JP2007128282A - 再生機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体中の所定の規格に準拠したディレクトリ下のファイルを再生する再生機器では、PCなどで規格非準拠のディレクトリ下にファイルを置いた場合、再生機器で再生することができなかった。
【解決手段】再生機器106は、DCF規格に準拠したディレクトリ及びファイルを作成・記録できる記録媒体101内に存在するディレクトリ及びファイルから指定されたディレクトリまたはファイルを検索するディレクトリ/ファイル検索手段103と、ディレクトリ/ファイル検索手段103により検索されたファイルが再生可能であるか判定する再生可能性判定手段104と、再生可能性判定手段104が検索されたファイルを再生可能と判定した場合には、DCF規格で規定されたディレクトリ下にファイルを移動するファイル移動手段105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体メモリカードなどの記録媒体に記録された特定ディレクトリ下のファイルを再生する再生機器に関する。
近年、半導体メモリカードを記録媒体とするデジタルカメラ(或いはデジタルスチルカメラ)の普及が目覚しい。デジタルカメラには、データの互換性を確保するためにJEIDA(Japan Electronic Industry Development Association)で規格化されたDCF(Design rules for camera file system)規格(非特許文献1)が存在する。
図5は、デジタルカメラで静止画記録時に使用されるDCF規格準拠の記録媒体(例えば、半導体メモリカード)におけるディレクトリ/ファイル構成の一例を説明する図である。
同図において、501はルートディレクトリ、502はDCIM(Digital Camera Images)ディレクトリ、503は“100XXXXX”ディレクトリ(ここで、XXXXXは5文字の自由文字を表す)、504および505は静止画ファイルAAAA0001.JPG、AAAAxxxx.JPG(ここで、AAAAは4文字の自由文字、xxxxは0001〜9999までの整数を表す)である。506はルートディレクトリ501直下にある静止画ファイルBBBBBBBB.JPG(ここで、BBBBBBBBは任意文字数の任意文字)であり、507および508は任意の階層における任意のディレクトリ名(ここでは、仮にそれぞれTEMP、JPEGとする)を示し、509は任意の階層下(ここでは、ディレクトリ508下)の静止画ファイルCCCCCCCC.JPG(CCCCCCCCは任意文字数の任意文字)である。ここで、任意文字とはFAT(File Allocation Tables)ファイルシステムにおいてファイル名として使用可能な文字のことである。
DCF規格では、DCFイメージルートディレクトリであるDCIMディレクトリ502の直下に静止画ファイルなどのDCFオブジェクトを格納するための複数のDCFディレクトリ503を置く。DCFディレクトリ名は、100〜999までのディレクトリ番号と5文字の自由文字からなる。例えば、“100XXXXX”ディレクトリ503では100がディレクトリ番号にあたる。自由文字を含めると、実際には“100_PANA”などとなる。同様に、DCFファイル名における自由文字は“IMAG0001.JPG”などとなる。
ここで、DCF規格ではファイル名は8.3形式(ファイル名が8文字、拡張子が3文字)のショートファイル名である。
一般にデジタルカメラでは、記録媒体の再生ディレクトリはDCIMディレクトリ502以下のDCFディレクトリ符号503下に存在するファイルを再生対象とする。
一方、前述の半導体メモリカードは、パーソナルコンピュータ(以下PC)でも利用されうる。この時、PCにおけるソフトウェアによって、半導体メモリカードのルートディレクトリ501下に静止画ファイル506を置くことができる。同様にユーザが作成した任意名のディレクトリ階層を持つディレクトリ下に静止画ファイル(図5の例では、¥TEMP¥JPEG¥CCCCCCCC.JPG)を置くこともできる。
ここで、最近のPCでは前述のショートファイル名だけでなく、ファイル名が8文字、拡張子が3文字を超えるロングファイル名も使用でき、また文字もDCFの自由文字で許されている大文字だけでなく、半角小文字や全角文字(2バイト文字)なども使用可能である。従って、静止画ファイル506は、例えば、“SAMPLE.JPG”であり、静止画ファイル509は“サンプル.JPG”であるとする。
なお、ここでは説明を省略するが、動画に関しても同様である。この場合、DCFオブジェクトが静止画ファイルでなく、動画ファイル(例えば拡張子MOVなど)になる場合もあるし、DCF規格の代わりにSD(Secure Digital)ビデオ規格であってもよい。SDビデオ規格の場合、規格準拠のディレクトリ¥SD_VIDEO¥PRLxxx(xxxは001からFFFの16進数)下の拡張子ASFやSDVなどの動画ファイルを再生対象とする。以下、特に説明のない場合、DCF規格の静止画を例に説明を行う。
また、静止画ファイル、動画ファイルは、それぞれ画像サイズやコーデック情報などのプロパティ情報を持つ場合がある。ここで、静止画ファイルとは、Exif形式(非特許文献2参照)のJPEGファイルのことであり、フレームヘッダ(SOF:Start of Frame(FFC0h))内の垂直ライン数(フレームヘッダの先頭から5バイト目の2バイト)、水平画素数を読み取れば画像サイズ(フレームヘッダの先頭から7バイト目の2バイト)は判明する。
同様に、動画ファイルについて、ASFファイル(非特許文献3参照)を例にとると、Header Object内のStream Properties ObjectのType Specific DataであるVideo media typeのFormat DataにImage Width, Image Height, Compression IDを読み撮れば、画像サイズ、コーデック情報は判明する。
JEIDA規格 カメラファイルシステム規格 DCF Version1.0 JEIDA-49-2-1998 JEIDA規格 ディジタルスチルカメラ画像ファイルフォーマット規格(Exif)Version2.1 JEIDA-49-1998 Advanced Systems Format(ASF) Specification Revision 01.20.01e Microsoft Corporation September 2003
前述のディレクトリ/ファイル構成を持つ半導体メモリカードをデジタルカメラに挿入した場合、一般のデジタルカメラでは前述の通りDCIM502以下のディレクトリ503下に存在する静止画ファイル504、505を再生対象としており、PCによってルートディレクトリ501下に置かれた静止画ファイル506や任意のディレクトリ階層下に置かれた静止画ファイル509を再生対象としていないため、ユーザはこのような静止画ファイルをデジタルカメラで再生することはできない、という第1の課題があった。
そのため、サポートセンターや掲示板などで、PCで半導体メモリカードのルートディレクトリ下に置いたファイルなどをデジタルカメラなどで再生する場合、どのようにしたら再生できるのかという問い合わせが少なからず存在していた。結果として、ユーザは規格準拠のディレクトリ構成を知る必要があり、規格の知識がないユーザにとって理解しづらいものとなっていた。
また、ユーザによるPC上での誤操作などで再生できないファイルを規格準拠のディレクトリに移動することによる機器の誤動作が起こりうるという第2の課題があった。
また、ファイルを移動する際にファイル実体を移動すると、デジタルカメラのようなPCと比較してCPUパワーの小さい機器ではファイル実体の移動に時間がかかるという第3の課題があった。
さらに、これらの移動をユーザ操作で行う場合、わずらわしいという第4の課題があった。
以上のような課題を解決するために本発明の再生装置は、所定の規格に準拠したディレクトリ及びファイルを記録可能な記録媒体内に存在する任意のディレクトリ及びファイルから指定されたディレクトリまたはファイルを検索するディレクトリ/ファイル検索手段と、前記ディレクトリ/ファイル検索手段により検索されたディレクトリ下のファイルまたは検索されたファイルが再生可能であるか判定する再生可能性判定手段と、前記再生可能性判定手段で再生可能と判断されたファイルを、前記所定の規格に準拠したディレクトリ下にファイルを移動するファイル移動手段とを備える。
ここで、前記ディレクトリ/ファイル検索手段は、ルートディレクトリ下のファイルを検索するとしてもよい。
また、前記ディレクトリ/ファイル検索手段は、ルートディレクトリ以下のディレクトリまたはファイルを再帰的に検索するとしてもよい。
また、前記再生可能性判定手段は、ファイルの拡張子により再生可能性を判定するとしてもよい。
また、前記再生可能性判定手段は、ファイル内に存在するファイルのプロパティ情報に基づき再生可能性を判定するとしてもよい。
また、前記ディレクトリ/ファイル検索手段および前記ファイル移動手段は、FATファイルシステムのディレクトリおよびディレクトリに基づくものであるとしてもよい。さらに、前記ファイル移動手段は、ファイルの実体データを移動することなく、FAT情報の変更により実現するとしてもよい。
さらに、前記記録媒体が挿入されたことを検出する記録媒体挿入検出手段を備え、前記記録媒体の挿入検出をトリガとし、前記ディレクトリ/ファイル検索手段、再生可能性判定手段およびファイル移動手段が動作するとしてもよい。
本発明によれば、ルートディレクトリやユーザが作成した任意の階層の任意ディレクトリ(規格非準拠のディレクトリ)下に置かれた静止画/動画ファイルを規格準拠のディレクトリに移動することにより、再生機器では再生できなかったファイルを再生することができる。
また、再生可能判定手段がファイルの拡張子または、ファイル自体が持つプロパティ情報を解析し、機器で再生可能なものだけを移動することにより、再生できないファイルを規格準拠のディレクトリに移動するということがないため、誤動作を防止することができる。
また、ファイル移動手段は、ファイル自体を移動せず、FAT情報(ディレクトリ・エントリ)を更新することにより、移動処理を高速で行うことができる。
さらに、記録媒体の挿入をトリガとして、ファイルを自動的に移動するため、ユーザは規格をなんら意識する必要は無く、移動のための手続きも不要である。
以下の本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下では所定の規格としてDCF規格を想定して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による再生機器の構成を示すブロック図である。同図において、101は少なくともDCF規格に準拠したディレクトリ及びファイルを記録可能な記録媒体、102は記録媒体101が機器に挿入された、あるいは挿入されていることを検出する記録媒体挿入検出手段、103は記録媒体101内に存在する任意のディレクトリ及びファイルから指定されたディレクトリまたはファイルを検索するディレクトリ/ファイル検索手段、104はディレクトリ/ファイル検索手段103により検索されたディレクトリ下のファイルまたは検索されたファイルが再生可能であるか判定する再生可能性判定手段、105は再生可能性判定手段104で再生可能と判断されたファイルを、DCF規格に準拠したディレクトリ下にファイルを移動するファイル移動手段、106は再生機器である。
以上のように構成された本実施の形態による再生機器について詳細に説明する。
記録媒体101は、再生機器106自身あるいはPCにて作成されたFATファイルシステムのディレクトリおよびファイルを有する。なお、PCと再生機器106との連携に関しては図2にて後述する。記録媒体挿入検出手段102は、記録媒体101が再生機器106に挿入されたことを検出し、ディレクトリ/ファイル検出手段103、再生可能性判定手段104およびファイル移動手段105を起動する。ディレクトリ/ファイル検索手段103は、記録媒体101のFAT情報(ディレクトリ・エントリ)を逐次読み出し、ディレクトリ/ファイルの種別を判定し、ファイルである場合、再生可能性判定手段103に当該ファイルを渡し、ディレクトリである場合は、そのディレクトリに移動し、全ディレクトリおよびファイルを検出するまで繰り返す。再生可能性判定手段103は、例えばFAT情報(ディレクトリ・エントリ)のファイル名の拡張子がJPGあるいはjpgであった場合、ファイル移動手段104は当該ファイルをDCF規格に準拠したディレクトリに移動する。
なお、ここでは全ディレクトリを検索する説明としたが、DCF規格準拠のディレクトリ(図5におけるDCIMディレクトリ502)以下を検索対象から外しても良い。すなわち、DCF規格準拠のディレクトリ下にあるディレクトリ/ファイルを検索対象から外すことで、より検索の高速化が図れる。なお、検索方法については、図4にて、FAT情報(ディレクトリ・エントリ)を用いて詳細を説明する。
図2は、本実施の形態におけるPCと再生機器の連携を説明する図である。同図において、201はモニタ、202はPC、203はUSBカードリーダ、204は記録媒体としての半導体メモリカード、205は本実施の形態における再生機器106としてのデジタルカメラ、206は液晶ディスプレイ、207はシャッターボタン、208は制御系ボタン(電源、メニュー、選択などの機能を具備する)、209は操作系ボタン(カーソル移動などの機能を具備する)である。
ユーザはPC202のUSBポートに接続されたUSBカードリーダ203に半導体メモリカード204を挿入し、モニタ201を見ながらソフトウェア(少なくとも、ディレクトリやファイルの操作が可能なもの)で再生機器としてのデジタルカメラ205で再生したいファイルを半導体メモリカード204のルートディレクトリ下や任意階層のディレクトリにコピーする。コピーを実行すると、USBカードリーダ203は、半導体メモリカード204の当該ディレクトリにユーザが選択したファイルを実際に書き込む。書き込み完了後、半導体メモリカード204はUSBカードリーダ203から取り出すことが出来る。
デジタルカメラ205は、図示しないが、カードコントローラ(記録媒体挿入検出手段102の機能も有する)とCPU(ディレクトリ/ファイル検出手段103、再生可能性判定手段104及びファイル移動手段105の機能も有す)と揮発性メモリを具備する。半導体メモリカード204をデジタルカメラ205に挿入すると、カードコントローラが記録媒体挿入検出手段102として機能し、半導体メモリカード204の挿入を検出し、CPUに検出情報を通知する。CPUは検出情報を受け、ディレクトリ/ファイル検索手段103、再生可能性判定手段104およびファイル移動手段105により、全ディレクトリ/ファイル検索処理、再生可能性判定処理およびファイル移動処理を行う。処理完了後、規格準拠のディレクトリ下のファイル群のサムネイルを液晶ディスプレイ206に表示し、ユーザが操作系ボタン209でカーソルを再生したいファイルに移動し、制御系ボタン208で選択することによりサムネイル一覧から当該ファイルを再生することができる。
以上の説明のように、デジタルカメラ206(再生機器106)への半導体メモリカード204の挿入をトリガとして、規格非準拠のディレクトリに置かれた再生可能なファイルを規格準拠のディレクトリに移動し、再生することが可能である。
また、本実施の形態では制御系ボタン208のメニュー機能の中にファイル検索という機能を持たせ、ユーザのメニュー操作をトリガとして実行することを否定するものではない。
図3に記録媒体101内のファイルシステム構造を示す。FATにはFAT12、FAT16、FAT32やロングファイル名が利用可能なVFATなどがあるが、ここではFAT16を例に説明する。
図3において、301はマスターブートレコードやパーティションテーブル、302はパーティションブートセクタ、303はFAT1、304はFAT2、305はルートディレクトリエントリ、306はユーザデータである。また、ディレクトリ・エントリ構造として、307はファイル名(8バイト)、308はファイル拡張子(3バイト)、309はファイル属性(1バイト)、310はリザーブ(1バイト)、311はVFAT用作成時刻(10ms)(2バイト)、312はVFAT用作成時刻(2バイト)、313はVFAT用作成日付(2バイト)、314はVFAT用アクセス日付(2バイト)、315はFAT32用クラスタ番号の上位16ビット(2バイト)、316は更新時刻(2バイト)、317は更新日付(2バイト)、318はクラスタ開始番号(2バイト)、319はファイルサイズ(4バイト)である。また、307〜319でディレクトリ・エントリ(32バイト)を構成する。
カードコントローラはCPUからの命令によりマスターブートレコード301を読む。マスターブートレコード301には各パーティションのファイルシステムタイプ(FAT12/FAT16など)の識別情報とパーティションの先頭セクタであるパーティションブートセクタ302の開始位置がPCなどでのフォーマット時に記述されている。
その後、カードコントローラはパーティションブートセクタ302を読む。ここにはセクタあたりのバイト数や、クラスタあたりのセクタ数、FATあたりのセクタ数、FAT数などの情報が記述されている。パーティションブートセクタは512バイトである。
FAT1(303)はパーティションブートセクタ302の次のセクタから開始され、信頼性向上のためFAT1(303)/FAT2(304)で2重化されている。FATの領域は、(FATあたりのセクタ数)×(FATの数(図3の例では2))バイトである。
ルートディレクトリエントリ305は、FATの次のセクタから開始される。ルートディレクトリエントリはFAT16の場合、512個のディレクトリ・エントリ307〜319を格納可能であり、32バイト×512個=16384バイトである。
ユーザデータ306は、実際のファイルデータやディレクトリ・エントリを格納する領域であり、FAT16の場合、ルートディレクトリエントリの次セクタから開始される。
ディレクトリ・エントリにおけるファイル名307、ファイル拡張子308は8.3形式のファイル名および拡張子を記憶し、ファイル属性309はビット4が1であるかどうかでディレクトリ(1)/ファイル(0)を識別できる。
また、ファイル名307の先頭1文字あるいは2文字は下記のような特別な意味を持つ。0x00:空のエントリ、0x2e(.):カレント・ディレクトリ、0x2e2e(..):親ディレクトリ、0xe5、0x05:削除されたエントリ(利用可能)などである。但し、0x2e、0x2e2eはファイル属性309がディレクトリの時のみ使用可能である。
図4は、図5のディレクトリ/ファイル構成を実現するFAT情報(ディレクトリ・エントリ)に関する説明図である。本図では図3のディレクトリ・エントリ307〜319の中で説明に必要な情報のみ図示している。なお、以下では、ディレクトリ503は100_PANAディレクトリ、静止画ファイル504、505はIMAG0001.JPGファイル、IMAG0002.JPGファイル、静止画ファイル506はSAMPLE.JPGファイル、静止画ファイル509はサンプル.JPGファイルとして説明する。
図4において、401はルートディレクトリエントリ(図3の305に相当)、402はユーザデータ(図3の306に相当)、403、408、413、418、423、428、433、438はファイル名(図3の307に相当)、404、409、414、419、424、429、434、439はファイル拡張子(図3の308に相当)、405、410、415、420、425、430、435、440はファイル属性のビット4(図3の309のビット4に相当)、406、411、416、421、426、431、436、441はクラスタ開始番号(図3の318に相当)、407、412、417、422、427、432、437、442はファイルサイズ(図3の319に相当)である。なお、図3で前述したカレント・ディレクトリ、親ディレクトリに関するディレクトリ・エントリ、削除されたディレクトリ・エントリ、空のディレクトリ・エントリは省略している。すなわち、403〜407、418〜422、423〜427、433〜437、438〜442のディレクトリ・エントリの前には、それぞれカレント・ディレクトリ、親ディレクトリの2つのディレクトリ・エントリが存在し、413〜417、418〜422、428〜432、433〜437、438〜442のディレクトリ・エントリの次のディレクトリ・エントリは空のディレクトリ・エントリであるとする。
ルートディレクトリ501下のディレクトリ及びファイルがルートディレクトリエントリに登録されている。すなわち、DCIMディレクトリ502、SAMPLE.JPGファイル506、TEMPディレクトリ507に関するディレクトリ・エントリが登録されていることを示す。
DCIMディレクトリ502下の100_PANAディレクトリ503のディレクトリ・エントリ418〜422は、クラスタ開始番号406より計算されるユーザデータ内のアドレスに存在し、100_PANAディレクトリ503下のIMAG0001.JPGファイル504、IMAG0002.JPGファイル505のディレクトリ・エントリ423〜427、428〜433はクラスタ開始番号421より計算されるユーザデータ内のアドレスに存在する。
同様に、TEMPディレクトリ507下のJPEGディレクトリ508のディレクトリ・エントリ433〜437はクラスタ開始番号416から計算されるユーザデータ内のアドレスに存在し、JPEGディレクトリ下のサンプル.JPGファイル509のディレクトリ・エントリ438〜442はクラスタ開始番号436から計算されるユーザデータ内のアドレスに存在する。
(ディレクトリ/ファイル検索手段103の動作)
ディレクトリ/ファイル検索手段103の機能を実現するCPUはルートディレクトリエントリに登録されているディレクトリ・エントリを読み、ファイル属性のビット4を判定する。
a)ファイル(0)と判定した場合、再生可能性判定手段へ渡す。
b)ディレクトリ(1)と判定した場合、
b−1)ファイル名がカレント・ディレクトリ、親ディレクトリ、削除されたディレクトリ・エントリの場合、次のディレクトリ・エントリを読む。
b−2)有効なファイル名で規格非準拠の場合、メモリに再起解析用に移動元のディレクトリ・エントリのアドレスをスタックし、クラスタ開始番号より計算されるアドレスのディレクトリ・エントリへ移動し、ファイル属性の判定ビット4判定を行う。
b−3)有効なファイル名で規格準拠の場合、前述の再起解析用とは別にメモリにディレクトリエントリアドレスを保存し、次のディレクトリ・エントリを読む。
b−4)ファイル名が空のディレクトリ・エントリの場合、カレント・ディレクトリに存在するディレクトリ、ファイルのディレクトリ・エントリ解析が終了したため、移動先であれば、メモリにスタックしていたアドレスを取り出し移動元に戻り、次のディレクトリ・エントリを読む。
ルートディレクトリエントリの空のディレクトリ・エントリに到達するまで以上の処理を繰り返す。
以上により、階層構造を持つ規格非準拠のディレクトリにユーザがファイルを置いた場合であってもファイルを発見することができる。
(再生可能性判定手段104の動作)
再生可能性判定手段104の機能を実現するCPUは、渡されたディレクトリ・エントリについて、
A)ファイル拡張子がJPGまたはjpgの場合、ファイル移動手段に同ディレクトリ・エントリを渡し、処理完了を待つ。
さらに、ファイル移動手段105へ渡す前にクラスタ開始番号から計算されるアドレスからファイルサイズ分のデータをメモリに読み出し、画像サイズやコーデック情報などのプロパティ情報を解析し、再生機器106で再生できるものであるかどうかを判定しても良い。この場合、再生できると判定した場合、ファイル移動手段105に同ディレクトリ・エントリを渡し、再生できないと判定した場合、処理を完了する。
なお、プロパティ情報を取得するためのデータサイズを読むことができるのであれば、ファイルサイズ分のデータを全て読まなくても良い。
B)ファイル拡張子が上記以外の場合、処理を完了する。
以上により、ファイルの拡張子またはファイル内に存在するプロパティ情報から再生機器106にて再生可能であるか判定できる。
(ファイル移動手段105の動作)
ファイル移動手段105の機能を実現するCPUは、ディレクトリ/ファイル検索手段103が保存した規格準拠ディレクトリ・エントリ下の最終ディレクトリの最終ファイル番号を取得し、最終ファイル番号を持つディレクトリ・エントリの次の空のディレクトリ・エントリに再生可能判定手段104より渡されたディレクトリ・エントリの内容をコピーする。その後、コピー先のディレクトリ・エントリのファイル名を最終ファイル番号+1したものに変更し、コピー元のディレクトリ・エントリのファイル名の先頭1文字を0xe5に変更する。
以上により、ファイル実体を移動することなく、FAT情報(ディレクトリ・エントリ)を移動することにより、高速な移動が実現可能である。
以上の処理について、図4を用いて説明する。なお、ここでは、カレント・ディレクトリ、親ディレクトリは省略する。ルートディレクトリエントリのディレクトリ・エントリ403〜407を読むと、ファイル属性のビット4(405)がディレクトリであり、ファイル名403はDCF規格準拠ディレクトリ名であるDCIMであるので、ディレクトリエントリアドレスをメモリに保存し、次のディレクトリ・エントリ408〜412を読む。
ファイル属性のビット4(410)がファイルかつ、ファイル名408が有効であり、ファイル拡張子409がJPGであるため、ファイル移動処理を行う必要がある。
移動処理のための最終ファイル名を取得するために、メモリに保存されたファイル名がDCIMのディレクトリ・エントリ403〜407のクラスタ開始番号405より計算されるアドレスのディレクトリ・エントリ418〜422に移動する。
ディレクトリ・エントリ418〜422のファイル属性のビット4(420)がディレクトリであり、かつ、次のディレクトリ・エントリが空のディレクトリ・エントリであることから最終ディレクトリであると判断し、同ディレクトリ・エントリのクラスタ開始番号から計算されるアドレスのディレクトリ・エントリ423〜427へ移動する。
ディレクトリ・エントリ423〜427のファイル属性のビット4(425)がファイルであり、かつ、次のディレクトリ・エントリ423〜427が空のディレクトリ・エントリでないことから、次のディレクトリ・エントリ428〜432へ移動する。
ディレクトリ・エントリ428〜432のファイル属性のビット4(430)がファイルであり、かつ、次のディレクトリ・エントリが空のディレクトリ・エントリであることから最終ファイルであると判断すし、ファイル名428のIMAG0002を取得する。
以上により、ディレクトリ・エントリ428〜432の次のディレクトリ・エントリにディレクトリ・エントリ408〜412を32バイトコピー後、コピー先のディレクトリ・エントリの名前をIMAG0003に変更し、コピー元のディレクトリ・エントリのファイル名408の1文字目を0xe5に変更する。
その後、次のディレクトリ・エントリ413〜417を読むと、ファイル属性のビット4(415)がディレクトリであり、ファイル名413のTEMPは規格非準拠ディレクトリ名であるので、ディレクトリエントリアドレスを再起解析用のメモリにスタックし、クラスタ開始番号416より計算されるアドレスのディレクトリ・エントリ433〜437へ移動する。
ファイル属性のビット4(435)がディレクトリであり、ファイル名433のJPEGは規格非準拠ディレクトリ名であるので、ディレクトリエントリアドレスを再起解析用のメモリにスタックし、クラスタ開始番号436より計算されるアドレスのディレクトリ・エントリ438〜442へ移動する。
ファイル属性のビット4(441)がJPGファイルであるため、前述のファイル移動処理と同様にIMAG0003のファイル名を持つディレクトリ・エントリの次のディレクトリ・エントリにディレクトリ・エントリ438〜442を32バイトコピー後、コピー先のディレクトリ・エントリの名前をIMAG0004に変更し、コピー元のディレクトリ・エントリのファイル名438の1文字目を0xe5に変更する。
その後、次のディレクトリ・エントリを読むと、空のディレクトリ・エントリであるため、再起解析用メモリにスタックされた移動元のディレクトリ・エントリ433〜437へ戻り、次のディレクトリ・エントリを読む。
空のディレクトリ・エントリであるため、再起解析用メモリにスタックされた移動元のディレクトリ・エントリ413〜417へ戻り、次のディレクトリ・エントリを読む。
ルートディレクトリエントリの空のディレクトリ・エントリに到達したため、処理を完了する。
以上の説明のように、階層構造を持つ規格非準拠のディレクトリにPCでファイルを置いても、再生機器はFAT情報を読んで再帰的にディレクトリ構造を解析し、再生可能なファイルのFAT情報を規格準拠のディレクトリ下となるようにFAT情報を変更することにより、比較的高速に再生機器にて前記ファイルを再生できるようにすることができる。
本発明の再生機器は、デジタルカメラ、デジタルムービーカメラ、あるいは動画/静止画再生機能付き携帯電話、あるいは動画/静止画ビューワ、あるいは記録媒体(半導体メモリカードなど)を利用した静止画/動画再生機能を具備する融合機能商品において、本発明を利用することができる。
本発明の実施の形態1による再生機器の構成を示すブロック図 同実施の形態1による再生機器とPCの連携を説明する概念図 同実施の形態1による記録媒体のFAT構造を説明するための模式図 同実施の形態1によるディレクトリ/ファイル構成例を実現するFAT情報を説明するための模式図 同実施の形態1によるディレクトリ/ファイル構成の一例を説明する模式図
符号の説明
101 記録媒体
102 記録媒体挿入検出手段
103 ディレクトリ/ファイル検索手段
104 再生可能性判定手段
105 ファイル移動手段
106 再生機器
201 モニタ
202 PC
203 USBカードリーダ
204 半導体メモリカード
205 デジタルカメラ
206 液晶ディスプレイ
207 シャッターボタン
208 制御系ボタン
209 操作系ボタン

Claims (8)

  1. 所定の規格に準拠したディレクトリ及びファイルを記録可能な記録媒体内に存在する任意のディレクトリ及びファイルから指定されたディレクトリまたはファイルを検索するディレクトリ/ファイル検索手段と、
    前記ディレクトリ/ファイル検索手段により検索されたディレクトリ下のファイルまたは検索されたファイルが再生可能であるか判定する再生可能性判定手段と、
    前記再生可能性判定手段で再生可能と判断されたファイルを、前記所定の規格に準拠したディレクトリ下にファイルを移動するファイル移動手段とを備えた再生機器。
  2. 前記ディレクトリ/ファイル検索手段は、ルートディレクトリ下のファイルを検索することを特徴とする請求項1記載の再生機器。
  3. 前記ディレクトリ/ファイル検索手段は、ルートディレクトリ以下のディレクトリまたはファイルを再帰的に検索することを特徴とする請求項1記載の再生機器。
  4. 前記再生可能性判定手段は、ファイルの拡張子により再生可能性を判定することを特徴とする請求項1記載の再生機器。
  5. 前記再生可能性判定手段は、ファイル内に存在するファイルのプロパティ情報に基づき再生可能性を判定することを特徴とする請求項1記載の再生機器。
  6. 前記ディレクトリ/ファイル検索手段および前記ファイル移動手段は、FATファイルシステムのディレクトリおよびディレクトリに基づくものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の再生機器。
  7. 前記ファイル移動手段は、ファイルの実体データを移動することなく、FAT情報の変更により実現することを特徴とする請求項6記載の再生機器。
  8. さらに、前記記録媒体が挿入されたことを検出する記録媒体挿入検出手段を備え、前記記録媒体の挿入検出をトリガとし、前記ディレクトリ/ファイル検索手段、再生可能性判定手段およびファイル移動手段が動作することを特徴とする請求項1記載の再生機器。
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