JP2007136202A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ＭＲＩマグネットの主磁場発生コイルによって占有された空間内部に関連撮像ボリュームを有するＭＲＩシステム（２００）を形成する方法であって、
   前記主磁場発生コイルの少なくとも１つの巻線（１２０）を高温超電導材料で形成するステップと、
   前記巻線を、該巻線の温度を低下させかつ前記巻線材料を主磁場を発生するときの超電導状態に置くために低温冷却を受けるためのヒートステーション（１５０）内に配置するステップと、
   勾配コイル（１５６）を、該勾配コイルと前記巻線との間に熱放射シールドを配置しない状態で前記撮像ボリュームと前記巻線との間に配置するステップと、
   を含む方法。
2. その中に撮像ボリュームと、前記撮像ボリュームの周りに配置された真空容器（１４０）と、前記真空容器内に配置された少なくとも１つの超電導コイル（１２０）と、前記撮像ボリューム内の磁場を調整するための少なくとも１つの勾配コイル（１５６）とを有するタイプの磁気共鳴イメージング（ＭＲＩ）システム（２００）を作動させる方法であって、
   冷却装置から主コイルを収容した前記真空容器の一部分内に低温冷却を供給して該主コイルをＴｃ又はそれよりも低いが２０Ｋよりも高い温度の超電導状態に冷却するステップと、
   前記超電導状態のままで前記コイルに通電するステップと、
   前記勾配コイルと前記超電導主コイルとの間に熱シールドがない状態で該勾配コイルに通電するステップと、
   を含む方法。
3. その中に撮像ボリュームを備えた磁気共鳴イメージング（ＭＲＩ）システムであって、
   前記撮像ボリュームの周りに配置された真空容器（１４０）と、
   前記真空容器内に配置されかつ磁場を前記撮像ボリューム内に通すように構成された少なくとも１つの高温超電導コイル（１２０）と、
   前記真空容器に連結されて前記超電導コイルを２０Ｋ以上の温度であるが超電導状態で作動させる低温冷却器（１５２）と、
   前記撮像ボリューム内で磁場を調整するための少なくとも１つの勾配コイル（１５６）と、を含み、
   前記勾配コイルが、該勾配コイルと前記超電導コイルとの間に挿置された何らの熱シールドもない状態で前記撮像ボリュームと前記超電導コイルとの間に配置される、
   システム。
4. その中に撮像ボリュームを備えた磁気共鳴イメージング（ＭＲＩ）システムであって、
   前記撮像ボリュームの周りに配置された低温冷却容器（１４０）と、
   主として高温超電導材料を含み、１０Ｋよりも高い又はそれに等しい温度で作動させるために前記低温冷却容器内に配置されて前記撮像ボリューム内に磁場を発生する少なくとも１つの主コイル（１２０）と、
   前記発生磁場を調整するための少なくとも１つの勾配コイル（１５６）と、を含み、
   前記勾配コイルが、前記容器の外部に配置され、さらに前記高温超電導材料が磁場を発生する作動温度により、前記主コイル及び勾配コイルがそれらの間に挿置された熱シールド構造体なしに作動することが可能になる、
   システム。
5. 前記容器が、システム作動中に低温冷却を受けて前記主コイルを超電導状態に維持するように構成される、請求項４記載のシステム。
6. 前記容器の一部分内に、その中に熱交換のための冷凍剤を受け入れるのに十分な容積を可能にする熱リザーバ材料（１５４）をさらに含む、請求項４記載のシステム。
7. その中に撮像ボリュームを備えた磁気共鳴イメージング（ＭＲＩ）システムであって、
   前記撮像ボリュームの周りに配置された低温冷却容器（１４０）と、
   主として高温超電導材料を含み、超電導状態で作動するように前記低温冷却容器内に構成にされて前記撮像ボリューム内に磁場を発生する少なくとも１つの主コイル（１２０）と、
   前記発生磁場を調整するための少なくとも１つの勾配コイル（１５６）と、を含み、
   前記勾配コイルが、高温超電導材料を含みかつ前記主コイルと共に前記容器内に配置され、前記主コイルが磁場を発生する作動温度により、前記主コイル及び勾配コイルがそれらの間に挿置された熱シールド構造体なしに作動することが可能になる、
   システム。
8. 前記主コイルが、ＭｇＢ₂で形成された巻線である、請求項７記載のシステム。
9. 前記容器の一部分内に、その中に熱交換のための冷凍剤を受け入れるのに十分な容積を可能にする熱リザーバ材料（１５４）をさらに含む、請求項７記載のシステム。
10. 前記ナノ粒子がＳｉＣを含み、
    前記巻線が、２０Ｋの温度で少なくとも１００アンペア／ｃｍ ² の臨界電流密度を維持することができる、請求項８記載の方法。