JP2007132840A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】次の案内ポイントに対する最初の案内を適切なタイミングで実施する。
【解決手段】走行通の道路状況として、走行中の道路の道路種別や走行中の道路の車線数を判定し(S102、S106)、走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する(S104、S108、S112、S114)。
【選択図】図2
【解決手段】走行通の道路状況として、走行中の道路の道路種別や走行中の道路の車線数を判定し(S102、S106)、走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する(S104、S108、S112、S114)。
【選択図】図2
Description
本発明は、出発地から目的地までの案内経路を設定し、案内経路に従って案内を行うナビゲーション装置に関する。
従来より、出発地から目的地までの案内経路を設定し、設定した案内経路に従って走行案内を行うナビゲーション装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなナビゲーション装置は、右左折交差点やサービスエリアなどの案内ポイントの手前に車両が位置すると、案内ポイントからの距離をパラメータとして、複数の案内実施地点で案内を実施する機能を備えている。例えば、案内ポイントの700メートル手前で最初の案内を実施し、案内ポイントの300メートル手前で2回目の案内を実施し、案内ポイントの直前で3回目の案内を実施するようになっている。運転者は、これらの案内に従って運転操作することにより、設定された案内経路に従って走行することができる。
特開平10−82651号公報
しかし、従来のナビゲーション装置では、次の案内ポイントの一定距離(例えば、700メートル)手前で最初の案内が実施されるようになっているため、道路状況によっては、運転者が余裕を持って安全に走行することができない場合がある。例えば、図3に示すように多数の走行車線がある道路を右端のレーンから左端のレーンへ車線変更するような状況では、他の車両の走行状況を確認しながらいくつもあるレーンを横切って目的のレーンへ移動する必要があるため、次の案内ポイントの一定距離手前で最初の案内が実施されたのではタイミングが遅く、運転者が余裕を持って安全に走行することができないといった状況が考えられる。
本発明は上記点に鑑みたもので、次の案内ポイントに対する最初の案内を適切なタイミングで実施することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、走行中の道路状況を取得する道路状況取得手段と、道路状況取得手段によって取得された走行中の道路状況を判定する道路状況判定手段と、道路状況判定手段によって判定された走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する案内手段を備えたことを第1の特徴としている。
上記した構成によれば、案内手段は、走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するので、次の案内ポイントに対する最初の案内を適切なタイミングで実施することができる。
また、本発明では、走行中の道路の種別が一般道路であるか高速道路であるかを判定し、走行中の道路の種別が一般道路であると判定された場合よりも高速道路であると判定された場合の方が、案内ポイントと案内実施地点との距離を長くすることを第2の特徴としている。
このように、走行中の道路の種別が一般道路であると判定された場合よりも高速道路であると判定された場合の方が、案内ポイントと案内実施地点との距離が長くなるので、一般道路を走行する場合よりも高速道路を走行する場合の方が次の案内ポイントの最初の案内タイミングが早く実施される。一般道路よりも高速道路の方が車両の速度が速いため、このように高速道路では一般道路よりも次の案内ポイントの最初の案内タイミングをより早く実施することにより、運転者はより余裕を持って運転操作することが可能となる。
また、本発明では、走行中の道路の車線数を判定し、走行中の道路の車線数が少ないと判定された場合よりも多いと判定された場合の方が、案内ポイントと案内実施地点との距離を長くすることを第3の特徴としている。
このように、走行中の道路の車線数が少ないと判定された場合よりも多いと判定された場合の方が、案内ポイントと案内実施地点との距離が長くなるので、車線数が少ない場合よりも多い場合の方が次の案内ポイントの最初の案内タイミングが早く実施される。車線数が少ない場合よりも多い場合の方が車線変更に要する時間が長くなると考えられるため、このように車線数が少ない場合よりも多い場合の方が次の案内ポイントの最初の案内タイミングを早く実施することにより、運転者はより余裕を持って運転操作することが可能となる。
また、本発明では、自車の走行速度を判定し、自車の走行速度が遅いと判定された場合よりも速いと判定された場合の方が案内ポイントと案内実施地点との距離を長くすることを第4の特徴としている。
このように、自車の走行速度が遅いと判定された場合よりも速いと判定された場合の方が案内ポイントと案内実施地点との距離が長くなり、自車の走行速度が遅い場合よりも速い場合の方が次の案内ポイントの最初の案内タイミングが早く実施されるので、自車の走行速度が速い場合であっても、運転者は余裕を持って運転操作することが可能となる。
また、本発明では、現在位置と次の案内ポイントとの距離が、案内手段によって案内ポイントと案内実施地点との距離として最も長く設定される最長距離よりも長い所定距離以内か否かを判定する距離判定手段を備え、現在位置と次の案内ポイントまでの距離が最長距離よりも長い所定距離以内であると判定された場合、道路状況取得手段は、走行中の道路状況を取得し、道路状況判定手段は、道路状況取得手段によって取得された走行中の道路状況を判定し、案内手段は、道路状況判定手段によって判定された走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施することを第5の特徴としている。
このように、現在位置と次の案内ポイントまでの距離が、案内ポイントと案内実施地点との距離として最も長く設定される最長距離よりも長い所定距離以内であると判定された場合に、走行中の道路状況を取得するので、最も手前に設定される案内実施地点の所定距離手前の道路状況を取得することができる。
本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、位置検出器10、地図データ入力器15、操作スイッチ群16、送受信機17、外部メモリ18、表示装置19、音声認識装置20、マイク21、音声コントローラ22、スピーカ23、リモコンセンサ24および制御装置25を備えている。
位置検出器10は、いずれも周知の地磁気センサ11、ジャイロスコープ12、距離センサ13およびGPS受信機14等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた現在位置を特定するための情報や自車の走行速度を示す情報を制御装置25に出力する。
地図データ入力器16は、ハードディスク、CD、DVD等の記憶媒体に記憶された地図データを入力するための装置である。
地図データ入力器16を介して記憶媒体から入力される地図データには、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチングデータや道路ネットワークデータなどが含まれる。道路ネットワークデータは、ノード(交差点)の位置や種別等を示すノード情報と、ノード間を接続するリンクのリンク情報を有している。リンク情報には、リンクの始点と終点の座標、リンクの長さ、リンクの種別(高速道路や一般道路など道路種別を示す情報)、リンクにおける車線数、制限速度等の情報が含まれる。
操作スイッチ群16は、表示装置19の表示画面の周囲に設けられた複数のメカニカルスイッチ、表示装置19の表示画面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置からなり、ユーザによるメカニカルスイッチの押下、タッチパネルのタッチに応じた信号を制御装置25に出力する。
送受信機17は、VICSセンタ2とデータの送受信を行うためのものである。VICSセンタ2から送信される情報としては、事故情報、渋滞情報、工事情報等の交通情報などがある。
外部メモリ18は、制御装置25の内部メモリ(後述する)とは別に設けられる記憶部で、不揮発性の記憶媒体によって構成され、各種データやプログラムなどが記憶される。
表示装置19は、液晶等の表示画面を有し、制御装置25から入力される映像信号に応じた映像を表示画面に表示させる。
音声認識装置20は、マイク21によって集音された車室内の音声の音声認識を行う。
音声コントローラ22は、制御装置25から入力される信号に応じた音声信号をスピーカ21から出力させるとともに、音声認識装置20によって音声認識された信号を制御装置25へ出力する。
リモコンセンサ24は、ユーザの操作に応じて赤外線等による無線信号を送信するリモコン24aから受信した信号を制御装置25へ出力する。
制御装置25は、CPU、内部メモリ等を備えたコンピュータによって構成されており、CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。
制御装置25の処理としては、位置検出器10から入力される信号に基づいて自車位置を算出する自車位置算出処理、地図データ入力器15から地図データを読み出して自車位置周辺の地図上に自車位置マークを重ねて表示する地図表示処理、ダイクストラ法等を用いて現在地から目的地に至る最適経路を探索して案内経路を形成する経路探索処理、案内経路上の案内ポイントの手前の案内実施地点に位置すると案内を実施する経路案内処理等がある。
本実施形態におけるナビゲーション装置1は、右左折交差点やサービスエリアを案内ポイントとし、次の案内ポイントに対する最初の案内を、予め定められた基準となる案内実施地点(案内ポイントの700メートル手前の地点)で実施し、案内ポイントの300メートル手前で2回目の案内を実施し、案内ポイントの直前で3回目の案内を実施するようになっている。また、道路状況に応じて最初の案内の実施地点を基準となる案内実施地点よりも手前に移動させて案内するようになっている。
上記した構成において、イグニッションスイッチがオンすると、ナビゲーション装置1に電源が供給され、ナビゲーション装置1は動作状態となる。制御装置25は、予め定められたプログラムに従って自車位置算出処理等の処理や自車位置周辺の地図上に自車位置マークを重ねて表示する地図表示処理等を開始する。また、制御装置25は、ユーザの操作に応じて経路探索処理の指示が入力されると目的地までの案内経路を形成し、更に、ユーザの操作に応じて経路案内の指示が入力されると、図2に示す処理を行う。
まず、次の案内ポイントまでの距離が予め定められた所定距離以内か否かを判定する(S100)。本実施形態では、自車位置と地図データから次の案内ポイントの位置を特定し、自車位置と次の案内ポイントとの距離が、後述するS104、S108、S112、S114において案内ポイントと案内実施地点との距離として最も長く設定される最長距離よりも長い所定距離以内か否かを判定する。例えば、自車位置と次の案内ポイントとの距離が、最長距離(S114において設定される1.2キロメートル)よりも300メートル長い所定距離(1.5キロメートル)以内か否かを判定する。
自車位置と次の案内ポイントまでの距離が最長距離よりも長い所定距離よりも長い場合、S100の判定はNOとなり、S100の判定を繰り返す。
また、自車位置と次の案内ポイントまでの距離が最長距離よりも長い所定距離以内になると、S100の判定はYESとなり、次に、自車は高速道路を走行中か否かを判定する(S102)。具体的には、地図データから走行中の道路の種別を取得し、走行中の道路種別が高速道路であるか否かを判定する。
自車が一般道路を走行中の場合、S102の判定はNOとなり、次の案内ポイントまで700メートル(m)の地点で案内を実施する(S104)。具体的には、自車位置が次の案内ポイントの700メートル手前の地点になると、「700メートル先のA交差点を右折です。」といった音声案内をスピーカ23から出力させる。このように、自車が一般道路を走行中の場合、予め定められた基準となる案内実施地点(案内ポイントの700メートル手前の地点)で案内を実施する。
次に、2回目の案内実施地点で案内を実施する(S116)。本実施形態では、自車位置が次の案内ポイントの300メートル手前の地点になると、「300メートル先のA交差点を右折です。」といった2回目の案内を実施する。
次に、3回目の案内実施地点で案内を実施する(S118)。本実施形態では、自車位置が次の案内ポイントの直前(例えば、50メートル)になると、「次の交差点を右折です。」といった3回目の案内を実施し、本処理を終了する。そして、次の案内ポイントに対して図2に示す処理を開始する。
また、自車が高速道路を走行中の場合、S102の判定はYESとなり、次に、走行中の道路の車線数が予め定められた基準数以上か否かを判定する(S106)。本実施形態では、地図データから走行中の道路の車線数を取得し、走行中の道路の車線数が片側5車線以上か否かを判定する。
自車が片側5車線未満の高速道路を走行中の場合、S106の判定はNOとなり、次の案内ポイントまで850メートル(m)の地点で案内を実施する(S108)。例えば、自車位置が次の案内ポイントの850メートル手前の地点になると、「850メートル先にBサービスエリアがあります。」といった音声案内をスピーカ23から出力させる。このように、自車が高速道路を走行中の場合には、一般道路を走行する場合よりも余裕を持って運転操作を行うようにするため、基準となる案内実施地点(案内ポイントの700メートル手前の地点)よりも手前で最初の案内を実施する。
そして、自車位置が次の案内ポイントの300メートル手前の地点になると、2回目の案内実施地点で案内を実施し(S116)、自車が次の案内ポイントの直前(例えば、50メートル)に位置すると、3回目の案内実施地点で案内を実施し(S118)本処理を終了する。
また、自車が片側5車線以上の高速道路を走行中の場合、S106でYESと判定され、次に、自車の走行速度が予め定められた基準速度以上か否かを判定する(S110)。本実施形態では、位置検出器10から入力される自車の走行速度を示す情報に基づいて、自車の走行速度が100キロメートル(km)以上か否かを判定する。
ここで、自車が片側5車線以上の高速道路を走行速度100キロメートル(km)未満で走行している場合、S110の判定はNOとなり、次の案内ポイントまで1キロメートル(km)の地点で案内を実施する(S112)。具体的には、自車位置が次の案内ポイントの1キロメートル手前の地点に位置すると、「1キロメートル先にBサービスエリアがあります。」といった音声案内をスピーカ23から出力させる。このように、走行中の道路の車線数が多い場合には、余裕を持って車線変更ができるようにするため、より手前から最初の案内を実施する。
そして、自車位置が次の案内ポイントの300メートル手前の地点になると、2回目の案内実施地点で案内を実施し(S116)、自車位置が次の案内ポイントの直前(例えば、50メートル)になると、3回目の案内実施地点で案内を実施し(S118)本処理を終了する。
また、自車が片側5車線以上の高速道路を走行速度100キロメートル(km)以上で走行している場合、S110の判定はYESとなり、次の案内ポイントまで1.2キロメートル(km)の地点で案内を実施する(S114)。具体的には、自車位置が次の案内ポイントの1.2キロメートル手前の地点になると、「1.2キロメートル先にBサービスエリアがあります。」といった音声案内をスピーカ23から出力させる。このように、自車が高速走行する場合には、より余裕を持って運転操作を行うようにするため、更に手前から最初の案内を実施する。
そして、自車位置が次の案内ポイントの300メートル手前の地点になると、2回目の案内実施地点で案内を実施し(S116)、自車位置が次の案内ポイントの直前(例えば、50メートル)になると、3回目の案内実施地点で案内を実施し(S118)本処理を終了する。
上記したように、走行中の道路種別や走行中の道路の車線数といった道路状況や自車の走行速度に応じて、次の案内ポイントに対する最初の案内実施地点を、基準となる案内実施地点(案内ポイントの700メートル手前の地点)よりも手前に設定して案内する。
上記した構成によれば、走行通の道路状況として、走行中の道路の道路種別や走行中の道路の車線数を判定し(S102、S106)、走行中の道路状況に応じて案内ポイントと案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する(S104、S108、S112、S114)ので、次の案内ポイントに対する最初の案内を適切なタイミングで実施することができる。
また、S100において、現在位置と次の案内ポイントまでの距離が、案内ポイントと案内実施地点との距離として最も長く設定される最長距離(1.2キロメートル)よりも長い所定距離(1.5キロメートル)以内であると判定された場合に、走行中の道路状況を取得するので、最初の案内実施地点として設定される地点の最も手前の地点の所定距離手前の道路状況を取得することができる。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、位置検出器10および地図データ入力器15が道路状況取得手段に相当し、S104、S108、S112、S114の各処理が案内手段に相当し、S102、S106の処理が道路状況判定手段に相当し、S102の処理が道路種別判定手段に相当し、S106の処理が車線数判定手段に相当し、S110の処理が走行速度判定手段に相当し、S100の処理が距離判定手段に相当する。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、S102において走行中の道路種別を判定し、S106において走行中の道路の車線数を判定し、これらの道路状況に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する例を示したが、例えば、走行中の道路種別のみを判定し、走行中の道路種別に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施したり、走行中の道路の車線数のみを判定し、走行中の道路の車線数に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施してもよい。
また、上記実施形態では、走行中の道路状況として走行中の道路種別や走行中の道路の車線数を判定し、これらの道路状況に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する例を示したが、例えば、走行中の道路状況として地図データから走行中の道路の制限速度を取得し、走行中の道路の制限速度に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにしてもよい。この場合、制限速度の高い道路ほど、運転に余裕を持たせるために手前から案内を実施するのが好ましい。したがって、例えば、走行中の道路の制限速度が基準速度(例えば、時速60キロメート)未満の場合には、従来と同様の案内実施地点(例えば、案内ポイントの700メートル手前)において次の案内ポイントに対する最初の案内を実施し、走行中の道路の制限速度が基準速度(例えば、時速60キロメート)以上の場合には、案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにすればよい。
また、上記実施形態では、走行中の道路状況として走行中の道路種別や走行中の道路の車線数を判定し、これらの状況に応じて案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する例を示したが、例えば、地図データから自車位置と次の案内ポイントの間に急カーブが存在するか否かを示す情報を取得し、急カーブが存在しない場合には、従来と同様の案内実施地点において次の案内ポイントに対する最初の案内を実施し、急カーブが存在する場合には、案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにしてもよい。なお、地図データには、踏切、急カーブ、合流道路の有無を示す道路形状データが含まれており、この道路形状データに基づいて急カーブの有無を検出することができる。これにより、例えば、走行先に急カーブが存在する場合に、より早いタイミングでブレーキ操作を行うことが可能である。
また、地図データには、バスなどの特定車両に対して優先的にあるいは専用に設けられた走行レーンであることを示す特定車両専用走行レーン情報が記憶されている。この特定車両専用走行レーン情報を走行中の道路状況として取得し、次の案内ポイントまでの区間に特定車両専用走行レーンとなる道路が存在しない場合には、従来と同様の案内実施地点において次の案内ポイントに対する最初の案内を実施し、次の案内ポイントまでの区間に特定車両専用走行レーンとなる道路が存在する場合には、案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにしてもよい。これにより、例えば、走行先に特定車両専用走行レーンが存在するために車線変更の必要があるような場合、早いタイミングで車線変更の必要性があることを案内することが可能である。
また、走行中の道路状況として、次の案内ポイントまでの区間に事故、渋滞、工事等の情報があるか否かを示す情報を取得し、次の案内ポイントまでの区間に事故、渋滞、工事等の情報があるか否かを示す情報がない場合には、従来と同様の案内実施地点において次の案内ポイントに対する最初の案内を実施し、次の案内ポイントまでの区間に事故、渋滞、工事等の情報があるか否かを示す情報がある場合には、案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにしてもよい。なお、事故、渋滞、工事等の情報があるか否かを示す情報は、送受信機17を介してVICSセンタ2から受信した交通情報から取得すればよい。
また、上記実施形態では、S100において、次の案内ポイントまでの距離が基準距離(1.5キロメートル)以内か否かを判定し、次の案内ポイントまでの距離が基準距離(1.5キロメートル)以内であると判定された場合、S102〜S118の処理へ進む例を示したが、次の案内ポイント(C交差点)から基準距離(1.5キロメートル)以内に、その次の案内ポイント(D交差点)が存在するような場合、例えば、「500メートル先のC交差点を左折です。引き続き、交差点Dを右折です。」といったような連続案内を実施してもよい。
また、携帯電話等の通信端末を接続してハンズハンズフリーによる通話を実現するハンズフリーシステムを搭載し、このハンズフリーシステムから通話中か否かを示す情報を取得し、通話中でない場合には、従来と同様の案内実施地点において次の案内ポイントに対する最初の案内を実施し、通話中の場合には、案内実施地点をより手前に設定して次の案内ポイントに対する最初の案内を実施するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、右左折交差点やサービスエリアを案内ポイントとして案内する例を示したが、これらの案内ポイントに限定されるものではなく、これらの案内ポイント以外の案内ポイントに適用してもよい。
また、上記実施形態では、次の案内ポイントに対する最初の案内を実施する案内実施地点を、案内ポイントの700メートル手前の地点を基準として設定する例を示したが、基準とする案内実施地点は案内ポイントの700メートル手前に限定されるものではない。
1…ナビゲーション装置、2…VICSセンタ、10…位置検出器、
11…地磁気センサ、12…ジャイロスコープ、13…距離センサ、
14…GPS受信機、15…地図データ入力器、16…操作スイッチ群、
17…送受信機、18…外部メモリ、19…表示装置、20…音声認識装置、
21…マイク、22…音声コントローラ、23…スピーカ、24…リモコンセンサ、
24a…リモコン、25…制御装置。
11…地磁気センサ、12…ジャイロスコープ、13…距離センサ、
14…GPS受信機、15…地図データ入力器、16…操作スイッチ群、
17…送受信機、18…外部メモリ、19…表示装置、20…音声認識装置、
21…マイク、22…音声コントローラ、23…スピーカ、24…リモコンセンサ、
24a…リモコン、25…制御装置。
Claims (6)
- 出発地から目的地までの案内経路を設定し、次の案内ポイントに対する案内を当該案内ポイントの所定距離手前の案内実施地点で実施するナビゲーション装置であって、
走行中の道路状況を取得する道路状況取得手段と、
前記道路状況取得手段によって取得された前記走行中の道路状況を判定する道路状況判定手段と、
前記道路状況判定手段によって判定された前記走行中の道路状況に応じて前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する案内を実施する案内手段を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記道路状況判定手段は、走行中の道路の種別を判定する道路種別判定手段を備え、
前記案内手段は、前記道路種別判定手段によって判定された前記走行中の道路の種別に応じて前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を変化させることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記道路種別判定手段は、走行中の道路の種別が一般道路であるか高速道路であるかを判定し、
前記案内手段は、前記道路種別判定手段によって前記走行中の道路の種別が一般道路であると判定された場合よりも高速道路であると判定された場合の方が、前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を長くすることを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。 - 前記道路状況判定手段は、走行中の道路の車線数を判定する車線数判定手段を備え、
前記案内手段は、前記道路状況判定手段によって車線数が少ないと判定された場合よりも多いと判定された場合の方が、前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を長くすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。 - 自車の走行速度を判定する走行速度判定手段を備え、
前記案内手段は、前記走行速度判定手段によって自車の走行速度が遅いと判定された場合よりも速いと判定された場合の方が前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を長くすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のナビゲーション装置。 - 現在位置と次の案内ポイントとの距離が、前記案内手段によって前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離として最も長く設定される最長距離よりも長い所定距離以内か否かを判定する距離判定手段を備え、
前記距離判定手段によって、現在位置と次の案内ポイントまでの距離が前記最長距離よりも長い所定距離以内であると判定された場合、前記道路状況取得手段は、前記走行中の道路状況を取得し、前記道路状況判定手段は、前記道路状況取得手段によって取得された前記走行中の道路状況を判定し、前記案内手段は、前記道路状況判定手段によって判定された前記走行中の道路状況に応じて前記案内ポイントと前記案内実施地点との距離を変化させて次の案内ポイントに対する案内を実施することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017150959A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 推奨車線案内システムおよび推奨車線案内プログラム |
JP2022006211A (ja) * | 2020-06-24 | 2022-01-13 | 株式会社ゼンリンデータコム | 経路案内装置、及び、プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090203 |