JP2007129294A - 状況通信装置及び状況通信プログラム - Google Patents

状況通信装置及び状況通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007129294A
JP2007129294A JP2005317958A JP2005317958A JP2007129294A JP 2007129294 A JP2007129294 A JP 2007129294A JP 2005317958 A JP2005317958 A JP 2005317958A JP 2005317958 A JP2005317958 A JP 2005317958A JP 2007129294 A JP2007129294 A JP 2007129294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
situation
information
terminal
status
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005317958A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyoshi Ando
美佳 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005317958A priority Critical patent/JP2007129294A/ja
Priority to PCT/JP2006/321379 priority patent/WO2007052530A1/ja
Publication of JP2007129294A publication Critical patent/JP2007129294A/ja
Priority to US12/111,858 priority patent/US20080214219A1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】使用者が装置に触れていないときに周辺の状況を検出して送信する状況通信装置及び状況通信プログラムを提供する。
【解決手段】計測処理を起動して光センサ、圧力センサ、温度センサからのセンシングデータに基づき、接触しているか否かを判断しておく(S3)。接触している場合には(S5:YES)、使用者が興奮している等の感情を推論する感情情報検出処理を実行して状況推論値を算出し(S6)、接触していない場合には(S5:NO)、状況通信端末周辺の動きの有無や騒がしさ等の周辺情報検出処理を実行して、状況推論値を算出する(S7)。算出された状況推論値を用いて自端末の状況を筐体の下半分に表示するとともに(S8)、仲介サーバに送信し、仲介サーバから他の状況通信端末の状況推論値を受信して、使用者により指定された指定端末の状況推論値に基づく状況を筐体の上半分に表示する(S10)。
【選択図】図10

Description

本発明は、使用者の状況を送受信する状況通信装置及び状況通信プログラムに関するものである。
一般に、使用者同士の円滑なコミュニケーションのために、情報交信に際して感情変化等を送信することが可能なシステムが知られており、感情変化をリアルタイムに相互更新することが可能なものも提案されている(例えば、特許文献1)。このようなシステムでは、情報交信用端末に検出機構が設けられ、検出機構で検出された感情変化に基づいて、情報交信元の喜怒哀楽の程度が判定され、その判定結果が情報交信先に送信される。そして、受信した情報交信先の情報交信用端末では、受信した情報交信元の感情変化を報知する報知機構を備え、画像、音声、振動等により報知している。
特開2005−72743号公報
しかしながら、上記システムにおいては、使用者が端末を使用していない場合には、検出機構での検出が行なわれず、その端末が現在どのような状況におかれているのかを知ることはできなかった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、使用者が装置に触れていないときに周辺の状況を検出して送信する状況通信装置及び状況通信プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の状況通信装置は、使用者に関する生体情報又が周辺環境に関する環境情報を計測するセンサと、当該センサにより計測された計測情報またはその計測情報に基づく情報を送信する送信手段とを備えた状況通信装置であって、使用者が筐体に接触しているか否かを検出する接触検出手段と、前記接触検出手段により使用者の接触が検出されなかった場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき周辺環境の状況に関する指標情報である周辺情報を作成する周辺情報作成手段と、他の状況通信装置において作成された周辺情報を受信する受信手段と、当該受信手段が受信した周辺情報に基づいて状況を表現する状況表現手段とを備え、前記送信手段は、前記周辺情報作成手段により作成された周辺情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の状況通信装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記状況通信装置が、通信を仲介するサーバにネットワークを介して接続し、前記送信手段は、前記周辺情報を前記サーバに対して送信し、前記受信手段は、前記他の状況通信装置の周辺情報を前記サーバから受信することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の状況通信装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、周辺情報を入手したい他の状況通信装置を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された状況通信装置である指定装置の周辺情報に基づいて状況を表現するよう前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段とを備え、前記送信手段は、当該指定手段による他の状況通信装置の指定情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の状況通信装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記受信手段が受信した周辺情報を記憶する記憶手段と、前記指定装置の周辺情報を当該記憶手段から読み出す読出手段とを備え、前記状況表現制御手段は、前記読出手段により読み出された周辺情報に基づいて状況を表現するよう状況表現手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の状況通信装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記周辺情報作成手段によって作成された自装置の周辺情報に基づいて自装置の状況を表現する自装置状況表現手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の状況通信装置は、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき使用者の感情に関する指標情報である感情推論情報を作成する感情推論情報作成手段を備え、前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記感情推論情報に基づいて自装置の状況を前記自装置状況表現手段に表現させ、前記接触検出手段により使用者の接触が検出されなかった場合に、前記周辺情報作成手段によって作成された自装置の周辺情報に基づいて自装置の状況を前記自装置状況表現手段に表現させる自装置表現制御手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の状況通信装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき使用者の感情に関する指標情報である感情推論情報を作成する感情推論情報作成手段を備え、前記送信手段は、前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記感情推論情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の状況通信装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記センサが、前記接触検出手段を兼用することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の状況通信装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記センサが、周囲の音を検出するマイクと、周囲の動きを検出する赤外線センサとを含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の状況通信プログラムは、請求項1乃至9のいずれかに記載の状況通信装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
本発明の請求項1に記載の状況通信装置は、接触検出手段により使用者が筐体に接触していることが検出されなかった場合には、センサが計測した計測情報に基づいて、周辺情報作成手段が周辺環境の状況に関する指標情報である周辺情報を作成し、作成された周辺情報を送信手段により送信する。従って、送信されてきた周辺情報を受信した状況通信装置では、通信相手が状況通信装置に触れていない場合にも、その周辺情報を知ることができる。
また、本発明の請求項2に記載の状況通信装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、状況通信装置が、通信を仲介するサーバにネットワークを介して接続しており、周辺情報はサーバに対して送信され、サーバから周辺情報を受信する。従って、複数の状況通信装置が通信を行なう場合に、当該状況通信装置間で直接通信が行なわれず、複数の状況通信装置が1個の状況通信装置の周辺情報を入手しようとする場合であっても、状況通信装置で直接通信を行なう場合に比べて通信の負荷を軽減することができ、スムーズな通信を行なうことができる。
また、本発明の請求項3に記載の状況通信装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、周辺情報を入手したい他の状況通信装置を指定手段により指定し、指定された装置の周辺情報を状況通信装置において表現することができる。
また、本発明の請求項4に記載の状況通信装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、複数の状況通信装置に関する周辺情報を受信した場合であってもそれを記憶しておき、適宜表示させたい状況通信装置を指定して検索を行い、対応する周辺情報に基づいて状況を表示させることができる。
また、本発明の請求項5に記載の状況通信装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、周辺情報作成手段によって作成された自装置の周辺情報に基づいて、自装置の状況を表現することもできる。
また、本発明の請求項6に記載の状況通信装置は、請求項5に記載の発明の効果に加え、接触検出手段により使用者の接触が検出された場合には、計測情報に基づき感情推論情報を作成する。従って、使用者が接触している場合には感情推論情報に基づいて自装置の状況を表現し、接触していない場合には、周辺情報に基づいて自装置の状況を表現することができる。
また、本発明の請求項7に記載の状況通信装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、使用者の接触が検出された場合には、計測情報に基づき感情推論情報を作成し、その感情推論情報を送信するので、感情推論情報を受信した状況通信装置では、その感情推論情報に基づいて、通信相手の状況を表現することができる。
また、本発明の請求項8に記載の状況通信装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、センサが接触検出手段を兼用するので、専用の検出手段を設けずに、本発明を実現できる。
また、本発明の請求項9に記載の状況通信装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加え、センサが、周囲の音を検出するマイクと、周囲の動きを検出する赤外線センサとを含むので、音声や動きの計測情報から有効な周辺情報を作成することができる。
また、本発明の請求項10に記載の状況通信プログラムは、コンピュータに実行させることにより、請求項1乃至9のいずれかに記載の状況通信装置の各種処理手段としての作用効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の状況通信装置間の通信を仲介サーバを介して行なう状況通信システム100の全体構成について説明する。図1は、状況通信システム100の構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、状況通信システム100は、使用者や周囲の状況を表現でき、インターネット4に接続した複数の状況通信端末1と、インターネット4に接続し、状況通信端末1相互の通信を仲介する仲介サーバ2とから構成されている。状況通信端末1は、本発明の状況通信装置に相当し、後述するように、各種のセンサを備え、そのセンサが検知したセンシングデータに基づいて使用者や周囲の状況を推論し、その結果を仲介サーバ2に送信し、仲介サーバ2から他の状況通信端末1の状況推論結果を得て、それに基づいてLED等の表現手段を使って他の状況通信端末1や自身の状況を表現する。
次に、状況通信端末1について説明する。図2は、状況通信端末1を斜め上方から見たイメージ図であり、図3は、状況通信端末1を前方から見たイメージ図である。図4は、状況通信端末1の電気的構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、状況通信端末1は略球体であり、使用者が片手又は両手に把持できる程度のサイズである。状況通信端末1の筐体は、数mmの厚み(例えば、5mm厚)の透明性を有する合成樹脂で球状に構成されており、その内部には球状の密閉空間が形成されている。
状況通信端末1の筐体の上部であって、かつ、前方側には、上方に開口し、カード状の識別部材52を装着するための装着部55が設けられている。装着部55は、識別部材52が使用者から視認でき、かつ、識別部材52の装着部に対する着脱の際に識別部材52をつかみやすくすることができ、かつ、筐体から突出しないように、筐体表面をえぐるように設けられた窪み部50の中に上方に開口されている。装着部55の下方の筐体内部には、識別部材52に記載された他の状況通信端末1(本発明の指定装置に相当する)を指定する情報を読み取るための反射型フォトインタラプタからなるフォトセンサ18(図4参照)が設けられている。
また、識別部材52は、略半月形のカード状に形成されている。そして、その表面は、通信相手先として指定する相手の顔写真や名前等の識別情報を使用者に視認可能に記載するための表示領域54となっている。また、カード裏面の下部には、フォトセンサ18で読み取れる指定状況通信端末のIDを示す反射型のスリットが設けられている(図示外)。スリットを有するカード裏面がフォトセンサ18に対向するように識別部材52を装着部55に上方から装着すると、フォトセンサ18が指定状況通信端末のIDを読み取り、そのIDは、後述するように指定情報としてRAM30(図4参照)内に記憶される。ここで、識別部材52が、本発明の指定手段に相当する。
また、状況通信端末1の筐体内部には、状況通信端末1の筐体の下端部における設置面と平行であって、当該筐体の中心部を通る平面に配置された円形板状の基板が設けられており、その基板に各種センサ12〜18(図4参照)、アクチュエータ21及び23(図4参照)、制御部99(図4参照)などが接続又は設置されている。
また、図4に示すように、状況通信端末1の筐体内部には、状況通信端末1の制御を司るCPU10,ROM20,RAM30,時間を計測する計時装置40,仲介サーバ2と通信するための通信部60,各種モジュールを接続するためのI/Oインタフェイス70等が収納された制御部99が設けられている。そして、制御部99ではバス80を介して、ROM20,RAM30,計時装置40,通信部60,I/Oインタフェイス70が、CPU10に接続している。そして、図示しないが、状況通信端末1はバッテリーにより電源供給されている。尚、ROM20には、後述の図10〜図17の各処理を実行するための状況通信プログラムが記憶されている。
また、状況通信端末1は、各種センサ12〜18が接続されるAD変換器90と、アクチュエータ21,23を差し込むための拡張ポート91とを具備している。AD変換器90はI/Oインタフェイス70及びバス80を介してCPU10に接続しており、各種センサ12〜18から入力されるアナログデータの計測値が、AD変換器90によりデジタルデータに変換されて制御部99に入力される。拡張ポート91もI/Oインタフェイス70及びバス80を介してCPU10に接続しており、制御部99から出力されるデジタルデータの指示信号が、拡張ポート91を介してアクチュエータ21,23に入力される。そして、各種センサ12〜18はAD変換器90において着脱,追加,交換などが可能であり、アクチュエータ21,23は拡張ポート91において着脱,追加,交換などが可能である。
ここで、各種センサ12〜17について説明する。まず、加速度センサ12は、静電容量の変化、圧電セラミック等を利用する加速度センサであり、状況通信端末1の動き(状況通信端末1にかかった加速度とその方向)を計測する。温度センサ13は、白金測温抵抗体、サーミスタ、熱電対などを用いている、所謂温度計であり、状況通信端末1の周囲の温度及び装置に触れている手のひらや指の温度を計測する。赤外線センサ14は、パルス信号をカウントし、触れている人の心拍(脈拍数)や触れていない場合の周囲の動きを計測する。光センサ15は、フォトトランジスタやCdS等を利用した光の強さを計測するセンサであり、状況通信端末1の表面に設けられている。
圧力センサ16は、状況通信端末1の表面に設けられ、導電性ゴムに定抵抗を直列接続し、ある電圧をかけて導電性ゴムの分圧値を測定することにより状況通信端末1にかかった圧力を計測する。マイク17は、音声等、状況通信端末1の周囲の音を入力する。
また、温度センサ13,赤外線センサ14,光センサ15,圧力センサ16,マイク17は、図3に示すように、状況通信端末1の筐体の中心部を通る平面付近の筐体表面に配置されている。そして、識別部材52が装着部55に装着された状態で、表示領域54が見えるように使用者が状況通信端末1を把持すると、温度センサ13,赤外線センサ14,光センサ15,圧力センサ16に使用者の指が接触し、センシングが適切になされるとともに、マイク17が使用者の正面に位置するようになるので、使用者の周囲の音声を拾いやすくなる。また、状況通信端末1を置く際に、装着部55に装着された識別部材52の表示領域54が見えるように使用者が状況通信端末1を置くと、使用者から見えるような位置にマイク17が配置されるようになるので、置かれた状態においてもマイク17から周囲の音声を拾いやすくなる。
次に、センシングデータに基づき得られた状況推論値を表現するためのアクチュエータであるLED21及びモータ23について説明する。LED21は種々の色や明るさで点灯するものであり、任意の方向(上側、下側など)に対して発光可能である。モータ23は状況通信端末1を振動させる。ここで、アクチュエータであるLED21及びモータ23が本発明の状況表現手段及び自装置状況表現手段に相当する。尚、アクチュエータは、LEDとモータに限られるものではなく、例えば、ブザーを用いることもできる。
尚、状況通信端末1には、パーソナルコンピュータのようなキーボードは設けられていない。そこで、状況通信端末1の各種センサ12〜17が検知した情報を所定の動作を指示する指示入力として予め登録しておき、使用者が状況通信端末1を握ってジェスチャ(所定回数振る、握る等)を行うことにより動作の指示を行っている。
次に、状況通信端末1で使用されるテーブル等が記憶されるRAM30の記憶エリアについて、図5〜図9を参照して説明する。図5は、RAM30の記憶エリアの構成を示す模式図である。図6は、RAM30のセンシングデータ記憶エリア301の構成を示す模式図である。図7は、自端末情報記憶エリア303の構成を示す模式図である。図8は、全端末情報記憶エリア304の構成を示す模式図である。図9は、状況表示テーブル記憶エリア305に記憶された状況表示テーブルの構成を示す模式図である。
まず、図5に示すように、RAM30には、各種センサ12〜17が計測した値であるセンシングデータを記憶するセンシングデータ記憶エリア301,自身のID、指定状況通信端末のID、自身の状況推論値を記憶するための自端末情報記憶エリア303,仲介サーバ2から受信した全ての状況通信端末のID、指定状況通信端末のID、その状況通信端末の状況推論値を記憶する全端末情報記憶エリア304,状況推論値に従ってアクチュエータに状況表示をさせるための状況表示テーブルを記憶する状況表示テーブル記憶エリア305,図示外のその他の記憶エリアが設けられている。
また、図6に示すように、センシングデータ記憶エリア301には、保存バッファ1と保存バッファ2が設けられ、各種センサ12〜17が検出し、AD変換器90によりデジタルデータに変換された値(センシングデータ)である、加速度データ、温度データ、赤外線データ、光データ、音データ、圧力データ、が、計測の都度保存バッファ1に記憶され、すべてのセンサからのセンシングデータが揃うと、保存バッファ2にコピーされ、使用者が接触しているか否かを判断するフラグ処理が行なわれるとともに、保存バッファ2の値が感情情報検出処理又は周辺情報検出処理で使用される(詳細は後述)。尚、図6に示す各センシングデータは、理解を容易にするために、センサの電圧値からAD変換された値からさらに各単位に変換された値を用いているが、センサの電圧値からAD変換された値をそのまま用いるようにしてもよい。
次に、図7に示すように、自端末情報記憶エリア303には、当該状況通信端末自身の情報として、あらかじめ設定されている状況通信端末のID(図7の例ではID「A」)と、識別部材52の装着部55への装着により指定された他の状況通信端末1のID(図7の例ではID「B」)と、センシングデータに基づく状況推論の結果出力された状況推論値(図7の例では「1」)とが記憶されている。尚、識別部材52が装着されていないときは、指定端末IDの項目は情報なしとなる。
次に、図8に示すように、全端末情報記憶エリア304には、仲介サーバ2から受信した、すべての状況通信端末1についての情報が記憶される。情報の項目としては、自端末情報と同様に、その状況通信端末1のID、当該状況通信端末1が指定している他の状況通信端末のID、当該状況通信端末1が出力した状況推論値から構成されている。尚、全端末情報記憶エリア304が本発明の記憶手段に相当する。
次に、図9に示すように、状況表示テーブル記憶エリア305には、感情情報検出処理又は周辺情報検出処理によって得られた状況推論値、又は、受信した他の状況通信端末1の状況推論値に基づいて、アクチュエータにより状況通信端末1に状況を表現するための状況表示テーブルが記憶されている。自身の状況推論値についても、他の状況通信端末1の状況推論値についても、状況表示の方法は同一である。すなわち、状況推論値が「1」であれば、LED21を緑色で2秒間点灯し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「2」であれば、LED21を青色で2秒間に1回点滅し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「3」であれば、LED21を青色で1秒間に1回点滅し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「4」であれば、LED21を青色で1秒間に2回点滅し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「5」であれば、LED21を黄色で点灯し、モータ23はONとする。状況推論値が「6」であれば、LED21を黄色で点灯し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「7」であれば、LED21を赤色で2秒間に1回点滅し、モータ23はOFFとする。状況推論値が「8」であれば、LED21を赤色で1秒間に2回点滅し、モータ23はOFFとする。LED21は、前述のように方向を指定して点灯できるため、自身の状況については状況通信端末1下部に、指定端末の状況については上部に表示するように構成されている。尚、状況表示の方法は、図9に示す例に限られず、LED21も点灯や点滅だけでなく、グラデーションにより表示してもよい。また、モータ23の振動の程度を変化させてもよい。さらに、ブザー等、他のアクチュエータを接続したりすることにより種々の表現が可能である。
次に、以上の構成を有する状況通信端末1の動作について説明する。図10は、状況通信端末1のメイン処理のフローチャートである。図11は、メイン処理により起動されるID認識処理のフローチャートである。図12は、メイン処理により起動される計測処理のフローチャートである。図13は、計測処理で実行されるフラグ処理のフローチャートである。図14は、メイン処理で実行される感情情報検出処理のフローチャートである。図15は、メイン処理で実行される周辺情報検出処理のフローチャートである。図16は、メイン処理で実行されるデータ送受信処理のフローチャートである。図17は、メイン処理で実行される指定端末状況表示処理のフローチャートである。尚、本実施の形態のメイン処理(図10)は、状況通信端末1にバッテリーがセットされて、電源がオンされると状況通信プログラムが起動され、状況通信端末1のCPU10により継続的に実施される。
図10に示すように、メイン処理では、まず、種々のデータやフラグ等の初期化が行われる(S1)。例えば、RAM30においてセンシングデータ記憶エリア301が初期化されたり、ジェスチャ回数をカウントするためのカウント値がクリアされたりする。
初期化(S1)が実行されると、次に、識別部材52から通信先のIDをフォトセンサ18により読み取るID認識処理を起動する。ID認識処理の詳細については、図11を参照して後述する。ID認識処理は、起動後、終了指示があるまで繰り返し実行される。
次に、各種センサ12〜17の計測値を取得するとともに使用者が筐体に接触しているか否かを検出する計測処理を起動する(S3)。計測処理の詳細については、図12を参照して後述する。計測処理は、起動後、終了指示があるまで繰り返し実行される。
次に、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2が更新されたか否か、すなわち、RAM30に記憶された更新フラグが「1」であるか否かを判断する(S4)。後述するように、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2は、計測処理において、全てのセンサから新たなセンシングデータが取得されたときに保存バッファ1からコピーされて更新され、そのセンシングデータに基づき接触検出が行なわれる(図12及び図13参照)。従って、保存バッファ2が更新されていれば、新たなセンシングデータが得られたということなので、そのセンシングデータに基づいて接触有無の判断及び感情情報検出又は周辺情報検出が可能になっている。そこで、保存バッファ2が更新されていなければ(S4:NO)、S4の判断を繰り返し行ない、更新されるまで待機する。
保存バッファ2が更新されていれば(S4:YES)、次に、使用者が状況通信端末1に接触しているか否かを、計測処理において処理された接触フラグをチェックすることにより判断する(S5)。接触フラグがONの場合には(S5:YES)、計測処理により取得されたデータに基づいて感情情報検出処理を実行して状況推論値を算出する(S6)。接触フラグがOFFの場合には(S5:NO)、計測処理により取得されたデータに基づいて周辺情報検出処理を実行して状況推論値を算出する(S7)。感情情報検出処理の詳細については図14を参照して、周辺情報検出処理の詳細については図15を参照して後述する。
次に、感情情報検出処理又は周辺情報検出処理により算出され、自端末情報記憶エリア303に記憶されている自己の状況推論値に基づいて(図7参照)、状況表示テーブル記憶エリア305に記憶されている状況表示テーブルに従って(図9参照)、LED21やモータ23により自身の状況表示を行なう(S8)。例えば、状況推論値が「1」であれば、LED21を緑色で2秒間点灯する。尚、自端末の状況表示は、状況通信端末1の下側半分に表示される。
次に、感情情報検出処理又は周辺情報検出処理により得られた状況推論値を仲介サーバ2に送信し、仲介サーバ2から自分自身及び他の状況通信端末1を含む全端末の状況推論値を受信するデータ送受信処理を実行する(S9)。データ送受信処理の詳細については、図16を参照して後述する。
次に、仲介サーバ2から受信した全端末情報の中から表示させたい端末として指定した他の状況通信端末1の状況推論値に基づいて、アクチュエータを用いて状況を表示する指定端末状況表示処理を実行する(S10)。指定端末状況表示処理の詳細については、図17を参照して後述する。
そして、状況通信端末1の電源がOFFされたか否かを判断し(S11)、電源OFFでなければ(S11:NO)、S4に戻り、上述の処理を繰り返す。電源OFFの場合には(S11:YES)、起動中の全ての処理を終了させ(S12)、メイン処理を終了する。
次に、図11を参照して、メイン処理により起動されるID認識処理について説明する。まず、ID認識処理が起動されると、まず、フォトセンサ18の反射型フォトインタラプタを起動する(S21)。そして、タイマをスタートする(S22)。
次に、0.5秒経過したか否かを判断し(S23)、経過していなければ(S23:NO)、経過するまでS23を繰り返して待機する。0.5秒経過していれば(S23:YES)、識別部材52の反射型スリットからIDデータを取得する(S24)。このIDデータは、指定端末IDとして、自端末情報記憶エリア303(図7)に記憶される。そして、タイマをリセットし(S25)、S22に戻る。以上の処理を繰り返すことにより、0.5秒毎に識別部材52のIDデータが取得されることとなる。尚、識別部材52が装着されていない場合には、IDデータは取得されないので、自端末情報記憶エリア303の指定端末IDは情報なしとなる。
次に、図12を参照して、メイン処理により起動される計測処理について説明する。まず、計測処理が起動されると、各種センサ12〜17を起動して計測を開始する(S101)。そして、センサからセンシングデータを取得し(S102)、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ1に取得したセンシングデータを保存する(S103)。例えば、圧力センサ16と光センサ15からのセンシングデータのみ取得できた場合は、図6に示すように、圧力データと光データのみがセンシングデータ記憶エリア301の保存バッファ1に記憶される。
次に、バッファ1に全てのセンサからのセンシングデータが揃ったか否かを判断し(S104)、全てのセンサについて取得できていなければ(S104:NO)、S102に戻り、計測済のセンシングデータを取得する。例えば、上述のように、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ1に圧力データと光データしかなければ、加速度データ、温度データ、赤外線データ、音データが揃うまで、センシングデータの取得を繰り返す。
バッファ1に全てのセンサからのセンシングデータが揃ったら(S104:YES)、保存バッファ1のデータを保存バッファ2にコピーする(S105)。このとき、CPU10は、RAM30の更新フラグ(図示せず)を「1」に設定する。そして、センシングデータに基づいて使用者が状況通信端末1に接触しているかどうかを判断するためのフラグ処理を実行する(S106)。フラグ処理の詳細については、図13を参照して後述する。
フラグ処理が終了したら、次のセンシングデータ取得のために、保存バッファ1のデータをクリアする(S107)。そして、S102に戻り、センシングデータ取得・保存の処理を繰り返す。
以上のように計測処理が継続して実行されるので、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2には常に使用できるセンシングデータが記憶されていることになり、メイン処理でこのセンシングデータに基づいて感情情報検出処理又は周辺情報検出処理を実行することができる(図10、S6又はS7)。
次に、図13を参照して、計測処理の中で実行されるフラグ処理について説明する。まず、圧力センサ16により圧力が検出されたか否かを判断する(S301)。圧力が50N/m2以上検出されていれば(S301:YES)、圧力フラグをONにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の圧力フラグに1を記憶する(S302)。圧力が50N/m2以上検出されていない場合には(S301:NO)、圧力フラグをOFFにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の圧力フラグに0を記憶する(S303)。
圧力フラグの処理が済んだら、次に、光センサ15により光が検出されたか否かを判断する(S304)。光が100ルクス以上検出されていれば(S304:YES)、光フラグをOFFにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の光フラグに0を記憶する(S305)。光が100ルクス未満であれば(S304:NO)、光フラグをONにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の光フラグに1を記憶する(S306)。
光フラグの処理が済んだら、次に、温度センサ15により検出された温度が25度以上38度未満か否かを判断する(S307)。温度が25度以上38度未満であれば(S307:YES)、温度フラグをONにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の温度フラグに1を記憶する(S308)。温度が25度以上38度未満でない場合には(S307:NO)、温度フラグをOFFにする。すなわち、センシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の温度フラグに0を記憶する(S309)。
温度フラグの処理が済んだら、以上の処理で圧力フラグ、光フラグ、温度フラグのうち2つ以上のフラグがONにされたか否かをセンシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2をチェックして判断する(S310)。
2つ以上のフラグがONの場合には(S310:YES)、使用者が接触していると特定し、接触フラグをONにする(S311)。ONのフラグが2未満の場合には(S310:NO)、使用者が接触していないと特定し、接触フラグをOFFにする(S312)。このような接触フラグもセンシングデータ記憶エリア301の保存バッファ2の接触フラグにONの場合「1」でOFFの場合「0」で記憶される。以上でフラグ処理が終了するので、計測処理に戻る。
尚、上述のフラグ処理では、圧力フラグ、光フラグ、温度フラグのうち2つ以上のフラグがONにされた場合に使用者が接触していると特定するようにしているが(S310)、圧力センサ16からの検出結果を優先し、圧力フラグがONであって、かつ、光フラグ、温度フラグの一方がONの場合を使用者が接触していると特定するようにしてもよい。
次に、図14を参照して、メイン処理で実行される感情情報検出処理について説明する。感情情報検出処理が開始されると、まず、保存バッファ2に保存されている赤外線データ、すなわち心拍数が65未満か否かを判断する(S31)。ここで、感情情報検出処理では、使用者が筐体に接触していると既に判断されているので(図10、S5:YES)、得られている赤外線データは、心拍数として使用される。心拍数が65未満であれば(S31:YES)、次に、加速度が強く検出されたか否か、例えば、1Gを超えているか否かを判断する(S32)。加速度が強ければ(S32:YES)、状況推論値を「5」とする(S33)。加速度が強くなければ(S32:NO)、状況推論値を「6」とする(S34)。
心拍数が65以上の場合は(S31:NO)、さらに、心拍数が80未満であるか否かを判断する(S35)。心拍数が80未満の場合には(35:YES)、状況推論処理を「7」とする(S36)。心拍数が80以上の場合は(S35:NO)、状況推論値を「8」とする(S37)。
例えば、図6のように保存バッファ2にセンシングデータが記憶されているとすると、心拍数が70なので、65以上(S31:NO)、80未満(S35:YES)ということで、状況推論値は「7」と算出される。
以上の処理で算出された状況推論値は、それぞれ、図7に示す自端末情報記憶エリア303の状況推論値の項に記憶される(S38)。このとき、CPU10は、更新フラグを「0」にリセットする。そして、メイン処理に戻る。
次に、図15を参照して、メイン処理で実行される周辺情報検出処理について説明する。周辺情報検出処理が開始されると、まず、保存バッファ2に保存されている赤外線データから、周辺に動きがあるか否かを判断する(S61)。具体的には、赤外線センサで計測されるパルスの回数が、閾値、例えば45を超えたら動きがあると判断する。
周辺に動きがあれば(S61:YES)、状況推論値を「1」とする(S62)。周辺に動きがない場合には(S61:NO)、次に、音の大きさが45db(デシベル)未満であるか否かを判断する(S63)。音の大きさが45db未満の場合は(S63:YES)、状況推論値を「2」とする(S64)。
音の大きさが45db以上の場合は(S63:NO)、さらに、音の大きさがが70未満であるか否かを判断する(S65)。音の大きさが70未満の場合には(S65:YES)、状況推論処理を「3」とする(S66)。音の大きさが70以上の場合は(S65:NO)、状況推論値を「4」とする(S67)。
以上の処理で算出された状況推論値は、それぞれ、図7に示す自端末情報記憶エリア303の状況推論値の項に記憶される(S68)。このとき、CPU10は、更新フラグを「0」にリセットする。そして、メイン処理に戻る。
次に、図16を参照して、メイン処理で実行されるデータ送受信処理について説明する。データ送受信処理が開始されると、自端末情報記憶エリア303に記憶されている情報(図7参照)、すなわち、自己の端末ID、状況を自己の端末に表示させたい相手の端末ID、感情情報検出処理で得られた自己の状況推論値を、仲介サーバ2に送信する(S41)。
仲介サーバ2は、その端末情報を受信すると、仲介サーバ2に記憶しているすべての状況通信端末1についての情報である全端末情報を送信してくるので(詳細は後述する)、その全端末情報を受信する(S42)。そして、受信した内容を全端末情報記憶エリア304に記憶して、更新し(S43)、メイン処理に戻る。以上の処理により、自己の状況推論値を仲介サーバ2に送信したタイミングで、その時点で仲介サーバ2が持っていた他の状況通信端末1の情報が全て送信されてくるので、全ての状況通信端末1についての状況推論値を記憶しておくことができる。
次に、図17を参照して、メイン処理で実行される指定端末状況表示処理について説明する。まず、自端末情報記憶エリア303(図7参照)に、指定端末IDが記憶されているか、すなわち、状況を表示したい端末のIDが指定されているか否かを判断する(S51)。前述のように、識別部材52が装着部55に装着されると、フォトセンサ18により指定端末IDが読み取られ、フォトセンサ18からの出力値が自端末情報記憶エリア303の指定端末ID項目に記憶される。
端末の指定がない場合には(S51:NO)、状況を表示すべきものが存在しないので、そのままメイン処理に戻る。
自端末情報記憶エリア303に、指定端末IDが記憶されている場合には(S51:YES)、次に、全端末情報記憶エリア304に記憶されている情報から指定端末IDを検索する(S52)。
次に、検索の結果発見された端末の情報に含まれる指定端末のIDが、自端末のIDであるか否か、すなわち、互いに指定しあっているか否かを判断する(S53)。例えば、自己の端末IDがA、自端末が指定している相手のIDがBの場合に、全端末情報記憶エリア304から発見された端末Bの指定端末IDが「A」であるか否かを判断する。指定端末の指定端末IDが自端末IDではない場合は(S53:NO)、そのままS55に進む。
指定端末IDが互いに一致している場合には(S53:YES)、相互に指定していることを示す特別の表示を行なう(本実施形態では、「両思い表示」とも称する。)(S54)。この両思い表示は、専用LEDを設けて点灯するようにしたり、通常のLEDを点滅させるようにしたり、種々の方法で実現できる。
そして、両思い表示(S54)後、又は、両思い表示をしない場合には(S53:NO)、次に、S52で発見された指定端末の情報に、状況推論値が含まれているか否かを判断する(S55)。指定端末の状況推論値が記憶されていない(情報なし)場合には(S55:NO)、状況の表示が不能であるため、そのままメイン処理に戻る。
指定端末の状況推論値が記憶されている場合には(S55:YES)、その状況推論値に基づいて、状況表示テーブル記憶エリア305に記憶されている状況表示テーブルに従って(図9参照)、LED21やモータ23等のアクチュエータにより状況表示を行い(S56)、メイン処理に戻る。例えば、状況推論値が「2」であれば、LED21を青色で2秒に1回点滅する。尚、指定端末の状況表示は、状況通信端末1の上側半分に表示される。
次に、状況通信システム100を構成する仲介サーバ2の構成及び動作について、図18〜図20を参照して説明する。まず、図18及び図19を参照して、仲介サーバ2の構成について説明する。図18は、仲介サーバ2の電気的構成を示すブロック図である。図19は、全端末情報記憶エリア182の構成を示す模式図である。
仲介サーバ2は、一般的なコンピュータであり、ルータ195を経由してインターネット4に接続可能な通信装置190を備えている。
図18に示すように、仲介サーバ2には、仲介サーバ2の制御を司るCPU110が設けられ、CPU110には、各種のデータを一時的に記憶するRAM120と、BIOS等を記憶したROM130と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインタフェイス170とが接続されている。I/Oインタフェイス170には、ハードディスク装置180が接続され、ハードディスク装置180には、プログラム記憶エリア181と、各状況通信端末1から送信されてきた端末情報を記憶しておく全端末情報記憶エリア182と、図示外のその他の情報記憶エリアとが設けられている。プログラム記憶エリア181にはCPU110で実行されるプログラムが記憶されている。
また、I/Oインタフェイス170には、ビデオコントローラ140と、キーコントローラ150と、CD−ROMドライブ160と、通信装置190とが接続され、ビデオコントローラ140にはディスプレイ145が接続され、キーコントローラ150にはキーボード155が接続され、通信装置190はルータ195を経由してインターネット4に接続可能となっている。尚、CD−ROMドライブ160に装着されるCD−ROM165には、仲介サーバ2の制御プログラムが記憶されており、導入時には、制御プログラムは、CD−ROM165から、ハードディスク装置180にセットアップされてプログラム記憶エリア181に記憶されるようになっている。
次に、図19を参照して、ハードディスク装置180の全端末情報記憶エリア182について説明する。全端末情報記憶エリア182には、仲介サーバ2に各状況通信端末1から送信されてきた端末ID、指定端末ID、状況推論値が記憶されている。各状況通信端末1から新たなデータが送信されてくると、その端末IDに対応する状況通信端末1の指定端末ID及び状況推論値が新たなものに書き替えられ、全端末情報が更新される。例えば、図19上段に示すように、更新前の全端末情報エリア182には、A,B,C,・・・のIDを有する状況通信端末1について、端末Aは、指定端末はなし、状況推論値が0、端末Bは、指定端末がA、状況推論値が2、端末Cは、指定端末はなし、状況推論値が3、・・・と記憶されている。ここで、端末Aからデータが送信されてくると、図19下段に示すように、全端末情報記憶エリア182は、端末Aについてのデータが更新されて、端末Aは、指定端末がB、状況推論値が1、端末Bは、指定端末がA、状況推論値が2、端末Cは、指定端末はなし、状況推論値が3、・・・と記憶される。
次に、図20を参照して、仲介サーバ2の動作について説明する。図20は、仲介サーバ2のメイン処理のフローチャートである。電源が投入され、仲介サーバ2のメイン処理が開始されると、初期化が実行された後(S201)、いずれかの状況通信端末1から情報を受信したか否かを判断する(S202)。受信していなければ(S202:NO)、受信するまで待ち、S202の判断を繰り返す。受信した場合には(S202:YES)、受信した端末情報(図7参照)を取得して、全端末情報記憶エリア182のその端末に関するレコードを更新する(S203)。例えば、全端末情報記憶エリア182の内容が図19の上段に示す状態である場合に、端末IDがAの状況通信端末1(端末A)から、図7の内容の端末情報が送信されてきた場合には、端末Aの部分の情報が更新されて、図19下段に示すような内容となる。
そして、更新後の全端末情報記憶エリア182に記憶されているすべての端末の情報を、情報を送信してきた状況通信端末1(上述の例では、端末A)に対して送信する(S204)。そして、S202に戻る。従って、端末情報を送信してきた状況通信端末1は、折り返し仲介サーバ2から他の状況通信端末1についての端末情報を得ることができる。そして、前述のように、受信した全端末情報から指定端末情報を取り出して、指定した端末の状況としてアクチュエータにより表示させることができる。
次に、以上説明した各処理を実行する複数の状況通信端末1及び仲介サーバ2からなる状況通信システム100において、全体としてどのように処理が実行されるかについて、図21のタイムチャートを参照して説明する。図21は、状況通信システム100のタイムチャートである。ここでは、例として自身の端末IDが「A」であり、通信先として端末ID「B」の状況通信端末を指定した識別部材52が装着部55に装着されている状況通信端末Aと、自身の端末IDが「B」であり、装着部55に識別部材52が装着されていない状況通信端末Bと、仲介サーバ2との間の処理を例にとって説明する。また、状況通信端末Aは使用者が把持しており、状況通信端末Bは、使用者が触れておらず机上に載置された状態とする。尚、図10〜図17及び図20のフローチャートも必要に応じて適宜参照する。
図21に示すように、状況通信端末AでID認識処理が起動した後(図10,S2)、計測処理が起動し(図10,S3)、センシングが実行されると(図12)、取得されたセンシングデータに基づいて接触フラグがONとされるため、感情情報検出処理が実行され(図10,S6)、状況推論値(ここでは、「5」とする)が得られる。また、図示していないが、ID認識処理により、識別部材52から指定端末のID「B」が取得される。これらの状況推論値と指定端末IDは、自端末情報記憶エリア303に記憶され、自端末情報(図7参照)として仲介サーバ2に送信される(図10,S9)。ここでは、状況通信端末Aから仲介サーバ2に送信される自端末情報は、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」となる。
仲介サーバ2では、状況通信端末Aから自端末情報「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」を受信して、全端末情報記憶エリア182の該当レコードを更新する(図20,S203)。そして、状況通信端末Aに対し、全端末情報記憶エリア182に記憶されているすべての情報を送信する(図20,S204)。例えば、全端末情報記憶エリア182に状況通信端末Aと状況通信端末Bの端末情報が記憶されており、状況通信端末Aの端末情報は、更新後の「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」であり、状況通信端末Bの端末情報は、「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:情報なし」とすると、この2つのレコードの情報が状況通信端末Aに送信される。尚、ここでは仲介サーバ2は全ての状況通信端末のIDを予め静的に記憶しているものとするが、変形例として仲介サーバ2に接続している状況通信端末のIDのみ動的に記憶する、つまり、端末情報を送信した状況通信端末のIDのみ記憶するようにしてもよい。
一方、仲介サーバ2から状況通信端末Aに全端末情報が送信される頃、状況通信端末BでもID認識処理が起動した後(図10,S2)、計測処理が起動し(図10,S3)、センシングが実行されると(図12)、取得されたセンシングデータに基づいていて接触フラグがOFFとされるため、周辺情報検出処理が実行され(図10,S7)、状況推論値(ここでは、「2」とする)が得られる。図示していないが、ID認識処理が実行されるが、識別部材52が装着されていないので、指定端末IDは取得されない。そこで、自端末情報記憶エリア303には、自端末IDと状況推論値のみが記憶され、指定端末IDは情報なしとなる。そして、これらの、自端末情報記憶エリア303に記憶された値が自端末情報として仲介サーバ2に送信される(図10,S9)。ここでは、状況通信端末Bから仲介サーバ2に送信される自端末情報は、「自端末ID:B,指定端末ID:なし,状況推論値:2」となる。
仲介サーバ2では、状況通信端末Bから自端末情報「自端末ID:B,指定端末ID:なし,状況推論値:2」を受信して、全端末情報記憶エリア182の該当レコードを更新する(図20,S203)。そして、状況通信端末Bに対し、全端末情報記憶エリア182に記憶されているすべての情報を送信する(図20,S204)。例えば、全端末情報記憶エリア182に状況通信端末Aと状況通信端末Bの端末情報が記憶されており、状況通信端末Aの端末情報は、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」であり、状況通信端末Bの端末情報は、更新された「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:2」とすると、この2つのレコードの情報が状況通信端末Bに送信される。
状況通信端末Aでは、仲介サーバ2から先に送信された全端末情報に基づいて、RAM30の全端末情報記憶エリア304の内容を更新する(図16,S43)。すなわち、送信された全端末情報、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:情報なし」が全端末情報記憶エリア304(図8)にコピーされる。
ここで、状況通信端末Aの使用者が表示させたい相手の状況通信端末は、状況通信端末Bであるから、その状況を表示するために(図10,S10)、まず状況通信端末Bの情報を全端末情報記憶エリア304から検索する(図17,S52)が、状況通信端末Bの状況推論値の情報が記憶されていないため(図17,S55:NO)、状況表示は不能となり、状況通信端末Aの上部には何も状況表示はなされない。
また、状況通信端末Bでも、仲介サーバ2から送信された全端末情報に基づいて、RAM30の全端末情報記憶エリア304の内容を更新する(図16,S43)。すなわち、送信された全端末情報、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:2」が全端末情報記憶エリア304にコピーされる。
ここで、状況通信端末Bの使用者が表示させたい相手の状況通信端末は指定されていないので(図17,S51:NO)、状況通信端末Bの上部には何も状況表示はなされない。
さらに、状況通信端末Aにおいて図10のメイン処理が繰り返され、新たなセンシングデータに基づいて接触フラグがONとされ、感情情報検出処理が実行されると(図10,S6)、その状況推論値は、再び自端末情報(図7参照)として仲介サーバ2に送信される(図10,S9)。ここでは、状況通信端末Aから仲介サーバ2に送信される自端末情報は、前回と変化なく、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」とする。
仲介サーバ2では、状況通信端末Aから自端末情報「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」を受信して、全端末情報記憶エリア182の該当レコードを更新する(図20,S203)。そして、状況通信端末Aに対し、全端末情報記憶エリア182に記憶されているすべての情報を送信する(図20,S204)。先に、状況通信端末Bから送信されてきた情報に基づいて全端末情報記憶エリア182の状況通信端末Bに対応するレコードも更新されているので、現在の全端末情報記憶エリア182の内容は、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:2」である。この情報が状況通信端末Aに送信される。
そして、状況通信端末Aでは、仲介サーバ2から送信された全端末情報に基づいて、RAM30の全端末情報記憶エリア304の内容を更新する(図16,S43)。すなわち、送信された全端末情報、「自端末ID:A,指定端末ID:B,状況推論値:5」「自端末ID:B,指定端末ID:情報なし,状況推論値:2」が全端末情報記憶エリア304にコピーされる。
ここで、状況通信端末Aの使用者が表示させたい相手の状況通信端末は、端末Bであるから、その状況を表示するために(図10,S10)、状況通信端末Bの情報を全端末情報記憶エリア304から検索する(図17,S52)。今回入手した全端末情報の中には状況通信端末Bの状況推論値が含まれているので(図17,S55:YES)、状況通信端末Aの上部に状況通信端末Bの状況を表示する(図17,S56)。具体的には、状況通信端末Bの状況推論値が「2」であるから、状況表示テーブル記憶エリア305(図9参照)に従って、上部にLED21を青色で2秒に1回点滅する。尚、状況通信端末A自身の状況推論値は「5」であるから、既に自端末状況表示処理(図10,S8)により、下部にはLED21が黄色で点灯されている。
以上説明したように、本実施形態の状況通信システム100によれば、各状況通信端末1において、圧力センサ16,光センサ15,温度センサ13のセンシングデータに基づいて使用者が状況通信端末1に接触しているか否かを判断し、接触している場合には、センシングデータに基づいて感情情報検出処理を行ない、接触していない場合には、周辺情報検出処理を行なって、それぞれ状況推論値を算出する。そして、算出された状況推論値を元に、自装置の状況をLED21やモータ23を用いて表示する。また、使用者が通信したい相手方を指定するために識別部材52を装着部55に装着する。すると、フォトセンサ18により指定端末のIDが取得される。そして、算出された状況推論値を、取得した指定端末IDとともに自端末情報として仲介サーバ2に送信する。仲介サーバ2では、端末情報を受信すると、全端末情報記憶エリア182の当該端末にかかるレコードを更新し、端末情報を送信してきた状況通信端末1に対して全端末情報を送り返す。全端末情報を受信した状況通信端末1では、これを一旦RAM30の全端末情報記憶エリア304に蓄積して、指定端末情報により指定された他の状況通信端末1の端末情報を検索し、発見されたら、その状況推論値に基づいてアクチュエータであるLED21やモータ23を用いて状況通信端末1の上部に表現する。このように、通信したい相手方が状況通信端末1に触れていない場合でも、その状況通信端末1周辺の状況を知ることができる。
尚、上記実施形態において、図16のS41で自端末情報送信処理を実行する状況通信端末のCPU10が本発明の送信手段として機能する。また、図16のS42で全端末情報受信処理を実行する状況通信端末のCPU10が本発明の受信手段として機能する。また、圧力センサ16,光センサ15,温度センサ13及びこれらのセンシングデータに基づき接触しているか否かの判断処理を図13のS310で実行するCPU10が本発明の接触検出手段として機能する。また、図10のS6で感情情報検出処理を実行するCPUが本発明の感情推論情報作成手段として機能し、図10のS7で周辺情報検出処理を実行するCPU10が本発明の周辺情報作成手段として機能する。また、図10のS8で自端末状況表示処理を実行するCPU10が本発明の自装置表現制御手段として機能する。また、図10のS10及び図17で指定端末状況表示処理を実行するCPU10が本発明の状況表現制御手段として機能する。また、図17のS52で指定端末の情報を検索して読み出すCPU10が本発明の読出手段として機能する。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、端末情報の送信を仲介サーバ2を介して行なっているが、仲介サーバ2を介さずに、直接状況通信端末1同士を接続して送信するようにしてもよい。また、状況通信端末1は、球体状の筐体に限られるものではなく、使用者が把持できる大きさであればよい。また、本実施形態では、人感センサとして赤外センサを使用し、この赤外センサを、使用者が筐体に接触していない場合には人感センサとして、接触している場合には心拍センサとして、双方に切り分けて使用しているが、赤外線センサに限らず、他の人感センサを用いて周囲の動きを検出するようにしてもよい。
状況通信システム100の構成を示すシステム構成図である。 状況通信端末1を斜め上方から見たイメージ図である。 状況通信端末1を前方から見たイメージ図である。 状況通信端末1の電気的構成を示すブロック図である。 RAM30の記憶エリアの構成を示す模式図である。 RAM30のセンシングデータ記憶エリア301の構成を示す模式図である。 自端末情報記憶エリア303の構成を示す模式図である。 全端末情報記憶エリア304の構成を示す模式図である。 状況表示テーブル記憶エリア305に記憶された状況表示テーブルの構成を示す模式図である。 状況通信端末1のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理により起動されるID認識処理のフローチャートである。 メイン処理により起動される計測処理のフローチャートである。 計測処理で実行されるフラグ処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される感情情報検出処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される周辺情報検出処理のフローチャートである。 メイン処理で実行されるデータ送受信処理のフローチャートである。 メイン処理で実行される指定端末状況表示処理のフローチャートである。 仲介サーバ2の電気的構成を示すブロック図である。 全端末情報記憶エリア182の構成を示す模式図である。 仲介サーバ2のメイン処理のフローチャートである。 状況通信システム100のタイムチャートである。
符号の説明
1 状況通信端末
2 仲介サーバ
4 インターネット
10 CPU
12 加速度センサ
13 温度センサ
14 赤外線センサ
15 光センサ
16 圧力センサ
17 マイク
21 LED
23 モータ
30 RAM
40 計時装置
52 識別部材
55 装着部
60 通信部
99 制御部
301 センシングデータ記憶エリア
303 自端末情報記憶エリア
304 全端末情報記憶エリア
305 状況表示テーブル記憶エリア

Claims (10)

  1. 使用者に関する生体情報又は周辺環境に関する環境情報を計測するセンサと、
    当該センサにより計測された計測情報またはその計測情報に基づく情報を送信する送信手段とを備えた状況通信装置であって、
    使用者が筐体に接触しているか否かを検出する接触検出手段と、
    前記接触検出手段により使用者の接触が検出されなかった場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき周辺環境の状況に関する指標情報である周辺情報を作成する周辺情報作成手段と、
    他の状況通信装置において作成された周辺情報を受信する受信手段と、
    当該受信手段が受信した周辺情報に基づいて状況を表現する状況表現手段とを備え、
    前記送信手段は、前記周辺情報作成手段により作成された周辺情報を送信することを特徴とする状況通信装置。
  2. 前記状況通信装置は、通信を仲介するサーバにネットワークを介して接続し、
    前記送信手段は、前記周辺情報を前記サーバに対して送信し、
    前記受信手段は、前記他の状況通信装置の周辺情報を前記サーバから受信することを特徴とする請求項1に記載の状況通信装置。
  3. 周辺情報を入手したい他の状況通信装置を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された状況通信装置である指定装置の周辺情報に基づいて状況を表現するよう前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段とを備え、
    前記送信手段は、当該指定手段による他の状況通信装置の指定情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の状況通信装置。
  4. 前記受信手段が受信した周辺情報を記憶する記憶手段と、
    前記指定装置の周辺情報を当該記憶手段から読み出す読出手段とを備え、
    前記状況表現制御手段は、前記読出手段により読み出された周辺情報に基づいて状況を表現するよう状況表現手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の状況通信装置。
  5. 前記周辺情報作成手段によって作成された自装置の周辺情報に基づいて自装置の状況を表現する自装置状況表現手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の状況通信装置。
  6. 前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき使用者の感情に関する指標情報である感情推論情報を作成する感情推論情報作成手段を備え、
    前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記感情推論情報に基づいて自装置の状況を前記自装置状況表現手段に表現させ、前記接触検出手段により使用者の接触が検出されなかった場合に、前記周辺情報作成手段によって作成された自装置の周辺情報に基づいて自装置の状況を前記自装置状況表現手段に表現させる自装置表現制御手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の状況通信装置。
  7. 前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記センサにより計測された計測情報に基づき使用者の感情に関する指標情報である感情推論情報を作成する感情推論情報作成手段を備え、
    前記送信手段は、前記接触検出手段により使用者の接触が検出された場合に、前記感情推論情報を送信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の状況通信装置。
  8. 前記センサが、前記接触検出手段を兼用することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の状況通信装置。
  9. 前記センサは、周囲の音を検出するマイクと、周囲の動きを検出する赤外線センサとを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の状況通信装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の状況通信装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるための状況通信プログラム。
JP2005317958A 2005-11-01 2005-11-01 状況通信装置及び状況通信プログラム Withdrawn JP2007129294A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005317958A JP2007129294A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 状況通信装置及び状況通信プログラム
PCT/JP2006/321379 WO2007052530A1 (ja) 2005-11-01 2006-10-26 状況通信システム、状況通信方法、状況収集端末、及び、状況収集プログラムを記憶した記憶媒体
US12/111,858 US20080214219A1 (en) 2005-11-01 2008-04-29 Status communication system, status communication method, status collection terminal, and storage medium storing status collection program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005317958A JP2007129294A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 状況通信装置及び状況通信プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007129294A true JP2007129294A (ja) 2007-05-24

Family

ID=38151615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005317958A Withdrawn JP2007129294A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 状況通信装置及び状況通信プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007129294A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080214219A1 (en) Status communication system, status communication method, status collection terminal, and storage medium storing status collection program
JP6685973B2 (ja) 電子装置のユーザへのプライミングキューの提供
JP5806443B2 (ja) 生体情報管理システム
WO2007013402A1 (ja) 状況通信装置及び状況通信装置プログラム
CN109791740A (zh) 用于智能钢琴的智能检测及反馈系统
JP5480161B2 (ja) ユーザに情報を送信するためのオブジェクト、方法及びシステム
CN106878390B (zh) 电子宠物互动控制方法、装置及可穿戴设备
JP2009160373A (ja) 生理学的状態の測定装置
US8258946B2 (en) Multifunctional electronic device and method for using the same
Ghiani et al. Vibrotactile feedback to aid blind users of mobile guides
WO2006018962A1 (ja) 状況通信装置、サービス提供システム、状況通信プログラムを記憶した記憶媒体及び状況通信プログラム
JP2006238237A (ja) 状況通信装置及び状況通信プログラム
WO2019165911A1 (en) Detecting patterns and behavior to prevent a mobile terminal drop event
EP3095012A1 (en) System and method for alerting a user
JP2007058844A (ja) 感圧センサ及び推論情報作成装置
JP6349727B2 (ja) 処理システム、ウェアラブル装置、複数の電子機器の連携方法及びプログラム
JP5611021B2 (ja) 電子ペンおよびその制御方法、ならびに、サーバ装置
JP2002314707A (ja) つながり感を伝える通信端末、通信方法および通信システム
KR20080057651A (ko) 청각장애인을 위한 소리 인식 보조 시스템 및 소리 인식방법
CN109257489A (zh) 一种显示方法及移动终端
JP2007129294A (ja) 状況通信装置及び状況通信プログラム
JP2006295823A (ja) 状況通信装置及び状況通信プログラム
JP2007110459A (ja) 状況通信装置
US20180098729A1 (en) Body composition measuring device and mobile terminal wirelessly connected to the same
JP2007110458A (ja) 状況通信システム、状況通信方法、状況通信サーバ、状況通信サーバプログラム、状況通信端末、及び状況通信端末プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080317

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20090805

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761