JP2007143071A - 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置 - Google Patents

複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007143071A
JP2007143071A JP2005337591A JP2005337591A JP2007143071A JP 2007143071 A JP2007143071 A JP 2007143071A JP 2005337591 A JP2005337591 A JP 2005337591A JP 2005337591 A JP2005337591 A JP 2005337591A JP 2007143071 A JP2007143071 A JP 2007143071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
voltage
load
elements
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005337591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4772472B2 (ja
Inventor
Yoshinori Kataoka
義範 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON TEKUMO KK
YMC KK
YMC Co Ltd
Original Assignee
NIPPON TEKUMO KK
YMC KK
YMC Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON TEKUMO KK, YMC KK, YMC Co Ltd filed Critical NIPPON TEKUMO KK
Priority to JP2005337591A priority Critical patent/JP4772472B2/ja
Publication of JP2007143071A publication Critical patent/JP2007143071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4772472B2 publication Critical patent/JP4772472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thyristor Switches And Gates (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】2線式の配線で済み、しかもスイッチが2か所以上であっても、適用可能な複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置を提供する。
【解決手段】商用電源23に接続される負荷22を、2以上のスイッチ素子SW1、SW2によってオンオフを行うスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置10、10aであって、各スイッチ素子SW1、SW2は、それぞれの手動スイッチ15又はセンサー動作スイッチ16を有するスイッチ手段15aによって直接オンオフし、残りの各スイッチ素子SW1、SW2については、各スイッチ素子SW1、SW2に並列に接続され、かつ負荷22の動作電流以下の小電流を流す高インピーダンス素子42、43の電圧を検知し、高インピーダンス素子42、43の電圧が、予め設定された範囲の低電圧Aから、予め設定された範囲で低電圧Aより高い高電圧Bに移行することを検知して自動的にオンする。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源に接続されている負荷(例えば、照明器具、ファン、ヒータ等)を別位置に配置された複数のスイッチでオンオフする方法及びそのスイッチ装置に関する。
階段の照明器具を、階段の上側及び下側に設けられたスイッチによってオンオフする回路として、図6に示すものが知られている。この回路80においては、それぞれ開接点と閉接点を有するスイッチ81、82を用い、スイッチ81、82の接点同士を2本の電線83、84で接続したもので、何れのスイッチ81、82を操作しても、照明器具85を交互にオンオフできるものであった。なお、86は商用電源を示す。
また、特許文献1には2か所で同一負荷を操作でき、しかもそれぞれの場所で負荷の通電状態を知ることができる電子スイッチが提案されている。
そして、特許文献2には、負荷のオンオフを行うスイッチに半導体スイッチ素子を用い、この半導体スイッチ素子がオフの場合は当然として、オンの場合であっても、その両端から制御用の電力が取れるように工夫し、負荷に直列に接続されたスイッチから電源を得て、半導体スイッチ素子の制御を行う方法が提案されている。
特開平11−16438号公報 特開2004−56904号公報
しかしながら、図6に示す回路80においては、直列に接続されたスイッチ81、82に対しては2本の電線83、84を使用し、結果として配線を3線式とする必要があって配線が複雑になり、更に、スイッチ81、82自体からは電源が取れないので、例えば、特許文献2に記載されているようにスイッチ自体を非接触スイッチやリモコンスイッチに置き換えることはできないという問題があった。
また、特許文献1に記載されている技術においても、2か所で使用される機器が3線式となって、配線が複雑となる。更には、3か所以上のスイッチがある場合には適用が困難である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、2線式の配線で済み、しかもスイッチが2か所以上であっても、適用可能な複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法は、商用電源に接続される負荷を、それぞれスイッチボックスに収納され、前記負荷に直列に接続される2以上のスイッチ素子によってオンオフを行う複数箇所に設置されたスイッチの制御方法であって、
前記各スイッチ素子は、前記それぞれのスイッチボックスに設けられた手動スイッチ及びセンサー動作スイッチのいずれか1又は2を有するスイッチ手段によって直接オンオフし、
直接オンオフされない残りの前記各スイッチ素子については、前記各スイッチ素子に並列に接続され、かつ前記負荷の動作電流以下の小電流を流す高インピーダンス素子の両端の電圧を検知し、該高インピーダンス素子の両端の電圧が、予め設定された範囲の低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い高電圧Bに移行することを検知して自動的にオンする。
ここで、高インピーダンス素子とは抵抗、コンデンサ、コイル又はこれらの組合せであって、負荷に直列に接続された場合、負荷を実質的に作動させない程度のインピーダンス(最低)を有し、更に、他のスイッチ素子を安定して作動状態に保つ程度のインピーダンス(最大)以下のものをいう。
第1の発明(以下の第2〜第4の発明においても同じ)においては、直列に接続されたスイッチ素子の各々で高インピーダンス素子の両端の電圧を測定することによって、他のスイッチ素子のオンオフ状態を監視できる。即ち、各スイッチ素子に並列に接続された高インピーダンス素子の両端の電圧(分圧された電圧も含む)は、直列に接続された他のスイッチ素子がオンになると上昇するので、これを検知することによって、他のスイッチ素子のオンオフ状態を検知できる。従って、各スイッチ素子においては、並列に接続された高インピーダンス素子にかかる電圧を測定し、この電圧が、予め設定された範囲の低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い高電圧Bに移行することを検知して自動的にオンすると、全体のスイッチ素子がオンとなり、負荷が通電される。一方、負荷をオフにする場合は、何れかのスイッチ素子をオフにすることになる。
第2の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法は、第1の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法において、前記各スイッチ素子のオンオフ制御を行うのに使用する電源は、前記各スイッチ素子の両端を通じて、前記負荷と同一の商用電源から供給されている。これによって、電池等の特別な電源を省略できるし、特別な電源配線も省略できる。
第3の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法は、第1、第2の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法において、前記各高インピーダンス素子は、負荷のインピーダンスの30〜500倍のインピーダンスを有する実質同一値の抵抗であって、前記スイッチ素子の数をn(但し、nは2又は3)、電源電圧をDボルトとした場合、前記低電圧Aの範囲は、D/nの0.8〜1.15倍の範囲であって、前記高電圧Bの範囲は、D/(n−1)の0.85倍以上である。なお、高電圧Bの最高値は理論的には21/2・Dとなる。これによって、回路に使用する素子にバラツキがあったり、また温度変化で多少インピーダンスが変動しても、回路が安定して動作する。この電圧Dはスイッチ素子の両端の電圧であって、高インピーダンス素子に抵抗等を用いて分圧する場合は、実際に制御される電圧は分圧比に比例して換算される。
また、第4の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチ装置は、第1〜第3の発明に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法に用いるスイッチ装置であって、
前記スイッチ素子である双方向サイリスタ(例えば、トライアック)と、該双方向サイリスタに整流回路を介して接続される前記高インピーダンス素子である高抵抗と、前記双方向サイリスタをオンオフする前記スイッチ手段と、前記高抵抗の両端に発生する電圧(分圧された電圧を含む)を検知して、該高抵抗の両端の電圧が、予め設定された範囲の前記低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い前記高電圧Bに移行することを検知して自動的に前記双方向サイリスタをオンする制御部と、これらを収納する前記スイッチボックスとを有する。
ここで、制御部はアナグロ回路から構成するものであってもよいが、内部に所定の処理プログラムを収納したマイコンチップを用いるのが好ましい。
請求項1〜3記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及び請求項4記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法に用いるスイッチ装置においては、直列に接続されたスイッチ素子にそれぞれ並列に高インピーダンス素子を接続し、該高インピーダンス素子に発生する電圧を測定して、高インピーダンス素子の両端の電圧が、予め設定された範囲の低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い高電圧Bに移行することを検知して該当するスイッチ素子を自動的にオンするので、2線式配線で異なる場所に配線設置されたスイッチボックスに設けられた手動スイッチ又はセンサー動作スイッチによって、負荷のオンオフが可能となる。
特に、請求項2記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法においては、各スイッチ素子のオンオフ制御を行うのに使用する電源は、各スイッチ素子の両端を通じて、負荷と同一の電源から供給されているので、電源用の特別な配線を必要としない。
また、請求項3記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法においては、各高インピーダンス素子は、負荷のインピーダンスの30〜500倍のインピーダンスを有する実質同一値の抵抗であるので、負荷に影響を与えない。また、各高インピーダンス素子は同一抵抗値であるので、他のスイッチ素子がオフ時及びオン時の高インピーダンス素子に発生する電圧の予測が容易である。
また、スイッチ素子の数をn(但し、nは2又は3)、電源電圧をDボルトとした場合、低電圧Aの範囲は、D/nの0.8〜1.15倍の範囲であって、高電圧Bの範囲は、D/(n−1)の0.85倍以上であるので、使用する素子のバラツキ、使用場所の温度変化があっても、装置全体の動作を安定させることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法を適用したスイッチ装置の回路図、図2は同スイッチ装置の回路の一部詳細説明図、図3は2か所に設置されたスイッチ装置の概略説明図、図4は本発明の一実施の形態に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法の動作説明図、図5は3か所に設置されたスイッチ装置の概略説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法には、少なくとも2か所に配置されたスイッチ装置10、10aを用いる。スイッチ装置10(10aも同じ)は、スイッチ素子の一例である双方向サイリスタ11と、双方向サイリスタ11の両端に整流回路(ブリッジ回路)12を介して接続された高インピーダンス素子の一例である抵抗13、14と、押しボタンスイッチ(手動スイッチの一例)15及びリモコンスイッチ(センサー動作スイッチの一例)16を有するスイッチ手段15aと、双方向サイリスタ11のトリガー制御を行うマイクロコンピュータを用いる制御部17と、これに供給する電力を制御する電源制御部18とを備え、これらがスイッチボックス19、19a内にそれぞれ収納されている。
スイッチボックス19内(19a内も同様)には接続端子20、21が設けられ、負荷(例えば、照明器具、ファン又はヒータ)22が接続される給電回路に直列に双方向サイリスタ11が接続されている。なお、23は商用電源を示す。
双方向サイリスタ11は、トライアックと称されるものを使用するのが好ましい。双方向サイリスタ11の点弧(スイッチオン)はフォトカプラー24の受光側、制限抵抗25及びダイアック26を介して行われ、フォトカプラー24に制御部17から所定の信号が与えられた場合、双方向サイリスタ11がオンになるようになっている。ダイアック26は所定以上の電圧がかかった場合に通電するトリガー素子で、双方向サイリスタ11の点弧位相を0度を超え25度以下(好ましくは5〜15度)になるようにそのトリガー電圧が選定されている。コンデンサ27は雑音による誤動作防止用である。
また、双方向サイリスタ11に直列及び並列に、雑音防止用のリアクトル28及びコンデンサ29が接続されている。
電源制御部18の詳細を図2に示すが、接続端子20、21に接続される整流回路12からの直流出力を、図2に示すように定電圧ダイオード30によって電圧制御されるトランジスタ31を備えた定電圧回路によって一定電圧Vcc(例えば、5V)にして、制御部17を含む各回路に供給している。32はダイオード、33は制限用抵抗、34は平滑用コンデンサを示す。なお、双方向サイリスタ11がオフの場合は、接続端子20、21間には電圧がかかるので、電源制御部18は支障なく作動するが、双方向サイリスタ11が完全にオン(即ち、半周期180度通電)になると、接続端子20、21間には電圧は殆ど発生しなく(1V以下)なるので、本出願人が先に出願して公開された特開2004−56904号公報に記載の通り、双方向サイリスタ(半導体スイッチ素子)11の通電位相を制御して、負荷22に支障のない範囲で短い非通電期間(半サイクル毎に0度を超え25度以下の範囲)を設けて双方向サイリスタ11の両端に電圧を発生させて、これを整流回路12で整流して電源としている。
整流回路12の直流出力側には、平滑用のコンデンサ35が設けられていると共に、高インピーダンス素子を形成する直列に接続された抵抗13、14が接続されている。そして、この抵抗13、14によって0〜3Vの範囲になるように分圧されて、制御部17に出力されている。なお、整流回路12に接続されている電源制御部18及び抵抗13、14を含むインピーダンスは負荷22のインピーダンスの30〜500倍程度の高インピーダンスとなっている。なお、負荷に支障のない範囲で抵抗13、14の値を変えて、整流回路12の一次側からみたインピーダンスを変えることもできる。
双方向サイリスタ11を直接オンオフするスイッチ手段15aはスイッチボックス19から操作ボタンの頭部が露出する押しボタンスイッチ15と、投光部36及び受光部37を備え、投光部36から発した光信号を手等に反射させて受光部37が受光した場合にオン信号を発生するリモコンスイッチ16とを有している。なお、このリモコンスイッチ16に受光部37に向けて光信号を発生するリモコン送信機38を設けることもできる。
制御部17はアナログ入力を有するマイクロコンピュータ(ワンチップコンピュータ)からなって、内部にアナログ入力から入力された信号をデジタル信号に変換するAD変換器、ROM、RAM、CPU及びこれらと出力端子とのインターフェイス回路を有し、前記ROMに所定のプログラムが記載され、アナログ端子から入力される電圧の大きさによって、所定の信号を制御部17からフォトカプラー24の投光部に与えている。なお、40はマイクロコンピュータを動作させるためのクロック発生部、41はCPUが双方向サイリスタ11へのオン出力を出しているときに点灯し、このスイッチ装置10のオン状態を示すスイッチ動作表示灯として作動する。
次に、制御部17に記載されているプログラムを図4を参照しながら説明するが、理解を容易にするため、まず、図1を簡略化して主要部分を等価的に記載した図3に示す回路について説明する。
図3に示すように、全体のシステムは2台のスイッチ装置10、10aを用い、商用電源23に負荷22が接続され、直列に2台のスイッチ装置10、10aが接続されていることになるが、スイッチ装置10、10aの主要部を簡略化するとそれぞれ双方向サイリスタ11からなるスイッチ素子SW1、SW2が設けられ、このスイッチ素子SW1、SW2に高インピーダンス素子42、43がそれぞれ並列に接続されていることになる。
この高インピーダンス素子42、43は、双方向サイリスタ11がオフの場合のそれぞれ接続端子20、21から見た回路と同一となり、実質的には、整流回路12の一次側から見た回路となる。
ここで、高インピーダンス素子42、43の両端の電圧をSV1、SV2とすると、スイッチ素子SW1、SW2のオンオフの状態によって、表1に示す通りに電圧が変化する。商用電源23の電圧はAC100ボルトとする。
Figure 2007143071
まず、スイッチ素子SW1、SW2が共にオフの場合(ケース1)には、高インピーダンス素子42、43の両端の電圧SV1、SV2は共に50Vとなり、スイッチ素子SW1、SW2が共にオンの場合は共に0Vとなる。一方、スイッチ素子SW1、SW2の何れか一方がオンになると(ケース2、ケース3)、オンになった側の高インピーダンス素子42、43の電圧SV1、SV2は0Vに、他の側は100Vになる。
従って、今、スイッチ装置10のスイッチ素子SW1がオフになっている状態で、スイッチ装置10aのオフになっているスイッチ素子SW2を手動操作にてオンにすると、スイッチボックス19内の高インピーダンス素子42の両端電圧は50Vから100Vに変化する。この場合、この電圧変化をスイッチボックス19内で検知して自動的にスイッチ素子SW1をオンにすると、負荷22が通電されることになる(ケース4)。
なお、スイッチボックス19のスイッチ素子SW1がオンになって、スイッチボックス19aのスイッチ素子SW2がオフになっている場合(この状態では負荷22は通電していない)スイッチ素子SW2をオンにすると負荷22が通電する。
図4は、各スイッチ装置10、10aに設けられている制御部17のプログラムの動作フロー図を示し、以下これについて説明する。
今、高インピーダンス素子42の両端の電圧SV1の電圧を入力し、電圧SV1が約50ボルト(即ち、40V以上57.5V以下)であるか否かを判断し(ステップS1)、イエス(YES)の場合は、小時間タイマー(例えば、0.2秒)をカウントした後(ステップS2)、メモリ(M1)に1(オン)を記憶する(ステップS3)。なお、初期状態ではメモリの記憶は0(オフ)とする。
(ステップS1)で、電圧SV1が所定の電圧A(即ち、40V以上57.5V以下)以外である場合、(ステップS1)で所定の電圧Aを検知したが(ステップS2)で所定時間継続しない場合、及び(ステップS3)でメモリ(M1)に1を記憶した場合には、再度電圧SV1を確認し、約0Vであるか否かを検知する。この約0Vの意味は、スイッチ素子SW1(双方向サイリスタ11)の導通電圧を示すが、通常は2V以下に設定する。ここで、もし電圧SV1が約0Vである場合は、この時点で手動操作によってスイッチ素子SW1がオンとなった場合であるので、メモリ(M1)をリセットし、0(オフ)とする(ステップS5)。
(ステップS4)で、電圧SV1が約0Vでない場合には、電圧SV1が約100V(即ち、85V以上の所定電圧B)であるかを確認する(ステップS6)。ここで、電圧SV1が約100Vであるということは、スイッチ素子SW2が導通状態であることを意味する。(ステップS6)で電圧SV1が所定の電圧Bである場合には、メモリ(M1)の値が1(オン)であるか否かを確認し(ステップS7)、1(オン)の場合には、出力メモリを1(オン)にし、フォトカプラー24の投光部に信号を発して、スイッチ素子SW1(即ち、双方向サイリスター11)をオンにする。これによって、スイッチ素子SW1、SW2がオンになり、負荷22は通電する(ステップS8)。
(ステップS6)、(ステップS7)でノー(NO)の場合、(ステップS8)で出力メモリがオン(1)の場合、更に、手動スイッチ又はセンサー動作スイッチからの立ち上がり信号を確認する(ステップS9)。(ステップS9)で立ち上がり信号があった場合、出力メモリの状態を確認し(ステップS10)、出力メモリが1(オン)の場合は、出力メモリを1(オフ)にする。これによって、スイッチ素子SW1はオフとなって負荷22は非導通状態となる(ステップS11)。(ステップS10)で出力メモリが0(オフ)である場合は、スイッチ素子SW1はオフ状態であり、(ステップS9)でスイッチ手段からオンにするという強制命令があったことになるので、出力メモリを1(オン)にし、スイッチ素子SW1をオンにする(ステップS12)。
以上は、スイッチ装置10の動作説明であるが、スイッチ装置10aにも同一の回路が組み込まれているので、同一の動作を行う。
前記実施の形態は、スイッチ装置10、10aが2個の場合であったが、3個の場合は、図5に示すように、更にスイッチ装置10bが追加することになる。この場合の各高インピーダンス素子42、43、44の両端の電圧SV1〜SV3は、電源電圧を100Vとした場合、理想的には以下の表2の通りになる。
Figure 2007143071
ケース5は、全てのスイッチ素子SW1〜SW3がオフの場合で、高インピーダンス素子42〜44の両端の電圧SV1〜SV3は約33Vになる。そして、例えば、スイッチ素子SW1がオンになると、他のスイッチ素子SW2、SW3に並列に接続されている高インピーダンス素子43、44の両端の電圧は50Vになる(ケース6)ので、スイッチ素子SW1がオンされたことを検知できる。この状態を検知して、スイッチ素子SW2、SW3を自動的にオンにすると全部のスイッチ素子SW1〜SW3がオンになって、負荷22に通電する。これはケース7、8でも同じである。
次に、ケース9(ケース10、11も同じ)は、例えば、通電状態のスイッチ素子SW1〜SW3の何れか1つをオフにした場合に生じる。この場合、スイッチ素子SW1をオンとする場合は、負荷22は通電状態になる。スイッチ素子SW2(又はSW3)を1回操作してオンの状態からオフにしても負荷22は通電状態にならないが、ケース8(又はケース7)の状態になる。そこで、再度スイッチ素子SW2をオンにすると、スイッチ素子SW1は高インピーダンス素子42の電圧変化を検知して自動的にオンになり、結局全部のスイッチ素子SW1〜SW3がオンになって、負荷22が通電する。なお、ケース10、11の場合も同様である。
この場合、スイッチ素子の数をn(但し、nは2又は3)、電源電圧をDボルトとした場合、前記低電圧Aの範囲は、D/nの0.8〜1.15倍の範囲であって、前記高電圧Bの範囲は、D/(n−1)の0.85以上であるとすると、高インピーダンス素子等のバラツキを吸収できる。
本発明の一実施の形態に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法を適用したスイッチ装置の回路図である。 同スイッチ装置の回路の一部詳細説明図である。 2か所に設置されたスイッチ装置の概略説明図である。 本発明の一実施の形態に係る複数箇所に設置されたスイッチの制御方法の動作説明図である。 3か所に設置されたスイッチ装置の概略説明図である。 従来例に係る2箇所に設置されたスイッチの制御方法の説明図である。
符号の説明
10、10a、10b:スイッチ装置、11:双方向サイリスタ、12:整流回路、13、14:抵抗、15:押しボタンスイッチ、15a:スイッチ手段、16:リモコンスイッチ、17:マイクロコンピュータ制御部、18:電源制御部、19、19a:スイッチボックス、20、21:接続端子、22:負荷、23:商用電源、24:フォトカプラー、25:制限抵抗、26:ダイアック、27:コンデンサ、28:リアクトル、29:コンデンサ、30:定電圧ダイオード、31:トランジスタ、32:ダイオード、33:制限用抵抗、34:平滑用コンデンサ、35:コンデンサ、36:投光部、37:受光部、38:リモコン送信機、40:クロック発生部、41:スイッチ動作表示灯、42、43、44:高インピーダンス素子

Claims (4)

  1. 商用電源に接続される負荷を、それぞれスイッチボックスに収納され、前記負荷に直列に接続される2以上のスイッチ素子によってオンオフを行う複数箇所に設置されたスイッチの制御方法であって、
    前記各スイッチ素子は、前記それぞれのスイッチボックスに設けられた手動スイッチ及びセンサー動作スイッチのいずれか1又は2を有するスイッチ手段によって直接オンオフし、
    直接オンオフされない残りの前記各スイッチ素子については、前記各スイッチ素子に並列に接続され、かつ前記負荷の動作電流以下の小電流を流す高インピーダンス素子の両端の電圧を検知し、該高インピーダンス素子の両端の電圧が、予め設定された範囲の低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い高電圧Bに移行することを検知して自動的にオンすることを特徴とする複数箇所に設置されたスイッチの制御方法。
  2. 請求項1記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法において、前記各スイッチ素子のオンオフ制御を行うのに使用する電源は、前記各スイッチ素子の両端を通じて、前記負荷と同一の商用電源から供給されていることを特徴とする複数箇所に設置されたスイッチの制御方法。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法において、前記各高インピーダンス素子は、負荷のインピーダンスの30〜500倍のインピーダンスを有する実質同一値の抵抗であって、前記スイッチ素子の数をn(但し、nは2又は3)、電源電圧をDボルトとした場合、前記低電圧Aの範囲は、D/nの0.8〜1.15倍の範囲であって、前記高電圧Bの範囲は、D/(n−1)の0.85倍以上であることを特徴とする複数箇所に設置されたスイッチの制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の複数箇所に設置されたスイッチの制御方法に用いるスイッチ装置であって、
    前記スイッチ素子である双方向サイリスタと、該双方向サイリスタに整流回路を介して接続される前記高インピーダンス素子である高抵抗と、前記双方向サイリスタをオンオフする前記スイッチ手段と、前記高抵抗の両端に発生する電圧を検知して、該高抵抗の両端の電圧が、予め設定された範囲の前記低電圧Aから、予め設定された範囲で前記低電圧Aより高い前記高電圧Bに移行することを検知して自動的に前記双方向サイリスタをオンする制御部と、これらを収納する前記スイッチボックスとを有することを特徴とするスイッチ装置。
JP2005337591A 2005-11-22 2005-11-22 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置 Expired - Fee Related JP4772472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337591A JP4772472B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337591A JP4772472B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007143071A true JP2007143071A (ja) 2007-06-07
JP4772472B2 JP4772472B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=38205336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337591A Expired - Fee Related JP4772472B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4772472B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102933974A (zh) * 2010-06-03 2013-02-13 瓜达鲁佩·吉尔达多·布兰科·巴雷拉 用于检测早期短路故障的自动及自我维持的电子系统
JP2014227162A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 三菱電機株式会社 スイッチ制御装置、スイッチ制御システム、スイッチ制御方法、および、プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745156A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Toshiba Lighting & Technol Corp スイッチ、スイッチ装置および負荷制御装置
JPH07211180A (ja) * 1994-01-13 1995-08-11 Shin Nippon Shomei Kk 電源電圧印加用の開閉装置
JPH09325193A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Jimbo Electric Co Ltd 屋内配線方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745156A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Toshiba Lighting & Technol Corp スイッチ、スイッチ装置および負荷制御装置
JPH07211180A (ja) * 1994-01-13 1995-08-11 Shin Nippon Shomei Kk 電源電圧印加用の開閉装置
JPH09325193A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Jimbo Electric Co Ltd 屋内配線方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102933974A (zh) * 2010-06-03 2013-02-13 瓜达鲁佩·吉尔达多·布兰科·巴雷拉 用于检测早期短路故障的自动及自我维持的电子系统
JP2014227162A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 三菱電機株式会社 スイッチ制御装置、スイッチ制御システム、スイッチ制御方法、および、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4772472B2 (ja) 2011-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634506B2 (ja) 電源及びスイッチ故障が発生した場合の負荷保護回路を有する2線式の調光器
US10201064B1 (en) Power supply for a two-wire smart dimmer and lighting loads thereof
JP6281764B2 (ja) ランプ及び照明装置
US5306955A (en) Two-wire, electronic switch
JP4772472B2 (ja) 複数箇所に設置されたスイッチの制御方法及びそのスイッチ装置
JP6607274B2 (ja) 照明器具
JP4797886B2 (ja) 負荷制御回路
RU2556711C2 (ru) Запускающее устройство для твердотельной лампы
NL1021168C2 (nl) Schakeleenheid, elektrisch apparaat omvattende een dergelijke schakeleenheid, gebruik van een dergelijke schakeleenheid, en werkwijze voor het schakelen van een verbinding tussen een lichtnet en een belasting.
JP2007174575A (ja) 2線式電子スイッチ
KR101288848B1 (ko) Led조명용 조명제어회로
JP5909634B2 (ja) 2線式負荷制御装置
KR101810426B1 (ko) 듀얼 모드 전원 공급 장치
JP4552849B2 (ja) 2線式電子スイッチ
US20200107091A1 (en) Sound conversion device
JP5954653B2 (ja) 調光信号変換装置及びそれを用いた照明システム
KR101555146B1 (ko) 프로그램할 수 있는 교류 전원 전자 스위치
US6844691B2 (en) Ventilator having an abnormal operation indication device
US5925888A (en) Optocoupler input expansion circuit
JPH08203677A (ja) 電力制御回路
JP6632179B1 (ja) 調光装置
JP2011076879A (ja) 調光装置
JP6686205B2 (ja) 照明システム
JP5624274B2 (ja) 照明装置、照明器具
JP2007170881A (ja) 電圧監視回路、ゲートドライバー回路およびスイッチング電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees