JP2007142669A - 走査線補間装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜め方向の補間処理を行う際に、垂直線や絵柄の輪郭をまたいで補間するなどの不適切動作を無くすことが可能な走査線補間装置を提供する。
【解決手段】走査線補間装置は、輪郭情報算出手段131〜134と、3値化手段141〜144と、補間方向決定手段151,152,161,171と、補間ライン生成手段181と、を備える。輪郭情報算出手段131〜134は、画像データを入力として絵柄の輪郭を推測するための情報を、画素ごとにその周囲の画素に対して正負の方向を持った連続量として算出する。3値化手段141〜144は、輪郭情報算出出力を正側の閾値と負側の閾値と比較して3値化する。補間方向決定手段151,152,161,171は、3値化データを用いて、補間ライン生成のための補間方向を決定する。補間ライン生成手段181は、入力画像データから、決定された補間方向の画素を用いた補間処理で補間ラインを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飛び越し走査画像を順次走査画像に変換する場合などに、フィールド内の垂直方向スケーリング処理を行い補間ラインを生成する走査線補間装置に関するものである。
一般に、飛び越し走査(以下、インターレース)方式の画像を順次走査(以下、ノンインターレース)方式の画像に変換する場合、インターレース画像が静止画像である場合には、一方のフィールド走査線を隣接する他方のフィールド走査線の間にはめ込み補間走査線を生成するフィールド間補間が行われ、またインターレース画像が動画像である場合には、同一フィールド内の隣接走査線上の画素を用いて補間走査線を生成するフィールド内補間が行われる。
フィールド内の補間処理でインターレースnラインとインターレースn+1ライン間に補間ラインを生成するにあたっては、図27のように、補間ライン上の画素Aとして、その上下の走査線n,n+1の画素U,Dを加算して平均値(=(U+D)/2)を得る方法が簡単である。しかしながら、この上下方向の補間方法を適用した場合、絵柄によっては斜め線がギザギザして見える、いわゆるジャギーが目立つ画像となる場合がある。
一方、この問題を解決する方法として、斜め補間という方法が知られている。斜め補間の方法を図28で説明する。図28は走査線上に順次並んだ5画素(水平5タップ)の構成例である。
図28の斜めの補間処理は、補間画素Aを生成するにあたり、その上下の走査線n,n+1から、補間ライン上の画素Aを中心として点対称となる画素のペアを一組選択し、その平均値を補間画素値として用いる方法である。
補間方向の選択の方法の例として、ペアの画素間の絶対差分値が最小のものを使用する方法がある。特許文献1には、補間しようとしている画素を中心とする上下及び斜め間の差分をとり、多数の斜め差分信号を用いて、斜め相関の高い方向を判定し、補間画素を作成することが記載されている。
例えば、画素U0 ,D4間の差分値| U0−D4 |が、他のペアの画素間の差分値 | U1−D3 |, | U2−D2 |, | U3−D1 |, | U4−D0 | のいずれよりも小さい場合には、図28のように( U0+D4 ) / 2が補間画素Aとして採用される。
しかしながら、この方法は、誤判定の可能性が常にあり、例えば、図29のように、中央に垂直線(画素U2,D2を通る線)が存在する絵柄の場合には、この垂直線が黒色で若干でも垂直方向に階調を有する一方、画素U0,D4は中間調(グレー)で画素U2 ,D2間に階調差が無かった場合、| U0−D4 |が| U2−D2 |より小さい値となり、斜め方向が補間方向であると判定され、前記垂直線をまたいで斜めに補間してしまう。この場合、補間画素AはU0,D4の平均値(グレー)となるため、絵柄として存在する垂直線が、途切れて見えてしまい、違和感を感じさせる絵になってしまう。図29の例の場合は上下方向に補間する(即ちU2,D2の平均値をとる)ことが好ましい。
上記のように、好ましくない斜めの補間方向が選択されたとしても、画素ペアの絶対差分値だけでは垂直線が存在することが検出できないため、誤判定を除去する仕組みを追加する必要がある。しかし、その仕組みからもれた場合には、その補間値はノイズとして見えてしまうことになる。従って、このような誤判定除去の仕組みを追加する際には、その仕組みからもれることのない補間方法が必要となる。
特開平4−364685号公報
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、斜め方向の補間処理を行う際に、垂直線や絵柄の輪郭をまたいで補間するなどの誤動作を低く抑えることができる走査線補間装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、入力する画像データの絵柄の輪郭を推測するための情報を、画素ごとにその周囲の画素に対して正負の方向を持った連続量として算出する輪郭情報算出手段と、前記輪郭情報算出手段の出力を正側の閾値と負側の閾値と比較して3値化する3値化手段と、前記3値化手段によって得られた3値データを用いて、補間ライン生成のための補間方向を決定する補間方向決定手段と、入力される前記画像データに対して、前記補間方向決定手段で決定された補間方向の画素を用いた補間処理を行い、補間ラインを生成する補間ライン生成手段と、を備えることを特徴とする走査線補間装置が提供される。
本発明によれば、斜め方向の補間処理を行う際に、垂直線や絵柄の輪郭をまたいで補間するなどの誤動作を低く抑えることができる走査線補間装置を実現することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の走査線補間装置の構成を概念的に示すブロック図である。
図1において、走査線補間装置100は、インターレース映像信号の第n〜第(n−5)ラインがそれぞれ入力する入力端子101〜106と、輪郭検出部131〜134を有する輪郭情報算出手段と、3値化部141〜144を有する3値化手段と、第1,第2のパターン比較部151,152を有する補間方向候補選択手段と、ライン間差分絶対値算出部161と最終補間方向選択部171を有する最終補間方向選択手段と、補間画素値生成部181で構成される補間ライン生成手段と、補間ラインを出力する出力端子191と、を備えている。補間方向候補選択手段と最終補間方向選択手段とは、補間ライン生成のための補間方向を決定する補間方向決定手段を構成している。
以下に、さらに具体的な構成について説明する。
図1に示す走査線補間装置100は、入力端子101〜106からそれぞれ入力する第n〜第(n−5)ラインの映像信号に混入しているノイズ成分を除去するためのローパスフィルタ(以下、LPF)111〜116と、LPF111〜116それぞれを通過した各ラインの映像信号とLPF111〜116を通過しない各ラインの映像信号のどちらか一方を選択するセレクタ117〜122と、セレクタ117〜122から出力される映像信号を入力し、隣接する3×3画素を用いて絵柄の輪郭を推測するための第(n−1)〜第(n−4)ライン分の輪郭情報を、画素ごとにその周囲の画素に対して正負の方向(具体的には+,−の符号)を持った連続量として算出する輪郭情報算出手段としての輪郭検出部131〜134と、この輪郭検出部131〜134から出力される連続量を正側の閾値と負側の閾値と比較して3値化する3値化手段としての3値化部141〜144と、前記3値化部141〜144で得られた3値データの分布を予め準備した複数の参照パターンと合致するか否かを比較することによって、補間ライン生成のための補間方向の候補を選択する補間方向候補選択手段としての第1,第2のパターン比較部151,152と、各補間方向における上下ライン間の差分の絶対値sub0〜sub4を算出するライン間差分絶対値算出部161と、第1,第2のパターン比較部151,152で選択された補間方向候補の内から、前記差分絶対値sub0〜sub4の最小値を選択することによって、最終補間方向を決定する最終補間方向選択部171と、入力映像信号から、前記最終補間方向選択部171で決定された最終補間方向の画素を用いた補間処理を行い、補間ライン信号を生成する補間ライン生成手段としての補間画素値生成部181と、生成された補間ライン信号を図示しない画像表示のための後段回路へ出力する出力端子191と、を備えている。
なお、補間方向候補選択手段は、第1のパターン比較部151のみで構成されていてもよい。また、前記第1,第2のパターン比較部151,152と、ライン間差分絶対値算出部161と、最終補間方向選択部171とは、前記3値化部141〜144によって得られた3値データを入力し、ライン間差分絶対値を用いて、補間ライン生成のための補間方向を決定する補間方向決定手段を構成している。
輪郭情報算出手段としての輪郭検出部131〜134は、例えば、注目画素A(図4参照)を中心として上下と左右と2つ(右上り及び右下り)の両斜め方向との全4方向の二次微分値をそれぞれ算出しその4つの値の和を出力するものである。
3値化手段としての3値化部141〜144は、例えば、注目画素A(図4参照)の周囲の画素の最大値と最小値の差に比例する正の閾値と負の閾値を使用して3値化するものである。
第1のパターン比較部151は、3値化部141〜144の出力である3値データの、補間画素A(例えば図8)の周囲における分布を、予め準備した複数の参照パターン(例えば図7,図9)と比較して、合致するパターンがある場合に補間方向候補として選択するものである。
第2のパターン比較部152は、3値化部141〜144の出力である3値データの、補間画素の周囲における分布(例えば図12)を、別に準備した複数の参照パターン(例えば図11)と比較して、合致するパターンがある場合に補間方向候補から外すものである。但し、図7〜図9,図11,図12では、4ライン7ドットの28画素を使用している。
従って、補間方向選択手段は、3値化部141〜144の出力である3値データの、補間画素の周囲における分布を、あらかじめ準備した複数の参照パターンと比較して、合致するパターンがある場合に補間方向の候補として選択し、さらに前記3値データの、補間画素の周囲における分布を、別に準備した複数の参照パターンと比較して、合致するパターンがある場合に補間方向の候補から外すものである。
或いは、補間方向選択手段は、3値化部141〜144の出力である3値データの、補間画素の周囲における分布を、あらかじめ準備した複数の参照パターンと比較して、合致するパターンがある場合に補間方向の候補として選択するものである。
最終補間方向選択手段である最終補間方向選択部171は、例えば、補間方向候補選択手段から出力される補間方向候補のうち補間に使用する2画素の差分の絶対値が最小のものを最終補間方向として選択するものである。
以上のように、本発明の第1の実施形態は、走査線の補間処理を行うに際に、輪郭情報をもとに補間画素を生成する。その際、輪郭情報を正負の方向を持った連続量(例えば、正負符号付き連続量)として定義し、これを算出する手段、算出された輪郭情報を3値化する手段、3値化された値のパターンをあらかじめ準備した参照パターンと比較して補間方向候補を選択する手段、補間方向候補から最終補間方向を選択する手段、最終補間方向を使用して補間ラインを生成する手段、を備えており、その結果、垂直解像度の高い走査線補間結果を得ることができる。
以下、図2〜図24を参照して、本実施形態の作用効果を説明する。
まず、図2を参照して、本発明の実施形態における、輪郭情報を用いて補間画素を生成する方法について説明する。
図2に示すようにインターレース画像に画素の値が小さい部分と画素の値が大きい部分(例えば、黒い部分と白い部分)が存在していて、その2つの部分の境界が輪郭であった場合に、インターレースnラインとインターレースn+1ライン間に生成する補間ラインにおける前記輪郭付近に補間画素Aを生成するには、まず、インターレース画像の輪郭を検出し、その検出した輪郭に沿う斜め方向を補間方向として選び、その方向に該当するn,n+1ライン上の2つの画素U,D、即ちnライン上の画素Uとn+1ライン上の画素Dについて、両画素の和の平均値を算出し、その算出値を補間画素Aの画素値として出力(生成)するものである。つまり、まずインターレース画像の輪郭検出を行うことによって、補間画素Aを生成するのに輪郭線をまたいでその上下の画素(黒,白)の平均値を算出する誤りを防ぎ、輪郭線に沿った適切な画素U,Dを用いて補間画素Aを生成することができる。
本実施形態では、図3に示すように斜め補間の水平タップ数は5タップとして説明する。このとき補間方向は図3に示すように方向0〜方向4の5通りである。なお、本発明においては特にタップ数の制約はなく、タップ数が増えると後に説明するパターン比較のために準備する参照パターンも増加することになる。
次に図1を参照しながら各部の動作を説明する。
6ライン分のインターレース入力に対してLPF111〜116によってノイズ除去のための低域通過フィルタリング処理をするかどうかを、セレクタ117〜122で選択できる。セレクタ117〜122の出力は、輪郭検出部131〜134へ入力する。
この輪郭検出部131〜134では、図4に示すような水平3画素、垂直3画素の合計9画素を使用して、注目画素Aを中心に、上下、左右、両斜め方向の全4方向で2次の微分を行った和 det を算出する。算出する式を式(1)で示す。
det = α× (−L+2A−R)+(−U+2A−D)+(−UL+2A−RD)+(−UR+2A− DL) ・・・(1)
式(1)において、A, L, R, U, D, LU, RU, LD, RDはそれぞれ図4で示す9画素それぞれの画素値である。式(1)は中心の画素Aが周りの画素よりどれだけ凸であるか或いは凹んでいるかを表す式である。
例えば、式(1)の第1項(−L+2A−R)は、注目画素Aを中心とする左右方向での2次微分を示しており、中心画素Aの2倍の画素値2Aに対して左右の画素L,Rの画素値L,Rを減算した式となっており、3つの画素値L,A,Rがすべて同じであれば第1項は0であり、水平方向にフラット(flat)であることを表し、2A>L+R であれば、第1項の算出値は+となり、中心画素Aが凸即ち画素値Aが左右の画素値L,Rより高いことを表し、また2A<L+R であれば、第1項の算出値は−となり、中心画素Aが凹即ち画素値Aが左右の画素値L,Rより低いことを表している。同様に、第2項(−U+2A−D)は中心画素Aの上下方向での凹凸を表し、 第3項(−UL+2A−RD)は中心画素Aの右下がりの斜め方向での凹凸を表し、第4項(−UR+2A−DL)は中心画素Aの右上がりの斜め方向での凹凸を表している。
なお、αは重み付けのための定数で、入力映像信号がLPF111〜116を通過するようにセレクタ117〜122を切り替えた場合は、ノイズ除去効果が得られる一方、画素値を水平方向に鈍らせる結果、輪郭検出効果が弱まるので、これを補正するために左右方向即ち水平方向の2次微分項のみに1より大きい定数αを乗算したものである。従って、LPF111〜116を映像信号が通らないようにセレクタ117〜122が選択されている場合にはαの値は1である。LPF111〜116を通るようにセレクタ117〜122が選択されている場合には左右方向の2次微分値の絶対値がその他の3方向に比べて小さくなるためにα>1として重み付けする。
式(1)で算出される値detは、周囲の画素に対して正負(凸凹)の方向を表す符号付きの連続量である。つまり、値detは、注目画素の、周囲の画素に比べての相対的な凹凸量を表している。
次に輪郭検出部131〜134で得られた値detを3値化部141〜144で正側,負側の閾値を用いて3値化する。この3値化は、輪郭検出部で得られる画素毎の連続量(各方向の2次微分値の和)では、そのまま用いると演算量が多くなるので、演算量を減少させるため2値又は3値に落とし込むことが必要となる。本実施形態では、前段の輪郭検出部の出力が“符号”と“絶対値”の情報を持つので、2値化ではなく3値化で説明する。また、2値化では周囲の画素との凹凸即ち絵柄の輪郭の境界を適切に抽出することができないが、3値化を行うことによって輪郭の境界を比較的小さな回路規模で細やかに抽出することが可能である。
3値化の方法は、
det >│閾値│ ならば、注目画素が周囲に比べて凸
det <−│閾値│ならば、注目画素が周囲に比べて凹
それ以外ならば注目画素が周囲と比べてflatである。
とする。
3値化部141〜144で用いる閾値は、固定値もしくは、輪郭検出部131〜134で2次微分の演算に使用した9画素のダイナミックレンジに比例した可変値とする。以下に式を示す。
閾値 = β× { max( A,U,D,L,R,UL,UR,DL,DR )−min( A,U,D,L,R,UL,UR,DL,DR ) }+γ・・・(2)
式(2)においてβ、γは調整用パラメータであり、max( a, b, c,…)はa,b,c,…の最大値、min( a,b,c,…)はa,b,c,…の最小値を示している。max( A,U,D,L,R,UL,UR,DL,DR )−min( A,U,D,L,R,UL,UR,DL,DR )が9画素のダイナミックレンジに相当し、それに定数βを掛けたものに対して、γを加えた式となっている。γは、式(2)の第1項が余り小さい値であると閾値が小さくなり過ぎて小さなノイズまで拾ってしまうので、これを回避するための定数値として加えてある。
3値化部141〜144の出力として、凸もしくは凹もしくはflatとして3値化された値が入力画像の各画素について得られる。
図6は3値化された輪郭情報(輪郭検出結果)の例である。図5はその入力画像である。
図6の例では、式(1)においてα=2とし、式(2)においてβ=28 / 64, γ=32として演算している。
図6の例では凸、凹、flatの3値をグレースケールで表現しており、8bitの階調表現で凸を輝度235、凹を輝度16、flatを輝度128としている。
図6から分かるように入力画像の輪郭の近辺には凸で連なる輪郭と凹で連なる輪郭がペアで現れる。従って、仮に凸の画素と凹の画素の間で補間すると輪郭をまたいで補間することになり、補間画素の品質が悪くなってしまう。
本実施形態において輪郭情報を符号付きで定義し3値化をしているのは凸のみで連なる輪郭もしくは凹のみで連なる輪郭の方向として補間方向を選択するためである。これにより、輪郭の境界が細やかに抽出できる。
次に、3値化部141〜144の出力である3値データから、第1のパターン比較部151が補間方向の候補を選択する。この第1のパターン比較部151ではあらかじめ準備した複数の参照パターンと入力3値パターンを比較し、合致する場合に補間方向の候補とする。
本実施形態では、補間画素を囲む水平7画素、垂直4画素分の入力3値パターンを参照パターンと比較するものとする。
図3で定義した5つの方向(方向0〜方向4)それぞれに対して複数の参照パターンを準備し、合致した場合はその方向を補間方向の候補とする。
準備する参照パターンは、以下のように7値を取り得るものとする。
0:flat
1:凸
2:凹
3:凸 or 凹 (≠flat:flatでない)
4:凹 or flat (≠凸:凸でない)
5:凸 or flat (≠凹:凹でない)
6:凸 or 凹 or flat (don’t care:凸,凹,flatのいずれでもかまわない)
ここで、参照パターンを3値ではなく上記のように7値で準備する理由は、7×4=28画素で起こり得るすべてのパターン(3の28乗)分の参照パターンを準備することが演算量の関係で困難な場合が多く、上記7値の参照パターンのうち値3〜6を使用することによって参照パターンの数を減らすことができるからである。
従って、言い換えると、3値化手段によって得られた3値データが値1、値2、値3のいずれかの値をとるとしたときに、あらかじめ準備する複数の参照パターンを、
(1)値1と一致、(2)値2と一致、(3)値3と一致、(4)値1と不一致、(5)値2と不一致、(6)値3と不一致、(7)値1か値2か値3のいずれでもかまわない、のいずれか表す7値で表現する。
図7は方向0(図3参照)を候補に加えるための参照パターンの一例を示す。図7で矢印付きの太い実線が補間方向を示している。
図7は3値のうち凸値の連なりを検出して補間方向の候補に加えるための参照パターンの一例である。
図8は図7の参照パターンによって方向0の補間方向が検出される3値パターンの例を示している。値2の連なりと値1の連なり(即ち凹値の連なりと凸値の連なり)の境界が輪郭(一点鎖線)を示している。矢印付きの太い実線が、図7の参照パターンによって検出される“方向0”の補間方向を示している。Aが補間ライン上に作成される補間画素である。凸同士のペアで補間される。
図9は凹値の連なりを検出して方向0(図3参照)を補間方向の候補に加えるための参照パターンの一例を示す。図9で矢印付の太い実線が補間方向を示している。
図7,図9と同様に、方向0〜方向4についてそれぞれ複数の参照パターンを準備し、合致する参照パターンが1つでもある場合には補間方向の候補とする。
本実施形態では補間に使用する2ラインのさらに上下1ラインずつの3値パターンも比較するので、例えば文字形状のように輪郭の方向が急角度で変化する場合に、斜め方向に補間し難くなるように制御できる。
図10は方向0,方向1,方向3及び方向4(図3参照)の参照パターン(例えば図7,図9)で検出されない例、言い換えれば、斜め方向に補間したくない入力画像の3値パターンの例を示している。具体的には、文字‘D’の例で、文字‘D’の輪郭の角度が変わる左下端及びその近辺を拡大して示してある。なお、図10では、図8の場合の表現(0,1,2)とは異なり、flat,凸,凹で表現してある。
図10のように輪郭が直角に変化しているケースは斜めに補間することを極力避けたいのだが、図10の絵柄のパターンは図7,図9に挙げた参照パターンとは完全には一致しない。即ち、図10の絵柄のパターンは図7,図9に挙げた参照パターンでは方向0を補間候補として選択されることがない。何故なら、図9の参照パターンで説明すると、入力(n−4)ラインの左から2画素目を凹(値2)パターンではなく≠凹(値5)パターンにしているからである。言い換えると、図10のインターレース(n−4)ラインで左から2画素目Pが(n−3)ラインの左から2画素目Qと同様に凹(値2)となっているために、図9の参照パターンでは検出されない訳である。従って、図10の検出された3値パターンでは、輪郭の角度が斜め方向(方向0,方向1,方向3及び方向4)ではなく、これらとは異なった角度(例えば水平)であると推測される。
以上のようにして、第1のパターン比較部151の出力として、補間方向の候補が出力される。これは複数の方向が同時に選択されても良い。
第1のパターン比較部151の出力として得られる補間方向の候補は、第2のパターン比較部152へ入力する。
第2のパターン比較部152では、第1のパターン比較部151と同様に方向0〜方向4についてそれぞれ複数の参照パターンを準備し、今度は合致する参照パターンが1つでもある場合に補間方向の候補から外す。
図11は第2のパターン比較部152における参照パターンの例である。図11のこの参照パターンは方向0を補間候補から外す参照パターンである(図20参照)と共に、方向1を補間候補から外す参照パターンであり(図21参照)、また方向3を補間候補から外す参照パターンであり(図23参照)、さらに方向4を補間候補から外す参照パターンでもある(図24参照)。
本実施形態では、図11のパターンと合致した場合には、垂直線の絵柄が検出されたと判断し、斜めに補間することがあってはならないので、方向0、方向1、方向3、方向4を補間方向の候補から外す。方向0、方向1、方向3、方向4が補間候補から外される結果、方向2の補間候補があれば第2のパターン比較部152から出力される。
同様に方向0〜方向4それぞれについて、補間方向から外す参照パターンを複数準備して、入力の3値のパターンと合致した場合に、その補間方向を補間方向の候補から外す。
第2のパターン比較部152からは、そこで除外された補間方向候補を除いて、第1のパターン比較部151と同様に補間方向の候補が出力される。これは複数の方向が同時に選択されても良い。
図12は、図11の参照パターンによって検出される3値パターンの例を示している。第2のパターン比較部152において図11の参照パターンと合致するパターンが検出されることによって方向0、方向1、方向3、方向4の補間候補か除外され、方向2の補間候補が検出されるか若しくは該当する補間候補が無ければ何も検出されない。
第2のパターン比較部152の出力である補間方向の候補は、最終補間方向選択手段としての最終補間方向選択部171へ入力される。
最終補間方向選択部171は、第2のパターン比較部152から入力する補間方向の候補のうち、ライン間差分絶対値算出部161から出力される各補間方向候補の上下ライン間の差分値の絶対値が最小となる方向を最終補間方向として補間ライン生成手段である補間画素値生成部181へ出力する。
ここで使用する差分絶対値は、ライン間差分絶対値算出部161で以下のように算出する。ここでsub0〜sub4はそれぞれ方向0〜方向4におけるライン間差分絶対値である。
sub0 = | U0−D4 |・・・・・・・式(3)
sub1 = | U1−D3 |・・・・・・・式(4)
sub2 = | U2−D2 |・・・・・・・式(5)
sub3 = | U3−D1 |・・・・・・・式(6)
sub4 = | U4−D0 |・・・・・・・式(7)
式(3)〜式(7)においてU0〜U4およびD0〜D4は図3で定義した画素の画素値である。補間画素値生成部181は、最終補間方向選択部171から出力されるライン間差分絶対値が最小となる最終補間方向で補間画素outを生成する。
最終補間方向としていずれの方向も選択されない場合には、上下方向 (本実施形態では図3で定義した方向2)で補間画素を生成する。
補間画素outは、
方向0ならば
out = ( U0+D4 ) / 2・・・・・・・式(8)
方向1ならば
out = ( U1+D3 ) / 2・・・・・・・式(9)
方向2ならば
out = ( U2+D2 ) / 2・・・・・・・式(10)
方向3ならば
out = ( U3+D1 ) / 2・・・・・・・式(11)
方向4ならば
out = ( U4+D0 ) / 2・・・・・・・式(12)
となる。
図13に、以上の方法で補間ラインを生成して、図5の入力画像をフィールド内垂直2倍伸張した例を示す。図13と比較するために、図14に、上下方向(本実施形態では図3で定義した方向2)の補間のみでフィールド内垂直2倍伸張した結果を示している。
本実施形態の走査線補間装置による図13の補間結果は、図14に示した上下方向の補間のみで伸張した例と比較して斜め線のジャギーが抑えられているのを見て取ることができる。
輪郭検出結果を3値化した結果は、図6に示すように画像全体のうちほとんどの画素がflatと判定されている。従って、凸凹のペアによる輪郭部分のみ斜め方向の補間を行い(図2参照)、flatな部分は不必要に斜め方向の補間処理を行わず上下の補間を行うことが可能となる。これにより、flatな箇所が不必要な斜め方向の補間によってモヤモヤ動いて見えるといった不具合は生じ難くなる。
図15〜図24は、図13において本実施形態の方法で補間ラインを生成する際に、第1のパターン比較部151及び第2のパターン比較部152で演算に使用した各補間方向の参照パターンを列挙したものである。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向0が補間方向の候補として加えられることになる。
図15は、第1のパターン比較部151で演算に使用した方向0の参照パターンを示している。参照パターンとして16個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向0が補間方向の候補として加えられることになる。
図16は、第1のパターン比較部151で演算に使用した方向1の参照パターンを示している。参照パターンとして8個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向1が補間方向の候補として加えられることになる。
図17は、第1のパターン比較部151で演算に使用した方向2の参照パターンを示している。参照パターンとして1個のみ準備される。この参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向2が補間方向の候補として加えられることになる。
図18は、第1のパターン比較部151で演算に使用した方向3の参照パターンを示している。参照パターンとして8個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向3が補間方向の候補として加えられることになる。
図19は、第1のパターン比較部151で演算に使用した方向4の参照パターンを示している。参照パターンとして16個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向4が補間方向の候補として加えられることになる。
図20は、第2のパターン比較部152で演算に使用した方向0の参照パターンを示している。参照パターンとして10個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向0が補間方向の候補から外されることになる。
図21は、第2のパターン比較部152で演算に使用した方向1の参照パターンを示している。参照パターンとして6個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向1が補間方向の候補から外されることになる。
図22は、第2のパターン比較部152で演算に使用した方向2の参照パターンを示している。参照パターンとして2個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向2が補間方向の候補から外されることになる。
図23は、第2のパターン比較部152で演算に使用した方向3の参照パターンを示している。参照パターンとして6個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向3が補間方向の候補から外されることになる。
図24は、第2のパターン比較部152で演算に使用した方向4の参照パターンを示している。参照パターンとして10個準備される。これらの参照パターンのいずれかが輪郭情報の3値パターンに合致すると、方向4が補間方向の候補から外されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、走査線の補間処理を行うにあたり、輪郭情報をもとに補間画素を生成するという手法を用いる。その際、輪郭情報を正負の方向を持った符号付き連続量として定義し、これを算出する手段、算出された輪郭情報を3値化する手段、3値化された値のパターンをあらかじめ準備した参照パターンと比較して補間方向候補を選択する手段、補間方向候補から最終補間方向を選択する手段、最終補間方向を使用して補間ラインを生成する手段を用いることによって、輪郭の境界を適切に抽出することができ、斜め方向の補間処理を行う際に垂直線や絵柄の輪郭をまたいで補間するなどの誤動作を低く抑えることが可能となり、その結果、ジャギーのほか垂直線の途切れを起こりにくくして、垂直解像度の高い走査線補間画像を得ることができる。
以上述べた図1の第1の実施形態は、例えば図示しない記憶手段に蓄積(記憶)したインターレースのフィールド画像から6ライン分のデータを取り込んでフィールド内の補間処理で補間ラインを生成するものであり、ソフトウェアで実装できる構成となっている。前段はラインメモリを実装すればハードウェアでの実現も可能である。
次に、第1の実施形態と同一の補間処理を、テレビジョン放送信号のようにリアルタイムに入力されているインターレース信号を取り込んでフィールド内の補間処理で補間ラインを生成する構成を、ハードウェアで実現可能とする第2,第3の実施形態について説明する。
[第2の実施形態]
図25は本発明の第2の実施形態の走査線補間装置を示すブロック図である。
図25に示す走査線補間装置100Aは、入力端子201にインターレースの映像信号が入力し、入力端子201に直列接続したラインメモリ211〜213に順次1ラインずつ記憶していくことによってラインメモリ211〜213には現ラインの第nラインに対して1水平期間ずつ遅延した第(n−1)〜第(n−3)ラインの映像信号が保持されることになる。ラインメモリ211〜213はそれぞれ、例えば8bit×水平画素数 の容量を有している。これによって入力端子201及びラインメモリ211〜213からは第n〜第(n−3)ラインのインターレース映像信号がセレクタ225〜228の一方の入力端、又はノイズ除去用のLPF221〜224を介してセレクタ225〜228の他方の入力端に入力する。セレクタ225〜228は、図示しない制御手段にて制御手段され、ノイズ除去用LPFを経由するか、或いは、スルーするかの選択を、ユーザーが図示しない操作手段にて選択することが可能となっている。
セレクタ225〜227からの第n〜第(n−2)ラインのインターレース映像信号は、輪郭情報算出手段としての輪郭検出部231に供給され、例えば3×3画素を用いた輪郭検出が行われ、正負の方向を持った連続量として検出される。輪郭検出部231の動作は、図1の輪郭検出部131〜134と同様である。
輪郭検出部231で検出された輪郭検出信号は、3値化手段としての3値化部241で正側の閾値と負側の閾値と比較されて、3値化される。3値化部241の動作は、図1の3値化部141〜144と同様である。
3値化部241からの3値データは、直列接続したラインメモリ215〜217に順次1ラインずつ記憶していくことによってラインメモリ215〜217には第(n−1)ラインから順次1水平期間ずつ遅延した第(n−2)〜第(n−4)ラインの映像信号が保持されることになる。ラインメモリ215〜217はそれぞれ、1画素につき3値データを記憶するに必要な容量、例えば2bit×水平画素数 の容量を有している。これによって3値化部241及びラインメモリ215〜217からは第(n−1)〜第(n−4)ラインの輪郭情報が出力され、補間方向候補選択手段としての第1,第2のパターン比較部251,252に供給される。第1,第2のパターン比較部251,252の動作は、図1の第1,第2のパターン比較部151,152と同様である。
第2のパターン比較部252の出力である補間方向の候補は、最終補間方向先手段としての最終補間方向選択部271へ入力される。最終補間方向選択部271は、第2のパターン比較部252から入力する補間方向の候補のうち、ライン間差分絶対値算出部261から出力される各補間方向候補の上下ライン間の差分値の絶対値が最小となる方向を最終補間方向として補間ライン生成手段である補間画素値生成部281へ出力する。
ライン間差分絶対値算出部261,最終補間方向選択部271及び補間画素値生成部281についても、それらの動作は図1のライン間差分絶対値算出部161,最終補間方向選択部171及び補間画素値生成部181と同様である。
図25の走査線補間装置100Aでは、ラインメモリ211〜213で入力画像データを保持し、ラインメモリ215〜217で3値化データを保持することによって、必要なライン数分の輪郭情報を得ているだけで、処理内容は第1の実施形態と同様である。
本発明の第2の実施形態によれば、放送信号のようにリアルタイムに入力されるインターレース信号を取り込んでフィールド内の補間処理で補間ラインを生成する構成を、ハードウェアで実現することができる。
[第3の実施形態]
図26は本発明の第3の実施形態の走査線補間装置を示すブロック図である。
図26に示す走査線補間装置100Bは、図1の構成を図25のようにハードウェアで実装する場合に、ラインメモリの量を少なく抑えるようにして、回路規模を少なく構成したものである。すなわち、図25の構成から、3値化データを保持することが可能なラインメモリ215を削除し、その代わりに輪郭検出部232及び3値化部242をもう1ライン分、セレクタ226〜228と第1のパターン比較部251間に設けた構成としてある。このように構成すれば、輪郭検出部232及び3値化部242は、例えば2bit×水平画素数の容量を持った上記ラインメモリ215の回路規模より小さくて済み、装置全体として回路規模を小さくできるためである。
図26の走査線補間装置100Bでは、ラインメモリ211〜213で入力画像データを保持し、ラインメモリ216,217で3値化データを保持しかつ輪郭検出部232及び3値化部242をもう1ライン分設けることによって、必要なライン数分の輪郭情報を得ており、処理内容は第1,第2の実施形態と同様である。但し、第2の実施形態に比べ、ラインメモリの量を抑え、回路規模を小さくできる利点を有している。
本発明の第1の実施形態の走査線補間装置の構成を概念的に示すブロック図。 本発明の実施形態における、輪郭情報を用いて補間画素を生成する方法についての説明図。 斜め補間処理における補間方向を定義する説明図。 輪郭情報検出処理を行う3×3画素を示す図。 入力画像の例を示す図。 3値化された輪郭検出結果の例を示す図。 第1のパターン比較部における、図3で定義した方向0を補間方向の候補に加えるための参照パターンの一例を示す図。 図7の参照パターンによって方向0の補間方向が検出される3値パターンの例を示す図。 第1のパターン比較部における、図3で定義した方向0を補間方向の候補に加えるための参照パターンの他の例を示す図。 図3で定義した方向0,方向1,方向3及び方向4の参照パターン(例えば図7,図9のパターン)で検出されない入力画像の例を示す図。 第2のパターン比較部における、方向0,方向1,方向3,方向4の各方向を補間方向の候補から外す参照パターンの例を示す図。 図11の参照パターンによって検出される3値パターンの例を示す図。 第1の実施形態の装置で、図5の入力画像に補間ラインを生成し、フィールド内垂直2倍伸張した例を示す図。 上下方向(図3で定義した方向2)の補間のみでフィールド内垂直2倍伸張した結果を示す図。 第1のパターン比較部で演算に使用した方向0の参照パターンを示す図。 第1のパターン比較部で演算に使用した方向1の参照パターンを示す図。 第1のパターン比較部で演算に使用した方向2の参照パターンを示す図。 第1のパターン比較部で演算に使用した方向3の参照パターンを示す図。 第1のパターン比較部で演算に使用した方向4の参照パターンを示す図。 第2のパターン比較部で演算に使用した方向0の参照パターンを示す図。 第2のパターン比較部で演算に使用した方向1の参照パターンを示す図。 第2のパターン比較部で演算に使用した方向2の参照パターンを示す図。 第2のパターン比較部で演算に使用した方向3の参照パターンを示す図。 第2のパターン比較部で演算に使用した方向4の参照パターンを示す図。 本発明の第2の実施形態の走査線補間装置を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態の走査線補間装置を示すブロック図。 上下方向の補間処理を示す図。 斜め補間処理の方法を説明する図。 斜め補間処理における問題点を説明する図。
符号の説明
131〜134…輪郭検出部
141〜144…3値化部
151…第1のパターン比較部
152…第2のパターン比較部
161…ライン間差分絶対値算出部
171…最終補間方向選択部
181…補間画素値生成部

Claims (5)

  1. 入力する画像データの絵柄の輪郭を推測するための情報を、画素ごとにその周囲の画素に対して正負の方向を持った連続量として算出する輪郭情報算出手段と、
    前記輪郭情報算出手段の出力を正側の閾値と負側の閾値と比較して3値化する3値化手段と、
    前記3値化手段によって得られた3値データを用いて、補間ライン生成のための補間方向を決定する補間方向決定手段と、
    入力される前記画像データに対して、前記補間方向決定手段で決定された補間方向の画素を用いた補間処理を行い、補間ラインを生成する補間ライン生成手段と、
    を備えることを特徴とする走査線補間装置。
  2. 前記輪郭情報算出手段は、注目画素を中心として上下方向,左右方向,右上がり斜め方向,右下がり斜め方向の全4方向の二次微分値をそれぞれ算出し、その算出された4つの二次微分値の和を出力することを特徴とする請求項1に記載の走査線補間装置。
  3. 前記3値化手段は、注目画素の周囲の画素の最大値と最小値の差に比例する閾値を用いて3値化することを特徴とする請求項1又は2に記載の走査線補間装置。
  4. 前記補間方向決定手段は、
    補間ライン生成のための補間方向の候補を前記3値化手段によって得られた3値データを用いて選択する補間方向候補選択手段と、
    前記補間方向候補選択手段で選択された補間方向候補から最終補間方向を決定する最終補間方向選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の走査線補間装置。
  5. 前記補間方向候補選択手段は、補間画素の周囲における前記3値化手段の出力である3値データの分布を、予め準備した複数の参照パターンと比較して、合致するパターンがある場合に前記補間方向の候補として選択することを特徴とする請求項4に記載の走査線補間装置。
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