JP2007143129A - 暗証番号等を入力する為の入力装置及びその入力装置を備えた携帯電話装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯電話のテンキーを配置した領域に、ユーザが指をなぞることにより文字を入力可能な接触感知センサを配置し、キーロックを解除する為の暗証番号を登録する際に、ユーザが接触感知センサ上を図5の(a)〜(d)に示すようになぞると、その形がメモリに格納され、暗証番号の登録が完了する。ユーザがキーロックを解除する際には、登録された形となるように、接触感知センサをなぞることにより、キーロックが解除される。
【選択図】 図5
Description
このようなことを回避する為にさまざまな技術が提案されており、例えば特開2000−99801号公報(特許文献1)には、テンキーの各数字キーの位置をランダムに変更する技術が開示されている。
携帯電話のキーロック機能を解除する際にも同様に、他人がキーロック番号の押下操作を盗み見ることによりキーロック番号を知ることが可能である。
請求項4記載の入力装置は、接触感知センサと、該接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて該当する記号を判定する記号判定手段と、記号を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて前記記号判定手段が記号を判定し、該判定された記号と同一の記号が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記特定機能の実行禁止を解除するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5記載の携帯電話装置は、接触感知センサと、該接触感知センサ上をなぞられた形を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記記憶手段に記憶されている形と同一の形が前記接触感知センサから入力されたと判定すると、前記特定の機能の実行を許可するよう制御する制御手段と、を有する入力装置を備えている。
請求項6記載の携帯電話装置は、接触感知センサと、該接触感知センサ上をなぞられた形を記憶する記憶手段と、キー操作を禁止するキー操作禁止手段と、前記キー操作禁止手段がキー操作を禁止している状態で、前記記憶手段に記憶されている形と同一の形が前記接触感知センサから入力されたと判定すると、前記キー操作を許可するよう制御する制御手段と、を有する入力装置を備えたことを特徴とする。
図1は本実施例装置である携帯電話装置の斜視図である。本実施例装置は、テンキー48といった通常のキー操作部以外に、ユーザが指で触れることにより操作可能な接触検知センサ56も搭載している、又、前記接触検知センサ56は、テンキー48及びテンキー48の周囲の領域に配置されている。
図2は、本実施例の使用形態を示す斜視図である。ユーザは、テンキー48及びその周辺に配置されている接触検知センサ56(図2の点線で囲っている部分)を指でなぞることにより、入力操作を行うことが可能である。
図3に示すように、携帯電話装置10は、アンテナ16と接続された通信部12を備えている。この通信部12は、後述のベースバンド部14からの信号をアンテナ16を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ16を介して基地局からの電波を受信する。
また、通信部12は、ベースバンド部14と接続されている。ベースバンド部14は、CDMA処理回路18と、音声コーデック20と、を有している。ここで、CDMA処理回路18は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック20は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
また、ベースバンド部14には、切替回路22が接続されている。この切替回路22には、増幅回路24を介して第1スピーカ26が接続されている。この第1スピーカ26は、増幅回路24で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ26は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
また、切替回路22には、増幅回路28を介してマイクロホン30が接続されている。このマイクロホン30は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン30により出力された電気信号は、増幅回路28で増幅されてベースバンド部14に出力される。
また、切替回路22には、増幅回路32を介して第2スピーカ34が接続されている。
この第2スピーカ34は、増幅回路32で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ34は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ34は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路24、28、32は、ゲインを固定しており、第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度を変更することはできないようになっている。
この切替回路22は、ベースバンド部14との接続を、第1スピーカ26用の増幅回路24とマイクロホン30用の増幅回路28側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ34用の増幅回路32とマイクロホン30用の増幅回路28側にするかを切り替える。
ここで、テンキー48には、1〜9の各入力ボタンと、♯ボタンと、*ボタン(本実施形態では12個のボタンとなる)とが含まれる。また、図4に示すように全てのテンキー48の表面と、テンキー48周辺の筐体表面には、ユーザが接触したことを検知する接触検知センサ56が設けられている。この接触検知センサ56は、従来から知られているものであり、例えば、透明電極等が用いられている。この接触検知センサ56は、回路基板58に形成された配線パターンと電気的に接続されており(図示せず)、更に、回路基板58は制御回路36と電気的に接続されている。この為、ユーザが接触検知センサ56に触れたことを示す信号は、接触検知センサ56、回路基板58、を介して制御回路36へ入力される。
尚、本実施例装置では、接触検知センサ56を筐体表面に配置しているが、筐体及びキー48の裏面側のように筐体内部に配置しても良い。例えば、静電容量検知型の接触検知センサであれば、筐体内部に配置することが可能である。
また、制御回路36には、所定の色のLED素子を備えた照明部46が接続されている。照明部46のLED素子の発光により、ディスプレイ(表示部)42が所定の色に施される。
RAM40には、暗証番号データが4桁格納される。
制御回路36内部には接触検知センサ56から入力された暗証番号を一時的に格納する第1バッファ71と第2バッファ72とを有している。詳細な動作説明については後ほど説明する。
本実施例装置はこのような構成である。次に、図3に示す構成の携帯電話装置の実施例の動作について以下に説明する。
本実施例では、ユーザが接触検知センサ56を用いて4桁の暗証番号を入力することにより、キーロックをオン(又はオフ)操作可能としている。例えば、図5は接触検知センサ56の使用形態を示す図であるが、図5に示すように、ユーザが接触検知センサ56上をなぞることにより、暗証番号(例えば、1234)の入力が行われる。
次に暗証番号の登録を行う際の動作について説明する。図6は、暗証番号の登録を行う際の動作を示すフロー図である。
図6のS1ステップでは、制御回路36は、入力部44から暗証番号の登録動作を開始するよう指示があると判定すると、S2ステップへ処理を進める。
S2ステップでは、制御回路36は、情報の初期化を行う。例えば、制御回路36内部に搭載されている第1バッファ71をクリアし、S3ステップへ処理を進める。
S3ステップでは、制御回路36は、入力部44の操作があると判定するとS6ステップへ処理を進め、接触検知センサ56から入力操作があると判定するとS4ステップへ処理を進める。
続くS5ステップでは、制御回路36は、上記S4ステップで格納した形状(例えば番号)をディスプレイ42に表示させ、続いてユーザのキー操作により1桁の形状の登録が完了し、S3ステップへ処理を戻す。
S6ステップでは、制御回路36は、前記S3ステップで入力されたキーがクリアキー55であると判定するとS2ステップへ処理を戻し、そうでなければS7ステップへ処理を進める。
S7ステップでは、制御回路36は、前記S3ステップで入力されたキーがOKキー54であると判定するとS8ステップへ処理を進め、クリアキー55とOKキー54以外のキーであると判定すると、そのキーの入力を無効にし、S3ステップへ処理を戻す。
尚、S3、S6〜S7ステップにおいて、テンキーを検出する構成を取り入れても良い。
S8ステップでは、制御回路36は、情報の初期化を行う。例えば、制御回路36内部に搭載されている第2バッファ72をクリアし、S9ステップへ処理を進める。
S9ステップでは、制御回路36は、入力部44の操作があると判定するとS12ステップへ処理を進め、接触検知センサ56から入力操作があると判定するとS10ステップへ処理を進める。
続くS11ステップでは、制御回路36は、上記S10ステップで照合した結果のデータを第2バッファ72に格納させ、S9ステップへ処理を進める。
S12ステップでは、制御回路36は、前記S9ステップで入力されたキーがクリアキー55であると判定するとS8ステップへ処理を戻し、そうでなければS13ステップへ処理を進める。
S13ステップでは、制御回路36は、前記S9ステップで入力されたキーがOKキー54であると判定するとS14ステップへ処理を進め、クリアキー55とOKキー54以外のキーであると判定するとこれらのキーの押下を無効にし、S9ステップへ処理を戻す。
S14ステップでは、制御回路36は、第2バッファ72に格納されている照合結果(S9〜S11ステップで格納された照合結果)の4桁が全て一致すると判定したものであると判定すると、4桁の暗証番号をROM38に格納し暗証番号の登録を完了させ、一方、1桁でも不一致があると判定すると、ディスプレイ42にエラー表示させ、登録失敗として処理を終了する。
ここで第1バッファ71に記憶された登録時の形状と、第2バッファ72に記憶された入力時の形状との照合は、例えば次のように行うことができる。
すなわち、まずユーザが指で「2」という文字をなぞると、指には幅があるので、接触検知センサ56は細い線の接触を検出するのではなく、ある程度幅(指の幅)を持った線の接触を検出する。そこで、この指幅の中心に線が描かれたと判定する、即ち、描かれた線は図7Aに示すM1(L1)であると判定する。しかし、この線を登録すると、再度全く同じ軌跡でユーザが線を描くのは困難である。この為、線にある程度のマージン領域(図7AのA1)を持たせている。このマージン領域は、ユーザの指の幅の約10〜20%ぐらいの幅を持っており、図7Bに示すようにこのマージン領域(A1)にユーザの指幅の中心(M2(L2))が入るようにユーザが線を描くと、同じ文字が入力されたと判定するようになっている。
第1バッファ71に記憶された登録時の形状と、第2バッファ72に記憶された入力時の形状との照合方法はこれに限らず、他の周知の文字認識方法を採用しても良い。例えば、特開平09−34998号公報に記載されているように、入力された線の2値パターンを得て、この2値パターンを太め処理にて太めることにより、入力された形状の特徴を抽出する方法や、特開2000−76381号公報に記載されているように、筆記ストロークの始点と終点を仮想線分で連結し、入力された文字が何であるかを認識する方法等がある。
S54ステップでは、ユーザが接触検知センサ56上をなぞった形状のデータ(例えば番号)を制御回路36の第1バッファ71に一時的に格納する。具体的には、制御回路36は、回路基板58を介して接触検知センサ56から入力した信号に基づいて、例えば図5の(a)に示すような1の文字がなぞられたらと判定すると、1の文字の形状データを制御回路36の第1バッファ71に格納すると共に、格納した形状のデータとROM38に格納されている形状のデータとを比較して一致するか否かを判定する(照合する)。
キーロック解除の際に入力された形状とROM38に記憶された形状との一致判定は先に述べた登録時に第1バッファ71に記憶された登録時の形状と、第2バッファ72に記憶された入力時の形状との照合方法と同様にすることができる。
尚、本実施例では携帯電話装置で実施したが、銀行のATM(AUTOMATIC TELLER MACHINE)や、PDA(PERSONAL DIGITAL ASSISTANCE)等でも同様に実施可能である。
36 制御回路
40 ROM
44 入力部
48 テンキー
56 接触検知センサ
71 第1バッファ
72 第2バッファ
Claims (6)
- 接触感知センサと、該接触感知センサ上をなぞられた形を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、
前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記記憶手段に記憶されている形と同一の形が前記接触感知センサから入力されたと判定すると、前記特定の機能の実行を許可するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする入力装置。 - 接触感知センサと、該接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて該当する数字を判定する数字判定手段と、数字を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、
前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて前記数字判定手段が数字を判定し、該判定された数字と同一の数字が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記特定機能の実行禁止を解除するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする入力装置。 - 接触感知センサと、該接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて該当する文字を判定する文字判定手段と、文字を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、
前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて前記文字判定手段が文字を判定し、該判定された文字と同一の文字が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記特定機能の実行禁止を解除するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする入力装置。 - 接触感知センサと、該接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて該当する記号を判定する記号判定手段と、記号を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、
前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記接触感知センサ上でなぞられた形に基づいて前記記号判定手段が記号を判定し、該判定された記号と同一の記号が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記特定機能の実行禁止を解除するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする入力装置。 - 接触感知センサと、該接触感知センサ上をなぞられた形を記憶する記憶手段と、特定の機能の実行を禁止する禁止手段と、
前記禁止手段が特定の機能の実行を禁止している状態で、前記記憶手段に記憶されている形と同一の形が前記接触感知センサから入力されたと判定すると、前記特定の機能の実行を許可するよう制御する制御手段と、を有する入力装置を備えたことを特徴とする携帯電話装置。 - 接触感知センサと、該接触感知センサ上をなぞられた形を記憶する記憶手段と、キー操作を禁止するキー操作禁止手段と、
前記キー操作禁止手段がキー操作を禁止している状態で、前記記憶手段に記憶されている形と同一の形が前記接触感知センサから入力されたと判定すると、前記キー操作を許可するよう制御する制御手段と、を有する入力装置を備えたことを特徴とする携帯電話装置。
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JP2006286454A Pending JP2007143129A (ja) | 2005-10-21 | 2006-10-20 | 暗証番号等を入力する為の入力装置及びその入力装置を備えた携帯電話装置 |
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