JP2007135121A - 通信端末装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一台の通信端末装置で、複数の事業者が運営する通信システムと通信する。
【解決手段】加入している通信システムについての受信信号強度を受信信号強度測定部121(無線状態測定部)が測定し(S11)、受信信号強度が閾値以上なら、加入している通信システムによる通信をする(S13)。受信信号強度が閾値未満なら、加入していない通信システムについての受信信号強度を受信信号強度測定部121が測定し(S18)、受信信号強度が閾値以上である通信システムのなかから通信システムを選択し(S23)、選択した通信システムを一時的に利用する(S25)。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の事業者による複数の通信システムを利用する通信端末装置に関する。
従来の通信端末装置(例えば、携帯電話装置など)は、PDC(Personal Digital Cellular)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、GSM(Global System for Mobile Communications)方式等、異なる複数の通信方式の利用対応を可能とするものがある(例えば、特許文献1)。
また、利用が可能な通信方式が複数あり、通信方式が異なるサービスエリアが重なり合う領域にある通信端末装置が、基地局と通信を行い、受信レベルに応じて何れか一方の通信方式に切り替え、選択可能としているものがある(例えば、特許文献2)。
特開2001−345731号公報 特開2003−134549号公報
従来の通信端末装置は、利用者が加入している事業者もしくは加入している事業者が提携している事業者の基地局が最寄りに無い場合は通信を行うことが出来ないという課題がある。
また、従来の通信端末装置は、一台の装置で、通信方式の異なる複数の通信システムの利用は可能であるが、複数の異なる事業者に加入している利用者は、加入している事業者に応じた携帯電話装置もしくは携帯電話装置に挿入する利用者情報が格納されている装置が必要であり、利用者は複数の装置を携帯する必要があるという課題がある。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたもので、利用者が加入している事業者および加入している事業者と提携している事業者以外で、利用者が加入していない事業者が保有する通信システムの一時的な利用を可能とするとともに、複数の事業者に加入している利用者が各事業者に対応した複数の装置を携帯することなく一台の装置で各事業者の通信回線およびサービスを利用可能とすることを目的とする。
本発明にかかる通信端末装置は、
無線信号を用いて、複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムにそれぞれ属する複数の基地局装置と通信する無線通信装置と、
上記無線通信装置を用いて、上記複数の基地局装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号の状態を測定する無線状態測定部と、
上記無線状態測定部が測定した無線信号の状態に基づいて、上記複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムのなかから一の通信システムを選択するシステム選択部と、
上記無線通信装置を用いて、上記システム選択部が選択した一の事業者が運営する通信システムに属する基地局装置と通信する通信部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、加入している事業者が運営する通信システムと通信する無線信号の状態を測定し、状態が悪い場合に、加入していない事業者が運営する通信システムと通信する無線信号の状態を測定し、状態がよければ、加入していない事業者が運営する通信システムを一時的に利用することにより、加入している事業者が運営する通信システムのサービスエリア外であっても、通信サービスを受けることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
実施の形態1を、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における携帯電話100(通信端末装置の一例)のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
携帯電話100は、制御部110(CPU:中央処理装置)、送受信部140(無線通信装置)、アンテナ141、操作部150(入力装置)、表示部160(表示装置)、スピーカ170、マイク180、記憶装置190を有する。
制御部110は、記憶装置190が記憶したプログラム等を実行することにより、以下に説明する各機能ブロックを実現する。
制御部110が実現する機能ブロックには、端末制御部111、通信制御部120、通信システム設定制御部130などがある。
制御部110は、操作部150が入力したユーザーの操作に基づいて、通話の制御や、送受信部140、表示部160などの制御を行う。
送受信部140は、制御部110及びアンテナ141に接続している。
送受信部140は、アンテナ141から入力した高周波電気信号をデジタル信号に変換して、制御部110に入力する。送受信部140は、また、制御部110から入力したデジタル信号を高周波電気信号に変換して、アンテナ141に入力する。
アンテナ141は、送受信部140に接続している。
アンテナ141は、送受信部140から入力した高周波電気信号を電波に変換して、送信する。アンテナ141は、また、電波を受信し、受信した電波を高周波電気信号に変換して、送受信部140に入力する。
操作部150は、例えば、テンキー及び機能キーなど、従来の携帯電話が備えているものと同様である。
操作部150は、制御部110に接続している。
操作部150は、利用者の操作を入力し、入力した操作を電気信号に変換して、制御部110に入力する。
表示部160は、例えば、LCD(液晶表示装置)などである。
表示部160は、制御部110に接続している。
表示部160は、制御部110から入力した電気信号に基づいて、情報を表示する。
スピーカ170は、制御部110に接続している。
スピーカ170は、制御部110から入力した電気信号を音声に変換して、出力する。
マイク180は、制御部110に接続している。
マイク180は、利用者の音声などを入力して電気信号に変換し、制御部110に入力する。
記憶装置190は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの内部記憶装置や、SD(Secured Degital)メモリなどの外部記憶装置であり、制御部110が実行するプログラム等のほか、制御部110が実行するプログラムにより処理されるデータ、その他の情報(例えば、電子メールの内容、相手先の電話番号など)を記憶する。
携帯電話100は、通常の通話、電子メール等のデータ伝送、相手先電話番号の記憶など、通常の携帯電話としての動作が可能である。
図2は、この実施の形態における携帯電話100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
携帯電話100は、端末制御部111、通信制御部120、通信システム設定制御部130を有する。
端末制御部111は、従来の携帯電話が備えている表示部160、操作部150、スピーカ170、マイク180等の携帯電話装置各部の制御を行う。
通信制御部120は、通信の制御を行う。
通信制御部120は、受信信号強度測定部121、受信状態判別部122、通信部123を有する。
受信信号強度測定部121は、無線状態測定部の一例である。
受信信号強度測定部121は、送受信部140に接続し、アンテナ141が受信して送受信部140が変換した受信信号を入力する。
受信信号強度測定部121は、入力した受信信号を測定して、基地局装置から受信した受信信号の強度(無線信号の状態)を求める。
なお、受信信号強度測定部121は、単純に受信信号の電圧を測定することにより、受信信号の強度を測定してもよい。
あるいは、受信信号の品質(例えば、ビット誤り率など)を測定することにより、間接的に受信信号の強度を測定してもよい(すなわち、受信信号の品質が悪い場合は、受信信号の強度が弱いと判断する)。
受信状態判別部122は、受信信号強度測定部121が測定した受信信号の強度を閾値と比較し、受信状態を判別する。
受信状態判別部122は、受信信号強度閾値比較部124を有する。
受信信号強度閾値比較部124は、受信信号強度測定部121に接続し、受信信号強度測定部121が測定した受信信号の強度を入力する。
受信信号強度閾値比較部124は、記憶装置190から閾値表193を読み出し、閾値表193に格納されている現在使用中の通信システムについての閾値を得る。
受信信号強度閾値比較部124は、受信信号の強度と閾値とを比較して、どちらが大きいかを示す信号を出力する。
基地局装置との間の通信状態が良好な場合は、受信信号の強度が閾値よりも大きい。
また、基地局装置との間の通信状態が不良または通信不可の場合は、受信信号の強度が閾値よりも小さい。
通信部123は、送受信部140を用いて、基地局装置、ネットワークとの通信を行う。
通信部123は、送受信部140が受信した信号に基づいて、スピーカ170を鳴らし、マイク180から入力した音声信号を、送受信部140に送信させる。通信部123は、そのほか、基地局装置との通信プロトコルにしたがって、送受信部140を制御する。
通信システム設定制御部130は、通信システム選択部の一例である。
通信システム設定制御部130は、受信状態判別部122が判別した結果(無線信号の状態)に基づいて、利用する通信システムを選択し、設定する。
通信システム設定制御部130は、通信システム設定部131、通信システム管理部132を有する。
通信システム管理部132は、受信状態判別部122や端末制御部111からの入力に基づいて、事業者一覧・通信システム一覧195に記憶した事業者・通信システムのなかから、通信に使用する事業者・通信システムを選択する。
通信システム管理部132は、受信信号強度閾値比較部124に接続し、受信信号の強度と閾値のどちらが大きいかを示す信号を入力する。
通信システム管理部132は、端末制御部111とも接続している。
通信システム管理部132は、記憶装置190から、事業者一覧・通信システム一覧195を読み出す。また、通信システム管理部132は、記憶装置190の通信システム記憶バッファ194を用いて、現在利用可能な事業者・通信システムを記憶する。
通信システム管理部132は、通信に使用する事業者・通信システムを示す信号を出力する。
通信システム設定部131は、通信システム管理部132が選択した事業者・通信システムを利用するために必要なパラメータ・制御プログラムなどを、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み込み、通信部123に設定する。
通信システム設定部131は、通信システム管理部132に接続し、通信に使用する事業者・通信システムを示す信号を入力する。
通信システム設定部131は、通信システムパラメータライブラリ191から、選択した通信システムのパラメータを読み出す。また、通信制御プログラムライブラリ192から、選択した通信システムの制御プログラムを読み出す。
通信システム設定部131は、読み出したパラメータ・制御プログラムを、通信部123に設定する。
記憶装置190は、通信システムパラメータライブラリ191、通信制御プログラムライブラリ192、閾値表193、通信システム記憶バッファ194、事業者一覧・通信システム一覧195を記憶する。
事業者一覧・通信システム一覧195は、携帯電話100が利用できる通信システムを、すべて記憶したものである。
通信システムパラメータライブラリ191は、事業者一覧・通信システム一覧195に記憶した事業者・通信システムを利用する際に、通信部123に設定する必要があるパラメータを、事業者・通信システムごとに記憶したものである。
通信制御プログラムライブラリ192は、事業者一覧・通信システム一覧195に記憶した事業者・通信システムを利用する際に、通信部123に設定する必要がある制御プログラムを、事業者・通信システムごとに記憶したものである。
閾値表193は、通信状態が良好であるか否かを判断する基準となる閾値を、事業者・通信システムごとに記憶したものである。
通信システム記憶バッファ194は、事業者一覧・通信システム一覧195に記憶した事業者・通信システムのうち、その時点で通信が可能な通信システムを一時的に記憶しておくものである。
この実施の形態の携帯電話100は、携帯電話100の利用者が加入している事業者の通信システムが利用不可能な場合もしくは使用状況が良好でない場合に、利用者が加入していない事業者が運営している同一通信方式(例えば、周波数帯など)の通信システムを利用するものである。
以下、動作の詳細について説明する。
図3は、この実施の形態における携帯電話100の通信システム設定処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
初期状態において、加入している事業者の通信システムについてのパラメータ・制御プログラムを、通信システム設定部131が通信部123に設定しているものとする。
S11において、受信信号強度測定部121が、利用中(加入している)の事業者の通信システムからの受信信号の強度を測定する。
S12において、受信信号強度閾値比較部124が、受信信号強度測定部121が測定した受信信号強度と、閾値表193から読み出した閾値とを比較する。
比較の結果、受信信号強度が閾値以上である場合には、S13へ進む。
受信信号強度が閾値未満の場合には、S14へ進む。
S13において、加入している事業者の通信システムとの通信状態が良好なので、加入している事業者の通信システムを利用して、通信を行うこととする。通信部123には、既に加入している事業者の通信システムについてのパラメータ・制御プログラムが設定されているので、通信システム設定部131は設定を変更せず、処理を終了する。
S14〜S20において、加入している事業者の通信システムとの通信状態が不良または通信不可なので、加入していない事業者の通信システムのなかに、良好な通信が可能な通信システムが存在するか判別するための探索をする。
なお、加入していない事業者の通信システムを探索するかしないかを、あらかじめ利用者に選択させて操作部150が入力し、利用者が探索を選択している場合のみ、S14以下の処理を行うこととしてもよい。
あるいは、探索を始める前に、加入していない事業者の通信システムを探索するかしないかを、利用者に選択させて操作部150が入力し、利用者が探索を選択した場合のみ、S14以下の処理を行うこととしてもよい。
すなわち、端末制御部111が、表示部160を用いて、受信信号強度が弱いこと(受信状態が良好ではないこと)を表示するとともに、加入していない事業者の通信システムを探索するか否かの選択を促すメッセージを表示する。利用者はこれにしたがって操作部150を操作する。操作部150は、利用者が加入していない事業者の通信システムを探索するか否かについての利用者の選択結果を入力する。
S14において、通信システム管理部132が、事業者一覧・通信システム一覧195から、受信信号強度を測定していない通信システムを検索する。
S15において、受信信号強度を測定していない通信システムがある場合には、S16へ進む。
事業者一覧・通信システム一覧195が記憶した通信システムすべてについて、受信信号強度の測定が終わった場合には、S21へ進む。
S16において、通信システム管理部132が事業者一覧・通信システム一覧195から検索した事業者・通信システムについてのパラメータ・制御プログラムを、通信システム設定部131が、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み出す。
通信システム設定部131は、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み出したパラメータ・制御プログラムを、通信部123に設定する。
S17において、通信部123が、設定された事業者・通信システムの基地局装置に対して、接続要求を送信し、基地局装置との通信を開始する。
S18において、通信部123が送信した接続要求に対する基地局装置からの応答信号を、送受信部140が受信し、受信信号強度測定部121が、応答信号の受信信号強度を測定する。
S19において、受信信号強度閾値比較部124が、受信信号強度測定部121が測定した受信信号強度と、閾値表193から読み出した閾値とを比較する。
比較の結果、受信信号強度が閾値以上である場合には、S20へ進む。
受信信号強度が閾値未満の場合には、S14へ戻る。
S20において、加入していない事業者の通信システムとの通信状態が良好なので、通信システム管理部132は、その通信システムを利用可能な通信システムとして、通信システム記憶バッファ194に記録する。通信システム記憶バッファ194は、例えば、その通信システムの事業者名、通信システム名などを記憶する。
S20の終了後、S14へ戻り、他の加入していない事業者の通信システムについても受信信号強度の測定を行う。
事業者一覧・通信システム一覧195が記憶した通信システムすべてについて、受信信号強度の測定が終わった場合、S21において、通信システム記憶バッファ194に、利用可能な通信システムが記憶されているかを、通信システム管理部132が判断する。
利用可能な通信システムが記憶されている場合は、S22へ進む。
利用可能な通信システムが記憶されていない場合は、S26へ進む。
S22において、端末制御部111が、表示部160を用いて、利用可能な通信システムを表示するとともに、利用可能な通信システムのなかから利用する通信システムの選択を促すメッセージを表示する。
利用者は、操作部150を操作して、表示された通信システムのなかから、利用する通信システムを選択する。あるいは、どの通信システムも選択せず、通信を断念することを選択してもよい。
S23において、端末制御部111が、操作部150を用いて、利用者が選択した通信システムを入力する。
利用者がいずれかの通信システムを選択した場合には、S24へ進む。
利用者がどの通信システムも選択しなかった場合には、S26へ進む。
なお、利用可能な通信システムが1つしかない場合は、選択画面を表示せず、自動的にその通信システムを選択することとしてもよい。
また、利用可能な通信システムのなかで、受信状態の一番よい通信システムを、自動的に選択することとしてもよい。
あるいは、選択画面を表示するかしないかを、あらかじめ、利用者に入力させておき、それにしたがって、利用者に選択させるか否かを決めてもよい。
S24において、通信システム管理部132が、利用者が選択した通信システムを選択する。
S25において、通信システム管理部132が選択した事業者・通信システムについてのパラメータ・制御プログラムを、通信システム設定部131が、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み出す。
通信システム設定部131は、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み出したパラメータ・制御プログラムを、通信部123に設定する。
S25の終了後、処理を終了する。
利用可能な通信システムが見つからなかった場合、あるいは、利用者が利用可能な通信システムを選択しなかった場合には、S26において、通信システム管理部132が通信システムを選択せず、処理を終了する。
この場合、通信ができないので、端末制御部111が表示部160を用いて、通信を断念したことを表示する。
あるいは、加入している事業者の通信システムを選択し、通信状態が良好でないながらも、加入している事業者の通信システムによって、通信を行うこととしてもよい。
なお、通信システム設定処理は、通常の通話・電子メールなどの通信をする前に行うこととしてもよいし、通信中に、携帯電話100が移動するなどして、通信状態に変化があった場合に行うこととしてもよい。
このように、携帯電話100は、加入している事業者の通信システムと接続できる場合には、加入している事業者の通信システムを用いて通信し、加入している事業者の通信システムと接続できない場合には、加入していない事業者の通信システムのなかから、接続できる通信システムを選択し、選択した通信システムを用いて通信するので、加入している事業者の通信システムのサービスエリア外であっても、通話等のサービスを受けることができるという効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態2を、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、この実施の形態における通信システム300のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。
通信システム300は、携帯電話(通信情報端末の一例)に対して、他の携帯電話との通常の通話、電子メール等のデータ伝送等、通常の携帯電話システムが提供するサービスを提供する。
通信システム300は、基地局装置200、システム制御装置400を有する。
基地局装置200は、携帯電話と通信することにより、通信した携帯電話に対して、通信システム300が提供するサービスを提供するものである。
基地局装置200は、この図に示すように、複数あってもよく、それぞれの基地局装置200から電波の届く範囲内において、サービスを提供する。
基地局装置200は、基地局制御部210(CPU)、基地局送受信部(無線通信装置)、アンテナ241、基地局変復調部245(コーデック)、入力装置250、表示装置260、ネットワークインターフェース装置280、記憶装置290を有する。
基地局制御部210は、記憶装置290が記憶したプログラム等を実行することにより、以下に説明する各機能ブロックを実現する。
基地局制御部210は、例えば、基地局送受信部240における送信電力などの制御を行う。
基地局送受信部240は、アンテナ241から高周波電気信号を入力し、例えば、周波数変換をして低周波電気信号とし、出力する。また、基地局変復調部245から低周波電気信号を入力し、周波数変換をして高周波電気信号とし、出力する。
アンテナ241は、基地局送受信部240に接続している。
アンテナ241は、基地局送受信部240から高周波電気信号を入力し、電波に変換して、送信する。また、受信した電波を、高周波電気信号に変換して、基地局送受信部240に対して出力する。
基地局変復調部245は、基地局送受信部240から低周波電気信号を入力し、デジタル信号に変換して、基地局制御部210に入力する。また、基地局制御部210からデジタル信号を入力し、低周波電気信号に変換して、基地局送受信部240に対して出力する。
入力装置250は、例えば、キーボード、ボタン、スイッチなどである。
入力装置250は、基地局装置200を管理する操作員による操作を入力し、入力した操作を電気信号等に変換して、基地局制御部210に対して出力する。
表示装置260は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置などである。
表示装置260は、基地局制御部210から、電気信号を入力し、表示画面上に表示する。
ネットワークインターフェース装置280は、通信システム300内のネットワーク310に接続し、ネットワーク310を介して、他の基地局装置200や、システム制御装置400と通信する。
記憶装置290は、例えば、RAM、ROMなどの内部記憶装置や、ハードディスク装置などの外部記憶装置である。
記憶装置290は、基地局制御部210が実行するプログラム等のほか、基地局制御部210が実行するプログラムにより処理されるデータ、その他の情報を記憶する。
システム制御装置400は、基地局装置200と通信を行い、通信システム300内の回線網・パケット網のなどのネットワークの制御を行う。また、他の通信システムと接続し、通信を行う。
システム制御装置400は、通信システム300内に1つだけでもよいし、複数あってもよい。
システム制御装置400は、システム制御部410、入力装置450、表示装置460、基地局インターフェース装置480、システムインターフェース装置485、記憶装置490を有する。
システム制御部410は、記憶装置490が記憶したプログラム等を実行することにより、以下に説明する各機能ブロックを実現する。
入力装置450は、例えば、キーボード、ボタン、スイッチなどである。
入力装置450は、システム制御装置400を管理する操作員による操作を入力し、入力した操作を電気信号等に変換して、システム制御部410に対して出力する。
表示装置460は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置などである。
表示装置460は、システム制御部410から、電気信号を入力し、表示画面上に表示する。
基地局インターフェース装置480は、通信システム300内のネットワーク310に接続し、ネットワーク310を介して、基地局装置200や他のシステム制御装置400と通信する。
システムインターフェース装置485は、通信システム300外のネットワークに接続し、他の通信システムと通信する。
記憶装置490は、例えば、RAM、ROMなどの内部記憶装置や、ハードディスク装置などの外部記憶装置である。
記憶装置490は、システム制御部410が実行するプログラム等のほか、システム制御部410が実行するプログラムにより処理されるデータ、その他の情報を記憶する。
図5は、この実施の形態におけるシステム制御装置400の機能ブロックの一例を示すブロック構成図である。
なお、この実施の形態では、これらの機能ブロックをシステム制御装置400の機能ブロックとして説明するが、これらの機能ブロックは、通信システム300内のどこかにあればよく、基地局装置200が有していてもよい。
システム制御装置400は、ユーザー認証部411、ネットワーク制御部415、加入端末情報記憶部491、加入システム情報記憶部492を有する。
加入端末情報記憶部491は、記憶装置490を用いて、通信システム300を運営している事業者に加入している携帯電話についての情報(加入端末情報)を記憶している。例えば、携帯電話の電話番号、製造番号などの識別情報、携帯電話が契約している料金体系などの課金に関する情報、通話料不納による利用一時停止などの接続を許可するかどうかについての情報などを記憶している。
加入システム情報記憶部492は、記憶装置490を用いて、他の通信システムを運営している事業者に加入している携帯電話を含めたすべての携帯電話について、その携帯電話が加入している通信システムについての情報(加入システム情報)を記憶している。
なお、加入端末情報記憶部491、加入システム情報記憶部492は、システム制御装置400が有する必要はなく、例えば、サーバ装置が有し、システム制御装置400が必要に応じてサーバ装置に対して問い合わせることにより、これらの情報を得ることとしてもよい。
また、電話番号などの情報からその携帯電話が加入している通信システムを判別できる場合には、加入システム情報記憶部492は、なくてもよい。
ユーザー認証部411は、基地局装置200を介して通信システム300に接続しようとする携帯電話が、通信システム300と通信することを許可された携帯電話であるかを判断する。許可された携帯電話である場合、通信システム300は、携帯電話に対して通信サービスを提供する。
ユーザー認証部411は、識別情報取得部412、通信許可判断部413、通信許可部414を有する。
識別情報取得部412は、携帯電話を識別する情報(例えば、携帯電話の電話番号、製造番号など。以下「端末識別情報」という)を取得する。
通信許可判断部413は、識別情報取得部412が取得した端末識別情報に基づいて、その携帯電話に、通信システム300のサービスを利用することを許可するかどうかを判断する。
すなわち、加入端末情報記憶部491が記憶した情報から、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を取得する。
加入端末情報記憶部491が、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を持っていない場合は、その携帯電話は、通信システム300に加入している携帯電話ではないので、通信システム300のサービスを利用することを許可しない。
また、加入端末情報記憶部491が、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を持っているが、何らかの理由で現在利用停止となっているという情報がある場合も、通信システム300のサービスを利用することを許可しない。
これに対し、加入端末情報記憶部491が、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を持っていて、現在利用可能であるという情報がある場合は、通信システム300のサービスを利用することを許可する。
通信許可部414は、通信許可判断部413が通信システム300の利用を許可した場合に、携帯電話に対して、基地局装置200を通じて通信システム300に接続し、通信システム300のサービスを利用することを許可する。例えば、携帯電話に対して、利用を許可されたことを示すメッセージを送信するとともに、基地局装置200に対して、携帯電話からの通信を中継するよう指示するメッセージを送信する。
通信許可部414は、通信許可判断部413が許可した場合のほか、通信許可回答受信部417が、通信を許可する旨の回答を受信した場合にも、携帯電話に対して、基地局装置200を通じて通信システム300に接続し、通信システム300のサービスを利用することを許可する。
通信許可部414は、通信許可判断部413が許可しなかった場合であり、かつ、通信許可回答受信部417が、通信を許可する旨の回答を受信しなかった場合、携帯電話に対して、基地局装置200を通じて通信システム300に接続することを許可しない。例えば、携帯電話に対して、通信を許可しないことを示すメッセージを送信するとともに、基地局装置200に対して、携帯電話からの通信を中継しないよう指示するメッセージを送信する。
ネットワーク制御部415は、システムインターフェース装置485を用いて、他の通信システムと通信し、他の通信システムとの交渉や、通信システム300に接続した携帯電話と、他の通信システムに接続した装置との間の通信の中継などを行う。
ネットワーク制御部415は、通信許可問い合わせ送信部416、通信許可回答受信部417、通信許可問い合わせ受信部436、通信許可回答送信部437を有する。
通信許可問い合わせ送信部416は、通信許可判断部413が、携帯電話との通信を許可しなかった場合に、他の通信システムで携帯電話との通信を許可するものがないかを問い合わせる。
通信許可問い合わせ送信部416は、加入システム情報記憶部492から、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を取得する。
通信許可問い合わせ送信部416は、加入システム情報記憶部492から取得した情報により、その携帯電話との通信を許可しうる通信システムを判別する。
通信許可問い合わせ送信部416は、判別した他の通信システムに対して、端末識別情報により識別される携帯電話について、通信を許可するか否かを問い合わせるメッセージ(通信許可問い合わせ)を生成し、端末識別情報とともに送信する。
通信許可問い合わせ受信部436は、他の通信システムからの通信許可問い合わせを受信する。
通信許可回答送信部437は、通信許可問い合わせ受信部436が通信許可問い合わせを受信した場合に、加入端末情報記憶部491から、問い合わせにかかる端末識別情報により識別される携帯電話についての情報を取得する。
通信許可回答送信部437は、加入端末情報記憶部491から取得した情報に基づいて、その携帯電話について他の通信システムを経由した通信サービスの提供を許可するかを判断する。
例えば、加入者情報に誤り(例えば、認証鍵が異なるなど)があったり、利用状況に問題(例えば、通話料未払いにつき利用停止中)があったりした場合には、許可しないと判断する。
通信許可回答送信部437は、他の通信システムを経由した通信サービスの提供を許可する場合には許可メッセージ、許可しない場合には拒否メッセージを生成し、問い合わせのあった他の通信システムに対して、通信可否回答として送信する。
通信許可回答受信部417は、他の通信システムから、通信許可問い合わせ送信部416が送信した通信許可問い合わせに対する回答(通信可否回答)を受信する。
この実施の形態の通信システム300は、通信システム300を保有する事業者に加入していない携帯電話と通信を行い、一時利用を許可するものである。
図6は、この実施の形態における通信システム300の端末認証処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
S31において、基地局送受信部240が、アンテナ241を用いて、携帯電話(端末)が送信した接続要求信号を受信する。
S32において、基地局送受信部240が、携帯電話に対し、端末識別情報(ID情報)を要求するメッセージ(ID情報要求)を送信する。
S33において、基地局送受信部240が携帯電話から端末識別情報を受信し、ネットワーク310を介して、識別情報取得部412が取得する。
S34において、通信許可判断部413が、識別情報取得部412が取得した端末識別情報を検索キーとして、加入端末情報記憶部491が記憶した加入端末情報を検索し、端末識別情報により識別される携帯電話についての情報(加入者情報)を取得する。
通信許可判断部413は、この情報に基づいて、携帯電話が通信システム300の加入者のものであるかを確認する。そして、携帯電話が通信システム300の加入者のものである場合には、通信を許可すると判断し、加入者のものでない場合には、通信を許可しないと判断する。
判断の結果、通信を許可する場合には、S35へ進む。
通信を許可しない場合には、S36へ進む。
S35において、通信許可部414は、携帯電話に対して、通信を許可する。その後、通常の通信サービス提供(例えば、通話、データ通信など)を行う。
S36において、通信許可問い合わせ送信部416は、識別情報取得部412が取得した端末識別情報を検索キーとして、加入システム情報記憶部492が記憶した加入システム情報を検索し、端末識別情報により識別される携帯電話が加入している通信システムについての情報を取得する。
通信許可問い合わせ送信部416は、この情報に基づいて、携帯電話に通信を許可するか否かを問い合わせる他の通信システム(携帯電話の利用者が加入していると考えられる他の事業者の通信システム)を判別する。
S37において、通信許可問い合わせ送信部416は、判別した他の通信システムに対して、通信許可問い合わせを送信する。
S38において、通信許可回答受信部417は、通信許可問い合わせに対する回答(通信許否回答)を、問い合わせ先の通信システムから受信する。
なお、所定の時間待っても回答を受信しない場合には、許可しない旨の回答を受信したものとして次のステップに進むこととしてもよい。
S39において、通信許可回答受信部417が受信した通信許否回答(認証結果)の内容により、処理を分岐する。
通信を許可しない旨の回答である場合には、S40へ進む。
通信を許可する旨の回答である場合には、S41へ進む。
S40において、通信許可部414は、携帯電話に対して通信を許可せず、端末認証処理を終了する。
S41において、通信許可部414は、ユーザーの認証結果に問題がないので、携帯電話に対して一時利用モードでの通信を許可する。
一時利用モードで利用できる通信システム300のサービスは、通常モードで利用できるサービスと同じであってもよいし、一部を制限してもよい。
S42〜S45は、一時利用モードでのサービス提供処理である。
S42において、基地局送受信部240が、携帯電話から通話要求やデータ送受信要求などのサービス提供要求メッセージを受信したかを判断する。
サービス提供要求がない場合には、携帯電話は、接続できる通信システムを探していただけ、または、他の通信システムを利用することとしたものと考えられるので、そのまま処理を終了する。
サービス提供要求を受けた場合には、S43へ進む。
S43において、通信システム300は、通常の処理にしたがい、通話等のサービスを提供する。
S44において、通信システム300は、携帯電話からの接続断要求などに基づいて、通話等のサービス提供を終了する。
S45において、通信システム300は、通話時間、通信料などを算出する。
ネットワーク制御部415は、通話時間、通信料などを、携帯電話に接続を許可する旨の回答をした通信システムに対して送信し、一時利用通信料の請求処理を行う。
このように、通信システム300は、加入していない携帯電話から接続要求を受けた場合、その携帯電話が加入している他の通信システムを判別し、その通信システムに問い合わせることで、その携帯電話を認証し、一時利用を許可するので、通信システム300のサービスエリア内に、通信システム300に加入していない携帯電話がある場合、その携帯電話が加入している他の通信システムを利用できなくても、通信サービスを提供できる。
これにより、各通信事業者は、自前の基地局装置がない場所であっても、サービスエリアとすることができる。
地下街など障害物があるために電波が届きにくい場所や、過疎などにより通信需要が少ない場所など、これまでは基地局装置を設置するためのコストが回収できないため、サービスエリア外となっていた場所であっても、1つの通信事業者のみが基地局装置を設置し、他の通信事業者は、その基地局装置を介して通信サービスを提供することとすれば、十分採算が取れる場合がある。
この実施の形態の通信システムによれば、基地局装置設置の採算性が向上し、移動通信網の空白地帯解消に役立つという効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3を、図7〜図9を用いて説明する。
この実施の形態における携帯電話100のハードウェア構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
図7は、この実施の形態における携帯電話100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
なお、実施の形態1で説明した携帯電話100と共通するブロックについては、共通の符号を付し、説明を省略する。
端末制御部111は、相手識別情報入力部の一例である。
端末制御部111は、操作部150を用いて、利用者が通信したい相手の携帯電話(相手端末)を識別する情報(例えば、電話番号など。以下「相手識別情報」という)を入力する。
通信システム情報部135は、相手システム判別部の一例である。
通信システム情報部135は、携帯電話100および相手端末が加入している事業者・通信システムを判別する。
通信システム情報部135は、記憶装置190を用いて、携帯電話100が加入している事業者・通信システムを記憶している。
また、通信システム情報部135は、端末制御部111が入力した相手識別情報に基づいて、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別する。
例えば、相手端末の電話番号から、加入している事業者・通信システムを判別する。
あるいは、以前に通話したことのある相手端末について、通話時に、相手端末が加入している事業者・通信システムについての情報を取得し、例えば、相手先の電話番号等を記憶した電話帳(記憶装置190が記憶する)などに保存しておいて、その情報を参照することにより、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別してもよい。
また、携帯電話100が加入している通信システムと接続している場合には、通信システムに問い合わせることにより、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別してもよい。
相手端末が加入している事業者・通信システムが不明の場合は、とりあえず、携帯電話100が加入している通信システムと同じ事業者・通信システムに加入していると判別することとしてもよい。
この実施の形態の携帯電話100は、利用者が複数の事業者に加入している場合、1台の携帯電話で、複数の事業者の通信システムに接続し、双方のサービスを利用可能とするものである。
図8は、この実施の形態における携帯電話100の通信システム設定処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
S11において、加入している事業者の通信システムについてのパラメータ・制御プログラムを、通信システム設定部131が通信部123に設定する。
受信信号強度測定部121が、利用中(加入している)の事業者の通信システムからの受信信号の強度を測定する。
S12において、受信信号強度閾値比較部124が、受信信号強度測定部121が測定した受信信号強度と、閾値表193から読み出した閾値とを比較する。
比較の結果、受信信号強度が閾値以上である場合には、S27へ進む。
受信信号強度が閾値未満の場合には、S28へ進む。
S27において、通信システム管理部132が、現在通信部に設定されている通信システムが利用可能なので、通信システム記憶バッファ194に、利用可能な通信システムとして記憶する。
S28において、通信システム情報部135が、他に加入している通信システムを記憶装置190が記憶しているかを判断し、処理を分岐する。
他に加入している通信システムがある場合には、S11へ戻り、他の加入している通信システムと通信が可能かを調査する。
他に加入している通信システムがない場合には、S29へ進む。
S29において、通信システム管理部132が、通信システム記憶バッファ194の内容を調べて、加入している通信システムのなかに通信可能な通信システムがあるか否かを判断し、処理を分岐する。
加入している通信システムのなかに通信可能な通信システムがない場合は、加入していない通信システムの検索を行う。以下の処理は、図3のS14以下の処理と同様である。
加入している通信システムのなかに通信可能な通信システムが一つだけあった場合は、S30へ進む。
加入している通信システムのなかに通信可能な通信システムが複数あった場合は、通信システム選択処理を行う。
S30において、加入している通信システムのなかに通信可能な通信システムが一つだけあるので、通信システム管理部132は、その通信システムを選択する。
図9は、この実施の形態における携帯電話100の通信システム選択処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
通信システム選択処理は、通信可能な加入している通信システムが複数ある場合に、どちらの通信システムにより通信を行うかを選択する処理である。
S51において、端末制御部111が、操作部150を用いて、受話者の電話番号(相手識別情報の一例)を入力する。
なお、S51の処理は、通信システム設定処理の開始前であってもよい。
S52において、通信システム管理部132は、受話者との通信に使用する事業者・通信システムが指定されているか否かを判別する。
相手端末が加入している事業者・通信システムにかかわらず、加入している通信システムのうち、あらかじめ定めた事業者・通信システムを使用することに定めている場合には、その事業者・通信システムを選択する。
例えば、2つの通信システムに加入している利用者が、一方の通信システムは、基本料金が高い代わりに通話料金が安い料金体系の契約をしており、他方の通信システムは、通話料金が高い代わりに基本料金が安い料金体系の契約をしている場合には、両方の通信システムと通信可能な場合には、通話料金が安いほうの通信システムを利用したいと考えるだろう。
このような場合に、あらかじめ利用する事業者・通信システムを定めておく。
あらかじめ定めた通信システムは、端末制御部111が、操作部150を用いて入力し、記憶装置190を用いて記憶しておく。
通信システム管理部132は、記憶装置190があらかじめ定めた事業者・通信システムを記憶しているか否かを判断することにより、使用する事業者・通信システムが指定されているか否かを判別する。
使用する事業者・通信システムが指定されている場合には、S53へ進む。
使用する事業者・通信システムが指定されていない場合には、S54へ進む。
S53において、記憶装置190が記憶している、あらかじめ定めた事業者・通信システムを選択し、S63へ進む。
S54において、通信システム情報部135が、S51で端末制御部111が入力した受話者の電話番号から、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別する。
S55において、通信システム管理部132が、携帯電話100が通信可能な加入している通信システムの事業者と、S54で通信システム情報部135が判別した相手端末が加入している事業者とが共通しているか否かを判断する。
事業者が共通している場合には、S56へ進む。
事業者が共通していない場合には、S60へ進む。
S56において、端末制御部111が、受話者の加入している事業者・通信システムを自動的に選択するかの入力を促すメッセージを、表示部160を用いて表示し、操作部150を用いて入力する。
S57において、通信システム管理部132が、S56で端末制御部111が入力した結果に基づいて、受話者の加入している事業者・通信システムを自動的に選択するか否かを判断する。
受話者の加入している事業者・通信システムを自動的に選択する場合には、S58へ進む。
受話者の加入している事業者・通信システムを自動的に選択しない場合には、S60へ進む。
S58において、通信システム管理部132が、携帯電話100が通信可能な加入している事業者・通信システムと、S54で通信システム情報部135が判別した相手端末が加入している事業者・通信システムとの間に、共通する事業者・通信システムが複数あるか否かを判断する。
共通する事業者・通信システムが一つだけの場合は、S59へ進む。
共通する事業者・通信システムが複数ある場合は、S60へ進む。
S59において、受話者の加入している事業者・通信システムを選択し、S63へ進む。
S60において、端末制御部111が、利用可能な事業者・通信システムを、表示部160を用いて表示する。
S61において、端末制御部111が、表示した事業者・通信システムのなかから、利用者が選択した事業者・通信システムを、操作部150を用いて入力する。
S62において、利用者が入力した事業者・通信システムを選択し、S63へ進む。
S63において、通信システム設定部131が、選択した事業者・通信システムについてのパラメータ・制御プログラムを、通信システム設定部131が、通信システムパラメータライブラリ191・通信制御プログラムライブラリ192から読み出し、通信部123に設定する。
S64において、通信部123が、発呼し、通信を開始する。
このように、携帯電話100が、複数の事業者・通信システムに加入している場合であって、複数の事業者・通信システムと通信が可能な場合には、相手端末が加入している事業者・通信システムと同じ通信システムが利用可能であれば、その通信システムを使用するので、もっとも通話料の安い最適な通信システムを選択することができるという効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態4を、図10〜図11を用いて説明する。
この実施の形態における通信システム300のハードウェア構成は、実施の形態2で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
図10は、この実施の形態におけるシステム制御装置400の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
システム制御装置400は、ネットワーク制御部415、相手識別情報取得部418、ユーザー設定部493、位置登録部494を有する。
位置登録部494は、基地局装置200のサービスエリア内にある携帯電話(通信端末装置の一例)を、接続可能な携帯電話として登録する。
位置登録部494は、基地局インターフェース装置480を用いて、基地局装置200から、サービスエリア内にある携帯電話についての情報を収集する。
位置登録部494は、収集した情報に基づいて、現在、接続可能な携帯電話を、記憶装置490を用いて記憶する。
ユーザー設定部493は、記憶装置490を用いて、利用者が加入している事業者・通信システムについての情報を記憶している。
ユーザー設定部493は、通信システム300の加入者だけでなく、他の通信システムに加入している携帯電話についても、加入している事業者・通信システムについての情報を記憶する。
また、一つの携帯電話が、複数の事業者・通信システムに加入している場合には、そのすべてについての情報を記憶する。
相手識別情報取得部418は、基地局インターフェース装置480を用いて、基地局装置200と通信し、基地局装置200に接続した携帯電話から発呼要求があった場合に、携帯電話が通信しようとする相手である相手端末を識別する情報(相手識別情報。例えば、電話番号など)を取得する。
ネットワーク制御部415は、ネットワーク間の制御をおこなう。
ネットワーク制御部415は、システムインターフェース装置485(システム間通信装置の一例)を用いて、他の通信システムと通信し、様々なメッセージをやり取りする。
また、ネットワーク制御部415は、基地局インターフェース装置480を用いて、基地局装置200と通信する。また、基地局装置200を介して携帯電話と通信する。また、携帯電話と他の通信システムとの通信を中継する。
ネットワーク制御部415は、接続システム判別部421、通信可能判定部422、通信可能問い合わせ送信部423、通信可能回答受信部424、通信中継部425、通信可能問い合わせ受信部426、通信可能回答送信部427を有する。
接続システム判別部421は、相手識別情報取得部418が取得した相手識別情報に基づいて、ユーザー設定部493が記憶した情報から、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別する。
通信可能判定部422は、位置登録部494が記憶した情報から、通信システム300において相手端末と接続可能であるか否かを判定する。
通信可能問い合わせ送信部423は、接続システム判別部421が判別した事業者・通信システムに含まれる通信システム300以外の他の通信システムに対して、システムインターフェース装置485を用いて、相手端末と接続可能であるか否かを問い合わせるメッセージ(通信可能問い合わせ)を送信する。通信可能問い合わせには、相手端末を識別する相手識別情報が含まれる。
通信可能問い合わせ受信部426は、システムインターフェース装置485を用いて、他の通信システムから、通信可能問い合わせを受信する。
通信可能回答送信部427は、通信可能問い合わせ受信部426が通信可能問い合わせを受信した場合に、通信可能問い合わせに含まれる相手識別情報によって識別される携帯電話と通信システム300において接続可能であるかを、通信可能判定部422が判定した判定結果を、問い合わせ元に回答する。
通信可能回答送信部427は、システムインターフェース装置485を用いて、通信可能問い合わせを送信した他の通信システムに対して、判定結果を示すメッセージ(通信可否回答)を送信する。
通信可能回答受信部424は、通信可能問い合わせ送信部423が送信した通信可能問い合わせに対する回答を、システムインターフェース装置485を用いて、他の通信システムから受信する。
通信中継部425は、通信可能判定部422の判定結果および通信可能回答受信部424が受信した通信可否回答の内容に基づいて、携帯電話からの通信の中継先を選択し、通信を中継する。
通信中継部425は、通信システム300において相手端末と接続可能であると、通信可能判定部422が判定した場合、通信システム300内で、携帯電話と相手端末との通信を実現するため、基地局装置200間の通信を中継する。
また、通信可能回答受信部424が、他の通信システムにおいて相手端末と接続可能であるとの通信可否回答を受信した場合、他の通信システムを介して、携帯電話と相手端末との通信を実現するため、基地局装置200と他の通信システムとの間の通信を中継する。
図11は、この実施の形態における通信システム300の発呼要求受信処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
S71において、基地局送受信部240が、携帯電話からの発呼要求を受信し、基地局装置200が、携帯電話から受話者の電話番号(相手識別情報)を取得する。
S72において、相手識別情報取得部418が、基地局装置200から受話者の電話番号を取得する。
S73において、接続システム判別部421が、ユーザー設定部493が記憶した情報から、S72で相手識別情報取得部418が取得した受話者の電話番号に基づいて、相手端末が加入している事業者・通信システムを判別する。
S74において、接続システム判別部421が、S73で判別した事業者・通信システムのなかに、通信システム300が含まれているか否かを判断する。
通信システム300が含まれている場合は、S75へ進む。
通信システム300が含まれていない場合は、S78へ進む。
S75において、通信可能判定部422が、位置登録部494が記憶した情報に基づいて、通信システム300において相手端末と接続可能であるか否かを判断する。
相手端末と接続可能である場合には、S76へ進む。
相手端末と接続可能でない場合には、S77へ進む。
S76において、通信中継部425が、位置登録部494に登録された相手端末の位置をサービスエリアとする基地局装置200に対して、携帯電話からの発呼を送信する。
これを受けた基地局装置200は、相手端末に着呼要求を送信し、接続完了後、通常の通話をする。
S77において、接続システム判別部421が、S73で判別した事業者・通信システムのなかに、通信システム300以外の通信システムが含まれているか否かを判断する。
通信システム300以外の他の通信システムが含まれている場合には、S78へ進む。
通信システム300以外の他の通信システムが含まれていない場合には、S81へ進む。
S78において、通信可能問い合わせ送信部423が、他の通信システムに対して、相手端末との接続か可能か否かを問い合わせるメッセージ(通信可能問い合わせ)を送信する。
S79において、通信可能回答受信部424が、他の通信システムから、S78で通信可能問い合わせ送信部423が送信した通信可能問い合わせに対する回答メッセージ(通信可否回答)を受信する。
S80において、通信可能回答受信部424が受信した通信可否回答の内容にしたがって、処理を分岐する。
他の通信システムにおいて相手端末と接続可能であるとの回答である場合は、S82へ進む。
他の通信システムにおいて相手端末と接続可能でないとの回答である場合は、S81へ進む。
なお、通信可能問い合わせを送信した他の通信システムが複数ある場合には、接続可能であるという内容の回答が一つでもある場合はS82へ、すべての回答が接続不可であるとの内容である場合はS81へ進む。
S81において、通信中継部425が、相手端末が圏外である(システムに接続していない)ことを基地局装置200へ通知し、基地局装置200の基地局送受信部240がそのことを知らせるメッセージを携帯電話に対して送信する。
S82において、通信中継部425が、相手端末と接続可能な他の通信システムと携帯電話との通信を中継する。その後、他の通信システムを通じて相手端末に対して接続を要求、着信要求をして、通常の通話をする。
このように、相手端末が複数の事業者・通信システムに加入している場合に、通信システム300内で接続が可能か否かを判断し、接続できない場合に他の通信システムを経由した接続を試みるので、最適な通信経路を選択することができるという効果を奏する。
以上説明した携帯電話装置(通信端末装置)は、以下の特徴を有する。
この携帯電話装置は、利用者が加入していない事業者の通信システム以外の加入していない事業者の保有する同一の通信方式を用いた通信システムと通信を行うため、事業者毎に固有のパラメータおよび制御プログラムを記憶装置に保有し、利用にあたって、それらのパラメータおよび制御プログラムを一時的に設定することにより、加入していない事業者の保有する通信システムとの通信を可能とすることを特徴とする。
また、この携帯電話装置は、利用者が加入している事業者の通信システム以外の加入していない事業者の保有する同一の通信方式を用いた通信システムと通信を行うため、加入していない事業者の保有する通信システムに利用者情報を送り、接続要求されている通信システム側にて利用者の加入している事業者の通信システムに問い合わせを行うことにより、ユーザー認証を行い、加入していない事業者の通信システムを利用可能とすることを特徴とする。
また、この携帯電話装置は、利用者が複数の事業者に加入している場合に、加入している事業者の通信システム固有のパラメータおよび制御プログラムを記憶装置に保有し、受信状況に応じて通信を行う事業者および通信システムに応じたパラメータおよび制御プログラムを設定することにより、複数の通信システムを切り替える機能をもつことを特徴とする。
また、この携帯電話装置は、利用者が複数の事業者に加入している場合に、加入している事業者の通信システム固有のパラメータおよび制御プログラムを記憶装置に保有し、通信を行う際に通信相手に応じて、通信を行う事業者および通信システムに応じたパラメータおよび制御プログラムを設定することにより、複数の通信システムを切り替える機能をもつことを特徴とする。
また、この携帯電話装置は、利用者が複数の事業者に加入している場合に、加入している事業者の通信システム固有のパラメータおよび制御プログラムを記憶装置に保有し、接続中の事業者以外の加入している他事業者を利用している他利用者からの通話要求があった際に、加入している事業者の通信システムに加入している他事業者の情報を保有することにより、接続していない事業者からの接続要求に応じることを可能とすることを特徴とする。
また、この携帯電話装置は、利用者が複数の事業者に加入している場合に、加入している事業者の通信システム固有のパラメータおよび制御プログラムを記憶装置に保有し、接続中の事業者以外の加入している他事業者を利用している他利用者からの通話要求があった際に、加入している事業者の通信システムに加入している他事業者の情報を保有することにより、接続していない事業者からの接続要求を受け、通話要求をしている他利用者に応じた事業者の通信システムのパラメータおよび制御プログラムを設定し、通話を行うことを可能とすることを特徴とする。
これにより、利用者が加入していない事業者が保有する通信システムの一時的な利用を可能となる。また、複数の事業者に加入している利用者が各事業者に対応した複数の装置を携帯することなく、各事業者の通信システムおよびサービスの利用が可能となる。
この携帯電話装置は、各事業者の通信方式に応じたパラメータおよび制御プログラムの変更を行うことにより、異なる事業者が保有する通信システムとの通信が可能となる。
また、受信信号強度を測定する機能を有し、測定した受信信号強度から、加入している事業者の通信システムが利用不可能な場合、もしくは使用状況が良好でないと判断される場合は、加入していない事業者の保有する通信システムと通信を行い、一時的な利用を可能とする。
また、複数の事業者に加入している利用者に対して、基地局およびネットワークにおいて、事業者が異なる携帯電話装置からの通信要求に対して、その利用者情報から利用者が加入している他事業者に対して、確認および通信システム利用の通知を行うことにより、複数の装置を携帯することなく、利用可能な複数の事業者が提供する通信サービスを選択することが可能となる。
このように、加入している事業者の通信システムが利用不可能な場合において、加入していない事業者の通信システムを利用することにより、通信不可能なエリアでの通話を可能とする。また、複数の事業者に加入している利用者はそれぞれの事業者に応じた携帯電話装置を複数携帯することなく、状況に応じた通信システムおよびサービスを利用可能となる。
実施の形態1における携帯電話100(通信端末装置の一例)のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図。 実施の形態1における携帯電話100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態1における携帯電話100の通信システム設定処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態2における通信システム300のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図。 実施の形態2におけるシステム制御装置400の機能ブロックの一例を示すブロック構成図。 実施の形態2における通信システム300の端末認証処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態3における携帯電話100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態3における携帯電話100の通信システム設定処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態3における携帯電話100の通信システム選択処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態4におけるシステム制御装置400の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態4におけるシステム制御装置400の発呼要求受信処理の流れの一例を示すフローチャート図。
符号の説明
100 携帯電話、110 制御部、111 端末制御部、120 通信制御部、121 受信信号強度測定部、122 受信状態判別部、123 通信部、124 受信信号強度閾値比較部、130 通信システム設定制御部、131 通信システム設定部、132 通信システム管理部、135 通信システム情報部、140 送受信部、141 アンテナ、150 操作部、160 表示部、170 スピーカ、180 マイク、190 記憶装置、191 通信システムパラメータライブラリ、192 通信制御プログラムライブラリ、193 閾値表、194 通信システム記憶バッファ、195 事業者一覧・通信システム一覧、200 基地局装置、210 基地局制御部、240 基地局送受信部、241 アンテナ、245 基地局変復調部、250 入力装置、260 表示装置、280 ネットワークインターフェース装置、290 記憶装置、300 通信システム、310 ネットワーク、400 システム制御装置、410 システム制御部、411 ユーザー認証部、412 識別情報取得部、413 通信許可判断部、414 通信許可部、415 ネットワーク制御部、416 通信許可問い合わせ送信部、417 通信許可回答受信部、418 相手識別情報取得部、421 接続システム判別部、422 通信可能判定部、423 通信可能問い合わせ送信部、424 通信可能回答受信部、425 通信中継部、426 通信可能問い合わせ受信部、427 通信可能回答送信部、436 通信許可問い合わせ受信部、437 通信許可回答送信部、450 入力装置、460 表示装置、480 基地局インターフェース装置、485 システムインターフェース装置、490 記憶装置、491 加入端末情報記憶部、492 加入システム情報記憶部、493 ユーザー設定部、494 位置登録部。

Claims (4)

  1. 無線信号を用いて、複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムにそれぞれ属する複数の基地局装置と通信する無線通信装置と、
    上記無線通信装置を用いて、上記複数の基地局装置が送信する無線信号を受信し、受信した無線信号の状態を測定する無線状態測定部と、
    上記無線状態測定部が測定した無線信号の状態に基づいて、上記複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムのなかから一の通信システムを選択するシステム選択部と、
    上記無線通信装置を用いて、上記システム選択部が選択した一の事業者が運営する通信システムに属する基地局装置と通信する通信部と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  2. 通信端末装置と通信する基地局装置を有する通信システムにおいて、
    上記通信システムを運営する事業者以外の他の事業者が運営する他事業者通信システムと通信するシステム間通信装置と、
    上記基地局装置を用いて、上記通信端末装置から、上記通信端末装置を識別する情報を、端末識別情報として取得する識別情報取得部と、
    上記識別情報取得部が取得した端末識別情報により識別される通信端末装置が、上記通信システムとの通信を許可された通信端末装置であるか否かを判断する通信許可判断部と、
    上記識別情報取得部が取得した端末識別情報により識別される通信端末装置が、上記通信システムとの通信を許可された通信端末装置でないと、通信許可判断部が判断した場合に、上記システム間通信装置を用いて、上記他事業者通信システムに対し、上記識別情報取得部が取得した端末識別情報により識別される通信端末装置が、上記他事業者通信システムとの通信を許可された通信端末装置であるか否かの問い合わせを、通信許可問い合わせとして送信する通信許可問い合わせ送信部と、
    上記システム間通信装置を用いて、上記他事業者通信システムから、上記通信許可問い合わせ送信部が送信した通信許可問い合わせに対する回答を、通信可否回答として受信する通信許可回答受信部と、
    上記識別情報取得部が取得した端末識別情報により識別される通信端末装置が、上記他事業者通信システムとの通信を許可された通信端末装置であるとの通信可否回答を、上記通信許可回答受信部が受信した場合に、上記通信端末装置に対して、上記基地局装置を通じて通信することを許可する通信許可部と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  3. 無線信号を用いて、複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムにそれぞれ属する複数の基地局装置と通信する無線通信装置と、
    情報を入力する入力装置と、
    上記入力装置を用いて、他の通信端末装置を識別する情報を、相手識別情報として入力する相手識別情報入力部と、
    上記相手識別情報入力部が入力した相手識別情報に基づいて、上記相手識別情報により識別される他の通信端末装置が通信を許可されている通信システムを判別し、相手システムとする相手システム判別部と、
    上記相手システム判別部が判別した相手システムに基づいて、上記複数の事業者がそれぞれ運営する複数の通信システムのなかから一の通信システムを選択するシステム選択部と、
    上記無線通信装置を用いて、上記システム選択部が選択した一の事業者が運営する通信システムに属する基地局装置と通信する通信部と、
    を有することを特徴とする通信端末装置。
  4. 通信端末装置と通信する基地局装置を有する通信システムにおいて、
    上記通信システムを運営する事業者以外の他の事業者が運営する他事業者通信システムと通信するシステム間通信装置と、
    上記基地局装置を用いて、上記通信端末装置から、上記通信端末装置が通信を要求する他の通信端末装置を識別する情報を、相手識別情報として取得する相手識別情報取得部と、
    上記相手識別情報取得部が取得した相手識別情報に基づいて、上記相手識別情報により識別される他の通信端末装置が通信を許可されている通信システムを判別し、接続システムとする接続システム判別部と、
    上記接続システム判別部が判別した接続システムのなかに上記通信システムが含まれる場合に、上記他の通信端末装置との通信を試みて、上記他の通信端末装置との通信が可能であるか否かを判定する通信可能判定部と、
    上記他の通信端末装置との通信が可能でないと上記通信可能判定部が判定した場合、および上記接続システム判別部が判別した接続システムのなかに上記通信システムが含まれない場合に、上記システム間通信装置を用いて、上記接続システム判別部が判別した接続システムのなかに含まれる他事業者通信システムに対し、上記相手識別情報により識別される他の通信端末装置との通信が可能であるか否かの問い合わせを、通信可能問い合わせとして送信する通信可能問い合わせ送信部と、
    上記システム間通信装置を用いて、上記他事業者通信システムから、上記通信可能問い合わせ送信部が送信した通信可能問い合わせに対する回答を、接続可否回答として受信する通信可能回答受信部と、
    上記他事業者通信システムが上記相手識別情報により識別される他の通信端末装置と通信可能であるとの接続可否回答を、上記通信可能回答受信部が受信した場合に、上記システム間通信装置を用いて、上記他事業者通信システムを介し、上記相手識別情報により識別される他の通信端末装置と通信し、上記通信端末装置と上記他の通信端末装置との間の通信を中継する通信中継部と、
    を有することを特徴とする通信システム。
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