JP2007134628A - ノイズ吸収装置 - Google Patents

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Kazumi Kobayashi
一三 小林
Masaru Yaguchi
勝 矢口
Setsu Tsuchida
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Abstract

【課題】 振動・衝撃時にコアが割れない振動衝撃に強いノイズ吸収装置を提供する。
【解決手段】 コア5と、コア5を内包するケース2と、ケース2内に内包されると共に、コア5の外周面とケース2との間に配置される緩衝材8と、を備えたノイズ吸収装置1において、ケース2は、コア5の外周面の略半分を覆う第一ケース31とコア5の外周面の残りの半分を覆う第二ケース41とから構成され、第一ケース31と第二ケース41の外周面に対向する位置には、コア5及び緩衝材8をそれぞれ第二ケース41側と第一ケース31側へと付勢する第一コア押さえ片部及び第二コア押さえ片部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明はノイズ吸収装置に関し、特に電源ケーブルに装着されるノイズ吸収装置に関する。
従来、電子機器において、電源より発生されるノイズを除去するためにフェライトコアを備えたノイズ吸収装置が電源ケーブルに取り付けられている。具体的には貫通孔が形成されたフェライトコアの貫通孔内に電源ケーブルを挿通し、フェライトコアが電源ケーブルに対して動かないようにすると共に、コアの破損を防止するために樹脂等のケースでフェライトコアを覆っている。
この様なノイズ吸収装置では、ケース内にフェライトコアを好適に保持するために、ケースの一部を用いてフェライトコアを弾性的に保持するコア押さえ片を備えている(特許文献1参照)。
特許第2938446号公報
しかし、従来のノイズ吸収装置では、ケースの一部を用いてコア押さえ片とした場合にコア押さえ片だけでは衝撃・振動吸収性が十分ではなく、振動・衝撃時にコアが破損する場合があった。コアが割れてしまうと閉磁路構造にならないため、所定のノイズ吸収効果が得られなくなる。また、例えば車の電装関係部品に上記ノイズ吸収装置が用いられている場合では、車の振動により割れたコア同士がぶつかり合って唸りを発生する場合もあった。そこで、本発明は、振動・衝撃時にコアが割れない振動衝撃に強いノイズ吸収装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、内部にケーブルを挿通可能な通路が形成されたコアと、コアを内包するケースと、ケース内に内包されると共にコアの外周面とケースとの間に配置される緩衝材と、を備えたノイズ吸収装置を提供する。このノイズ吸収装置において、ケースは、コアの外周面の略半分を覆う第一ケースとコアの外周面の残りの半分を覆う第二ケースとから構成され、第一ケースと第二ケースの少なくとも一方であって外周面に対向する位置には、コア及び緩衝材を第一ケースと第二ケースの他方に付勢するコア押さえ片部が設けられている。
このような構成によると、ケースとコアとの間に緩衝材があるため、この緩衝材によりケースからコアへの振動・衝撃の伝達が抑制される。コアはコア押さえ片部以外のケースに直接当接することが無いため、例えば衝撃時にコアがケースに衝突して破損することが抑制される。またコア押さえ片部と緩衝材とは別部材であるため、例えばコア押さえ片部が破損したとしても、少なくとも緩衝材で振動・衝撃を吸収することができるため、ノイズ吸収装置の信頼性を向上させることができる。
上記構成のノイズ吸収装置において、コアは、第一ケースに内包される第一コアと、第二ケースに内包される第二コアとを有し、第一コアと第二コアとが重なって通路が形成されることが好ましい。
このような構成によると、ケーブルへのコアの着脱が容易となり、既存のケーブルにノイズ吸収装置を容易に取り付けることができる。
またコア押さえ片部は、第一ケースに設けられた第一コア押さえ片と、第二ケースに設けられた第二コア押さえ片とを含み、第一コアは、第一コア平面と第一コア平面の両側部に位置する第一コア側面部とを備えて外周面の略半分を構成する第一外周面を提供し、第二コアは、第二コア平面部と第二コア平面部の両側部に位置する第二コア側面部とを備えて外周面の残りの半分を構成する第二外周面を提供することが好ましい。そして第一コアが第一ケースに内包された状態で第一コア押さえ片が第一コア平面を付勢すると共に、第二コアが第二ケースに内包された状態で第二コア押さえ片が第二コア平面部を付勢することが好ましい。
このような構成によると、第一コア押さえ片及び第二コア押さえ片はそれぞれ平面を付勢することになり、コア押さえ片とコアとの位置関係を安定して保つことができる。また対向する二方向からコアを保持するため、第一コアと第二コアとを安定して保持することができる。
また第一ケースは、第一コア外周面と対向する第一ケース内周面を有し、第二ケースは、第二コア外周面と対向する第二ケース内周面を有し、第一ケースに第一コアが内装された状態で、第一コア側面部と第一ケース内周面との間の距離は第一コア平面と第一ケース内周面との間の距離より狭く構成され、第二ケースに第二コアが内装された状態で、第二コア側面部と第二ケース内周面との間の距離は第二コア平面部と第二ケース内周面との間の距離より狭く構成されていることが好ましい。
このような構成によると、コア押さえ片が付勢しない面において、隙間が少なくなるため、コアとケースとの間のガタが生じ難くなる。
また緩衝材は、第一ケースに内装される第一緩衝材と、第二ケースに内装される第二緩衝材とを含み、第一緩衝材は、第一コア押さえ片と当接する第一コア押さえ片当接領域と、第一コア押さえ片と非当接な第一コア押さえ片非当接領域とを備え、第二緩衝材は、第二コア押さえ片と当接する第二コア押さえ片当接領域と、第二コア押さえ片と非当接な第二コア押さえ片非当接領域とを備え、第一コア押さえ片当接領域及び第二コア押さえ片当接領域は、第一コア押さえ片非当接領域及び第二コア非当接領域に比べてそれぞれ肉厚に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、第一コア押さえ片当接領域と第一コア押さえ片非当接領域との境界位置で第一緩衝材が折れ曲がることができる。第一緩衝材が折れ曲がることにより、第一緩衝材を第一ケースに装着する際に第一ケースの内周面への追従性をよくすることができ、第一緩衝材の装着性を増すことができる。
また第一衝撃材において、第一コア押さえ片当接領域と、第一コア押さえ片非当接領域とは一体に構成され、第二衝撃材において、第二コア押さえ片当接領域と、第二コア押さえ片非当接領域とは一体に構成されていることが好ましい。
このような構成によると、第一緩衝材及び第二緩衝材を容易に作成することができる。また一体であるため、例えば第一緩衝材において第一ケースに装着する際に容易に装着することができる。
また緩衝材は、スポンジ状素材から構成されていることが好ましい。このような構成によると、緩衝材として伸縮性及び追従性が高いため、容易にケースに装着することができる。また緩衝材を装着した場合に、押さえ片部の動きが過度に妨げられなくなる。
また第一ケースの第一コア押さえ片近傍箇所には、第一コア押さえ片当接領域を挿入可能な第一コア凹部が形成され、第二ケースの第二コア押さえ片近傍箇所には、第二コア押さえ片当接領域を挿入可能な第二コア凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成によると、例えば第一緩衝材において、装着時に第一コア押さえ片当接領域を第一コア凹部に挿入することにより正確な位置に装着することができる。また装着後においても、第一コア押さえ片当接領域と第一コア凹部とが嵌合状態若しくは隙間嵌め状態であるため、微振動により第一緩衝材の位置がずれることが抑制される。
また第一ケースには、第一コアと第一ケースとの間に第一緩衝材が配置された状態で第一コアと第一緩衝材とを第一ケースに拘束する第一コア係止片部が設けられ、第二ケースには、第二コアと第二ケースとの間に第二緩衝材が配置された状態で第二コアと第二緩衝材とを第二ケースに拘束する第二コア係止片部とが設けられることが好ましい。
このような構成によると、例えば第一ケースに第一コアと第一緩衝材とが装着された状態を保持することができる。よって第一ケースと第二ケースとを重ねてノイズ吸収装置を構成する際に、容易に第一ケースと第二ケースを重ね合わせることができる。また第一ケースにおいて第一緩衝材を装着した後に第一コアを装着するが、第一緩衝材を装着した際に、第一緩衝材の一部を第一コア係止片部に係止することができる。これにより、第一緩衝材を第一ケースに装着した後に第一コアを装着するまでに、第一緩衝材の位置がずれることが抑制される。
本発明に記載のノイズ吸収装置によれば、振動・衝撃時にコアが割れることを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態によるノイズ吸収装置について図1から図7を参照しながら説明する。図に示されるノイズ吸収装置1は、ケース2とコア5と緩衝材8とから構成されている。
図1に示されるように、ケース2は弾性を備えた樹脂を素材として、第一ケース部3と、第二ケース部4とから構成されている。第一ケース部3と第二ケース部4との間には、ヒンジ2A及びヒンジ2Bが設けられて第一ケース部3と第二ケース部4とを一体としている。
第一ケース部3は、第一周壁部31と、第一周壁部31の一端を塞ぐ第一周壁部第一側壁部32と、第一周壁部31の他端を塞ぐ第一周壁部第二側壁部33とから構成されている。以下、第一周壁部31の一端から他端へと向かう方向をx軸方向と定義する。第一周壁部31は、その一側部分でヒンジ2A及びヒンジ2Bの一側部に一体に接続されており、ヒンジ2A及びヒンジ2Bの他側部には第二ケース部4が一体に接続されている。よって第一ケース部3から第二ケース部4に向かう方向であってx軸方向と直交する方向をy軸方向と定義する。またx軸方向、y軸方向それぞれに直交する方向をz軸方向と定義する。
第一周壁部第一側壁部32及び第一周壁部第二側壁部33は円板を略半分に切断した形状に構成されており、第一周壁部第一側壁部32及び第一周壁部第二側壁部33のy軸方向略中央部分には、それぞれx軸方向に延びる半円弧状の第一ケーブル挿通溝32a及び第二ケーブル挿通溝33aが形成されている。
第一ケーブル挿通溝32a内面であってy軸方向略中間位置には、第一ケーブル区画用突起32Bが突出しており、第二ケーブル挿通溝33a内面であってy軸方向略中間位置には、第二ケーブル区画用突起33Bが突出して設けられている。
また第一周壁部31は、図4に示されるように、x軸方向と直交する断面が第一周壁部第一側壁部32及び第一周壁部第二側壁部33の円周に沿った円弧状を成している。図1に示されるように、第一周壁部31の内面には、x軸方向と直交する断面が半円状の第一内周面36が規定されている。第一内周面36には、第一周壁部第一側壁部32近傍位置から第一周壁部第二側壁部33近傍位置まで第一凹部36aが形成されており、第一凹部36a内に後述の第一コア第一押さえ片31B、第一コア第二押さえ片31Cが設けられている。
第一周壁部31であって、x−y平面において、第一ケーブル挿通溝32aから第二ケーブル挿通溝33aを結ぶ直線上には、第一ケーブル挿通溝32a側から順に、第一ケーブル保持部34、第一コア第一押さえ片31B、第一コア第二押さえ片31C、及び第二ケーブル保持部35が設けられている。
第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cは、何れも第一周壁部31を構成する壁の一部を略U字状に切り抜き、第一周壁部31と連結される箇所を基端として第一ケース部3内に折り曲げられて形成されている。
第一ケーブル保持部34は、第一周壁部第一側壁部32近傍の第一内周面36から略z軸方向と略平行に延出された第一保持部第一腕部34Aと第一保持部第二腕部34Bとから構成されており、第一保持部第一腕部34Aと第一保持部第二腕部34Bとの間に図示せぬケーブルを保持することができる。尚、第一保持部第一腕部34Aと第一保持部第二腕部34Bとは、互いの中間位置を通るz−x平面において面対称な構成となっている。
第二ケーブル保持部35は、第一ケーブル保持部34と同様な構成であり、第一周壁部第二側壁部33近傍の第一内周面36から略z軸方向と略平行に延出された第二保持部第一腕部35Aと第二保持部第二腕部35Bとから構成されている。
第一ケーブル保持部34近傍及び第二ケーブル保持部35近傍の第一内周面36から、第一ケース第一コア保持部材37A、第一ケース第二コア保持部材37B、第一ケース第三コア保持部材37C、及び第一ケース第四コア保持部材37Dがそれぞれz軸方向と略平行に延出されて設けられている。
第一ケース第一コア保持部材37A及び第一ケース第二コア保持部材37Bは、x軸方向において第一ケーブル保持部34近傍であって同一位置に配置されており、y軸方向において、第一ケース第一コア保持部材37Aと第一ケース第二コア保持部材37Bとの間の略中間位置に第一ケーブル保持部34が配置されるように、第一ケース第一コア保持部材37Aと第一ケース第二コア保持部材37Bとが互いに離間して配置されている。
第一ケース第三コア保持部材37C及び第一ケース第四コア保持部材37Dは、x軸方向において第二ケーブル保持部35近傍であって同一位置に配置されており、y軸方向において、第一ケース第三コア保持部材37Cと第一ケース第四コア保持部材37Dとの間の略中間位置に第二ケーブル保持部35が配置されるように、第一ケース第三コア保持部材37Cと第一ケース第四コア保持部材37Dとが互いに離間して配置されている。
またy軸方向において、第一ケース第一コア保持部材37Aと第一ケース第三コア保持部材37Cが略同一位置に設けられており、第一ケース第二コア保持部材37Bと第一ケース第四コア保持部材37Dが略同一位置に設けられている。
第一ケース第一コア保持部材37A、第一ケース第二コア保持部材37B、第一ケース第三コア保持部材37C、及び第一ケース第四コア保持部材37Dのそれぞれには、延出方向端部位置に延出方向と直交する方向に突出する爪部が設けられており、第一ケース第一コア保持部材37Aの爪部と第一ケース第三コア保持部材37Cの爪部とが互いに対向するように配置され、第一ケース第二コア保持部材37Bの爪部と第一ケース第四コア保持部材37Dの爪部とが互いに対向するように配置されている。
また第一周壁部31の該ヒンジ2A及び2Bが接続される一側部分と反対の他側部分には、z軸方向に向けて延出された第一掛止片部39A、第二掛止片部39B及びが設けられており、第一掛止片部39A及び第二掛止片部39Bには、それぞれ第一掛止貫通孔39a及び第二掛止貫通孔39bが形成されている。
第二ケース部4は、第二周壁部41と、第二周壁部41の一端を塞ぐ第二周壁部第一側壁部42と、第二周壁部41の他端を塞ぐ第二周壁部第二側壁部43とから構成されており、ヒンジ2A、2Bのy軸方向略中央を通るz−x平面に対して第一ケース部3と略同じ構成を取っている。従って、第二ケース部4の構成部品及び形状のうち、第一ケース部3に設けられている構成部品と同じ構成を取っている部品及び形状、具体的には、第二内周面46、第二凹部46a、第二コア第一押さえ片41B、第二コア第二押さえ片41C、第二ケース第一コア保持部材47A、第二ケース第二コア保持部材47B、第二ケース第三コア保持部材47C、第二ケース第四コア保持部材47D、第一ケーブル挿通溝42a、第二ケーブル挿通溝43a、及び第二コア収納部41aについては、第一ケース部3の構成部品及び形状と同一であるため、その説明を省略する。
第二周壁部第一側壁部42の第二内周面46側位置であって第一ケーブル挿通溝42a位置にz軸方向へ突出する第一ケーブル押さえ部44が設けられており、第二周壁部第二側壁部43の第二内周面46側位置であって第二ケーブル挿通溝43a位置にz軸方向へ突出する第二ケーブル押さえ部45が設けられている。
また第二周壁部41の該ヒンジ2A及び2Bが接続される一側部分と反対の他側部分には、第一掛止貫通孔39a及び第二掛止貫通孔39bに掛止可能な第一掛止爪部49A、第二掛止爪部49Bが設けられている。
図1及び図2に示されるように、コア5は略円筒状のフェライト基材を直径方向に半割りにした第一コア6と第二コア7とから構成されている。
第一コア6は、半割りされた切断面である第一コア第一面6Aと第一コア第二面6Bとを備え、第一コア第一面6Aと第一コア第二面6Bとの間には、図示せぬケーブルが通る通路となる貫通孔の半分部分である第一コア溝6aが形成されている。この第一コア溝6aと後述の第二コア溝7aとあわせられることにより、図示せぬケーブルが挿通する通路が形成される。第一コア第一面6A及び第一コア第二面6Bの貫通孔方向一端側には、それぞれ第一ケース第一コア保持部材37A及び第一ケース第二コア保持部材37Bと係合可能な第一切り欠き61a及び第二切り欠き61bが形成されており、貫通孔方向他端側には、それぞれ第一ケース第三コア保持部材37C及び第一ケース第四コア保持部材37Dと係合可能な第三切り欠き61c及び第四切り欠き61dが形成されている。
図2に示されるように、第一コア6が第一ケース部3に装着された状態で第一内周面36と対向する位置には、第一コア外周面62が規定されている。第一コア外周面62において、特に第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cと対向する位置には、第一コア平面62Aが規定されており、第一コア平面62Aのy−z断面における両端側には、一対の第一コア側面部62B、62Cが規定されている。
第二コア7は、第一コア6と同一形状に構成されており、第二コア第一面7A及び第二コア第二面7Bを備え、第二コア溝7aが形成され、第二コア第一面7A及び第二コア第二面7Bの貫通好方向一端側及び他端側には、それぞれ第二ケース第一コア保持部材47A及び第二ケース第二コア保持部材47Bと係合可能な第一切り欠き71a、第二切り欠き71bと、それぞれ第二ケース第三コア保持部材47C及び第二ケース第四コア保持部材47Dと係合可能な第三切り欠き71c及び第四切り欠き71dとが形成されており、第二内周面46と対向する位置に、第二コア外周面72、第二コア平面部72A、及び一対の第二コア側面部72B、72Cが規定されている。
図1に示されるように、緩衝材8は、第一スポンジ81と第二スポンジ82とを含んで構成されている。第一スポンジ81は略直方体に一体成型されており、図2に示されるように、第一スポンジ81の幅方向中央部分には、第一スポンジ81の長手方向一端から他端までに連なる第一凸部81Aが設けられている。また第一スポンジ81において第一凸部81Aの両端部分には、一対の第一翼部81B、81Cを備えている。
第二スポンジ82は、第一スポンジ81と同形状に一体成型されており、第二凸部82A及び一対の第二翼部82B、82Cを備えている。
コア5及び緩衝材8をケース2に装着する場合は、先ず図3及び図4に示されるように、第一スポンジ81及び第二スポンジ82を、それぞれ第一ケース部3及び第二ケース部4内に装着する。第一スポンジ81を第一ケース部3に装着する際には、第一スポンジ81の第一凸部81Aが第一凹部36a内に挿入される(図4)と共に、第一翼部81Bの端部が第一ケース第一コア保持部材37A及び第一ケース第三コア保持部材37Cに掛止され、第一翼部81Cが第一ケース第二コア保持部材37B及び第一ケース第四コア保持部材37Dに掛止される(図3)。これにより、第一ケース部3内での第一スポンジ81の位置が正確に規定され、かつ装着後にずれ難くなっている。
また第一スポンジ81は、第一凸部81Aと第一翼部81B、81Cとでその肉厚が異なるため、第一凸部81Aと第一翼部81B、81Cとの境界位置で折れ曲がりやすくなっている。故に、図4に示されるように、第一凸部81Aが第一凹部36a内に挿入された状態で、第一翼部81B、81Cは第一凸部81Aとの境界位置から折れ曲がってそれぞれ第一内周面36に追従して配置される。尚、第一凹部36a内には第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cが有るため、この第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cと対向する第一凸部81Aが、第一コア押さえ片当接領域となり、第一翼部81B、81Cが第一コア押さえ片非当接領域となる。
第一ケース部3と同様に第二ケース部4において第二スポンジ82を装着した後に、第一コア6及び第二コア7を第一ケース部3及び第二ケース部4に装着する。この時に、第一コア6においては、第一コア平面62A、及び第一コア側面部62B、62Cが、それぞれ第一凸部81A、及び第一翼部81B、81Cと対向するように第一スポンジ81上に配置されて第一ケース部3に装着される。
第一スポンジ82は伸縮性、柔軟性を備えた基材であるため、第一コア6が第一ケース部3内に装着された際に、第一コア6の第一外周面62と第一ケース部3の第一内周面36との隙間に圧縮される。第一スポンジ81が圧縮された状態で、第一コア6は、第一切り欠き61a、第二切り欠き61b、第三切り欠き61c、及び第四切り欠き61dにそれぞれ第一ケース第一コア保持部材37A、第一ケース第二コア保持部材37B、第一ケース第三コア保持部材37C、第一ケース第四コア保持部材37Dが掛止される。
この場合に第一コア6は第一スポンジ81の復元力及び第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cにより第一ケース部3から脱着される方向へと付勢されるが、各保持部材により掛止されているため、第一コア6は第一ケース部3内に好適に保持される。
第一コア6は、第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cにより第一スポンジ81を介して付勢されるが、この付勢される箇所は第一コア平面62Aとなるため、第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cの付勢力によって第一コア6が所定の位置からずれることが抑制される。第一スポンジ81は、柔軟性、追従性を備えているため、第一コア第一押さえ片31B及び第一コア第二押さえ片31Cにより第一コア6による付勢を過度に妨げることはない。
また第一外周面62と第一内周面36との間は、第一凹部36a以外の場所、即ち第一翼部81B、81Cが配置される場所において狭くなっている。第一翼部81B、81Cが配置されている個所においてはコア押さえ片が設けられていないため、第一コア6の保持能力が劣るが、その隙間を狭めることにより、第一スポンジ81が押し縮められて第一コア6を好適に保持することができる。
第一ケース部3と同様に、第二ケース部4についても第二コア7を装着した後に、ヒンジ2A及びヒンジ2Bを支点として折り曲げ、第一コア第一面6A及び第一コア第二面6Bと第二コア第一面7A及び第二コア第二面7Bとを面当接させて、第一掛止爪部49A及び第二掛止爪部49Bを第一掛止貫通孔39a及び第二掛止貫通孔39bに掛止し、ノイズ吸収装置1を図示せぬケーブルに取り付ける(図7)。
尚、本発明のノイズ吸収装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えばコアは分割コアとしたがこれに限らず一体の筒状のコアとしても良い。ケースはヒンジ部により接続されていたが、ヒンジ部を備えずに掛止爪等により半割りのケースを掛止する構成としても良い。
本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置を示す分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置を示す分解正面図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置のケースと緩衝材とを組み合わせた状態を示す斜視図。 図3におけるIV−IV線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置のケースと緩衝材とコアとを組み合わせた状態を示す斜視図。 図5におけるVI−VI線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係るノイズ吸収装置をケーブルに取り付ける状態を示す斜視図。
符号の説明
1・・ノイズ吸収装置 2・・ケース 2A、2B・・ヒンジ 3・・第一ケース部
4・・第二ケース部 5・・コア 6・・第一コア 6A・・第一コア第一面
6B・・第一コア第二面 6a・・第一コア溝 7・・第二コア
7A・・第二コア第一面 7B・・第二コア第二面 7a・・第二コア溝
8・・緩衝材 31・・第一周壁部 31B・・第一コア第一押さえ片
31C・・第一コア第二押さえ片 32・・第一周壁部第一側壁部
32B・・第一ケーブル区画用突起 32a・・第一ケーブル挿通溝
33・・第一周壁部第二側壁部 33B・・第二ケーブル区画用突起
33a・・第二ケーブル挿通溝 34・・第一ケーブル保持部
34A・・第一保持部第一腕部 34B・・第一保持部第二腕部
35・・第二ケーブル保持部 35A・・第二保持部第一腕部
35B・・第二保持部第二腕部 36・・第一内周面 36a・・第一凹部
37A・・第一ケース第一コア保持部材 37C・・第一ケース第三コア保持部材
37B・・第一ケース第二コア保持部材 37D・・第一ケース第四コア保持部材
39A・・第一掛止片部 39B・・第二掛止片部 39a・・第一掛止貫通孔
39b・・第二掛止貫通孔 41・・第二周壁部 41B・・第二コア第一押さえ片
41C・・第二コア第二押さえ片 41a・・第二コア収納部
42・・第二周壁部第一側壁部 42a・・第一ケーブル挿通溝
43・・第二周壁部第二側壁部 43a・・第二ケーブル挿通溝
44・・第一ケーブル押さえ部 45・・第二ケーブル押さえ部
46・・第二内周面 46a・・第二凹部 47A・・第二ケース第一コア保持部材
47B・・第二ケース第二コア保持部材 47C・・第二ケース第三コア保持部材
47D・・第二ケース第四コア保持部材 49A・・第一掛止爪部
49B・・第二掛止爪部 62・・第一コア外周面 62B、62C・・第一コア側面部
62A・・第一コア平面 72・・第二コア外周面
72A・・第二コア平面部 72B、72C・・第二コア側面部 81・・第一スポンジ
81A・・第一凸部 81B、84C・・第一翼部 82・・第一スポンジ
82・・第二スポンジ 82A・・第二凸部 82B、82C・・第二翼部

Claims (9)

  1. 内部にケーブルを挿通可能な通路が形成されたコアと、
    該コアを内包するケースと、
    該ケース内に内包されると共に、該コアの外周面と該ケースとの間に配置される緩衝材と、を備え、
    該ケースは、該コアの該外周面の略半分を覆う第一ケースと、該コアの該外周面の残りの半分を覆う第二ケースと、から構成され、
    該第一ケースと該第二ケースの少なくとも一方であって該外周面に対向する位置には、該コア及び該緩衝材を該第一ケースと該第二ケースの他方に付勢するコア押さえ片部が設けられていることを特徴とするノイズ吸収装置。
  2. 該コアは、該第一ケースに内包される第一コアと、該第二ケースに内包される第二コアとを有し、該第一コアと該第二コアとが重なって該通路が形成されることを特徴とする請求項1に記載のノイズ吸収装置。
  3. 該コア押さえ片部は、該第一ケースに設けられた第一コア押さえ片と、該第二ケースに設けられた第二コア押さえ片とを含み、
    該第一コアは、第一コア平面部と該第一コア平面部の両側部に位置する第一コア側面部とを備えて該外周面の略半分を構成する第一外周面を提供し、
    該第二コアは、第二コア平面部と該第二コア平面部の両側部に位置する第二コア側面部とを備えて該外周面の残りの半分を構成する第二外周面を提供し、
    該第一コアが該第一ケースに内包された状態で該第一コア押さえ片が該第一コア平面部を付勢すると共に、該第二コアが該第二ケースに内包された状態で該第二コア押さえ片が該第二コア平面部を付勢することを特徴とする請求項2に記載のノイズ吸収装置。
  4. 該第一ケースは、該第一コア外周面と対向する第一ケース内周面を有し、
    該第二ケースは、該第二コア外周面と対向する第二ケース内周面を有し、
    該第一ケースに該第一コアが内装された状態で、該第一コア側面部と該第一ケース内周面との間の距離は該第一コア平面部と該第一ケース内周面との間の距離より狭く構成され、
    該第二ケースに該第二コアが内装された状態で、該第二コア側面部と該第二ケース内周面との間の距離は該第二コア平面部と該第二ケース内周面との間の距離より狭く構成されていることを特徴とする請求項3に記載のノイズ吸収装置。
  5. 該緩衝材は、該第一ケースに内装される第一緩衝材と、該第二ケースに内装される第二緩衝材とを含み、
    該第一緩衝材は、該第一コア押さえ片と当接する第一コア押さえ片当接領域と、該第一コア押さえ片と非当接な第一コア押さえ片非当接領域とを備え、
    該第二緩衝材は、該第二コア押さえ片と当接する第二コア押さえ片当接領域と、該第二コア押さえ片と非当接な第二コア押さえ片非当接領域とを備え、
    該第一コア押さえ片当接領域及び該第二コア押さえ片当接領域は、該第一コア押さえ片非当接領域及び該第二コア非当接領域に比べてそれぞれ肉厚に構成されていることを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のノイズ吸収装置。
  6. 該第一衝撃材において、該第一コア押さえ片当接領域と、該第一コア押さえ片非当接領域とは一体に構成され、
    該第二衝撃材において、該第二コア押さえ片当接領域と、該第二コア押さえ片非当接領域とは一体に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のノイズ吸収装置。
  7. 該緩衝材は、スポンジ状素材から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一に記載のノイズ吸収装置。
  8. 該第一ケースの該第一コア押さえ片近傍箇所には、該第一コア押さえ片当接領域を挿入可能な第一コア凹部が形成され、
    該第二ケースの該第二コア押さえ片近傍箇所には、該第二コア押さえ片当接領域を挿入可能な第二コア凹部が形成されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一に記載のノイズ吸収装置。
  9. 該第一ケースには、該第一コアと該第一ケースとの間に該第一緩衝材が配置された状態で該第一コアと該第一緩衝材とを該第一ケースに拘束する第一コア係止片部が設けられ、
    該第二ケースには、該第二コアと該第二ケースとの間に該第二緩衝材が配置された状態で該第二コアと該第二緩衝材とを該第二ケースに拘束する第二コア係止片部とが設けられたことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか一に記載のノイズ吸収装置。
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