43と、空気入口44とを有する。かかる金具43、44は、エアバッグ21の最大容積部分を画成するスペース48内に空気が入るのを許容し得る方法にて標準的に採用されている。かかる空気は、主プラットフォーム20に標準的に取り付けられるようなブロアで吹き込むことができる。エアバッグ21の各々は、低空気損失性織地で出来たバッフル34を更に備えているが、空気透過性及び低皮膚せん断力といった有利な点はバッフル34に必要とされないため、その他のより安価な織地で出来ていることが望ましい。バッフル34は、膨張したバッグ21の所望の稜形の形状(即ち、矩形の稜形の形状)を確保する働きをする。バッフル34は、その端縁35にてエアバッグ21の前側壁23の内面に縫い付け又はその他の同等の手段により取り付けられている。該バッフル127は、同様に、その端縁36にてエアバッグ21の後側壁24の内面に縫い付け又はその他の同等の手段で取り付けられている。端縁37から端縁38まで測定した、バッフル34の端部間の長さは、端部25から端部26まで測定した、エアバッグ21の端部間の長さよりも十分に短い。この短い長さは、バッフルの周りを相当な空気が流れることを可能にする。かかる空気流は、矢印(図2A及び図2Bの矢印33a乃至33cを含む)で示してある。この好適な実施の形態は、端部壁25と端縁37との間、及び端部壁26と端縁38との間に最小101.6mm(4インチ)の開口部を提供する。
この好適な実施の形態に利用される金具43、44、及び縫い付け技術は、参考のため、その全体を本明細書に含めた、1991年11月5日付けの米国特許第5,062,171号を参照することにより、ある程度、更に理解することができる。
図2Bを参照すると、流動化したビーズの保持パウチ22の断面図(図2Aの垂直面2B−2Bで見た図)が図示されている。このビーズの保持パウチ22は、上方から見たとき略矩形(図2Aにて略矩形の形状に見える)であり、矩形の頂部及び底部のフィルタシート41、42を備えている。シート41、42が継目無しのパウチとして共に容易に形成し得ないならば、シート41、42は、略密封状態にてその外周に沿って(即ち、端縁40a乃至40dに沿って)又はその他の方法で接合されて、ビーズ200を保持する略閉じたパウチを形成する。この好適な実施の形態において、フィルタシート41、42は、上述したフィルタシート織地と同一の材料で出来ている。パウチ22を継目無しとし、又は密封した継目40a乃至40dを提供することにより、ビーズ200がパウチ22から漏れる量を最小にすることができる。パウチ22は、ビーズ200が所望の程度まで充填され且つ密封状態に閉じられたならば、次に、穴39の外周の周りでエアバッグ21の上方壁27に縫い付ける(又はその他の方法で取り付ける)。
上方及び下方フィルタシート41、42、(従って、パウチ22)の好適な寸法は、パウチ22の好適な製造方法の説明から最も良く理解されよう。図7A及び図7Bを参照すると、上方壁27及びビーズパウチ22のそれぞれの切欠きの平面図が図示されている。上述したように、上方壁27から切り取った矩形の開口部39は、略矩形の穴である。その穴の好適な寸法は、127mm(5インチ)(穴39の端縁39c、39dの沿って)×584.2mm(23インチ)(穴39の端縁39a、39bに沿って)である。パウチ22は、図7Bに図示するような形状にて切ったフィルタシート織地の単一の片86から開始する。該切片86の全体寸法は、公称上、 1244.6mm(49インチ)(長さ)×165.1mm(6-1/2インチ)(幅)であるが、下方シート42はその主要な寸法部分にて101.6mm(4インチ)までテーパーが付けられている。切片86の寸法401/乃至406は、それぞれ、393.7mm(15-1/2インチ)、114.3mm(4-1/2インチ)、114.3mm(4-1/2インチ)、101.6mm(4インチ)、165.1mm(6-1/2インチ)、622.3mm(24-1/2インチ)インチである。図7Bに図示するように、切片86を切ったならば、その切片は中心線87に沿って折られる。そのとき、端縁41aを(内側を外側にして)端縁42aに縫い付け且つ端縁41bを(内側を外側にして)端縁42bに縫い付けて、パウチ22に対してその基本的な形状を付与する。次に、その組立体を引き出して、端縁41c、42cの間に形成された開口部を通じてビーズ200(図7Bに図示せず)を充填し、その後、同一の端縁41c、42cを縫い付け且つ密封する。次に、端縁41a乃至41c及び42a乃至42c、並びに最終的な端縁(折り部87によって形成)の接続によって形成された継目を穴39の外周に沿って上方壁27に縫い付け且つ密封する。その結果、その中間部分に沿って僅かにテーパーが付けられたビーズパウチ22が製造される。継目に対して使用される材料が約6.35mm(約1/4インチ)であることを考慮すると、ビーズ200に露出される下方フィルタシート42の最終幅は、その最狭小点にて約76.2mm(約3インチ)であり、また、継目40c、40dに隣接する長手方向端縁にて127mm(5インチ)である。図7A及び図7Bの残りの寸法も掲げる。
形成される寸法は、全体として、ベッド20の上の各エアバッグ21内には、パウチ22が設けられ、次に、患者の全身をそのビーズパウチ22上に支持できるようなものとする。エアバッグ21の幾つかは、寸法の異なるパウチ22を有し、又は、全くパウチが無いようにしてもよい。例えば、図1に示したベッド20において、頭部エアバッグ98は、長さの短いパウチ(長さ約254mm(約10インチ))を有する一方、足部エアバッグ99は、パウチ22が全く無い。更に、パウチ22が有り、または、パウチが無いエアバッグは、組み合わせ且つベッド20の長さに沿って適合させ、所望の形状が得られるようにする。例えば、局部的に火傷した患者の場合、流動化したビーズ表面がその火傷を負った患者の部分に接するように制限し、患者の他の部分は従来のキンエアIIIエアバッグ上で支持されるようにすることができる。その他の場合、ビーズ表面は、体重が最も集中する箇所である座部分に制限することができる。しかしながら、所定のエアバッグ21内にパウチ22が含まれる場合、上方シート41は、本明細書に記載した理由のため、下方シート42よりも約50.8mm(約2インチ)幅が広いことが望ましい。
各ビーズパウチ22内に保持されたビーズ200は、空気流動化したビーズベッドに一般に使用されている型式の医療等級の微小球であることが好ましい。かかるビーズの寸法範囲は、直径50乃至150μmであり、ニュージャージー州、カールスタッドのポッターズ・インダストリーズ・インコーポレーテッド(Potters Industries Inc.)を含む多数の製造元から市販されている。単一のビーズパウチ22は、約0.908kg(約2ポンド)のビーズを保持することが好ましいが、エアバッグ当たり、0.1135乃至13.62kg(1/4乃至30ポンド)以上の量のビーズ材料であることが適している。該ビーズパウチ22は、完全には充填されず、このため、ビーズはその内部にて自在に流動化する。その結果、その上に患者を支持していない状態のビーズパウチ22を通って空気が流れると、上方フィルタシート42は、上方に逆巻きする傾向となり、ビーズ200の上方に空気スペース201を形成する。
従って、パウチ22は、空気がパウチ22を通ってスペース48から流れるのを促進する仕方にてエアバッグ21と一体化されて、パウチ22内の全ての量のビーズ200を流動化させる傾向となる。低空気損失性のゴアテックス(GORE-TEX)織地は、空気透過性が極めて小さいため、エアバッグ21膨張させる空気は、流れる傾向となる、より具体的には、矢印33cで示すように、プレナム48から、下方フィルタシート42、ビーズ200及び余剰スペース201を通り、また、頂部フィルタシート41を通って流れる。エアバッグ21の膨張に使用したものと同一の空気を利用してビーズを流動化させることにより、エアバッグがより高圧まで膨張される圧力領域内にて一層の流動化が実現される。これは、通常、より重い身体部分(患者の座部分のような)を支持するエアバッグの領域にて生じる。従って、流動化が最も必要とされる箇所、即ち、相互境界面の圧力が最大でもある位置にて一層の流動化が為される。
しかしながら、下方フィルタシート42は、エアバッグ21の内部からの過剰な空気の損失を防止するため、ある程度、空気の流量を制限することが必要となる。下方のフィルタシート42を通って流れる空気の流量の釣り合いは、主プラットフォーム20のブロア容量、各エアバッグ21内のビーズ200の量、ビーズパウチ22と適合するようにされたエアバッグ21の数を含む、各種の状況に依存する。一つの好適な実施の形態において、空気不透過性のストリップ89a、89bは、下方のフィルタシート42の外面に接着し、その下方のフィルタシート42を通って流れる空気流を少なくし且つ集中させることができる。かかるストリップ89a、89bは、衣料業界にて防水グロメットとして使用されている型式のような市販の密封テープから成るものであることが好ましい。適当な密封テープは、W.L.ゴア・カンパニー(W.L. Gore Company)から市販されている19.05mm(3/4インチ)のテフロン(登録商標名)密封テープである。ストリップ89a、89b(及び同様のストリップ密封継目40a、40b)は、下方のフィルタシート42の下面におけるビーズ保持パウチ22の全長に沿って位置していることが好ましい。このような密封ストリップ89a乃至89dの形態は、下方のフィルタシート42の3つの部分88a乃至88cの間を流動化空気が自由に流れるのを妨害しない状態に保つ。下方のフィルタシート42の幅が76.2mm(3インチ)であるため、最後の部分88a乃至88cは、ビーズの保持パウチ22の長さに沿って伸長する、妨害されないフィルタシートの3つのストリップとなる。部分88a乃至88cに対応するストリップの各々は、幅が約6.35mm(1/4インチ)であるが、ビーズの保持パウチ自体が同様に、膨張するに伴い、その幅寸法は、ビーズ保持パウチ22の端部40c、40dに向けて拡がる。
空気がパウチ22を通過したならば、その流れ方向は、その他のファクタに基づいて決まる。例えば、従来の高空気損失性のカバーシートを使用する場合、その流動化空気の一部は、カバーシートを通過する一方、その残りは、そのカバーシートによってベッド20の側部に向けられる。カバーシートを使用しない場合、より多くの流動化空気は、患者の身体の周りを上方に流れる傾向となる。
また、パウチ22のプロファイル形状(即ち、図2Bに図示するような断面形状)は、各種のファクタに依存する。かかるファクタは、ビーズパウチ22の寸法、フィルタシート41、42の相対的な多孔度、プレナムスペース48内の空気圧力、パウチ22内のビーズ200の量、及び患者の体重を含むが、これらにのみ限定されない。多くの場合、エアバッグ21の圧力のため、ビーズパウチ22は、図2Bに示した葉巻きの形状と異なり、上方に湾曲する。この状態の2の実際的な懸念は、(i)ビーズ200は、重力のため、パウチ22の側部にて下方に移動する可能性があること、(ii)その湾曲は、上方及び下方フィルタシート41、42の間にてビーズを圧縮することにより、自由な流動化を制限する可能性があることである。その懸念を軽減する一つの方法は、図4Dに図示したものと略同一の方法にて、下方フィルタシート42と水平バッフル34との間を跨ぐ垂直バッフル(図示せず)を含めることである。好適なもう一つの技術は、上方フィルタシート41を下方シート42(各寸法、約50.8mm(約2インチ))よりも幅が広く且つ長さを長くすることにより、下方シート42が上方シート41により、より緊張状態(従って、より湾曲していない状態)となるようにすることである。更に別の技術は、所定のエアバッグ21内のビーズ200の容積を増大させることであり、これは、ビーズパウチ22をバッフル34の高さにて開始し、ビーズが、エアバッグ21の上方の1/3の全体を略充填するようにして行われる。
このエアバッグ21の構造は、簡単ではあるが、日常的に殺菌するのに理想的なものではなくなる可能性がある。図3A乃至図4Dを参照すると、ビーズ保持パウチが別個に殺菌処理され得るようにするため、ビーズパウチ22(又は、その同等物)を取り外すことを許容するエアバッグ21の代替的な実施の形態が図示されている。
その代替例の第一のものは、図3A及び図3Bに、エアバッグ171として図示されている。エアバッグ171には、取り外し可能なビーズパウチ172が取り付けられる。この取り外し可能なパウチ172は、その上方フィルタシート191、及び下方フィルタシート192からのみ成り、そのシートの間にビーズ200が保持されている。エアバッグ171に恒久的に縫い付けずに、パウチ172は、エアバッグ171の上方壁177付近にて空所198′内に挿入する(且つその空所から取り外し可能にする)。この空所198′へのアクセスは、エアバッグ171の端部壁175の開口部199を通じて提供される。開口部199からの空気圧の損失を最小にするため、開口部199は、ベルクロ(登録商標名)・フラップ(図示せず)等によって覆い且つ/又は密封することができる。この空所198′は、エアバッグ171の上方177の真下にてフィルタ材料の2つの層197、198から形成される。これらの層197、198は、上方壁177の両端縁177a、177bに沿って従来の技術によって接着されて、空所198′を形成する。また、上方壁177には、空気がビーズパウチ172を通って自由に流れるのを許容し得るように、矩形のフィルタシートパネル189が設けられる。エアバッグ171の一つの代替例は、空所198′の上方のフィルタシート層197を省略する。
かかる構造の場合、パウチ172は、エアバッグ171の低空気損失性の構成要素から取り外し且つ殺菌処理し、又は別個に処分することができる。かかる低空気損失型の構成要素は、その後に、エアバッグに対する標準的な洗濯方法によって殺菌処理することができる。ビーズ保持パウチ172は、流動化ベッド装置について当該技術分野にて標準的で且つ周知の殺菌技術によって殺菌処理することができる。かかる殺菌方法は、パウチ172のフィルタシート層191、192を破り且つビーズ200をふるい網を通じて従来の汚染除去タンク内に注入することを含む。次にビーズを少なくとも24時間、約50°C(122°F)まで加熱する熱処理過程によって汚染の除去を行うことができる。ビーズパウチ172のかかる取り外し可能な形態による有利な点は、当業者に明らかになるであろう。
エアバッグ21の代替例の第二の基本的な型式は、図4A乃至図4Cにエアバッグ121として図示されている。このエアバッグ121は、エアバッグ171と同様に、感染の防止を促進し得るように、取り外し可能なビーズパウチ122を取り付け得るようにした、2つの部分から成る構造のものである。しかしながら、この取り外し可能なパウチ122は、エアバッグ121の主要部分129の頂部に嵌まる取り外し可能なキャップ130にて具体化されている。この主要部分129は、従来のエアバッグと同一の方法にて洗濯することにより殺菌することができ、また、キャップ130も別個に殺菌することができる。該キャップの殺菌に使用される特別の技術は、その各技術の有効性に基づいて選択する必要があるが、現在、別個のビーズロットと共に、従来の微小球の汚染除去装置内にキャップ130の全体を挿入することにより、十分な殺菌処理が可能であると考えられる。かかる汚染除去は、キャップを24時間以上、約48.9°C(120°F)以上の温度に加熱することを目的とする。塩素処理、ガンマ放射線及び/又はオートクレーブ消毒のような他の殺菌処理技術も更なる代替例として採用可能である。 エアバッグ121の主要部分129は、該主要部分129がフィルタシートパネル147及びベルクロタブ131a乃至131dを有する点を除いて、標準的なキンエアIIIエアバッグの構造と全く同様である。キャップ130は、ビーズ保持パウチ122と、ベルクロタブ131a乃至131dとを有する。このキャップ130の形状及び構造は、次のようにされる。即ち、主要部分129が膨張したとき、主要部分129の上にきちっと嵌まり、タブ132a乃至132dがキャップ130を所定位置に取り外し可能に固着し得るようにタブ131a乃至131dと係合する位置に配置されるような形状とする。このように配置したならば、キャップ130は、ビーズパウチ122をフィルタシートパネル147の上方に配置し、パネル147を通る空気がパウチ122を通って導かれ、その内部のビーズ200を流動化させるようにする。この流動化を最適なものとするため、ベルクロタブ132a乃至132d、131a乃至131dは、拡張し、又は、より優れたシールを提供するその他の接続部と交換することができる。かかるシールを改良することにより、エアバッグ121からの唯一の顕著な空気の逃げはビーズパウチ122からであることが確実とされる。パネル147は、パウチ122よりも狭小であることが好ましいが、パネル147及びパウチ122の寸法は、第一の実施の形態のパウチ22のものと全く同一である。
図4Dを参照すると、主部分129の1つの代替的な構造が参照符号129′で図示されている。特に、該主部分129′は、従来の水平バッフル227′と同程度に伸長する垂直バッフル149を有する。該垂直バッフル149は、パネル147との中心線150を跨ぎ且つその中心線の間にて縫い付けることで接続され、主部分129′の頂部に沿って樋状の折り線を形成する。かかる樋状の折り線は、ビーズ200を中心線150に向けて偏倚させるのみならず、その縫い付けた接続部は、ビーズ200が引き付けられる中心線150に沿って流動化を増す(パネル147に縫い付け穴を形成することにより)。
図5及び図6を参照すると、図1乃至図2Bに図示したベッド20の一つの代替的な実施の形態320が図示されている。該ベッド320は、標準的なベッドフレーム319に取り付けられたエアマットレス318(及び関連する構成要素)から略成っている。該エアマットレス318は、各種のマットレス及びマットレスを上張りした製品に標準的であるように、3つの基本的な支持クッション318a、318b、318cに区分されている。基本的な支持クッション318a、318b又は318cの各々には、標準的な空気供給装置315から対応する供給穴316a乃至316eを通じて空気流が供給される。該クッションの各々は、比較的平坦な形状を保ち得るように一連の6つの垂直バッフル(番号を付さず)を有する。かかる関連する支持マットレス装置の例は、その各々がカイネティック・コンセプツ・インコーポレーテッドから市販されている、ファーストステップ・セレクト(FIRSTSTEP SELECT:登録商標名)、ホームケア(HOMEKAIR)DMS(登録商標名)及びダイナパルス(DYNAPULSE:登録商標名)製品に見られる。図5及び図6に図示したこの特定の装置は、ファーストステップ・セレクト(登録商標名)装置を改造したものである。上述した実施の形態の場合と同様に、該マットレス318は、その製品の商業的型と略同一である。その唯一の重要な相違点は、流動化可能なビーズ保持パウチ322a乃至322cを追加することと、また、ビーズ(存在する場合)を流動化させるために必要とされる(もしあるならば)追加のブロアが設けられることである。当業者に明らかであるように、ビーズ保持パウチ322a乃至322cの寸法は、所望に応じて変更可能である。例えば、図6において、患者の座部分を支持する位置に配置されたパウチ322bの寸法は、その他の2つのパウチ322a及び322cよりも大きいことが示してある。このため、治療がより必要とされる座部分(又はその他の任意の領域)にてより大きい治療効果を提供することができる。適当な数のビーズ保持パウチ22と共にクッション321a乃至321cを取り付ける特別な方法は、臨界的なものではないが、エアバッグ21の好適な実施の形態を把握することにより理解されよう。ベッド320の別の形態(図示せず)は、マットレス318の頂部面の略全体を流動化可能な単一のビーズパウチと交換することにより形成することができる。
本明細書に記載した本発明は、当該技術分野にて理想的な患者の支持面として周知である、流動化したビーズの患者支持面を組み合わせて、低空気損失型のベッドによる有利な点を実現することを可能にする。かかる有利な点は、当業者に明らかであろうし、患者の支持面を垂直に且つ/又は関節式に変位させ、患者が側方向に回転し、患者の胸部領域を自動的に打診し、また、スケールが組み込まれていることであるが、これらにのみ限定されるものではない。これらは全て当該技術分野にて周知であり、市販の製品であるキンエアIII、ホームケア、セラパルス及びバイオダインIIに利用可能な文献に記載されている。
本明細書に記載した本発明を具体化するのに可能な多数の主プラットフォーム20の各々により提供される独創的な有利な点は、当業者に明らかであろう。かかる有利な点は、選択した主プラットフォーム20の基本的な機能と共に略相違する。その最も興味のあることの一つは、カイネティック・コンセプツ・インコーポレーテッドから市販されている、セラパルスベッドのエアバッグに代えて、エアバッグ21と同様のエアバッグを使用することである。セラパルスベッドを主プラットフォーム20として利用すれば、看護人は患者の身体の異なる部分に対応してエアバッグ21内に各種の圧力を設定し、また、自動的に脈動(automatic pulsation)させて、ビーズを流動化させることができる。このように、看護人は、身体の異なる部分に対して流動化のレベルを変化させ、また、同様に、異なる程度に脈動させて、異なる流動化状態にさせることができる。エアバッグ21は、全体として低圧にてより柔軟となるが、ビーズ200は、一般に、流動化の程度が小さいときにより剛性となる。従って、流動化させるべくセラパルスを主プラットフォーム20として脈動させると、エアバッグ21内のビーズ200は柔軟から剛性に、また、柔軟へと等々と変化する。隣接するエアバッグ21が逆位相にて変化するのみならず(セラパルスの脈動の場合に通常、そうであるように)、ビーズパウチ22の表面の剛性は、全体としてエアバッグ21内の圧力と反対に変化する。
図面に図示しない別の代替的な実施の形態は、各エアバッグ21内のビーズ200を流動化させる目的にて所定の空気流を提供し得るようにしてある。この代替例の思想は、ビーズパウチ22を流動化させるのに使用されるプレナムに向けられた供給空気を別個に制御し、また、そのプレナムチャンバの寸法を縮小させることを可能にすることである。より小さく且つ別個に制御されるプレナムにより、ビーズを流動化させる空気の圧力は、全体としてエアバッグ21の圧力を増大させずに、より一層流動化させ得るように上昇させることができる。このために、ビーズパウチ22に直接、隣接するエアバッグ21内に別個の膨張可能なチャンバが画成される。この膨張可能なチャンバは、ビーズパウチ22を流動化させるプレナムとして作用し、別個の供給空気がこのプレナムに導かれる。エアバッグ21内の別個のプレナムの構造は、所望の任意の方法にて設計可能であるが、その最も簡単な方策は、エアバッグ21の他の部分と同一の低空気損失性材料を使用することである。別個に導く空気流はエアバッグ21に対して別個の空気入口を通じて導かれる。エアバッグ21内の収縮可能な空気導管もその空気流を第二の空気入口から所定のプレナムに導く働きをする。従来の空気導管が適しているが、織地導管(また、密封した低空気損失性材料で出来たもの)がこの目的を果たすのに十分である。流動化を目的とする別個の空気流を提供することにより、ビーズパウチ22の流動化と独立的にエアバッグ21の全体的な膨張を変更することが可能となる。また、その他の代替的な実施の形態の同様の応用も可能である。
本発明のその他の多くの代替例、変形例及び改変例は、当業者に明らかであろうし、本発明の範囲に属するものと考えられる。上記の好適な実施の形態及び代替的な実施の形態に関して本発明を説明したが、上記の記載は単に一例としてのみ掲げたものであり、本発明を限定するものであると解釈されるべきではなく、本発明の範囲は、請求の範囲の記載及びその補正によってのみ限定されるべきものである。
図1は、本発明の現在の好適な実施の形態を備える、典型的な用途に合った形態とされ且つ作用可能に膨張させた患者の治療用ベッド20(そのカバーシートが存在しない)の斜視図である。 図2Aは、図1に示したベッド20のエアバック21の斜視図である。 図2Bは、図2Aに図示したエアバック21の部分断面図である。 図3Aは、図2A及び図2Bに図示したエアバック21の一つの代替的な実施の形態である、エアバック171の一部分解図とした、斜視図である。 図3Bは、図3Aの線3B−3Bに沿った、その流動化したビーズパウチ172を含む、図3Aに図示したエアバック171の部分斜視図である。 図4Aは、図2A及び図2Bに示したエアバック21の第二の代替的な実施の形態である、エアバック121の一部分解図とした斜視図である。 図4Bは、図4Aに図示したエアバックキャップ30の断面図である。 図4Cは、図4Aに図示したエアバック21の主要部分29の部分断面図である。 図4Dは、図4Cに示した同一の斜視図から、図4Cに図示した主要部分29の一つの代替的な実施の形態29′の部分断面図である。 図5は、本発明の一つの代替的な実施の形態320の斜視図である。 図6は、そのフレーム319及びカバーシート380が存在しない、図5に図示した代替的な実施の形態のマットレス320のより詳細な斜視図である。 図7Aは、組み立て前のビーズパウチ22の上方壁27の図である。 図7Bは、組み立て前のビーズパウチ22のフィルタシート41及び42の図である。

Claims (20)

  1. 膨張可能な患者の支持体を有する患者の治療用ベッド(20)にして、
    該膨張可能な患者の支持体が、
    上面(27,127、177)を有する膨張可能なエアクッション(21、121、171)であって、前記クッション(21、121、171)を膨張させるために該クッション内に適当な空気圧を供給し得る空気入り口を有する前記エアクッション(21、121、171)と、前記エアクッション(21、121、171)の上面(27,127、177)に関連付けられた流動化可能の固形媒体(200)とを具備し、
    前記エアクッション(21、121、171)の膨張により、前記流動化可能な媒体(200)を前記患者の支持体を変形可能とし得るように流動化し得る、患者の治療用ベッド。
  2. 請求項1に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記流動化可能な固形媒体(200)は、前記エアクッション(21、121、171)の上面(27,127、177)に配置された空気透過性パウチ(22、122、172)内に含まれる、患者の治療用ベッド。
  3. 請求項2に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記エアクッション(21、121、171)が、膨張可能なチャンバ(48)を備え、前記パウチ(22、122、172)が、前記膨張したチャンバ(48)とある量の流動化可能な固形媒体(200)との間に配置された空気透過性織地層(42)を備える、患者の治療用ベッド。
  4. 請求項2に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記パウチ(22、122、172)が前記エアクッションの前記上面(27,127、177)に取り外し可能に固着される、患者の治療用ベッド。
  5. 患者の治療用ベッドにして、
    膨張可能な患者の支持体を集合的に形成する複数の膨張可能なエアクッション(21、121、171)を備え、該膨張可能なエアクッション(21、121、171)の少なくとも1つがチャンバ(48)を有し、該チャンバ(48)とある量の流動化可能な微小球(200)との間に配置された空気透過性層(42)を備え、
    該微小球(200)を流動化させて患者の支持体を変形可能とし得るような仕方にて前記チャンバ(48)内の空気が前記空気透過性層(42)を通じて導かれる、患者の治療用ベッド。
  6. 請求項5に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記膨張可能なエアクッション(21、121、171)が、空気透過性織地(42)と、比較的不透過性の第二の織地(89a〜89c)とを含む、2種類の材料で画成された膨張可能なチャンバ(48)を備え、
    前記空気透過性層(42)が前記空気透過性織地(42)で出来ている、患者の治療用ベッド。
  7. 請求項6に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記複数の膨張可能なエアクッション(21、121、171)のうちの第二のクッションが第二の膨張可能なチャンバ(48)を画成し、
    該クッションが、前記膨張可能なチャンバ(48)とある量の流動化可能な微小球(200)との間に配置された空気透過性織地層(42)を備え、
    前記第二のチャンバ(48)を膨張させる空気が、第二の量の流動化可能な微小球(200)を流動化させるような仕方にて前記関係付けられた空気透過性織地(42)を通じて導かれる、患者の治療用ベッド。
  8. 請求項6に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記第二の膨張可能なチャンバ(48)を膨張させる空気の供給が前記第一の膨張可能なチャンバ(48)を膨張させる空気の供給とは別個に制御可能であり、これにより、前記第一の量の流動化可能な微小球(200)に対する流動化空気の流量が前記第二の量の流動化可能な微小球(200)の流動化空気の流量とは別個に制御可能であるようにした、患者の治療用ベッド。
  9. 請求項6に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記第一の空気流を前記第二の空気流に対して脈動させる手段を更に備える、患者の治療用ベッド。
  10. 膨張可能な患者の支持体を有する患者の治療用ベッド(20)にして、
    該膨張可能な患者の支持体が、
    プラットフォーム(20)と、
    所定量の流動化可能な固形媒体(200)と、
    前記プラットフォーム(20)上に取付けられた1つ又はそれ以上の膨張可能なエアクッション(21、121、171)であって、該プラットフォーム上方に前記所定量の流動化可能な媒体(200)を浮遊させ且つ前記所定量の流動化可能な媒体が前記プラットフォームに接触するのを阻止する前記エアクッション(21、121、171)と、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)を膨張させ且つ前記所定量の流動化可能な媒体(200)を前記患者の支持体を変形可能とするように流動化する1つ又はそれ以上の空気圧供給手段(315)とを具備する、
    患者の治療用ベッド。
  11. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記流動化可能な媒体(200)を流動化させるための手段を更に備える、患者の治療用ベッド。
  12. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)の膨張により、前記流動化可能な媒体(200)を流動化し得る、患者の治療用ベッド。
  13. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記ベッド(20)は少なくとも2つの空気圧供給手段(315)を備え、そのうちの第1の空気圧供給手段は前記エアクッションの少なくとも1つを膨張させ、また第2の空気圧供給手段は前記流動化可能な媒体(200)を流動化させる、患者の治療用ベッド。
  14. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記第1及び第2の空気圧供給手段(315)は別個に制御可能である、患者の治療用ベッド。
  15. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    第1及び第2の膨張領域を備え、
    該各第1及び第2の膨張領域が、前記プラットフォームの上方で前記所定量の流動化可能な媒体(200)を浮遊させる1つ又はそれ以上の膨張可能なエアクッション(21、121、171)と、前記第1の膨張領域で1つ又はそれ以上の前記エアクッション(21、121、171)に接続された第1の空気圧供給体(315)と、前記第2の膨張領域で1つ又はそれ以上の前記エアクッション(21、121、171)に接続された第2の空気圧供給体(315)とを有し、
    前記第1及び第2の空気圧供給体(315)が別個に制御可能である、患者の治療用ベッド。
  16. 請求項15に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記流動化可能な媒体(200)により支持された患者を側方から側方へ回転させる回転手段を更に備える、患者の治療用ベッド。
  17. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)内の空気圧を打診するための打診手段を備える、患者の治療用ベッド。
  18. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)内の空気圧を脈動させるための脈動手段を更に備える、患者の治療用ベッド。
  19. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)は空気透過層(42)を含み、該空気透過層(42)を介して前記エアクッションから通過する空気は、前記所定量の流動化可能な固形媒体(200)の一部を流動化させる、患者の治療用ベッド。
  20. 請求項10に記載の患者の治療用ベッドにして、
    前記1つ又はそれ以上のエアクッション(21、121、171)の少なくとも1つは空気透過層(42)により分離された上側室(201)及び下側室(48)を含み、前記上側室(201)は前記所定量の流動化可能な固形媒体(200)の一部を含み、前記下側室(48)は前記上側室(201)内の前記所定量の流動化可能な固形媒体(200)の一部を流動化させるプレナム(48)として機能する、患者の治療用ベッド。
JP2007013661A 1995-04-25 2007-01-24 患者の治療用ベッド Expired - Fee Related JP4203098B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US42868995A 1995-04-25 1995-04-25

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8532669A Division JPH11504239A (ja) 1995-04-25 1996-04-24 流動化したビーズ面を有するエアベッド及び関連する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007144202A true JP2007144202A (ja) 2007-06-14
JP4203098B2 JP4203098B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=23699962

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8532669A Withdrawn JPH11504239A (ja) 1995-04-25 1996-04-24 流動化したビーズ面を有するエアベッド及び関連する方法
JP2007013661A Expired - Fee Related JP4203098B2 (ja) 1995-04-25 2007-01-24 患者の治療用ベッド

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8532669A Withdrawn JPH11504239A (ja) 1995-04-25 1996-04-24 流動化したビーズ面を有するエアベッド及び関連する方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0821559B1 (ja)
JP (2) JPH11504239A (ja)
AT (1) ATE242988T1 (ja)
AU (1) AU5571496A (ja)
CA (1) CA2216791C (ja)
DE (1) DE69628742T2 (ja)
DK (1) DK0821559T3 (ja)
ES (1) ES2201183T3 (ja)
PT (1) PT821559E (ja)
WO (1) WO1996033641A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3213801U (ja) * 2017-06-22 2017-11-30 志輝 鄭 患者用ベッド及び患者用ベッドに用いるエアクッションストリップ

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6721979B1 (en) * 1995-04-25 2004-04-20 Kci Licensing, Inc. Air bed with fluidized bead surface and related methods
US6021533A (en) 1997-08-25 2000-02-08 Hill-Rom, Inc. Mattress apparatus having a siderail down sensor
CN1105538C (zh) 1997-10-24 2003-04-16 美国希尔-罗姆股份有限公司 含有空气流化部件的床垫
DE69829073T2 (de) 1997-12-11 2005-06-30 Hill-Rom Services, Inc., Batesville Matratzenstruktur
US6486792B1 (en) 1998-04-14 2002-11-26 Hill-Rom Services, Inc. Communication and bed function control apparatus
GB9822335D0 (en) * 1998-10-13 1998-12-09 Pegasus Airwave Ltd Inflatable patient supports
JP4733897B2 (ja) * 2000-02-25 2011-07-27 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド ベッド用の空気流動袋
US6493888B1 (en) 2000-04-18 2002-12-17 Hill-Rom Services, Inc. Pediatric mattress
US7128735B2 (en) 2004-01-02 2006-10-31 Richard Scott Weston Reduced pressure wound treatment appliance
US10058642B2 (en) 2004-04-05 2018-08-28 Bluesky Medical Group Incorporated Reduced pressure treatment system
US7909805B2 (en) 2004-04-05 2011-03-22 Bluesky Medical Group Incorporated Flexible reduced pressure treatment appliance
US8062272B2 (en) 2004-05-21 2011-11-22 Bluesky Medical Group Incorporated Flexible reduced pressure treatment appliance
US7557718B2 (en) 2004-04-30 2009-07-07 Hill-Rom Services, Inc. Lack of patient movement monitor and method
US7464425B2 (en) 2004-08-04 2008-12-16 Hill-Rom Services, Inc. Hospital bed
US7260860B2 (en) 2004-08-04 2007-08-28 Hill-Rom Services, Inc. Mattress system for a hospital bed
WO2007008830A2 (en) 2005-07-08 2007-01-18 Hill-Rom, Inc. Pressure control for a hospital bed
EP1906794A4 (en) 2005-07-08 2014-05-07 Hill Rom Services Inc CONTROL UNIT DESIGNED FOR PATIENT SUPPORT
EP1901635B1 (en) 2005-07-08 2013-05-01 Hill-Rom Services, Inc. Patient support
US20080022461A1 (en) * 2006-07-26 2008-01-31 Kci Licensing, Inc., Legal Department, Intellectual Property Patient support with welded materials
US10231891B2 (en) 2009-03-13 2019-03-19 Hill-Rom Services, Inc. Modular fluidizable occupant support and compact fluidizable modules
JP2011182949A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 高齢者対応歯科診療椅子用マットおよび歯科診療椅子
US8973186B2 (en) 2011-12-08 2015-03-10 Hill-Rom Services, Inc. Optimization of the operation of a patient-support apparatus based on patient response
US9888785B2 (en) 2014-04-21 2018-02-13 Casper Sleep Inc. Mattress
US10363182B2 (en) 2014-07-14 2019-07-30 Hill-Rom Services, Inc. Patient control arm with phone dock and head of bed lockout
KR20200040825A (ko) 2017-08-14 2020-04-20 캐스퍼 슬립 인크. 인체 공학적인 견고성-조절식 내골격을 포함하는 매트리스
US11241100B2 (en) 2018-04-23 2022-02-08 Casper Sleep Inc. Temperature-regulating mattress
USD908398S1 (en) 2019-08-27 2021-01-26 Casper Sleep Inc. Mattress
USD927889S1 (en) 2019-10-16 2021-08-17 Casper Sleep Inc. Mattress layer

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4347633A (en) * 1980-07-22 1982-09-07 American Hospital Supply Corporation Patient treating mattress
US4606087A (en) * 1984-09-14 1986-08-19 Alivizatos Margaret A Convertible body supporting pads
US4637083A (en) * 1985-03-13 1987-01-20 Support Systems International, Inc. Fluidized patient support apparatus
JPS61290953A (ja) * 1985-06-19 1986-12-20 富士電機株式会社 身体支持具
NL8702712A (nl) * 1987-11-12 1989-06-01 Caremedic Bv Bed voor therapeutische behandeling van een patient.
US4951335A (en) * 1989-06-05 1990-08-28 Donan Marketing Corporation Mattress assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3213801U (ja) * 2017-06-22 2017-11-30 志輝 鄭 患者用ベッド及び患者用ベッドに用いるエアクッションストリップ

Also Published As

Publication number Publication date
DE69628742T2 (de) 2004-04-22
ATE242988T1 (de) 2003-07-15
CA2216791A1 (en) 1996-10-31
DK0821559T3 (da) 2003-10-06
EP0821559A1 (en) 1998-02-04
PT821559E (pt) 2003-10-31
DE69628742D1 (de) 2003-07-24
AU5571496A (en) 1996-11-18
WO1996033641A1 (en) 1996-10-31
CA2216791C (en) 2005-07-12
EP0821559A4 (en) 2000-06-14
ES2201183T3 (es) 2004-03-16
EP0821559B1 (en) 2003-06-18
JP4203098B2 (ja) 2008-12-24
JPH11504239A (ja) 1999-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4203098B2 (ja) 患者の治療用ベッド
US6721979B1 (en) Air bed with fluidized bead surface and related methods
US5313679A (en) Bed having system for moving mattress up and down
US5036559A (en) Method of dual mode patient support
US5029352A (en) Dual support surface patient support
US5022110A (en) Low air loss mattress
US4914760A (en) Fluidized bed with collapsible side
EP1024733B1 (en) Mattress having air fluidized sections
US5168589A (en) Pressure reduction air mattress and overlay
EP1901635B1 (en) Patient support
US6158070A (en) Coverlet for an air bed
US8347436B2 (en) Adaptable mattress conversion
EP1139966B1 (en) Fluidized bead bed with inflatable bead diffuser
EP0569056A2 (en) Patient support system and method
EP0569057A2 (en) Patient support systems

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070831

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080912

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350