JP2007137201A - 車両用サンバイザー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の位置にサンバイザーを位置決め固定することができる車両用サンバイザー装置を提供する。
【解決手段】車両用サンバイザー装置は、車両用のサンバイザーと、サンバイザーを駆動させる駆動源と、駆動源から入力された動力を断続して出力しサンバイザーを第1位置と第2位置間で往復動させる出力軸45を有するクラッチ44と、クラッチ44の出力軸45の回転状態を検出する回転状態検出手段(円形磁石体55とホールIC56)とを備えている。車両用サンバイザー装置は、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて第1位置と第2位置間の往動または復動の途中でのサンバイザーの停止を検出し(途中停止検出手段)、途中停止検出手段によってサンバイザーの移動途中での停止が検出された場合に駆動源の駆動を停止する(駆動停止手段)。
【選択図】図7
【解決手段】車両用サンバイザー装置は、車両用のサンバイザーと、サンバイザーを駆動させる駆動源と、駆動源から入力された動力を断続して出力しサンバイザーを第1位置と第2位置間で往復動させる出力軸45を有するクラッチ44と、クラッチ44の出力軸45の回転状態を検出する回転状態検出手段(円形磁石体55とホールIC56)とを備えている。車両用サンバイザー装置は、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて第1位置と第2位置間の往動または復動の途中でのサンバイザーの停止を検出し(途中停止検出手段)、途中停止検出手段によってサンバイザーの移動途中での停止が検出された場合に駆動源の駆動を停止する(駆動停止手段)。
【選択図】図7
Description
本発明は、車両(自動車)の運転席および助手席の上方に装備されて直射日光による眩しさを防止するサンバイザーを駆動源の動力によって往復動する車両用サンバイザー装置に関するものである。
車両用サンバイザー装置の一形式として、特許文献1に示されているように、ルーフの車室内側に装着された内装部材9とルーフパネル4との間に形成された中空部10内にサンバイザー13を格納し、モータ21の駆動力により内装部材9の前方に形成された開口部9aからフロントウインドパネル7方向にサンバイザー13を出没させる電動スライド機構20を具備して成る電動スライド式サンバイザーがある。この電動スライド式サンバイザーにおいては、図8に示されている位置にあるサンバイザー13が図9に示されている位置に達するまで、また、図9に示されている位置にあるサンバイザー13が図8に示されている位置に達するまで、モータ21は駆動され続ける。この電動スライド式サンバイザーはクラッチ機構43を備えており、前述したサンバイザー13の移動途中に過度な力が加えられた際には、このクラッチ機構43が空転して過度な力に起因するモータ21やワイヤ27などの損傷が防止され、装置全体の耐久性が高められるようになっている。
特開平2−208120号公報
上述した特許文献1に記載の車両用サンバイザー装置においては、サンバイザー13に過度な力が加えられた際には、サンバイザー13が停止されクラッチ機構43が空転して過度な力に起因するモータ21やワイヤ27などの損傷が防止されている。しかし、モータ21の駆動は停止されないので、モータ21は駆動し続けている。したがって、サンバイザー13へ力が加えられるのが止められると、クラッチ機構43が空転しなくなりモータ21の駆動力がほぼ100%伝達されるので、サンバイザー13が再び動き出す。そして、サンバイザー13が図8に示されている位置または図9に示されている位置に達するまでモータ21の駆動は停止されないで駆動し続ける。すなわち、外力によってサンバイザー13を一時的に位置決め固定することはできるものの、外力を解除するとサンバイザー13が動き出し、任意の位置にサンバイザー13を位置決め固定することができないという問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、任意の位置にサンバイザーを位置決め固定することができる車両用サンバイザー装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、車両用のサンバイザーと、サンバイザーを駆動させる駆動源と、駆動源から入力された動力を断続して出力しサンバイザーを第1位置と第2位置間で往復動させる出力軸を有するクラッチと、クラッチの出力軸の回転状態を検出する回転状態検出手段と、回転状態検出手段によって検出された出力軸の回転状態に基づいて、第1位置と第2位置間の往動または復動の途中でのサンバイザーの停止を検出する途中停止検出手段と、途中停止検出手段によってサンバイザーの移動途中での停止が検出された場合に駆動源の駆動を停止する駆動停止手段とを備えたことである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、回転状態検出手段は、クラッチの出力軸に一体回転するように固定されて異なる磁極を交互に円周方向に配列させた円形磁石体と、該円形磁石体の周縁部近傍に空間をおいて対向させて配設された磁気検出手段とから構成されたことである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、回転状態検出手段は、位相が四分の一周期ずれる2つの検出信号を出力することである。
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、回転状態検出手段から出力される検出信号は所定波形であり、この検出信号の波形が所定形状と異なる場合には、途中停止検出手段はサンバイザーが移動途中で停止されたことを検出することである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、回転状態検出手段が、クラッチの出力軸の回転状態を検出し、途中停止検出手段が、回転状態検出手段によって検出された出力軸の回転状態に基づいて、第1位置と第2位置間の往動または復動の途中でのサンバイザーの停止を検出し、駆動停止手段が、途中停止検出手段によってサンバイザーの移動途中での停止が検出された場合に駆動源の駆動を停止する。これによれば、往動または復動の途中のサンバイザーが外力によって停止された場合、回転状態検出手段によって検出された出力軸の回転状態に基づいて、サンバイザーの停止を確実に検出し、ひいては、駆動源を停止してサンバイザーをその停止位置に確実に位置決め固定することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、請求項1に係る発明において、回転状態検出手段は、クラッチの出力軸に一体回転するように固定されて異なる磁極を交互に円周方向に配列させた円形磁石体と、該円形磁石体の周縁部近傍に空間をおいて対向させて配設された磁気検出手段とから構成されているので、クラッチの出力軸の回転状態を簡単な構成で確実かつ正確に検出することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、請求項1に係る発明において、回転状態検出手段は、位相が四分の一周期ずれる2つの検出信号を出力するので、クラッチの出力軸の回転状態をより確実かつ正確に検出することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項1に係る発明において、回転状態検出手段から出力される検出信号は所定波形であり、この検出信号の波形が所定形状と異なる場合には、途中停止検出手段はサンバイザーが移動途中で停止されたことを検出するので、サンバイザーの移動途中での停止を確実に検出することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2において、10は、車両の運転席および助手席の上部にそれぞれ装備される車両用サンバイザー装置を示すもので、当該サンバイザー装置10は、フロントガラス11の上部に接続するルーフパネル12の前面下方に配設されている。なお、運転席側および助手席側に装備される車両用サンバイザー装置10は、同一の構成をなすものであるので、以下の説明においては、運転席側の車両用サンバイザー装置10について説明し、助手席側の車両用サンバイザー装置10については説明を省略する。
車両用サンバイザー装置10は、主として、ルーフパネル12の下面に設けられたサンバイザー収納部13と、サンバイザー収納部13の出入口14より出入り可能にサンバイザー収納部13内に収納された円弧状をなす遮光性を有するサンバイザー15と、定められた円弧軌跡CLに沿ってサンバイザー15をサンバイザー収納部13の出入口14より出入りさせる作動機構16と、作動機構16を作動させる電動モータ17を駆動源とする駆動ユニット18とによって構成されている。
サンバイザー収納部13は、ルーフパネル12の下面に固定された内装カバー21によって、ルーフパネル12との間に所定幅の空間部22を形成しており、空間部22内に作動機構16および駆動ユニット18が収納されている。サンバイザー収納部13の前部には、サンバイザー15を出入りさせる出入口14が斜め前方に向かって開口され、通常はサンバイザー15の先端部が出入口14に対応するように、サンバイザー15がサンバイザー収納部13にすっぽり収納されている。
サンバイザー15は、略長方形の板状に形成されており、図2に示すように、車両前後方向に平行な鉛直面内の断面形状が、円弧軌跡CLに合致した円弧形状をなしている。サンバイザー15は、車両前後(進退)方向に2分割されており、後部分である基端部15aとサイドバイザーとして機能する前部分である可動部15bを有している。基端部15aの左右両側部は、連結部37,38を介して一対のギヤードケーブル35,35に固定されている。
サンバイザー15の基端部15aの後部中央には、凹状の切欠き部15a3が形成され、サンバイザー15の後退端位置(第1位置)、すなわち、サンバイザー15がサンバイザー収納部13にすっぽり収納された状態においては、凹状の切欠き部15a3内に駆動ユニット18の一部が収容されるようになっている。
可動部15bは基端部15aの前端部に回転可能に取り付けられている。具体的には、図1および図3に示すように、可動部15bの後端の左右側端のいずれか一方(本実施形態では左側端)に凸設された軸ピン15b1が、基端部15aの前端の左右側端のいずれか一方(本実施形態では右側端)に設けられた係合凹部15a1に嵌着されている。なお、基端部15aに軸ピンを凸設し可動部15bに係合凹部を設けるようにしてもよい。
また、可動部15bの回転軸側の反対側は基端部15aに係脱可能に係合するようになっている。具体的には、図1および図4に示すように、可動部15bの後端の左右側端のいずれか他方(本実施形態では左側端)に形成された凹部15b3内の対向する壁面間に軸架された係合ピン15b2が、基端部15aの前端の左右側端のいずれか他方(本実施形態では左側端)に形成された凸部15a3に設けられた係合凹部15a2に係脱可能に係合している。すなわち、係合ピン15b2が係合凹部15a2に係合されると、可動部15bが基端部15aにロック(係合)され、係合ピン15b2が係合凹部15a2から離脱されると、可動部15bと基端部15aとのロック(係合)が解除される。なお、基端部15aに係合ピンを軸架し可動部15bに係合凹部を設けるようにしてもよい。
基端部15aには、図4(a)に示すように、ロック状態検出手段であるマイクロスイッチ15cが設けられている。マイクロスイッチ15cは、常開型のマイクロスイッチである。マイクロスイッチ15cは、係合凹部15a2内に揺動自在に配設されるレバー15c1を有しており、このレバー15c1が係合ピン15b2によって押されるとオンされ、レバー15c1が開放されるとオフされるものである。可動部15bが基端部15aにロック(係合)されている場合、マイクロスイッチ15cのレバー15c1が押されてマイクロスイッチ15cがオンされる。一方、可動部15bと基端部15aとのロック(係合)が解除されている場合、マイクロスイッチ15cのレバー15c1が押されないのでマイクロスイッチ15cがオフされる。これにより、マイクロスイッチ15cによって可動部15bが基端部15aにロックされているか否かすなわちロック状態を検出することができる。
係合ピン15b2は、図4(a)に示すような断面真円形状でもよいが、図4(b)に示すような断面略楕円形状としてもよい。具体的には、係合ピン15b2は、可動部15bの回転面と平行でありかつ互いに対向する2つの平面と、これら平面の両端に接続される2つの曲面を備えるようにすればよい。このとき、係合凹部15a2は、係合ピン15b2の2つの平面にそれぞれ当接する2つの平面を設けるようにすればよい。
このようなサンバイザー15は、サンバイザー15がサンバイザー収納部13にすっぽり収納された状態である後退端位置(第1位置:図2にて実線で示す位置)と、サンバイザー15がサンバイザー収納部13から完全に引き出された状態である前進端位置(第2位置:図2にて2点破線で示す位置)との間で往復動されるようになっている。なお、サンバイザー15の内側の面には、必要に応じてバニティミラーおよび照明器具を設けることができる。
ルーフパネル12の下面には、サンバイザー15の両側に対応して、案内部材である一対の案内パイプ31,32の先端部が円弧軌跡CLに沿って配設されている。案内パイプ31,32の後端部は、サンバイザー15の後方位置において互いに内向きに直角に屈曲されて、駆動ユニット18に接続されている。案内パイプ31,32の先端部は、車両前後方向の2か所を複数のブラケット33a,33b(図5参照)からなる固定具33,34によってルーフパネル12の下面にそれぞれ固定されている。
後側の固定具33には、後退端位置検出センサ61が取り付けられている(図2,図5参照)。この後退端位置検出センサ61は、マイクロスイッチから構成されており、サンバイザー15が後退端位置にあるときにはオンされてオン信号を制御装置60に出力し、後退端位置にないときにはオフされてオフ信号を制御装置60に出力している。前側の固定具33には、前進端位置検出センサ62が取り付けられている(図1,図2参照)。この前進端位置検出センサ62は、マイクロスイッチから構成されており、サンバイザー15が前進端位置にあるときにはオンされてオン信号を制御装置60に出力し、前進端位置にないときにはオフされてオフ信号を制御装置60に出力している。
案内パイプ31,32には、可撓性を有する金属もしくは樹脂からなる可撓性部材であるギヤードケーブル35,35がそれぞれ摺動可能に嵌合されている。一対のギヤードケーブル35,35は、案内パイプ31,32によってそれぞれ案内されるものであり、電動モータ17によって正逆回転されるピニオンギヤ51によって互いに逆方向に軸動されるようになっている。かかる案内パイプ31,32および一対のギヤードケーブル35,35によって、作動機構16を構成している。
案内パイプ31,32の先端部には、図5および図6に示すように、対向する両内側壁に切欠き31aがそれぞれ形成されている。なお、案内パイプ32の切欠きは図示省略されている。サンバイザー15の後部両側には、連結具37,38がそれぞれ取付けられ、これら連結具37,38は案内パイプ31,32の各切欠き31aを貫通して一対のギヤードケーブル35,35の先端部にそれぞれ連結されている。
サンバイザー15の後方には、ルーフパネル12の下面に固定されるユニット固定金具39によって駆動ユニット18が装着固定されている。駆動ユニット18は、上記した電動モータ17と、電動モータ17を設置したユニット本体41とを備えている。ユニット本体41は主として図7に示すようにハウジング42を備えている。ハウジング42内には、電動モータ17の出力軸に一体回転するように取り付けられたウォームギヤ17aと、ウォームギヤ17aと噛合する第1ギヤ43と、第1ギヤ43と噛合する第2ギヤ46とを有するクラッチ44が配設されている。
クラッチ44は、駆動源である電動モータ17から入力された動力を断続して出力しサンバイザー15を第1位置と第2位置間で往復動させるものである。このクラッチ44は、上端部および下端部がハウジング42に回転可能に軸架された出力軸45、出力軸45に相対回転可能に取り付けられた第2ギヤ46、出力軸45に一体回転するように取り付けられて第2ギヤ46の上面に当接して配設された円形のクラッチ板47、出力軸45に一体回転するように取り付けられて第2ギヤ46の下面に当接して配設された円形の支持板48、およびクラッチ板47の上面に当接して配設された皿ばね49から構成されている。
このように、第2ギヤ46は皿ばね49によって下方に押圧されているクラッチ板47により支持板48に押圧されている。したがって、第2ギヤ46がクラッチ板47に対して滑らないで一体的に回転する場合には、電動モータ17から入力された動力のすべては出力軸45から出力される。一方、第2ギヤ46がクラッチ板47に対して滑って一体的に回転しない場合には、電動モータ17から入力された動力のすべては出力軸45から出力されない。例えば出力軸45の回転が停止された場合には、電動モータ17から入力された動力は出力軸45から出力されない。
出力軸45の下端は図7に示すようにハウジング42の下壁から突出しており、この出力軸45の下端には、ピニオンギヤ51が一体回転するように取り付けられている。ピニオンギヤ51は、ユニット固定金具39の下面に取り付けられたケーシング52に覆われている。ケーシング52には、一対のギヤードケーブル35,35の各後端部が車両前後方向に所定の間隔をおいて配設され車幅方向に摺動可能に案内されている。ギヤードケーブル35,35の各後端部の対向する内側には、ピニオンギヤ51の両側に噛合するギヤ部がそれぞれ形成されている。
これにより、電動モータ17によってピニオンギヤ51が正転方向に回転駆動されると、一対のギヤードケーブル35,35の各後端部が互いに反対の方向に同期して移動され、ギヤードケーブル35,35の各先端部を車両前進方向に同期的に移動し、サンバイザー15を円弧軌跡CLに沿ってスライドさせ、サンバイザー収納部13の出入口14より引き出す。反対に、電動モータ17によってピニオンギヤ51が逆転方向に回転駆動された場合には、一対のギヤードケーブル35,35の各先端部が車両後退方向に同期的に移動され、サンバイザー15はサンバイザー収納部13に収納される方向にスライドされる。
また、出力軸45の上端は図7に示すようにハウジング42の上壁から突出しており、ハウジング42から突出した出力軸45の上端には、円形磁石体55が出力軸45と一体回転するように取り付けられている。円形磁石体55は、図8に示すように、異なる磁極(N極とS極)を交互に円周方向に均等に配列させたものである。本実施形態においては、N極とS極が2つずつ交互に円周方向に均等に(四分の一周ずつ)配列されている。円形磁石体55の周縁部近傍には、磁気検出手段であるホールIC56が円形磁石体55の周縁部から空間をおいて対向させて配設されている。ホールIC56は、磁気センサであるホール素子と増幅、判別などの信号処理回路をワンチップ化したものである。このホールIC56は、ハウジング42の上壁に立設された取付部57に取り付け固定されている。
したがって、円形磁石体55が回転すると、ホールIC56が円形磁石体55の回転に応じた磁束密度を検出しその磁束密度に比例した値を所定波形(本実施形態では矩形パルス)の検出信号として制御装置60に出力する。すなわち、円形磁石体55が一定速度で回転する場合には所定周期の矩形パルス信号が出力される(例えば図9(a)の出力1)。一方、円形磁石体55の回転が遅くなるにつれて矩形パルス信号の周期が長くなり、回転が停止すると、矩形パルス信号の周期は無限大となる。このように、円形磁石体55とホールIC56とから出力軸45の回転状態を検出する回転状態検出手段が構成されている。
また、本実施形態のように、ホールIC56は2つ設けられるのが好ましい。すなわち、回転状態検出手段は位相が四分の一周期ずれる2つの検出信号を出力するのが好ましい。具体的には、2つのホールIC56は、一つの磁極の円周(四分の一周)の半分(八分の一周)の距離をおいて配設されている。このような構成の回転検出手段からの2つ出力信号(出力1、出力2)は、図9に示すようになる。円形磁石体55が正転する場合は、図9(a)に示すように、出力1に対して出力2は位相が四分の一周期遅れている。一方、円形磁石体55が逆転する場合は、図9(b)に示すように、出力1に対して出力2は位相が四分の一周期進んでいる。したがって、これら2つの検出信号に基づいて円形磁石体55の回転方向すなわちサンバイザー15の進行方向を判定(検出)することも可能となる。
なお、本実施形態においては、回転状態検出手段を円形磁石体55とホールIC56とから構成するようにしたが、周縁に凹凸を等間隔に形成した(同一円周上に複数の貫通孔を所定間隔に形成してもよい)円盤状の円形回転体と、凹凸の両側面に距離をおいて発光部と受光部を対向して設けた光センサとから構成するようにしてもよい。
また、クラッチ44の出力軸45と一体回転する部材を被回転検出体とする代わりに、出力軸45を被回転検出体としてもよい。この場合、出力軸45に直接磁石(磁極)を設けたり、直接凹凸を設けたりすればよい。
なお、図1中、47はサンバイザー15の上部を案内する上部案内具、48はサンバイザー15の下部を案内する下部案内具で、これら上部案内具47および下部案内具48はそれぞれルーフパネル12の下面に固定されている。上部案内具47および下部案内具48は、案内パイプ31,32と協働して、サンバイザー15が円弧軌跡CLに沿ってスムーズに運動できるように案内するように機能する。
さらに、車両用サンバイザー装置は、上述したマイクロスイッチ15c、各ホールIC56、後退端位置検出センサ61、前進端位置検出センサ62、および電動モータ17に接続された制御装置60を備えている(図10参照)。
さらに制御装置60は、引き出しSW(スイッチ)63および収納SW(スイッチ)64が接続されている。引き出しSW63は、第1位置(後退端位置)にあるサンバイザー15を引き出すための操作スイッチであり、この引き出しSW63がオンされると、電動モータ17が駆動されてサンバイザー15が第2位置(前進端位置)に向けて移動し始め、第2位置に到達すると電動モータ17の駆動が停止されてサンバイザー15が第2位置に引き出されて停止される。収納SW64は、第2位置(前進端位置)にあるサンバイザー15を収納するための操作スイッチであり、この収納SW64がオンされると、電動モータ17が駆動されてサンバイザー15が第1位置(後退端位置)に向けて移動し始め、第1位置に到達すると電動モータ17の駆動が停止されてサンバイザー15が第1位置に収納されて停止される。
さらに制御装置60は、引き出しSW(スイッチ)63および収納SW(スイッチ)64が接続されている。引き出しSW63は、第1位置(後退端位置)にあるサンバイザー15を引き出すための操作スイッチであり、この引き出しSW63がオンされると、電動モータ17が駆動されてサンバイザー15が第2位置(前進端位置)に向けて移動し始め、第2位置に到達すると電動モータ17の駆動が停止されてサンバイザー15が第2位置に引き出されて停止される。収納SW64は、第2位置(前進端位置)にあるサンバイザー15を収納するための操作スイッチであり、この収納SW64がオンされると、電動モータ17が駆動されてサンバイザー15が第1位置(後退端位置)に向けて移動し始め、第1位置に到達すると電動モータ17の駆動が停止されてサンバイザー15が第1位置に収納されて停止される。
制御装置60は、マイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、図11のフローチャートに対応したプログラムを実行して、引き出しSW63、収納SW64の操作、マイクロスイッチ15c、ホールIC56、後退端位置検出センサ61、および前進端位置検出センサ62からの検出信号に基づいて電動モータ17を駆動させて、サンバイザー15を開閉制御および停止制御させている。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
次に、上述した車両用サンバイザー装置の作動について説明する。制御装置60は、図示しないイグニッションスイッチがオンされると、ECU電源が供給されてステップ100にてプログラムを起動しプログラムをステップ102に進める。スイッチ102においては、フラグFを0に設定(リセット)する。フラグFは、電動モータ17の駆動状態を示すフラグであり、フラグFが0である場合には電動モータ17が駆動停止状態であることを示し、フラグFが1である場合には電動モータ17が正転駆動状態であることを示し、そしてフラグFが2である場合には電動モータ17が逆転駆動状態であることを示している。
制御装置60は、ステップ104においては、フラグFが1であるか否かを判定し、フラグFが1であればプログラムをステップ116にジャンプしてステップ116以降において必要に応じて電動モータ17を停止させ、フラグFが1でなければプログラムをステップ106に進める。ステップ106においては、フラグFが2であるか否かを判定し、フラグFが2であればプログラムをステップ134にジャンプしてステップ134以降において必要に応じて電動モータ17を停止させ、フラグFが2でなければフラグFは0であるのでプログラムをステップ108に進める。ステップ108においては、引き出しSW63がオンされたか否かを判定し、オンされていればプログラムをステップ110に進めてステップ110以降において必要に応じて電動モータ17を正転駆動させ、オンされていなければプログラムをステップ126に進める。ステップ126においては、収納SW64がオンされたか否かを判定し、オンされていればプログラムをステップ128に進めてステップ130以降において必要に応じて電動モータ17を逆転駆動させ、オンされていなければプログラムをステップ104に戻す。
したがって、サンバイザー15が第1位置(後退端位置)、第2位置(前進端位置)、または第1位置と第2位置の間の任意の位置に停止している場合であって、引き出しSW63または収納SW64がオンされていない場合には、制御装置60は、引き出しSW63または収納SW64がオンされるまでは、フラグFが0であり、ステップ104,106,108,126にてすべて「NO」と判定し続けるので、電動モータ17の駆動停止状態が維持される。
また、サンバイザー15が第1位置(後退端位置)、または第1位置と第2位置の間の任意の位置に停止している場合に、引き出しSW63がオンされると、制御装置60は、ステップ108にて「YES」と判定し、マイクロスイッチ15cがオンされていれば、ステップ110にて「YES」と判定しプログラムをステップ112に進めて電動モータ17を正転に駆動させ、フラグFを1に設定する(ステップ114)。これにより、ピニオンギヤ51が正転方向に回転駆動され、一対のギヤードケーブル35,35の各先端部が案内パイプ31,32内を車両前進方向に同期的に移動され、サンバイザー15が円弧軌跡CLに沿って車両前進方向にスライドする。
一方、マイクロスイッチ15cがオンされていなければ、ステップ110にて「NO」と判定しプログラムをステップ124に進めて可動部15bが基端部15aにロックされていない旨を操作者に警告し、その後プログラムをステップ104に戻す。制御装置60は、可動部15bが基端部15aにロックされるまで、ステップ104〜110,124の処理を繰り返し実行する。ステップ124の警告は、表示器などへの表示、スピーカなどからのアナウンス、鳴動によって実施される。
なお、ステップ110においては、制御装置60は、可動部15bが基端部15aにロックされているか否か、すなわちサンバイザー15がスライドさせることができる状態であるか否かを判定している。例えば、可動部15bが基端部15aに完全にロックされていない状態は可動部15bが出入口14の縁部に当たるので、サンバイザー15がスライドさせることができる状態でないと判定され、可動部15bが基端部15aに完全にロックされている状態は可動部15bが出入口14の縁部に当たらないので、サンバイザー15がスライドさせることができる状態であると判定される。
このように車両前進方向にスライドしているサンバイザー15が、第2位置(前進端位置)に到達するまで、操作者の手によって停止されなければ、制御装置60は、ステップ116,118にて「NO」とそれぞれ判定し、プログラムをステップ104に戻す。このとき、フラグFは1に設定されているので、ステップ104にて「YES」と判定し、プログラムをステップ116にジャンプする。すなわち、サンバイザー15が手で停止されるか或いは前進端位置に到達するまで、制御装置60は、ステップ106〜114の処理を省略して、ステップ116,118,104の処理を繰り返し実行して、電動モータ17は正転駆動され続けて、サンバイザー15はスライドし続ける。
上述したようにクラッチ44の出力軸45と電動モータ17は断続的に連動するものの、出力軸45とサンバイザー15は連動する。したがって、移動途中のサンバイザー15が操作者の手によって停止されると、同時にクラッチ44の出力軸45の回転も停止される。一方、電動モータ17の駆動は停止されない。そこで、制御装置60は、ステップ116において、サンバイザー15が移動途中で停止されたことを検出し、その旨を検出した場合(ステップ116にて「YES」と判定)、ステップ120において、電動モータ17の正転駆動を停止させて(駆動停止手段)サンバイザー15を停止させる。そして、サンバイザー15は、ギヤードケーブル35,35と案内パイプ31,32との摺動抵抗により、その任意の位置に保持される。また、このように停止しているサンバイザー15は、手動にてスライドさせることもできる。
制御装置60は、ステップ116において、サンバイザー15が移動途中で停止されたか否かを判定(検出)する(途中停止検出手段)。すなわち、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて、第1位置と第2位置間の往動(車両前進方向への移動)の途中でのサンバイザー15の停止を検出する。具体的には、制御装置60は、制御装置60に入力される一方のホールIC56の検出信号の波形が所定形状と異なる場合には、サンバイザー15が移動途中で停止されたことを検出する。例えば、制御装置60は、制御装置60に入力される一方のホールIC56の検出信号(例えば図9に示す出力1)の周期を演算しその周期が所定値以上であるか否かを判定する。制御装置60は、演算された周期が所定値未満であれば出力軸45が停止していないと判定し、演算された周期が所定値以上であればまたはオン時間(またはオフ時間)が所定時間継続した場合には出力軸45が停止したと判定する。
なお、このように一方のホールIC56の検出信号に基づいてサンバイザー15の移動途中の停止を検出する代わりに、両方のホールIC56の検出信号に基づいてサンバイザー15の移動途中の停止を検出するようにしてもよい。例えば、円形磁石体55が正転する場合すなわちクラッチ44の出力軸45が正転する場合、回転検出手段からは図9(a)に示すような2つ検出信号(出力1、出力2)が出力される。しかし、操作者の手によってサンバイザー15が停止されさらに収納方向に押された場合、クラッチ44の出力軸45は逆転するので、回転検出手段からは図9(b)に示すような2つ検出信号(出力1、出力2)が出力される。より詳細には、例えば出力1の立上り時点の出力2のオン・オフ状態を検出し、オン状態であれば正転であると判定しオフ状態であれば逆転であると判定する。このように正転から逆転に切り換わったことを検出してサンバイザー15の移動途中の停止をより早期に検出することができる。
サンバイザー15が、移動途中で操作者の手によって停止されないで第2位置(前進端位置)に到達すると、電動モータ17が停止される。具体的には、制御装置60は、ステップ118において、前進端位置検出センサ62の検出信号に基づいてサンバイザー15が前進端位置に到達したか否かを判定する。前進端位置検出センサ62からの検出信号がオン信号であればサンバイザー15が前進端位置に到達したと判定してプログラムをステップ120に進め、オフ信号であればサンバイザー15が前進端位置に到達していないと判定してプログラムをステップ104に戻す。制御装置60は、ステップ120において、正転駆動していた電動モータ17を停止させてサンバイザー15を前進端位置に停止させ、ステップ122において、フラグFを0に設定(リセット)する。その後、プログラムをステップ104に戻す。
また、サンバイザー15が第2位置(前進端位置)、または第1位置と第2位置の間の任意の位置に停止している場合に、収納SW64がオンされると、制御装置60は、ステップ126にて「YES」と判定し、マイクロスイッチ15cがオンされていれば、ステップ128にて「YES」と判定しプログラムをステップ130に進めて電動モータ17を逆転に駆動させ、フラグFを2に設定する(ステップ132)。これにより、ピニオンギヤ51が逆転方向に回転駆動され、一対のギヤードケーブル35,35の各先端部が案内パイプ31,32内を車両後退方向に同期的に移動され、サンバイザー15が円弧軌跡CLに沿って車両後退方向にスライドする。
一方、マイクロスイッチ15cがオンされていなければ、ステップ128にて「NO」と判定しプログラムをステップ142に進めて、ステップ124と同様に可動部15bが基端部15aにロックされていない旨を操作者に警告し、その後プログラムをステップ104に戻す。制御装置60は、可動部15bが基端部15aにロックされるまで、ステップ104〜108,126,128,142の処理を繰り返し実行する。なお、ステップ128においては、制御装置60は、ステップ110と同様に、可動部15bが基端部15aにロックされているか否か、すなわちサンバイザー15がスライドさせることができる状態であるか否かを判定している。
このように車両後退方向にスライドしているサンバイザー15が、第1位置(後退端位置)に到達するまで、操作者の手によって停止されなければ、制御装置60は、ステップ134,136にて「NO」とそれぞれ判定し、プログラムをステップ104に戻す。このとき、フラグFは2に設定されているので、ステップ104,106にて「NO」、「YES」とそれぞれ判定し、プログラムをステップ134にジャンプする。すなわち、サンバイザー15が手で停止されるか或いは後退端位置に到達するまで、制御装置60は、ステップ108,126〜132の処理を省略して、ステップ134,136,104,106の処理を繰り返し実行して、電動モータ17は逆転駆動され続けてサンバイザー15はスライドし続ける。
このように移動途中のサンバイザー15が操作者の手によって停止されると、同時にクラッチ44の出力軸45の回転も停止される。一方、電動モータ17の駆動は停止されない。そこで、制御装置60は、ステップ134において、ステップ116と同様に、サンバイザー15が移動途中で停止されたことを検出する。すなわち、制御装置60は、ステップ134において、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて、第1位置と第2位置間の復動(車両後退方向への移動)の途中でのサンバイザー15の停止を検出する。制御装置60は、その停止を検出した場合(ステップ134にて「YES」と判定)、ステップ138において、ステップ120と同様に、電動モータ17の逆転駆動を停止させて(駆動停止手段)サンバイザー15を停止させる。そして、サンバイザー15は、ギヤードケーブル35,35と案内パイプ31,32との摺動抵抗により、その任意の位置に保持される。また、このように停止しているサンバイザー15は、手動にてスライドさせることもできる。
サンバイザー15が、移動途中で操作者の手によって停止されないで第1位置(後退端位置)に到達すると、電動モータ17が停止される。具体的には、制御装置60は、ステップ136において、ステップ118と同様に、後退端位置検出センサ61の検出信号に基づいてサンバイザー15が後退端位置に到達したか否かを判定する。後退端位置検出センサ61からの検出信号がオン信号であればサンバイザー15が後退端位置に到達したと判定してプログラムをステップ138に進め、オフ信号であればサンバイザー15が後退端位置に到達していないと判定してプログラムをステップ104に戻す。制御装置60は、ステップ138において、逆転駆動していた電動モータ17を停止させて(駆動停止手段)サンバイザー15を後退端位置に停止させ、ステップ140において、フラグFを0に設定(リセット)する。その後、プログラムをステップ104に戻す。
上述した説明から明らかなように、本実施形態によれば、回転状態検出手段である円形磁石体55とホールIC56が、クラッチ44の出力軸45の回転状態を検出し、途中停止検出手段であるステップ116(またはステップ134)が、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて、第1位置と第2位置間の往動(または復動)の途中でのサンバイザー15の停止を検出し、駆動停止手段であるステップ120(またはステップ138)が、途中停止検出手段によってサンバイザー15の移動途中での停止が検出された場合に駆動源である電動モータ17の駆動を停止する。これによれば、往動または復動の途中のサンバイザー15が外力によって停止された場合、回転状態検出手段によって検出された出力軸45の回転状態に基づいて、サンバイザー15の停止を確実に検出し、ひいては、駆動源を停止してサンバイザー15をその停止位置に確実に位置決め固定することができる。したがって、操作者が移動中のサンバイザー15を手で止めると、その位置にサンバイザー15を位置決め固定することができる。また、操作者が移動中のサンバイザー15を手で逆方向に動かすと、駆動源(電動モータ17)の駆動を停止した上で手動で逆方向にスライド可能となり任意の位置に位置決め固定することができる。
また、回転状態検出手段は、クラッチ44の出力軸45に一体回転するように固定されて異なる磁極を交互に円周方向に配列させた円形磁石体55と、該円形磁石体55の周縁部近傍に空間をおいて対向させて配設された磁気検出手段であるホールIC56とから構成されているので、クラッチ44の出力軸45の回転状態を簡単な構成で確実かつ正確に検出することができる。
また、回転状態検出手段は、位相が四分の一周期ずれる2つの検出信号を出力するので、クラッチ44の出力軸45の回転方向の切換を検出することができ、これにより、出力軸45の回転状態をより確実かつ正確に検出することができる。
また、回転状態検出手段から出力される検出信号は所定波形であり、この検出信号の波形が所定形状と異なる場合には、途中停止検出手段はサンバイザー15が移動途中で停止されたことを検出するので、サンバイザー15の移動途中での停止を確実に検出することができる。
なお、上述した実施形態においては、サンバイザー15を、電動モータ17によって駆動される可撓性部材(ケーブル35、64あるいはワイヤ57,58、70)を含む作動機構16によって円弧軌跡CLに沿ってスライドさせるようにしたが、作動機構16の構成は、実施形態のものに限定されるものではなく、また、駆動ユニット18の配置位置も、実施形態で述べたサンバイザー15の後部あるいは下部に限定されるものではない。例えば、可撓性部材を介さずに電動モータ17の出力を直接サンバイザー15に伝達するような機構としてもよい。
また、上述した実施形態においては、駆動源として電動モータ17を例に挙げたが、他の駆動源例えば超音波モータを使用するようにしてもよく、電気以外の他のエネルギーを動力とする駆動源を使用するようにしてもよい。
なお、特許請求の範囲に記載した「第1位置と第2位置間の往動または復動」は、第1位置(または第2位置)からスタートし停止しないで第2位置(第1位置)に向けて移動する往動(または復動)だけでなく、第1位置と第2位置間の任意の停止位置から第2位置(または第1位置)に向けて移動する往動(または復動)も含むものとする。
10…車両用サンバイザー装置、11…フロントガラス、12…ルーフパネル、13…サンバイザー収納部、14…出入口、15…サンバイザー、15a…基端部、15a1…係合凹部、15a2…係合凹部、15a3…凸部、15b…可動部、15b1…軸ピン、15b2…係合ピン、15b3…凹部、15c…マイクロスイッチ、16…作動機構、17…電動モータ、17a…出力軸、18…駆動ユニット、22…空間部、31,32…案内パイプ、33,34…固定具、33a,33b…ブラケット、35…ギヤードケーブル、37,38…連結部、39…ユニット固定金具、41…ユニット本体、42…ハウジング、43…第1ギヤ、44…クラッチ、45…出力軸、46…第2ギヤ、47…クラッチ板、48…支持板、49…皿ばね、51…ピニオンギヤ、52…ケーシング、55…円形磁石体(回転状態検出手段)、56…ホールIC(回転状態検出手段、磁気検出手段)、57…取付部、60…制御装置(途中停止検出手段、駆動停止手段)、61…後退端位置検出センサ、62…前進端位置検出センサ、63…引き出しSW、64…収納SW、CL…円弧軌跡。
Claims (4)
- 車両用のサンバイザーと、
前記サンバイザーを駆動させる駆動源と、
前記駆動源から入力された動力を断続して出力し前記サンバイザーを第1位置と第2位置間で往復動させる出力軸を有するクラッチと、
前記クラッチの出力軸の回転状態を検出する回転状態検出手段と、
前記回転状態検出手段によって検出された前記出力軸の回転状態に基づいて、前記第1位置と第2位置間の往動または復動の途中での前記サンバイザーの停止を検出する途中停止検出手段と、
前記途中停止検出手段によって前記サンバイザーの移動途中での停止が検出された場合に前記駆動源の駆動を停止する駆動停止手段とを備えたことを特徴とする車両用サンバイザー装置。 - 請求項1において、前記回転状態検出手段は、前記クラッチの出力軸に一体回転するように固定されて異なる磁極を交互に円周方向に配列させた円形磁石体と、該円形磁石体の周縁部近傍に空間をおいて対向させて配設された磁気検出手段とから構成されたことを特徴とする車両用サンバイザー装置。
- 請求項1において、前記回転状態検出手段は、位相が四分の一周期ずれる2つの検出信号を出力することを特徴とする車両用サンバイザー装置。
- 請求項1において、前記回転状態検出手段から出力される検出信号は所定波形であり、この検出信号の波形が所定形状と異なる場合には、前記途中停止検出手段は前記サンバイザーが移動途中で停止されたことを検出することを特徴とする車両用サンバイザー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332205A JP2007137201A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 車両用サンバイザー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005332205A JP2007137201A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 車両用サンバイザー装置 |
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JP2007137201A true JP2007137201A (ja) | 2007-06-07 |
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JP (1) | JP2007137201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008143038A1 (ja) | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 光コネクタ及びその組立方法 |
-
2005
- 2005-11-16 JP JP2005332205A patent/JP2007137201A/ja active Pending
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WO2008143038A1 (ja) | 2007-05-23 | 2008-11-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 光コネクタ及びその組立方法 |
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