JP2007140489A - 表示装置及び当該表示装置を具備する電子機器 - Google Patents

表示装置及び当該表示装置を具備する電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子は、周囲の温度(以下環境温度と表記)により、その抵抗値(内部抵抗値が変化する性質を有する。環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による影響を補正するモニター素子を小型化することを課題とする。
【解決手段】画素を複数の副画素で構成し、副画素のそれぞれに設けられた発光素子の面積を異ならせ、モニター素子の面積を副画素のいずれかの位置の発光素子の面積と等しくすることで、モニター素子による画素の発光の補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は表示装置、特にアクティブマトリクス型に配置された発光素子を有する表示装置に関する。また、表示装置を具備する電子機器に関する。
近年、TV、PCモニター、モバイル用端末等を主な用途として、薄型ディスプレイの需要が急速に広がり、更なる開発が進められている。薄型ディスプレイとしては、液晶表示装置(LCD)や発光素子を具備した表示装置があり、特に発光素子を用いたアクティブマトリクス型ディスプレイは、既存のLCDが持つ薄型、軽量、高画質等の利点と併せて、応答速度が速い、視野特性が広い等の特徴を有しているため、次世代ディスプレイとして期待されており、一部実用化されている。
発光素子は有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode : OLED)ともよばれ、陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に、有機化合物や無機化合物を含み、陽極・陰極間に電界を印加すると発光する層(以下、電界発光層と表記する)を有している。この発光素子に流れる電流量と、発光素子の輝度は一定の関係があり、発光素子は電界発光層に流れる電流量に応じた輝度で発光を行っている。
しかしながら発光素子は、周囲の温度(以下環境温度と表記)により、その抵抗値(内部抵抗値)が変化する性質を有する。具体的には、室温を通常の温度としたとき、環境温度が通常の温度よりも高くなると抵抗値が低下し、環境温度が通常よりも低くなると抵抗値が上昇する。そのため、環境温度が高くなると電流値が増加して所望の輝度よりも高い輝度となり、環境温度が低くなると電流値が低下して所望の輝度よりも低い輝度となる。このような発光素子の性質は、発光素子の電圧電流特性と温度の関係のグラフ(図30(A)参照)に示す通りである。また、発光素子は、経時的にその電流値が減少する性質を有する。このような発光素子の性質は、発光素子の電圧電流特性と時間の関係のグラフ((図30(B)参照))に示す通りである。
そのため発光素子が有する性質により、環境温度が変化したり、経時変化が生じたりすると、輝度にバラツキが生じてしまう。このような実情を鑑み、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による影響を抑制する表示装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2002−72964号公報
ところで、特許文献1に記載の発明においては、モニター用素子と表示部の画素に設けられた発光素子とが、同じ環境温度による両電極間の印加電圧と発光素子を流れる電流との関係が同じになるよう作製されている。しかしながら、表示部の画素サイズが大きくなるにつれてモニター用素子の大きさも同サイズにする必要があった。そのため、表示パネルの小型化の弊害の問題があった。
本発明の表示装置は上記課題を鑑み、環境温度の変化と経時変化に起因した発光素子の電流値の変動による影響を抑制し、かつ表示部の画素サイズが大きくなった際にモニター素子のサイズを大型化することなく設計することが可能な表示装置を提供するものである。
本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、面積が副画素毎に異なり、モニター素子の面積は、いずれか一の発光素子の面積と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、容量素子と電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、電流源とモニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、面積が副画素毎に異なり、モニター素子の面積は、いずれか一の発光素子の面積と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、副画素の面積の関係が等比2の等比数列の関係を有し、モニター素子の面積は、複数の発光素子のうち、面積が最も小さい発光素子の面積と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、容量素子と電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、電流源とモニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、面積が副画素毎に異なり、モニター素子の面積は、発光素子のうち、最も小さい発光素子の面積と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、発光強度が副画素毎に異なり、モニター素子の発光強度は、いずれか一の発光素子の発光強度と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、容量素子と電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、電流源とモニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、発光強度が副画素毎に異なり、モニター素子の発光強度は、いずれか一の発光素子の発光強度と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、副画素の発光強度の関係が等比2の等比数列の関係を有し、モニター素子の発光強度は、複数の発光素子のうち、最も小さい発光強度と略々等しい構成とする。
さらに別の本発明の表示装置の一は、第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、モニター素子に電流を供給する電流源と、モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、容量素子と電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、電流源とモニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、モニター素子の第1電極及び発光素子の第1電極は電源線に接続され、モニター素子の第2電極は、バッファアンプの入力端子と接続され、発光素子の第2電極は、トランジスタを介してバッファアンプの出力端子と接続され、複数の発光素子は、発光強度が副画素毎に異なり、モニター素子の発光強度は、発光素子のうち、最も小さい発光強度と略々等しい構成とする。
本発明の表示装置を用いることで、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、本発明の表示装置ではモニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がない。そのため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
以下、本発明の実施の態様、実施例について、図面を参照して説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に示す図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
なお本明細書において、各素子間の接続は、電気的に接続されていることを示す。そのため、接続関係を有する素子間に、半導体素子やスイッチング素子等を介して接続することもありうる。
また本明細書において、トランジスタのソース電極及びドレイン電極は、トランジスタの構成上、ゲート電極以外の電極を便宜上区別するために採用されている名称である。本発明において、トランジスタの極性に限定されない構成の場合、その極性を考慮すると、ソース電極及びドレイン電極の名称は変化する。そのため、ソース電極又はドレイン電極を、一方の電極及び他方の電極のいずれかとして記載することがある。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、本発明による表示装置における温度及び劣化補償の基本原理について説明する。図1は温度及び劣化補償回路を有する表示装置の模式図を示したものである。
本発明の表示装置は、ゲートドライバ107、ソースドライバ108及び画素部109を備える。画素部109は複数の画素106から構成される。画素部109において画素106は複数の副画素106a,106b、106cで構成されている。なお複数の副画素のそれぞれは、駆動用のトランジスタ104(駆動TFT)、発光素子105が設けられている。また、複数の副画素106a,106b、106cは図1においては3つの副画素で構成しているがこれに限定されず、1つの画素において副画素が2つ以上設けられていればよいことを付記する。
なお、本明細書においては、画素とは一つの画像を構成する色要素を具備するものであり、発光素子及び発光素子を駆動する素子(例えばトランジスタで構成される回路)を有する副画素を複数含むものとする。また本明細書においては、絵素とは、一つの最小の画像を表示するための色要素を構成する画素を具備するものであるとする。よって、R(赤)G(緑)B(青)の色要素からなるフルカラー表示装置の場合には、絵素とはRの色要素、Gの色要素、Bの色要素を含む画素から構成されているものとする。また、画素において、副画素を呼称する場合については、第1の副画素、第2の副画素といったように呼称するものとする。また、各副画素は、その面積の大きさが異なっていてもよいし、異なっていなくてもよい。
温度及び劣化補償回路(以下補償回路という)の基本構成について説明する。電流源101、モニター素子102、バッファアンプ103、駆動用のトランジスタ104、発光素子105を有する。なお、モニター素子102は複数の副画素106a,106b、106cのいずれかに設けられた発光素子と同一の電流特性を持つ発光素子で形成する。例えばEL素子で発光素子を形成する場合には、モニター素子102のEL素子と複数の副画素106a,106b、106cのいずれかに設けられたEL素子は同じEL材料を、同じ条件で作製するようにする。例えば本実施の形態では第1の副画素に設けられた発光素子と同じ材料で、同じ条件で、同じ大きさに作製されたものであるとする。なお、本明細書におけるモニター素子と副画素の電気特性が等しいとは、全く同じである必要はなく概略同じであればよいものとする。また、本明細書においては、一つのモニター素子の面積と一つの発光素子の面積は、全く同じである必要はなく略々同じであればよいものとする。さらに、本明細書において、一つのモニター素子の面積と一つの発光素子の面積の差が、そのモニター素子の面積の20%、好ましくは5%以内であれば、そのモニター素子の面積とその発光素子の面積は略々等しいとみなすことができる。同様に、一つのモニター素子の発光強度と一つの発光素子の発光強度は、全く同じである必要はなく、略々同じであればよいものとする。また、本明細書において、一つのモニター素子の発光強度と一つの発光素子の発光強度との差が、そのモニター素子の発光強度の20%、好ましくは5%以内であれば、そのモニター素子の発光強度とその発光素子の発光強度は略々等しいとみなすことができる。
電流源101はモニター素子102に一定の電流を供給する。つまりモニター素子102の電流値は常に一定である。この状態で環境温度が変化すると、モニター素子102自体の抵抗値が変化する。モニター素子102の抵抗値が変化すると、当該モニター素子102の電流値は一定であることから、モニター素子102の両電極間の電位差が変化する。このモニター素子102の両電極間の電位差を検出することで環境温度の変化を検出する。より詳しくは、モニター素子102の一定の電位に保たれている側の電極の電位、つまり図1では陰極110の電位は変わらないので、電流源101に接続されている側の電位、つまり図1では陽極111側の電位の変化を検出する。
ここで本発明の表示装置において、従来の構成とは異なる構成を想到するに至る経緯について述べる。本発明の表示装置の画素部を構成する画素は、複数の副画素により構成されている。図26に画素に複数の副画素として、第1の副画素、第2の副画素が設けられた例について述べる。第1の副画素、第2の副画素において第1の副画素の発光素子が設けられた面積をS、第2の副画素の発光素子が設けられた面積を第1の副画素に設けられた発光素子の面積の2倍にあたる2Sとして説明する。本発明の表示装置における補償回路は、副画素における電源線の電位を補正することで発光素子の劣化を補償することができる。第1の副画素及び第2の副画素における発光素子は、同じ材料であり、同じ膜厚で作製されたものであるとすると、発光素子自体の抵抗値の関係は、第1の副画素においてR、第2の副画素においてR/2となる。第1の副画素及び第2の副画素における発光素子は、同じ電源線に接続されており、且つ同じ対向電極に接続されているため、第1の副画素に設けられた発光素子にはIの電流が流れ、第2の副画素においては第1の副画素に流れる電流Iの2倍の2Iの電流が流れることとなる。第1の副画素及び第2の副画素に設けられた発光素子は、電流密度によって発光の強度が決まるため、第1、第2の副画素における発光素子の発光強度は第1の副画素及び第2の副画素の発光素子の面積に比例する。そのため、第1の副画素の発光素子の発光強度をLとすると、第2の副画素の発光強度は第1の副画素の発光強度Lの2倍にあたる2Lの発光強度を有することとなる。つまり、第1の副画素及び第2の副画素に設けられたいずれか一方の発光素子と同じ材料で、同じ条件で、同じ大きさに作製されたモニター素子を補償回路に設けさえすれば、第1の副画素及び第2の副画素の電源線の電位を同時に補正することができる。そして第1の副画素及び第2の副画素に設けられたいずれか一方の発光素子と同じ材料で、同じ条件で、同じ大きさに作製されたモニター素子に基づいた補正を行うことを見出した着眼点こそが、本発明の画素の大きさよりもモニター素子を小さくするという思想に帰着する要因である。
また本発明は、表示装置における画素部を構成する画素の大きさに比べて、モニター素子の大きさを小型化することを特徴とするものである。また、単に画素の発光素子を小型化してモニター素子とすることとは思想が異なることについて説明する。基本的には補償回路において、画素に設けられた発光素子とモニター素子との劣化の割合を同じにするためには、同じ材料で、同じ条件で、同じ大きさに作製することが必要である。ここで、単に画素の発光素子を小型化してモニター素子とする例について、図27を用いて説明する。図27において、図27(A)を画素に設けられた発光素子、図27(B)はモニター素子であるとし、同じ材料で、同じ条件で作製されているが、画素に設けられた発光素子より、モニター素子の方が小さいものとする。また、図27において駆動用のトランジスタ2701、第1の電極2702、電界発光層2703、第2の電極2704である。なお、本明細書においては、第1の電極、第2の電極、及び電界発光層を併せて、単に発光素子、モニター素子と呼ぶこととする。また、本明細書において発光素子の面積、モニター素子の面積とは、第1の電極、電界発光層、及び第2の電極が重畳した領域のことをいうものとする。
発光素子を劣化させる要因の一つに、外部から発光素子の電界発光層に侵入する水分や酸素などがあげられる。そのため、発光素子はシュリンクとも呼ばれる画素の端(エッジ)から輝度が劣化する現象を引き起こす。図27(A)、図27(B)における2705a、2705bで示した部分(シュリンク部という)では、特に発光素子における電界発光層の密着性等の問題からシュリンクが起こりやすいことが経験的に知られている。そこで図27の(A)と(B)を比較すると、画素における発光素子における電界発光層の面積に対しシュリンクが起こりやすい領域の割合が異なることがわかる。つまり、画素における発光素子の面積とモニター素子の面積の大きさを異ならせることはシュリンク形成部の大きさが異なることによる劣化の進行度が異なるため、画素の発光素子における電界発光層とモニター素子における電界発光層との劣化の進行度が異なり、発光素子の劣化補償が難しくなる。そのため、従来の思想においては、単にモニター素子の小型化を達成することは難しかった。
なお、上述の図26のように第1の副画素、第2の副画素の発光素子の面積を等比2の等比数列の関係に設けることで、それらの発光素子の面積の組み合わせによって2×2=4の階調を表現することができるため好適である。第1の副画素、第2の副画素の2つの副画素に限らず、画素に設けられた複数の副画素の発光素子の面積を等比2の等比数列の関係に設けることで、それらの組み合わせにより表示装置の多階調化を実現することができ好適である。換言すれば、複数の複数の副画素において、発光強度が等比2の等比数列の関係に設けることで多階調化を実現することができ好適である。もちろん必ずしも複数の副画素に設けられた発光素子の面積または発光強度を、等比2の等比数列の関係に設ける必要はない。
図2はモニター素子の電圧電流特性の温度依存性を示す図である。低温(例えば−20℃)、室温(例えば25℃)、高温(例えば70℃)でのモニター素子102の電圧電流特性をそれぞれ線201、202、203に示す。電流源101からモニター素子102へ流れる電流値がIであるとき、室温ではモニター素子にVの電圧がかかっていることになる。そして、低温時ではVの電圧となり、高温時ではVの電圧となる。
このようなモニター素子102の電圧の変化を含む情報は、バッファアンプ103に供給され、陽極111の電位に基づき当該バッファアンプ103で発光素子105に供給する電位を設定する。つまり図2のように環境温度が低温となった場合には発光素子105にVの電圧がかかるように電位を設定し、高温となった場合には発光素子105にVの電圧がかかるように電位を設定する。そうすると、温度変化に合わせて、発光素子105に入力する電源電位を補正することができる。つまり、温度変化に起因した電流値の変動を抑制することができる。
また、図3はモニター素子102の電圧電流特性の経時変化を示す図である。モニター素子102の初期特性を線301、劣化後の特性を302で表している。なお、初期特性と劣化後の特性は同じ温度条件で測定したものとする。初期特性の状態でモニター素子102に電流Iが流れるとモニター素子102にかかる電圧はV、劣化後のモニター素子102にかかる電圧はVとなる。よって、このVの電圧を、同様に劣化した発光素子105に印加するようにすれば、見かけ上の発光素子105の劣化を低減することができる。このように、モニター素子102も発光素子105とともに劣化するため、発光素子105の劣化に対しても補償することができる。
このようにモニター素子102の陽極111の電位の変化に合わせて、発光素子105の陽極にモニター素子102の陽極111の電位と同じ電位を印加するバッファアンプ103には、オペアンプを用いたボルテージフォロワ回路を適用することができる。ボルテージフォロワ回路の非反転入力端子は高入力インピーダンスで、出力端子は低出力インピーダンスであるため入力端子と出力端子を同電位とし、電流源101の電流がボルテージフォロワ回路に流れ込むことなく出力端子からは電流を流すことができるからである。
本実施の形態の補償回路を有する表示装置の具体的構成について図11を用いて説明する。図11においては、1つの画素が第1の副画素、第2の副画素で構成されている場合について示す。表示装置はゲートドライバ1107、ソースドライバ1108、画素部1109を有する。画素部には画素1106が設けられ、画素1106内にはスイッチング用トランジスタ1112、駆動トランジスタ1104及び発光素子1105を有する第1の副画素1106a、第2の副画素1106bが設けられている。ソースドライバはパルス出力回路1119、第1のラッチ回路1110、第2のラッチ回路1111を有する。第1のラッチ回路に入力を行っている時に第2のラッチ回路では出力を行うことができる。そして、ゲートドライバ1107から信号が入力されるゲート線により選択された画素1106のスイッチング用トランジスタ1112がオンする。そして、第2のラッチ回路1111により出力された信号をソース信号線S1〜Smから保持容量1113に書き込む。この保持容量1113に書き込まれた信号によって、駆動トランジスタ1104がオンオフし、発光素子の点灯、非点灯が決まる。つまり、電源線V1〜Vmの電位が、オンしている駆動トランジスタ1104を介して、発光素子1105の第1の電極である陽極に印加され、発光素子1105に電流が供給され発光する。
本発明は、基本電流源1101から、並列接続したモニター素子1102a〜1102nに電流を流す。これらのモニター素子1102a〜1102nの第1の電極である陽極の電位を検出し、ボルテージフォロワ回路1103により電源線V1〜Vmの電位を設定する。こうして、温度及び劣化補償の機能を備えた表示装置を提供することができる。
このように温度及び劣化補償の機能を備えた駆動方法のことをコンスタントブライトネスともいう。
なお、モニター素子の数は適宜選択することができる。もちろん、一個でも構わないし、図11の様に各行毎に配置しても構わない。モニター素子を一つだけ用いるときには基本電流源1101に流す電流値は各画素の発光素子1105に流したい電流値を設定すればよいため消費電力が少なくてすむ。また、複数のモニター素子を配置すればモニター素子毎の特性のばらつきを平均化することができる。
なお、図11の構成では各画素の発光素子1105の陰極はGNDに設定されているがこれに限定されない。
また、RGBの画素毎に電源線の電位を設定することもできる。その一例を図12に示す。図11の表示装置と共通のところは共通の符号を用いている。また、詳しい動作については、図11と同じなので省略する。
図12の表示装置において信号線S1に接続されている画素がRの発光をする画素、信号線S2に接続されている画素がGの発光をする画素、信号線S3の接続されている画素がBの発光をする画素とする。基本電流源1201aはモニター素子1202aに電流を供給し、ボルテージフォロワ回路1203aがモニター素子1202aの陽極の電位を検出し、この電位を電源線Vの電位に設定する。基本電流源1201bはモニター素子1202bに電流を供給し、ボルテージフォロワ回路1203bがモニター素子1202bの陽極の電位を検出し、この電位を電源線Vの電位に設定する。基本電流源1201cはモニター素子1202cに電流を供給し、ボルテージフォロワ回路1203cがモニター素子1202cの陽極の電位を検出し、この電位を電源線Vの電位に設定する。こうして、RGB毎に電位を設定することができるため、例えば、RGB毎のEL材料によって温度特性や劣化特性が異なるときに、所望の電位を発光素子に設定することができる。つまりRGB毎に電源電位を補正することができる。
本実施の形態によれば、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、上記実施の形態で述べた表示装置とは別の構成について述べる。本実施の形態では劣化補償の精度をさらに高めた構成について説明する。
表示装置を長期間使用し続けると、モニター素子と発光素子には劣化の進行に誤差が生じてくる。この誤差は使用期間が長ければ長いほど大きくなり、劣化補償の機能が低下することになる。
ここで、劣化の進行に差が生じた場合について図4を用いて説明する。モニター素子102及び発光素子105の電圧電流(VI)特性の初期特性を線401、表示装置をある期間使用したときのモニター素子102の劣化後のVI特性を線402、発光素子105の劣化後のVI特性を線403で表している。このようにモニター素子102の劣化と発光素子105の劣化の進行には差が生じる。なぜならば、表示装置が表示を行っている時には常にモニター素子102には電流が流れ続けている。ところが画素のそれぞれの発光素子105は発光している期間と非発光期間が存在するためモニター素子102と発光素子105の経時劣化には誤差が生じてくる。つまり、モニター素子の劣化に比べ、発光素子の劣化の進行は遅れることになる。
ここで、モニター素子102の初期特性において、モニター素子102に電流値Iの電流が流れるとき、初期特性ではモニター素子にはVの電圧がかかることになる。そして、発光素子105の劣化後ではV、モニター素子102の劣化後ではVの電圧がかかることになる。逆に言えば劣化後の発光素子105に電流値Iを流すためにはVの電圧を印加する必要があり、劣化後のモニター素子102に電流値Iを流すためにはVの電圧を印加する必要がある。
この状態でモニター素子102の陽極111の電位Vを検出し、バッファアンプ103によって発光素子にこの電位Vが設定されると、発光素子に電流値Iを流すために必要な電圧V以上の電圧が印加されることになり消費電力が大きくなってしまう。また、画素の各々の発光素子は劣化の進行が異なるため、必要以上の電圧が加わると焼きつきが目立つようになる。
そこで、本実施の形態では、各々の発光素子の劣化とモニター素子の劣化の進行をより近いものにして、劣化補償の精度を向上させるものである。
そのため、本実施の形態では、表示装置の各画素の発光素子の発光期間の平均した期間をモニター素子に流す電流の期間に設定する。好ましくは、表示装置が表示を行っている期間の10%から70%の期間をモニター素子に電流が流れるようにする。
ここで、表示装置において各画素の発光素子の発光期間と非発光期間の比の平均値は3:7の比であることが経験的に得られる。よって、より好ましくは表示装置が表示を行っている期間のうち30%の期間をモニター素子に電流を流すようにする。
モニター素子の発光期間を設定することができる補償回路の構成を図5に示す。電流源501、モニター素子502、ボルテージフォロワ回路503、容量素子506、第一のスイッチ507、第二のスイッチ508及び画素510を有する。画素510は複数の副画素510a、510b、510cを有し、それぞれ駆動トランジスタ504、発光素子505を有する。また、複数の副画素510a、510b、510cは図5において、3つの副画素で構成しているがこれに限定されず、1つの画素において副画素が2つ以上設けられていればよいことを付記する。また実施の形態1と同様であるが、例えばEL素子で発光素子を形成する場合には、モニター素子502のEL素子と複数の副画素510a,510b、510cのいずれかに設けられたEL素子は同じEL材料を、同じ条件で作製するようにする。本発明の表示装置では画素を構成する副画素と同じ大きさにモニター素子を作製し、表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がない。そのため、モニター素子を表示部の画素の大きさに比べ小型化することができる。
モニター素子502に定電流を流すときには第一のスイッチ507及び第二のスイッチ508をオンにする。するとモニター素子502に電流が流れ、モニター素子502の陽極509側の電位が容量素子506に蓄積されるとともに、ボルテージフォロワ回路503の非反転入力端子にこの電位が入力され、出力端子に同電位が出力される。こうして、環境温度の変化により電圧電流特性の変化した発光素子505に所望の電位を設定することができる。
そして、モニター素子502を非発光とするときには、第一のスイッチ507及び第二のスイッチ508をオフにし、モニター素子502の陽極509側の電位を容量素子506に保持させる。このとき第二のスイッチ508は第一のスイッチ507と同時にオフさせるか、少なくとも先にオフさせる。第一のスイッチ507が第二のスイッチ508より先にオフしてしまうと、モニター素子502の陽極側の電位を蓄積していた容量の電位が変動してしまうからである。
こうして非発光期間においても、第二のスイッチ508をオフにした瞬間のモニター素子502の陽極509側の電位が、ボルテージフォロワ回路503の非反転入力端子に入力される。そしてボルテージフォロワ回路503の出力端子には同電位が出力され、第二のスイッチ508をオフにした瞬間のモニター素子502に流れていた電流を発光素子に流すことができる。
この構成においてはモニター素子に電流を流している期間に温度補償機能を果たすことができるので、劣化補償と温度補償の両方を実現することができる。本実施の形態においては、特に劣化補償の機能が優れている。
ここで、表示装置の階調表示において、1フレーム期間あたりの各画素の発光と非発光の比の平均値は30:70の比であることが経験的に知られている。よって、表示装置の表示を行っている間中、電流を流し続けるモニター素子に流れる電流量と、各発光素子に流れる電流量の平均の比は100:30になることが分かる。よって、モニター素子に電流を流す期間を1フレーム期間あたり30%に設定することでモニター素子と、画素の発光素子の劣化の進行を近づけることができる。つまり劣化補償の精度を向上させることができる。
また、上記構成においてRGB毎に劣化補償のモニター素子を設け、さらなる精度の向上した劣化補償及び温度補償機能を実現することができる。RGB毎にELの劣化進行や寿命が異なる場合や、RGB毎にEL素子の温度特性が異なる場合に、それぞれのRGB毎の発光素子に対応したモニター素子を設けて温度補償及び劣化補償を行うとよい。さらにRGBのそれぞれの発光素子の発光期間と非発光期間の比の平均値(デューティー比)に合わせてそれぞれのRGB毎のモニター素子の発光期間を設定することでさらなる劣化補償の精度が向上する。つまり、モニター素子の劣化進行と各発光素子の劣化の進行の平均値が概ね等しくなるので、より劣化補償の精度が高くなる。さらに、モニター素子も同色のEL材料を用いることができるので発光素子の温度補償の精度も向上させることができる。そのような構成としては、図12に示した表示装置に適用することで実現できる。
このように、本実施の形態によれば、モニター素子の劣化の度合いを予め設定しておくことにより、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、上記実施の形態で述べた表示装置とは別の構成について述べる。本実施の形態では温度補償の精度を維持しつつ、劣化補償の精度を高めた表示装置の構成について図6を用いて説明する。
表示装置は電流源601、モニター素子602a及びモニター素子602b、ボルテージフォロワ回路603、スイッチ606a、スイッチ606b及び画素610を有する。画素610は複数の副画素610a、610b、610cを有し、それぞれ駆動トランジスタ604、発光素子605を有する。また、複数の副画素610a、610b、610cは、図6において3つの副画素で構成しているがこれに限定されず、1つの画素において副画素が2つ以上設けられていればよいことを付記する。また実施の形態1と同様であるが、例えばEL素子で発光素子を形成する場合には、モニター素子602a、602bのEL素子と複数の副画素610a、610b、610cのいずれかに設けられたEL素子は同じEL材料を、同じ条件で作製するようにする。本発明の表示装置では画素を構成する副画素と同じ大きさにモニター素子を作製し、表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がない。そのため、モニター素子を表示部の画素の大きさに比べ小型化することができる。
本構成の補償回路の動作について簡単に説明する。スイッチ606a又は606bが交互にオンするようにする。すると、必ずモニター素子602a又はモニター素子602bに電流が流れる。そして、これらのモニター素子のどちらかの陽極の電位をボルテージフォロワ回路603で検出し、その電位を発光素子605の陽極の電位に設定することができる。また、スイッチ606a及び606bがオンする期間を同じに設定すれば、モニター素子602a及び602bの経時劣化を遅らせることができる。
また、常にどちらかのモニター素子に電流を流し、そのモニター素子の陽極の電位を検出し、発光素子の陽極の電位を設定しているため、温度補償も常に行うことができる。
このように動作させることができるスイッチの一例を図7に示す。スイッチ701が図6におけるスイッチ606a及び606bの機能を果たす。スイッチ701の端子aは電流源601に接続され、端子bはモニター素子602aの陽極に、端子cはモニター素子602bの陽極に接続されている。モニター素子602aに電流源601からの電流を流すときにはスイッチ701の端子aと端子bが導通状態になり、モニター素子602bに電流を流すときには端子aと端子cが導通状態になる。
スイッチ701の具体的構成の例を図8に示す。スイッチ701はアナログスイッチ801及び802並びにインバータ803を有する。制御信号がアナログスイッチ801及びアナログスイッチ802の制御入力端子に入力され、アナログスイッチ801又はアナログスイッチ802のいずれかがオンする。こうして、モニター素子602a又はモニター素子602bのいずれに電流を流すかを選択することができる。
また、スイッチ606a及びスイッチ606bの機能を図9に示すようにトランジスタを用いて実現することができる。Pチャネル型のスイッチング用トランジスタ901とNチャネル型のスイッチング用トランジスタ902を用いる。スイッチング用トランジスタ901のソース端子と、スイッチング用トランジスタ902のドレイン端子とが電流源601に接続され、スイッチング用トランジスタ901のドレイン端子がモニター素子602aの陽極と、スイッチング用トランジスタ902のソース端子がモニター素子602bの陽極と接続されている。これらのトランジスタのゲート端子に制御信号が入力される。するとスイッチング用トランジスタ901及び902は極性が異なることからどちらかがオンする。こうしてモニター素子602a又は602bを選択することができる。この構成を表示装置に適用したときの具体的な構成例を図13に示す。図9のPチャネル型のスイッチング用トランジスタ901が図13のトランジスタ1302bに対応し、図9のNチャネル型のスイッチング用トランジスタ902が図13のトランジスタ1302aに対応する。そして、制御信号が制御線1301からこれらのトランジスタのゲート端子に入力され、Pチャネル型のトランジスタ1302bとNチャネル型のトランジスタ1302aが交互にオンする。
なお、図10に示すように同じ極性のトランジスタを用いても同様の機能を果たすことができる。一方のスイッチング用トランジスタ1001の制御入力端子には制御信号をそのまま入力し、他方のスイッチング用トランジスタ1002にはインバータを介して制御信号を入力する。すると制御信号が反転してスイッチング用トランジスタ1002に入力されるため、どちらかのスイッチング用トランジスタを選択することができる。なお、図10においてはPチャネル型のスイッチング用トランジスタ1001及びスイッチング用トランジスタ1002を用いて説明したが、もちろんNチャネル型のトランジスタのみを用いても同様の機能を果たすことができる。この構成を表示装置に適用したときの具体的な構成例を図14に示す。図10のスイッチング用トランジスタ1001が図14のトランジスタ1402bに対応し、図10のスイッチング用トランジスタ1002が図14のトランジスタ1402aに対応する。そして、制御信号が制御線1401から入力され、この信号がトランジスタ1402bのゲート端子に入力される。一方制御信号が反転された制御信号1401a及び反転しない制御信号1401bが、トランジスタ1402bとトランジスタ1402aを交互にオンする。
なお、選択するモニター素子は二つに限られず複数を並列に配置して劣化進行をさらに遅くすることができる。したがって三つのモニター素子を並列に配置し、電流を流すモニター素子を順々に選択することにより、発光素子とモニター素子の劣化の進行を近づけることもできる。
さらに、劣化補償を高める構成を図15に示す。画素1106の発光素子とモニター素子の劣化の進行を近づけるため、画素部1109の一列に信号を供給するソース信号線をトランジスタ1501a〜1501nのソース端子に接続し、トランジスタ1502a〜1502nのオンオフを制御するようにする。こうすることで、ある列の各発光素子と各モニター素子の発光期間と非発光期間の比を同等にすることができる。なお、図15の構成では信号線S1を、モニター素子のオンオフを制御するトランジスタへ信号を伝えるスイッチング用のトランジスタ1501a〜1501nと接続している。
本実施の形態によれば、画素の発光素子とモニター素子の劣化の近づけておくことにより、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態においては、上記実施の形態で述べた表示装置とは別の構成について述べる。本実施の形態では温度補償の精度を維持しつつ、劣化補償の精度を高めた表示装置の構成について図16を用いて説明する。
図16に示す本実施の形態の表示装置は、経時測定回路1601、記憶回路1602、補正データ作成回路1603、電源回路1604、電流源1605、発光素子1614及び駆動用トランジスタ1613を含む画素1616を有する。これらの回路は、発光素子1614とモニター素子1606と共に、同一の基板1610上に設けられていてもよいし、別の基板上に設けられていてもよい。
基板1610上に設けられた画素領域1609には、複数の画素1616がマトリクス状に設けられており、複数の画素の各々は第1の副画素1616a及び第2の副画素1616bを有する、また第1の副画素及び第2の副画素はそれぞれ発光素子1614とトランジスタ(図16では駆動用トランジスタ1613のみを例示)とを有する。第1の副画素または第2の副画素に設けられた発光素子1614のいずれかとモニター素子1606は、同一の基板1610上に設けられている。つまり、同一の作製条件により、同一の工程で作成されたものであり、環境温度の変化と経時変化に対して同じ特性を有する。本発明の表示装置では画素を構成する副画素と同じ大きさにモニター素子を作製し、表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がない。そのため、モニター素子を表示部の画素の大きさに比べ小型化することができる。発光素子1614は、基板1610上に設けられたドライバ(ここでは第1のゲートドライバ1608と、第2のゲートドライバ1611と、ソースドライバ1612を例示)により、点灯と非点灯やその輝度が制御される。
モニター素子1606は、基板1610上に1つ又は複数設けられる。1つ又は複数のモニター素子1606を含むモニター用回路1607は、画素領域1609内に設けてもよいし、それ以外の領域に設けてもよい。但し、モニター用回路1607は、画像の表示に影響を及ぼさないように、画素領域1609以外の領域に設けると望ましい。
モニター素子1606には電流源1605により一定の電流が供給される。この状態で環境温度の変化と経時変化が生じると、モニター素子1606自体の抵抗値が変化する。そうすると、モニター素子1606の電流値は常に一定なため、モニター素子1606の両電極間の電位差が変化する。
上記構成の場合、モニター素子1606が含む2つの電極のうち、対向電極1615の電位は変化せず、モニター素子1606が含む2つの電極のうち、電流源1605に接続する側の電極(ここでは第1の電極とよぶ)の電位が変化する。変化したモニター素子1606の第1の電極の電位は、補正データ作成回路1603に出力される。
経時測定回路1601は、電源回路1604が発光素子1614を含むパネルに電源を供給していた時間を測定する機能、又は、画素領域1609内の各画素に供給するビデオ信号をサンプリングして、発光素子1614の点灯時間を測定する機能を有する。後者の機能の場合、画素領域1609には複数の発光素子1614が設けられており、各々の発光素子1614で点灯時間が異なる。従って、各々の発光素子1614の点灯時間を算出した後、その平均値を用いるとよい。また、複数の発光素子1614から選別したいくつかの発光素子1614の点灯時間を算出し、その平均値を用いるとよい。経時測定回路1601は、上記のどちらかの機能により得た経過時間に関する情報を含む信号を、補正データ作成回路1603に出力する。
記憶回路1602は、発光素子1614の電圧電流特性の経時変化を記憶する回路である。つまり、各経過時間における発光素子1614の電圧電流特性を記憶しており、好ましくは1万時間から10万時間分のものを記憶する。記憶回路1602は、補正データ作成回路1603から供給される信号に基づき、その経過時間に対応した発光素子1614の電圧電流特性のデータを補正データ作成回路1603に出力する。
補正データ作成回路1603は、モニター素子1606の出力と、記憶回路1602の出力に基づき、発光素子1614を動作させる最適な電圧条件を算出する。つまり、所望の輝度が得られる最適な電圧条件を算出する。そして、その情報を含む信号を電源回路1604に出力する。
電源回路1604では、補正データ作成回路1603から供給された信号に基づき、補正した電源電位を発光素子1614に供給する。
なお、発光素子1614を含むパネルを用いてカラー表示を行う場合、発光波長帯の異なる電界発光層を画素毎に設けるとよく、典型的には、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応した電界発光層を設けるとよい。この場合、赤、緑、青の各色に対応したモニター素子1606を設けて、色毎に電源電位を補正するとよい。
なお、EL劣化の加速試験を行い、加速係数を算出する。そして、長期の劣化特性を推定したデータを記憶回路1602にいれておくとよい。
上記構成を有する本発明によると、モニター素子を用いて、発光素子の電圧条件を最適なものとすることで、温度変化と経時変化の両者に起因した発光素子の電流値の変化による影響を抑制することができる。また、本発明によると、ユーザーによる操作を必要としないため、エンドユーザに渡った後も継続して補正を続けることで、製品としての長寿命化が見込まれる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態においては、上記実施の形態で述べた表示装置とは別の構成について述べる。本実施の形態では、実施の形態1乃至4で示した表示装置を用いて、表示をしていない期間に画素内の発光素子の経時劣化補正を行う方法について説明する。
発光素子の経時劣化の進行の度合いは、初期に大きく、時間と共に段々少なくなっていく。従って、発光素子を用いた表示装置では、発光素子の輝度調整前(例えば出荷前)に、全ての発光素子の初期の経時変化を生じさせてしまう初期エージング処理を行うとよい。このような初期エージング処理を行って、発光素子の初期の急減な経時変化を予め生じさせておけば、その後、経時変化が急激に進行することはないため、発光素子の経時変化を起因とした焼き付きなどの現象を軽減することができる。
なお、初期エージング処理は、発光素子をある期間だけ点灯させることで行うが、好ましくは、通常の使用時よりも高い電圧をかけるとよい。そうすれば、初期の経時変化が短時間で生じることになる。
また、本発明の表示装置を充電式の蓄電池を用いて動作させる場合には、表示装置の使用状態ではない充電中に、全ての画素を点灯又は点滅させる処理、標準画像(例えば待ち受け画像など)の明暗を反転させた画像を表示する処理、ビデオ信号をサンプリングすることにより、点灯頻度の低い画素を検出して、当該画素を点灯又は点滅させる処理などを行うとよい。上記のように、使用状態ではないときに、焼き付きの低減を目的として行う上記の処理は、フラッシュアウト処理とよぶ。このフラッシュアウト処理を行えば、当該処理後に、焼き付きが生じたとしても、その焼き付いた画像の一番明るい箇所と、一番暗い箇所との差を5階調以下、さらに好ましくは1階調以下に設定することができる。また、焼き付きを軽減するためには、上記の処理以外に、なるべく画像を長時間固定化しないようにする処理を行うとよい。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。すなわち、本実施の形態によれば、画像の焼き付きを軽減すると共に、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
(実施の形態6)
本実施の形態においては、上記実施の形態で述べた表示装置とは別の構成について述べる。本実施の形態では、モニター素子がショートしたときにモニター制御用のトランジスタをオフとする回路構成及びその動作について説明する。
本実施形態は、モニター素子に接続されたモニター制御用のトランジスタ及びインバータを設ける。これはモニター素子の不良(初期不良や経時不良を含む)により生じる、モニター素子の動作不良を考慮して設けられている。例えば、電流源とモニター素子とが、その他のトランジスタ等を介さず接続されている場合、モニター素子が、作製工程中の不良等により、モニター素子が有する陽極と陰極とがショート(短絡)する場合を考える。すると、電流源からの電流は、ショートしたモニター素子へ多く供給されてしまう。その結果、適切なモニター素子の電位の変化を、発光素子へ供給することができなくなってしまう。
図17を用いて、モニター素子周辺の回路の詳しい動作を説明する。図17(A)に示すように、モニター素子1701が有する電極において、高電位側を第1電極1701a、低電位側を第2電極1701cとすると、第1電極1701aはインバータ1703の入力端子に接続され、第2電極1701cは接地電位(GND:グラウンド電位)に接続され、固定電位となる。そのため、モニター素子1701が有する陽極と陰極とがショートすると、第1電極1701aの電位が、第2電極1701cの電位に近づく。その結果、インバータ1703には、第2電極1701cの電位に近い低電位が供給されるため、インバータ1703が有するpチャネル型のトランジスタ1703pがオンとなる。すると、高電位側の電位(Va)がインバータ1703より出力され、モニター制御用のトランジスタ1702のゲート電位となる。すなわち、モニター制御用のトランジスタ1702のゲートに入力される電位はVaとなり、モニター制御用のトランジスタ1702はオフとなる。
ここで、モニター素子1701に一定電流を流す順序に注意する。モニター制御用のトランジスタ1702がオンの状態で、モニター線1704(実施の形態1における電流源101、バッファアンプ103に接続される配線)に一定電流を流し始める必要がある。本実施の形態では、図17(B)に示すようにVaをLowにしたまま、モニター線1704に電流を流し始めている。そしてVaは、モニター線1704の電位が飽和状態となった後、VDDとなるようにする。その結果、モニター制御用のトランジスタ1702がオンの状態であっても、モニター線1704を充電することができる。
一方、モニター素子1701がショートしていない場合、第1電極1701aの電位がインバータ1703に供給されるため、nチャネル型のトランジスタ1703nがオンとなる。すると、低電位側の電位がインバータ1703より出力され、モニター制御用のトランジスタ1702はオンとなる。
このようにして、ショートしたモニター素子1701へは、電流源からの電流が、供給されないようにすることができる。従って、モニター用の発光素子が複数ある場合、そのモニター素子のうち少なくとも一個がショートしたとき、ショートしたモニター素子への電流供給を遮断することでモニター線1704の電位の変化を最小限に抑えることができる。その結果、適切なモニター素子1701の電位の変化を、画素部へ供給することができる。
また、モニター素子がショートしたときにモニター制御用のトランジスタをオフとする回路構成及びその動作として別の構成について説明する。
図18(A)に示すモニター素子周辺の回路は、pチャネル型の第1のトランジスタ1801、第1のトランジスタにゲート電極が共通し、並列に接続されているnチャネル型の第2のトランジスタ1802、第2のトランジスタに直列に接続されているnチャネル型の第3のトランジスタ1803を有する。モニター素子1701は、第1のトランジスタ1801及び第2のトランジスタ1802のゲート電極に接続されている。モニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極は、第1のトランジスタ1801及び第2のトランジスタ1802が互いに接続されている電極に接続されている。その他の構成は図17と同様である。
また、pチャネル型である第1のトランジスタ1801の高電位側の電位をVaとし、nチャネル型である第3のトランジスタ1803のゲート電極の電位をVbとする。そして、モニター線1704の電位、Va、Vbの電位を図18(B)に示すように動作させる。
まず、モニター線1704の電位を飽和状態にさせ、その後、Vaの電位をHighとする。モニター素子1701がショートしている場合、モニター素子1701の第1電極側である陽極の電位、つまり点Dの電位は、モニター素子1701の陰極と、同程度にまで下がる。すると、第1のトランジスタ1801及び第2のトランジスタ1802のゲート電極には、低い電位、つまりLowが入力され、nチャネル型である第2のトランジスタ1802がオフとなり、pチャネル型である第1のトランジスタ1801がオンとなる。そして、第1のトランジスタ1801の一方の電位である、高い側電位が、モニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極へ入力され、オフとなる。その結果、ショートしたモニター素子1701には、モニター線1704からの電流は供給されない。
このとき、ショートの状態がわずかであり、陽極の電位が微少に低下した場合であると、第1のトランジスタ1801及び第2のトランジスタ1802のいずれがオン、またはオフとなるか制御しづらいことがある。そこで、図18に示すように、第3のトランジスタ1803のゲート電極へVbの電位を供給する。すなわち、図18(B)に示すように、VaがHighとなっている間に、Vbの電位をLowとする。すると、nチャネル型である第3のトランジスタ1803はオフとなる。その結果、陽極の電位が、VDDから第1のトランジスタのしきい値電圧分下がった電位なら、第1のトランジスタ1801をオンとすることができ、モニター制御用のトランジスタ1702をオフとすることができる。
このようにVbの電位を制御することにより、陽極の電位が、微少に下がった場合であっても、モニター制御用のトランジスタ1702を正確にオフとすることができる。
なおモニター素子が正常である場合、モニター制御用のトランジスタ1702がオンとなるように制御される。すなわち陽極の電位は、モニター線1704の高電位とほぼ同じとなるため、第2のトランジスタ1802がオンとなる。その結果、低電位がモニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極に印加されるため、オンとなる。
また図19(A)に示すように、pチャネル型の第1のトランジスタ1901と、第1のトランジスタに直列に接続される、pチャネル型の第2のトランジスタ1902と、第2のトランジスタとゲート電極を共通とした、nチャネル型の第3のトランジスタ1903と、第1のトランジスタとゲート電極を共通とし、並列に接続されるnチャネル型の第4のトランジスタ1904とを有する。モニター素子1701は、第2のトランジスタ1902及び第3のトランジスタ1903のゲート電極に接続されている。モニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極は、第2のトランジスタ1902及び第3のトランジスタ1903が互いに接続されている電極に接続されている。さらにモニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極は、第4のトランジスタ1904の一方の電極に接続されている。その他の構成は図17と同様である。
まず、モニター線1704の電位を飽和状態にさせ、その後、Veの電位をLowとする。モニター素子1701がショートしている場合、モニター素子1701の陽極の電位、つまり点Dの電位は、モニター素子1701の陰極と、同程度にまで下がる。すると、第2のトランジスタ1902及び第3のトランジスタ1903のゲート電極には、低い電位、つまりLowが入力され、nチャネル型である第3のトランジスタ1903がオフとなり、pチャネル型である第2のトランジスタ1902がオンとなる。またVeの電位をLowとすると、第1のトランジスタ1901はオンとなり、第4のトランジスタ1904はオフとなる。そして、第2のトランジスタ1902を介して、第1のトランジスタの高い側電位が、モニター制御用のトランジスタ1702のゲート電極へ入力され、オフとなる。その結果、ショートしたモニター素子1701には、モニター線1704からの電流は供給されない。
このようにゲート電極の電圧Veを制御することにより、モニター制御用のトランジスタ1702を正確にオフとすることができる。
なお、本実施の形態は、本明細書中の実施例または実施の形態のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。すなわち、本実施の形態によれば、モニター素子がショートした場合であっても画素の発光素子の劣化の進行を補正することができると共に、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
本実施例では、副画素を有する画素の等価回路と、その動作について説明する。
図20には、発光素子2001と、ビデオ信号が入力される信号線2002、ビデオ信号の画素への入力を制御するスイッチング用トランジスタ2003、発光素子2001の発光または非発光を制御する駆動用トランジスタ2004、ビデオ信号の電位を保持するための容量素子2005を有する副画素の等価回路を示す。各トランジスタの特性はエンハンスメント型、又はディプリーション型トランジスタを用いることができる。
本実施例では、スイッチング用トランジスタ2003をnチャネル型トランジスタ、駆動用トランジスタ2004をpチャネル型トランジスタとする。
容量素子2005は、駆動用トランジスタ2004のゲート容量が大きく、各トランジスタからのリーク電流が許容範囲である場合、設ける必要はない。
このような画素構成の接続関係を示す。スイッチング用トランジスタ2003のゲート電極は走査線2006に接続され、第1の電極は信号線2002に接続され、第2の電極は駆動用トランジスタ2004のゲート電極に接続されている。駆動用トランジスタ2004の第1の電極は電源線2007に接続され、駆動用トランジスタ2004のゲート・ソース間には容量素子2005が設けられている。容量素子2005はスイッチング用トランジスタ2003が非選択状態(オフ状態)にあるとき、駆動用トランジスタ2004のゲート・ソース間の電位差を保持する、つまりビデオ信号の電位を保持するように接続されている。そのため、容量素子の一方の電極は駆動用トランジスタ2004のゲート電極に接続され、他方の電極は電源線2007に接続されている。
このような副画素を多数有し、各発光素子からの発光面積を制御する面積階調表示を行なう。
次に副画素における各トランジスタの具体的な動作について、図21に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお図21(A)は、縦軸は走査線、横軸は時間のときのタイミングチャートを示し、図21(B)はj行目の走査線Gjのタイミングチャートを示す。
表示装置は、そのフレーム周波数を通常60Hz程度とする。つまり、1秒間に60回程度の画面の描画が行われ、画面の描画を1回行なう期間を1フレーム期間(単位フレーム期間)と呼ぶ。副画素は図21(A)に示すように、1フレーム期間に、書き込み期間Ta、発光期間Tsを行なう。
書き込み期間Taにおいて、順次走査線2006が選択されると、走査線2006に接続されているスイッチング用トランジスタ2003がオンとなる。そしてスイッチング用トランジスタ2003がオンとなると、信号線から入力されるビデオ信号によって容量素子2005に電荷が蓄積される。この電荷が駆動用トランジスタ2004のしきい値電圧Vth以上となると、駆動用トランジスタ2004がオンとなり、発光素子2001が発光する。
そして発光素子2001は、供給される電流に見合った輝度で発光し、発光期間Tsとなる。
発光期間Tsでは、走査線2006の電位を制御することでスイッチング用トランジスタ2003をオフとし、書き込み期間Taにおいて書き込まれたビデオ信号の電位を容量素子2005により保持している。その結果、発光素子2001は発光し続ける。
また書き込み期間Taにおいて、信号線から入力されるビデオ信号によって駆動用トランジスタ2004がオフとなる場合、発光期間Tsでは、容量素子2005には電位が保持されていないため、発光素子は非発光となっている。
すなわち、書き込み期間Taにおいて駆動用トランジスタ2004をオンとする場合、発光期間Tsではビデオ信号の電位が容量素子2005によって保持されているので、発光し続けている。逆に、書き込み期間Taにおいて駆動用トランジスタ2004をオフとする場合、発光期間Tsではビデオ信号の電位は容量素子2005によって保持されず、非発光となっている。
このように、発光素子を発光、又は非発光とすることにより階調表示を行なう。特に、各副画素における発光素子からの発光面積に重みをつけた状態で、発光素子を発光、又は非発光とすることにより面積階調表示を行なう。
本実施例によれば、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施例は、本明細書中の他の実施の形態、実施例のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
本実施例では、実施例1と異なる副画素を有する画素の等価回路と、その動作について説明する。
図22に示す等価回路は、書き込まれたビデオ信号の電位を消去する消去用のトランジスタ2208(以下、消去用トランジスタと表記する)が設けられている構成が実施例1で示した図20と異なる。すなわち図22に示す副画素は、発光素子2201と、ビデオ信号が入力される信号線2202、ビデオ信号の画素への入力を制御するスイッチング用トランジスタ2203、発光素子2201の発光または非発光を制御する駆動用トランジスタ2204、書き込まれたビデオ信号の電位を消去する消去用トランジスタ2208、ビデオ信号の電位を保持するための容量素子2205を有する副画素の等価回路を示す。各トランジスタの特性はエンハンスメント型トランジスタを用いてもよいし、ディプリーション型トランジスタを用いてもよい。
本実施例では、スイッチング用トランジスタ2203、及び消去用トランジスタ2208をnチャネル型トランジスタ、駆動用トランジスタ2204をpチャネル型トランジスタとする。
容量素子2205は、駆動用トランジスタ2204のゲート容量が大きく、各トランジスタからのリーク電流が許容範囲である場合、設ける必要はない。
このような画素構成の接続関係を示す。スイッチング用トランジスタ2203のゲート電極は第1の走査線2206aに接続され、第1の電極は信号線2202に接続され、第2の電極は駆動用トランジスタ2204のゲート電極に接続されている。駆動用トランジスタ2204の第1の電極は電源線2207に接続され、駆動用トランジスタ2204のゲート・ソース間には容量素子2205が設けられている。容量素子2205はスイッチング用トランジスタ2203が非選択状態(オフ状態)にある時、駆動用トランジスタ2204のゲート・ソース間の電位差を保持する、つまりビデオ信号の電位を保持するために設けられている。そのため、容量素子の一方の電極は駆動用トランジスタ2204のゲート電極に接続され、他方の電極は電源線2207に接続されている。
消去用トランジスタ2208のゲート電極は、第2の走査線2206bに接続され、第1の電極、及び第2の電極は容量素子2205の両電極間と接続されている。つまり、消去用トランジスタ2208は、容量素子2205に保持されるビデオ信号の電位を消去する位置に設けられている。
このような消去用トランジスタ2208を有する副画素では、面積階調方式に時間階調方式を組み合わせた階調表示を行なうことができる。時間階調方式とは、特開2001−5426号公報にて示されているように、発光素子の発光期間を制御することにより、階調表示を行なう方式である。なお時間階調方式において、必ずしも消去用トランジスタは必要ではない。
図22に示す副画素の具体的な動作は、書き込み期間Ta、発光期間Tsに加えて、消去期間Teに分けることができる。以下にそれらの期間の動作を説明する。
図23には、1フレームを5つのサブフレーム期間SF1〜SF5に分割し、5ビット階調を表示するタイミングチャートを示す。サブフレームの分割数は階調ビット数に等しい場合が多いが、分割数と階調ビット数とが異なる場合もある。なお図23(A)は、縦軸は走査線、横軸は時間のときのタイミングチャートを示し、図23(B)はj行目の走査線Gjのタイミングチャートを示す。
書き込み期間Taと、発光期間Tsとにおける動作は、実施例1で示した図21と同様であるため説明を省略する。
消去期間Teにおいては、第2の走査線2206bが選択されて消去用トランジスタ2208がオンとなり、電源線2207の電位が消去用トランジスタ2208を介して駆動用トランジスタ2204のゲートに与えられる。すると、消去用トランジスタ2208がオンとなると、容量素子2205に保持される電荷が放電し、駆動用トランジスタ2204がオフとなり、発光素子2201が消灯する状態を作り出すことができる。
消去期間Teにより、全画素にビデオ信号を書き込むのを待たずに、次の書き込み期間を開始することができ、高階調表示を行なうことができる。なお、時間階調方式を用いる場合、消去期間Teは必要に応じて設ければよい。
なお、表示階調数を増やしたい場合は、サブフレーム期間の分割数を増やせばよい。また、サブフレーム期間の順序は、必ずしも上位ビットから下位ビットといった順序である必要はなく、1フレーム期間中、ランダムに並んでいてもよい。さらにフレーム期間毎に、その順序が変化してもよい。また、あるサブフレーム期間をさらに分割していてもよい。
面積階調表示では階調数が副画素数により制限されてしまったが、時間階調表示と組み合わせることにより、高階調表示を行なうことができる。さらに、必要に応じて消去用トランジスタを設けることにより、さらなる高階調表示を行なうことができる。
本実施例によれば、面積階調表示と時間階調表示と組み合わせても、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施例は、本明細書中の他の実施の形態、実施例のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
本実施例では、図20、図17に示す画素回路、モニター素子の周辺回路に対応する上面図について説明する。
図20に相当する上面図を示す図24(A)には、信号線2401、電源線2409、走査線2408、スイッチング用のトランジスタ2403、駆動用のトランジスタ2404、第1の副画素の発光素子の第1電極2407a、第1の副画素の発光素子2410a、第2の副画素の発光素子の第1電極2407b、第2の副画素の発光素子2410b、容量素子2406a、2406b、グラウンド線GNDを示す。また、図24(A)に示す上面図に対応する回路図を図24(B)に示す。なお、本実施例では容量素子について容量素子2406a、2406bの複数の構成としたがどちらか一方であってもよいし、設けなくてもよい。
図24において、各トランジスタがトップゲート構造の場合は、基板、半導体層、ゲート絶縁膜、走査線、層間絶縁膜、信号線、の順で膜が構成される。ボトムゲート構造の場合は、基板、走査線、ゲート絶縁膜、半導体層、層間絶縁膜、信号線、の順で膜が構成される。
図24では、信号線2401と平行して、電源線2409が形成されている。そのため、信号線2401、電源線2409は同一導電膜をパターニングして得る。
スイッチング用のトランジスタ2403は半導体膜に対して二つのゲート電極が設けられたダブルゲート型構造を有し、走査線2408の一部がこれらゲート電極として機能している。またスイッチング用のトランジスタ2403の第1の電極は、コンタクトホールを介して信号線2401と接続され、第2の電極は、容量素子2406a、2406bと接続している。さらに容量素子2406bの一方の電極は、駆動用のトランジスタ2404のゲート電極と同一導電膜から構成され、他方の電極に相当する半導体膜は、電源線2409とコンタクトホールを介して接続されている。
駆動用のトランジスタ2404のゲート電極は、固定電位を有する電源線2409とコンタクトホールを介して接続され、第2の電極は、信号線と同一導電膜により形成された配線と接続され、当該配線上に発光素子の第1電極2407bが形成され、接続している。配線と陽極は、コンタクトホールを介して接続されてもよい。
なお、スイッチングトランジスタ2403、及び駆動用のトランジスタ2404のチャネル形成領域が、各々2つ形成されるダブルゲート構造について説明したが、チャネル形成領域が一つ形成されるシングルゲート構造または三つ形成されるトリプルゲート構造であってもよい。あるいは、チャネル形成領域の上下にゲート絶縁膜を介して配置された2つのゲート電極を有するデュアルゲート型やその他の構造としてもよい。
発光素子の陽極は、ITO(indium tin oxide:インジウム錫酸化物)を代表とする透明導電膜から形成され、その面積比は2407a:2407b=1:2となるように設けられ、陽極上には電界発光層、及び陰極を形成する。そして、信号線2401から入力されるビデオ信号に基づき、電界発光層は発光状態、又は非発光状態となる。その発光面積に1:2と重みをつけて、その選択により面積階調表示を行なう。
また、図17に相当する上面図を示す図25には、モニター線2501、インバータの高電位側の電位を入力するための第1の配線2502、インバータの低電位側の電位を入力するための配線2503、モニター制御用のトランジスタ2504、インバータ2505、モニター素子の第1電極2506、モニター素子2507、モニター素子の第2電極2508、遮光膜2509を示す。
図25において、各トランジスタがトップゲート構造の場合は、基板、半導体層、ゲート絶縁膜、第1配線、層間絶縁膜、第2配線、の順で膜が構成される。ボトムゲート構造の場合は、基板、第1配線、ゲート絶縁膜、半導体層、層間絶縁膜、第2配線、の順で膜が構成される。
モニター制御用のトランジスタ2504は半導体膜に対して二つのゲート電極が設けられたダブルゲート型構造を有する。またモニター制御用のトランジスタ2504の第1の電極は、コンタクトホールを介してモニター線2501と接続され、第2の電極は、モニター素子の第1電極及びインバータの入力端子と接続している。さらにインバータ2505の出力端子は、モニター制御用のトランジスタのゲートと接続している。
なお、モニター制御用のトランジスタ2504のチャネル形成領域が、各々2つ形成されるダブルゲート構造について説明したが、チャネル形成領域が一つ形成されるシングルゲート構造または三つ形成されるトリプルゲート構造であってもよい。あるいは、チャネル形成領域の上下にゲート絶縁膜を介して配置された2つのゲート電極を有するデュアルゲート型やその他の構造としてもよい。
モニター素子の陽極は、ITO(indium tin oxide:インジウム錫酸化物)を代表とする透明導電膜から形成され、陽極上には電界発光層、及び陰極が形成される。そして、モニター素子の面積は図24における発光素子2410aの面積と略々等しくなるように設けられる。そして、モニター素子はモニター線2501から入力される信号に基づき、電界発光層は発光状態、又は非発光状態を取る。本発明の表示装置においては、画素の面積と同じ大きさにモニター素子の面積を取る必要がない。故にモニター素子を小型化することができ、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本発明の表示装置の画素周辺、及びモニター素子周辺における配線の構成は多岐にわたり、本明細書に列挙した構成に特に限定されないものであることを付記する。
本実施例によれば、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置の小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施例は、本明細書中の他の実施の形態、実施例のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
本実施例では、副画素の断面の拡大図を示す。なお本実施の形態では、トランジスタとして多結晶シリコンを有する薄膜トランジスタ(TFT)を用いる場合で説明する。勿論、本発明の表示装置において、トランジスタは多結晶シリコンで形成されたものに限定されるものではなく、アモルファスシリコン等の半導体特性を有する化合物であればよいことを付記する。
図28(A)に示すように、絶縁表面を有する基板2800に設けられたpチャネル型の駆動用のトランジスタ2801は、レーザ照射や加熱による結晶化処理、或いはニッケル、チタンなどの金属元素の触媒作用を用いて結晶化処理が行われた結晶性半導体膜を有する。半導体膜上にはゲート絶縁膜を介してゲート電極及びゲート線が設けられており、ゲート電極下の半導体膜がチャネル形成領域となる。ゲート電極をマスクとして自己整合的にボロン等の不純物元素を半導体膜に添加し、ソース領域及びドレイン領域となる不純物領域が形成される。ゲート電極を覆うように第1の絶縁膜が設けられており、第1の絶縁膜には不純物領域上にコンタクトホールが形成されている。コンタクトホールには配線が形成され、ソース配線及びドレイン配線として機能している。ドレイン電極と電気的に接続するように、発光素子の第1電極2811が設けられる。そして、第1電極2811を覆うように第2の絶縁膜が設けられ、第2の絶縁膜の第1電極上に開口部を形成する。開口部には、電界発光層2812が設けられ、電界発光層や第2の絶縁膜を覆うように発光素子の第2電極2813が設けられる。
電界発光層2812は、第1電極2811側から順に、HIL(ホール注入層)、HTL(ホール輸送層)、EML(発光層)、ETL(電子輸送層)、EIL(電子注入層)の順に積層されている。代表的には、HILとしてCuPc、HTLとしてα−NPD、ETLとしてBCP、EILとしてBCP:Liをそれぞれ用いる。
また、電界発光層2812として、フルカラー表示とする場合、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の発光を示す材料を、それぞれ蒸着マスクを用いた蒸着法、またはインクジェット法などによって選択的に形成すればよい。具体的には、HILとしてCuPcやPEDOT、HTLとしてα−NPD、ETLとしてBCPやAlq、EILとしてBCP:LiやCaFをそれぞれ用いる。また例えばEMLは、R、G、Bのそれぞれの発光色に対応したドーパント(Rの場合DCM等、Gの場合DMQD等)をドープしたAlqを用いればよい。なお、上記電界発光層の積層構造に限定されない。
より具体的な電界発光層の積層構造は、赤色の発光を示す電界発光層2812を形成する場合、例えば、CuPcを30nm形成し、α−NPDを60nm形成した後、同一のマスクを用いて、赤色の発光層としてDCM及びルブレンが添加されたAlqを40nm形成し、電子輸送層としてBCPを40nm形成し、電子注入層としてLiが添加されたBCPを1nm形成する。また、緑色の発光を示す電界発光層2812を形成する場合、例えば、CuPcを30nm形成し、α―NPDを60nm形成した後、同一の蒸着マスクを用いて、緑色の発光層としてクマリン545Tが添加されたAlqを40nm、電子輸送層としてBCPを40nm形成し、電子注入層としてLiが添加されたBCPを1nm形成する。また、青色の発光を示す電界発光層2812を形成する場合、例えば、CuPcを30nm形成し、α−NPDを60nm形成した後、同一のマスクを用いて発光層としてビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾオキサゾラト]亜鉛:Zn(PBO)を10nm形成し、電子輸送層としてBCPを40nm形成し、電子注入層としてLiが添加されたBCPを1nm形成する。
以上、各色の電界発光層のうち、共通しているCuPcやα−NPDは、画素部全面に形成することができる。またマスクは、各色で共有することもでき、例えば、赤色の電界発光層を形成後、マスクをずらして、緑色の電界発光層、再度マスクをずらして青色の電界発光層を形成することができる。形成する各色の電界発光層の順序は適宜設定すればよい。
また白色の発光を示す電界発光層を形成する場合、カラーフィルター、又はカラーフィルター及び色変換層などを別途設けることによってフルカラー表示を行なうことができる。カラーフィルターや色変換層は、第2の基板に設けた後、張り合わせればよい。
また第1電極との仕事関数を考慮して材料を選択する。例えば、第1電極を陽極とし、第2電極を陰極とする場合で説明する。
第1電極としては、仕事関数の大きい(仕事関数4.0eV)金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物などを用いることが好ましい。具体例な材料としては、ITO(indium tin oxide)、酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)の他、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物(TiN)等を用いることができる。
一方、第2電極としては、仕事関数の小さい(仕事関数3.8eV以下)金属、合金、電気伝導性化合物、およびこれらの混合物などを用いることが好ましい。具体的な材料としては、元素周期表の1族または2族に属する元素、すなわちLiやCs等のアルカリ金属、およびMg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)や化合物(LiF、CsF、CaF)の他、希土類金属を含む遷移金属を用いて形成することができる。但し、第2の電極は透光性を有するため、これら金属、又はこれら金属を含む合金を非常に薄く形成し、ITO等の金属(合金を含む)との積層により形成する。
これら第1電極、及び第2電極は蒸着法、スパッタリング法等により形成することができる。
但し画素構成により、第1電極及び第2電極のいずれも陽極、又は陰極となりうる。例えば、駆動用のトランジスタの極性をnチャネル型とし、第1の電極を陰極、第2の電極と陽極とすることができる。
その後、窒素を含むパッシベーション膜2814をスパッタリング法やCVD法により形成し、水分や酸素の侵入を防止する。このとき形成される空間には、窒素を封入し、さらに乾燥剤を配置してもよい。また透光性を有し、吸水性の高い樹脂を充填してもよい。さらに第1電極、第2電極、その他の電極により、表示手段の側面を覆って酸素や水分の侵入を防ぐこともできる。その後、封止基板2815を張り合わせる。
またコントラストを高めるため、偏光板又は円偏光板を設けてもよい。例えば、表示面の一面又は両面に偏光板、若しくは円偏光板を設けることができる。
このように形成された副画素を有する表示装置は、第1電極2811及び第2電極2813が透光性を有する。そのため、信号線から入力されるビデオ信号に応じた輝度で発光素子から光が両矢印方向に射出する。
図28(A)のように、発光素子を有する副画素の発光面積、つまり透明導電膜の面積に重みをつける面積階調表示であって、両方向に光が射出される表示装置は、設計上、透明導電膜の面積を大きくすることができる。その結果、非発光状態での透過率を高くすることができ好ましい。
図28(B)は、光の射出方向が封止基板2815側のみである。そのため第1電極2811は非透光性、好ましくは反射性の高い導電膜とし、第2電極2813は透光性を有する導電膜とする。その他の構成は図28(A)と同様であるため説明を省略する。
図28(C)は、光の射出方向が基板2800側のみである。そのため第1電極2811は透光性を有する導電膜とし、第2電極2813は非透光性、好ましくは反射性の高い導電膜とする。その他の構成は図28(A)と同様であるため説明を省略する。
図28(B)、図28(C)のように、光の射出方向とならない側に設けられた発光素子の電極に、反射性の高い導電膜を用いることにより光を有効利用することができる。
本実施例において、透光性を有する導電膜を得るためには、非透光性を有する導電膜を、透光性を有するように薄く形成し、その上に透光性を有する導電膜を積層してもよい。
本実施例によれば、環境温度の変化と経時変化に起因した、発光素子の電流値の変動による輝度のバラツキを抑制することができる。さらに、モニター素子を表示部の画素と同じ大きさに設ける必要がないため、モニター素子を小型化することができる。また、モニター素子を小型化することにより、表示装置における光の射出方向が基板側方向、封止基板側方向、あるいは基板側と封止基板側の両面方向の表示装置でも小型化、換言すれば表示装置の挟額縁化を達成することができる。
なお、本実施例は、本明細書中の他の実施の形態、実施例のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
本実施例においては、本発明の表示装置を表示部に有する電子機器の構成例について説明する。
発光素子を含む画素領域を備えた表示装置を用いた電子機器として、テレビジョン装置(テレビ、テレビジョン受信機)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラ、携帯電話装置(携帯電話機)、PDA等の携帯情報端末、携帯型ゲーム機、モニター、コンピュータ、カーオーディオ等の音響再生装置、家庭用ゲーム機等の記録媒体を備えた画像再生装置等が挙げられる。これらの電子機器の表示部に本発明の表示装置を適用することができる。その電子機器の具体例について、図29を参照して説明する。
図29(A)に示す本発明の表示装置を用いた携帯情報端末は、本体9201、表示部9202等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。図29(B)に示す本発明の表示装置を用いたデジタルビデオカメラは、表示部9701、9702等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。図29(C)に示す本発明の表示装置を用いた携帯端末は、本体9101、表示部9102等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。図29(D)に示す本発明の表示装置を用いた携帯型のテレビジョン装置は、本体9301、表示部9302等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。図29(E)に示す本発明の表示装置を用いた携帯型のコンピュータは、本体9401、表示部9402等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。図29(F)に示す本発明の表示装置を用いたテレビジョン装置は、本体9501、表示部9502等を含み、本発明により消費電力を削減し、表示装置部の小型化をすることができる。
また本実施例は、上記実施の形態及び上記実施例のいかなる記載とも自由に組み合わせて実施することが可能である。
なお、本発明のような補償機能を有する表示装置の駆動方法は、定輝度駆動方法(コンスタントブライトネス法、コンスタントルミネッセンス法、ブライトネスコントロール法、コントロールブライトネス法、ブライトコントロール法)と呼ぶことができる。この駆動方法は、上述の通り、補償機能による電流値の増加分と、経時変化による電流値の減少分とを予め求めておき、それらが丁度キャンセルされるような電圧条件で発光素子を駆動する駆動方法である。
本発明の表示装置を説明する図。 モニター素子の電圧電流特性の温度依存性を説明する図。 モニター素子の電圧電流特性の経時劣化を説明する図。 モニター素子と発光素子の劣化を説明する図。 本発明の温度補償機能を説明する図。 本発明の温度補償機能を説明する図。 本発明の温度補償機能を説明する図。 本発明に適用可能なスイッチの構成を説明する図。 本発明の温度補償機能を説明する図。 本発明の温度補償機能を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明の表示装置を説明する図。 本発明のモニター回路を示した図である。 本発明のモニター回路を示した図である。 本発明のモニター回路を示した図である。 本発明の表示装置の画素の回路図を示す図。 本発明の表示装置の画素におけるタイミングチャートを示す図。 本発明の表示装置の画素の回路図を示す図。 本発明の表示装置の画素におけるタイミングチャートを示す図。 本発明の表示装置における画素の上面図。 本発明の表示装置におけるモニター素子周辺回路の上面図。 本発明の表示装置を説明するための図。 本発明の表示装置を説明するための図。 本発明の表示装置の画素における断面図。 本発明の実施例5の電子機器の図。 本発明の従来例を説明する図。
符号の説明
101 電流源
102 モニター素子
103 バッファアンプ
104 トランジスタ
105 発光素子
106 画素
106a 副画素
106b 副画素
106c 副画素
107 ゲートドライバ
108 ソースドライバ
109 画素部
110 陰極
111 陽極
201 電圧電流特性の線
202 電圧電流特性の線
203 電圧電流特性の線
301 モニター素子の初期特性の線
302 劣化後の特性
401 モニター素子及び発光素子の電圧電流特性の初期特性の線
402 モニター素子及び発光素子の電圧電流特性の初期特性の線
403 モニター素子及び発光素子の電圧電流特性の初期特性の線
501 電流源
502 モニター素子
503 ボルテージフォロワ回路
504 駆動トランジスタ
505 発光素子
506 容量素子
507 第一のスイッチ
508 第二のスイッチ
509 陽極
510 画素
510a 副画素
510b 副画素
510c 副画素
601 電流源
602a モニター素子
602b モニター素子
603 ボルテージフォロワ回路
604 駆動トランジスタ
605 発光素子
606a スイッチ
606b スイッチ
610 画素
610a 副画素
610b 副画素
610c 副画素
701 スイッチ
801 アナログスイッチ
802 アナログスイッチ
803 インバータ
901 スイッチング用トランジスタ
902 スイッチング用トランジスタ
1001 スイッチング用トランジスタ
1002 スイッチング用トランジスタ
1003 インバータ
1101 基本電流源
1102a モニター素子
1102b モニター素子
1102n モニター素子
1103 ボルテージフォロワ回路
1104 駆動トランジスタ
1105 発光素子
1106 画素
1106a 第1の副画素
1106b 第2の副画素
1107 ゲートドライバ
1108 ソースドライバ
1109 画素部
1110 第1のラッチ回路
1111 第2のラッチ回路
1112 スイッチング用トランジスタ
1113 保持容量
1119 パルス出力回路
1201a 基本電流源
1201b 基本電流源
1201c 基本電流源
1202a モニター素子
1202b モニター素子
1202c モニター素子
1203a ボルテージフォロワ回路
1203b ボルテージフォロワ回路
1203c ボルテージフォロワ回路
1301 制御線
1302a トランジスタ
1302b トランジスタ
1401 制御線
1401a 制御信号
1401b 制御信号
1402a トランジスタ
1402b トランジスタ
1501a トランジスタ
1501b トランジスタ
1501n トランジスタ
1502a トランジスタ
1502b トランジスタ
1502n トランジスタ
1601 経時測定回路
1602 記憶回路
1603 補正データ作成回路
1604 電源回路
1605 電流源
1606 モニター素子
1607 モニター用回路
1608 第1のゲートドライバ
1609 画素領域
1610 基板
1611 第2のゲートドライバ
1612 ソースドライバ
1613 駆動用トランジスタ
1614 発光素子
1615 対向電極
1616 画素
1616a 第1の副画素
1616b 第2の副画素
1701 モニター素子
1701a 第1電極
1701c 第2電極
1702 トランジスタ
1703 インバータ
1703p pチャネル型のトランジスタ
1703n nチャネル型のトランジスタ
1704 モニター線
1801 第1のトランジスタ
1802 第2のトランジスタ
1803 第3のトランジスタ
1901 第1のトランジスタ
1902 第2のトランジスタ
1903 第3のトランジスタ
1904 第4のトランジスタ
2001 発光素子
2002 信号線
2003 スイッチング用トランジスタ
2004 駆動用トランジスタ
2005 容量素子
2006 走査線
2007 電源線
2201 発光素子
2202 信号線
2203 スイッチング用トランジスタ
2204 駆動用トランジスタ
2205 容量素子
2206a 第1の走査線
2206b 第2の走査線
2207 電源線
2208 トランジスタ
2401 信号線
2403 トランジスタ
2404 トランジスタ
2406a 容量素子
2406b 容量素子
2407a 第1電極
2407b 第1電極
2408 走査線
2409 電源線
2410a 発光素子
2410b 発光素子
2501 モニター線
2502 第1の配線
2503 配線
2504 トランジスタ
2505 インバータ
2506 第1電極
2507 モニター素子
2508 第2電極
2509 遮光膜
2701 トランジスタ
2702 第1の電極
2703 電界発光層
2704 第2の電極
2705a シュリンク部
2705b シュリンク部
2800 基板
2801 トランジスタ
2811 第1電極
2812 電界発光層
2813 第2電極
2814 パッシベーション膜
2815 封止基板
9101 本体
9102 表示部
9201 本体
9202 表示部
9301 本体
9302 表示部
9401 本体
9402 表示部
9501 本体
9502 表示部
9701 表示部
9702 表示部
S1 信号線
S2 信号線
S3 信号線
Gj 走査線
V1 電源線
V2 電源線
V3 電源線



Claims (9)

  1. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、面積が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の面積は、いずれか一の前記発光素子の面積と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  2. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、前記モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、前記容量素子と前記電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、前記電流源と前記モニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、面積が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の面積は、いずれか一の前記発光素子の面積と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  3. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、前記副画素の面積の関係が等比2の等比数列の関係を有し、
    前記モニター素子の面積は、複数の前記発光素子のうち、面積が最も小さい発光素子の面積と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  4. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、前記モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、前記容量素子と前記電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、前記電流源と前記モニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、面積が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の面積は、前記発光素子のうち、最も小さい発光素子の面積と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  5. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、発光強度が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の発光強度は、いずれか一の前記発光素子の発光強度と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  6. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、前記モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、前記容量素子と前記電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、前記電流源と前記モニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、発光強度が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の発光強度は、いずれか一の前記発光素子の発光強度と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  7. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、前記副画素の発光強度の関係が等比2の等比数列の関係を有し、
    前記モニター素子の発光強度は、複数の前記発光素子のうち、最も小さい発光強度と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  8. 第1電極及び第2電極を備えた発光素子及び前記発光素子を駆動するトランジスタが複数の副画素のそれぞれに設けられた画素と、第1電極及び第2電極を備えるモニター素子と、前記モニター素子に電流を供給する電流源と、前記モニター素子の第2電極の電位を保持する容量素子と、前記容量素子と前記電流源とを導通又は非導通にする第1のスイッチと、前記電流源と前記モニター素子とを導通又は非導通にする第2のスイッチと、バッファアンプと、を有し、
    前記モニター素子の第1電極及び前記発光素子の第1電極は電源線に接続され、
    前記モニター素子の第2電極は、前記バッファアンプの入力端子と接続され、前記発光素子の第2電極は、前記トランジスタを介して前記バッファアンプの出力端子と接続され、
    複数の前記発光素子は、発光強度が前記副画素毎に異なり、
    前記モニター素子の発光強度は、前記発光素子のうち、最も小さい発光強度と略々等しいことを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の表示装置を表示部に有することを特徴とする電子機器。
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