JP2007133063A - 表示制御装置、画像表示装置、撮像装置、表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、画像表示装置、撮像装置、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的な画像ファイルの一覧表示を提供する。
【解決手段】記憶媒体に記憶された画像ファイルを表示部に対して最大規定サイズで表示するための表示用画像データから、水平又は垂直方向に沿って一定幅で画像データ部分を切り出す。そして、この切り出した画像データ部分の画像が垂直又は水平方向に配列されるような表示態様となるようにして、一覧表示のための表示用画像データを生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の表示デバイスの表示画面部位に対して画像を表示出力させるための表示制御を実行する表示制御装置とその方法に関する。また、このような表示制御の構成を備える画像表示装置、撮像装置に関する。
例えば写真などの画像データの検索のために、画像データを一覧画像として表示させる態様として、いわゆるサムネイル表示が広く知られている。
このサムネイル表示は、例えば図9(a)に示すようにして、画像表示デバイスの表示画面部Pに対して、サムネイル画像TNといわれる縮小画像を縦横のマトリクス状に配列させるようにして表示させる態様をとるのが通常である。この図9(a)では、表示画面部Pについて、その縦横サイズをそれぞれ3等分するようにして全体を9(=3×3)分割した領域に対して、サムネイル画像TNを配置表示させるようになっている。
また、サムネイル画像TNの元となる画像データは、例えば作成日時などに応じて順序が与えられるようにして管理されるのが通常である。そして、サムネイル表示においては、この画像データの順序は、図9(b)において分割領域ごとに記載する数値により示されるようにして、先ず、1列分を左から右にかけて数えていき、右端の領域まで進んだら、次の1列分を同様にして左から右にかけて数えていくというようにして進めていくようにされる。
また、サムネイル表示は一般にGUIとして機能するようになっている。代表的な例では、ユーザ操作として、サムネイル表示において配置されるサムネイル画像TNのうちから任意のものを選択して、この選択したサムネイル画像を、サムネイル画像TNを配置した分割領域をまとめた1つの画面領域(図9では表示画面部P全体となる)に対して、1枚の画像として拡大表示させることができるようになっているのが一般的である。
特開2000−350134号公報
本願発明としても、所定の表示態様による画像データ検索の一覧表示を実現するための技術を提案するものであり、その一覧表示の態様等について、上記サムネイル表示などをはじめとする従来の一覧表示ではなかったとされる利点が得られるようにすることを目的とする。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、表示制御装置として次のように構成する。
つまり、表示用画像データにより、表示部の表示画面に画像を表示させるための制御を実行する表示制御手段と、表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、この取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段とを備えて表示制御装置を構成することとした。
また、画像表示装置について次のように構成する。
つまり、画像が表示出力される表示手段と、表示用画像データにより、表示手段の表示画面に画像を表示出力させるための制御を実行する表示制御手段と、表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、この取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段とを備えることとした。
また、撮像装置について次のように構成することとした。
つまり、撮像により画像情報を得る撮像手段と、この撮像手段により得た画像情報を、画像データとして所定の記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、表示用画像データにより、表示画面に画像を表示出力させるための制御を実行する表示制御手段と、表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、記憶媒体に記憶されている所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、この取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段とを備えることとした。
また、表示制御方法としては次のように構成することとした。
つまり、表示用画像データにより、表示部の表示画面に画像を表示させるための制御を実行する表示制御手順と、表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手順と、この取得手順により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手順とを実行するように構成することとした。
上記各構成により生成される配列画像表示用画像データは、所定複数の画像から取得したとされる切り出し画像部分を所定の一方向に順次配列した表示態様に対応するとなる。個々の切り出し画像部分の画像データは、本来は所定サイズにより単独で表示部に表示させるべき1つの画像データから、その一部を所定方向に沿って切り出したものとしてみることができる。
このようにして生成される配列画像表示用画像データを基として表示される画像は、全体としては、表示画面において単独で表示される1枚分の画像サイズを有し、そのなかにおいて、切り出し画像データ部分を基とする画像部分が順次配列されたものとなる。従って、切り出し画像データ部分を基とする画像部分の拡大/縮小率そのものは、通常に1枚分を表示させるときの画像と同等とすることができる。
このようにして本発明は、本来の1枚表示のときと同等とされる拡大/縮小率による切り出し画像データ部分の画像の集合による、画像データの一覧表示が行われる。
このようにして、一覧表示画像を形成する切り出し画像データ部分の画像が、1枚表示のときと同じサイズのものから切り出されたものとされることで、切り出し画像部分のそれぞれは、1枚表示の画像と同じ見やすさが保たれることになる。これにより、例えば、切り出し画像部分のそれぞれについて、本来の1枚表示と同じ印象、感覚で見比べながら選ぶことができるなど、これまでには無い利便性をユーザに提供できる。
図1は、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)としての装置である、デジタルスチルカメラの外観例を示している。
この図においては、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1についての背面の様子を平面図により示している。この図に示されるようにして、デジタルスチルカメラ1の背面においては、表示画面部7Aが表出するようにして設けられる。この表示画面部7Aは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスの表示画面となる部位とされる。また、表示画面部7Aのサイズは、デジタルスチルカメラ1の実際のサイズにもよるが、例えば2型〜3型前後程度であるのが一般的である。撮像時においては、この表示画面部7Aに撮像画像が表示されるようになっており、撮影者であるユーザは、ビューファインダの代わりに、この表示画面部7Aに表示される画像を見ながら写真撮影を行うことができる。また、例えば所定の記憶媒体20に記録された撮像画像などの画像データを、画像として再生して表示出力させることもできるようになっている。さらには、例えば、デジタルスチルカメラ1についての各種設定を行うための操作画面なども表示するようにされる。
また、デジタルスチルカメラ1には、写真撮影その他必要な操作のために各種操作子が設けられる。図1では、これらの操作子のうち、以降の実施の形態としての説明に関連するものを含む主要な操作子を示している。
シャッターボタン31は、撮像画像を写真画像として記録するための操作子である。シャッターボタン31が操作されることに応じて、その操作に応じたタイミングで得られていた撮像画像が、例えば所定形式の静止画像データとして、デジタルスチルカメラ1に装填、あるいは内蔵される記憶媒体に書き込まれて記憶される。
ズームキー32は、本来的には、撮像画像の画角を変更するために用いられる操作子であり、例えば、ワイド(W:Wide)側に対して操作を行えば画角が拡大した撮像画像となり、望遠(T:Tele)側に対して操作を行えば画角が狭くなって望遠の撮像画像になる。
十字キー33は、上下左右の何れかの方向を択一的に指定する操作を行うための操作子である。この十字キー33は、そのときの操作モード、動作モード等に応じて操作に応答した動作が異なる。例えば、表示画面部7Aに表示されるカーソルの移動などに用いる場合には、十字キー33に対する操作に応じて、カーソルが上下左右のいずれかの方向に移動するようにされる。また、この十字キー33の中央部分は、押圧操作が可能なようになっており、例えば上記したカーソル移動操作に伴っては、カーソルが配置された項目を選択決定するための操作に用いられる。
また、この図では、ボタンキー34,35も示されている。これらのボタンキー34、35は、単純に押圧/解除が可能なキーとされており、そのときの操作モード、動作モード等に応じて操作に応答した動作は異なってくるものとされる。
なお、この図1において図示されていないデジタルスチルカメラ1の前面側には、例えば撮像光学系であるカメラレンズ部などが前方を撮像方向とするようにして備えられる。
図2は、本実施の形態としてのデジタルスチルカメラ1の構成例を示すブロック図である。
この図に示すデジタルスチルカメラ1において、光学系部2は、撮像レンズ、絞りなどを備えて成り、入射された光を撮像光として、光電変換部3に結像させる。また、光学系部2においては、フォーカス(焦点)調整のためのフォーカス調整機構や、絞り値に応じて絞りを可変する絞り可変機構などを備えているものとされ、このような機構部の駆動は、カメラ機能部6から出力される駆動信号によって行われる。カメラ機能部6は、CPU10の制御に応じて、しかるべきフォーカス状態や絞りの状態等が得られるように所要の駆動信号を出力するようにされている。
また、例えば光学ズーム機能を与えることとした場合には、光学系部2においてズームレンズを移動させるズーム機構を設けると共に、上記と同様にして、CPU10の制御に応じて上記ズーム機構を移動させる駆動部を設けるようにすればよい。さらに、カメラ機能部6として、ストロボを設けたうえで、ストロボ発光機能を与えるように構成することもできる。
光電変換部3は、例えば光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOSセンサ等を備えて構成され、光学系部2から入射されて受光面にて結像された撮像光を光電変換することで撮像信号を生成して画像信号処理部4に出力する。撮影時においては、例えば露出設定結果に応じて決定されるシャッター速度の指示が、CPU10から画像信号処理部4に通知される。画像信号処理部4では、通知されたシャッター速度に対応する走査タイミング信号を光電変換部3に出力する。光電変換部3は、この走査タイミング信号に応じて走査を行うようにして、光電変換処理を実行して映像信号を出力するようにされる。
画像信号処理部4は、光電変換部3から入力されたアナログの映像信号について、例えばゲイン調整、サンプルホールド処理を施すことによって波形整形を行ったうえで、A/D変換を行うことで、デジタルとしての画像信号データに変換する。そして、この変換処理によって得られたデジタル画像信号について、例えば、カラー表示に対応する表示用輝度データ(表示用画像データ)の生成処理などをはじめ、表示部7にて表示が行われるようにするための画像信号処理を実行する。これに伴い、画像信号処理部4では、CPU10の制御に応じてキャラクタ画像なども撮像画像に重畳して表示可能なように、いわゆるオンスクリーンディスプレイのための信号処理も実行可能とされている。
表示部7として採用される実際のディスプレイデバイスについては特に限定されるべきものではないが、現状においては、前述もしたように、広くLCDが採用されている。
また、画像信号処理部4は、光電変換部3から入力されたアナログ画像信号を変換して得たデジタル画像信号について、例えば所定方式による画像データ圧縮処理を施して、圧縮画像データを生成することも可能とされている。この圧縮画像データは、記録用データとして、例えばCPU10の制御によってメディアコントローラ13に転送される。なお、この図では、記録用データは、CPU10を介するようにしてメディアコントローラ13に転送される形態として示されている。
また、画像信号処理部4では、光電変換部3から入力された画像(映像)信号や、後述する記憶媒体20から読み出された画像データなどを、所定方式のアナログ画像信号又はデジタル画像信号に変換して、画像入出力部5を介して外部機器などに出力可能とされている。
また、この画像入出力部5は、外部から所定方式の画像信号を入力可能ともされており、この入力した画像信号を画像信号処理部4の処理を経て表示部7に表示させることが可能とされる。また、画像信号処理部4は、画像入出力部5が入力した画像信号について、光電変換部3から入力されたアナログ画像信号と同様にして、記録用データに変換してメディアコントローラ13に転送することもできる。
これに対応して、画像入出力部5は、例えば所定方式に従った映像(画像)信号出力端子/映像信号入力端子を備える。
メディアコントローラ13は、CPU10との連携により、所定の記憶媒体(メディア)20に対応して、データ処理に関する制御処理を実行可能に構成される。ここでいう記憶媒体20に対するデータ処理とは、記憶媒体20のフォーマット処理や、記憶媒体20の記憶領域に対するファイル及びファイル管理のための情報(ファイル管理情報)などの書き込み/読み出し処理など、記憶媒体20に記憶されるべきデータに関連する何らかの処理をいう。
なお、ここでの記憶媒体20の種類としては特に限定されるべきものではないが、現状においては、フラッシュメモリなどによるリムーバブルの記憶媒体を挙げることができる。このようなリムーバブルの記憶媒体に対応するメディアコントローラ13の具体的構成としては、装填された記憶媒体に対してデータの書き込み、読み出しを直接的に実行するドライブとしての物理デバイスと、このドライブとCPU10との間の通信を実現するためのプログラムなどとされる。
また、例えば記憶媒体20に記憶されている静止画の画像ファイルを再生するときには、CPU10及びメディアコントローラ13は、指定された画像ファイルにアクセスして読み出しを行い、画像信号処理部4に転送する。
このようにして画像ファイルが転送されてきた場合、画像信号処理部4は、この静止画ファイルの画像が表示部7にて再生表示されるように、画像信号処理を実行する。
また、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1は、音声処理部8及び音声入出力部9を備えることで、音声信号の入出力も可能とされている。
音声入力については、音声入出力部9としてマイクロフォンなどを備え、外部音声の収音を行って音声信号に変換して音声を入力するようにされる。あるいは、音声信号入力端子などを備えて外部のオーディオ機器などからオーディオ信号を入力する。そして、このようにして入力した音声信号を音声処理部8に出力する。音声処理部8は、所定形式に符号化されたデジタルオーディオデータに変換するなどの音声信号処理を施す。このデジタルオーディオデータは、CPU10の制御によって、例えば静止画データに付随する所定形式のオーディオデータや、所定形式のオーディオデータファイルなどの記録データとして、例えば上記のようにして記憶媒体20に記憶させることが可能とされる。
また、上記のようにして記憶媒体20に記憶されたオーディオデータを、音声処理部8及び音声入出力部9により音声として再生出力することも可能とされる。例えば、CPU10は、記憶媒体20からオーディオデータを読み出して音声処理部8に転送する。音声処理部8は、転送されてきたオーディオデータの形式に応じた復号処理など所要の音声信号処理を施して、アナログ音声信号として音声入出力部9に出力する。音声入出力部9は、スピーカあるいはヘッドフォン端子などを備え、例えば音声処理部8から入力された音声信号を増幅してスピーカを駆動し、再生音声を出力する。あるいは、ヘッドフォン端子に供給する。また、例えば記憶媒体20から再生されたオーディオデータは、音声処理部8の音声信号処理を経た後に、音声入出力部9を介して、外部に対して所定形式のオーディオ信号、オーディオデータとして出力することも可能とされている。この場合、音声入出力部9としては、音声処理部8から出力されるオーディオ信号、オーディオデータの形式に対応するオーディオ出力端子を備えることになる。
CPU(Central Processing Unit)10は、プログラムを実行することでデジタルスチルカメラ1についての各種制御処理を実行する。ROM11は、CPU10が実行する各種プログラムのほか、CPU10が処理を実行するのに使用する各種設定情報などが記憶されている。RAM12は、CPU10がプログラムに従った処理を実行するときの作業領域として使用されるもので、各種の演算処理結果などのデータが保持される。
また、不揮発性メモリ12aは、例えばフラッシュメモリなどをはじめとした、電源供給が停止しても記憶内容が消去されない性質のメモリ素子により形成され、CPU10の制御によって、データの書き込み/読み出しが実行される。この不揮発性メモリ12aに記憶されるべきデータ(情報)としては、適宜内容の変更が行われる設定情報などが一般的であるが、特に限定されるものではなく、実際のデジタルスチルカメラ1の仕様などに応じて所要の各種の情報を記憶することとされればよい。
この場合の操作入力部15は、図1に示した操作子を含み、デジタルスチルカメラ1に備えられる各種操作子を一括して示しているものとされる。例えば、この操作入力部15における操作子としては、写真撮影時に操作されるシャッターボタン、撮影モードなどを選択する操作子、パラメータのアップ/ダウンを行うための操作子などが含まれる。また、操作入力部15として、例えば表示部7の表示画面を利用したGUIとしての入力操作を実現するための構成を備えるようにしてもよい。
通信部16は、CPU10の制御に応じて、所定のデータ通信方式により外部デバイスと通信を行うためのハードウェア、ソフトウェアを実装して構成される部位である。この通信部16が対応するデータ通信方式としては、有線、無線を問わず特に限定されるべきものではなく、また、対応するデータ通信方式の数も限定されるべきものでない。現状であれば、データ通信方式としては、有線ではEthernet(商標)などのネットワーク、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などのデータバス規格などを挙げることができる。また、無線であれば、Bluetooth(商標)などのデバイス間近距離無線通信、IEEE802.11a/b/gなどの無線LAN(Local Area Network)規格を挙げることができる。
電源部17は、デジタルスチルカメラ1における各種のハードウェアデバイスに対して動作電源を供給するもので、例えばバッテリや電源アダプタからの電力供給を受けて動作する電源回路などを備えて構成される。
上記構成による本実施の形態のデジタルスチルカメラ1では、記憶媒体20に記憶されている写真としての静止画ファイル(画像データ)の画像を一覧表示することができるようになっている。なお、本実施の形態としての写真画像の一覧表示については、以降説明するようにして、水平/垂直いずれかの単一方向により撮影時間に従った順序で配列させることに基づき、単一方向配列一覧表示ともいうことにする。
図3及び図4は、本実施の形態の単一方向配列一覧表示についての基本的な概念、及び表示態様を示している。
先ず、図3から説明する。
図3(a)には、記憶媒体20に記憶されている静止画ファイルの画像を、撮像時間順に配列させている。ここでは、撮像時間が新しいものから古いものの順に、図の左から右となるようにして横方向に配列させている。この図3(a)において配列が示される5つの静止画ファイルの画像については、新しいものから古いものの順に、画像Pic1、Pic2、Pic3、Pic4、Pic5の順に名称を付している。
また、この図3(a)に示されている静止画ファイルの各画像の表示時のサイズを想定した場合には、例えば表示画面部7Aに対して1枚の静止画の画像(1枚画像)を単独で最大サイズにより表示させる場合の規定サイズ(1枚画像規定サイズ)と同じであるものとする。なお、ここでの1枚画像規定サイズは、説明を簡単で分かりやすいものとするために、表示画面部7Aそのものに対応したサイズであることとする。従って、表示画面部7Aの水平/垂直(横/縦)方向のサイズについて、それぞれ、水平方向をa、水平方向をbで表すとすると、図3(a)に示される静止画ファイルの各画像の表示サイズについても、水平、垂直方向についてそれぞれサイズa,bにより表せることになる。
そして、上記図3(a)に示される静止画ファイルの画像ごとについて、破線で示すようにして、切り出し領域Zvを設定する。この切り出し領域Zvはa/Nで表される水平方向のサイズ(幅)により、静止画ファイルの画像を垂直方向に沿って切り出すべき領域となる。なお、切り出し領域Zvの幅を決定する変数Nは、後の説明から理解されるように、1枚分の画像としての単一方向配列一覧表示における切り出し画像領域の数に対応する。また、図3においては変数N=4が設定された場合を示していることとする。
続いては、図3(a)に示す静止画ファイルの各画像について、切り出し領域Zvにより画像部分の切り出しを行い、この切り出した画像部分(切り出し画像部分)を、図3(a)の元の画像と同様に、撮像時間に従って、新しいものから古い順に、左から右に順次配列させる。すると、その画像全体としては、図3(b)に示すようにして、画像Pic1、Pic2、Pic3、Pic4、Pic5に対応する切り出し画像部分Pic1/Zv、Pic2/Zv、Pic3/Zv、Pic4/Zv、Pic5/Zvが、左から右にかけて配列されていく状態に見える画像が得られることになる。つまり、切り出し画像部分が、元の画像ファイルの撮影時間に従った順で配列された画像が得られる。
そして、上記図3(b)に示すようにして形成された切り出し画像部分の配列画像に対して、表示画面部7Aにおける1枚画像規定サイズ(a×b)に対応する枠を当て嵌めたとすると、例えば図3(c)に示すようにして、その枠内には、ちょうど、切り出し画像部分Pic1/Zv、Pic2/Zv、Pic3/Zv、Pic4/Zvの配列部分が収まることになる。
例えばこの図3(c)に示す表示状態が、本実施の形態の単一方向配列一覧表示の基本的一形態となる。例えば、この図3(c)に示す表示状態から、切り出し画像部分を1枚分だけ左方向に対してスクロールさせたとすると、図3(c)に示した配列が表示画面部7Aとしての枠に対して左方向にシフトすることになる。これにより、表示画面部7Aには、左から右にかけて切り出し画像部分Pic2/Zv、Pic3/Zv、Pic4/Zv、Pic5/Zvが表示される状態に遷移する。また、図3(d)の状態から切り出し画像部分を1枚分だけ右方向に対してスクロールさせれば、図3(c)の表示に戻る。つまり、本実施の形態の単一方向配列一覧表示は、切り出し画像部分の配列方向(図3では左右方向)に沿ってスクロールを行うことで、表示される切り出し画像部分を表示配列順(撮影時間)に従って変更させていくことができるようになっている。
上記図3(c)(d)は、元画像から縦(垂直)方向に切り出した画像部分を横(水平)方向に配列させることで単一方向配列一覧表示としての画面を形成している。そこで、図3(c)(d)に示した単一方向配列一覧表示については、横(水平)方向配列一覧表示ともいうことにする。
図4は、本実施の形態の単一方向配列一覧表示についてのもう1つの基本的な態様である、縦(垂直)方向配列一覧表示の概念、及び基本表示態様を示す。
縦方向配列一覧表示に対応しては、図4(a)に示すようにして、記憶媒体20に記憶されている静止画ファイルの画像を、撮像時間順に従って縦(垂直)方向に配列させたものをイメージする。ここでは、撮像時間が新しいものから古い画像Pic1、Pic2、Pic3、Pic4、Pic5の順に、図の上から下となるようにして配列させている。
そのうえで、この場合には、上記図4(a)に示される静止画ファイルの画像ごとについて、破線で示すようにして、切り出し領域Zhを設定する。この切り出し領域Zhはb/Mで表される垂直方向のサイズ(幅)により、静止画ファイルの画像を水平方向に沿って切り出すべき領域となる。この場合の切り出し領域Zhの幅を決定する変数Mは、全体が1枚画像として表示される縦方向配列一覧表示における切り出し画像領域の数に対応する。また、図3においては変数M=4が設定された場合を示していることとする。
続いては、図4(a)に示す静止画ファイルの各画像について、切り出し領域Zvにより画像部分の切り出しを行い、この切り出した画像部分(切り出し画像部分)を、図4(a)の元の画像と同様に、撮像時間に従って、新しいものから古い順に、上から下に順次配列させる。すると、この場合の画像全体としては、図4(b)に示すようにして、画像Pic1、Pic2、Pic3、Pic4、Pic5に対応する切り出し画像部分Pic1/Zh、Pic2/Zh、Pic3/Zh、Pic4/Zh、Pic5/Zhが、上から下にかけて配列されていく状態に見える画像が得られることになる。
そして、上記図4(b)に示すようにして形成された切り出し画像部分の配列画像に対して、表示画面部7Aにおける1枚画像規定サイズ(a×b)に対応する枠を当て嵌めたとすれば、図4(c)に示すようにして、その枠内には、ちょうど、切り出し画像部分Pic1/Zh、Pic2/Zh、Pic3/Zh、Pic4/Zhの配列部分が収まることになる。このようにして、本実施の形態の縦方向配列一覧表示の基本的表示態様が得られることになる。
そして、この場合には、画像を上又は下に移動させるようにしてスクロールを行って新たな切り出し画像部分を表示させていくことができる。例えば図4(c)と図4(d)との間での表示内容の遷移として示すようにして、切り出し画像部分を1枚分、上方向に対して、スクロールさせることで、表示画面部7Aには、上から下にかけて、切り出し画像部分Pic2/Zv、Pic3/Zv、Pic4/Zv、Pic5/Zvが表示される状態に遷移する。また、図4(d)の状態から切り出し画像部分を1枚分だけ上方向に対してスクロールさせれば、図4(c)の表示に戻る。
このようにして、上記図3(c)(d)、図4(c)(d)に示される単一方向配列一覧表示では、本来は表示画面部7Aに対して1枚画像を単独表示させるべき1枚画像規定サイズを、水平又は垂直何れかの方向に沿って複数個の領域に等分割し、これらの等分割された領域に対して、切り出し画像部分が順次配列されるようにして表示される。また、この配列順は、例えば撮影時間など、ファイル管理に用いられる特定の属性に従うようにされる。
この場合、切り出し画像部分は、上記1枚画像規定サイズの元画像から切り出したものである。従って、切り出し画像部分の個々は、元の画像に対して等倍(1倍、100%)の拡大/縮小率を有する。これにより、表示画面部7Aに表示される単一方向配列一覧表示における切り出し画像部分の各々は、元画像と同じ大きさ、解像度でその内容が表示されることになる。
例えば1枚画像規定サイズによりサムネイル表示を行うとすれば、表示させるサムネイル画像数に応じて、個々のサムネイル画像は縮小されていくことになる。サムネイル画像は、常に1枚分全体の画像が表示される点で把握しやすいという利点はあるが、縮小が進むほど、例えばサムネイル画像を形成する画素数(解像度)も小さくなることから、細部が表現できなくなる。このために、例えば、そのサムネイル画像の元となる画像データを規定サイズにより1枚画像として表示させた場合と比較すれば、かえって画像の本来のイメージがつかみにくくなり、検索もしづらくなることがあると考えられる。
これに対して本実施の形態の単一方向配列一覧表示であれば、個々の切り出し画像部分は元画像の一部のみではあるものの、その画像内容としての大きさは、元画像を1枚画像規定サイズにより単独表示させる場合と変わらない。つまり、切り出し画像部分の元画像に対する拡大/縮小率は1倍(100%)で同等である。従って、本実施の形態の単一方向配列一覧表示であれば、元画像を見た場合と同じ印象、イメージで、画像の検索を行える。また、このときには、同時に単一方向配列一覧表示の画面内に表示されている他の切り出し画像部分との比較を行うこともできる。ちなみに、サムネイル表示の場合には、例えば複数の画像を元画像としてのサイズにより表示させることは、通常の1枚画像に対応する表示デバイスの画面サイズ、アスペクト比では不可能である。また、例えば画像データの表示サイズのアスペクト比が4:3であるとした場合には、表示デバイスの画面サイズを、アスペクト比8:3あるいは4:6のようにして通常サイズの2倍とすれば、2枚の元画像サイズを同時表示できるが、現状では、このような画面サイズの表示デバイスは特殊品であり汎用性には乏しい。
また、本実施の形態の単一方向配列一覧表示における切り出し画像部分は、例えば撮影時間などのしかるべきファイル管理順に従って配列されることから、単一方向配列一覧表示に表示される切り出し画像部分間の順序関係の把握についても特に困難は生じない。
また、本実施の形態としての単一方向配列一覧表示は、例えばサムネイル表示などの従来から知られている画像一覧表示とは相当に異なる表示態様となるものであり、続けて説明する表示に関する操作などを含めて、より高い娯楽性も与えられる。
上記しているように、本実施の形態の単一方向配列一覧表示は、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示との2つの態様がある。実際の適用として、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1にて可能な単一方向配列一覧表示を、横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示の何れかのみとしてもよい。しかしながら、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示を切り換えて使用できるようにすれば、例えば、ユーザの感覚や、切り出し領域の配列された画像内容の状態などに応じて、ユーザが使い勝手のよい配列方向を選ぶことができたり、また、娯楽性も増したりすることになって好ましい。そこで、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1としては、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示を切り換えて使用できるようにされる。
図5により、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1に対する操作に応じた、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示との間での表示切換の態様例について説明する。
図5(a)には、デジタルスチルカメラ1において、撮像画像(記憶媒体20に記憶された撮像画像データ)を表示部7に表示出力させるための再生モードとされている状態の下で、表示部7の表示画面部7Aの画面サイズに対して、撮像画像のうちから選択された或る1枚分の撮像画像を最大サイズ(1枚画像規定サイズ)により表示させている状態を示している。なお、ここでは、このようにして1枚画像規定サイズに対して、そのまま1枚分の撮像画像データを表示させたものについて、複数の撮像画像のうちから代表となる撮像画像(代表撮像画像)を表示させているものとして考え、「代表撮像画像表示」ということにする。
そして、この代表撮像画像表示の状態から、例えばデジタルスチルカメラ1の本体に設けられる操作子である十字キー33における右キー、又は左キーを操作したとすると、図5(b)に示す横方向配列一覧表示に表示が切り換わるようにされる。
なお、上記のようにして、図5(a)の代表撮像画像表示から図5(b)の横方向配列一覧表示に切り換えるときには、代表撮像画像表示として表示されていた代表撮像画像に対して、横方向配列一覧表示の表示内容との関連性を持つようにさせることがユーザの操作感覚を考慮すると好ましい。そこで、この場合においては、例えば、横方向配列一覧表示における1つの切り出し画像部分Zvには、切り換え前の代表撮像画像の部分を表示させるようにしている。ここでは、最も撮像時間が新しいとされる左端の切り出し画像部分Zvに対して、代表撮像画像を表示させるようにしている。
なお、横方向配列一覧表示において、表示切り換え前に表示されていた代表撮像画像を、どの位置の切り出し画像部分Zvに配置するのかについては、例えば他にも、横方向配列一覧表示において水平方向的にみて中央あるいはほぼ中央となる位置の切り出し画像部分Zvに配置させることも考えられる。このようにすれば、代表撮像画像に対して撮像時間的に前後となる他の撮像画像も同時に表示されるので、撮像画像内における代表撮像画像の撮像時間をより把握しやすくなると考えられる。
また、横方向配列一覧表示への切り換え後において初期的に表示されるカーソルCRの配置位置については、例えば、切り換え前の代表撮像画像に対応する切り出し画像部分Zvの位置とすることが考えられる。このようにすれば、表示切り換え前まで表示されていた代表撮像画像が、横方向配列一覧表示において、撮像時間的に他の撮像画像とどのような関係にあるのかを把握しやすくなり、その分使い勝手もよくなる。
そして、このようにして横方向配列一覧表示が行われた状態で、さらに十字キー33の左キー、右キーを操作した場合には、この操作に応じて、横方向配列一覧表示のスクロールが行われるものとする。
例えば、十字キー33の右キーを操作したとすると、切り出し画像部分Zvの表示内容が右側に1つづつシフトしていく(つまり、より新しいものが表示されていく)ような状態でのスクロールが行われる。これに対して、十字キー33の左キーを操作したとすると、切り出し画像部分Zvの表示内容が左側に1つづつシフトしていく(より古いものが表示されていく)ような状態でのスクロールが行われる。
また、横方向配列一覧表示が行われている状態の下では、カーソルCRを、左方向、右方向に沿って、切り出し画像部分Zvごとに移動させていくことができる。本実施の形態では、この操作は、ズームキー32に対する短時間の押圧操作により行うことができるものとする。
例えばズームキー32として左側に在るとされるワイド(W)キーを操作するごとに、カーソルCRは、順次、左隣の切り出し画像部分Zvに移動していくようにされる。また、ズームキー32として右側に在るとされる望遠(T)キーを操作するごとに、カーソルCRは、順次、右隣の切り出し画像部分Zvに移動していくようにされる。
上記のようにして、図5(b)の横方向配列一覧表示の下で、十字キー33とズームキー32に対する操作によりカーソル移動、スクロールを行うことで、ユーザは、任意の撮像画像が表示される切り出し画像部分Zvを選択してカーソルCRを配置させることができる。そして、例えば、ユーザが所望の切り出し画像部分Zvを選択してカーソルCRを配置させたうえで、決定の意義を持つ操作を行ったとすると、このカーソルCRが配置された切り出し画像部分Zvに表示されている撮像画像が、再度、図5(a)に示された態様により、代表撮像画像として表示される。ちなみに図5(b)から図5(a)への表示の切り換わりは、図5(b)の表示状態の下で、左端の切り出し画像部分Zvに対してカーソルCRを配置させて決定操作を行うことで生じる。
これにより、ユーザは、切り出し画像部分Zvとして部分的にしか見えていなかった画像の全体をみることができる。なお、この場合の決定の意義を持つ操作としては、例えばボタンキー34又は35の何れかに対する押圧操作を割り当てることとすればよい。
上記したような代表撮像画像表示と横方向配列一覧表示との間での切り換えと、横方向配列一覧表示に対する操作は、代表撮像画像表示と縦方向配列一覧表示との間での切り換えと、縦方向配列一覧表示に対する操作においても同様にして適用される。
先ずは、図5(a)に示す代表撮像画像表示の状態から、十字キー33の上キー又は下キーを操作したとすると、図5(c)に示す縦方向配列一覧表示に表示が切り換わるようにされる。そして、この図5(a)から図5(c)への表示切り換えに際しても、図5(a)から図5(b)への表示切り換えと同様にして、先に表示されていた代表撮像画像に対して、横方向配列一覧表示の表示内容が関連性を持つようにさせるものとすることが好ましい。そこで、この場合にも、例えば縦方向配列一覧表示における1つの切り出し画像部分Zhに対して、代表撮像画像を表示させるようにしている。
また、縦方向配列一覧表示が行われている状態の下でも、十字キー33の上キー、下キー操作により、縦方向配列一覧表示をスクロールさせることができる。
例えば、十字キー33の上キーを操作したとすると、切り出し画像部分Zhの表示内容が上側に1つづつシフトしていく(つまり、より古いものが表示されていく)ような状態でのスクロールが行われる。これに対して、十字キー33の下キーを操作したとすると、切り出し画像部分Zvの表示内容が下側に1つづつシフトしていく(より新しいものが表示されていく)ような状態でのスクロールが行われる。
また、この場合においても、ズームキー31に対する短時間の押圧操作により、カーソルCRを、上方向、下方向に沿って、切り出し画像部分Zhごとに移動させていくことができる。
例えば、ズームキー32のワイド(W)キーを1回押圧操作するごとに、カーソルCRは、1つ上の切り出し画像部分Zhに順次移動していくようにされる。また、ズームキー32の望遠(T)キーを1回押圧操作するごとに、カーソルCRは、1つ下の切り出し画像部分Zvに順次移動していくようにされる。
上記のようにして、図5(c)の縦方向配列一覧表示の下では、ズームキー31、十字キー33の上/下キーの操作によりカーソル移動、スクロールを行うことで、ユーザは、任意の撮像画像が表示される切り出し画像部分Zhを選択してカーソルCRを配置させることができる。そして、例えば、ユーザが所望の切り出し画像部分Zhを選択してカーソルCRを配置させたうえで、決定の意義を持つ操作を行ったとすると、このカーソルCRが配置された切り出し画像部分Zhに表示されている撮像画像が、再度、図5(a)に示された態様により、代表撮像画像表示として表示される。
また、例えば横方向配列一覧表示が行われている状態において、十字キー33の上キー又は下キーを操作したとする。すると、この場合には、図5(b)から図5(c)への遷移として示すようにして、横方向配列一覧表示から縦方向配列一覧表示に表示が切り換わるようにされる。また、逆に、縦方向配列一覧表示が行われている状態において、十字キー33の左キー又は右キーを操作したとする。すると、この場合には、図5(c)から図5(b)への遷移として示すようにして、縦方向配列一覧表示から横方向配列一覧表示に表示が切り換わるようにされる。
なお、このようにして横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示との間で表示の切り換えを行う場合には、切り出し画像部分ごとの表示内容については共通となるようにされる。具体的には、図5(b)(c)の場合であれば、先ず、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示は、それぞれ4つの切り出し画像部分Zv、Zhから成るようにされている。つまり、表示切り換えが行われる横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示とで、切り出し画像部分は同数となるようにされる。そのうえで、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示とで、切り出し画像部分に表示される元の撮像画像を一致させる。つまり、横方向配列一覧表示において、左から右にかけて表示される切り出し画像部分の元画像が、縦方向配列一覧表示において、上から下にかけて表示される切り出し画像部分の元画像と同じとなるようにされる。このようにして、横方向配列一覧表示と縦方向配列一覧表示との間で表示の切り換えが行われる際にも、その表示内容の関連性を保ち、使い勝手がよくなるように配慮している。
このようにして、本実施の形態では、横方向配列一覧表示への切り換え、あるいは縦方向配列一覧表示への切り換えについて、十字キー33を用いることとしている。そして、横方向配列一覧表示への切り換えは、十字キー33における左キー又は右キーの操作として、十字キーの操作方向と、横方向配列一覧表示における切り出し画像部分Zvの配列方向とを対応させている。同様に、縦方向配列一覧表示への切り換えは、十字キー33における上キー又は下キーの操作として、十字キーの操作方向と、縦方向配列一覧表示における切り出し画像部分Zhの配列方向とを対応させている。このようにして、横方向配列一覧表示への切り換え、あるいは縦方向配列一覧表示への表示切り換えと、キー操作方向とを対応させることで、ユーザの操作感覚を損なわないように配慮している。
また、本実施の形態では、ズームキー32について長押し操作を行うことにより、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分(Zv,Zh)の画像数について、予め設定された最少数と最大数の間で変更することができる。
例えば、図6(a)に示すようにして、4つの切り出し画像部分Zvから成る横方向配列一覧表示が行われているとする。この状態から、ズームキー32におけるワイド(W)キーを長押し操作したとする。すると、この横方向配列一覧表示は、切り出し画像部分Zvが増加するようにしてその表示態様が変化していくようにされる。例えば、図5(a)の表示状態からワイド(W)キーの長押しを行ったとすると、この状態から、横方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分Zvが1つづつ増加していくようにされる。そして、或るタイミングでワイド(W)キーの長押し操作を解除すれば、図5(b)に例示するようにして、横方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分Zvが6つに増加した状態の表示に切り換わる。このようにして、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分Zvの数が増加すれば、個々の切り出し画像部分Zvの切り出し幅は狭くなるものの、一度に閲覧できる撮像画像の数は多くなる。
逆に、ズームキー32における望遠(T)キーを長押し操作したとすると、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分Zvの数は減少する。例えば、図6(b)に示す状態において、望遠(T)キーを長押し操作すると、切り出し画像部分Zvの数が1つづつ減少していき、あるタイミングで操作を停止したとすると、図6(a)に示すようにして、切り出し画像部分Zvが4つに減少した状態の表示となる。このようにして切り出し画像部分の数を少なくすれば、一度に閲覧できる撮像画像数は少なくなるが、かわりに切り出し画像部分ごとの面積が大きくなるので、個々の画像内容については、より分かりやすくなる。なお、このような切り出し画像部分数の変更操作は、縦方向配列一覧表示においても同様にして行うことができる。
このようにして、本実施の形態では、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分の数を変更できるようにして、単一方向配列一覧表示の自由度と、利便性の向上を図っている。また、この場合には、切り出し画像部分の変更をズームキー操作により行うこととしている。例えば切り出し画像部分が少なくなって、個々の切り出し画像部分の面積が大きくなっていくのは、望遠となっていくのに応じて撮像画像が拡大していくイメージと重なり、切り出し画像部分が多くなって個々の切り出し画像部分の面積が小さくなっていくのは、広角となるのに応じて、より全体が画角に収まっていくような撮像画像のイメージと重なる。つまり、切り出し画像部分数の可変操作にズームキーを用いることで、ユーザの操作感覚に適うように配慮しているものである。
続いて、図7及び図8のフローチャートを参照して、単一方向配列一覧表示に関して、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1が実行すべき手順例について説明する。なお、この図に示す手順は、本実施の形態のデジタルスチルカメラ1が備えるCPU10が、ROM11に記憶保持されるプログラムを実行することによって得られる処理としてみることもできる。
先ず、図7は、単一方向配列一覧表示を開始する場合、あるいはその表示内容を変更する場合の手順を示している。
この場合には、先ずステップS101により、これより表示させるべき単一方向配列一覧表示の配列方向を設定する。つまり、横方向配列一覧表示であるのか縦方向配列一覧表示であるのかを設定する。また、次のステップS102により、ステップS101により設定された配列方向での単一方向配列一覧表示における画像分割数Nを設定する。つまり、単一方向配列一覧表示内に配列させるべき切り出し画像部分の数を設定する。
ステップS101からステップS102を経て最初のステップS103に至った段階では、単一方向配列一覧表示内に配列させるべき切り出し画像部分の元となる画像ファイルとして、最初となる画像ファイルを、記憶媒体20から読み出すための処理を実行する。このステップS103が実行されるごとに読み出す画像ファイルの順序について、例えば、撮影時間の新しい順に従うものとすると、最初のステップS101においては、単一方向配列一覧表示内に配列させるべき切り出し画像部分のうちで、撮影時間が最も新しいものの画像ファイルを読み出すことになる。
ステップS104では、上記のようにして読み出した画像ファイルについて、例えば所定の復号処理などを施して、1枚画像規定サイズによる表示用画像データを生成するようにされる。つまり、仮に表示部7に表示出力させたとすれば、表示画面部7Aにおいて単独で最大サイズにより表示されることになる画素数、解像度による表示用画像データである。
上記ステップS104により生成した1枚画像規定サイズの表示用画像データは、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分の元となるものであり、この表示用画像データの所要の領域部分を切り出すようにして、1つの切り出し画像部分の画像データを得るようにされる。そこで、次のステップS105においては、上記ステップS104により生成した1枚画像規定サイズの表示用画像データについて、切り出し画像部分の画像データとして切り出すべき領域部分の位置を決定する。
このステップS105における切り出し領域の位置決定のための構成としては、いくつか考えることができるのであるが、ここでは、下記の例を挙げておくこととする。
先ず、1つには、切り出し領域の位置をデフォルト(ファクトリープリセット)又はユーザ設定などにより固定的に設定しておき、ステップS105では、この設定された切り出し領域の位置の情報を読み出してレジスタなどにセットする、という構成を考えることができる。このようにして、切り出し領域の位置を固定的に設定する場合においては、その水平または垂直方向における位置について、どのように設定してもよいのであるが、例えば図3、図4などに示しているように、水平又は垂直方向におけるほぼ中央となる位置とすることが、好適とされる設定の1つとなる。つまり、通常の場合には、撮像画像の構図として、主となる被写体が画面中央にくるようにすることが多い。従って、切り出し領域の位置をほぼ中央としておくことで、切り出し前の元の1枚分の画像における最も特徴的な部分を切り出せる確率が高くなる。
あるいは、ステップS105として、下記のようにして、適応的に切り出し領域の位置を決定することも考えられる。
例えば、記憶媒体20に記憶させる画像ファイルのフォーマットとして、フォーカス位置が画像上のどの位置であるのかを示す情報を付随情報として格納するものである場合には、この情報を利用して切り出し領域の位置を決定できる。つまり、ステップS105としては、ステップS103により読み出した画像ファイルから、フォーカス位置を示す情報を取得して画像上のフォーカス位置を認識し、この認識したフォーカス位置となる画像位置が含まれるようにして、切り出し領域の位置を決定するようにされる。
また、最近では、オートフォーカスなどの撮像制御に肌色検出の技術を利用することが行われるようになってきている。つまり、撮像画像について肌色が検出された画像領域をフォーカス位置としてオートフォーカス制御を実行する。肌色が検出される画像領域は、被写体が人物であれば、顔であることが多いので、このようなオートフォーカス制御であれば、自動的に被写体の顔に合焦するようにして制御が行われることになる。
そこで、ステップS105においても、このような肌色検出の技術を利用することが考えられる。つまり、ステップS104にて生成された表示用画像データについて肌色検出を行って、肌色とされる画像領域部分を特定する。そして、この特定された画像領域部分が含まれるようにして、切り出し領域の位置を決定するようにされる。
次のステップS106においては、上記ステップS105により決定された切り出し領域の位置により、ステップS104にて生成された表示用画像データから画像データ部分を切り出す画像処理を実行する。そして、ステップS107により、この切り出しを行って得た画像データ部分(切り出し画像データ部分)を、例えば画像信号処理部4内に備えるとされるビデオRAMなどに保持しておくようにされる。
ステップS108では、ステップS106、S107の処理により1枚画像規定サイズの表示用画像データから切り出して保持している切り出し画像データ部分の数が、ステップS102にて設定した画像分割数Nに至ったか否かについて判別しており、未だ、切り出し画像データ部分の数が画像分割数N未満であるとして否定の判別結果が得られたのであれば、ステップS103に戻り、ステップS107までの手順を再度実行する。これにより、次の切り出し画像データ部分を得て保持するという手順が実行されることになる。
そして、このようにしてステップS103からステップS107の手順を画像分割数Nに対応する回数分繰り返した結果、切り出し画像データ部分の数が画像分割数Nに至ることとなってステップS108にて肯定の判別結果が得られ、ステップS109に進む。
ステップS109においては、これまでの手順により保持している、画像分割数Nに対応した数の切り出し画像データ部分を利用して、1枚画像規定サイズによる単一方向配列一覧表示のための表示用画像データを生成する。そして、次のステップS110により、この表示用画像データを利用して表示部7を駆動して画像表示を実行させる。これにより、表示画面部7Aにおいて、単一方向配列一覧表示が行われることになる。
なお、基本的な考え方としては、例えばスクロールなどにより、単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)の表示内容を変更する場合においても、上記図7の手順を実行するものとされる。ただし、スクロールの場合であれば、単一方向配列一覧表示を形成する切り出し画像部分は、最新のものと、最も古いもの以外は、スクロール前と共通の画像データ部分を利用すればよい。従って、ステップS103〜S107の手順は、スクロールに応じて新たに必要となる切り出し画像データ部分のみを取得、保持するために実行するように構成してよい。
図8は、図3〜図6により説明した、所定操作に応じた表示変更のための手順を示している。
ここでは、記憶媒体20に記憶されている撮像画像の画像ファイルを再生表示させるための再生モードとされたとすると、先ず、ステップS201に示すようにして、初期表示として、1枚画像規定サイズにより、1枚分の代表撮像画像を表示画面部7Aに表示出力させる。このとき表示される代表撮像画像は、例えばデフォルトでは撮像時間的に最新のものとすればよい。
上記ステップS201により最初の代表撮像画像を表示させた後は、ステップS202、S206、S210、S214、S218により、所定操作が行われたか否かを判別するようにされ、操作が行われたのに応じて、しかるべき処理手順が行われるようにされる。なお、以降の説明において、新規に単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)に表示を切り換える場合、若しくは、単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)を表示させている状態で、スクロールなどによりその表示内容が変更されるときには、図7より説明した表示手順が実行されることで、新規な内容の単一方向配列一覧表示が表示されるものとする。
先ず、ステップS202では、十字キー33の左キー又は右キーに対する操作が行われたか否かを判別しており、ここで肯定の判別結果が得られたとされると、ステップS203に進む。
ステップS203においては、現在における表示画面部7Aの表示が、横方向配列一覧表示であるか否かについて判別することとしている。そして、現在における表示画面部7Aの表示が、縦方向配列一覧表示、または代表撮像画像表示であるとして、ステップS203にて否定の判別結果が得られた場合には、ステップS204に進んで、横方向配列一覧表示への切り換えを実行する。一方、現在における表示画面部7Aの表示が横方向配列一覧表示であるとして肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS205に進む。ステップS205においては、十字キー33の左/右キーの操作に応じた方向に、横方向配列一覧表示をスクロールさせるための画像処理、表示制御処理を実行する。ステップS204、S205の手順を実行した後は、ステップS202に戻る。
ステップS206では、十字キー33の上キー又は下キーに対する操作が行われたか否かを判別しており、肯定の判別結果が得られたのであればステップS207に進む。
ステップS207においては、現在における表示画面部7Aの表示が、縦方向配列一覧表示であるか否かについて判別する。ここで、現在における表示画面部7Aの表示が、横方向配列一覧表示、または代表撮像画像表示であるとして否定の判別結果が得られた場合には、ステップS208に進んで、縦方向配列一覧表示への切り換えを実行する。これに対して、現在における表示画面部7Aの表示が縦方向配列一覧表示であるとして肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS209に進んで、十字キー33の上/下キーの操作に応じた方向に縦方向配列一覧表示をスクロールさせるための画像処理、表示制御処理を実行する。ステップS208、S209の手順を実行した後は、ステップS202に戻る。
ステップS210では、ズームキー32の短時間押圧操作が行われたか否かについて判別しており、肯定の判別結果が得られたのであれば、ステップS211に進む。
ステップS211においては、現在における表示画面部7Aの表示が、単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)であるか否かについて判別する。そして、現在の表示が代表撮像画像表示であるとして否定の判別結果が得られた場合にはステップS212に進む。ステップS212においては、ズームキー32のワイド(W)キーと望遠(T)キーの操作に応じて、表示画面部7Aに表示させる代表撮像画像を、例えば撮影時間に従って順次切り換えていくようにされる。つまり、ズームキー32に対する短時間押圧操作は、代表撮像画像表示のときには、表示される代表撮像画像を切り換える操作となる。
一方、ステップS211にて肯定の判別結果が得られた場合には、ズームキー32のワイド(W)キーと望遠(T)キーの操作に応じた方向に対して、カーソルCRを移動させるための画像処理、表示制御を実行するようにされる。ステップS212、S213の手順を実行した後は、ステップS202に戻る。
ステップS214では、ズームキー32の長押し操作が行われたか否かについて判別しており、肯定の判別結果が得られると、ステップS215に進む。
ステップS215では、現在における表示画面部7Aの表示が、単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)であるか否かについて判別する。そして、現在の表示が代表撮像画像表示であるとして否定の判別結果が得られた場合にはステップS216に進む。ステップS216では、表示画面部7Aに表示されている代表撮像画像を、ズームキー32のワイド(W)キーと望遠(T)キーの操作に応じて、拡大、あるいは縮小して表示させるための画像処理、表示制御を実行する。この場合、ズームキー32の長時間押圧操作は、代表撮像画像表示のときには、表示される代表撮像画像を拡大、縮小して表示させるための操作となる。
一方、ステップS215にて肯定の判別結果が得られた場合には、ズームキー32のワイド(W)キーと望遠(T)キーの操作に応じて、図6にて説明したようにして、切り出し画像部分の数を増加、減少させるために画像処理、表示制御を実行するようにされる。ステップS216、S217の手順を実行した後は、ステップS202に戻る。
ステップS218においては、決定の意義を持つ操作が行われたか否かについて判別しており、肯定の判別結果が得られたのであれば、ステップS219に進む。ステップS219では、現在における表示画面部7Aの表示が、単一方向配列一覧表示(横方向配列一覧表示又は縦方向配列一覧表示)であるか否かについて判別することとしており、ここで否定結果が得られた場合には、特に処理を実行することなく、ステップS202に戻る。従って、この場合の決定操作は無効となる。
これに対して、ステップS219にて肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS220に進む。ステップS220では、先のステップS218にて決定操作が行われたと判別されたときに、単一方向配列一覧表示においてカーソルCRが配置されていた切り出し画像部分に対応する元の1枚分の画像を、代表撮像画像として1枚画像規定サイズにより表示画面部7Aに表示させるための画像処理、表示制御を実行する。
なお、本願発明としては、これまでに説明した実施の形態に限定されない。例えば、単一方向配列一覧表示に関する、表示切り換え、カーソル移動、及び画面スクロールなどに関する操作子の割り当て、操作の態様などは、実施の形態において説明した以外にも各種考えられるものである。
また、本実施の形態において切り出し画像部分を切り出す元となる表示サイズであり、表示画面部7Aにおいて、1枚の撮像画像を単独で表示させるときの最大サイズである、「1枚画像規定サイズ」は、これまでの説明のようにして、表示画面部7Aそのものと同等サイズである必要はない。つまり、上記1枚画像規定サイズとしては、表示画面部7Aよりも小さいサイズとされてよい。例えば、表示画面部7Aの表示領域全体の使い方として、例えば1枚分の画像を表示するための領域の最大サイズは、表示画面部7Aのサイズよりも小さい所定サイズとされて、表示画面部7Aにおける所定位置に配置されるようにしたうえで、表示画面部7Aにおける、1枚分の画像の表示領域以外の領域には、そのときの表示内容などに応じて、所定の情報を文字やアイコンなどにより表示させる場合がある。このような場合には、表示画面部7Aのサイズより小さくとも、1枚分の画像の表示領域サイズが「1枚画像規定サイズ」となる。
また、上記実施の形態の説明にあっては、1つの単一方向配列一覧表示を形成する複数の切り出し画像部分の切り出し幅は、1枚画像規定サイズの水平又は垂直方向を等分割するようにしており、従って均等であるものとして説明しているが、必ずしも均等である必要はない。例えば、カーソルが位置している切り出し画像部分など、他より強調されるべき切り出し画像部分については、他の切り出し画像部分より大きな切り出し幅とするようなことも考えられる。
また、ここではデジタルスチルカメラにより撮影された静止画としての画像ファイルを一覧表示させる場合を例に挙げているが、例えば動画ファイルを示す代表画像を、切り出し画像部分として一覧表示させることもできるものである。
また、上記実施の形態では、単一方向配列一覧表示を、デジタルスチルカメラが備える表示部7の表示画面部7Aに対して表示させることとしているが、例えば、外部に映像信号を出力して、表示画面部7Aと同じ内容の表示を、外部モニタなどに対して行うことも、本願発明の概念に含まれるべきものである。
また、本願発明が適用される機器は、デジタルスチルカメラに限定されるものではなく、画像ファイルが記憶される内部記憶媒体若しくはリムーバブル記憶媒体に対応して情報処理が可能な機器全般に適用できる。
本発明の実施の形態としてのデジタルスチルカメラの外観例を示す図である。 実施の形態のデジタルスチルカメラの内部構成例を示す図である。 実施の形態における横方向配列一覧表示としての画像の形成概念を示す図である。 実施の形態における縦方向配列一覧表示としての画像の形成概念を示す図である。 操作に応じた、代表撮像画像、横方向配列一覧表示、縦方向配列一覧表示の間で表示切り換えの態様例を示す図である。 操作に応じた、単一方向配列一覧表示の切り出し画像部分数の変更の態様例を示す図である。 単一方向配列一覧表示としての表示用画像データを生成して表示出力するための手順例を示すフローチャートである。 単一方向配列一覧表示に関連するもので、操作に応じた撮像画像の表示変更のための手順を示すフローチャートである。 サムネイル画像による一覧表示の態様例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルスチルカメラ、2 光学系部、3 光電変換部、4 画像信号処理部、5 画像入出力部、6 カメラ機能部、7 表示部、7A 表示画面部、8 音声処理部、9 音声入出力部、10 CPU、11 ROM、12 RAM、12a 不揮発性メモリ、13 メディアコントローラ、15 操作入力部、16 通信部、20 記憶媒体、31 シャッターボタン、32 ズームキー、33 十字キー、34,35 ボタンキー、CR カーソル

Claims (15)

  1. 表示用画像データにより、表示部の表示画面に画像を表示させるための制御を実行する表示制御手段と、
    上記表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、
    上記取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 上記取得手段は、
    上記元画像の一部を、水平方向に沿って切り出したものとされる上記切り出し画像データ部分を取得し、
    上記生成手段は、
    上記切り出し画像データ部分の画像が垂直方向に順次配列される表示態様となるようにして、上記配列画像表示用画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 上記取得手段は、
    上記元画像の一部を、垂直方向に沿って切り出したものとされる上記切り出し画像データ部分を取得し、
    上記生成手段は、
    上記切り出し画像データ部分の画像が水平方向に順次配列される表示態様となるようにして、上記配列画像表示用画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 上記取得手段は、
    上記切り出し画像データ部分を取得すべき画像データを選択するのにあたり、選択候補の画像データのうちから、所定規則に従って画像データに与えられた順序が連続するとされる複数の画像データを選択するようにされ、
    上記生成手段は、
    上記切り出し画像データ部分の画像が、上記順序に応じて所定方向に順次配列される表示態様となるようにして、上記配列画像表示用画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 上記表示部に表示される上記配列画像表示用画像データの画像を、上記切り出し画像データ部分の画像の配列方向に沿ってスクロールさせるための操作が行われるスクロール操作手段を備え、
    上記取得手段は、上記スクロール操作手段に対して行われた操作に応じて表示されるべき画像内容を形成するとされる上記切り出し画像データ部分を取得し、
    上記生成手段は、上記スクロール操作手段に対して行われた操作に応じて表示されるべき画像内容となるように、上記配列画像表示用画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 上記配列画像表示用画像データの画像が上記表示画面に表示されている状態において、上記切り出しデータ部分の画像を選択決定する操作が行われる選択操作手段を備え、
    上記表示制御手段は、
    上記選択操作手段に対する操作に応じて、上記配列画像表示用画像データの画像の表示に代えて、選択決定された上記切り出しデータ部分を取得した元の画像データを表示出力させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 上記表示画面に対する上記所定サイズによる1枚分の画像の表示出力から、上記配列画像表示用画像データの画像の表示出力への切換を指示する操作が行われる表示切換操作手段を備え、
    上記表示制御手段は、
    上記表示切換操作手段に対する操作に応じて、これまで表示出力させていた1枚分の画像の一部を上記切り出し画像部分として含めるようにして形成される上記配列画像表示用画像データによる画像が表示されるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 上記配列画像表示用画像データの画像を形成する切り出し画像データ部分の画像数を変更するための操作が可能とされる画像数変更操作手段を備え、
    上記取得手段は、
    上記画像数変更操作手段に対する操作により変更された上記切り出し画像データ部分の画像数に応じて、上記切り出し画像データ部分を切り出すべき幅を変更するようにされ、
    上記生成手段は、
    上記画像数変更操作手段に対する操作により変更された数に応じた上記切り出し画像データ部分により、上記配列画像表示用画像データを生成するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 上記取得手段は、
    上記元画像からの切り出し画像データ部分の切り出し位置について所定の条件に応じて変更するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 上記取得手段は、
    切り出し画像データ部分を切り出す元となる元画像の画像データに付随する所定の情報に基づいて、上記切り出し位置を変更するようにされている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 上記取得手段は、
    切り出し画像データ部分を切り出す元となる撮像画像のデータに付随する、画面における焦点調整領域を示す情報に基づいて、この焦点調整領域を含む画像データ部分を、切り出し画像データ部分として切り出すようにされている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 上記取得手段は、
    切り出し画像データ部分を切り出す元となる元画像において肌色とされる部分を検出し、この肌色とされる部分を含む画像データ部分を、切り出し画像データ部分として切り出すようにされている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示制御装置。
  13. 画像が表示出力される表示手段と、
    表示用画像データにより、上記表示手段の表示画面に画像を表示出力させるための制御を実行する表示制御手段と、
    上記表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、
    上記取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  14. 撮像により画像情報を得る撮像手段と、
    上記撮像手段により得た画像情報を、画像データとして所定の記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、
    表示用画像データにより、表示画面に画像を表示出力させるための制御を実行する表示制御手段と、
    上記表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、上記記憶媒体に記憶されている所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手段と、
    上記取得手段により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  15. 表示用画像データにより、表示部の表示画面に画像を表示させるための制御を実行する表示制御手順と、
    上記表示画面に対して所定サイズにより表示させたとする1枚分の元画像から、所定の一方向に沿って切り出すようにして得たとされる切り出し画像部分に対応する画像データ部分である、切り出し画像データ部分を、所定の1枚分の画像としての画像データから取得する取得手順と、
    上記取得手順により取得した必要数の切り出し画像データ部分に対応する画像が所定の一方向に順次配列される表示態様となるようにされた画像に対応する、配列画像表示用画像データを生成する生成手順と、
    を実行することを特徴とする表示制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092778A (ja) * 2012-11-27 2013-05-16 Alpine Electronics Inc リストスクロール方法およびリストスクロール装置

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