JP2007135848A - 形態検査方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪のような対象物の形態的特徴の判定を迅速かつ精度良く行うことを可能とする。
【解決手段】カメラ10によって主走査方向及び副走査方向の走査により基準対象物3及び被検対象物4−1〜4−nを撮像して得られる画像信号を画像処理装置11で処理して各対象物の各点の明度を主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像を表す画像信号を生成し、判定装置12において3次元画像中の各対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて基準対象物と被検対象物との間の相関を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば犯罪捜査のために毛髪のような対象物の形態検査を行う方法及びシステムに関する。
犯罪捜査において、現場に残留している毛髪と被疑者の毛髪の形態的な特徴を目視または顕微鏡を用いて、あるいは両者の併用により比較して相関性を判定することが行われている。これは異同識別と呼ばれる作業であり、現場に残留している毛髪と被疑者の毛髪の形態の相関性が高ければ被疑者が犯人である可能性が高いということになる。
犯罪現場に残留する毛髪の数量は数百本を数えることもあり、その判定には多大な労力と時間を要している。このような判定を自動化するため、カラーテレビカメラによる毛髪の色相の変化を捉える方式も提案されている。さらに、近年ではDNA鑑定による判定も行われるようになってきている。
目視による判定は検査者が変わると判定基準が変わってしまうため、複数の検査者による検査を行うことはできず、判定に時間が掛かる大きな原因となっている。また毛髪の数量が多い場合には、再度の見直し等も必要であるため、極めて専門性も高い作業者が必要となり、犯罪捜査の手立てとしては極めて難しいとされている。
実際、目視による判定では数百点にわたる毛髪の特徴判定に数日間も掛かると言われており、犯罪捜査の迅速化、事件の早期解決を図る上で大きな足かせになっている。さらに、目視による判定は検査者によるバラツキや思い込みのよって判定結果に大きな狂いが生じる可能性があり、信頼性に劣る。顕微鏡による検査は、対象の詳細な特徴を観察できる利点はあるものの、毛髪の部分的な形態を一コマずつしか観察することができず、毛髪全体の形態的特徴を把握することは難しい。
カラーテレビカメラによる毛髪の色相の変化を捉えて判定を自動化する方式は、信頼性の面で有効とは考えられていない。これは通常の2次元の読み取りを行うカラーテレビカメラのようないわゆるエリアカメラでは、読み取り画像の開口率が低く、いわば格子を通して対象を観察することになるためであり、現状では毛髪の形態的特徴を正確に捉えることは難しい。
一方、DNA鑑定はさらに時間と労力及び費用のかかる作業であるため、犯罪現場に残された全ての毛髪について適用することは行われておらず、目視等によりスクリーニングを経た毛髪に対してのみ適用されている。この場合、スクリーニングをいかに的確かつ迅速に行うかが犯罪捜査にとって重要となる。
本発明の目的は、毛髪のような対象物の形態的特徴の判定を迅速かつ精度良く行うことを可能とする形態検査方法及びシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は被検対象物の形態を検査する形態検査方法において、主走査方向及びこれと直交する副走査方向の走査により基準対象物及び前記被検対象物を撮像して第1の画像信号を生成し、該第1の画像信号を受けて前記基準対象物及び被検対象物の各点の明度を前記主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像を表す第2の画像信号を生成し、該第2の画像信号を受けて前記3次元画像中の前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定することを特徴とする。
本発明に係る形態検査システムは、主走査方向及び副走査方向の走査により基準対象物及び前記被検対象物を撮像して第1の画像信号を生成するカメラと、前記第1の画像信号を受けて前記基準対象物及び被検対象物の各点の明度を前記主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像を表す第2の画像信号を生成する画像処理装置と、前記第2の画像信号を受けて前記3次元画像中の前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定する判定装置とを具備することを特徴とする。
ここで、前記画像処理装置は、好ましくは前記第1の画像信号のうち前記主走査方向の位置的に異なる第1及び第2の領域内の各々の画像信号をそれぞれ加算して第1及び第2の加算信号を生成し、該第1及び第2の加算信号間の相関をとることにより前記第2の画像信号を生成するように構成される。この場合、前記第1及び第2の加算信号の差または比を求めて前記相関をとってもよい。
前記判定装置は、例えば前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度の各々について相関を判定し、各相関判定結果を総合判定して前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定するように構成される。前記判定装置は、さらに前記基準対象物と被検対象物との間の相関判定結果から前記被検対象物を選別するように構成されていてもよい。
本発明によると、毛髪のような対象物の形態的特徴の判定を迅速かつ精度良く行うことができ、例えば犯罪捜査における毛髪検査、特に毛髪検査におけるスクリーニングなどに有用である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。以下では毛髪の形態検査を例にとって説明するが、本発明は毛髪以外の対象物についても適用が可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る形態検査システムの概略構成を示している。中空トレイ1にセットされた透明のガラスプレート2上に、対象物である毛髪3及び4−1〜4−nが例えば貼り付けによって保持されている。中空トレイ1は、駆動モータ6及び伝達機構(図の例ではラックとピニオン)7によって矢印Yで示す副走査方向に移動される。中空トレイ1の上下に、ガラスプレート2上の対象物を照明するためのライン状の光源8A及び8Bが配置されている。
カメラ10は、例えば複数の画素(光電変換素子)を矢印Xで示す主走査方向に1次元に配列したラインイメージセンサ、あるいは2次元イメージセンサが用いられ、ガラスプレート2上の対象物を撮像して画像信号を出力する。カメラ10から出力される画像信号は画像処理装置11に入力され、対象物の各点の明度を主走査方向X及び副走査方向Yに直交する方向にとった3次元画像を表す画像信号が生成される。画像処理装置11の好ましい具体例については、後に詳しく説明する。
画像処理装置11から出力される画像信号は、表示装置12と判定装置13に入力される。表示装置12は、画像処理装置11からの画像信号を受けて前記の3次元画像を例えば図2または図3のように表示する。
判定装置13は、画像処理装置11の画像信号を受けて3次元画像中の基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて、基準対象物と被検対象物の相関を判定し、判定結果14を得る。判定装置13は、例えばコンピュータを用いてソフトウェア処理により上記の判定を行うことができる。判定の具体的なアルゴリズムについては、後に詳しく説明する。
次に、本実施形態の概略的な動作について説明する。
毛髪の形態検査に際しては、図1に示したように中空トレイ1にセットされ、上下から光源8A及び8Bにより照明光が当てられた透明のガラスプレート2上に毛髪3及び4−1〜4−nを載置し、中空トレイ1を駆動モータ6及び伝達機構7によって副走査方向Yに移動しつつ、カメラ10によって主走査方向Xに走査して撮像することにより、画像信号を得る。
カメラ10から出力される画像信号は画像処理装置11に入力され、対象物の各点の明度を主走査方向X及び副走査方向Yに直交する方向にとった3次元画像を表す画像信号が生成される。すなわち、画像処理装置11から出力される画像信号は、主走査方向Xに対して明度をZ軸とした2次元画像をさらに副走査方向Yに展開し、3次元化した画像を表している。例えば、図1に示したようにガラスプレート2上に毛髪3及び4−1〜4−nを副走査方向Yに向けて並べた場合、3次元画像のX軸の値は毛髪の太さを表し、Z軸の値は毛髪の透過度あるいは反射度の違いを表すことになる。
図2及び図3は、こうして得られる3次元画像21,22の例を示している。図2は、光が毛髪を透過した場合に明度が高くなる3次元画像を示す。この場合には、各毛髪画像23,24−1〜24−nの副走査方向Yの明度分布は見ることはできない。図3は、明度の取り方を図2と異なり暗いほど高くなるように表示したものである。これにより特に毛髪の場合、その形態特徴量を3次元空間に住む我々に分かりやすいように表示することができる。図3によると、手前から1番目の毛髪画像23と4番目の毛髪画像24−3の高さが近く、また主走査方向Xの厚さ(毛髪の太さ)も近いので、両者は相関が高いことを示すことができる。3次元画像の副走査方向Yは、毛髪の長さを表すことができる同時に、ねじれやパーマネントなどの毛髪形状の短周期のウエーブを表すことができる。
ここで、ガラスプレート2上に置かれた毛髪のうち毛髪3は被疑者のものであり(これを基準毛髪または基準対象物という)、毛髪4−1〜4−nは犯罪現場から採取されたもの(これらを被検毛髪または被検対象物という)である。光源8A及び8Bの長期的な光量変化などを考慮すると、ガラスプレート2の指定された場所(例えば、手前から1番目の位置)に基準毛髪3を貼り付けることで、被検毛髪4−1〜4−nとの比較を行うことを可能とする。図2及び図3における毛髪画像23は基準毛髪3に対応し、毛髪画像24−1〜24−nは被検毛髪4−1〜4−nに対応している。
カメラ1の撮像素子としては、前述したようにラインイメージセンサでも2次元イメージセンサよいが、現状では次のような理由からラインイメージセンサが適している。人間の目の中の光受容細胞のうち、詳細に読み取りを行うことができるのは錐体と呼ばれる細胞であり、約700万点あると言われている。各光受容細胞の明度精度は20段階程度しかなく、ばらつきは5%と言われている。2次元イメージセンサを用いたいわゆるエリアカメラでは、画素数の面からも人間の目の受容細胞の性能を超えることできない。一つは分解能の問題、もう一つは開口率の問題と開口率を改善するためにとられるマイクロレンズアレイの性能の問題から、対象物を精度良く撮像することはできないからである。
これに対し、図4に示すようなラインイメージセンサ30を用いたいわゆるラインカメラは、画素数(ライン当たりの画素数)及び開口率がラインカメラに比較して格段に大きい(100%あるいはそれに近い)。従って、ラインカメラは対象物を精度良く撮像して正確な画像化ができ、毛髪のような微細な対象物を観察するのに適している。
次に、図4のラインイメージセンサ30を用いた場合を例にとり、図5を用いて画像処理装置11の好ましい具体例について説明する。図5は、例えば特許3100140に記載の発明を応用した画像処理装置であり、カメラ10からのシリアルデータである画像信号31は直並列変換器32(マルチプレクサでもよい)に入力され、直並列変換によってパラレルデータに変換されると共に、カメラ10からの画像信号のうち主走査方向Xの位置的に異なる第1及び第2の領域、例えば図4のラインイメージセンサ上の領域A及びBの各々からの画像信号が抽出される。ラインイメージセンサにおける領域A及びBの各々の画素数は任意である。領域A及びBの位置は、直並列変換器32を図示しないコントローラにより制御することで、主走査方向Xに例えば設定された画素数分ずつ順次移動される。
直並列変換器32によって抽出された領域A及びBからの画像信号は、加算器33及び34によってそれぞれ加算され、2つの加算信号35及び36が生成される。これらの加算信号35及び36は、相関器37に入力される。相関器37は、加算信号35及び36の相関、例えば差または比を求めて、差または比に対応した画像信号38を生成する。加算器33,34及び相関器35による演算処理によって、画像信号38として明度階調の優れた信号が得られる。こうして生成された画像信号38は、画像メモリ39に書き込まれる。この一連の動作を主走査及び副走査に伴い繰り返すことによって、画像メモリ40に前述した3次元画像の画像信号データが蓄えられる。
画像処理装置11から出力される画像信号(例えば、図5の画像メモリ39から読み出される3次元画像を表す画像信号40)は判定装置13に入力され、以下のようなアルゴリズムによって基準対象物3と被検対象物4−1〜4−nとの形態特徴量の相関が判定される。
図6は、この判定アルゴリズムの概略を示している。まず、基準対象物の形態特徴量を抽出し(ステップS1)、次いで複数の被検対象物の一つの形態特徴量を抽出する(ステップS2)。形態特徴量としては、例えば3次元画像中の対象物に対応する画像(毛髪画像)の幅、長さ及び明度が用いられる。ここで画像の幅とは、一つの対象物の幅の分布、平均及び変動量(例えば、最大幅と最小幅との差)の少なくとも一つを表す。画像の長さは、各対象物の長さを表す。画像の明度とは、一つの対象物の明度の分布、平均、変動量(例えば、最大明度と最小明度との差)及び明度変化の周期の少なくとも一つを表す。
次に、ステップS1で抽出された基準対象物の形態特徴量とステップS2で抽出された被検対象物の形態特徴量との相関を判定する(ステップS3)。ステップS3の具体例については、後に述べる。以上のステップS1〜S3の処理を全ての被検対象物の形態特徴量が抽出されるまで繰り返す。
次に、ステップS4で全ての被検対象物の形態特徴量が抽出されたと判断され、基準対象物の形態特徴量と全ての被検対象物の形態特徴量との間の相関が判定されると、次に被検対象物の選別を行う(ステップS4)。具体的には、基準対象物の形態特徴量と被検対象物の形態特徴量との間の相関判定結果を相関が高い順にソートし、相関が高い順に予め定められた数の被検対象物を選別する。すなわち、スクリーニングであり、スクリーニングで残った被検対象物について、例えばベテランの鑑定者の目視により、あるいはDNA鑑定によって精判定を行う。スクリーニングにより、例えば数百本というような被検対象物を数十本に絞り込めれば、このような精判定を従来に比較して格段に短時間で効率よく行うことが可能となる。
図6中のステップS3の処理には、例えば図7のようなアルゴリズムを用いることができる。すなわち、基準対象物及び被検対象物間の相関判定を前述した幅、長さ及び明度についてそれぞれ行い(ステップS11,S12及びS13)、この後ステップS11,S12及びS13の個々の判定結果を総合的に判定し(ステップS14)、最終判定結果を得る。さらに具体的には、例えばステップS11,S12及びS13において基準対象物及び被検対象物間の相関判定値についてある基準で点数化を行い、ステップS14の総合判定は、各被検対象物毎の点数の合計により行う。
以上述べたように、本発明によれば基準対象物及び被検対象物の各点の明度を主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像の画像信号を生成し、該画像信号から3次元画像中の基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて基準対象物と被検対象物との間の相関を判定することにより、犯罪現場に残された毛髪のような対象物の検査を効率的かつ精度よく行うことができる。
また、本発明ではカメラを用いるため特に従来の目視による判定のバラツキが均一化される。特に、大量データのプロセスは人間の記憶の範囲であるため、判定人の疲労や思い込みによる誤判定も起こりやすく、何度も見直しが必要になったりして時間がさらに掛かり判定もあいまいにならないとは言えないものであったが、本発明によれば電子的なプロセスにより大量データを同じレベルで判定できる。また、記憶に頼るものでもないので、確実な判定を行うことができ、長期間のブランクを経ても基準対象物と被検対象物との比較判定が可能であることも本発明の大きな利点の一つである。
本発明はその他種々変形して実施が可能であり、例えばカメラにおいて複数あるいは単一のカラーフイルタを通して撮像を行うことにより色彩情報に関する情報も取得し、色彩を形態特徴量の一つとして追加することも可能である。
また、本発明は毛髪検査に限られるものではなく、色彩の明度によるマッチング、幅や長さによるマッチング等外観形状を人間が異なると考えられる対象全てについて適用が可能であり、例えばヘアダイなどの染色の経時変化や染色の掛かり具合の評価、電子部品の外観上の差異やフイルムのコーティングの差異の検査など、工業生産される種々の品物の検査にも応用が可能である。
本発明の一実施形態に係る形態検査システムの概略構成を示すブロック図 同実施形態において得られる3次元画像の一例を示す図 同実施形態において得られる3次元画像の他の例を示す図 カメラに用いるラインイメージセンサと第1及び第2領域について説明する図 図1における画像処理装置の具体例を示すブロック図 図1における判定装置の概略的な判定アルゴリズムを説明するためのフローチャート 図6における相関判定ステップの具体例を説明するためのフローチャート
符号の説明
3・・・基準対象物
4−1〜4−n・・・被検対象物
10・・・カメラ
11・・・画像処理装置
12・・・表示装置
13・・・判定装置

Claims (8)

  1. 被検対象物の形態を検査する形態検査方法において、
    主走査方向及びこれと直交する副走査方向の走査により基準対象物及び前記被検対象物を撮像して第1の画像信号を生成するステップと、
    前記第1の画像信号を受けて前記基準対象物及び被検対象物の各点の明度を前記主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像を表す第2の画像信号を生成するステップと、
    前記第2の画像信号を受けて前記3次元画像中の前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定するステップとを具備することを特徴とする形態検査方法。
  2. 前記基準対象物は被疑者の毛髪であり、前記被検対象物は犯罪現場に残留した毛髪であることを特徴とする請求項1に記載の形態検査方法。
  3. 被検対象物の形態を検査する形態検査システムにおいて、
    主走査方向及び副走査方向の走査により基準対象物及び前記被検対象物を撮像して第1の画像信号を生成するカメラと、
    前記第1の画像信号を受けて前記基準対象物及び被検対象物の各点の明度を前記主走査方向及び副走査方向に直交する方向にとった3次元画像を表す第2の画像信号を生成する画像処理装置と、
    前記第2の画像信号を受けて前記3次元画像中の前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度変化を含む形態特徴量を用いて前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定する判定装置とを具備することを特徴とする形態検査システム。
  4. 前記カメラは、複数の画素を1次元に配列したラインイメージセンサを含むことを特徴とする請求項3に記載の形態検査システム。
  5. 前記画像処理装置は、前記第1の画像信号のうち前記主走査方向の位置的に異なる第1及び第2の領域内の各々の画像信号をそれぞれ加算して第1及び第2の加算信号を生成し、該第1及び第2の加算信号間の相関をとることにより前記第2の画像信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の形態検査システム。
  6. 前記画像処理装置は、前記第1及び第2の加算信号の差または比を求めて前記相関をとることを特徴とする請求項5に記載の形態検査システム。
  7. 前記判定装置は、前記基準対象物及び被検対象物に対応する画像の幅、長さ及び明度の各々について相関を判定し、各相関判定結果を総合判定して前記基準対象物と被検対象物との間の相関を判定することを特徴とする請求項3に記載の形態検査システム。
  8. 前記判定装置は、さらに前記基準対象物と被検対象物との間の相関判定結果から前記被検対象物を選別することを特徴とする請求項3または7のいずれか1項記載の形態検査システム。
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