JP2007137395A - 飛行体の降着装置試験機器と降着装置 - Google Patents

飛行体の降着装置試験機器と降着装置 Download PDF

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JP2007137395A JP2005337898A JP2005337898A JP2007137395A JP 2007137395 A JP2007137395 A JP 2007137395A JP 2005337898 A JP2005337898 A JP 2005337898A JP 2005337898 A JP2005337898 A JP 2005337898A JP 2007137395 A JP2007137395 A JP 2007137395A
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栄次 菊野
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Abstract

【課題】 簡易な構成で、車輪を回転させることをできる降着装置試験機器と降着装置とを提供しようとする。
【解決手段】
従来の飛行体の降着装置試験機器にかわって、前記車輪に連動して回転する従動側機械要素と、前記支持機器の前記従動側機械要素よりも本体に近い箇所に支持される駆動側機械要素と、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる動力伝達部材とを有し、前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結し、前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない車輪回転機器と、を備えるものとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、飛行体の降着装置を試験する降着装置試験機器と飛行体の降着装置とに係る。
飛行体は、離陸し、着陸し、または地上で移動する必要がある。
そのために、飛行体は降着装置を持っている。
例えば、商用大型飛行機は、主車輪と操向可能な首車輪とをもつ。首車輪が飛行機の首部に設けられ、主車輪が翼部分に設けられる。
場合によっては、翼または胴体中央に設けられた主車輪が操向機能をもつこともある。
操縦機器は、舵べダルまたはステアリングハンドルであり、パイロットにより操作される。
ステアリングハンドルは、パイロットの横に設けられ、パイロットの手により回転される。舵べダルは、パイロットの足元に設けられ、パイロットの足により操作される。
通常、舵ペダルは、尾翼の方向舵の操作にも用いられる。
降着装置は、車輪と脚構造体とで構成される。
操向可能な降着装置は、車輪と脚構造体と操向機器とで構成される。
操向機器は、パイロットが操作した操作量に応じて車輪の操舵角を操舵する機器である。
脚構造体は、車輪を車輪軸の回りに回転自在に支持する。着陸時に、車輪軸の軸心は、地面に対して平行になる。
着陸の直前には、飛行体の降着装置の車輪は回転していない。
着陸時に車輪を接地すると、地面からの摩擦力が車輪を急速に回転する。
所定の時間が経過すると、車輪の外周の接線速度は、飛行体の対地速度に達する。飛行体が停止すると、車輪の回転も止まる。
飛行体の降着装置の試験では、飛行体の着陸時のこの現象を再現したい場合がある。
1対の車輪のみが左右に並んだ降着装置を試験する場合、回転する回転ドラムにより滑走路の路面を模擬する。回転ドラムの接線速度が、着陸時の車輪と滑走路の路面との相対速度を模擬する。
一方、一般的な主車輪は、左右にならんだ複数対の車輪が前後にならんだ形式をしている。
左右にならんだ複数対の車輪が前後にならんだ形式を持った降着装置では、回転ドラムを採用することが困難である、現状では、平面状の面を持った模擬滑走路で滑走路の路面を模擬する。
この様な試験をする場合、空中にある状態を模擬した際に、車輪を実際の回転方向とは逆方向に回転させて、模擬滑走路の路面に車輪を接地させる。平面状の面の摩擦力が、車輪の接線方向に作用するので、車輪の回転が低下して、最終的に車輪の回転がゼロになる。
空中で車輪を回転するには、空中にある状態を模擬したときに回転駆動されたローラを車輪の外周面におしつけて、車輪を回転させている。
しかし、この方法では、車輪を回転させる機器が大型になるという不具合があった。
一方、飛行体の実際の飛行において、着陸の直前に降着装置の車輪を回転させて、車輪の接線速度を対地速度に一致させた後で、着地させることを着想できる。この様にすれば、車輪の負荷がへり、車輪の寿命が伸びる。しかし、車輪を回転させる機構が大型であれば、そのような車輪回転機器が重くなり、飛行体に組み込むことが困難になる。
特開平9−254892号 特開2003−246299号
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡易な構成で、車輪を回転させることをできる降着装置試験機器と降着装置とを提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る、回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、を持つ飛行体の降着装置の試験をする降着装置試験機器を、本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、車輪に連動して回転する回転動力伝達用の従動側機械要素と、前記支持機器の前記従動側機械要素よりも本体に近い箇所に支持される回転動力伝達用の駆動側機械要素と、前記駆動側機械要素を回転駆動する駆動機器と、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる動力伝達部材とを有し、車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結し、車輪がストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない車輪回転機器と、を備えるものとした。
上記本発明の構成により、支持機器が、本体を模擬して降着装置を支持する。回転動力伝達用の従動側機械要素が、車輪に連動して回転する。回転動力伝達用の駆動側機械要素が、前記支持機器の前記従動側機械要素よりも本体に近い箇所に支持される。駆動機器が、前記駆動側機械要素を回転駆動する。動力伝達部材が、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる。車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結する。車輪がストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない。
その結果、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動側機械要素を回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達部材を介して前記従動側機械要素を回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動側機械要素に伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る、回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、を持つ飛行体の降着装置を試験できる降着装置試験機器を、本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、車輪に連動して回転する従動プーリと、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を有し、車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、車輪がストローク端から本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない車輪回転機器と、を備えるものとした。
上記本発明の構成により、支持機器が、本体を模擬して降着装置を支持する。従動プーリが、車輪に連動して回転する。駆動プーリが、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される。駆動機器が、前記駆動プーリを回転駆動する。動力伝達ベルトが、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる。車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込む。車輪がストローク端から本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない。
その結果、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る、回転自在になった車輪と、車輪を支持する下部脚柱と、飛行体の本体に支持され前記下部脚柱をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する上部脚柱と、を持つ降着装置を試験できる降着装置試験機器を、本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、車輪に連動して回転する従動プーリと、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を有し、下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、下部脚柱がストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない車輪回転機器と、を備えるものとした。
上記本発明の構成により、支持機器が、本体を模擬して降着装置を支持する。従動プーリが、車輪に連動して回転する。駆動プーリが、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される。駆動機器が、前記駆動プーリを回転駆動する。動力伝達ベルトが、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる。前記下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込む。下部脚柱がストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない。
その結果、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
さらに、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器は、上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する、
上記本発明の構成により、上部脚柱が水平軸を中心に揺動した際に、従動プーリの回転軸心と駆動プーリの回転軸心の相対距離の変化がすくなく、動力伝達ベルトの張りの調整が容易になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る飛行体の降着装置を、回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、前記車輪に連動して回転する回転動力伝達用の従動側機械要素と、前記脚構造体の前記従動側機械要素よりも本体側の箇所に支持される回転動力伝達用の駆動側機械要素と、前記駆動側機械要素を回転駆動する駆動機器と、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる動力伝達部材と、を備え、前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結し、前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない、ものとした。
上記本発明の構成により、脚構造体が、飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する。回転動力伝達用の従動側機械要素が、前記車輪に連動して回転する。回転動力伝達用の駆動側機械要素が、前記脚構造体の前記従動側機械要素よりも本体側の箇所に支持される。駆動機器が、前記駆動側機械要素を回転駆動する。動力伝達部材が、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる。前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結する。前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない。
その結果、前記車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動側機械要素を回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達部材を介して前記従動側機械要素を回転させ、車輪が回転する。前記車輪が接地すると、前記車輪が前記ストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動側機械要素に伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る飛行体の降着装置を、回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、前記車輪に連動して回転する従動プーリと、前記脚構造体の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持された駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を備え、前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない、ものとした。
上記本発明の構成により、脚構造体が、飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する。従動プーリが、前記車輪に連動して回転する。駆動プーリが、前記脚構造体の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持される。駆動機器が、前記駆動プーリを回転駆動する。動力伝達ベルトが、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる。前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込む。前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない。
その結果、前記車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、前記車輪が回転する。前記車輪が接地すると、前記車輪が前記ストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る飛行体の降着装置を、回転自在になった車輪と、前記車輪を支持する下部脚柱と、飛行体の本体に支持され前記下部脚柱をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する上部脚柱と、前記車輪に連動して回転する従動プーリと、前記上部脚柱の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持された駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を備え、前記下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、前記下部脚柱が前記ストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない、ものとした。
上記本発明の構成により、下部脚柱が、前記車輪を支持する。上部脚柱が、飛行体の本体に支持され前記下部脚柱をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する。従動プーリが、前記車輪に連動して回転する。駆動プーリが、前記上部脚柱の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持される。駆動機器が、前記駆動プーリを回転駆動する。動力伝達ベルトが、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる。前記下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込む。前記下部脚柱が前記ストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない。
その結果、前記車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、前記車輪が回転する。前記車輪が接地すると、前記車輪が前記ストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
さらに、本発明の実施形態に係る降着装置は、前記上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、前記車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、
前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する。
上記本発明の構成により、前記上部脚柱が水平軸を中心に揺動した際に、前記従動プーリの回転軸心と前記駆動プーリの回転軸心の相対距離の変化がすくなく、前記動力伝達ベルトの張りの調整が容易になる。
以上説明したように本発明に係る飛行体の降着装置試験機器は、その構成により、以下の効果を有する。
支持装置が飛行体を模擬して降着装置を支持し、車輪が前記従動側機械要素に連動する。車輪が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達部材が本体側にある前記駆動側機械要素から前記修道側機械要素に回転動力を伝達できる様にし、車輪が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達部材が本体側にある前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動側機械要素を回転駆動すると、回転動力が動力伝達部材を介して従動側機械要素を回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動側機械要素に伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
また、支持装置が飛行体を模擬して降着装置を支持し、車輪が前記従動プーリに連動する。車輪が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリに回転動力を伝達できる様にし、車輪が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリへ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して従動プーリを回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
また、支持装置が飛行体を模擬して降着装置を支持し、車輪が前記従動プーリに連動する。下部脚柱が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリに回転動力を伝達できる様にし、下部脚柱が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリへ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する様にしたので、上部脚柱が水平軸を中心に揺動した際に、従動プーリの回転軸心と駆動プーリの回転軸心の相対距離の変化がすくなく、動力伝達ベルトの張りの調整が容易になる。
以上説明したように本発明に係る飛行体の降着装置は、その構成により、以下の効果を有する。
前記付勢力が、前記ストローク端と本体側との間で移動する車輪を前記ストローク端に付勢する。車輪が前記従動側機械要素に連動する。車輪が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達部材が本体側にある前記駆動側機械要素から前記修道側機械要素に回転動力を伝達できる様にし、車輪が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達部材が本体側にある前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動側機械要素を回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達部材を介して前記従動側機械要素を回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動側機械要素に伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
また、前記付勢力が、前記ストローク端と本体側との間で移動する車輪を前記ストローク端に付勢する。車輪が前記従動プーリに連動する。車輪が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリに回転動力を伝達できる様にし、車輪が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリへ動力を伝えなくなる様にしたので、前記車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、前記車輪が回転する。前記車輪が接地すると、前記車輪が前記ストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、前記車輪がフリー状態になる。
また、上部脚柱が車輪を支持する下部脚柱をストローク端と本体側の位置との間で移動可能に支持し、前記付勢力が、前記ストローク端と本体側との間で移動する下部脚柱を前記ストローク端に付勢する。車輪が前記従動プーリに連動する。下部脚柱が前記ストローク端にあるときに、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリに回転動力を伝達できる様にし、下部脚柱が前記ストローク端から本体側へ移動すると、前記動力伝達ベルトが本体側にある前記駆動プーリから前記従動プーリへ動力を伝えなくなる様にしたので、前記車輪が接地しないときに、前記駆動機器が前記駆動プーリを回転駆動すると、回転動力が前記動力伝達ベルトを介して前記従動プーリを回転させ、前記車輪が回転する。前記車輪が接地すると、前記車輪が前記ストローク端から本体側へ移動し、回転動力が前記従動プーリに伝達しなくなり、前記車輪がフリー状態になる。
前記上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、前記車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する様にしたので、上部脚柱が水平軸を中心に揺動した際に、前記従動プーリの回転軸心と前記駆動プーリの回転軸心の相対距離の変化がすくなく、前記動力伝達ベルトの張りの調整が容易になる。
従って、簡易な構成で、信頼性の高い降着装置試験機器と降着装置とを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
最初に、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器を、図を基に、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器の概念図である。図2は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器の側面図である。図3は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のA−A断面図である。図4は、本発明の実施形態に係る駆動機器の正面図である。
降着装置試験機器は、飛行体の降着装置を試験する装置である。
最初に飛行体の降着装置を説明する。
ここで、降着装置は、主に主車輪に採用される形式であって6個の車輪を備えるものを例に、説明する。
飛行体の降着装置10は、着陸時に飛行体を支持する装置であって、車輪11と脚構造体12とドラッグブレース13とトルクリンク14とボギー15とその他の補機とで構成される。
降着装置は、着陸姿勢と退避姿勢との間で姿勢を変化させる。
着陸姿勢は、車輪を飛行体の本体の外へ出して、飛行体を地上で走行できる姿勢である。
着陸姿勢では、後述する脚構造体の自由端が、下方に向く。
退避姿勢は、車輪を飛行体の本体の中へ格納する姿勢である。
車輪11は、脚構造体12の自由端部に固定されたボギー15に回転自在に支持された車輪である。
例えば、車輪11は、ホイールとホイールの外周にはめられたゴムタイヤである。
3対の車輪11がボギー15を左右から挟んで前後3列に並んで取り付けられる。
車輪11は、ボギー15に取りつけられた車輪軸の周りに回転する。
脚構造体12は、飛行体の本体に支持され、車輪11をストローク端Lと該ストローク端Lより本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して、本体の側からストローク端Lに向かって所定の付勢力で付勢する構造体である。
例えば、脚構造体12は、飛行体の本体に支持され、ボギー15を支持する。ボギー15は、車輪を回転自在に支持する。脚構造体12は、飛行体との支持点と車輪との支持点との距離を伸縮できる。
着地姿勢では、脚構造体12の長手方向が上下方向に沿う。
脚構造体12は、車輪を支持する下部脚柱12bと、飛行体の本体に支持され下部脚柱12bをストローク端Lとこのストローク端Lより本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して本体の側からストローク端Lに向かって所定の付勢力で付勢する上部脚柱12aとで構成されてもよい。
例えば、脚構造体12は、上部脚柱12aと下部脚柱12bとドラッグブレース13とトルクリンク14とボギー15とで構成される。
上部脚注12aは、概略円柱状の形状をした構造体である。
上部脚柱12aの一方の端が本体に揺動自在に支持される。
下部脚柱12bは、上部脚柱12aより小径の円柱状の形状をした構造体である。下部脚柱12bの一方の端部が上部脚柱12aの他方の端部から内部へ嵌り込む。下部脚柱12bの他方の端部は自由端部となる。着陸姿勢では、下部脚柱12bの自由端部が下方に向く。
上部脚柱12aが下部脚柱12bを長手方向の自由端部の側へ所定の付勢力で付勢する。下部脚柱12bの長手方向の自由端部の側へ伸び切った位置が、ストローク端である。
下部脚柱12bの自由端部がボギー15を支持する。
ドラッグブレース13は、脚構造体12の姿勢を着陸姿勢と退避姿勢の間で切り替え、着陸姿勢にした際に脚構造体12の姿勢をロックするための機構である。例えば、ドラッグブレース13は、中間の一点で屈曲可能なトグルリンク機構である。
着陸姿勢では、ドラッグブレース13が伸びた状態でロックされる。ドラッグブレース13が、降着装置に作用する水平力を支える。
ドラッグブレース13の一方の端部が本体に揺動自在に支持される。ドラッグブレース13の他方の端部が、上部脚柱12aに揺動自在に支持される。
ドラッグブレース13が伸びると、上部脚柱12aと下部脚柱12bとの長手方向が上下方向に沿う。ドラッグブレース13が屈曲すると、上部脚柱12aと下部脚柱12bとの長手方向が水平方向に沿う。
トルクリンク14は、上部脚柱12aと下部脚柱12bとの長手方向の軸芯を中心とした相対的な回転を拘束するものであり、中間部の支点を屈曲し揺動自由になったリンク機構である。トルクリンク14の一方の端部が上部脚柱12aの側面に水平軸周りに揺動自在に支持される。トルクリンク14の他方の端部が下部脚柱12bの側面に水平軸周りに揺動自在に支持される。
ボギー15は、複数対の車輪を回転自在に支持する長手部材である。
ボギー15の長手方向が飛行体の前後方向に沿う。
ボギー15の中央部が、下部脚柱12bの自由端部に揺動自在に支持される。
例えば、3個の車輪軸が、ボギー15に前後方向に所定の間隔で設けられる。
3対の車輪が、車輪軸の左右にそれぞれ回転自在に支持される。中央にある一対の車輪の回転軸が、ボギー15の支持される中心と一致する。
次に、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器を、図を基に、説明する。
降着装置試験機器は、飛行体の降着装置を試験する機器であって、支持機器20と車輪回転機器と模擬滑走路80とで構成される。
支持機器20は、本体を模擬して降着装置を支持する機器であり、カーゴ21と後部脚取り付け治具22と前部脚取り付け治具23と揚力模擬シリンダ24と吊り装置25と架構26とその他の補機で構成される。
カーゴ21は、降着装置10を支え、降着装置10に実際に作用する付加慣性力を模擬するものであり、架構26に上下方向に移動自在に支持される構造体である。
カーゴ21は、後述する揚力模擬シリンダ24により重量を支持され、揚降油圧シリンダ25により揚降を模擬する。
後部脚取り付け治具22は、飛行体の降着装置を取り付ける後部の部分を模擬する治具である。後部脚取り付け治具22は、上部脚柱12aの上部を揺動自在に支持する。
前部脚取り付け治具23は、飛行体の降着装置を取り付ける前部の部分を模擬する治具である。前部脚取り付け治具23は、ドラッグブレース13の前部を揺動自在に支持する。
揚力模擬シリンダ24は、飛行体の揚力を模擬するエアシリンダである。
揚力模擬シリンダ24は、飛行機が着陸する際の飛行体の沈降速度を再現する様に、カーゴ21と降着装置とを支持するロッドを下降させる。
吊り装置25は、支持装置20を吊り、予め設定された高さから揚力模擬シリンダ24のロッドにカーゴ21を落下させるための装置である。
例えば、吊り装置25は、クイックリリース装置25aと吊りウインチ25bとで構成される。
吊りウインチ25bは、カーゴ21を吊り上げ、吊り下げるウインチである。
クイックリリース装置25aは、カーゴ21の把持をリリースする装置である。
吊り装置25は、予め定められたスケジュールに従って、吊りウインチ25bによりカーゴ21を下降させて、クイックリリース装置25aによりカーゴ21の把持をリリースする。
リリースされると、カーゴ21は、揚力模擬シリンダ24のロッドに落下した後、揚力模擬シリンダ24に支えられながら一定の沈降速度で降下する。
架構26は、 支持機器20を支持する主構造体である。
車輪回転機器は、着陸時の車輪の回転を模擬するために車輪を回転させる機器であり、
従動側機械要素30と駆動側機械要素40と駆動機器50と動力伝達部材60と回転駆動ドラム70とで構成される。
従動側機械要素30と駆動側機械要素40と駆動機器50と動力伝達部材60とは、ボギー15の中央に設けられた一対の車輪を回転させるための機器である。
回転駆動ドラム70は、ボギー15の前方と後方とに設けられた2対の車輪を回転させるための機器である。
従動側機械要素30は、車輪に連動して回転する回転動力伝達用の機械要素である。
従動側機械要素30は、車輪に連動して回転する従動プーリであってもよい。
また、車輪の回転軸心と従動プーリの回転軸心とが一致してもよい。
例えば、一対の従動プーリ31(30)が、一対の車輪11のホイールに軸芯を一致してボルトで固定される。
例えば、従動プーリ31は、Vベルト用のプーリである。
駆動側機械要素40は、支持機器の従動側機械要素よりも本体に近い箇所に支持される回転動力伝達用の機械要素である。
駆動側機械要素40は、支持機器の従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される駆動プーリであってもよい。
また、上部脚柱12aが水平軸を中心に揺動自在に本体に支持されており、その水平軸の軸心と駆動プーリの回転軸心とが平行していてもよい。
例えば、一対の駆動プーリ41(40)が、後部脚取り付け治具22の位置の近傍に設けられる。
例えば、駆動プーリ41が、Vベルト用のプーリである。
駆動機器50は、駆動プーリ41を回転駆動する機器である。
例えば、駆動機器50は、駆動フレーム51とリニアガイド52と送りねじ53と回転駆動軸54と回転駆動モータ55と軸受ブロック56とで構成される。
駆動フレーム51は、駆動機器50の主構造体である。
2対のリニアガイド52と送りねじ53と軸受ブロック56とが、各々組になって一対の従動プーリ31の上方に配される。
リニアガイド52は、回転駆動軸54を回転自在に支持する軸受ブロック56を上下方向へ移動自在に案内する機械要素である。
送りねじ53は、軸受ブロック56にねじこまれ、リニアガイド52に平行に配されたねじ棒である。送りねじ53を回転させると、軸受ブロック56がリニアガイド52に沿って移動でき、従動側機械要素30と駆動側機械要素40との相対距離を微調整できる。
回転駆動軸54は、一対の軸受ブロック56に回転自在に支持される。一対の駆動プーリ41が、回転駆動軸54に固定される。
回転駆動モータ55は、回転駆動軸54を回転させるアクチエータである。例えば、回転駆動モータ55は、油圧モータである。
回転駆動モータ55が正転または逆転すると、駆動プーリ41が正転または逆転する。
動力伝達部材60は、従動側機械要素30と駆動側機械要素40とに連結して、駆動側機械要素40から従動側機械要素30へ回転動力を伝達できる部材である。車輪11がストローク端Lに位置するときに、動力伝達部材60が駆動側機械要素40と従動側機械要素30とに連結する。車輪11がストローク端Lから本体の側へ移動したとき、動力伝達部材60が従動側機械要素30または駆動側機械要素40の少なくとも一方に連結しない。
動力伝達部材60は、従動プーリと駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトであってもよい。
例えば、動力伝達ベルト61が、従動プーリ31と駆動プーリ41とに掛け渡される。車輪がストローク端Lに位置するときに、動力伝達ベルト61が駆動プーリ41と従動プーリ31とにくい込む。動力伝達ベルト61が駆動プーリ41と従動プーリ31とにくい込むと、動力伝達ベルト61が駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝達する。車輪11がストローク端Lから本体の側へ移動したときに、動力伝達ベルト61が駆動プーリ41または従動プーリ31の少なくとも一方にくい込まない。動力伝達ベルト61が駆動プーリ41または従動プーリ31の少なくとも一方にくい込まないと、動力伝達ベルト61が駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝達しない。
下部脚柱12bが上部脚柱12aから伸びてストローク端Lに位置すると、車輪がストローク端Lに位置する。このとき、駆動機器50により従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離を適正に調整して、Vベルトを従動プーリ31と駆動プーリ41のV溝にくい込む様にする。
下部脚柱12bが、上部脚柱12aの内部に潜り込んで、ストローク端Lより飛行体の本体の側へ移動すると、車輪がストローク端Lより本体側へ移動する。車輪がストローク端Lよりも本体側へ移動すると、従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離が縮まる。従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離が縮まると、動力伝達ベルト61が緩んで従動プーリ31または駆動プーリ41の少なくとも一方にくい込まなくなる。図4に図示した駆動機器では、駆動プーリに掛け渡された動力伝達ベルト61の背側を押さえる部材を設けて緩まない様にしてあるので、Vベルトは下側にある従動プーリにくい込まなくなる。
回転駆動ドラム70は、ボギー15の前方に設けられた一対の車輪11と後方に設けられた一対の車輪11を回転させるドラムである。
進退機器71が、回転駆動ドラム70を車輪11へ押し付けたり、回転駆動ドラム70を車輪11から退避させたりする。
回転する回転駆動ドラム70が車輪11に押し付けられると、押し付けられた車輪11は摩擦力により回転する。
次に、本発明の実施形態に係る降着装置を、図を基に説明する。
以下に説明するのは、前述した車輪を回転させるメカニズムを内蔵した降着装置である。
図5は、本発明の実施形態に係る降着装置の側面図である。
降着装置は、車輪11と脚構造体12とドラッグブレース13とトルクリンク14とボギー15と従動側機械要素30と駆動側機械要素40と駆動機器50と動力伝達部材60とで構成される。
車輪11と脚構造体12とドラッグブレース13とトルクリンク14とボギー15との説明は、前述したものと同じなので説明を省略する。
従動側機械要素30は、車輪に連動して回転する回転動力伝達用の機械要素である。
従動側機械要素30は、車輪に連動して回転する従動プーリであってもよい。
また、車輪の回転軸心と従動プーリの回転軸心とが一致してもよい。
例えば、一対の従動プーリが、一対の車輪11のホイールに軸芯を一致してボルトで固定される。
例えば、従動プーリは、Vベルト用のプーリである。
図5は、3対の従動プーリが、3対の車輪のすべてに各々に連結しているのを示している。
駆動側機械要素40は、脚構造体の従動側機械要素よりも本体側の箇所に支持される回転動力伝達用の機械要素である。
駆動側機械要素40は、脚構造体の従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持される駆動プーリであってもよい。
また、上部脚柱12aが水平軸を中心に揺動自在に本体に支持されており、その水平軸の軸心と駆動プーリの回転軸心とが平行していてもよい。
例えば、一対の駆動プーリが、後部脚取り付け治具22の位置の近傍に設けられる。
例えば、駆動プーリが、Vベルト用のプーリである。
駆動機器50と動力伝達部材60は、前述のものとおなじなので、説明を省略する。
3対の動力伝達ベルト61が、3対の従動プーリ31と駆動プーリ41とに掛け渡されている。
次に、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器と降着装置の作用を、図を基に説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る降着装置の作用説明図である。図7は、本発明の他の実施形態に係る降着装置の作用説明図である。
降着装置試験機器の作用と降着装置の作用とは同じなので、降着装置試験機器の場合を例に、その作用を説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る降着装置の作用を説明している。
この降着装置試験機器では、従動側機械要素30が従動プーリ31であり、駆動側機械要素40が駆動プーリ41であり、動力伝達部材60が動力伝達ベルト61である。
図6の(A)は、降着装置が空中にある状態を示している。
降着装置が空中にあるときには、上部脚柱12aからの付勢力により下部脚柱12bが付勢されるので、下部脚柱12bがストローク端Lに位置し、車輪11がストローク端Lに位置する。
従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離は、動力伝達ベルト61が適正な張力を発生する様に、調整されている。
駆動機器50が駆動プーリ41を回転する。動力伝達ベルト61が、駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝達する。
従動プーリ31の回転に連動して車輪11が回転する。
車輪11の回転速度が所定の速度に達したら、吊り装置25はクイックリリース装置25aによりカーゴ21の把持をリリースし予め設定された高さから落下させる。
リリースされたカーゴ21は、揚力模擬シリンダ24にカーゴ21と降着装置の重量を保持されながら一定の沈下速度で落下を継続する。
車輪11が模擬地面に接地する。
図6の(B)は、降着装置が接地している状態を示している。
揚力模擬シリンダ24がカーゴ21と降着装置の重量を支えて、降着装置がカーゴ21と降着装置の運動エネルギーを吸収する。
飛行体の荷重を模擬する上下方向の力が、車輪11を介して脚構造体12に作用する。
上下方向の力が、下部脚柱12bに作用する付勢力よりも大きくなると、下部脚柱12bが上部脚柱12aの中に縮む。
下部脚柱12bがストローク端Lから飛行体の本体の側へ移動すると、車輪11がストローク端Lから飛行体の本体の側へ移動する。
車輪11が飛行体の本体の側へ移動すると、従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離が短くなる。
従動プーリ31と駆動プーリ41との芯間距離が短くなると、動力伝達ベルト61が撓む。
動力伝達ベルト61が撓むと、動力伝達ベルト61と従動プーリ31または駆動プーリ41の少なくとも一方とのくい込みがなくなり、動力伝達ベルト61が駆動プーリ41から従動プーリ31への動力を伝達しなくなる。
車輪11が模擬滑走路の路面からの接触力を受ける。
降着装置試験機器では、接触力が車輪11の回転を制動するので、やがて、車輪11の回転が停止する。
図7は、本発明の他の実施形態に係る降着装置の作用を説明している。
この降着装置試験機器では、従動側機械要素30が従動笠車32であり、駆動側機械要素40が駆動笠車42であり、動力伝達部材60が両端に笠車のついたドライブシャフト62である。
ここで、笠車は、動力伝達面としてテーパ状の動力を伝達する面を持った円板状の機械要素である。例えば、笠車が笠歯車であれば、動力伝達面にインボリュート歯がある。
従動笠車32とドライブシャフト62との結合またはドライブシャフト62と駆動笠車42との結合は、歯車による結合であってもよいし、摩擦力による結合(いわゆるフリクションドライブ)であってもよい。
図7の(A)は、降着装置が空中にある状態を示している。
降着装置が空中にあるときには、上部脚柱12aからの付勢力により下部脚柱12bが付勢されるので、下部脚柱12bがストローク端Lに位置し、車輪11がストローク端Lに位置する。
ドライブシャフト62の両端の笠車の離間距離は、従動笠車32とドライブシャフト62とが適正に接触し、駆動笠車42とドライブシャフト62とが適性に接触する様に調整されている。
駆動機器50が駆動笠車42を回転する。ドライブシャフト62が、駆動笠車42から従動笠車32へ動力を伝達する。
従動笠車32の回転に連動して車輪11が回転する。
車輪11の回転速度が所定の速度に達したら、吊り装置25はクイックリリース装置25aによりカーゴ21の把持をリリースし予め設定された高さから落下させる。
リリースされたカーゴ21は、揚力模擬シリンダ24にカーゴ21と降着装置の重量を保持されながら一定の沈下速度で落下を継続する。
車輪11が模擬地面に接地する。
図7の(B)は、降着装置が接地している状態を示している。
揚力模擬シリンダ24がカーゴ21と降着装置の重量を支えて、降着装置がカーゴ21と降着装置の運動エネルギーを吸収する。
飛行体の荷重を模擬する上下方向の力が、車輪11を介して脚構造体12に作用する。
上下方向の力が、下部脚柱12bに作用する付勢力よりも大きくなると、下部脚柱12bが上部脚柱12aの中に縮む。
下部脚柱12bがストローク端Lから飛行体の本体の側へ移動すると、車輪11がストローク端Lから飛行体の本体の側へ移動する。
車輪11が飛行体の本体の側へ移動すると、従動笠車32と駆動笠車42との軸間距離が短くなる。
ドライブシャフト62と駆動笠車42との接触が無くなる。
ドライブシャフト62と駆動笠車42との接触が無くなると、ドライブシャフト62が駆動笠車42から従動笠車32への動力を伝達しなくなる。
車輪11が、模擬滑走路の路面から、接触力を受ける。
降着装置試験機器では、接触力が、車輪11の回転を制動するので、やがて、車輪11の回転が停止する。
上述の実施形態の降着装置試験機器を用いれば、以下の効果を発揮する。
支持装置20が飛行体を模擬して降着装置10を支持し、車輪11が従動プーリ31に連動する。車輪11がストローク端Lにあるときに、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31に回転動力を伝達できる様にし、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動すると、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、駆動機器50が駆動プーリ41を回転駆動すると、回転動力が動力伝達ベルト61を介して従動プーリを回転させ、車輪11が回転する。車輪11が接地すると、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動プーリ31に伝達しなくなり、車輪11がフリー状態になる。
また、支持装置20が飛行体を模擬して降着装置10を支持し、車輪11が従動笠車32に連動する。車輪11がストローク端Lにあるときに、ドライブシャフト62が本体側にある駆動笠車42から従動笠車32に回転動力を伝達できる様にし、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動すると、ドライブシャフト62が本体側にある駆動笠車42から従動笠車32へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、駆動機器50が駆動笠車42を回転駆動すると、回転動力がドライブシャフト62を介して従動笠車32を回転させ、車輪11が回転する。車輪11が接地しなると、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動笠車32に伝達しなくなり、車輪11がフリー状態になる。
従動プーリ31または従動笠車32が従動側機械要素30に相当し、駆動プーリ41または駆動笠車42が駆動側機械要素40に相当し、動力伝達ベルト61またはドライブシャフト62が動力伝達部材60に相当する。
また、支持装置が飛行体を模擬して降着装置を支持し、車輪11が従動プーリ31に連動する。下部脚柱12bがストローク端Lにあるときに、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31に回転動力を伝達できる様にし、下部脚柱12bがストローク端Lから本体側へ移動すると、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪11が接地状態でないときに、駆動機器50が駆動プーリ41を回転駆動すると、回転動力が動力伝達ベルト61を介して従動プーリ31を回転させ、車輪11が回転する。車輪が接地すると、車輪がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動プーリ31に伝達しなくなり、車輪11がフリー状態になる。
上部脚柱12aが水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、車輪11の回転軸心と従動プーリ31の回転軸心とが一致し、水平軸の軸心と駆動プーリ41の回転軸心とが平行する様にしたので、上部脚柱12aが水平軸を中心に揺動した際に、従動プーリ31の回転軸心と駆動プーリ41の回転軸心の相対距離の変化がすくなく、動力伝達ベルト61の張りの調整が容易になる。
上述の構造の降着装置試験機器を用いれば、簡易な構造をもった車輪回転機器で車輪を回転することができ、車輪が接地すると車輪がフリー状態になって、模擬滑走路との摩擦力により車輪の回転を制動する様子を観察できる。
上述の実施形態の降着装置を用いれば、以下の効果を発揮する。
付勢力が、ストローク端Lと本体側との間で移動する車輪をストローク端Lに押しつける。車輪11が従動プーリ31に連動する。車輪がストローク端Lにあるときに、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31に回転動力を伝達できる様にし、車輪がストローク端Lから本体側へ移動すると、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪が接地しないときに、駆動機器50が駆動プーリ41を回転駆動すると、回転動力が動力伝達ベルト61を介して従動プーリ31を回転させ、車輪が回転する。車輪が接地すると、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動プーリ31に伝達しなくなり、車輪がフリー状態になる。
また、付勢力が、ストローク端Lと本体側との間で移動する車輪をストローク端Lに押しつける。車輪11が従動笠車32に連動する。車輪11がストローク端Lにあるときに、ドライブシャフト62が本体側にある駆動笠車42から従動笠車32に回転動力を伝達できる様にし、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動すると、ドライブシャフト62が本体側にある駆動笠車42から従動笠車32へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪11が接地しないときに、駆動機器50が駆動笠車42を回転駆動すると、回転動力がドライブシャフト62を介して従動笠車32を回転させ、車輪11が回転する。車輪11が接地すると、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動笠車32に伝達しなくなり、車輪11がフリー状態になる。
従動プーリ31または従動笠車32が従動側機械要素30に相当し、駆動プーリ41または駆動笠車42が駆動側機械要素40に相当し、動力伝達ベルト61またはドライブシャフト62が動力伝達部材60に相当する。
また、上部脚柱12aが車輪を支持する下部脚柱12bをストローク端Lと本体側の位置との間で移動可能に支持し、付勢力が、下部脚柱12bをストローク端Lに押しつける。車輪11が従動プーリ31に連動する。下部脚柱12bがストローク端Lにあるときに、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31に回転動力を伝達できる様にし、下部脚柱12bがストローク端Lから本体側へ移動すると、動力伝達ベルト61が本体側にある駆動プーリ41から従動プーリ31へ動力を伝えなくなる様にしたので、車輪11が接地しないときに、駆動機器50が駆動プーリ41を回転駆動すると、回転動力が動力伝達ベルト61を介して従動プーリ31を回転させ、車輪11が回転する。車輪11が接地すると、車輪11がストローク端Lから本体側へ移動し、回転動力が従動プーリ31に伝達しなくなり、車輪11がフリー状態になる。
上部脚柱12aが水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、車輪11の回転軸心と従動プーリ31の回転軸心とが一致し、水平軸の軸心と駆動プーリ41の回転軸心とが平行する様にしたので、上部脚柱が水平軸を中心に揺動した際に、従動プーリの回転軸心と駆動プーリの回転軸心の相対距離の変化がすくなく、動力伝達ベルトの張りの調整が容易になる。
上述の構造をもった降着装置を用いれば、簡易な構造で車輪を回転させることができ、車輪が滑走路に接地すると、滑走路との摩擦力が小さいので、車輪への負担が小さくなる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
3対の車輪が設けられた降着装置を例に説明したが、これに限定されず、例えば、1対、2対またはN対の車輪が設けられた降着装置と降着装置試験機器に本発明の構造を採用してもよい。
動力伝達ベルトがVベルトであると説明したが、これに限定されず、例えば平ベルト、歯付きベルト、断面が円形のベルトでもよい。
本発明の実施形態に係る降着装置試験機器の概念図である。 本発明の実施形態に係る装置試験機器の側面図である。 本発明の実施形態に係る装置試験機器のA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動機器の正面図である。 本発明の実施形態に係る降着装置の側面図である。 本発明の実施形態に係る降着装置の作用説明図である。 本発明の他の実施形態に係る降着装置の作用説明図である。
符号の説明
L ストローク端
10 降着装置
11 車輪
12 脚構造体
12a上部脚柱
12b下部脚柱
13 ドラッグブレース
14 トルクリンク
15 ボギー
20 支持機器
21 カーゴ
22 後部脚取り付け治具
23 前部脚取り付け治具
24 揚力模擬シリンダ
25 吊り装置
25aクイックリリース装置
25b吊りウインチ
26 架構
30 従動側機械要素
31 従動プーリ
32 従動笠車
40 駆動側機械要素
41 駆動プーリ
42 駆動笠車
50 駆動機器
51 駆動フレーム
52 リニアガイド
53 送りねじ
54 回転駆動軸
55 回転駆動モータ
56 軸受ブロック
60 動力伝達部材
61 動力伝達ベルト
62 ドライブシャフト
70 回転駆動ドラム
71 進退機器
80 模擬滑走路

Claims (8)

  1. 回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、を持つ飛行体の降着装置の試験をする降着装置試験機器であって、
    本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、
    車輪に連動して回転する回転動力伝達用の従動側機械要素と、前記支持機器の前記従動側機械要素よりも本体に近い箇所に支持される回転動力伝達用の駆動側機械要素と、前記駆動側機械要素を回転駆動する駆動機器と、前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる動力伝達部材とを有し、車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結し、車輪がストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない車輪回転機器と、
    を備えることを特徴とする降着装置試験機器。
  2. 回転自在になった車輪と、飛行体の本体に支持され車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、を持つ飛行体の降着装置を試験できる降着装置試験機器であって、
    本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、
    車輪に連動して回転する従動プーリと、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を有し、車輪がストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、車輪がストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない車輪回転機器と、
    を備えることを特徴とする降着装置試験機器。
  3. 回転自在になった車輪と、前記車輪を支持する下部脚柱と、飛行体の本体に支持され前記下部脚柱をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する上部脚柱と、を持つ降着装置を試験できる降着装置試験機器であって、
    本体を模擬して降着装置を支持する支持機器と、
    車輪に連動して回転する従動プーリと、前記支持機器の前記従動プーリよりも本体に近い箇所に支持される駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、を有し、下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、下部脚柱がストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない車輪回転機器と、
    を備えることを特徴とする降着装置試験機器。
  4. 上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、
    車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、
    前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の降着装置試験機器。
  5. 飛行体の降着装置であって、
    回転自在になった車輪と、
    飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、
    前記車輪に連動して回転する回転動力伝達用の従動側機械要素と、
    前記脚構造体の前記従動側機械要素よりも本体側の箇所に支持される回転動力伝達用の駆動側機械要素と、
    前記駆動側機械要素を回転駆動する駆動機器と、
    前記従動側機械要素と前記駆動側機械要素とに連結して前記駆動側機械要素から前記従動側機械要素へ回転動力を伝達できる動力伝達部材と、
    を備え、
    前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達部材が前記駆動側機械要素と前記従動側機械要素とに連結し、
    前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達部材が前記従動側機械要素または前記駆動側機械要素の少なくとも一方に連結しない、
    ことを特徴とする降着装置。
  6. 飛行体の降着装置であって、
    回転自在になった車輪と、
    飛行体の本体に支持され前記車輪をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する脚構造体と、
    前記車輪に連動して回転する従動プーリと、
    前記脚構造体の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持される駆動プーリと、
    前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、
    前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、
    を備え、
    前記車輪が前記ストローク端に位置するときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、
    前記車輪が前記ストローク端から前記本体の側へ移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない、
    ことを特徴とする降着装置。
  7. 飛行体の降着装置であって、
    回転自在になった車輪と、
    前記車輪を支持する下部脚柱と、
    飛行体の本体に支持され前記下部脚柱をストローク端と該ストローク端より前記本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して前記本体の側から前記ストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する上部脚柱と、
    前記車輪に連動して回転する従動プーリと、
    前記上部脚柱の前記従動プーリより本体に近い箇所に回転自在に支持された駆動プーリと、
    前記駆動プーリを回転駆動する駆動機器と、
    前記従動プーリと前記駆動プーリとにくい込んで動力を伝達できる動力伝達ベルトと、
    を備え、
    前記下部脚柱がストローク端にあるときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリと前記従動プーリとにくい込み、
    前記下部脚柱が前記ストローク端から本体の側に移動したときに前記動力伝達ベルトが前記駆動プーリまたは前記従動プーリの少なくとも一方にくい込まない、
    ことを特徴とする降着装置。
  8. 前記上部脚柱が水平軸を中心に揺動自在に本体に支持され、
    前記車輪の回転軸心と前記従動プーリの回転軸心とが一致し、
    前記水平軸の軸心と前記駆動プーリの回転軸心とが平行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の降着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105445002A (zh) * 2015-11-13 2016-03-30 哈尔滨工业大学 一种机轮带转装置
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