JP2007142249A - 電気機器の放熱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品数を増やすことなく簡易に内部の発熱を外部に放出する。
【解決手段】電気回路等を収納した電気接続箱1内の発熱量を外部に伝熱するために同軸ケーブル2を用い、同軸ケーブル2の内部導体3は電源線として使用し、外部導体5は伝熱体として利用する。外部導体5を電気接続箱1内の発熱体に接触し、同軸ケーブル2の外端部において、外部導体5に放熱金具8を固定し、放熱金具8を金属フレームに金属ボルトなどにより固定する。外部導体5を伝熱した熱量は放熱金具8に伝達され、金属フレームに放熱される。
【選択図】図1
【解決手段】電気回路等を収納した電気接続箱1内の発熱量を外部に伝熱するために同軸ケーブル2を用い、同軸ケーブル2の内部導体3は電源線として使用し、外部導体5は伝熱体として利用する。外部導体5を電気接続箱1内の発熱体に接触し、同軸ケーブル2の外端部において、外部導体5に放熱金具8を固定し、放熱金具8を金属フレームに金属ボルトなどにより固定する。外部導体5を伝熱した熱量は放熱金具8に伝達され、金属フレームに放熱される。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気機器内において発熱した熱量を外部に伝達する電気機器の放熱構造に関するものである。
電気機器においては、内部発熱があると性能の劣化が生ずる虞れがあるために、発熱量を積極的に外部に逃がすための種々の工夫がなされていることが多い。
例えば、回転ファン、放熱フィン、放熱ヒートシンク等が使用されたり、本発明と比すべきものとしては、特許文献1、2によるヒートパイプによる外部への伝熱する手段、特許文献3による回路用電線と放熱専用電線を用いて外部に伝熱する手段が知られている。
しかし、回転ファンや放熱フィン等は熱を拡散し、必ずしも発熱量を電気機器の外部に逃がす役割を果たしていないこともある。
また、特許文献1〜3の手段においては、専用の放熱線を用いているので、部品数が増加し経済性の点で問題がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、部品数を増やすことなく簡易に発熱を外部に放出できる電気機器の放熱構造を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る電気機器の放熱構造の技術的特徴は、電気機器に回路接続のために電線を接続する場合において、前記電線の中心導体を絶縁層を介して熱伝導率の良好な金属体により包囲し、該金属体を発熱部に直接又は間接的に接触させて前記電気機器で発熱した熱量を外部に伝熱することにある。
本発明に係る電気機器の放熱構造によれば、回路用電線を利用して放熱するので、部品点数が少なく空間利用率が良い。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の構成図であり、例えば自動車の電装部品として、ヒューズ、スイッチ、電気回路等を収納した電気接続箱1内の発熱部による発熱量を、外部に伝熱するために同軸ケーブル2が引き出されている。
同軸ケーブル2は図2の斜視図に示すように、中心部の銅管又は銅線から成る内部導体3の周囲に、高発泡ポリエチレンなどの絶縁層4を介して、可撓性を有するリング状波付銅管から成る外部導体5が設けられ、更にその外層にポリエチレンから成る被覆層6が設けられている。
この同軸ケーブル2は種々の寸法のものがあるが、一例を挙げれば、内部導体3の外径は1.9mm、絶縁層4の外径は6.5mm、外部導体5の外径は7.5mm、許容屈曲半径は25mmである。
内部導体3は電源供給線として電気接続箱1内の電源部に接続され、同軸ケーブル2の外端部において内部導体3にコネクタ7等が接続されている。外部導体5は伝熱体として利用され、電気接続箱1内の発熱部に接続し、同軸ケーブル2の外端部で外部導体5に放熱金具8が固定され、放熱金具8の端部を自動車の金属フレームに図示しない金属ボルトなどにより固定される。
電気接続箱1の内部において、図3に示すように同軸ケーブル2の外装の被覆層6を部分的に剥ぎ取り、外部導体5をプリント回路基板9の一部の発熱体10に押し付ける。
発熱体10が複数個所に存在する場合には、図4に示すように電気接続箱1内の電源部11に内部導体3を接続し、更に同軸ケーブル2を引き廻し、同様に複数個所において被覆層6を剥ぎ取り、発熱体10に外部導体5を接触させればよい。
上述の構成によって、電気接続箱1内の電源部11には、同軸ケーブル2の内部導体3によって電力を供給すると共に、外部導体5を利用して電気接続箱1内の発熱体10からの発熱量を取り込み、放熱金具8、金属ボルトを介して熱容量の大きな外部の金属部品に放熱することができる。
特に、外部導体5により集められた熱量は被覆層6の存在により、途中で放熱されることなく、放熱金具8、金属ボルトを介して車体の金属体に放熱されるので、同軸ケーブル2を電気接続箱1内で引き廻しても、電気接続箱1内において放熱することは少ない。
図5は電気接続箱1内のプリント回路基板9による電気回路の発熱部から発熱量を収集する構成図を示している。電気回路のプリント回路基板9間には発熱量を受熱するヒートシンク層12が設けられ、このヒートシンク層12に対して同軸ケーブル2の外部導体5を接触させている。
このような構成とすることにより、外部導体5を発熱体10に直接に接触させなくとも、間接的にヒートシンク層12を利用して発熱体10の発熱量を外部導体5に伝熱させることができる。
また、同軸ケーブル2の形状は、図6に示すような内部導体3’、絶縁層4’、外部導体5’、被覆層6’を偏平形状とした偏平同軸ケーブル2’も知られており、発熱体10に対する接触面積や屈曲の点において好都合の場合もある。
なお、実施例1、2では既製の同軸ケーブル2を用いることについて説明したが、既製品ではなく、別個に同様な構成による導体とその外周の伝熱用の金属体を有するケーブルを製作してもよい。また、伝熱用の金属体は管体でなくとも、熱伝導率の良い金属線を撚り合わせた編組構成であってもよい。
また、同軸ケーブル2の内部導体3は電源線として使用することを説明したが、アース線或いは信号線として用いてもよい。
1 電気接続箱
2 同軸ケーブル
3 内部導体
4 絶縁層
5 外部導体
6 被覆層
7 コネクタ
8 放熱金具
9 プリント回路基板
10 発熱体
11 電源部
12 ヒートシンク層
2 同軸ケーブル
3 内部導体
4 絶縁層
5 外部導体
6 被覆層
7 コネクタ
8 放熱金具
9 プリント回路基板
10 発熱体
11 電源部
12 ヒートシンク層
Claims (6)
- 電気機器に回路接続のために電線を接続する場合において、前記電線の中心導体を絶縁層を介して熱伝導率の良好な金属体により包囲し、該金属体を発熱部に直接又は間接的に接触させて前記電気機器で発熱した熱量を外部に伝熱することを特徴とする電気機器の放熱構造。
- 前記金属体は可撓性を有する管体としたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器の放熱構造。
- 前記金属体の外周に絶縁シース層を設けた請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の電気機器の放熱構造。
- 前記金属体の他端を熱容量の大きい部材に接続することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の電気機器の放熱構造。
- 前記金属体はヒートシンク層に接続した請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の電気機器の放熱構造。
- 前記電線は同軸ケーブルとしたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載の電気機器の放熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005335636A JP2007142249A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 電気機器の放熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005335636A JP2007142249A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 電気機器の放熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007142249A true JP2007142249A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38204739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005335636A Pending JP2007142249A (ja) | 2005-11-21 | 2005-11-21 | 電気機器の放熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007142249A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011083617A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Richard Wolf Gmbh | 内視鏡装置 |
US9270199B2 (en) | 2011-02-10 | 2016-02-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Power conversion apparatus with a laminated bus bar comprising an exposed heat radiating portion |
WO2023074003A1 (ja) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | 住友電気工業株式会社 | 電線、機器及び排熱方法 |
-
2005
- 2005-11-21 JP JP2005335636A patent/JP2007142249A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011083617A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Richard Wolf Gmbh | 内視鏡装置 |
US10111577B2 (en) | 2009-10-19 | 2018-10-30 | Richard Wolf Gmbh | Endoscopic instrument with an LED illumination module |
US9270199B2 (en) | 2011-02-10 | 2016-02-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Power conversion apparatus with a laminated bus bar comprising an exposed heat radiating portion |
WO2023074003A1 (ja) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | 住友電気工業株式会社 | 電線、機器及び排熱方法 |
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