JP2007141829A - アルカリ電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部抵抗が小さく、優れた強負荷放電特性を有し、かつ安全性に優れた高信頼性のアルカリ電池を提供する。
【解決手段】正極、負極、正極と負極との間に配されるセパレータ4、および電解液を含む発電要素と、正極と電気的に接続される正極端子部と、負極と電気的に接続される負極端子部11と、を具備するアルカリ電池であって、負極は、負極活物質として、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含み、正極と正極端子部との間および負極と負極端子部との間の少なくとも一方において、電解液が接触しない通電経路にPTC素子9aを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、PTC素子を備えたアルカリ電池に関する。
従来から、強負荷放電特性の向上を目的として、負極活物質の亜鉛粉末を微細化して内部抵抗を低減することが提案されている(例えば、特許文献1)。しかし、負極の反応効率が高まり、短絡時に電池が著しく発熱するという問題があり、実用上亜鉛粉末の微粉化の度合いに制約があった。
短絡時の電池の急激な温度上昇を抑制する方法としては、電池内部に短絡電流を遮断する機能を有するPTC素子を設けることが検討されている。
例えば、特許文献2では、負極集電体の表面を、ポリエチレンを主体とする、PTC機能を備えた電子伝導体で被覆することが提案されている。また、特許文献3では、外装缶の開口端部がガスケットを介して封口板周縁部の鍔部をかしめる構造のリチウム二次電池において、封口板の鍔部と、ガスケットとの間にPTC素子を配することが提案されている。
しかし、特許文献2では、負極集電体表面に被覆された電子伝導体により、活物質との接触抵抗が高くなり、集電効果が阻害されるため、放電性能が低下する可能性がある。また、この電子伝導体はアルカリ電解液によって分解されやすく、PTC機能が十分に発揮されない場合がある。
また、特許文献3のリチウム二次電池は、集電体や防爆機構等の封口部の構造がアルカリ電池と異なるため、アルカリ電池の構造に適したPTC素子の組み込み方を新たに検討する必要があった。
米国特許6284410号明細書 特開2003−217596号公報 特開平9−199106号公報
そこで、本発明は、上記の従来の問題を解決するため、内部抵抗が小さく優れた強負荷放電特性を有するとともに、安全性に優れた高信頼性のアルカリ電池を提供することを目的とする。
本発明は、正極、負極、正極と負極との間に配されるセパレータ、および電解液を含む発電要素と、前記正極と電気的に接続される正極端子部と、前記負極と電気的に接続される負極端子部と、を具備するアルカリ電池であって、前記負極は、負極活物質として、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含み、前記正極と前記正極端子部との間および前記負極と前記負極端子部との間の少なくとも一方において、前記電解液が接触しない通電経路にPTC素子を備えたことを特徴とする。上記「電解液が接触しない通電経路」は、電解液に接触しない部分を意味するため、正極端子部および負極端子部を含み、正極および負極を含まない。
前記負極は、粒径が75μm以下の粒子を30重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含むのが好ましい。
さらに、前記発電要素を収納した前記正極端子部を兼ねる電池ケース、および前記電池ケースの開口部を塞ぐ組立封口部を具備し、前記組立封口部が、負極端子部、前記負極端子部と電気的に接続された負極集電子、および樹脂製封口体を具備し、前記封口体は、前記負極集電子が挿入される貫通孔を有する中央筒部、前記負極端子部の周縁部と前記電池ケースの開口端部との間に介在する外周筒部、および前記中央筒部と外周筒部とを連結する連結部を備え、前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて前記負極端子部の周縁部を締め付け、前記負極端子部が前記PTC素子を備えるのが好ましい。
前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板と、前記第1の負極端子板の平坦部と前記第2の負極端子板の平坦部との間に配された前記PTC素子と、前記第1の負極端子板の鍔部と前記第2の負極端子板の鍔部との間に配された絶縁板とで構成され、前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部と、前記絶縁板とを締め付けるのが好ましい。
前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板と、前記第1の負極端子板の鍔部と前記第2の負極端子板の鍔部との間に配されたPTC素子とで構成され、前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部と、前記PTC素子とを締め付けるのが好ましい。
前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板、ならびに前記第2の負極端子板の平坦部上に設けられた前記PTC素子からなり、前記第2の負極端子板の平坦部および前記PTC素子は、中央に前記負極集電子が挿入される貫通孔を有し、前記負極集電子の頭部と前記中央筒部との間に前記第2の負極端子板とともに前記PTC素子が配され、前記PTC素子は、前記負極集電子の頭部と前記第2の負極端子板の平坦部との間に配され、前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部とを締め付けるのが好ましい。
前記負極端子部は、周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する負極端子板、ならびに前記負極端子板の平坦部上に配された前記PTC素子からなり、前記PTC素子は前記負極集電体の頭部と前記負極端子板の平坦部との間に配され、前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記負極端子板の鍔部を締め付けるのが好ましい。
本発明によれば、電池にPTC素子を設けることにより、亜鉛粉末中の微粉の含有比率を増大させても、短絡時の電池の急激な温度上昇を抑制することができる。すなわち、負極と負極端子部との間および正極と正極端子部との間において、アルカリ電解液が接触しない通電経路にPTC素子を組み込むことで、短絡時の電池の急激な温度上昇を抑制し、その分だけ亜鉛粉末中の微粉の含有比率をできるだけ減らさずに、その許容範囲を増大させることができる。そして、電池の内部抵抗が低減されて、優れた強負荷放電特性が得られる。これにより、長期にわたり安全性に優れ、かつ高出力のアルカリ電池が得られる。
上述のように、従来から、亜鉛粉末を微粉化すると内部抵抗が減少し、強負荷放電特性が向上することが知られているが、短絡時の電池の発熱量が大きいため安全性の面で問題があった。
そこで、本発明者らは、亜鉛粉末の微粉化による強負荷放電特性の向上と、安全性の向上を同時に実現するために、アルカリ電池へのPTC素子の組み込み方、および亜鉛粉末の微粉化の程度について種々検討を行い、PTC素子の設置箇所および亜鉛粉末の粒子形態の最適化を行った。
その結果、負極と負極端子部との間および正極と正極端子部との間において、アルカリ電解液が接触しない通電経路にPTC素子が設けられ、負極活物質として用いられる亜鉛粉末または亜鉛合金粉末が、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有した場合に、外部短絡時の電池の急激な温度上昇が十分に抑制されるとともに、内部抵抗が低減され、電池の安全性の向上と、強負荷放電特性の向上とを両立できることを見出した。
すなわち、本発明は、正極、負極、正極と負極との間に配されるセパレータ、および電解液を含む発電要素と、前記正極と電気的に接続される正極端子部と、前記負極と電気的に接続される負極端子部と、を具備するアルカリ電池に関する。そして、前記負極は、負極活物質として、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含み、前記正極と前記正極端子部との間および前記負極と前記負極端子部との間の少なくとも一方において、前記電解液が接触しない通電経路にPTC素子を備えた点に特徴を有する。
これにより、PTC素子を設けることによる内部抵抗の増加は、亜鉛粉末または亜鉛合金粉末の微細化により抑制され、亜鉛粉末または亜鉛合金粉末の微細化による外部短絡時の電池温度の急激な上昇は、PTC素子を設けることにより抑制される。また、電解液と接触しない通電経路にPTC素子が設けられるため、PTC素子の電解液による劣化を防ぐことができる。
前記亜鉛粉末または亜鉛合金粉末は、粒径が75μm以下の粒子を30重量%以上含有するのが好ましい。
粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有する亜鉛粉末は、例えば、以下の方法により得ることができる。亜鉛を約500℃まで加熱して溶融状態とし、これを細流状に滴下し、圧縮空気を噴射させて噴霧を行い、亜鉛粉末を得る。この亜鉛粉末を目開き75μm及び425μmの篩にてそれぞれ分級を行う。そして、75〜425μmの間で篩い分けされた粒子に75μm以下の粒子を所定重量混合する。
また、例えば、目開き75μmの篩にて亜鉛粉末を篩い分けし秤量することにより、亜鉛粉末が、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有することを確認することができる。
上記アルカリ電池は、例えば、さらに、前記発電要素を収納した電池ケース、および前記電池ケースの開口部を塞ぐ組立封口部を具備する。前記組立封口部が、負極端子部、前記負極端子部と電気的に接続された負極集電子、および樹脂製封口体を具備する。前記封口体は、前記負極集電子が挿入される貫通孔を有する中央筒部、前記負極端子部の周縁部と前記電池ケースの開口端部との間に介在する外周筒部、および前記中央筒部と外周筒部とを連結する連結部を備える。前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて前記負極端子部の周縁部を締め付け、前記負極端子部が前記PTC素子を備える。
また、上記アルカリ電池は、例えば、前記電池ケースの底部に前記正極端子部が配され、前記正極端子部が前記PTC素子を備える。
以下に、PTC素子を備えた電池の好ましい形態について説明する。
実施の形態1
本発明の一実施の形態を、図1および2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態として単3形アルカリ電池(LR6)の一部を断面とした正面図である。
正極端子を兼ねる有底円筒形の電池ケース1には、中空円筒状の正極合剤2が内接している。正極合剤2の中空部には有底円筒形のセパレータ4を介してゲル状負極3が配されている。正極合剤2、セパレータ4、およびゲル状負極3には、アルカリ電解液が含まれている。セパレータ4には、例えば、ポリビニルアルコール繊維およびレーヨン繊維を主体として混抄した不織布が用いられる。
正極合剤2には、例えば、二酸化マンガン粉末、オキシ水酸化ニッケル粉末、もしくはそれらの混合物を含む正極活物質、黒鉛粉末などの導電剤、および水酸化カリウム水溶液などのアルカリ電解液の混合物が用いられる。
ゲル状負極3には、例えば、亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含む負極活物質、ポリアクリル酸ナトリウムなどのゲル化剤、および水酸化カリウム水溶液などのアルカリ電解液の混合物が用いられる。なお、負極活物質には、耐食性に優れた亜鉛合金粉末を用いるのが好ましく、さらには、環境に配慮して、水銀、カドミウム、もしくは鉛、またはそれら全てが無添加であるものがより好ましい。上記亜鉛合金としては、例えば、インジウム、アルミニウム、およびビスマスを含む亜鉛合金が挙げられる。
ここで、図2は、図1のX部分(アルカリ電池の封口部分)の拡大断面図である。
電池ケース1は、正極合剤2等の発電要素を収納した後、開口部近傍に段部1aが設けられ、電池ケース1の開口部は、組立封口部12により封口される。組立封口部12は、負極端子部11、負極端子部11と電気的に接続された負極集電子6、および樹脂製封口体5で構成されている。ゲル状負極3の中央には負極集電子6が挿入されている。
封口体5は、負極集電子6が挿入される貫通孔13aを有する中央筒部13、負極端子部11の周縁部と電池ケース1の開口端部との間に介在する外周筒部14、および中央筒部13と外周筒部14とを連結し、安全弁として働く肉薄部15aを有する連結部15からなる。外周筒部14は、負極端子部11の周縁部を受ける環状の水平部14b、水平部14bの外側周縁部から上方に立ち上がる上部筒部14a、および水平部14bの内側周縁部から下方へ傾斜して延びる下部筒部14cからなる。電池ケース1の開口端部が封口体5の上部筒部14aの上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて負極端子部11の周縁部が段部1aとの間で締め付けられている。電池ケース1の外表面は、外装ラベル10により被覆されている。
本発明は、アルカリ電池の組立封口部12における負極端子部11の構造に特徴を有する。負極端子部11は、互いに離間して設けられた第1の負極端子板7および第2の負極端子板8、ならびに第1の負極端子板7と第2の負極端子板8との間に配されたPTC素子9aからなる。
すなわち、図2に示すように、第1の負極端子板7は、周縁部に鍔部7aおよび中央部に平坦部7bを有し、第2の負極端子板8は、周縁部に鍔部8aおよび中央部に平坦部8bを有する。第1の負極端子板7の平坦部7bと、第2の負極端子板8の平坦部8bとの間にPTC素子9aが配され、第1の負極端子板7の鍔部7aと、第2の負極端子板8の鍔部8aとの間に絶縁板9bが配されている。電池ケース1の開口端部が封口体5の外周筒部14の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、第1の負極端子板7の鍔部7aと、第2の負極端子板8の鍔部8aと、絶縁板9bとが締め付けられている。負極集電子6は、その頭部6aを第2の負極端子板8の平坦部8bに溶接することにより、物理的および電気的に接続されている。PTC素子9aは、所定の温度に達すると抵抗が急激に大きくなる機能を有する。
円盤状のPTC素子9aは、例えば、厚さが0.2〜0.4mm、および径が5〜7.5mmである。
リング状の絶縁板9bは、例えば、厚さが0.2〜0.4mm、内径が5〜8mm、および外径が11〜12mmである。
また、第1の負極端子板7と第2の負極端子板8が直に接するとPTC素子9aを介さずに電流が流れて、PTC素子が機能せず、電流を遮断できない現象を確実に防ぐため、第1の負極端子板7における鍔部7aと平坦部7bとの境界部と、第2の負極端子板8における鍔部8aと平坦部8bとの境界部との間が、0.2〜1mm離れるように、第1の負極端子板7および第2の負極端子板8が配置されるのが好ましい。
このアルカリ電池は、上記のように、第1の負極端子板7および第2の負極端子板8との間の通電経路をPTC素子9aのみで構成している。従って、電池が外部短絡して短絡電流が流れて電池温度が所定の温度に達すると、PTC素子9aの抵抗が増大して、確実に短絡電流を低減することができる。すなわち、短絡時の電池の急激な温度上昇を抑制することができる。PTC素子には、例えば、タイコエレクトロニクスレイケム(株)製のポリスイッチの名で販売されている材料等が用いられる。
また、図2のように、負極端子部11が2枚の負極端子板7および8で構成されるため、電解液のはい上がり経路が長くなり、またその経路が分断され易くなることにより、電解液の漏出を抑制することができる。
絶縁板9bには、例えば、紙やポリプロピレン等の樹脂が用いられる。
第1の負極端子板7には、例えば、ニッケルめっき鋼板が用いられる。
第2の負極端子板8には、接触抵抗が小さい点で、錫めっき鋼板やニッケルめっき鋼板を用いるのが好ましい。
第1および第2の負極端子板7および8は、例えば、鍔部7aと平坦部7bとの境界部および鍔部8aと平坦部8bとの境界部に、電池内のガスを外部に放出させるための孔(図示しない)を有する。電池内圧が異常に上昇した時に、封口体5の肉薄部15aが破断し、上記の孔より外部にガスを放出させることができる。
実施の形態2
本実施の形態における封口部分を図3に示す。組立封口部22における負極端子部21は、互いに離間して設けられた第1の負極端子板7および第2の負極端子板8、ならびに第1の負極端子板7の鍔部7aと第2の負極端子板8の鍔部8aとの間に配されたリング状のPTC素子19aからなる。電池ケース1の開口端部が封口体5の上部筒部14aの上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、第1の負極端子板7の鍔部7aと、第2の負極端子板8の鍔部8aと、PTC素子19aとが締め付けられている。この締め付けにより、PTC素子19aと両負極端子板7および8との間の電気的な接触抵抗の値を小さく保つことができる。第1の負極端子板7の平坦部7bと、第2の負極端子板8の平坦部8bとの間に絶縁板が配されていてもよい。
リング状のPTC素子19aは、例えば、厚さが0.2〜0.4mm、内径が5〜8mm、および外径が11〜12mmである。
また、第1の負極端子板7と第2の負極端子板8が直に接するとPTC素子9aを介さずに電流が流れて、PTC素子が機能せず、電流を遮断できない現象を確実に防ぐため、第1の負極端子板7および第2の負極端子板8は、平坦部7bと平坦部8bとの間が0.2〜1mm離れるように配置されるのが好ましい。
実施の形態3
本実施の形態における封口部分を図4に示す。組立封口部32における負極端子部31が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部17a、18aおよび中央部に平坦部17b、18bを有する第1の負極端子板17および第2の負極端子板18、ならびに第2の負極端子板18の平坦部18b上に設けられたPTC素子29からなる。
第2の負極端子板18の平坦部18bおよびPTC素子29は、それぞれ中央に負極集電子6が挿入される貫通孔18cおよび29aを有する。負極集電子6の頭部6aと封口体5の中央筒部13との間に第2の負極端子板18とともにリング状のPTC素子29が配されている。電池ケース1の開口端部が封口体5の上部筒部14aの上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、第1の負極端子板17の鍔部17aと、第2の負極端子板18の鍔部18aとが締め付けられている。負極集電体6の頭部6aと第1の負極端子板17の平坦部17bとの間には隙間が設けられており、その隙間に絶縁板が配されていてもよい。
円盤状のPTC素子29は、例えば、厚さが0.2〜0.4mm、径が4〜7mmであり、中央の貫通孔29aの径は1.3〜2.0mmである。
また、負極端子板17と負極集電子6が接するとPTC素子29を介さずに電流が流れて、PTC素子が機能せず、電流を遮断できない現象を確実に防ぐため、第1の負極端子板17の平坦部17bと、負極集電子6の頭部6aとの間が、0.2〜1.0mm離れるように配置されるのが好ましい。
実施の形態4
本実施の形態における封口部分を図5に示す。組立封口部42における負極端子部41は、周縁部に鍔部27aおよび中央部に平坦部27bを有する負極端子板27、および負極端子板27の平坦部27b上に配された円盤状のPTC素子39からなる。PTC素子39は、負極集電体6の頭部6aと負極端子板27の平坦部27bとの間に配されている。電池ケース1の開口端部が封口体5の上部筒部14aの上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、負極端子板27の鍔部27aが締め付けられている。
円盤状のPTC素子39は、例えば、厚さ0.2〜0.4mm、および径が4〜7mmである。
上記実施の形態では、負極端子部にPTC素子を設けたが、正極端子部にPTC素子を設けてもよい。例えば、正極端子を兼ねる電池ケース1の代わりに、正極端子を兼ねない有底円筒形の電池ケースと、正極端子板および前記正極端子板の端子面と反対側の面に配されたPTC素子からなる正極端子部とを用い、正極端子部を、電池ケースと正極端子板との間にPTC素子が位置するように電池ケースの底面に配してもよい。
以下に本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)正極合剤の作製
二酸化マンガン粉末(平均粒径:35μm)と黒鉛粉末(平均粒径:15μm)とを、90:10の重量比で混合した。そして、この混合物と、アルカリ電解液として36重量%の水酸化カリウム水溶液とを100:3の重量比で混合し、充分に攪拌した後、フレーク状に圧縮成形した。ついで、フレーク状の正極合剤を粉砕して顆粒状とし、これを篩によって分級し、10〜100メッシュのものを中空円筒状に加圧成形してペレット状の正極合剤を得た。
(2)ゲル状負極の作製
ゲル化剤としてポリアクリル酸ナトリウムと、アルカリ電解液として36重量%の水酸化カリウム水溶液と、負極活物質とを1:33:66の重量比で混合し、ゲル状負極を得た。なお、負極活物質には、0.025重量%のインジウム、0.015重量%のビスマス、および0.004重量%のアルミニウムを含み、水銀と鉛が無添加の亜鉛合金粉末(平均粒径:135μm)を用いた。
(3)円筒形アルカリ電池の組み立て
図1に示す構造の単3形アルカリ電池(LR6)を下記の手順により作製した。図1は、円筒形アルカリ電池の一部を断面とする正面図である。また、図1のX部分(封止部分)の拡大断面図を図2に示す。
上記で得られた正極合剤2を電池ケース1内に2個挿入し、加圧治具により正極合剤2を加圧して電池ケース1の内壁に密着させた。電池ケース1の内壁に密着させた正極合剤2の中央に有底円筒形のセパレータ4を配置した。セパレータ4内にアルカリ電解液として36重量%の水酸化カリウムを含有する水溶液を所定量注入した。所定時間経過した後、上記で得られたゲル状負極3をセパレータ4内に充填した。なお、セパレータ4には、ポリビニルアルコール繊維およびレーヨン繊維を主体として混抄した不織布を用いた。
次に、正極合剤2等の発電要素を収納した電池ケース1を、組立封口部12を用いて以下のように封口した。
負極集電子6の頭部6aと、厚さ0.2mmの錫めっき鋼板からなる第2の負極集電板8の平坦部8bとを電気溶接し、負極集電子6をナイロン製封口体5の中央筒部13の貫通孔13aに挿入することにより組立封口部の中間体を得た。
電池ケース1の開口部近傍に溝入れを施して段部1aを形成し、その段部1a上で中間体の水平部14bを受けるように、電池ケース1の開口部に中間体を設置した。このとき、負極集電子6の一部は、ゲル状負極3中に挿入された。そして、中間体の第2の負極端子板8における鍔部8a上にポリプロピレンからなるリング状の絶縁板9b(厚さ0.3mm、内径8mm、外径11mm)を配した。中間体の第2の負極端子板8における平坦部8b上に厚さ0.3mmおよび直径7.2mmの円盤状のPTC素子9a(タイコエレクトロニクスレイケム(株)製のポリスイッチ)を配した。さらに、PTC素子9aに平坦部7bが対応し、絶縁板9b上に鍔部7aが対応するように、PTC素子9aおよび絶縁板9b上に、厚さ0.4mmの、ニッケルめっき鋼板からなる第1の負極端子板7を配置した。このPTC素子9aは、20℃では抵抗値が0.03Ωであるが、120℃の高温下では、抵抗値が104Ωと大幅に増大する性質を有する。
これにより、第1の負極端子板7の平坦部7bと、第2の負極端子板8の平坦部8bとの間にPTC素子9aが配され、第1の負極端子板の鍔部7aと、第2の負極端子板8の鍔部8aとの間に絶縁板9bが配された負極端子部11を構成した。そして、電池ケース1の開口端部を折り曲げ、封口体5の上部筒部14aの上端を包み込んで内方へかしめ、負極端子部11の周縁部を、外周筒部14を介して電池ケース1の開口端部により締め付けて電池ケース1の開口部を封口した。このようにして、負極端子部11、封口体5、および負極集電子6からなる組立封口部12(組立封口部A)で、電池ケース1の開口部を塞いだ。外装ラベル10で電池ケース1の外表面を被覆した。
また、上記の組立封口部A以外に、以下の組立封口部B〜Fも作製した。
(4)組立封口部Bの作製
第1の負極端子板7の鍔部7aと、第2の負極端子板8の鍔部8aとの間にリング状の実施例1と同じPTC素子19a(厚さ0.3mm、外径11mm、内径8mm)を配し、絶縁板を用いない負極端子部21を構成した以外は、組立封口部Aと同じ方法で図3に示す組立封口部22(組立封口部B)を作製した。
(5)組立封口部Cの作製
負極集電子6を、封口体5、第2の負極端子板18、および円盤状のPTC素子29(厚さ0.3mm、外径5mm、孔径1.5mm)の貫通孔29aに挿入し組立封口部の中間体を得た。このとき、負極集電子6の頭部6aと封口体5の中央筒部13との間に第2の負極端子板18とともにPTC素子29を配した。電池ケース1の開口部に中間体を設置した後、第1の負極端子板17の鍔部17aと、第2の負極端子板18の鍔部18aとが接触し、第1の負極端子板17の平坦部17bが負極集電子6の頭部と接触しないように、第1の負極端子板17を第2の負極端子板18上に設置し、図4と同じ組立封口部32(組立封口部C)を作製した。
(6)組立封口部Dの作製
負極集電子6を、封口体5の貫通孔13aに挿入し、負極集電体6の頭部6aを、円盤状のPTC素子39(厚さ0.3mm、外径5mm)を介して負極集電板27の平坦部27bと電気的に接触させ、図5と同じ組立封口部42(組立封口部D)を作製した。
(7)組立封口部Eの作製
負極端子部を第1の負極端子板37のみで構成して、組立封口部Aの中間体に相当する図6に示す組立封口部52(組立封口部E)を作製した。
(8)組立封口部Fの作製
室温における導電率が5S/cmであり、120℃(動作温度)における導電率が5μS/cmであるポリエチレンを主成分とするPTC機能を備えた電子伝導性材料の粉末90重量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン10重量部とを、N−メチルピロリジノン中に分散させてペーストを得た。負極集電子6の頭部6aと第1の負極端子板17の平坦部17bとを溶接した後、このペーストを負極集電体6の全表面に塗布し、これを60℃で12時間乾燥させた。この負極集電体を用いた以外は組立封口部Eと同じ組立封口部Fを作製した。
また、上記アルカリ電池の作製時において、負極活物質に用いた亜鉛合金粉末の総重量に対する75μm以下の粒子が占める割合を5重量%、15重量%、30重量%、および50重量%と変えて、粉末形態の異なる亜鉛合金粉末A〜Dをそれぞれ作製した。亜鉛合金粉末A〜Dは、亜鉛合金粉末を目開き75μm及び425μmの篩にて分級を行い、75〜425μmの間で篩い分けされた粒子に75μm以下の粒子を所定重量混合させることにより得られた。
そして、上記組立封口部A〜Fと負極活物質として亜鉛合金粉末A〜Dとを種々に組み合わせ、それぞれアルカリ電池を作製した。
[評価]
(9)強負荷放電特性の評価
1500mWで2秒間放電し、次いで650mWで28秒間放電する放電試験を、1時間毎に10回(5分間)繰り返し行い、終止電圧1.05Vに達した時点のサイクル数を調べた。サイクル数が80以上の場合に、強負荷放電特性が良好であると判断した。
(10)電池の短絡試験
上記で得られた各電池について、厚さ0.1mmのニッケルリード線を介して、電池ケースと第1の負極端子板とを接続させて、電池を外部短絡させた。そして、このときの電池胴体部の表面温度を熱電対にて測定し、電池表面における最高温度を調べた。なお、電池表面の温度が90℃以下の場合、PTC素子による電流遮断機能が良好に作動したと判断した。電池温度が90℃を超えると、電池の発熱や内圧の上昇による漏液により、周辺の使用機器が損傷する可能性がある。
(11)電池の内部抵抗の測定
上記で得られた各電池について、松下通信工業(株)製のDIGITAL MILLIOHM METER VP-2811Aにより1kHzの交流電流を電池に流したときの端子間電圧を測定し、電池の内部抵抗を調べた。
上記の評価結果を表1に示す。表1中における組立封口部Eと亜鉛合金粉末A〜Dとの組み合わせ、および組立封口部A〜DおよびFと亜鉛合金粉末Aとの組み合わせが比較例である。組立封口部A〜Dと亜鉛合金粉末B〜Dとの組み合わせが実施例である。また、表1中における上段は内部抵抗、中段は外部短絡時の電池最高温度、下段は強負荷放電時のサイクル数を示す。
Figure 2007141829
組立封口部Eを用いた比較例の電池では、微細化した亜鉛合金粉末の増大により、内部抵抗が低減され、良好な強負荷放電特性が得られたが、外部短絡時に電池の発熱量が増大した。
組立封口部Fを用いた比較例の電池では、外部短絡時の電池の発熱量が大幅に抑制されたが、内部抵抗が大きく、強負荷放電特性が大幅に低下した。また、これらの電池を室温で3ヶ月保存した後に上記と同じ短絡試験を行った結果、短絡時の電池の最高温度が125℃となり、電池温度が大幅に上昇した。これは、発電要素内の電解液に接する状態でPTC素子が設置されているため、負極集電子の表面に設けられたPTC機能を有する電子伝導体が保存期間中にアルカリ電解液との接触により分解されて、PTC機能が発揮されなくなったためである。
亜鉛合金粉末Aを用いた比較例の電池では、具備したPTC素子の機能により外部短絡時の電池の発熱量が大幅に抑制されたが、内部抵抗が上昇し、強負荷放電特性が低下した。
これに対して、組立封口部A〜Dと亜鉛合金粉末B〜Dとを組み合わせた本発明の実施例の電池では、外部短絡時の電池の発熱量が大幅に抑制されると同時に、内部抵抗の上昇が最小限に抑えられ、良好な強負荷放電特性が得られた。特に、組立封口部A〜Dと亜鉛合金粉末CまたはDとを組み合わせた電池では、外部短絡時に電池の発熱量がさらに抑制されるとともに、強負荷放電特性が向上した。
本発明のアルカリ電池は高信頼性を有し、電子機器や携帯機器の電源等に好適に用いられる。
本発明の実施の形態1におけるアルカリ電池の一部を断面とした正面図である。 図1における封口部分(X部分)を拡大した縦断面図である。 本発明の実施の形態2における封口部分の縦断面図である。 本発明の実施の形態3における封口部分の縦断面図である。 本発明の実施の形態4における封口部分の縦断面図である。 従来のアルカリ電池の封口部分の縦断面図である。
符号の説明
1 電池ケース
2 正極合剤
3 ゲル状負極
4 セパレータ
5 封口体
6 負極集電子
7、17、27、37 第1の負極端子板
8 第2の負極端子板
7a、8a 鍔部
7b、8b 平坦部
9a、19a、29、39 PTC素子
9b、19b 絶縁板
10 外装ラベル
11、21、31 負極端子部
12、22、32、42 組立封口部
13 中央筒部
13a 貫通孔
14 外周筒部
14a 上部筒部
14b 水平部
14c 下部筒部
15 連結部
15a 肉薄部

Claims (7)

  1. 正極、負極、正極と負極との間に配されるセパレータ、および電解液を含む発電要素と、前記正極と電気的に接続される正極端子部と、前記負極と電気的に接続される負極端子部と、を具備するアルカリ電池であって、
    前記負極は、負極活物質として、粒径が75μm以下の粒子を15重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含み、
    前記正極と前記正極端子部との間および前記負極と前記負極端子部との間の少なくとも一方において、前記電解液が接触しない通電経路にPTC素子を備えたことを特徴とするアルカリ電池。
  2. 前記負極は、粒径が75μm以下の粒子を30重量%以上含有する亜鉛粉末または亜鉛合金粉末を含む請求項1記載のアルカリ電池。
  3. さらに、前記発電要素を収納した前記正極端子部を兼ねる電池ケース、および前記電池ケースの開口部を塞ぐ組立封口部を具備し、
    前記組立封口部が、負極端子部、前記負極端子部と電気的に接続された負極集電子、および樹脂製封口体を具備し、
    前記封口体は、前記負極集電子が挿入される貫通孔を有する中央筒部、前記負極端子部の周縁部と前記電池ケースの開口端部との間に介在する外周筒部、および前記中央筒部と外周筒部とを連結する連結部を備え、
    前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて前記負極端子部の周縁部を締め付け、
    前記負極端子部が前記PTC素子を備えた請求項1または2記載のアルカリ電池。
  4. 前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板と、前記第1の負極端子板の平坦部と前記第2の負極端子板の平坦部との間に配された前記PTC素子と、前記第1の負極端子板の鍔部と前記第2の負極端子板の鍔部との間に配された絶縁板とで構成され、
    前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部と、前記絶縁板とを締め付けた請求項3記載のアルカリ電池。
  5. 前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板と、前記第1の負極端子板の鍔部と前記第2の負極端子板の鍔部との間に配された前記PTC素子とで構成され、
    前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部と、前記PTC素子とを締め付けた請求項3記載のアルカリ電池。
  6. 前記負極端子部が、互いに離間して設けられ、それぞれ周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する第1の負極端子板および第2の負極端子板、ならびに前記第2の負極端子板の平坦部上に設けられた前記PTC素子からなり、
    前記第2の負極端子板の平坦部および前記PTC素子は、中央に前記負極集電子が挿入される貫通孔を有し、
    前記負極集電子の頭部と前記中央筒部との間に前記第2の負極端子板とともに前記PTC素子が配され、
    前記PTC素子は、前記負極集電子の頭部と前記第2の負極端子板の平坦部との間に配され、
    前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記第1の負極端子板の鍔部と、前記第2の負極端子板の鍔部とを締め付けた請求項3記載のアルカリ電池。
  7. 前記負極端子部は、周縁部に鍔部および中央部に平坦部を有する負極端子板、ならびに 前記負極端子板の平坦部上に配された前記PTC素子からなり、
    前記PTC素子は前記負極集電体の頭部と前記負極端子板の平坦部との間に配され、
    前記電池ケースの開口端部が前記封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げられ、その折り曲げ部が内方へかしめられて、前記負極端子板の鍔部を締め付けた請求項3記載のアルカリ電池。
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