JP2007126825A - 耐震性石碑 - Google Patents

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Abstract


【課題】耐震性に優れると共に見栄えのよい耐震性石碑を提供する。
【解決手段】石碑本体2の下端嵌入部3を、支持台6に設けられた嵌入凹部5に嵌入し、支持台6と下端嵌入部3とをボルト33で固定する。支持台6には、嵌入凹部5の後の壁部32にボルト挿通孔29が設けられており、ボルト挿通孔29を挿通するボルト33のネジ軸部35を、下端嵌入部3に設けられた雌ネジ部26に螺合し、該ボルト33を締め付ける。これにより、下端嵌入部3が後の壁部32に当接し、前の壁部75と下端嵌入部3との間に排水間隙19が形成され、排水間隙19が、石碑本体2の下端側に設けられたカバー突部18で上側から覆い隠される。 【選択図】図4

Description

本発明は耐震性石碑に関するものであり、更に詳しくは、故人の戒名や没年月日、俗名等を彫り込む等するための墓誌本体や、慰霊碑本体、記念碑本体等としての石碑本体と、該石碑本体の下端嵌入部を着脱可能に支持する支持台とを具え、該下端嵌入部を支持台にボルト固定することによって耐震性が向上された耐震性石碑に関するものである。
墓誌本体aを支持台bに着脱可能に支持させてなる従来の一般的な墓誌cは、図42〜43に示すように、所要間隔を隔てて左右に配置された基礎固定の支持台b,bに、墓誌本体aの下端部分dの左右部e,eを着脱可能に支持させるものであり、該墓誌本体aの前面が、故人の戒名や没年月日、俗名等を彫り込む面とされていた。そして該支持台b,bには、上端開放で且つ両端が開放された嵌入凹部fが設けられており、該嵌入凹部fの溝幅は前記下端部分dの厚さよりも稍大きく(通常5mm程度大きく)形成されていた。そして前記墓誌本体aの下端部分dを左右の支持台b,bに支持させるに際しては、墓誌の見栄えを損なわないように、該下端部分dを左右の嵌入凹部f,fに嵌入すると共に該下端部分dの前面gを前記支持台bの前の壁部hの内面jに当接させ、その後、該支持台bの後側の壁部kの内面mと前記下端部分dの後面nとの間に形成された溝部pにプラスチック製等の楔片qを打ち込むことによって、墓誌本体aの下端部分dを両側の支持台b,bに、摩擦力の作用で固定していた。
かかる構成の墓誌cによるときは、前記楔片qを取り外すことによって墓誌本体aを支持台b,bと分離できるため、新たに埋葬者が生じた場合には該墓誌本体aに、その人の戒名や没年月日、俗名等の文字を容易に彫り込むことができ、その後、前記と同様にして該墓誌本体aを支持台b,bに楔片qを介して固定することができた。
しかしながらかかる構成の従来の墓誌cによるときは、地震発生時において墓誌が揺れた際に前記楔片qが外れて墓誌本体aが倒れる問題があった。1回の地震によってはこのように倒れることがなくても、その後における地震発生時や台風時において楔片qが更に緩むと、墓誌本体aの揺れが激しくなって楔片qが外れてしまう場合が生じ、楔片qが外れると墓誌本体aのガタツキが一層激しくなり、前記下端部分dが嵌入凹部fから外れて墓誌本体aが支持台bから離脱し墓誌本体aが倒れる問題が発生した。
又、かかる楔片打ち込み固定方式の墓誌の他の態様としては、図44に示すように、上端開放の凹部からなる嵌入凹部fを支持台bに設け、墓誌本体aの下端部分dを該嵌入凹部fに嵌入して後、墓誌の裏側において、前記と同様に楔片qを打ち込むタイプのものも存在したが、この場合も、地震時の振動等によって楔片qが外れることにより前記下端部分dが嵌入凹部fから離脱し墓誌本体aが倒れる問題が前記と同様に発生した。
そこで、このような問題点を極力解消しながら墓誌本体aの取り外しの容易化を達成せんとして、墓誌本体の下端部分を支持台にボルト固定する墓誌が特開2001−65203号公報で提案されている。同公報が開示する代表的なものは図45〜46に示す構成を有しており、前記墓誌本体aは、御影石等の石材からなり矩形板状に形成され、その表面には、故人の戒名や没年月日、俗名等の文字が彫り込まれるものであった。又台石rは、横幅と奥行きが夫々前記墓誌本体aの横幅と厚さよりも稍大きく形成された直方体状の石材からなり、その上面中央から底面に貫通した取り付け孔sが形成され、該取り付け孔sには前記墓誌本体aの下端部分dが嵌入される如く構成されていた。そして、該取り付け孔sを構成する前後対向した前壁部tと後壁部uの両側に位置させて、該前壁部tと後壁部uとを軸線を共通にして貫通するボルト孔v,v、v,vが形成されており、該ボルト孔v,v、v,vは、ボルトwの頭部xやナットyが隠れるように段部状に形成されていた。又、該ボルト孔v,v、v,vに夫々挿入されるボルトw,wは、前記墓誌本体aの下端部分dの両側に貫設されたボルト孔z,zに挿通される如くなされていた。
かかる構成を有する墓誌本体aの下端部分dを台石rに固定するに際しては、図46に示すように、両側のボルト孔v,z,v、v,z,vにボルトw,wを挿通し、該ボルトw,wの先端部にナットy,yを螺合し締め付けるのであり、これにより墓誌cの下端部分dを台石rに固定するのであった。
なお前記公報の図3においては、図46に示すように、墓誌本体aの下端部分dを取り付け孔sに嵌入した状態において、該下端部分dの外表面b1が前記取り付け孔sの内面c1に密接した状態が記載されているが、実際は、墓誌本体aや台石rの加工誤差を考慮して、前記取り付け孔sの溝幅に余裕(例えば3〜5mm程度)が設けられるものである。このような余裕が設けられていないとすれば、墓誌本体aや台石rの加工誤差によって、墓誌本体aの下端部分dを取り付け孔sに嵌入できない場合が生じてしまうからである。そのため、前記墓誌本体aの下端部分dを前記台石rの取り付け孔sに嵌入させると共に、前記ボルト孔v,z,v、v,z,vにボルトw,wを挿通してナットy,yで締め付けた固定状態は、前記公報の図3に示すようなものではなく実際は図47に示すようなものとなる。
そのため、墓誌本体aの下端部分dは、前記前壁部tと後壁部uとに固定されたネジ軸d1の軸線方向で、前記余裕の範囲で前後動できる。墓誌本体aの下端部分dが台石rにボルト固定された状態にはないために、前記余裕の範囲で前後動できるのである。従って地震発生時においては、墓誌本体aの下端部分dが前記ネジ軸d1の軸線方向で激しく振動することになり、その振動がボルトやナットに伝達されて該ナットyが緩む原因となるのであった。そして、この振動によってナットyが外れてボルトwが脱落すると、前記下端部分dが取り付け孔sから離脱して墓誌本体aが倒れる事態が発生し易い問題があった。
又、前記公報の図7に示されている墓誌は、図48に示すように、台石rの前側部分に、前記墓誌本体aの下端部分dを嵌め入れる欠切凹部e1が設けられていた。そして、ボルトw,wを、前記台石rの両側に設けられたボルト孔z,zと、墓誌本体aの下端部分dの両側に設けられたボルト孔z1,z1に挿通させると共に、該ボルトwのネジ軸先端側にナットa1を螺合し締め付けることにより、該下端部分dを台石rに固定する構成のものであった。しかしながら、かかる構成の墓誌にあっては、地震時等の振動によってナットa1が緩むと墓誌本体aにガタツキが生じてナットが更に緩み、該ナットa1が脱落してしまうと、墓誌本体aが直ちに倒れてしまう問題が発生した。
特開2001−65203号公報(第2−4頁、図1−図3、図7)
本発明は、前記従来の問題点等に鑑みて開発されたものであり、墓誌等の石碑の耐震性向上を期し得る耐震性石碑の提供を課題とするものである。又、併せて石碑下端の見栄え向上が図られた耐震性石碑の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る耐震性石碑の第1の態様は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放の嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の対向する壁部の内の一方の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記一方の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記対向する壁部の内の他方の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第2の態様(前記第1の態様のより具体的な態様)は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第3の態様(前記第1の態様のより具体的な他の態様)は、石碑本体の下端嵌入部を、所要間隔を置いて配置された複数個の支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、各支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第4の態様(前記第1の態様のより具体的なその他の態様)は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第5の態様は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放の嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の対向する壁部の内の一方の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記一方の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記対向する壁部の内の他方の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第6の態様(前記第5の態様のより具体的な態様)は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、該下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第7の態様(前記第5の態様のより具体的な他の態様)は、石碑本体の下端嵌入部を、所要間隔を置いて配置された複数個の支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、各支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第8の態様(前記第5の態様のより具体的なその他の態様)は、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第9の態様は、前記第4の態様又は第8の態様において、前記嵌入凹部の底部に、前記排水間隙に流入した水を排出する排水孔を設けたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第10の態様は、石碑本体の下端嵌入部を、該下端嵌入部の長さ方向の両端部分に配置された支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ外端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部の端部分を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部の端部分を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第11の態様は、石碑本体の下端嵌入部を、該下端嵌入部の長さ方向の両端部分に配置された支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ外端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部の端部分を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられている。そして、前記下端嵌入部の端部分を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第12の態様は、前記第1〜11の何れかの態様において、前記石碑本体に、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部を設けたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第13の態様は、前記第1の態様又は第5の態様において、前記石碑本体に、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部を設け、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記他方の壁部の上面から浮き上がった状態としたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第14の態様は、前記第2、3、4、6、7、8、9、10又は11の態様において、前記石碑本体に、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部を設け、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記前の壁部の上面から浮き上がった状態としたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第15の態様は、前記第1の態様又は第5の態様において、前記石碑本体の、前記他方の壁部側に存する面の下端側の部分が、該面の上端側の部分よりも該他方の壁部の前方に突出した状態とし、該突出した部分の下端部分を、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部とし、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記他方の壁部の上面から浮き上がった状態としたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第16の態様は、前記第2、3、4、6、7、8、9、10又は11の態様において、前記石碑本体の前面部の下端側の部分が、上端側の部分よりも前方に突出した状態とし、該突出した部分の下端部分を、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部とし、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記前の壁部の上面から浮き上がった状態としたことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第17の態様は、前記第1の態様又は第5の態様において、前記石碑本体に、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられたものとし、前記ボルトが緩んだ状態で、前記石碑本体の下端嵌入部が、前記他方の壁部に向けて移動でき、該下端嵌入部が前記他方の壁部の内面に当接した状態においても前記ボルトが前記雌ネジに螺合した状態を保持するように構成したことを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性石碑の第18の態様は、前記第2、3、4、6、7、8、9、10又は11の態様において、前記石碑本体に、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられたものとし、前記ボルトが緩んだ状態で、前記石碑本体の下端嵌入部が前記前の壁部に向けて移動でき、該下端嵌入部が前記前の壁部の内面に当接した状態においても前記ボルトが前記雌ネジ部に螺合した状態を保持するように構成したことを特徴とするものである。
本発明は、以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る耐震性石碑は、石碑本体とその下端嵌入部を支持する支持台とを具え、該下端嵌入部を支持台にボルト固定する手段を採用するため、耐震性に優れた墓誌や各種の記念碑等の耐震性石碑を構成できることとなる。又、石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定で支持することから、石碑本体の表面に文字等を新たに彫り込む等する際には該石碑本体を支持台と容易に分離できる。そして必要に応じ、石碑本体を移設することも容易であり、特に、該支持台を基礎に対して着脱可能としたときは、石碑本体を支持台と共に移設できることとなる。
(2) 本発明を構成する支持台は、対向する壁部間で嵌入凹部が形成されているため、何れか一方の壁部を省略した場合に比して支持台を見栄えよく構成できる。加えて、地震時の振動等によって前記ボルトが緩んで、或いは前記ボルトや前記ナットが緩んで、前記下端嵌入部が、ボルト挿通孔が設けられていない壁部側に移動したとしても、該壁部が該下端嵌入部を受け止めることができるため、該壁部側に移動した石碑本体が直ちに倒れてしまう恐れがない。そしてこの場合、該下端嵌入部が該壁部に当接した状態においても前記ボルトが前記雌ネジ部に螺合した状態を保持するように構成することにより、該下端嵌入部が該壁部に当接状態になっても該下端嵌入部が嵌入凹部から脱落する恐れがない。
(3) そして本発明の耐震性石碑は、石碑本体の下端嵌入部を一方の壁部に当接状態にしてボルト固定することとし、該下端嵌入部と他方の壁部との間に排水間隙が形成されるように構成されている。該排水間隙の溝幅は、石碑本体や支持台の加工誤差を吸収するのに十分な大きさであり、又、該排水間隙に流入した雨水を排水させることができる。
(4) 前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部を石碑本体に設ける場合は、該排水間隙が上側から目視されないために、石碑下端の支持部分の見栄えを向上させ得る。そして、このように排水間隙が上側から目視されないために、該排水間隙の溝幅を比較的大きく形成することが可能となり排水性向上を期し得ることとなる。これにより、該排水間隙が苔等によって極力汚損されにくくなる。
(5) 特に、カバー突部の突部下面を支持台の壁部の上面から浮き上がった状態に構成する場合は、石碑本体や支持台に加工誤差が生じたとしても、前記ボルト挿通孔の軸線と前記雌ネジ部の軸線とが合致するように前記下端嵌入部を嵌入凹部に正しく嵌入させることができる。又前記ボルトが緩んだときには、該カバー突部が、ボルト挿通孔が設けられていない壁部側に無理なく移動できることから、該移動の際にカバー突部が壁部の上面に引っ掛かる等して該カバー突部や壁部が損傷される恐れがない。
(6) 前記石碑本体の、前記他方の壁部側に存する面の下端側の部分を、該面の上端側の部分よりも該壁部の前方に突出させ、該突出した部分の下端部分をカバー突部としたときは、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部を形成できると同時に、該突出した分だけ石碑本体の重心が下がって石碑本体の安定性が向上するため、それだけ耐震性向上を期し得ることとなる。
図1〜4において本発明に係る耐震性石碑(以下石碑という)1は、石碑本体2と、その下端嵌入部3を着脱可能に嵌入させる嵌入凹部5を具えた支持台6とを具え、該下端嵌入部3と該支持台6とをボルト固定するものである。
該石碑本体2は、本実施例においては、墓誌1aを構成する墓誌本体2aとして構成されており、その前面7には、故人の戒名や没年月日、俗名等の文字等が、彫り込みやサンドブラスト等によって形成される。
該墓誌本体2aをより具体的に説明すれば、例えば御影石等の石材からなる矩形板状を呈し、図1〜4に示すように、その後面9が垂直面に形成されると共に上面10が水平面に形成され、該上面10の前端で、上端から下端に向けて前方に緩く傾斜する傾斜表示面11が連設されている。該傾斜表示面11には、故人の戒名や没年月日、俗名等の文字等が彫り込まれる。これらの文字等は、傾斜表示面が、上端から下端に向けて前方に傾斜しているために見やすい。又該傾斜表示面11の下縁12で、下方に延長する垂直前面13が連設され、該垂直前面13の下端で、後方に水平に延長する突部下面15が連設されている。そして該突部下面15の後端で、下方に延長する垂直面16が連設され、該垂直面16の下端で、水平な下面17(石碑本体2の下面)が連設されている。そして該石碑本体2の前面部の下端側の部分は、後述のように排水間隙19を上側から覆い隠す、カバー突部18とされており、前記突部下面15が該カバー突部18の下面を構成している。
そして図4に示すように、前記突部下面15より下側に存する部分の上部20を除いた部分が前記下端嵌入部3とされている。該下端嵌入部3は、前後長さが等しく且つその下面(前記下面17)が水平である直方体状を呈しており、該下端嵌入部3が前記嵌入凹部5に嵌入され且つ該下面17が該嵌入凹部5の底面21に当接した状態で、前記突部下面15が前記支持台6の上面22から5〜10mm程度上方に位置する如くなされている。又図3〜4に示すように、該下端嵌入部3の後面23の左右両側には、該下端嵌入部3の前面25では開口しない盲の雌ネジ部26,26が埋設状態に設けられている。該雌ネジ部26,26は、本実施例においては有底のネジ筒部材27を用いて形成されている。前記のように、突部下面15が前記支持台6の上面22から5〜10mm程度上方に位置する如く構成しているのは、前記嵌入凹部5や下端嵌入部3の加工誤差を考慮したものであり、下端嵌入部3が前記嵌入凹部5に所要に嵌入され、該嵌入凹部5の底面21に載置された状態で、前記雌ネジ部26が後述のボルト孔29と確実に位置合わせされるようにするためである。又後述のように、前記カバー突部18が無理なく前後動できるようにするためである。
かかる構成を有する墓誌本体2aの主要部の寸法を例示すれば、左右長さL1(図3)が700mm、高さL2(図3)が680mm、前記下端嵌入部3の前後長さL3(図3)が90mm、該下端嵌入部3の高さL4(図4)が80mm、前記突部下面15の、前記下面17からの高さL5(図4)が90mm、前記上面10の前後幅L6(図3)が50mm、前記傾斜表示面11の垂直な面に対する傾斜角度が4度、前記雌ネジ部26の径が16mmで、該雌ネジ部26の長さが50mm、該雌ネジ部26の中心と墓誌本体2aの側面30との間の距離L7(図3)が200mmに設定されている。
かかる構成を有する墓誌本体2aは、前記のように、その前面7が上端から下端に向けて前方に傾斜するため、その下側が上側よりも重く形成されており、従って、前面7が垂直な面である場合に比して墓誌本体2aの重心が低い。
前記支持台6は御影石等の石材からなり、図2〜4に示すように、左右長さL8(図3)が前記墓誌本体2aの左右長さL1に等しく設定されると共に、前後長さL9(図3)が前記墓誌本体2aの下端嵌入部3の前後長さL3よりも稍大きく形成された直方体状を呈しており、その上面中央には長手方向に連続して、断面矩形溝状を呈する前記嵌入凹部5が設けられ、該嵌入凹部5の両端31,31は開放している。そして図3〜4に示すように、該嵌入凹部5の一方の壁部(本実施例においては後の壁部という)32の左右方向両側には、前記下端嵌入部3の両側に設けられた前記雌ネジ部26,26と位置合わせして、頭付きのボルト33のネジ軸35を挿通させるボルト挿通孔29,29が該後の壁部32を貫通するように設けられている。
該ボルト挿通孔29は、図4に示すように、前記雌ネジ部26に螺合されるネジ軸35を挿通させる挿通孔部36に、ボルト頭37を嵌め入れる拡大孔39を連設した構成を有している。該挿通孔部36は、前記雌ネジ部26との位置合わせを容易とするために稍大径に形成されている。又、該支持台6の下面40の四隅には、図5に示すように、該支持台6を固定部材41を介して基礎42にボルト固定するための固定ネジ孔43が埋設状態に設けられている。
かかる構成を有する支持台6の主要部の寸法を例示すれば、支持台6の左右長さL8(図3)が700mm、その前後長さL9(図3)が250mm、その高さL10(図3)が160mm、前記嵌入凹部5の溝幅L11(図3)が100mmでその深さL12(図3)が80mmに設定されている。又前記ボルト挿通孔29は、前記挿通孔部36の径が20mmで前記拡大孔39の径が50mmに設定されている。又前記固定ネジ孔43(図5)の径は16mmに設定されている。
又前記基礎42は、図1、図6に示すように、現場打ち施工で、左右に長い長方形板部として形成されており、その上面45の左右部分の前後に、断面矩形状の固定溝46が左右に稍長く凹設されている。該固定溝46の溝幅と深さは、例えば、共に50mmに設定されている。
又前記固定部材41は、図6〜7に示すように、前記固定溝46の溝幅に略等しい前後幅を有する水平片47の一側において、下端49が該固定溝46の底面50に図8に示すように当接し得る垂直片51が下設された断面L字形を呈しており、その肉厚は例えば10mm程度で、前記水平片47の幅は例えば50mm程度に設定されている。又、該水平片47の両端側にはボルト孔52,53が穿設されている。そして該固定部材41は、本実施例においては敷地状態等を考慮して、例えば図6、図9に示すように、左右方向に延長する如くその長さ方向が合わせられる。そして図5、図8に示すように、前記水平片47の内側部分54が、前記ボルト孔52を前記固定ネジ孔43と位置合わせして前記支持台6の下面40に当接せしめられる。この状態で、ボルト33が座金52を介して該ボルト孔52に挿通され、前記固定ネジ孔43に螺合され締め付けられることにより、該固定部材41が前記支持台6に固定される。
そして前記固定溝46の底面50には、図5、図7〜8に示すように、前記支持台6の側面48から例えば80mm程度突出状態にある水平片の外側部分55に設けられた前記ボルト孔53に挿通せしめられるアンカーボルト56が立設されている。
なお前記ボルト33,33としては、ステンレス製のものや、腐食防止処理が施された金属製ボルト、樹脂製ボルト等の耐食性ボルトを用いるのがよい。
然して、支持台6を基礎42に固定し、該固定された支持台6に前記墓誌本体2aを着脱可能に支持させて墓誌1aを施工する要領は次の通りである。先ず図1に示すように、前記支持台6の下面40に固定されている4本の固定部材41,41,41,41の突出部分57,57,57,57を、前記基礎42に設けられている前記固定溝46,46,46,46に嵌め入れる。この嵌め入れ状態で、該突出部分57の外端59が該固定溝46の外端60に略合致する。その際、前記アンカーボルト56が、前記固定部材41の突出部分57に設けられた前記ボルト孔53を挿通するように支持台6の位置決めを行う。その後、図8に示すように、該固定部材41の前記水平片47の上方に突出したアンカーボルトのネジ軸61に座金62(図7)を介してナット63(図7)を螺合し締め付けることにより、該支持台6を基礎42に固定できる。なお、固定部材41の水平片47の内側部分54を支持台6に固定するボルト33の頭部67は、図8に示すように、前記固定溝46に納まる。その後、該固定溝46にモルタルを充填する。
このようにして支持台6を基礎42に固定した後、図4に示すように、前記傾斜表示面11を前側にして墓誌本体2aの下端嵌入部3を前記嵌入凹部5に嵌入させ、該下端嵌入部3の下面17を該嵌入凹部5の底面21に載せると共に、該下端嵌入部3の後面23を、前記一方の壁部(後の壁部)32の内面71に当接させる。この嵌入は、嵌入凹部5の溝幅が前記下端嵌入部3の前後幅よりも10mm大きく形成されているため、該嵌入凹部5や前記下端嵌入部3に加工誤差が生じていたとしても容易に行うことができる。又、この嵌入の際に該下端嵌入部3や嵌入凹部5の縁部等が欠ける恐れもない。このように嵌入する際、該下端嵌入部3の両側面72,72を嵌入凹部5の両端31,31に位置合わせすると、図4に示すように、前記後の壁部32に設けられているボルト挿通孔29と前記下端嵌入部3に設けられている雌ネジ部26とが自ずから位置合わせされる。この状態で、前記ボルト33のネジ軸部35を前記ボルト挿通孔29に挿通させ、該雌ネジ部26に螺合し、該ボルト33を締め付けることにより、前記下端嵌入部3が前記嵌入凹部5の後の壁部32に当接した状態で該墓誌本体2aが支持台6にボルト固定される。これにより、耐震性石碑(墓誌1a)1が構築されることとなる。
前記固定状態で、前記ボルト頭37は前記拡大孔39に収容される。このように収容した後、該拡大孔39には、図10に示すように、例えば石材からなる蓋片73が装着されることもある。該蓋片73の寸法は、例えば,その直径が45mm、その厚さが10mmに設定される。このように蓋片73を装着する場合、前記拡大孔39の内周面に環状の蓋片支持部を設けてもよい。
そして前記のように、前記下端嵌入部3が前記嵌入凹部5の後の壁部32に当接した状態で該墓誌本体2aが支持台6にボルト固定される結果、図4に示すように、他方の壁部(前の壁部)75の内面76と前記下端嵌入部3の前面25(前記垂直面16)との間に溝幅が5〜10mm程度の排水間隙19が形成される。
このように溝幅の比較的大きい排水間隙19が形成されるものではあるが、本実施例においては、前記突部下面15の上側部分が、墓誌本体2aの下端嵌入部3から前方に10mm程度張り出すカバー突部18とされているために、図4に示すように、該排水間隙19は該カバー突部18で上側から覆い隠される。従って、該排水間隙19が上側から目視されず、該排水間隙19によって墓誌1aの美観が損なわれる恐れがない。該排水間隙19の溝幅が小さい場合は、排水不良によって該排水間隙19に苔が生える等して墓誌の下端部分が汚れ易いが、本実施例においては、カバー突部18が排水間隙19を上側から覆い隠すために溝幅の比較的大きい排水間隙19を形成できる。そのため、該排水間隙19での排水が良好となり、排水間隙19の汚損が極力防止される。例え、苔が生えて排水間隙19が汚れている場合であっても、該排水間隙19が上側からは目視されないために墓誌1aの美観が損なわれる恐れがない。
このようにして下端嵌入部3を支持台6に固定した後、図4に一点鎖線で示すように、前記ボルト挿通孔29,29を塞がない程度に、例えば30mm程度の厚さで、前記基礎42の上面44に玉砂利79を敷きつめる。
然して、かかる構成を有する石碑1によるときは、前記ボルト33が締め付けられた状態において、前記下端嵌入部3が前記後の壁部32に固定された状態にある。従って、地震時の振動によっても墓誌本体1aが倒れるのを確実に防止できる。本実施例においては、前記傾斜表示面11が、上端から下端に向けて前方に傾斜する傾斜面として形成されていて墓誌本体2aの重心が低いために、墓誌本体2aの安定性がそれだけ向上しており耐震性の面で有利になっている。
なお地震時の振動によって前記ボルト33が緩んで墓誌本体2aが前後方向で振動したとしても、カバー突部18の下面をなす突部下面15が前の壁部75の上面22から浮き上がっているために、図11に矢印で示すように、該カバー突部18が該上面22に引っ掛かることなく円滑に前後動できる。かかることから、カバー突部18や前の壁部75が損傷されることがない。
又、該ボルト33の緩み度合いによっては、図12に示すように、前記下端嵌入部3の前面25が前の壁部75の内面76に衝突することもあるが、該前の壁部75による前方への移動規制作用によって、前記ボルト33が万一脱落したとしても、墓誌本体2aが前倒しになることがない。通常は、該下端嵌入部3の前面25が前の壁部75の内面76に当接する程度にボルトが緩んだとしても、前記雌ネジ部26に対するボルト33のネジ軸部35の螺合長さが長いために、ボルト33が支持台6から脱落する恐れはない。従って、支持台6の下端嵌入部3が嵌入凹部5から脱落する事態は生じず墓誌本体2aが倒れることはない。
なお、故人の戒名や没年月日、俗名等の文字等を墓誌本体2aに新たに彫り込む等の必要が生じた場合は、前記ボルト33を取り外すことによって墓誌本体2aを支持台6と独立させ得るため、かかる彫り込み等を容易に行うことができる。
又本実施例においては、前記下端嵌入部3の前面25と前の壁部75の内面76との間に、前記のように、左右方向に連続してその両端が開放された、比較的溝幅の大きい排水間隙19が形成されているため、該排水間隙19に流入した雨水は円滑に排水される。かかることから該排水間隙19は、苔が生えるのが抑制されて汚れにくい。又本実施例においては、かかる排水間隙19が墓誌の前側に生ずるものではあるが、図4に示すように、該排水間隙19の上端81が前記カバー突部18で覆い隠された状態となるため、上側からは排水間隙19が目視されず、従って、排水間隙19によって墓誌1aの美観が損なわれることがない。
そして前記のように、前記墓誌本体2aの下端嵌入部3を前記支持台6の嵌入凹部5に着脱可能に嵌入することとし、該下端嵌入部3を支持台6にボルト固定することとしているため、該ボルト33を取り外すことによって該墓誌本体2aを移設できる。加えて本実施においては、前記のように、支持台6を固定部材41を介して基礎42にボルト固定するため、該支持台6を基礎42から分離するのも容易である。これによって支持台6の移設も容易となり、墓誌全体の移設が容易である。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 前記実施例においては、石碑本体(墓誌本体等)2の下端嵌入部3の両側面72,72が、前記嵌入凹部5の両端(即ち支持台の両端)31,31に合致する場合が記載されているが、前記下端嵌入部3の両側面72,72が、図13〜14に示すように、支持台6の両端31,31から内方に控えた状態となる場合がある他、図15に示すように、前記下端嵌入部3の両側面72,72が支持台6の両端31,31から稍突出状態となることもある。
(2) 図16〜19、図20は支持台6の他の態様を示すものであり、嵌入凹部5が、上端開放で且つ両端が閉じたものとして形成されている。図16〜19に示す支持台6にあっては、嵌入凹部5が有底に形成され、その底部82の一部分に排水孔83が設けられている。又図20に示す支持台6にあっては、嵌入凹部5の底部全体が貫通状態にあり、底部全体が排水孔83とされている。そしてこれらの場合も、嵌入凹部5の一方の壁部(例えば、後の壁部)32の左右両側に位置させて、前記と同様構成のボルト挿通孔29,29が設けられている。
図19は、有底の嵌入凹部5に石碑本体2の下端嵌入部3を嵌入させると共に各ボルト挿通孔29に挿通したボルト33のネジ軸部35を、前記下端嵌入部3の左右両側に設けられた雌ネジ部26,26に螺合し該ボルト33を締め付けることにより、石碑本体2が支持台6に着脱可能に支持されている。そして、該石碑本体2に設けられた前記と同様構成のカバー突部18が、前記実施例におけると同様に、嵌入凹部5の他方の壁部(例えば、前の壁部)75と前記下端嵌入部3との間に形成された排水間隙19を上側から覆い隠す。
又図20は、上下貫通する嵌入凹部5を具える支持台6に石碑本体2の下端嵌入部3を嵌入した場合を示すものであり、該下端嵌入部3の下面17が、該支持台6が固定される基礎42の上面84に載った状態とされている。この場合も図19に示すと同様にして、ボルト33のネジ軸部35を、前記下端嵌入部3に設けられた雌ネジ部26に螺合し該ボルト33を締め付けることにより、石碑本体2が支持台6に着脱可能に支持されている。そして、該石碑本体2に設けられた前記と同様構成のカバー突部18が、前記実施例におけると同様に、嵌入凹部5の他方の壁部(例えば前の壁部)75と前記下端嵌入部3との間に形成された排水間隙19を上側から覆い隠す。
図21は、嵌入凹部5が、上端開放で且つ両端が閉じた状態にある場合において、両端に生ずる間隙85,85を上側から覆い隠す端部カバー突部86,86を石碑本体2に設けることによって墓誌等の石碑の見栄えを一層向上させた場合を示すものである。
なお、支持台6に、上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部5を設ける場合、通常は、嵌入凹部5の底部82に前記のように排水孔83が設けられるが、該底部82に排水孔83が設けられないこともある。この場合は、前記排水間隙19に流入した雨水が積極的には排水されないが、自然乾燥によって排水される。
(3) 上端開放で且つ両端も開放した嵌入凹部5を具える前記支持台6にあっては、排水間隙19に流入した雨水は、該排水間隙19の両端で排水されることになるが、この場合、嵌入凹部5の底部に排水孔が設けられることもある。
(4) 図22〜25は、前記石碑本体2を着脱可能に支持する支持台6を、2分割された分割支持台6a,6aを以て構成した場合を示すものであり、該分割支持台6a,6aは、例えば前記と同様にして基礎42に固定される。そして分割支持台6a,6aは、前記石碑本体2の下端嵌入部3を支持するように構成されており、各分割支持台6a,6aには、上端開放で且つ両端が開放した有底の断面矩形状を呈する嵌入凹部5が設けられている。又、該嵌入凹部5の一方の壁部(例えば後の壁部)32の例えば中央部位に位置させて、前記と同様構成の一つのボルト挿通孔29が設けられている。図24〜25は、左右に所要間隔を隔てて配設された分割支持台6a,6aの嵌入凹部5,5に、前記石碑本体2の下端嵌入部3を嵌入させると共に、前記ボルト挿通孔29を挿通したボルト33のネジ軸部35を、前記下端嵌入部3に設けられた雌ネジ部26に螺合し該ボルト33を締め付けることによって、該下端嵌入部3を支持台6に着脱可能に支持した状態を示すものである。
図26〜27は、分割支持台6aの他の態様を示すものであり、図22〜23に示す分割支持台6aにおいて嵌入凹部5の外端を塞ぎ部89で閉じた構成を有している。図28〜29は、かかる構成を有する分割支持台6a,6aを左右に所要間隔を隔てて基礎42に固定すると共に、左右対向する嵌入凹部5,5に前記石碑本体2の下端嵌入部3を嵌め入れた状態を示しており、夫々の分割支持台6a,6aの一方の壁部(例えば後の壁部)32の例えば中央部位に設けられたボルト挿通孔29を挿通するボルト33のネジ軸部35を前記下端嵌入部3に設けられた雌ネジ部26に螺合し該ボルト33を締め付けることによって、石碑本体2の下端嵌入部3が左右の分割支持台6a,6aに着脱可能に支持されている。
これらの場合、図30に示すように、左右に配置された分割支持台6a,6aの嵌入凹部5,5に嵌まり合う突部3a,3aとしての下端嵌入部3,3を、石碑本体2の下面90に突設されたものとして構成し、該突部3a,3aに雌ネジ部26,26を設けることもある。
そしてこれらの場合も、図24、図28等に示すように、該石碑本体2に設けられた前記と同様構成のカバー突部18が、前記実施例におけると同様にして、嵌入凹部5の他方の壁部75と前記下端嵌入部3との間に形成された排水間隙19を上側から覆い隠す。
(5) 前記カバー突部18は、図31に示すように、石碑本体2の垂直な面91の下側部分に突出する如く設けられることもある。又該カバー突部18は、石碑本体2と一体に形成されることの他、図32に示すように、別体形成されたカバー突部18を接着やダボ接合等の手段によって石碑本体2に後付けすることもある。又、カバー突部18の形態は、前記嵌入凹部5の他方の壁部75と前記下端嵌入部3との間に形成された排水間隙19を上側から覆い隠すことができるものであれば、各種形態のものとして構成できる。又、該カバー突部18の突部下面15が、嵌入凹部5の他方の壁部75の上面22に当接状態とされることもある。
(6) 前記実施例においては、ボルト33のボルト頭37を、ボルト挿通孔29の前記拡大孔39に納めているが、該ボルト頭37は、支持台6の壁部の外面に突出状態とされることもある。
(7) 図33は、雌ネジ部26が前記石碑本体2を貫通するように構成した場合を示すものである。
(8) 前記石碑本体2は、実施例1においては墓誌本体として構成されているが、慰霊碑や歌碑等の各種記念碑として構成されることもあり、その大きさに合わせて支持台6が構成され、又、嵌入凹部5の形態が所要に設定される。
石碑本体2の下端嵌入部3が例えば円柱状を呈する場合は、該嵌入凹部5は、例えば図34に示すように円形凹部として形成され、該嵌入凹部5の対向する壁部の内の一方の壁部32にボルト挿通孔29が設けられると共に、前記下端嵌入部3には、該ボルト挿通孔29を挿通したボルト33のネジ軸部35が螺合する雌ネジ部26が設けられている。そして図34〜35に示すように、前記石碑本体2の下端嵌入部3を前記嵌入凹部5に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔29を挿通したボルト33のネジ軸部35を該雌ネジ部26に螺合し該ボルト33を締め付けることにより、該下端嵌入部3は、該一方の壁部32に当接した状態で前記支持台6に固定され、他方の壁部75と前記下端嵌入部3との間に排水間隙19が形成される如くなされている。本実施例においては、図35に示すように、前記嵌入凹部5の底部91に排水孔83が形成されている。前記排水間隙19は、図36〜37に示すように、該石碑本体2に設けられた前記と同様構成のカバー突部18で上側から覆い隠すのがよい。
(9) 又、支持台6と石碑本体2の下端嵌入部3とを着脱可能に固定するために用いるボルト33を挿通させるボルト挿通孔29の配設状態や、該ボルト33のネジ軸部35を挿通させる雌ネジ部26の配設状態、更に該ボルト33の使用本数は、石碑本体2を支持台6に安定的に支持できるように所要に設定されるものである。
(10)図38は、石碑本体2が例えば墓誌本体2aである場合において、支持台6の前後対向する壁部の内の前の壁部(一方の壁部)75にボルト挿通孔29を設け、前記と同様にしてボルト33を用いて石碑本体2の下端嵌入部3を支持台6にボルト固定した状態を示すものである。この場合は、後の壁部(他方の壁部)32側に排水間隙19が形成される。図38は、石碑本体2に設けられた前記と同様構成のカバー突部18が前記排水間隙19を上側から覆い隠した状態を示している。この場合、前記墓誌本体2aの前面7に戒名等が彫り込まれる等するため、前記ボルト挿通孔29が墓誌1aの前側の美観を損なわないように、図10に示すと同様にして該ボルト挿通孔29の端部を蓋片73で閉蓋したり、図38に示すように、該ボルト挿通孔29の外端側を玉砂利79等で塞ぐのがよい。
(11)図39は、前記した各実施例等において、石碑本体2の下端嵌入部3を支持台6、支持台6aに固定するボルト固定を、前記した頭付きのボルト33ではなく、ボルト92とナット93とを用いて行なう場合に関するものである。
同図において該ボルト92は、両端部分にネジ軸部95,96が設けられた直線棒状を呈し、本実施例においては、ボルト92の全体に亘ってネジ軸部が設けられている。そして、一端側のネジ軸部95が前記雌ネジ部26に螺合されると共に、他端側のネジ軸部96にナット93が螺合され締め付けられ、該ナット93は、前記と同様にして支持台6、支持台6aに設けられたボルト挿通孔29の前記拡大孔39に納められている。なお該ナット93は、支持台6、支持台6aの壁部の外面に突出状態とされることもある。その他の構成は前記実施例におけると同様であり、前記ボルト92を図40に示すように前記雌ネジ部26から取り外すことによって、石碑本体2を支持台6と容易に分離できる。
(12)図41は、前記のように形成された排水間隙19を覆い隠すカバー突部18が石碑本体2に設けられていない場合を示している。本発明に係る石碑1はこのような態様も含むものではあるが、支持台6による石碑本体2の支持部分の見栄えを向上する上からは前記のようにカバー突部18を設けるのがよい。このようにカバー突部を設けない場合は、体裁上、前記排水間隙19の溝幅を比較的小さく形成するのがよく、この場合、図41に示すように、前記嵌入凹部5の底部82に排水孔83を形成し、排水間隙19に流入した雨水を速やかに排水するように構成するのが好ましい。
(13)本発明に係る石碑1を構成する石碑本体2や支持台6は、石材を以て構成されることの他、人造石やコンクリート構造物として構成されたり、コンクリート構造物の表面にタイル等を張り付けて構成されることもある。更には、焼き物等、各種に構成され得る。又、該支持台6を基礎42に固定する手段は、図1、図5〜8に示すと同様にして、該支持台6を前記固定部材41を用いて基礎42に着脱可能に固定する手段を採用できることの他、各種の固定手段を採用できる。
本発明に係る石碑を示す斜視図である。 石碑本体と支持台を示す斜視図である。 石碑を分解して示す斜視図である。 石碑の構築状態を示す断面図である。 支持台の下面に固定部材を固定した状態を示す斜視図である。 支持台を基礎に固定する固定手段を説明する斜視図である。 その分解斜視図である。 支持台を基礎に固定した状態を示す断面図である。 固定部材が固定された支持台を示す平面図である。 石碑本体を、基礎に固定された支持台にボルト固定した状態を示す断面図である。 そのボルトが若干緩んで石碑本体が稍前進した状態を示す断面図である。 ボルトが緩んで石碑本体の下端嵌入部が嵌入凹部の前の壁部に衝突した状態を示す断面図である。 下端嵌入部の両側面が支持台の両端から内方に稍控えた状態の石碑を示す正面図である。 下端嵌入部の両側面が支持台の両端から内方に稍控えた状態の石碑の他の態様を示す斜視図である。 下端嵌入部の両側面が支持台の両端から稍突出した状態の石碑を示す正面図である。 上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部を具える支持台を石碑本体と共に示す斜視図である。 上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部を具える支持台を石碑本体と共に示す斜視図である。 上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部を具える支持台を示す平面図である。 上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部を具える支持台に石碑本体をボルト固定した状態を示す断面図である。 上下貫通する嵌入凹部を具えた支持台に下端嵌入部を嵌入し、該下端嵌入部を支持台にボルト固定した状態を示す断面図である。 嵌入凹部が、上端開放で且つ両端が閉じた状態にある場合において、該両端に生ずる間隙を、石碑本体に設けた端部カバー突部で上側から覆い隠した状態を示す断面図である。 分割支持台と石碑本体を示す斜視図である。 分割支持台と石碑本体を示す斜視図である。 分割支持台に石碑本体をボルト固定した状態を示す断面図である。 分割支持台を用いて構成された石碑を示す斜視図である。 分割支持台の他の態様を石碑本体と共に示す斜視図である。 分割支持台の他の態様を石碑本体と共に示す斜視図である。 分割支持台に石碑本体をボルト固定した状態を示す断面図である。 その分割支持台を用いて構成された石碑を示す斜視図である。 下端嵌入部が下面に突設された石碑本体を分割支持台と共に示す背面図である。 カバー突部が設けられた石碑本体の他の態様を示す部分断面図である。 別体形成されたカバー突部が設けられた石碑本体を示す部分断面図である。 雌ネジ部が貫通状態に設けられた石碑本体を支持台にボルト固定した状態を示す断面図である。 円形凹部として形成された嵌入凹部に石碑本体の下端嵌入部を嵌入してボルト固定した状態を示す平面図である。 その石碑本体を支持台にボルト固定した状態を示す断面図である。 その場合において形成される排水間隙をカバー突部で上側から覆い隠した状態を示す平面図である。 その断面図である。 下端嵌入部を嵌入凹部に嵌入した状態で、該下端嵌入部を支持台の前の壁部側からボルト固定した状態を示す断面図である。 石碑本体の下端嵌入部と支持台とを、ボルトとナットとを用いてボルト固定した石碑を示す断面図である。 その耐震性石碑においてボルトを取り外した状態を示す断面図である。 カバー突部が設けられていない石碑本体を台座部にボルト固定した状態を示す断面図である。 従来の墓誌を説明する斜視図である。 その断面図である。 従来の墓誌の他の態様を示す斜視図である。 墓誌本体の下端部分を支持台にボルト固定する従来の墓誌を説明する分解斜視図である。 台石に墓誌本体の下端部分をボルト固定した従来の墓誌を説明する断面図である。 墓誌本体の下端部分を台石にボルト固定する場合の問題点を説明する断面図である。 墓誌本体の下端部分を台石にボルト固定してなる従来の他の墓誌の問題点を説明する斜視図である。
符号の説明
1 石碑
2 石碑本体
3 下端嵌入部
5 嵌入凹部
6 支持台
15 突部下面
18 カバー突部
19 排水間隙
26 雌ネジ部
29 ボルト孔
32 一方の壁部
33 ボルト
35 ネジ軸
36 挿通孔部
39 拡大孔
41 固定部材
42 基礎
43 固定ネジ孔
56 アンカーボルト
75 他方の壁部
83 排水孔
92 ボルト
93 ナット

Claims (18)

  1. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放の嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の対向する壁部の内の一方の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記一方の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記対向する壁部の内の他方の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  2. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  3. 石碑本体の下端嵌入部を、所要間隔を置いて配置された複数個の支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、各支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  4. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  5. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放の嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の対向する壁部の内の一方の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記一方の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記対向する壁部の内の他方の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  6. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、該下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  7. 石碑本体の下端嵌入部を、所要間隔を置いて配置された複数個の支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、各支持台には、上端開放で且つ両端が開放した嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  8. 石碑本体の下端嵌入部を支持台にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ両端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  9. 前記嵌入凹部の底部に、前記排水間隙に流入した水を排出する排水孔が設けられていることを特徴とする請求項4又は8記載の耐震性石碑。
  10. 石碑本体の下端嵌入部を、該下端嵌入部の長さ方向の両端部分に配置された支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ外端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部の端部分を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部の端部分を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合し該ボルトを締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  11. 石碑本体の下端嵌入部を、該下端嵌入部の長さ方向の両端部分に配置された支持台の夫々にボルト固定する耐震性石碑であって、該支持台には、上端開放で且つ外端が閉じた嵌入凹部が設けられると共に、該嵌入凹部に前記下端嵌入部の端部分を着脱可能に嵌入させる如くなされ、該嵌入凹部の前後対向する壁部の内の後の壁部にボルト挿通孔が設けられると共に、前記下端嵌入部には、該ボルト挿通孔を挿通したボルトのネジ軸部が螺合する雌ネジ部が設けられており、前記下端嵌入部の端部分を前記嵌入凹部に嵌入した状態で、前記ボルト挿通孔を挿通したボルトの一端側のネジ軸部を前記雌ネジ部に螺合すると共に他端側のネジ軸部にナットを螺合し締め付けることにより、前記下端嵌入部が前記嵌入凹部の前記後の壁部に当接した状態で該下端嵌入部が前記支持台にボルト固定される如くなされ、又、前記嵌入凹部の前の壁部と前記下端嵌入部との間に排水間隙が形成されることを特徴とする耐震性石碑。
  12. 前記石碑本体には、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の耐震性石碑。
  13. 前記石碑本体には、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられており、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記他方の壁部の上面から浮き上がっていることを特徴とする請求項1又は5記載の耐震性石碑。
  14. 前記石碑本体には、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられており、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記前の壁部の上面から浮き上がっていることを特徴とする請求項2、3、4、6、7、8、9、10又は11記載の耐震性石碑。
  15. 前記石碑本体の、前記他方の壁部側に存する面の下端側の部分が、該面の上端側の部分よりも該他方の壁部の前方に突出しており、該突出した部分の下端部分が前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部とされており、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記他方の壁部の上面から浮き上がっていることを特徴とする請求項1又は5記載の耐震性石碑。
  16. 前記石碑本体の前面部の下端側の部分が上端側の部分よりも前方に突出しており、該突出した部分の下端部分が前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部とされており、該カバー突部の突部下面が前記支持台の前記前の壁部の上面から浮き上がっていることを特徴とする請求項2、3、4、6、7、8、9、10又は11記載の耐震性石碑。
  17. 前記石碑本体には、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられており、前記ボルトが緩んだ状態で、前記石碑本体の下端嵌入部が、前記他方の壁部に向けて移動でき、該下端嵌入部が前記他方の壁部の内面に当接した状態においても前記ボルトが前記雌ネジに螺合した状態を保持することを特徴とする請求項1又は5記載の耐震性石碑。
  18. 前記石碑本体には、前記排水間隙を上側から覆い隠すカバー突部が設けられており、前記ボルトが緩んだ状態で、前記石碑本体の下端嵌入部が前記前の壁部に向けて移動でき、該下端嵌入部が前記前の壁部の内面に当接した状態においても前記ボルトが前記雌ネジ部に螺合した状態を保持することを特徴とする請求項2、3、4、6、7、8、9、10又は11記載の耐震性石碑。
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