JP2007134976A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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【課題】効率的にマルチキャスト通信用のデータ配信が可能な通信装置及び通信方法を提供すること。
【解決手段】送信側の通信装置100Xは、受信側の通信装置100A,100Bの各々からトーンマップを取得する。そして、そのトーンマップに基づいて各々の伝送経路XA,XBの伝送速度を算出し、通信装置100A,100Bを対象として、マルチキャスト通信又はユニキャスト通信を選択する等、マルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信装置に対するマルチキャスト通信が可能な通信装置及び通信方法に関する。
例えば、コンピュータのような端末を用いて家庭、オフィス、工場などで有線でデータ通信を行う場合には、通常は伝送路として使用するケーブルやコネクタなどの配線を必要な箇所に敷設する必要があるため、通信設備の稼働開始までに様々な工事を行わざるを得ない。
一方、家庭、オフィス、工場などではほとんどの場合は商用電源、例えば交流100V(50/60Hz)を使用しているので、この電力を供給するための電力線(電灯線)が家庭内、オフィス内、工場内などのあらゆる箇所に既に敷設されている。従って、これらの電力線をデータ通信に利用できれば、通信用の特別な配線を新たに設ける必要はなくなる。すなわち、通信装置を電源のコンセントに差し込むだけで通信経路を確保することが可能になる。
このような電力線を通信に利用する電力線通信の技術(PLC:Power Line Communication)については、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。
また、例えば、特許文献2には、電力線ネットワーク上でのポイント・ツー・マルチポイントシステムにおける多重アクセス及び伝送のための方法が開示されている。
特開2000−165304号公報 特表2004−531944号公報
電力線通信に用いられる伝送路としての電力線は、通信の伝送特性が安定していないため、通信装置間の伝送路状態に応じたユニキャスト通信方式が用いられている。その一方で、今後、IPTV(Internet Protocol TV)等、マルチキャリア通信方式を用いたデータ通信の普及が予想されるため、電力線通信においてもマルチキャスト通信に対応することが望まれる。
現状の電力線通信において、制御信号等については、伝送路変動に対して十分に耐性のある変調方式を使用したブロードキャスト通信方式が用いられている。しかしながら、このような制御信号等の伝送に用いられている変調方式では、データ通信を行うにあたり十分な伝送速度を得ることが難しいという事情がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、効率的にマルチキャスト通信用のデータ配信が可能な通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1に、複数の受信側通信装置に対してデータを送信可能な通信装置であって、少なくともマルチキャスト通信の対象となる複数の受信側通信装置から各々の受信状態を示す受信情報を取得する受信情報取得部と、前記受信情報取得部により取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置を対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する送信処理部とを備える通信装置が提供されるものである。
この構成により、受信側通信装置における受信状態に基づいて決定された送信方式を用いて通信を行うので、効率的にマルチキャスト通信用のデータを配信することができる。
本発明は、第2に、上記第1に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記取得した受信情報が示す受信状態のうちの最も特性の悪い受信状態に適応した送信方式を、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式として決定する。
この構成により、対象となる受信側通信装置の全てにおいてデータの受信が可能としたマルチキャスト通信を行うことができる。
本発明は、第3に、上記第2に記載の通信装置であって、前記受信側通信装置との間はマルチキャリア通信方式が用いられるものであり、前記送信処理部は、少なくとも一つのサブキャリアを含むサブキャリアグループ毎に、前記取得した受信情報が示す受信状態のうちの最も特性の悪い受信状態に適応した変調方式を割り当てる。
この構成により、マルチキャリア通信方式において、対象となる受信側通信装置の全てにおいてデータの受信が可能とすると共に、効率よくマルチキャスト通信を行うことができる。
本発明は、第4に、上記第2又は第3に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置に対して前記送信データをユニキャスト通信を用いた送信方式にて送信する場合の各受信側通信装置に対するユニキャスト伝送速度と、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式にて送信する場合のマルチキャスト伝送速度とを算出し、前記ユニキャスト伝送速度の最小値と前記マルチキャスト伝送速度とのうちいずれか大きい方の送信方式を、前記マルチキャスト通信用の送信データの送信方式として決定する。
この構成により、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とを選択してデータを送信するので、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。
本発明は、第5に、上記第4に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記取得した受信情報に基づいて前記複数の受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記受信側通信装置の各々に割り当てられる伝送帯域の配分を、前記各々の伝送速度が所定の速度しきい値以上となるように決定し、前記ユニキャスト伝送速度を当該決定された配分に基づいて算出する。
この構成により、速度しきい値以上の伝送速度を満たすことを条件として送信方式を決定するので、例えばマルチキャスト通信用のデータ配信に必要な伝送速度を保証した上で、伝送路状態に応じた効率的な配信を行うことができる。
本発明は、第6に、上記第5に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、マルチキャスト通信開始後の再送率を測定し、前記取得した受信情報と前記再送率とを用いて各受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記伝送速度が前記速度しきい値未満となった場合には、前記送信データをマルチキャスト−ユニキャスト変換してユニキャスト通信を用いた送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する。
この構成により、再送が頻発した場合に、適切な通信方式に切り替えることにより、伝送路状態に応じたデータ配信を行うことができる。
本発明は、第7に、上記第4ないし第6のいずれかに記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、各受信側通信装置に対してユニキャスト通信を行って再送率を測定し、各再送率が所定値以下である場合に、前記決定した送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する。
この構成により、再送が頻発しない伝送路において、マルチキャスト通信を行うことにより、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。
本発明は、第8に、上記第4ないし第6のいずれかに記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、各受信側通信装置に対してユニキャスト通信を行って、前記受信情報取得部から各受信側通信装置の受信情報を複数回取得し、前記各受信側通信装置の受信情報が示す受信状態の変動幅が所定値以下である場合に、前記決定した送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する。
この構成により、受信側通信装置における受信状態の変動が激しい場合には再送が増える傾向があるので、受信状態の変動を観測することにより再送が少ないと推測される伝送路において、マルチキャスト通信を行うことにより、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。
本発明は、第9に、上記第1ないし第8のいずれかに記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記複数の受信側通信装置に対してマルチキャスト通信を用いた所定の送信方式を用いて送信を行った場合に、前記取得した受信情報に基づいて前記受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記算出された全ての伝送速度が所定値以上であれば、前記所定の送信方式を前記送信データの送信方法として決定する。
この構成により、例えば、まず配信するマルチキャスト通信のデータ通信に十分な伝送速度を発揮可能な通信方式でマルチキャスト通信を行い、その受信状態が良好であればその通信方式でマルチキャスト通信でのデータ配信を行うことで、複雑な処理を行うことなくデータ通信を行うことができる。
本発明は、第10に、上記第1ないし第9のいずれか一項に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、前記受信側通信装置から再送が要求されたとき、ユニキャスト通信を用いた送信方式を、当該再送が要求されたデータの送信方式として決定する。
この構成により、再送する必要のあるデータについてはユニキャスト通信にて送信することで、対象となる受信側通信装置のみの受信状態に合わせた通信方式で送信するので、効率よく再送データを送信することができる。
本発明は、第11に、上記第10に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、所定の期間内に再送が要求されたデータを連結する。
この構成により、プリアンブル信号や制御信号等のデータ以外にパケットに付加する冗長信号がトータルで減少するので、再送時の伝送路の利用効率を向上させることができる。
本発明は、第12に、上記第1ないし第11のいずれか一項に記載の通信装置であって、前記送信処理部は、マルチキャスト通信の対象となるグループの受信側通信装置を更に複数のサブグループに分割し、前記サブグループ毎に、前記送信データの送信方式を決定する。
この構成により、サブグループ毎に送信方式を決定するので、受信側通信装置の数が多い場合において、例えばマルチキャスト通信とユニキャスト通信をサブグループ別に併用させることも可能となるので、より効率的にデータの配信を行うことができる。
本発明は、第13に、上記第1ないし第12のいずれかに記載の通信装置であって、前記受信側通信装置との間で通信を行う伝送路が電力線である。
この構成により、電力線を伝送路として用いる電力線通信システムにおいて、効率的にマルチキャスト通信用のデータを配信することができる。
本発明は、第14に、複数の受信側通信装置に対してデータを送信可能な通信装置の通信方法であって、少なくともマルチキャスト通信の対象となる複数の受信側通信装置から各々の受信状態を示す受信情報を取得するステップと、前記取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置を対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定するステップとを有する通信方法が提供される。
この方法により、受信側通信装置における受信状態に基づいて決定された送信方式を用いて通信を行うので、効率的にマルチキャスト通信用のデータを配信することができる。
本発明によれば、効率的にマルチキャスト通信用のデータ配信が可能な通信装置及び通信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態において、通信装置の一例としては、伝送路として電力線を用い、マルチキャリア通信方式の広帯域通信(2〜30MHz)を行うモデム(PLCモデム)として構成された通信装置を例にとって説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの概要を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、データを配信するサーバ500と、サーバから配信されるデータを受信する受信端末600A,600Bとを備える。
サーバ500と受信端末600A,600Bとの間は電力線PLを介して接続されている。そして、サーバ500と電力線PLとの間には送信側通信装置の一例である通信装置100Xが接続され、電力線PLと受信端末600A,600Bとの間にはそれぞれ受信側通信装置の一例である通信装置100A,100Bが接続されている。
サーバ500と通信装置100Xとの間は、例えば同軸ケーブル等の通信線501により接続されており、例えば、イーサネット(登録商標)等の通信方式を用いて通信が行われる。通信装置100Xは、サーバ500から出力されたデータを電力線PLに送出し、また電力線PLから受信したデータをサーバ500に出力する。
通信装置100Aと受信端末600Aとの間、及び通信装置100Bと受信端末600Bとの間は、それぞれ同軸ケーブル等の通信線601A,601Bにより接続されており、例えば、イーサネット(登録商標)等の通信方式を用いて通信が行われる。通信装置100A,100Bは電力線PLから受信したデータをそれぞれ受信端末600A,600Bに出力し、受信端末600A,600Bから出力されたデータを電力線PLに送出する。
なお、通信装置100Xと通信装置100Aとの間の経路を伝送経路XA、通信装置100Xと通信装置100Bとの間の経路を伝送経路XBとする。
図2は、マルチキャスト通信及びユニキャスト通信を説明する概念図であり、図2(A)はユニキャスト通信、図2(B)はマルチキャスト通信についてそれぞれ説明する。ユニキャスト通信は、個々のコンピュータが1対1でデータ通信するものであり、マルチキャスト通信は、個々のコンピュータを識別するアドレスをグルーピングし、グルーピングされた複数の端末に対してデータを配信するものである。
ここで、図2に示す例では、サーバ500から受信端末600A,600Bに対して同一のデータを送信する場合について説明する。
図2(A)に示すように、ユニキャスト通信を行う場合には、受信端末600A宛のユニキャスト信号であるUC信号[A]のデータフレームと、受信端末600B宛のユニキャスト信号であるUC信号[B]のデータフレームとを別々に伝送する必要がある。
一方、図2(B)に示すように、マルチキャスト通信を行う場合には、受信端末600A,600Bの両方を宛先にしたマルチキャスト信号であるMC信号[AB]のデータフレームのみを伝送し、受信端末600A,600Bは、同一のMC信号[AB]のデータフレームを受信する。
このように、ユニキャスト通信では、受信端末600A及び受信端末600Bについて別々に帯域を使用して伝送を行う必要がある。一方、マルチキャスト通信では、受信端末600A,600Bへ同一のデータフレームを送信すればよいので、受信端末一つ分への伝送について帯域を使用すればよいことになる。すなわち、図2(A)及び図2(B)とを比較して明らかなように、マルチキャスト通信を用いた場合、2つの受信端末600A,600Bへデータ伝送は、ユニキャスト通信を用いた場合と比較して半分の時間で済むこととなる。
したがって、サーバ500から2つの受信端末600A,600Bにデータを伝送する場合、マルチキャスト通信を行ったときのサーバ500と受信端末600A,600Bとの間における全体の伝送容量は、ユニキャスト通信を行ったときの伝送容量の半分で済むことになる。このように、マルチキャスト通信を用いることで、同一データを複数のコンピュータに配信する際、サーバやネットワークの負荷を低減することができる。
ところで、電力線PLは、伝送路状態が不安定であり、時間や距離に応じて特性が変動する。図3は電力線における伝送路特性の一例を示す図であり、図3(A)は伝送経路XA、図3(B)は伝送経路XBの伝送路特性を示す。また、図4は電力線における雑音特性の一例を示す図であり、図4(A)は伝送経路XA、図4(B)は伝送経路XBの雑音特性を示す。さらに、図5は受信側の通信装置における受信信号の雑音特性の一例を示す図であり、図5(A)は通信装置100A、図5(B)は通信装置100Bにおける受信信号の平均CINRである。
図3(A)及び図3(B)に示すように、伝送経路XAと伝送経路XBとでは、インパルス応答やゲインの周波数特性、グループディレイ(群遅延)の周波数特性が異なっている。また、図4(A)及び図4(B)に示すように、伝送経路XAと伝送経路XBとでは、雑音特性が異なっている。
このように、伝送経路によってその伝送路特性(周波数特性や雑音特性)が異なってしまうので、図5(A)及び図5(B)に示すように、通信装置100A,100Bにおける受信信号のCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)等の受信信号特性も異なってしまう。
マルチキャスト通信では、送信する一つのデータフレームにて複数の受信側通信装置に送信するので、伝送路状態の悪い伝送経路に接続された受信側通信装置にてデータが正しく受信できなかったり、逆に雑音に強い送信方式でデータを送信すると、場合によっては必要以上に伝送容量が低くなってしまい、効率的な伝送ができなくなってしまうといった事態も考えられる。
そこで、本発明の実施形態の通信装置100Aでは、少なくともマルチキャスト通信の対象となるグループの通信装置100A,100Bから各々の受信状態を示す受信情報を取得して、その受信情報が示す受信状態に基づいて、通信装置100A,100Bを対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する。したがって、各々の伝送経路の伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト通信用のデータを配信することができる。ここで、本実施形態において、送信方式は、受信側の通信装置に対するデータ送信の方法全般を含み、ブロードキャスト通信、マルチキャスト通信及びユニキャスト通信といった通信方式や、変調方式、多重化方式等を含む。
図6は本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図、図7は本発明の実施形態に係る通信装置における受信部の概略構成を示すブロック図、図8は本発明の実施形態に係る通信装置における送信部の概略構成を示すブロック図である。
図7に示すように、通信装置100Xは、受信情報取得部の一例として機能する受信部10と、送信部20と、送信処理部30とを備える。また、通信装置100Aは、受信部10と、送信部20と、CNR測定器50と、伝送路推定器60とを備える。なお、不図示ではあるが、図1と同様に、通信装置100Xには、通信装置100Aと同様の構成を備えた通信装置100Bが接続されているものとする。
通信装置100X及び通信装置100Aにおいて、受信部10は、図7に示すように、入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器11と、フーリエ変換器(FFT)又はウェーブレット変換器(DWT)等、所望の時間−周波数変換を行うためのマルチキャリア変換器12と、伝送路の影響をキャンセルするように受信信号を補正する等化器13と、パラレルデータをシリアルデータに変換するP/S変換器14と、マッピングされたシンボルデータを受信信号であるビットデータに変換するデマッパ15とを備える。
通信装置100X及び通信装置100Aにおいて、送信部20は、図8に示すように、送信信号であるビットデータをシンボルデータに変換してシンボルマッピングを行うシンボルマッパ21と、シリアルデータをパラレルデータに変換するS/P変換器22と、逆フーリエ変換器(IFFT)や逆ウェーブレット変換器(IDWT)等、所望の周波数−時間変換を行う逆マルチキャリア変換器23と、逆マルチキャリア変換器23から出力されたディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器24とを備える。
通信装置100Aにおいて、CNR測定器50は受信部10の等化器13の出力から、各サブキャリアの搬送波対雑音比(Carrier to Noise Ratio:以下、CNRという)を測定する。伝送路推定器60は、CNR測定器50により測定された受信信号の雑音レベルから各サブキャリアで使用する変調方式を決定し、変調方式を示す値をトーンマップとして送信部20に出力する。送信部20は、入力されたトーンマップを通信装置100Xに送信する。なお、伝送路推定器60は、必ずしも、各サブキャリア毎に変調方式を決定する必要はなく、使用するサブキャリアを複数のグループに分け、そのサブキャリアのグループ毎に変調方式を決定してもよい。
通信装置100Xにおいて、送信処理部30は、伝送速度計算器31、トーンマップ合成器32、送信方式決定器33と、マルチキャスト−ユニキャスト変換器(以下、MC−UC変換器という)34とを備え、受信部10により取得した受信情報に基づいて、受信側の通信装置100A,100Bを対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する。
伝送速度計算器31は、受信側の通信装置100A,100Bから送信されたトーンマップに基づいて、伝送経路XA,XBの各々における伝送速度を算出する。なお、伝送速度の算出は、トーンマップに基づいて直接算出される速度でもよいが、フレーム構成や制御信号等の冗長信号を除いた速度を算出することが好ましい。
トーンマップ合成器32は、通信装置100A,100Bから送信されたトーンマップを合成する。合成方法としては、通信装置100A,100Bから送信されたトーンマップにおいて、各サブキャリアについて通信装置毎に変調方式(多値度)を比較し、最も低い変調方式の方を採用するものである。なお、変調方式は最も低いものを採用後、これに固定する必要はなく、例えば、再送率が所定値より低い場合は、多値度を増加させることも可能である。
例えば、通信装置100Aからのトーンマップにおいてサブキャリア番号100に2PAM(Pulse Amplitude Modulation)が、通信装置100Bからのトーンマップにおいてサブキャリア番号100に8PAMが指定されている場合、合成トーンマップのサブキャリア番号100は2PAMが設定される。また、通信装置100Aからのトーンマップにおいてサブキャリア番号150に8PAM(Pulse Amplitude Modulation)が、通信装置100Bからのトーンマップにおいてサブキャリア番号150に2PAMが指定されている場合、合成トーンマップのサブキャリア番号150は2PAMが設定される。このようにして、合成トーンマップが生成される。
このような合成トーンマップのように、各々サブキャリア(又はサブキャリアグループ)において取得した受信状態のうちの最も特性の悪い受信状態に適応した変調方式等の送信方式を割り当てることで、対象となる受信側の通信装置100A,100Bのいずれにおいてもデータの受信を可能とすると共に、受信状態に応じた効率よくマルチキャスト通信を行うことができる。
送信方式決定器33は、伝送速度計算器31により計算された伝送速度や、トーンマップ合成器32により出力された合成トーンマップに基づいて、マルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する。
MC−UC変換器34は、送信方式決定器33からの指示に基づいて、必要に応じてマルチキャスト通信用のデータ(マルチキャスト信号)をユニキャスト通信用のデータ(ユニキャスト信号)に変換する。
上記のように構成された通信システムにおいて、その動作について説明する。図9は本発明の実施形態に係る受信側通信装置における伝送路推定の処理手順を示す図である。
図9に示すように、受信側の通信装置100A,100Bにおいて、まず、CNR測定器50が受信部10の等化器13の出力から各々のサブキャリアのCNRを測定する(ステップS901)。次に、伝送路推定器60は、CNR測定器50により測定された各サブキャリアのCNR値としきい値とを比較して、各サブキャリアで使用する変調方式を決定する(ステップS902)。そして、伝送路推定器60は、サブキャリア毎に決定した変調方式を表す値をトーンマップとして生成し送信部20を介して通信装置100Xに送信する(ステップS903)。
図10は本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第一例を示す図である。この処理は、マルチキャスト通信及びユニキャスト通信のいずれが送信に適しているかを判定する処理である。始めに、図10の処理の概要を説明する。
例えば、通信装置100A,100Bから得られる伝送経路XA,XBの伝送速度が50Mbpsであるとする。この場合、合成トーンマップを用いたマルチキャスト通信では、図2(B)で説明したように、受信装置毎に別々のデータフレームを伝送する必要がないので、通信装置100A,100Bは最大50Mbpsで誤りなくデータが伝送可能である(なお、以下の説明では、所定の伝送速度で「誤りなくデータ伝送が可能」であることを、その伝送速度の「サービスが受けられる」と表現する)。しかしながら、マルチキャスト用の送信データをマルチキャスト−ユニキャスト変換(以下、MC−UC変換という)したユニキャスト通信では、図2(A)で説明したように、受信装置毎に別々のデータフレームを伝送する必要があるので、通信装置100A,100Bの各々に割り当てられる伝送帯域の配分を1:1(=25Mbps:25Mbps)とすると、通信装置100A,100Bは、どちらも最大25Mbpsのサービスしか受けられない。
次に、通信装置100A,100Bから得られる伝送経路XA,XBの伝送速度が50Mbps,30Mbpsであるとする。この場合、合成トーンマップを用いたマルチキャスト通信では、通信装置100A,100Bは、最大30Mbpsでのサービスが受けられる。しかしながら、マルチキャスト用の送信データをMC−UC変換したユニキャスト通信では、各通信装置100A,100Bに対して伝送路を使用できる時間が半分ずつだとすると、通信装置100Aは最大25Mbps、通信装置100Bは最大15(=25Mbps×30/50)Mbpsでのサービスが受けられる。この場合、トータルだと最大40MBpsの容量となり、合成トーンマップを用いたマルチキャスト通信よりも大きな容量となる。
ただし、マルチキャスト通信に必要な帯域が20Mbpsだとすると、通信装置100Bに接続されている受信端末600Bはサービス自体を受けられないことになる。実環境においては、サービス自体にマルチキャストで使用される帯域があらかじめ設定されている場合がある(例えばMPEG2によるストリーミング再生では4Mbps以上)。ここでは、マルチキャストで必要とする帯域を必要帯域と呼び、必要帯域が20Mbpsとして説明する。
伝送経路XAを20Mbpsに設定した場合、伝送経路XBは18Mbps(=30Mbps×30/50)になる。このように、いずれか一方の伝送経路(この場合、伝送経路XA)をマルチキャストで必要とする帯域に設定した場合、通信装置100A,100Bの各々に割り当てられる伝送帯域(20Mbps)の配分は4:6(=20Mbps:30Mbps)となる。これでも、伝送経路XBが20Mbpsに満たないため、20Mbpsを必要とするマルチキャストサービスは受けられない。このようにMC−UC変換の場合、合成トーンマップと比較してトータルの容量は大きくなる場合が多いが、結果として同時に複数の受信端末600A,Bにマルチキャストサービスを行うのは困難な場合が多い。
そこで、MC−UC変換では、すべての伝送経路で目標値(例えば、マルチキャストサービスを行うために必要な速度しきい値)以上になるように複数の受信側の通信装置の各々に割り当てられる伝送帯域の配分を決める。例えば、まず各通信装置に対して伝送帯域を等しい配分に設定して、各々の伝送速度を求め、これらの伝送速度が全て必要帯域を満たしていれば、各通信装置に対して割り当てられる伝送帯域を等しい配分とする。そして、伝送速度が必要帯域に満たない通信装置が存在する場合には、伝送速度が必要帯域以上となる通信装置について、伝送速度が必要帯域と等しくなるような配分に再設定することにより、各通信装置に割り当てられる伝送帯域の配分を決定する。
そして、この配分に基づいて、各伝送経路での伝送速度をユニキャスト伝送速度(以下、UC速度という)として算出する。そして、UC速度のうちの最小値と、合成トーンマップを用いたマルチキャスト通信にて送信する場合のマルチキャスト伝送速度(以下、MC速度という)とを比較し、高速な方を使用する。
以下、上記の処理の手順について説明する。まず、伝送速度計算器31は、各通信装置100A,100Bから受信部10を介して取得したトーンマップに基づいて、各伝送経路XA,XBにおける伝送速度を算出する(ステップS1001)。
次に、送信方式決定器33は、ステップS1001で算出された伝送速度に基づいて、各通信装置100A,100Bに対してユニキャスト通信を行った場合に、各伝送経路XA,XBにおける伝送速度が目標値以上となるように、各通信装置100A,100Bに対して送信する伝送路の帯域の配分を設定する(ステップS1002)。
そして、送信方式決定器33は、ステップS1002にて設定された配分から各伝送経路の伝送速度をUC速度として算出する(ステップS1003)。
トーンマップ合成器32は、通信装置100A,100Bから送信されたトーンマップを合成し、合成トーンマップを生成する。そして、送信方式決定器33は、合成トーンマップを用いてマルチキャスト通信を行った場合のMC速度を算出する(ステップS1004)。
そして、算出されたMC速度とUC速度の最低速度とを比較し(ステップS1005)、MC速度がUC速度の最低速度以上であれば(ステップS1005のYES)、サーバ500から出力されたマルチキャスト用の送信データを合成トーンマップを用いて送信部20を介して電力線PLに送出する。このようにして、マルチキャスト通信を用いて、通信装置100A,100Bを介して受信端末600A,600Bにデータが配信される。
一方、UC速度の最低速度がMC速度より小さければ(ステップS1005のNO)、サーバ500から出力されたマルチキャスト用の送信データをMC−UC変換器34にてMC−UC変換し、ステップS1002にて設定された配分に基づいて、送信部20を介して電力線PLに送出する。このようにして、ユニキャスト通信を用いて、通信装置100A,100Bを介して受信端末600A,600Bにデータが配信される。
以上のように、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とを選択してデータを送信するので、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。また、その判断基準として、目標値等の速度しきい値以上の伝送速度を満たすことを条件として送信方式を決定するので、例えばマルチキャスト通信用のデータ配信に必要な伝送速度を保証した上で、伝送路状態に応じた効率的な配信を行うことができる。
図11は、本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第二例を示す図である。この処理は、図10の処理によりマルチキャスト通信が選択された場合に、再送率の観点から各伝送経路がマルチキャスト通信に適した伝送路であるかを判断する処理である。
各々の伝送経路において、ユニキャスト通信を行った際に、再送率が大きいと、合成トーンマップを使用してマルチキャスト通信を行ったとしても再送率が高くなる可能性が高い。そして、マルチキャスト通信において再送が頻発すると、結局のところユニキャスト通信を行う場合よりも伝送効率が悪化する可能性がある。そこで、本処理では、予め各伝送経路における再送率を求め、マルチキャスト通信かユニキャスト通信かを選択する。
図11に示すように、図10のステップS1006においてマルチキャスト通信が選択されると(ステップS1101)、送信方式決定器33はユニキャスト通信に決定し、MC−UC変換器34を介して各通信装置100A,100Bに対してユニキャスト通信を行う(ステップS1102)。
そして、送信方式決定器33は通信装置100A,100Bから送信される再送要求に基づいて再送率を算出し(ステップS1103)、所定のしきい値(例えば10%)と比較する(ステップS1104)。送信方式決定器33は、再送率がしきい値以下であれば(ステップS1104のYES)、マルチキャスト通信を選択し、再送率がしきい値より大きければ(ステップS1104のNO)、ユニキャスト通信を選択する。このようにして、再送が頻発しない伝送路においてマルチキャスト通信を行うことにより、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。
なお、実際に再送率を測定する代わりに、複数回トーンマップを観測し、その変動バラツキを測定することにより、各通信装置間での通信における再送率を推測してもよい。例えば、通信装置100A,100Bは、商用電源周波数の周期あるいはその半周期内で複数回のトーンマップを送信し、その変動幅が所定値以下であればマルチキャスト通信を、所定値より大きければマルチキャスト-ユニキャスト変換を行って通信を行う。再送率の代わりに誤り率でもよい。
受信側通信装置における受信状態の変動が激しい場合には再送が増える傾向があるので、受信状態の変動を観測することにより再送が少ないと推測される伝送路においてマルチキャスト通信を行うことにより、伝送路状態に応じて効率的にマルチキャスト用のデータを配信することができる。
図12は、本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第三例を示す図である。この処理は、図10の処理によりマルチキャスト通信が選択され、実際にマルチキャスト通信が開始した後に、再送が頻発する場合に送信方式を切り替える処理である。
図12に示すように、マルチキャスト通信が開始されると(ステップS1201)、送信方式決定器33は各通信装置100A,100Bから送信される再送要求に基づいて再送率を算出し(ステップS1202)、伝送速度として、再送率を考慮した伝送速度を各伝送経路XA,XBについて算出する(ステップS1203)。そして、送信方式決定器33は、この伝送速度の各々と所定値とを比較し(ステップS1204)、所定値より大きければ(ステップS1204のNO)ステップS1202に戻り、各伝送経路XA,XBの伝送速度のいずれかが所定値以下になれば(ステップS1204のYES)、ユニキャスト通信に切り替える(ステップS1205)。
このようにして、再送が頻発した場合に、適切な送信方式に切り替えることにより、伝送路状態に応じたデータ配信を行うことができる。
なお、マルチキャスト通信の開始後に再送率を測定する代わりに、図10の処理における速度測定時に実際に通信を行って、再送率を含めた実際の伝送速度を測定してもよい。
図13は本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第四例を示す図である。
図13に示すように、送信方式決定器33は、固定トーンマップを使用してマルチキャスト又はユニキャスト通信を行う(ステップS1301)。ここで、固定トーンマップに使用する多値度等の所定の送信方式は、例えばマルチキャスト通信における目標値に依存して決定する。もし、高速な必要がある場合は8PAMや64QAMなどを使用し、低速でよければ2PAMやQPSKでもよい。また、目標値に応じて誤り訂正能力を変更してもよい。つまり、低速の場合はより強固な誤り訂正が使用できる。
そして、伝送速度計算器31は、固定トーンマップを用いて通信を行ったときの各伝送経路XA,XBにおける伝送速度を算出し(ステップS1302)、送信方式決定器33は、算出された全ての伝送経路における伝送速度と所定値とを比較する(ステップS1303)。
そして、ステップS1302にて算出された伝送速度が所定値以上であれば(ステップS1303のYES)、送信方式決定部は、固定トーンマップを用いてマルチキャリア通信を開始する(ステップS1304)。一方、ステップS1302にて算出された伝送速度のうちの一つでも所定値未満の伝送速度があれば(ステップS1303のNO)、マルチキャスト/ユニキャスト通信の判定処理を行う(ステップS1305)。なお、ステップS1305は、図10に示すステップS1001〜S1007の処理である。
これにより、例えば、まず配信するマルチキャスト通信のデータ通信に十分な伝送速度を発揮可能な変調方式等の方法でマルチキャスト通信を利用した送信方式を行い、その受信状態が良好であればその送信方式でデータ配信を行うことで、複雑な処理を行うことなくデータ通信を行うことができる。
次に、再送要求が発生した場合のデータの再送方法について説明する。図14は本発明の実施形態に係る送信側通信装置における再送データの送信方法の第一例を示す説明図である。図14に示すように、この例では、送信側の通信装置は、再送データを、再送要求を受けた都度ユニキャスト通信にて送信する。
例えば、送信側の通信装置100Xが、MC信号(2)を送信し、その送信に対する応答が得られない、又は受信装置から正しく受信できなかったという否定応答(NACK)が受信した場合には、MC信号(2)と同一のデータをユニキャスト通信にてUC信号(1)として送信する。
これにより、再送する必要のあるデータについてはユニキャスト通信にて送信することで、対象となる受信側通信装置のみの受信状態に合わせた送信方式で送信するので、効率よく再送データを送信することができる。
図15は、本発明の実施形態に係る送信側通信装置における再送データの送信方法の第二例を示す説明図である。図15に示すように、この例では、送信処理部30の送信方式決定器33は、所定の期間内に再送が要求されたデータを連結し、ユニキャスト通信にて送信する。
例えば、送信方式決定器33は、MC信号(1)からMC信号(4)を送信するまでの期間は、応答によらず、MC信号(1)〜MC信号(4)を送信する。その後、否定応答NACKが送信され、再送が要求されたMC信号(2)及びMC信号(4)に対応するデータを連結し、UC信号(1)及びUC信号(2)を一度に送信する。プリアンブル信号や制御信号等のデータ以外にパケットに付加する冗長信号がトータルで減少するので、再送時の伝送路の利用効率を向上させることができる。
なお、通常のマルチキャスト通信又はユニキャスト通信においても、伝送効率を上げるため、可能な限り例えば、イーサネット(登録商標)パケット(1パケット最大1500バイト程度)等のデータを連結することが好ましい。
なお、上述したように、再送が頻発すると、再送分だけ伝送効率が劣化することに加え、冗長信号により更に効率が劣化する。そこで、トーンマップ合成器32において、合成トーンマップを生成する際に用いられるしきい値を安全な、誤らない方に変更してもよいし、送信方式決定器33が使用する誤り訂正を耐性能力のある方式へ変更してもよい。
また、受信側の通信装置100A,100Bにおいて、マルチキャスト用の伝送路推定をユニキャスト通信用とは異なった伝送路推定を行ってもよい。その場合、変調方式を決定するためのしきい値にユニキャスト通信用のものよりもマージンを持たせ、そのしきい値を利用してトーンマップを生成し、より強力な誤り訂正を使用してもよい。なお、マルチキャスト用の伝送路推定は、マルチキャスト通信要求があった場合に行ってもよいし、ユニキャスト通信用の伝送路推定時に一緒に決定してもよい。
図16は本発明の実施形態に係る通信システムの概要の他の例を示すブロック図である。マルチキャスト通信を行う対象となるグループの通信装置の数が多い場合、マルチキャスト通信が行なえない場合、全ての通信装置に対してユニキャスト通信を行なった場合には、全体として極端に伝送効率が増えてしまうこととなる。そこで、この例では、マルチキャスト通信の対象となるグループの通信装置を更に複数のサブグループに分割し、このサブグループ毎に送信データの送信方式を決定する。
図16に示すように、マルチキャスト通信の対象となるグループの通信装置100A,100B,100C,100D,100E,100Fがある。このとき、通信装置100Xの送信方式決定部は、例えば2台ずつの通信装置をペアとしたサブグループ(通信装置100A及び通信装置100BをサブグループSG1、通信装置100C及び通信装置100DをサブグループSG2、通信装置100E及び通信装置100FをサブグループSG3)を設定する。
そして、このサブグループSG1,SG2,SG3毎に図10〜図13で示した処理を行う。例えば、送信方式決定部33は、各々のサブグループ内の2台の通信装置について、マルチキャスト通信/ユニキャスト通信のいずれかを判定し、ユニキャスト通信が選択されたサブグループについてはユニキャスト通信に決定する。また、マルチキャスト通信が選択されたサブグループ同士(例えば2つづつ)についてマルチキャスト通信/ユニキャスト通信のいずれかを判定し、ユニキャスト通信が選択されれば、それらのサブグループについてはユニキャスト通信に決定する。
このように、サブグループ毎に送信方式を決定するので、受信側通信装置の数が多い場合において、例えばマルチキャスト通信とユニキャスト通信をサブグループ別に併用させることも可能となるので、より効率的にデータの配信を行うことができる。
なお、送信方式決定器33は、サブグループを、速度や再送率、平均CNR、誤り率等、伝送路状態が直接的又は間接的に表すことができるパラメータを用いて、伝送路状態が近い伝送路を使用している通信装置を同じサブグループに設定することが好ましい。
以上の説明では、受信側の通信装置100A,100Bから送信側の通信装置100Xへ送信する受信状態を示す受信情報の一例としてトーンマップについて説明したが、CNRや信号対雑音比(Signal to Noise Ratio:SNR)等の雑音特性、受信電界強度、ITU−TのSG15のG.992.1勧告で規定されるB&G等、受信側の通信装置の受信状態を示す情報であればよい。
また、送信側の通信装置100Xの伝送速度計算器31で各伝送経路の伝送速度を算出した場合について説明したが、受信側の通信装置100A〜100Fにおいて伝送路推定後に伝送速度を算出してもよい。
次に、上記の実施形態に関する通信装置100X,100A〜100Fの具体的な構成例を、通信装置100として示す。図17は本発明の実施形態に係る通信装置の前面を示す外観斜視図、図18は本発明の実施形態に係る通信装置の背面を示す外観斜視図である。
通信装置100は、筐体101を有している。筐体101の前面には、図17に示すようにLEDなどの表示部105が設けられている。筐体101の背面には、図18に示すように電源コネクタ102、RJ45などのLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及びDsubコネクタ104が設けられている。電源コネクタ102には、図18に示すように、平行ケーブルなどの交流電源コードCが接続される。モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。Dsubコネクタ104には、図示しないDsubケーブルが接続される。なお、通信装置の一例として、図17及び図18のモデムを示したが、特にこれに限る必要はなく、通信装置は、モデムを備えた電気機器(例えばテレビなどの家電機器)であってもよい。
図19は本発明の実施形態に係る通信装置のハードウェアの一例を示すブロック図である。通信装置100は、図19に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、+1.2V、+3.3V、+12Vの電圧を回路モジュール200に供給する。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)201、AFE IC(Analog Front End IC)202、ローパスフィルタ(LPF)203、ドライバIC205、カプラ206、バンドパスフィルタ(BPF)207、AMP(増幅器) IC209、ADC(AD変換) IC210、メモリ211、及びイーサネット(登録商標)物理層IC(PHYIC)212が設けられている。
メインIC201は、CPU(Central Processing Unit)201a、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control)ブロック201b、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック201cを有して構成されている。AFE IC202は、D/A変換器(DAC)ブロック202a、A/D変換器(ADC)ブロック202b、および可変増幅器(VGA)ブロック202cを有して構成されている。カプラ206は、コイルトランス206a、及びコンデンサ206bを有して構成されている。
メインIC201において、PLC・MACブロック201bは送信処理部30の機能を有し、PLC・PHYブロック201cは、マルチキャリア変換器12、等化器13、P/S変換器14、デマッパ15、シンボルマッパ21、S/P変換器22、逆マルチキャリア変換器23、CNR測定器50、伝送路推定器60の機能を有する。
また、AFEIC202において、DACブロック202aはD/A変換器24の機能を有し、ADCブロック202bはA/D変換器12の機能を有し、VGAブロック202cはAGC回路11の機能を有する。
なお、本発明の実施形態では、通信装置の一例として、伝送路として電力線を用い、マルチキャリア通信方式の広帯域通信(2〜30MHz)を行う通信装置を例にとって説明したが、本発明の実施形態の通信装置は、マルチキャリア通信方式に限らず、シングルキャリア通信方式やスペクトル拡散方式を行ってもよい。また、外部の通信装置との間の設定にサービスコンセントを介した電力線通信が用いられるものであれば、それ以外の通常の通信に使用される伝送路も、電力線に限られるものではない。例えば、同軸ケーブル、TEL線、スピーカ線、ハーネスなどの伝送路を使用してもよい。
本発明の通信装置及び通信方法は、効率的にマルチキャスト通信用のデータ配信が可能な効果を有し、電力線通信装置等に有用である。
本発明の実施形態に係る通信システムの概要を示すブロック図 マルチキャスト通信及びユニキャスト通信を説明する概念図 電力線における伝送路特性の一例を示す図 電力線における雑音特性の一例を示す図 受信側の通信装置における受信信号特性の一例を示す図 本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る通信装置における受信部の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る通信装置における送信部の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る受信側通信装置における伝送路推定の処理手順を示す図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第一例を示す図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第二例を示す図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第三例を示す図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における送信方式決定の処理手順の第四例を示す図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における再送データの送信方法の第一例を示す説明図 本発明の実施形態に係る送信側通信装置における再送データの送信方法の第二例を示す説明図 本発明の実施形態に係る通信システムの概要の他の例を示すブロック図 本発明の実施形態に係る通信装置の前面を示す外観斜視図 本発明の実施形態に係る通信装置の背面を示す外観斜視図 本発明の実施形態に係る通信装置のハードウェアの一例を示すブロック図
符号の説明
10 受信部
11 A/D変換器
12 マルチキャリア変換器
13 等化器
14 P/S変換器
15 デマッパ
20 送信部
21 シンボルマッパ
22 S/P変換器
23 逆マルチキャリア変換器
24 D/A変換器
30 送信処理部
31 伝送速度計算器
32 トーンマップ合成器
33 送信方式決定器
34 MC−UC変換器
50 CNR測定器
60 伝送路推定器
100,100A〜100F,100X 通信装置
101 筐体
102 電源コネクタ
103 モジュラージャック
104 Dsubコネクタ
105 表示部
200 回路モジュール
201 メイン集積回路
201a CPU
201b PLC・MACブロック
201c PLC・PHYブロック
202 AFE集積回路
202a DA変換ブロック
202b AD変換ブロック
202c 可変利得増幅ブロック
203 ローパスフィルタ
205 ドライバ集積回路
206 カプラ
206a コイルトランス
206b コンデンサ
207 バンドパスフィルタ
209 増幅器
210 AD変換集積回路
211 メモリ
212 イーサネット(登録商標)物理層集積回路
300 スイッチング電源
500 サーバ
600A,600B 受信端末
C 交流電源コード
A 電源アダプタ
OL 壁コンセント差込口
PL 電力線

Claims (14)

  1. 複数の受信側通信装置に対してデータを送信可能な通信装置であって、
    少なくともマルチキャスト通信の対象となる複数の受信側通信装置から各々の受信状態を示す受信情報を取得する受信情報取得部と、
    前記受信情報取得部により取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置を対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定する送信処理部と
    を備える通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記取得した受信情報が示す受信状態のうちの最も特性の悪い受信状態に適応した送信方式を、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式として決定する通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記受信側通信装置との間はマルチキャリア通信方式が用いられるものであり、
    前記送信処理部は、少なくとも一つのサブキャリアを含むサブキャリアグループ毎に、前記取得した受信情報が示す受信状態のうちの最も特性の悪い受信状態に適応した変調方式を割り当てる通信装置。
  4. 請求項2又は3に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置に対して前記送信データをユニキャスト通信を用いた送信方式にて送信する場合の各受信側通信装置に対するユニキャスト伝送速度と、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式にて送信する場合のマルチキャスト伝送速度とを算出し、前記ユニキャスト伝送速度の最小値と前記マルチキャスト伝送速度とのうちいずれか大きい方の送信方式を、前記マルチキャスト通信用の送信データの送信方式として決定する通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記取得した受信情報に基づいて前記複数の受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記受信側通信装置の各々に割り当てられる伝送帯域の配分を、前記各々の伝送速度が所定の速度しきい値以上となるように決定し、前記ユニキャスト伝送速度を当該決定された配分に基づいて算出する通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、マルチキャスト通信開始後の再送率を測定し、前記取得した受信情報と前記再送率とを用いて各受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記伝送速度が前記速度しきい値未満となった場合には、前記送信データをマルチキャスト−ユニキャスト変換してユニキャスト通信を用いた送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する通信装置。
  7. 請求項4ないし6のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、各受信側通信装置に対してユニキャスト通信を行って再送率を測定し、各再送率が所定値以下である場合に、前記決定した送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する通信装置。
  8. 請求項4ないし6のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記マルチキャスト通信を用いた送信方式を前記送信データの送信方式として決定した場合、各受信側通信装置に対してユニキャスト通信を行って、前記受信情報取得部から各受信側通信装置の受信情報を複数回取得し、前記各受信側通信装置の受信情報が示す受信状態の変動幅が所定値以下である場合に、前記決定した送信方式を用いて前記送信データの送信を開始する通信装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記複数の受信側通信装置に対してマルチキャスト通信を用いた所定の送信方式を用いて送信を行った場合に、前記取得した受信情報に基づいて前記受信側通信装置の各々の伝送速度を算出し、前記算出された全ての伝送速度が所定値以上であれば、前記所定の送信方式を前記送信データの送信方法として決定する通信装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、前記受信側通信装置から再送が要求されたとき、ユニキャスト通信を用いた送信方式を、当該再送が要求されたデータの送信方式として決定する通信装置。
  11. 請求項10に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、所定の期間内に再送が要求されたデータを連結する通信装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記送信処理部は、マルチキャスト通信の対象となるグループの受信側通信装置を更に複数のサブグループに分割し、前記サブグループ毎に、前記送信データの送信方式を決定する通信装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記受信側通信装置との間で通信を行う伝送路が電力線である通信装置。
  14. 複数の受信側通信装置に対してデータを送信可能な通信装置の通信方法であって、
    少なくともマルチキャスト通信の対象となる複数の受信側通信装置から各々の受信状態を示す受信情報を取得するステップと、
    前記取得した受信情報に基づいて、前記複数の受信側通信装置を対象としたマルチキャスト通信用の送信データの送信方式を決定するステップと
    を有する通信方法。
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