JP2007133372A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力映像信号振幅を大きくすることなく、かつ表示品質を損なうことなく所望電流を各画素列に供給する。
【解決手段】表示装置は、RGBの発光素子とその画素回路とが行および列方向に配列したマトリクス表示部と、入力された映像信号から電流データ信号を生成する複数の列制御回路1とを有する。また、列制御回路1からの電流データ信号をマトリクス表示部の列内の画素回路に伝達するデータ線を有する。データ線は、R列、G列、B列データ線を1組として複数組に分割される。列制御回路1は、4つの列制御回路を1組とする複数組からなる。4つの列制御回路は、R列、G列データ線に対してR、Gの電流データ信号を出力する第1、第2の列制御回路Gm1、Gm2と、B列データ線に共通に接続され、同じBの電流データ信号を出力する第3、第4の列制御回路Gm3、Gm4とからなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力される電流に応じて発光するエレクトロルミネセンス(EL)素子をマトリクス状に配置した表示装置に係り、とくに電流駆動型発光素子と電流プログラミング型の画素回路とを用いたアクティブマトリクス型表示装置に関する。
近年、次世代ディスプレイとして発光素子を用いた自発光型のディスプレイ等が注目されている。その中でも素子に流れる電流によって発光輝度が制御される電流制御型の発光素子である有機EL素子の応用開発が活発に行われている。
カラー有機ELディスプレイは、RGBの3原色の発光素子が並べて置かれて1つの色を表示する単位となり、これが行方向と列方向に配列してマトリクス表示装置を構成する。RGB各色の発光素子は、それぞれその波長の光を発光するEL材料で作られる。
同じ電流を流しても各色の発光輝度には違いがあり、実用に耐える有機EL材料のなかでは、青(B)の発光材料が赤(R)や緑(G)と比較して、電流−発光効率が低い。ここで、電流−発光効率は、単位面積あたりの電流(A/m)と輝度(cd/m)の比として定義される。
有機ELパネルにおいてRGBがバランスの取れた発光輝度を得るためには、電流−発光効率の低い発光素子により多くの電流を供給しなければならない。そのために、その発光素子の入力映像信号の振幅を他の色の発光素子より大きくしたり、電流データを発生する回路の電圧電流変換ゲインをその発光素子に対してのみ大きくしたりして、その色の画素に流す電流を大きくすることが試みられている。
特許文献1には電流データ発生回路の出力電流値を検出して、検出電流値に応じて入力映像信号を補正する方法が提案されている。
特開2004−295081号公報
しかしながら、入力映像信号の振幅を補正して輝度をそろえると、補正の程度が大きくなりすぎて特定の色の信号電圧が極端に高くなり、補正回路の電源電圧をそのために高くしなければならないので好ましくない。入力映像信号振幅を制御するコントローラICの電源に要求される低電源電圧化を考慮すると、入力映像信号振幅を大きくすることは困難である。
また、特定の色の電流データ発生回路の電圧電流変換ゲインを大きくすると、異なる色の電流発生回路間の互換性がなくなり、表示部の色の配置が異なるたびに電流発生回路のパタンを変更する必要が生じる。
本発明は、上記課題を鑑みたものであり、入力映像信号振幅を大きくすることなく、かつ表示品質を損なうことなく所望電流を各画素列に供給することができる表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、電流に応じた明るさで発光する発光素子と前記発光素子を駆動する画素回路とが行方向および列方向に配列したマトリクス表示部と、入力された映像信号から電流データ信号を生成し出力する複数の列制御回路と、
前記マトリクス表示部の列ごとに設けられ、前記列制御回路から出力された電流データ信号を列内の前記画素回路の1つに伝達するデータ線とを有する表示装置であって、前記マトリクス表示部が複数の色の発光素子を含み、前記データ線が、前記表示素子の色別の電流データ信号を伝達する色数のデータ線を1組として複数の組に分割され、前記複数の列制御回路が、前記色数のデータ線の組に対して前記電流データ信号を出力する前記色数より多い列制御回路を1組とする複数の組からなり、前記列制御回路の1組は、前記複数の色のうち所定の色の電流データ信号を伝達するデータ線に接続され、接続された当該データ線に対して前記電流データ信号を出力する少なくとも1つの列制御回路と、前記複数の色のうち残る色の電流データ信号を伝達するデータ線に共通に接続され、接続された当該データ線に対して前記電流データ信号の和を出力する、前記所定の色の電流データを伝達するデータ線に接続された列制御回路の数よりも多い数の列制御回路とからなることを特徴とする。
本発明によれば、入力映像信号振幅を大きくすることなく、かつ表示品質を損なうことなく所望電流を各画素列に供給することができる表示装置およびその駆動方法を提供することができる。
本発明は、電流プログラミング装置、アクティブマトリクス型表示装置、およびこれらの電流供給方法に係わり、特に電流駆動型発光素子に用いたアクティブマトリクス型表示装置に適用される。この表示装置を用いて、例えば情報表示装置を構成できる。この情報表示装置は、例えば携帯電話、携帯コンピュータ、スチルカメラもしくはビデオカメラのいずれかの形態をとる。もしくは、それらの各機能の複数を実現する装置である。情報表示装置は、情報入力部を備えている。例えば、携帯電話の場合には情報入力部は、アンテナを含んで構成される。PDAや携帯PCの場合には、情報入力部は、ネットワークに対するインターフェース部を含んで構成される。スチルカメラやムービーカメラの場合には、情報入力部はCCDやCMOSなどによるセンサ部を含んで構成される。
以下、本発明に係る表示装置を実施するための最良の実施形態について説明する。本実施形態は、EL素子を用いたアクティブマトリクス型表示装置である。
本実施の形態に係る表示装置は、色ごとに電流−発光効率の異なる発光素子が並んだ有機ELディスプレイである。この有機ELディスプレイにおいて、電圧−電流変換効率の特性のほぼ揃った列制御回路1をデータ線の数よりも多く準備し、最も小さい電流−発光効率の色の列に2以上の列制御回路を接続するものである。
RGBの3色の発光素子を含む有機ELディスプレイで、赤と緑の電流−発光効率が青の電流−発光効率より2倍大きいときは、次のように構成してもよい。すなわち、RGBの1組のデータ線に対して4つの列制御回路を用意し、赤と緑にはそれぞれ1つの列制御回路から電流を供給し、残る2つの列制御回路を共通に青のデータ線に接続するとよい。
色数が3色より多い場合も同様である。電流−発光効率が大きい色に対しては1本のデータ線に1つの列制御回路を接続し、電流−発光効率の小さい色に対しては1本のデータ線に2つまたは3つの列制御回路を共通に接続して2倍または3倍の電流を供給する。また、電流−発光効率の小さい色に電流−発光効率の大きい色の1.5倍の電流を供給したい時には、次のように構成してもよい。すなわち、電流−発光効率が大きい色に対する1本のデータ線に2つの列制御回路を接続し、電流−発光効率の小さい色に対しては1本のデータ線に3つの列制御回路を接続し、接続される列制御回路の個数を適宜選択することもできる。これにより、各色の輝度をそろえることが出来る。
電流−発光効率の比が整数でないときは、電流−発光効率の小さい色のデータ線に2以上の列制御回路を接続することによりある程度輝度をそろえた上で、色別に入力映像信号の振幅を補正する。先に述べたように、入力信号の振幅だけで輝度をそろえると特定の色の信号電圧が極端に高くなり好ましくないが、2以上の列制御回路を共通に用いる本発明の方法を併用することにより、補正を小さく抑えて電流出力輝度を均一にすることができる。
すべての列制御回路を同じ特性になるように設計したとしても、構成要素のTFTの特性ばらつきにより、列制御回路の出力特性にはばらつきが生じる。このばらつきを実効的に目に見えなくするために、米国特許第5933033号明細書に提案されているように、1つの列制御回路の組とデータ線の組とをスイッチで接続して、その接続の仕方を一定周期で切替えるようにしてもよい。これによって、同じ組内の列制御回路の出力特性のばらつきが平均化される。この場合の一定周期は、切り替えが目には直接見えず平均化される程度に十分速ければよい。1H周期(単位水平ライン周期)、1F周期(単位フレーム周期)、その中間のサブフレーム周期(1/2F周期)あるいはそれ以外の周期でもよい。
列制御回路とデータ線との接続が上のように切替えられるとき、各列制御回路の入力もそれに合わせて、各データ線には常にそれが接続される表示素子の色の電流データ信号が供給されるように切替えられる。
列制御回路の出力特性のばらつきを補償する別の方法が、米国特許出願公開第2004/0183752号明細書に提案されている。これに倣って、1つの組の中で列電流を1本ずつ検出して、それに合わせて入力映像信号をさらに補正してもよい。
図1に本実施形態の表示装置の全体構成を示す。
表示装置100は、1枚の基板上に形成された発光素子と回路の全体である。表示装置100の外部に、入力映像信号Videoの振幅を補正するためのデータ補正回路32が配置される。
表示装置100内では、EL表示素子EL(不図示)とそれを駆動する画素回路2とが行方向および列方向に配列してマトリクス表示部9を構成する。図1において各画素回路2はRGBいずれかの色のEL表示素子の駆動回路である。
本実施例に用いたEL表示素子は、全画素を点灯させて500cd/mの白を表示したとき、各画素の電流密度は、
R画素:120A/m
G画素:187A/m
B画素:273A/m …(1)
であった。
すなわち、最大輝度で発光させるには、Rが最も小さい電流で済み、次いでGである。最も大きなのはBに流れる電流で、Rの2倍以上の電流を必要とする。なお、白色を表示するときのRGB各輝度は必ずしも等しくなく、ホワイトバランスを考慮した輝度比に設定されることが好ましい。上の値はそのときのものである。
マトリクス表示部9には、行ごとに走査線20、列ごとにデータ線14が設けられ、さらに、表示部9の周辺に、走査線20に走査信号を出力する走査線駆動回路5と、データ線14に出力する電流データ信号を発生する列制御回路1とが配置されている。
マトリクス表示部9は、1つの色が1列に並んで配置している。図1では、1つの列はストライプ状に直線的に配置されているが、これ以外に、行ごとに1.5画素ピッチずれたいわゆるデルタ配置であってもよい。また必ずしも1つの列は1本のデータ線でつながれた同じ色のEL素子で構成されていなくてもよい。ただし、任意の3本のデータ線には常にRGBの3色の表示素子のいずれかが接続されているものとする。
走査線駆動回路5は、シフトレジスタであって、垂直同期信号Vsyncによりシフト動作を行い、走査線に順次選択パルスを送り出して行を選択する。走査線の選択は上から順に1本ずつであってもよいが、1本おきに奇数行のみ選択し次の垂直同期で偶数行のみを選択するインタレース走査を行ってもよい。インタレースの場合はシフトレジスタを2系列設けて垂直同期ごとに切替えるようにしてもよい。
列側の周辺回路は、列制御回路1のほかに、水平シフトレジスタ3と、水平シフトレジスタ3と列制御回路1に制御信号を与えるゲート回路4が設けられている。マトリクス表示部9と周辺の回路とはTFTで構成され、1つの基板に一体に形成されている。
水平シフトレジスタ3は、水平同期信号Hsyncによりシフト動作を行い、列制御回路1に順次サンプリングパルスを供給する。
外部から入力される映像信号Videoは、3本の信号線R、G、Bによって伝達される並列信号である。各々の信号線の映像データはシリアル信号であるので、列制御回路1はこれを順にサンプリングする。サンプリングのタイミングは、水平シフトレジスタ3から出力されるサンプリングパルスにより決められる。
列制御回路1は、サンプリングされた映像信号から対応する電流データを発生し、行制御回路5の行選択に同期して出力端子から出力する。図1では、列制御回路1はRGBの3列に対して1つのまとまりとして描かれているが、実際には以下で示すように、複数個の列制御回路が含まれている。
図2は、本発明の特徴である列制御回路1の1組を詳しく示す図である。図1で1つのまとまりとして示した列制御回路1は、4つが1組となって同じサンプリングパルスSpを水平シフトレジスタ3から受け、R(赤)、G(緑)、B(青)3原色の映像信号Videoを同時にサンプリングする。図2の回路は複数列ある。第1列の列制御回路1(Gm1−4)とデータ線14(R列、G列、B列)は1列目のRGB3つの画素に電流データを供給し、第2列の列制御回路1とデータ線14は2列目の画素に電流データを供給し、以下同様にそれぞれ対応する列に電流データを供給する。
本実施例においては、1つの組を構成する4つの列制御回路1Gm1−4にはそれぞれR、G、B、Bの映像信号が入力される。すなわち、第1の列制御回路Gm1にはRの映像信号、第2の列制御回路Gm2にはGの映像信号、第3と第4の列制御回路Gm3、Gm4には同じBの映像信号が入力される。
各列制御信号は、入力された映像信号の電圧に対して電流データ信号を生成する。列制御信号の入力電圧に対する出力電流の特性はすべて同じに設計されているので、Bの画素列にはRとGの画素列の2倍の電流データ信号が供給される。
さらにホワイトバランスの取れた色を発光させるには、RGBの電流比が先に上げた値になるように、補正回路32における補正後の映像信号振幅を
:V:V=120:187:137 …(2)
に設定する。Bの列制御回路は2つあるので、各列制御回路が供給する電流は先に述べた電流の半分でよい。この結果、補正後の映像信号振幅も小さくて済む。上式で比が必要電流密度273A/mの半分の数になっているのはこのためである。
この補正された映像信号を各列制御回路に送ると、それぞれの列制御回路からの出力電流も同じ比率になり、RGB各列の電流比は、Bが2倍されて
:I:I=120:187:273 …(3)
となり、ホワイトバランスの取れた色が再現される。
補正回路32は、RGBの各色の補正係数kR、kG、kBを記憶し、入力映像信号にこの補正係数を乗じて表示装置100に送り出す。補正後の映像信号振幅が上記の(2)であるとすると、R信号を基準として補正する場合、補正係数は、
kR=1
kG=1.56
kB=1.14
となる。
従来のように各列に列制御信号が1つしかないときは、上の(3)に基づいた補正係数は、
kR=1
kG=1.56
kB=2.28
が必要で、元の信号の2倍以上の振幅の信号を発生させなければならない。これに比べ、本発明のように、最も電流を必要とする色の列制御回路を2以上設けることにより、必要な信号振幅は小さくなり、補正回路32の電源電圧も低くて済む。
列制御回路の特性が均一であれば、他のRGBの組に対しても同じ係数で補正することができる。しかし、TFTの特性ばらつきによってRGBの組の間で電流出力がばらつくことがあり、これも輝度ムラとして目に見える。
この対策として、上記米国特許出願公開第2004/0183752号明細書に提案されているように、列制御回路の出力をすべて共通に接続して総和電流として取り出し、その値を検出回路で検出して、これを補正回路の補正係数に反映させることもできる。
補正回路32は、各組毎に検出された電流信号と基準となる電流信号とで演算処理を行い、各組毎に補正係数を得る。この補正係数を上のRGB色別補正係数の乗じることにより1列ずつの補正係数を得る。
以下、その他の回路の具体例を説明する。上で説明した機能を持つものであれば、ここに示す回路以外に周知の回路を用いることができる。
(列制御回路)
図3は本実施例の列制御回路1の回路例である。
列制御回路1は、サンプリング部41と電圧電流変換部42から構成される。図3の例では、サンプリング部41が、M1、M3などの奇数番号の回路要素からなる群と、M2、M4などの偶数番号の回路要素からなる群との2系統の回路で構成される。そして、1水平同期Hsyncごとに入れ替わって入力されるサンプリングパルスSpaとSpbによって交互にサンプリングを行う。
まず、奇数系統のサンプリングパルスSpaが入力されると、M1とM5がオンになり、Video信号と基準信号REFがキャパシタC1とC3にそれぞれ記憶される。1水平ラインのサンプリングが終了すると、ゲート回路4からの制御信号P11が入力されてM3とM7がオンになり、サンプリングデータV(data)とV(ref)を電圧電流変換部42に送る。この間、次のラインの映像信号Videoが入ってくるので、偶数系統のサンプリングパルスSpbと制御信号P12によって同様の動作が偶数系統の回路によって行われる。
電圧電流変換部42では、VBによって調節される電流がM11から供給され、V(data)とV(ref)の差に応じてM12とM13に分かれて流れる。それぞれのドレインから出力される差動出力は、次段の差動増幅器M19とM20によって整形され、入力に対する線形度を増す。M20の電流は、M14とM15のカレントミラー回路によって電流i(data)として出力される。
(画素回路)
図4は画素回路2の例である。P7とP8は図1の行制御回路5から出力される走査線であって、1行につき2本の信号線になっている。i(data)は、図3の列制御回路からの出力である。P7(Hレベル)とP8(Lレベル)によって1つの行が選択されると、M52とM53がオン状態となり、データ線からM53とM52を介して電流データi(data)がC51に流れてこれを充電する。充電が終了すると、M54がオンになり、C51の電圧に応じた電流が、電源VAからM51を介してEL素子ELに流れる。
図5は、本発明の第2の実施例における列制御回路の1組をあらわしている。
図5に示すように、本実施例の表示装置の列制御回路1は、4個の(狭義の)列制御回路Gm1−Gm4の組と、その前後のTFT回路から構成されている。
図5の列制御回路1が実施例1の列制御回路(図2)と異なる点は、次のとおりである。すなわち、入力映像信号がGm1−Gm4に固定的に接続されず、第1のスイッチ33で切り替え可能になっている点、および列制御回路1の出力とデータ線の接続も固定されておらず、第2のスイッチ34で切り替え可能になっている点である。
まず、第1スイッチ33の動作を説明する。
第1スイッチ33は、RGB3本の入力映像ライン(VideoR、VideoG、VideoB)と4個の列制御回路Gm1−4の入力端子を結ぶT11からT44の計16個のTFTから構成される。T11他のTFTが個々にスイッチの役割を果たして、入力映像ライン14r、14b、14gと列制御回路1の各々(Gm1、Gm2、Gm3、Gm4)とを切り替え可能に結びつける。
T11〜T14、T21〜T24、T31〜T34、T41〜T44は、それぞれのソース端子が3本の入力映像ライン(VideoR、VideoG、VideoB)に接続されている。その接続は、4つのTFTが3本の映像信号ラインの組をVideoBのみ重複するように選択し、かつ異なる列制御回路についてその選択がサイクリックに異なるようになっている。
すなわち、第1の列制御回路Gm1の入力端子に繋がるTFT(T11、T12、T13、T14)のソース端子は、それぞれVideoB、VideoG、VideoR、VideoBに接続されている。第2の列制御回路Gm2の入力端子に繋がるTFT(T21、T22、T23、T24)のソース端子は、それぞれVideoB、VideoB、VideoG、VideoRに接続されている。第3の列制御回路Gm3の入力端子に繋がるTFT(T31、T32、T33、T34)のソース端子は、それぞれVideoR、VideoB、VideoB、VideoGに接続されている。第4の列制御回路Gm4の入力端子に繋がるTFT(T41、T42、T43、T44)のソース端子は、それぞれVideoG、VideoR、VideoB、VideoBに接続されている。
各TFTのゲート端子は4つおきに共通に接続され、ON/OFFの制御信号L1、L2、L3、L4が送られ、各TFTの開閉が制御される。L1はT11、T21、T31、T41のゲート端子に、L2はT12、T22、T32、T42のゲート端子に、L3はT13、T23、T33、T43のゲート端子に、L4はT14、T24、T34、T44のゲート端子にそれぞれ接続されている。
L1〜L4の制御信号は図1のゲート回路4から図6に示すように予め設定された動作タイミングで出力される。
図6のタイミングチャートは、ゲート端子に入力されるL1〜L4の信号の論理レベルを示す。L1−L4は水平同期信号Hsyncに同期して、それぞれT1−T4の期間にHレベルになり、4水平周期でそれを繰り返す。
このとき、図5の第1スイッチ33は表1に示す動作をする。表1において、No.欄は水平同期シーケンス番号、ON−TFT欄はON状態のトランジスタ、Gm1−4の欄はそれぞれの入力映像信号を示す。
まず、第1の水平ライン周期T1では、L1のみにHighレベルの信号が入力され、L2、L3およびL4にはLowレベルの信号が入力される。このとき、スイッチ33のT11、T21、T31、T41のトランジスタのみがONとなり、その他のトランジスタはOFFである。この状態では、Gm1−Gm4はそれぞれ映像信号ラインVideoB、VideoB、VideoR、VideoGに接続される。
第2の単位水平ライン周期T2では、L2のみにHighレベルが入力され、L1、L3およびL4はLOWレベルの信号が入力される。このときT12、T22、T32、T42のトランジスタがONとなり、その他のトランジスタはOFFである。この状態では、Gm1−Gm4は、それぞれ第1の単位水平ライン周期における接続を1つずらせたVideoG、VideoB、VideoB、VideoRに接続される。
以下、第3の周期T3と第4の周期T4で同様の動作が行われ、接続がサイクリックに1つずつずれていく。第5の周期T5では、第1の周期T1と同様の動作が行われ、以後、上記の動作が繰り返し実行される。
次に、第2スイッチ34の動作を説明する。
第2のスイッチ34におけるTFTの接続は、第1のスイッチ33による接続を逆にしたものである。すなわち、RGBの入力映像信号が列制御回路Gm1−4へ割り振りられたものを元に戻して、R列、G列、B列の各データ線に、それぞれR、G、Bの入力映像信号に対応する電流データ信号が供給されるようになっている。切り替えのタイミングも第1のスイッチ33の切り替えに同期している。TFTの制御信号L1−L4は第1スイッチと同じ信号が用いられる。各単位水平ライン周期T1−T4における制御信号と、ON−TFTと、Gm1−4の出力端子の接続先のデータ線14r、14g、14bは、表2で示される。
表1と表2を合わせて見れば分かる通り、T1−T4の4期間に、Gm1は、入力がB→G→R→Bと切り替わり、出力が14b→14g→14r→14bと切り替わるので、入力先と出力先の色は常に一致している。Gm2−4についても同様である。したがって、RGBの各データ線には正しくその色の入力映像信号が電流データ信号として出力される。
上記のように一定周期毎に列制御回路を切り替えることによって、1列内を構成するGm1、Gm2、Gm3、Gm4内の各電圧電流変換トランジスタの特性バラツキを分散させることができ、縦スジなどとして現れる表示のムラを軽減できる。
なお、RGB間の電流−発光特性がさらに大きく異なるときは、最も大きな電流を要する色の列制御回路を3個あるいはそれ以上にすることも可能である。
また、1色だけでなく、2色の列に対して複数列制御回路を割り当てることもできる。その個数は、適正な白を表示するためのRGB各発光素子の電流比から、上で説明したように映像信号の補正係数ができるだけ1に近くなるようにして定めることができる。
本実施例は、上述した各実施例を電子機器に用いた例である。
図7は、本実施例のデジタルスチルカメラシステムの一例のブロック図である。図中、50はデジタルスチルカメラシステム、51は撮影部、52は映像信号処理回路、53は表示パネル、54はメモリ、55はCPU、56は操作部を示す。
図7において、撮像部51で撮影した映像または、メモリ54に記録された映像を、映像信号処理回路52で信号処理し、表示パネル53で見ることができる。CPU55では、操作部56からの入力によって、撮影部51、メモリ54、映像信号処理回路52などを制御して、状況に適した撮影、記録、再生、表示を行う。また、表示パネル53は、この他にも各種電子機器の表示部として利用できる。
なお、上記の各実施例において、EL素子を用いた表示装置を例にあげて説明したが、それに限らず、例えばPDP(Plasma Display Panel)やFED(Field Emission Display)等の電流駆動型表示装置に適用可能である。
本発明の実施例1に係る表示装置の全体構成を示す図である。 実施例1の列制御回路の1組の構成図である。 実施例1の列制御回路の詳細図である。 実施例1の画素回路の詳細図である。 本発明の実施例2の列制御回路の1組の構成図である。 実施例2の列制御回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例3のデジタルスチルカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 列制御回路
2 画素回路
3 列シフトレジスタ
4 ゲート回路
9 画像表示部
10 映像信号線
14 データ線
16 ゲート回路
17 水平サンプリング信号
19 制御信号
20 行制御信号
32 補正回路
50 デジタルスチルカメラシステム
51 撮影部
52 映像信号処理回路
53 表示パネル
54 メモリ
55 CPU
56 操作部

Claims (6)

  1. 電流に応じた明るさで発光する発光素子と前記発光素子を駆動する画素回路とが行方向および列方向に配列したマトリクス表示部と、
    入力された映像信号から電流データ信号を生成し出力する複数の列制御回路と、
    前記マトリクス表示部の列ごとに設けられ、前記列制御回路から出力された電流データ信号を列内の前記画素回路の1つに伝達するデータ線とを有する表示装置であって、
    前記マトリクス表示部が複数の色の発光素子を含み、
    前記データ線が、前記表示素子の色別の電流データ信号を伝達する色数のデータ線を1組として複数の組に分割され、
    前記複数の列制御回路が、前記色数のデータ線の組に対して前記電流データ信号を出力する前記色数より多い列制御回路を1組とする複数の組からなり、
    前記列制御回路の1組は、
    前記複数の色のうち所定の色の電流データ信号を伝達するデータ線に接続され、接続された当該データ線に対して前記電流データ信号を出力する少なくとも1つの列制御回路と、
    前記複数の色のうち残る色の電流データ信号を伝達するデータ線に共通に接続され、接続された当該データ線に対して前記電流データ信号の和を出力する、前記所定の色の電流データを伝達するデータ線に接続された列制御回路の数よりも多い数の列制御回路とからなることを特徴とする表示装置。
  2. 前記残る色の電流データを伝達するデータ線に共通に接続される前記列制御回路の個数は、前記所定の色を表示する発光素子の電流−発光効率と、前記残る色を表示する発光素子の電流−発光効率との比に基づいて設定される請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の色ごとに入力される映像信号の振幅を補正する手段をさらに有する請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記複数の色ごとに入力される映像信号と前記列制御回路の組とを切り替え可能に接続する第1のスイッチと、前記列制御回路の組と前記データ線の組とを切り替え可能に接続する第2のスイッチと、をさらに有し、
    前記第2のスイッチの接続は、前記第1のスイッチの接続を元に戻す接続である請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記列制御回路の組ごとに列制御回路の出力電流の和を検出し、
    すべての組についての前記出力電流の和の平均値と、各々の組の前記出力電流の和との差に基づいて、前記列制御回路に入力される映像信号を前記組ごとに補正する補正手段をさらに有する請求項1に記載の表示装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置を表示パネルとして有するデジタルカメラ。
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