JP5711498B2 - 超伝導マグネット向けの冷却システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、超伝導マグネット向けの冷却システム及び方法に関し、またさらに詳細には、超伝導マグネットを高い温度から超伝導温度まで冷却するための冷却システム及び方法に関する。
超伝導マグネットは、明細書の以下において「超伝導温度」と呼ぶ適当な低い温度にマグネットが維持される限りにおいて、抵抗無しに電気を伝導させる。したがって、磁気コイルを通る電流の流れを導入するように超伝導マグネットコイルに対してある期間にわたって電源を最初に接続すると、コイルに電気抵抗が無いため電源を外した後も電流がコイルを通って流れ続け、これにより例えば磁気共鳴撮像(MRI)システム内に強い磁界が維持される。
超伝導マグネットを超伝導温度未満に維持するために冷却システムが使用される。超伝導マグネット向けの従来の冷却システムの1つは、超伝導マグネットを浸漬する液体ヘリウムなどの液体冷媒を蓄積する液体冷媒容器を備える。こうした従来の冷却システムを用いた冷却動作の開始時点において、液体冷媒容器内に液体ヘリウムが連続して満たされる。超伝導マグネットは、液体ヘリウムを蒸気すなわち気体ヘリウムにするように連続的にボイルオフさせる潜熱及び顕熱エネルギーによって室温などの高い温度から超伝導温度まで冷却されると共に、こうした過程の間にこのヘリウムガスは典型的には大気中に排出されてリサイクルや再使用することは困難である。さらに、液体冷媒容器内への液体ヘリウムの転送では、嵩が大きい充填用付属具や特別な冷媒サービス要員が必要である。
現在利用可能な冷却システムと異なりより単純な冷媒送達システムを有する冷却システムがあることが望ましい。
一実施形態では、磁気共鳴撮像システムのクライオスタット内に囲繞された超伝導マグネットを冷却するための方法を提供する。本方法は、クライオスタットの冷却経路内にクライオスタット外部にある入力部分から気体を導入する工程を含む。冷却経路内の熱交換器は、クライオスタット外部にある冷凍機によって冷却される。熱交換器の位置にある気体は、低温気体として冷却されるか、あるいは熱交換器において液体冷媒になるように凝縮される。熱交換器からのこの低温気体または液体冷媒は、少なくとも1つの接続チューブを通って超伝導マグネットと熱的に接触させたマグネット冷却チューブまで流れる。超伝導マグネットからの熱は、低温気体を高温気体になるように暖めることまたは液体冷媒をボイルオフ気体になるように気化させることによって除去される。この高温気体またはボイルオフ気体は熱交換器に戻るように送達され、超伝導マグネットを超伝導温度にするようにさらに冷却するために高温気体の再冷却またはボイルオフ気体の再凝縮が行われる。超伝導マグネットを超伝導温度未満に維持するために、入力部分は閉ループとなった冷却経路を形成するように閉じられる。
別の実施形態では、超伝導マグネット向けの冷却システムを提供する。本システムは、第1のサブアセンブリ及び第2のサブアセンブリを備える。第1のサブアセンブリは、接続チューブを通じて第1のインレット部分と連絡している第1段熱交換器と、接続チューブを通じて第1段熱交換器と連絡している液体コンテナと、第1のサブアセンブリ内の第1タイプの冷媒と、一方の端部が第1の液体コンテナと熱的に接触しておりかつ別の端部が超伝導マグネットと熱的に接触している熱リンクと、を備える。第2のサブアセンブリは、接続チューブを通じて第2のインレット部分と連絡している第2段熱交換器と、冷媒通路を有しかつ超伝導マグネットと熱的に接触するマグネット冷却チューブと、を備える。このマグネット冷却チューブは、接続チューブを通じて第2段熱交換器と流体結合させた少なくとも1つの開口部を有する。第2のサブアセンブリはさらに、マグネット冷却チューブを通って流れる第2タイプの冷媒を備える。これら第1と第2の冷媒は異なっている。
本発明に関するこれらの特徴、態様及び利点、並びにその他の特徴、態様及び利点については、同じ参照符号が図面全体を通じて同じ部分を表している添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってより理解が深まるであろう。
本発明のある種の実施形態による超伝導マグネット及び超伝導マグネット向け冷却システムを備えた磁気共鳴撮像(MRI)システムのブロック概要図である。 本発明の一実施形態による図1の冷却システムの断面図である。 本発明の一実施形態に従って超伝導マグネットと熱的に接触させている図2の冷却システムのマグネット冷却チューブの断面図である。 本発明の別の実施形態に従って超伝導マグネットと熱的に接触させている図2の冷却システムのマグネット冷却チューブの断面図である。 本発明の別の実施形態による図1の冷却システムの断面図である。 本発明のさらに別の実施形態による図1の冷却システムの断面図である。 本発明のまた別の実施形態による図1の冷却システムの断面図である。 本発明のまた別の実施形態による図1の冷却システムの断面図である。
本発明の実施形態は、例えば磁気共鳴撮像や磁気共鳴スペクトロスコピーを含む磁気共鳴用途などで使用される超伝導マグネット向けの冷却システムに関する。本発明の実施形態は、超伝導マグネットをその超伝導温度まで冷却するための冷却方法に関する。
図1を参照すると、一実施形態による例示的な磁気共鳴撮像(MRI)システム10は、オペレータがシステム10の動作を制御するためのオペレータコンソール12を備える。この例示的なオペレータコンソール12は、キーボードその他の入力デバイス13、制御パネル14及び表示画面16を含む。コンソール12は、オペレータが画像の作成及び表示画面16上への画像表示を制御できるようにする単独のコンピュータシステム20と、リンク18を介して連絡している。コンピュータシステム20は、バックプレーン20aを介して互いに連絡している多くのモジュールを含んでいる。これらのモジュールには、画像プロセッサモジュール22、CPUモジュール24、並びに当技術分野でフレームバッファとして知られている画像データアレイを記憶するためのメモリモジュール26が含まれる。コンピュータシステム20は、画像データ及びプログラムを記憶するためにディスク記憶装置28及びテープ駆動装置30とリンクしており、さらに高速シリアルリンク34を介して単独のシステム制御部32と連絡している。入力デバイス13は、マウス、ジョイスティック、キーボード、トラックボール、タッチ作動スクリーン、光学読取り棒、音声制御器、あるいは同様な任意の入力デバイスや同等の入力デバイスを含むことができ、また入力デバイス13は対話式幾何学指定のために使用することができる。
図示した実施形態では、システム制御部32は、バックプレーン32aにより互いに接続させたモジュールの組を含んでいる。これらのモジュールには、CPUモジュール36や、シリアルリンク40を介してオペレータコンソール12に接続させたパルス発生器モジュール38が含まれる。システム制御部32は、実行すべきスキャンシーケンスを指示するオペレータからのコマンドをこのリンク40を介して受け取っている。パルス発生器モジュール38は、各システムコンポーネントを動作させて所望のスキャンシーケンスを実行させ、発生させる無線周波数(RF)パルスのタイミング、強度及び形状、並びにデータ収集ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデータを発生させている。
パルス発生器モジュール38は、スキャン中に発生させる傾斜パルスのタイミング及び形状を指示するために1組の傾斜増幅器42と接続させている。パルス発生器モジュール38はさらに、生理学的収集制御器44から患者データを受け取ることができ、この生理学的収集制御器44は、患者に装着した電極からのECG信号など患者に接続した異なる多数のセンサからの信号を受け取っている。パルス発生器モジュール38はスキャン室インタフェース回路46と接続されており、スキャン室インタフェース回路46はさらに、患者及びマグネット系の状態に関連付けした様々なセンサからの信号を受け取っている。このスキャン室インタフェース回路46を介して、患者位置決めシステム48は患者を所望のスキャン位置に移動させるコマンドを受け取っている。パルス発生器モジュール38が発生させる傾斜波形は、Gx増幅器、Gy増幅器及びGz増幅器を有する傾斜増幅器システム42に加えられる。
マグネットアセンブリ50は、傾斜コイルアセンブリ52、偏向マグネット54及び全身用RFコイル56を含む。傾斜コイルアセンブリ52の物理的に対応する傾斜コイルを各傾斜増幅器によって励起させ、収集した信号の空間エンコードに使用される磁場傾斜を発生させている。システム制御部32内の送受信器モジュール58は、RF増幅器60により増幅を受けて送信/受信スイッチ62によりRFコイル56に結合されるようなパルスを発生させている。患者内の励起された原子核が放出して得られた信号は、同じRFコイル56により検知し、送信/受信スイッチ62を介して前置増幅器64に結合させることができる。増幅したMR信号は、送受信器58の受信器部分で復調され、フィルタ処理され、さらにディジタル化される。送信/受信スイッチ62は、パルス発生器モジュール38からの信号により制御し、送信モードではRF増幅器60をRFコイル56と電気的に接続させ、受信モードでは前置増幅器64をコイル56に接続させている。送信/受信スイッチ62によりさらに、送信モードと受信モードのいずれに関しても独立したRFコイル(例えば、表面コイル)を使用することが可能となる。
RFコイル56により取り込まれたMR信号は送受信器モジュール58によりディジタル化され、システム制御部32内のメモリモジュール66に転送される。未処理のk空間データのアレイをメモリモジュール66内に収集し終わると1回のスキャンが完了となる。この未処理のk空間データは、各画像を再構成させるように別々のk空間データアレイの形に配置し直しており、これらの各々は、データをフーリエ変換して画像データのアレイにするように動作するアレイプロセッサ68に入力される。この画像データはシリアルリンク34を介してコンピュータシステム20に送られ、コンピュータシステム20において画像データはディスク記憶装置28内などの記憶装置内に格納される。この画像データは、オペレータコンソール12から受け取ったコマンドに応じて、テープ駆動装置30上などの長期記憶装置内にアーカイブしたり、画像プロセッサ22によりさらに処理してオペレータコンソール12に伝達しディスプレイ16上に表示させたりすることができる。
図示した実施形態ではマグネットアセンブリ50はさらに、ボア74を画定する真空容器72を含む。撮像用途では、対象が撮像のためにボア74内に配置されることは当業者であれば理解されよう。したがってボア74は、対象に関する撮像ボリュームへのアクセスを提供する。
MRIシステム10は真空容器72内部に配置させた熱シールド76を備えており、また超伝導マグネット78はこの熱シールド76内部に機械支持構造(図示せず)によって配置されている。熱シールド76は超伝導マグネット78を周囲温度から熱的に分離させる。超伝導マグネット78の一実施形態は、円筒状のボビン80と、この円筒状ボビン80の外側表面上に巻き付けられた複数の超伝導マグネットコイル82と、を含む。ある種の実施形態ではそのボビン80は、プラスチックその他など非電気伝導性の材料から製作されることがある。超伝導コイル82は、NbTi、NbSnやMgBワイヤ、あるいはBSCCOやYBCOタイプなどの超伝導ワイヤからなるコイルから製作されることがある。
当技術分野で周知のように、超伝導マグネットが本明細書の以下において「超伝導温度」と呼ぶ適当な低い温度未満に維持される限りにおいて超伝導マグネットは無抵抗で電気を伝導させる。MRIシステム10はさらに、超伝導マグネット78を室温などの高い温度から、マグネット78の超伝導温度またはこれ未満まで冷却するための冷却システム84を備える。真空容器72と熱シールド76は協働して、超伝導マグネット78向けの低温度環境の維持に寄与しており、これら全体を本明細書の以下において「クライオスタット75」と呼ぶ。別の実施形態では、超伝導マグネット78向けのクライオスタット75は様々な構成を有することができ、図示した実施形態に限定されるものではない。
図1の実施形態に示したように、冷却システム84は冷却システム84に対して冷却源を提供するように動作する熱シールド76外部にある冷凍機86を備える。冷媒の送達のために熱シールド76内部に、冷凍機86と熱的に結合させた冷却経路88を配列させている。冷却システム84はさらに、超伝導マグネット78を高い温度から超伝導温度まで冷却するために冷却経路88内に気体を導入するようにクライオスタット75を通って延びる入力部分90を備える。図示した実施形態では冷凍機86は、クライオスタット75の外側表面の上側部分上に装着されている。図示した実施形態では入力部分90はさらに、クライオスタット75の外側表面の上側部分内に画定されると共に、バルブ92によって開放状態において冷却経路88内に気体を導入するように動作させるか、あるいは閉鎖状態において冷却経路88内への気体の導入を停止するように動作させている。一実施形態では入力部分はさらに、冷却経路88の気体圧力が高くなり過ぎたときに気体を放出するようにバルブにより動作を受ける冷却経路88の出力部分となる。様々な実施形態に従った冷却経路88の詳細配置を図2及び図5〜8に示した。
図2は、一実施形態による冷却経路88の断面図を表している。示した図は例証を目的として非常に誇張されており縮尺どおりでないことを理解されたい。図示した実施形態では、冷却経路88は超伝導マグネット78と熱的に結合させたマグネット冷却チューブ96を備える。マグネット冷却チューブ96は、例えばステンレス鋼、アルミニウム、銅または真鍮を含むと共に、冷媒を流すための冷媒通路98と、冷媒通路98に対する冷媒の導入及び/または排出のための第1の開口部100及び第2の開口部102と、を備える。図示した実施形態では冷却経路88は、接続チューブ106を通じてマグネット冷却チューブ96の第1の開口部100と流体接続した熱交換器104を備えると共に、冷凍機86に関連付けされている。図示した実施形態では、熱交換器104はマグネット冷却チューブ96の上方に配置されており、また接続チューブ106は実質的に垂直方向に向けている。図示した実施形態では冷凍機86は、クライオスタット75を通って下方向に延びている。
図示した実施形態では熱交換器104は、冷却システム84のスタートアップ動作時に超伝導マグネット76を高い温度から超伝導温度まで下げるように冷却させるための気体を入力部分90から受け取るために接続チューブ108を通じて入力部分90と連絡している。図示した実施形態では、熱交換器104は入力部分90の下方に配置されており、また接続チューブ108は実質的に垂直方向を向いている。図示した実施形態では、接続チューブ108はL字形で構成されている。別の実施形態では、接続チューブ108は上側の入力部分90から下側の熱交換器104に導かれるような湾曲構成や斜方向構成を有することがある。
ある種の実施形態では、マグネット冷却チューブ96の第2の開口部102はさらに熱交換器104と流体連通する。図示した実施形態では冷却経路88は、第2の開口部102を入力部分90と熱交換器104を相互接続させる接続チューブ108と相互接続させている接続チューブ110を備える。したがってマグネット冷却チューブ96は第2の開口部102及び接続チューブ108、110を通じて入力部分90と熱交換器104の両者と連絡している。ある種の実施形態ではその接続チューブ106、108、110は、例えばステンレス鋼、アルミニウム、銅または真鍮を含む。
冷却システム84のスタートアップ動作中に、接続チューブ108を通じて最初に冷却経路88内に気体が導入される。ある種の実施形態ではその気体は、窒素、ネオン、水素、ヘリウム、またはこうした気体を組み合わせたもの、あるいは超伝導マグネットから十分な熱を引き出すことが可能な別の適当な任意の気体とすることができる。一実施形態ではその気体は100psiから450psiまでの範囲の高い圧力にある。一実施形態ではその気体は圧力が約250psiの高圧ヘリウムである。一実施形態では、気体がポンプによって冷却経路88に追加される。
ある種の実施形態では、冷却システム84のスタートアップ動作の間に冷凍機86がパワーオンされると共に、冷凍機86によって熱交換器104がさらにより低い温度まで冷却される。ある種の実施形態では、初めに充填されていた気体の少なくとも一部が接続チューブ108を通って熱交換器104まで流れて、熱交換器104によって低温気体まで冷却される。低温気体は重力に押されて、接続チューブ106及び第1の開口部100を通ってマグネット冷却チューブ96の冷媒通路98に流れ込む。一実施形態では、低温気体がマグネット冷却チューブ96を介して高温のマグネット78と熱的接触の状態にあるとき、この気体はマグネットからの熱を吸収し温度上昇し高温の気体となる。高温となった気体は浮力に押されて第2の開口部102並びに接続チューブ110及び108を通って上に流れて熱交換器104に戻る。熱交換器104において高温気体は低温気体に戻るように冷却され、この低温気体は再び接続チューブ106を通ってマグネット冷却チューブ96まで降りるように流れる。この過程は、接続チューブ106、110、マグネット冷却チューブ96及び超伝導マグネット78を徐々に冷却するように継続し、その気体の液化温度に近い非常に低い温度に至らせる。
ある種の実施形態では、冷却システム84のスタートアップ動作の継続中に、気体は熱交換器104によって液体になるまで凝縮される。この液体冷媒は重力に押されて、接続チューブ106及び第1の開口部100を通ってマグネット冷却チューブ96に流れ込む。次いで、液体冷媒が気体状の冷媒になるボイルオフからの気化潜熱によって超伝導マグネット78は冷却を受ける。ボイルオフ気体は、マグネット冷却チューブ96及び接続チューブ110を通って熱交換器104に戻るように送達され、さらなる熱除去のために液体冷媒になるように再凝縮を受ける。このボイルオフ及び再凝縮の過程は、超伝導マグネット78がその超伝導温度または超伝導温度未満まで冷却されるまで継続し、次いで冷却システム84のスタートアップ動作が終了となる。一実施形態では、スタートアップ動作が停止しても、通常冷却動作中にすでに冷却経路88内に充填された冷媒の再凝縮及びボイルオフ過程によって超伝導マグネット78は冷却状態に維持される。一実施形態では、マグネット冷却チューブ96が液体冷媒で一杯になるまで入力部分90を通って気体が冷却経路88に追加される。したがって超伝導マグネット78は、冷凍源86が例えばメンテナンス中で利用できないときであっても長い期間にわたってその動作温度を保つことが可能である(このことを、明細書の以下において「ライドスルー容量」と呼ぶ)。
一実施形態では、入力部分90が閉じられた後、冷却経路88は1つの閉ループ経路となる。この経路内の冷媒の再凝縮及びボイルオフ過程によって超伝導マグネットが低温度に維持される。
マグネット冷却チューブ96と超伝導マグネット78の熱接続に関する例示的な実施形態を図3及び4に示した。図3の実施形態では熱交換プレート112は、例えばエポキシによって超伝導マグネットの外側表面上に結合させている。ある種の実施形態ではその熱交換プレート112は、銅やアルミニウムなどの熱伝導性が高い材料を含む。ある種の実施形態ではそのエポキシは、例えばAlやAlNなどの熱伝導率が高い充填材料を含む。図示した実施形態では、マグネット冷却チューブ96はエポキシによって熱交換プレート112に結合されると共に、超伝導マグネット78の円周方向に沿っている。図示したマグネット冷却チューブ96は円形の断面を成している。別の実施形態ではそのチューブ96は、熱交換プレート112との接触面積を増大させるためにその1つの面が熱交換プレート112に取り付けらるようにした正方形または三角形の断面を有することがある。
図4の実施形態では、冷却システム84はさらに、熱交換プレート112と結合させた熱伝導部材114を備えると共に、マグネット冷却チューブ96の外側表面の少なくとも一部分とマッチングしかつ接触させた内側表面を有する。一実施形態ではその熱交換プレート112及び熱伝導部材114はその一部が、マグネット冷却チューブ96の外側表面の周りに曲げて巻き付けられるように柔軟性に優れた平坦なlitzワイヤで製作されている。litzワイヤは、線条のサイズが非常に細いためac磁場に曝されたときのうず電流損が少ないので有利である。
図5を参照すると、本発明の別の実施形態による冷却経路116を表している。図5において冷却経路116は、熱交換器104とマグネット冷却チューブ96の第1及び第2の開口部100、102のうちの一方との間に配置させた冷媒リザーバ118を備える。図示した実施形態では冷媒リザーバ118は接続チューブ120によって第2の開口部102と連絡し、かつ熱交換器104と連絡させた接続チューブ122を通じて接続チューブ108と連絡している。したがって冷却システムのスタートアップ動作中に、超伝導マグネット78からの熱を吸収した後の高圧力の高温気体は、第2の開口部を通って接続チューブ120、冷媒リザーバ118、接続チューブ122及び接続チューブ108を経由して熱交換器104に至り、低温気体になるように再冷却を受ける。この低温気体は、超伝導マグネット78をさらに冷却させるために接続チューブ106を通ってマグネット冷却チューブ96に流れ込む。超伝導マグネット78がその気体の液化温度近くまで冷却された後、熱交換器104において気体は液体冷媒になるように凝縮される。液体冷媒は先ずマグネット冷却チューブ96を満たし、また引き続いてスタートアップ動作の終了時点において冷媒リザーバ118を満たす。冷媒リザーバ118によって冷却システムはより多くの液体冷媒を包含することが可能となり、したがって冷却経路116のライドスルー容量が増大する。一実施形態では冷却経路が複数の冷媒リザーバ118を備えることがある。
図6は、本発明のさらに別の実施形態に従った冷却経路123を備える図1の冷却システム84の断面図を表している。図6の実施形態では、冷却経路123の冷媒リザーバ118はマグネット冷却チューブ96と熱交換器104の間に配置されると共に、接続チューブを通じてマグネット冷却チューブ96の第1と第2の両方の開口部100、102と相互接続している。熱交換器104からの低温気体は冷媒リザーバ118を通ってマグネット冷却チューブ96に流れ込む一方、超伝導マグネット78により暖められた気体は冷媒リザーバ118を通じて熱交換器104に戻るように流れる。
図7を参照すると、本発明のまた別の実施形態による冷却システム84は、そのいずれもが超伝導マグネット76と熱的に接触する第1のサブアセンブリ126及び第2のサブアセンブリ128を備えた2段式冷却システムを備える。図示した実施形態では、第1及び第2のサブアセンブリ126、128のそれぞれは異なる温度で動作する第1段熱交換器130と第2段熱交換器132を備える。一実施形態では、第1段熱交換器130は通常、例えば50ケルビン(K)など比較的高い温度に維持されており、また第2段熱交換器132は通常、例えば4.2Kなどの比較的低い温度に維持されている。したがって、冷却システムのスタートアップ動作中に、超伝導マグネットは先ず第1のサブアセンブリ126によって第1段熱交換器130の温度近くまで冷却され、次いでさらに第2のサブアセンブリ128によって第2段熱交換器132のより低い温度まで冷却される。図示した実施形態では、第2のサブアセンブリ128は、図6の冷却経路と同様な構成をもつと共に超伝導マグネット78と熱的に結合されたマグネット冷却チューブ96を備えた冷却経路と、暖められた気体またはボイルオフ気体の冷却または凝縮のためにマグネット冷却チューブ96と流体結合させた第2段熱交換器132と、接続チューブを通じてマグネット冷却チューブ96及び熱交換器104と流体結合させた冷媒リザーバ118と、を備える。別の実施形態では、第2のサブアセンブリ128の冷却経路は、図2及び5を参照しながら説明したような冷却経路88または116と同様の構成を有することがある。
図7に示した実施形態では、第1のサブアセンブリ126は、第1のサブアセンブリ126内に気体を導入するためにクライオスタット75外部にあると共にバルブ136により動作させる第1の入力部分134を備える。第1段熱交換器130は接続チューブ138を通じて気体を受け取りこの気体を冷却するかあるいは気体を液体に変換する。液体冷媒コンテナ142は、より高密度の低温気体の受け取りあるいは熱交換器からの液体冷媒の蓄積のために、接続チューブ140を介して熱交換器130に流体結合させている。第1のサブアセンブリ126はさらに、一方の端部が液体冷媒コンテナ142と熱的に接触しておりかつ別の端部が超伝導マグネット78と熱的に接触している熱リンク146を備える。一実施形態ではその熱リンク146は、超伝導マグネット76の外側表面上に巻き付けられた熱伝導性プレートを備える。別法としてその熱リンクは、超伝導マグネット76の内部に組み入れられた熱伝導性プレートを備えることがある。
一実施形態では、入力部分90及び134のそれぞれから第1及び第2のサブアセンブリ126及び128内に導入される気体は、異なる液化温度及び異なる凝固温度を有する異なるタイプの気体である。ある種の実施形態では、第1のサブアセンブリ126内に導入される気体は、第2のサブアセンブリ128内に導入される気体と比べてより高い液化温度及びより高い凝固温度を有する。
ある種の実施形態では冷却システム124のスタートアップ動作中に、窒素ガスなどのあるタイプの気体が、入力部分134から第1のサブアセンブリ126内に導入されると共に熱交換器130によって液体窒素になるように凝縮され、これが接続チューブ140を介してコンテナ142内を満たす。コンテナ142及び接続チューブ140は、液体窒素の約77Kという低い温度まで冷却される。したがって超伝導マグネット76は、超伝導マグネット76とコンテナ142を熱的に接続している熱リンク146を介して77K近くまで冷却される。
一実施形態では、ネオンガスなどの別のタイプの気体が、入力部分90を通じて第2のサブアセンブリ128内に導入され、これが第2段熱交換器132によって液体ヘリウムになるように凝縮される。この液体ヘリウムは接続チューブ及びマグネット冷却チューブ96を通って流れ、超伝導マグネットからの熱を吸収し、かつ蒸発して気体になり、この気体はさらに熱交換器132に戻された際に液体になるよう再凝縮されて冷却経路内を循環させる。したがって超伝導マグネット78はさらに液体ネオンの凝固温度である約25K近くまで冷却される。
別の実施形態では、超伝導マグネットをより低い温度(約4.2K)までさらに冷却するために、第2のサブアセンブリ128内にヘリウムガスなどの別のタイプの気体が導入される。ネオンガスやヘリウムガスは、超伝導マグネット78を先ず第1のサブアセンブリ126によって第1段温度(約77K)の近くまで冷却させる前に第2のサブアセンブリ128内に導入されることも、この冷却後に第2のサブアセンブリ128内に導入されることがある。入力部分134は、第1のサブアセンブリ126内にさらに窒素ガスを導入することなく閉じられる。ある種の実施形態では、超伝導マグネット78を液体窒素の約63Kの凝固温度まで冷却する際に、コンテナ142とその中の液体窒素は熱リンク146を介して冷却される。したがって、コンテナ142内の液体窒素は凝固すると共に、接続チューブ140は第1段熱交換器130と超伝導マグネット78の間の熱交換がほとんど無い真空チューブとなる。第2のサブアセンブリ128によって超伝導マグネット76をさらに液体ネオン温度または液体ヘリウム温度まで冷却させると、冷却システムのスタートアップ動作は終了する。超伝導マグネットは、通常の冷却動作の間は第2のサブアセンブリ128の閉ループ冷却経路内に残っているネオンまたはヘリウムの連続したボイルオフ及び再凝縮過程によってその超伝導温度未満に維持される。
図8の実施形態では冷却システム84はさらに、第3タイプの気体を入力部分150からその内部に導入させる第3のサブアセンブリ148を備える。第3の熱交換器152は、気体の冷却または液体冷媒になるような凝縮のために第2段熱交換器132と熱的に接続されると共に、接続チューブ(参照番号なし)を通じて入力部分150と流体結合させている。液体冷媒コンテナ154は低温気体または液体冷媒を受け取るために第3の熱交換器152と流体結合させている。第3のサブアセンブリはさらに、一方の端部が液体冷媒コンテナ154と熱的に接触しかつ別の端部が超伝導マグネット76と熱的に接触する熱リンク156を備える。一実施形態では、入力部分150を通って導入される気体は例えば、ネオンまたは水素である。したがって、超伝導マグネットは先ず、第1のサブアセンブリ126内の窒素循環によって77K近くまで冷却され、ついでさらに、第3のサブアセンブリ148内のネオン循環によって約28Kまでまたは水素循環によって14Kまで冷却され、また最後に第2のサブアセンブリ128内のヘリウム循環によって約4.2Kまで冷却される。多段式冷却システムによれば、複数の熱交換器の提供する冷却容量をフルに利用することによって超伝導マグネット76のより高速なスタートアップ冷却動作が可能となる。
本明細書に記載した実施形態は、本発明の特許請求の範囲に記載した要素に対応する要素を有する組成、構造、システム及び方法に関する例である。ここに記載した説明によって当業者は本発明の特許請求の範囲に記載した要素に同様に対応する別の要素を有する実施形態の製作及び利用が可能となろう。したがって本発明の範囲は、本特許請求の範囲の文字表記と異ならない組成、構造、システム及び方法を含み、かつさらに本特許請求の範囲の文字表記と実質的に差がない別の構造、システム及び方法を含む。本明細書ではある種の特徴及び実施形態についてのみ図示し記載しているが、当業者によれば多くの修正形態や変形形態がなされよう。添付の特許請求の範囲は、こうした修正形態や変形形態をすべて包含するものである。
10 MRIシステム
12 オペレータコンソール
13 入力デバイス
14 制御パネル
16 表示画面
18 リンク
20 コンピュータシステム
20a バックプレーン
22 プロセッサモジュール
24 CPUモジュール
26 メモリモジュール
28 ディスク記憶装置
30 テープ駆動装置
32 システム制御部
32a バックプレーン
34 シリアルリンク
36 CPUモジュール
38 パルス発生器モジュール
40 シリアルリンク
42 傾斜増幅器
44 収集制御器
46 インタフェース回路
48 患者位置決めシステム
50 傾斜コイルアセンブリ
52 マグネットアセンブリ
54 偏向マグネット
56 RFコイル
58 送受信器モジュール
60 RF増幅器
62 スイッチ
64 前置増幅器
66 メモリモジュール
68 アレイプロセッサ
72 真空容器
74 ボア
76 熱シールド
78 超伝導マグネット
80 円筒状ボビン
82 超伝導マグネットコイル
84 冷却システム
86 冷凍機
88 閉ループ冷却経路
90 入力部分
92 バルブ
96 マグネット冷却チューブ
98 冷媒通路
100 マグネット冷却チューブの第1の開口部
102 マグネット冷却チューブの第2の開口部
104 熱交換器
106 接続チューブ
108 接続チューブ
110 接続チューブ
112 熱交換プレート
114 熱伝導部材
116 冷却経路
118 冷媒リザーバ
120 接続チューブ
122 接続チューブ
123 冷却経路
124 冷却経路
126 第1の冷却サブアセンブリ
128 第2の冷却サブアセンブリ
130 クライオクーラの第1の熱交換器
132 クライオクーラの第2の熱交換器
134 入力部分
136 バルブ
138 接続チューブ
140 接続チューブ
142 液体冷媒コンテナ
146 熱リンク
148 第3のサブアセンブリ
150 入力部分(第3タイプの冷媒用)
152 熱交換器
154 液体冷媒コンテナ
156 熱リンク

Claims (10)

  1. 磁気共鳴撮像システム(10)のクライオスタット(75)内に囲繞された超伝導マグネット(78)を冷却するための方法であって、
    クライオスタットの冷却経路(88、116、123、124)内にクライオスタット外部にある入力部分(134)から気体を導入する工程と、
    クライオスタット内部で、冷却経路(88、116、123、124)のマグネット冷却チューブ(96)の上方に配置された熱交換器(104、130、132、152)であって、冷却経路内の熱交換器(104、130、132、152)をクライオスタット外部にある冷凍機(86)によって冷却する工程と、
    熱交換器にある気体を低温気体として冷却するあるいは熱交換器にある気体を液体冷媒になるように凝縮させる工程と、
    熱交換器からの低温気体または液体冷媒を重力により少なくとも1つの接続チューブ(106、108、110、120、122)を通って超伝導マグネットと熱的に接触させたマグネット冷却チューブまで流す工程と、
    低温気体を高温気体になるように暖めることまたは液体冷媒をボイルオフ気体になるように気化させることによって超伝導マグネットからの熱を除去する工程と、
    高温気体の再冷却またはボイルオフ気体の再凝縮を行い超伝導マグネットを超伝導温度までさらに冷却するために、高温気体またはボイルオフ気体を熱交換器に戻すように送達させる工程と、
    超伝導マグネットを超伝導温度未満に維持するために閉ループとなった冷却経路を形成するように入力部分を閉じる工程と、
    クライオスタット外部にある冷凍機によって、クライオスタット内部で、冷媒コンテナ(142)の上方に配置された第2段熱交換器を冷却する工程と、
    クライオスタット外部にある第2のインレットを通して前記気体と比べてより高い液化温度を有する第2タイプの気体を導入する工程と、
    第2段熱交換器において第2タイプの気体を第2タイプの低温気体または液体冷媒になるように冷却または凝縮させるために第2タイプの気体を冷却する工程と、
    第2段熱交換器と液体冷媒コンテナの間の接続チューブを通じて第2タイプの低温気体または液体冷媒を重力により液体冷媒コンテナまで流す工程と、
    一方の端部が第2の液体冷媒コンテナと熱的に接触しかつ別の端部が超伝導マグネットと熱的に接触する熱リンクを介して超伝導マグネットの熱を除去する工程と、
    を含む方法。
  2. 冷却経路内に導入される前記気体は、窒素、ネオン、水素、ヘリウムまたはこれらの任意の組み合わせから選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 熱交換器からの低温気体または液体冷媒をマグネット冷却チューブの少なくとも1つの部分を通って流す前記工程は低温気体または液体冷媒を第1の接続チューブを通してマグネット冷却チューブの第1の開口部に流し込む工程を含み、かつ高温気体またはボイルオフ気体を熱交換器に戻すように送達させる前記工程は高温気体またはボイルオフ気体をマグネット冷却チューブの第2の開口部から熱交換器まで第2の接続チューブを通して送達させる工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第2の接続チューブを通して高温気体またはボイルオフ気体をマグネット冷却チューブの第2の開口部から熱交換器まで送達させる前記工程は、第2の開口部からの高温気体またはボイルオフ気体冷媒を第2の接続チューブ及び冷媒リザーバを通して送達させる工程を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 熱交換器からマグネット冷却チューブまで流れる前記低温気体または液体冷媒とマグネット冷却チューブから熱交換器まで流れる前記高温気体またはボイルオフ気体との両方は冷媒リザーバを通って流れる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記熱リンクは熱伝導性プレートを含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記気体がヘリウムであると共に、前記第2タイプの気体は窒素、ネオン、水素またはこれらの任意の組み合わせから選択される、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 第1のサブアセンブリ(126)であって、
    接続チューブ(138)を通じて第1のインレット(134)部分と連絡した第1段熱交換器(130)と、
    接続チューブ(140)を通じて第1段熱交換器と連絡した液体コンテナ(142)と、
    該第1のサブアセンブリ内の第1タイプの冷媒と、
    一方の端部が第1の液体コンテナと熱的に接触しておりかつ別の端部が超伝導マグネットと熱的に接触している熱リンク(146)と、
    を備えた第1のサブアセンブリ(126)と、
    第2のサブアセンブリ(128)であって、
    接続チューブを通じて第2のインレット部分(90)と連絡した第2段熱交換器(132)と、
    冷媒通路を有しかつ超伝導マグネットと熱的に接触しており、接続チューブを通じて第2段熱交換器と流体結合させた少なくとも1つの開口部を有するマグネット冷却チューブ(96)と、
    マグネット冷却チューブを通って流れる第2タイプの冷媒であって該第1と第2の冷媒は異なっている第2タイプの冷媒と、
    を備えた第2のサブアセンブリ(128)と、
    を備え
    前記第1段熱交換器(130)は、前記超伝導マグネットを囲繞するクライオスタット(75)内で、前記液体コンテナ(142)の上方に配置され、
    前記第2段熱交換器(132)は、クライオスタット(75)内で、冷却通路のマグネット冷却チューブの上方に配置され、
    前記第2タイプの冷媒は第1タイプの冷媒の液化温度と比べてより低い液化温度を有する、
    超伝導マグネット向け冷却システム。
  9. 前記熱リンクは熱伝導性プレートを含む、請求項8に記載のシステム。
  10. クライオスタット外部に配置され、第1及び第2段熱交換器(130、132)を冷却する冷凍機(86)を備える、請求項8または9に記載のシステム。
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