JP2007128872A - アルミニウム厚膜組成物、電極、半導体デバイス、およびこれらの作製方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、(a)アルミニウム含有粉末と、(b)非晶質二酸化シリコンと、(c)1種または複数の任意選択のガラスフリット組成物とが、(d)有機媒体に分散されているものからなる厚膜導体組成物を対象とする。非晶質二酸化シリコンは、焼成した太陽電池の電気性能の低下に著しい影響を及ぼすことなく、270ミクロンよりも薄く5インチ(約12.7cm)平方よりも大きい太陽電池の反りの著しい低下傾向に寄与する。さらに、また太陽電池の製造業者に好まれるように、ガラスフリットの添加によって、アルミニウム厚膜組成物のダスティング傾向が低下する。
【選択図】図2d
Description
(アルミニウム含有粉末)
本発明の金属粉末は、アルミニウム含有粉末である。一実施形態では、アルミニウム含有粉末は、微粒化アルミニウムである。微粒化アルミニウムは、空気中または不活性雰囲気中で微粒化することができる。微粒化アルミニウム粉末の平均粒度分布は、3から50ミクロンの範囲内にある。一実施形態では、アルミニウム含有粉末の平均粒度分布が3から20ミクロンの範囲内にある。一実施形態では、Al含有粉末は、全組成物の74から75重量%の範囲内で存在する。一実施形態では、Al含有粉末は、全組成物の50〜82重量%の範囲内で存在する。
(無機添加剤)
本発明は、細粒化された非晶質状態に二酸化シリコンを含めることを、含まなければならない。様々なウェハー厚に関して0.3重量%以下のレベルで添加した、非晶質二酸化シリコンを含めることにより、電池の変形または反りの大幅な低減につながる。一実施形態では、非晶質二酸化シリコンは、1重量%以下の範囲内で組成物中に存在する。他の実施形態では、非晶質二酸化シリコンは、0.3重量%から1重量%の範囲内で存在する。他の実施形態では、非晶質二酸化シリコンは、0.3重量%未満の量で存在する。他の実施形態では、非晶質二酸化シリコンは、0.1から0.3重量%の範囲内で存在し、さらに別の実施形態では、非晶質二酸化シリコンは、0.05から0.3重量%の範囲内で存在する。一実施形態では、Al含有粉末が、全組成物の74から75重量%の範囲内で存在する。
本明細書で既に述べたアルミニウム含有粉末は、有機媒体中に細かく分散し、さらに1種または複数の無機結合剤を含む。具体的には、本明細書で有用な無機結合剤は、ガラスフリットである。
無機成分は、典型的な場合、機械的混合により有機媒体と混合して、印刷に向けて適切な粘稠度およびレオロジーを持った「ペースト」と呼ばれる粘性ある組成物を形成する。広く様々な不活性の粘性材料を、有機媒体として使用することができる。有機媒体は、無機成分が適切な安定度で分散可能なものでなければならない。媒体の流動学的性質は、固形分の安定な分散、スクリーン印刷に適した粘度およびチキソトロピー、基板およびペースト固形分の適切な湿潤性、良好な乾燥速度、および良好な焼成特性も含めて、組成物に良好な適用特性を与えるようなものでなければならない。本発明の厚膜組成物に使用される有機ビヒクルは、非水性の不活性な液体であることが好ましい。増粘剤、安定化剤、および/またはその他の一般的な添加剤を含有しても含有しなくてもよい、様々な有機ビヒクルのいずれかを使用することができる。有機媒体は、典型的な場合、ポリマーを溶媒に溶かした溶液である。さらに、界面活性剤などの少量の添加剤を、有機媒体の一部にすることができる。この目的で最も頻繁に使用されるポリマーは、エチルセルロースである。
本明細書に引用した実施例は、窒化シリコン反射防止コーティングを有するウェハー上の前記実施例のペーストを焼成することに基づいており、正面のn型コンタクト厚膜銀ペーストを持つ従来の電池設計である。ペーストの性能は、電気的性質と、さらに焼成後の電池の反り(室温での焼成電池の歪み、およびフラットな電池を実現するためにウェハーの中心で移動する距離、と定義される)に関して定められている。
アルミニウム粉末と二酸化シリコンとの混合物について、ここで述べる。文献(例えば、特許文献1)から、アルミニウム粉末含量に対する相対的な二酸化シリコン含量と、粒径は、0.3wt%というより低いレベルまで、より薄い電池の電気的性質および反りの程度に影響を及ぼすことがわかる。表1に列挙された実施例BおよびCで、本発明者等は、結晶質二酸化シリコンがより低いレベルで添加された場合、反りは、添加の無いAに比べてそれほど著しい影響を受けていないことを確認する。
アルミニウム粉末と、ガラスフリットおよび二酸化シリコンとの混合物について、次に述べる。アルミニウム粉末含量に対する相対的なガラス含量と粒径は、従来技術から、より薄い電池の電気性能および反りの程度に影響を及ぼすことがわかる。
本発明は、広範な半導体デバイスに適用することができるが、フォトダイオードおよび太陽電池などの受光素子に特に有効である。以下の考察では、本発明の組成物を利用してどのように太陽電池を形成したのか記述する。
上述の方法に従って組み立てた太陽電池を、商用のIVテスタ内に置いて、効率を測定した(IEET Ltd)。IVテスタ内のランプは、既知の強度の日光をシミュレートし、電池の正面に放射し、電池の正面に印刷されたバスバーは、IVテスタの複数のプローブに接続され、電気信号を、プローブを介してコンピュータに伝達し、効率を計算した。
20:n型拡散層
30:窒化シリコン被膜、酸化チタン被膜、または酸化シリコン被膜
40:p+層(裏面電界、BSF)
60:裏面に形成されたアルミニウムペースト
61:アルミニウム裏面電極(裏面アルミニウムペーストを焼成することによって得られた)
70:裏面に形成された銀/アルミニウムペースト
71:銀/アルミニウム裏面電極(裏面銀/アルミニウムペーストを焼成することによって得られた)
500:表面に形成された銀ペースト
501:銀表面電極(表面銀ペーストを焼成することによって形成された)
102 シリコン基板
104 受光表面電極
106 第1の電極用のペースト組成物
108 第2の電極用の導電性ペースト
110 第1の電極
112 第2の電極
Claims (9)
- (a)アルミニウム含有粉末と、
(b)非晶質二酸化シリコンと
を含み、
(c)それらが有機媒体に分散されている
厚膜導体組成物であって、
前記二酸化シリコンが、0.3重量%よりも低いレベルで存在することを特徴とする組成物。 - 1種または複数のガラスフリットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記ガラスフリットは、0.65重量%未満のレベルで全厚膜組成物中に存在することを特徴とする請求項2に記載の組成物。
- Ag含有粉末をさらに含むことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ガラスフリット組成物は、鉛フリーのガラスフリット組成物であることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
- 前記有機媒体は、ポリマー結合剤および揮発性有機溶媒を含むことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の厚膜組成物。
- シリコン基板の裏面をスクリーン印刷するステップと、請求項1に記載の組成物をスクリーン印刷するステップと、印刷された表面を500〜990℃の温度で焼成するステップとを含むことを特徴とする、p型およびn型領域とp−n接合とを有するシリコン基板を利用して、太陽電池を形成する方法。
- 請求項1または2のいずれか一項に記載の組成物を利用することを特徴とする電極。
- 請求項7に記載の電極を含むことを特徴とする半導体デバイス。
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