JP2007138503A - 装飾用ルーバー - Google Patents

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規幸 大柳
Takuji Imai
卓司 今井
Takahide Osawa
隆英 大澤
Kuniaki Nakano
中野  邦昭
Shinji Kubo
眞治 久保
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Yokogawa Bridge Corp
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Abstract

【課題】陶磁器調または石材調の外観を持ちながら、衝撃に強く、ルーバー支持間隔を大きくとれ、しかも安価に製造できる装飾用ルーバーを提供することにある。
【解決手段】金属、コンクリート、FRPまたはGRC製のルーバー本体12と、前記ルーバー本体の外面に施された陶磁器調または石材調の意匠塗膜13と、を具えてなる装飾用ルーバー11である。
【選択図】図2

Description

この発明は、装飾用ルーバーの構造強度および意匠性の向上に関するものである。
意匠性を重視した従来の装飾用ルーバーとして、石材や陶磁器材料を細長い形状に成形したものが知られている(例えば非特許文献1参照)。
図5は、上記従来の装飾用ルーバーの一種である陶磁器製ルーバーを示す斜視図、図6はその従来のルーバーの一部を拡大して透視した斜視図であり、図中符号1で示すこの従来の陶磁器製ルーバーは、角パイプ状に成形してから焼成したルーバー本体2内に補強用の鋼製のアングル材3を配置して、そのアングル材3とルーバー本体2とをそれらの間の熱膨張差を吸収する弾性接着剤4で接着して構成したものである。
この従来の陶磁器製ルーバー1は、そのアングル材3の内側からそのアングル材3とルーバー本体2とに挿通してルーバー本体2外に突出させた取り付けボルト5を、互いに間隔をあけて配置した二本の鋼製のフレーム6のボルト孔に、カラー7を介挿して挿通して、そこにナット8を締着固定することで、それらのフレーム6で支持することができる。
株式会社横河ブリッジおよび株式会社INAXが2005年4月に発行したカタログ「TERRA COTTA LOUVER」
しかしながら上述の如き従来の石材や陶磁器材料からなる装飾用ルーバーは、意匠性は高いものの、重量が重く、細長い形状に成形した場合に衝撃に対し破損し易くなることから、フレーム6等によるルーバー支持間隔を大きくとると構造強度を充分に高め得ないという不都合があり、それゆえルーバー支持間隔を大きくとれないというデザイン状の制約があった。また、製造工程が複雑なことから価格が高くなるという問題もあった。
一方、建築物の内外壁のコンクリート面等に使用する塗膜として近年、陶磁器調や石材調の意匠を持つものが知られるようになっている。
そこでこの発明は、上述の点に鑑みて、陶磁器調または石材調の外観を持ちながら、衝撃に強く、ルーバー支持間隔を大きくとれ、しかも安価に製造できる装飾用ルーバーを提供することを目的とする。
上記課題を有利に解決したこの発明の装飾用ルーバーは、金属、コンクリート、FRPまたはGRC製のルーバー本体と、前記ルーバー本体の外面に施された陶磁器調または石材調の意匠塗膜と、を具えてなるものである。
かかるこの発明の装飾用ルーバーによれば、陶磁器調(レンガ調を含む)または石材調の意匠塗膜によって外観に陶磁器(レンガを含む)または石材の風合いを持ちながら、金属、コンクリート、FRP(繊維強化プラスチック)またはGRC(ガラス繊維補強コンクリート)製のルーバー本体によって高い構造強度を持つことができる。
なお、この発明の装飾用ルーバーにおいては、前記陶磁器調または石材調の意匠塗膜は、着色骨材および顔料を含有している。この着色骨材としては、その粒子径が100メッシュふるい下であることが好ましく、100メッシュふるい下かつ200メッシュふるい上であることがさらに好ましい。上記粒子径が100メッシュふるい上であると着色骨材が大きくなり、得られる意匠が陶磁器調にならない。また200メッシュふるい下であると、得られる意匠がボケたり、意匠塗料の粘度が高くなり過ぎたりするおそれがある。このような着色骨材として具体的には、カラーサンド8イエロー(新東陶料株式会社製)等を挙げることができる。また、上記顔料は特に限定されず、例えば、カーボンブラック、二酸化チタン、黄色酸化鉄、ベンガラ等の無機顔料および、炭酸カルシウム、タルク等の体質顔料を挙げることができる。
上記意匠塗膜は、意匠塗料を塗装して得られるものであり、この意匠塗料に含まれる着色骨材と顔料との質量比は、好ましくは70:7〜70:1とする。着色骨材と顔料との質量比をこの70:7〜70:1の範囲外とすると、得られる意匠が陶磁器調にならなかったり、ボケたりするおそれがある。
また、この発明の装飾用ルーバーにおいては、前記ルーバー本体は、一般的なルーバー形状であるパイプ状または翼状をなすものであっても良い。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1(a),(b)および(c)は、この発明の装飾用ルーバーの一実施例としてのテラコッタ調ルーバーを支柱で複数本支持した状態で示す平面図、正面図および側面図であり、図中符号11はその実施例のテラコッタ調ルーバー、12はその実施例のルーバー11のルーバー本体、13はそのルーバー本体の外面に施されたテラコッタ調塗膜をそれぞれ示す。
この実施例のルーバー11は、その一本を図2の斜視図で示すように、例えば60mm×60mm×厚さ1.6mmの全面溶融亜鉛メッキ付き鋼製角パイプからなるルーバー本体12の両端部にボルト孔12aを形成し、そのルーバー本体12の外面にテラコッタ調塗装13を施してなるものであり、ここにおけるテラコッタ調塗膜13は、以下の表1に示す如き塗装工程によって設けるものである。
Figure 2007138503
ここで、溶融亜鉛メッキ用特殊樹脂下塗り塗料としては、例えば日本ペイント株式会社製の塗料商品名「ハイポンアクチブプライマー」を使用でき、弱溶剤形変性エポキシ樹脂下塗り塗料としては、例えば日本ペイント株式会社製の塗料商品名「ハイポン20デクロ」を使用でき、ベースとするテラコッタ調塗料は、例えば以下の表2に示す製造例1に従ってアクリル樹脂エマルション、着色骨材、顔料(調色用原料塗料)、体質顔料および各種添加剤を混合することで調製でき、トップクリヤー塗料およびトップクリヤーつや消し塗料としては、例えば日本ペイント株式会社製の塗料商品名「デュフロン4FIIスーパーフレッシュ」を使用することができる。なお、製造例1の塗料はこの実施例のためのものであり、製造例2,3の塗料は後述する比較例1,2のためのものである。
Figure 2007138503
但し、ベースのテラコッタ調塗料については、8号サイズ以下の着色骨材を使用し、その着色骨材と顔料との比率を質量比で70:7〜70:1として、その着色骨材と顔料とを混合した塗料とする。
上記のようにして形成したこの実施例のテラコッタ調ルーバー11は、例えば図1に示す如き二本の支柱14で支持することができ、ここにおける支柱14は、図3に示すように、例えば溶融亜鉛メッキを全面に施した鋼製のアングル材15に上下方向に所定間隔で所定数のボルト孔15aを開けるとともにそのアングル材15の下端部にこれも溶融亜鉛メッキを全面に施した鋼板16を溶接して構成したものである。
上記支柱14によれば、例えば図4に示すように、先ず、この実施例のテラコッタ調ルーバー11のルーバー本体12の内側から両端部のボルト孔12aにそれぞれ挿通して外部に突出させた取り付けボルト5にナット8を締着して、それらの取り付けボルト5をルーバー11に固定し、次いでそれらの取り付けボルト5を、二本の上記支柱14の互いに同一高さのボルト孔15aに、例えば溶融亜鉛メッキを全面に施した鋼製の筒状のカラー7を介挿してそれぞれ挿通し、そこにナット8を締着固定することで、この実施例のテラコッタ調ルーバー11を水平に支持することができる。
かかるこの実施例のテラコッタ調ルーバー11によれば、テラコッタ調の塗膜13によって外観にテラコッタの風合いを持ちながら、鋼製のルーバー本体12によって高い構造強度を持つことができる。
ちなみに、本願発明者が行った強度計算によれば、この実施例のテラコッタ調ルーバー11は、同一外形寸法の従来のテラコッタルーバーと比較して、21.6倍の耐荷重と、14.6倍の剛性とを有している。
また、本願発明者が行った塗膜の付着強さ試験(社団法人日本鋼構造協会の発行した鋼橋塗膜調査マニュアルJSS IV03-1993による)によれば、この実施例のテラコッタ調ルーバー11の塗膜13と同一仕様の塗膜は、評価点RN2以上の充分な付着強さを有していた。
さらに、本願発明者が製造例1の塗料を用いたこの実施例のテラコッタ調ルーバー11および、上記製造例2,3の塗料をそれぞれ用いた以外はこの実施例と同様にして製造した比較例1,2のテラコッタ調ルーバーについて、目視によって平滑性と意匠性とを評価したところ、以下の表3に示す結果が得られた。なお、評価基準は以下の通りである。
<平滑性>
○:光沢があり平滑である。
×:光沢がなく平滑でない。
<意匠性>
○:陶磁器調の意匠が付与されている。
×:陶磁器調の意匠が認識できない。
Figure 2007138503
上記の結果からも、この実施例のテラコッタ調ルーバー11は光沢があって平滑であり、しかも陶磁器調の意匠が付与されていることが確認された。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更しうるものであり、例えば塗膜13はテラコッタ調に限られず、他の陶磁器調や、石材調としても良い。
また、例えばルーバー本体12は鋼製に限られず、他の種類の金属性あるいはコンクリート製のものでも良く、その形状も角パイプ状の限られず、丸パイプ状あるいは翼状等としても良い。そしてこの発明の装飾用ルーバーを支持するものは、上記支柱や従来のフレームに限られず、所用に応じて適宜選択することができる。
かくしてこの発明の装飾用ルーバーによれば、陶磁器調(レンガ調を含む)または石材調の塗装によって外観に陶磁器(レンガを含む)または石材の風合いを持ちながら、金属またはコンクリート製のルーバー本体によって高い構造強度を持つことができる。
(a),(b)および(c)は、この発明の装飾用ルーバーの一実施例としてのテラコッタ調ルーバーを支柱で複数本支持した状態で示す平面図、正面図および側面図である。 上記実施例のルーバーの一本を示す斜視図である。 上記実施例のルーバーを支持する支柱を例示する斜視図である。 上記実施例のルーバーの、上記支柱への支持構造を示す拡大断面図である。 従来の装飾用ルーバーの一種である陶磁器製ルーバーを示す斜視図である。 上記従来のルーバーの一部を拡大して透視した斜視図である。
符号の説明
1 陶磁器製ルーバー
2 ルーバー本体
3 アングル材
4 弾性接着剤
5 取り付けボルト
6 フレーム
7 カラー
8 ナット
11 テラコッタ調ルーバー
12 ルーバー本体
12a ボルト孔
13 テラコッタ調塗膜
14 支柱
15 アングル材
15a ボルト孔
16 鋼板

Claims (4)

  1. 金属、コンクリート、FRPまたはGRC製のルーバー本体と、
    前記ルーバー本体の外面に施された陶磁器調または石材調の意匠塗膜と、
    を具えてなる、装飾用ルーバー。
  2. 前記陶磁器調または石材調の意匠塗膜は、100メッシュふるい下の着色骨材を使用して、その着色骨材と顔料とを混合した意匠塗料から得られるものである、請求項1記載の装飾用ルーバー。
  3. 前記意匠塗料は、着色骨材と顔料との比率を質量比で70:7〜70:1として、その着色骨材と顔料とを混合したものである、請求項2記載の装飾用ルーバー。
  4. 前記ルーバー本体は、パイプ状または翼状をなすものである、請求項1から3までの何れか記載の装飾用ルーバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103498521A (zh) * 2013-09-25 2014-01-08 江苏合发集团有限责任公司 一种grc表面镀铜装饰挂板幕墙
JP2015168885A (ja) * 2014-03-04 2015-09-28 フォンテーン ホールディングス ナムローゼ フェンノートシャップFontaine Holdings Nv 亜鉛メッキ金属物体およびその製造方法
JP7412721B1 (ja) 2023-11-02 2024-01-15 株式会社ブランドア タイルルーバー

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