JP2007124231A - 分散制御通信システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信の品質および信頼性の高さを維持する。
【解決手段】 分散制御通信システムにおいて、エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、第2の呼制御仲介装置を指定する第2の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、第2の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを第1の呼制御仲介装置に転送する第1のパケット転送装置を設け、設定要求対応装置は、エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、第2の呼制御仲介装置を追加するとともに第1のパケット転送装置を削除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は分散制御通信システムおよび方法に関し、例えば、多数のVoIPゲートウエイを、それまでと異なるCA(コールエージェント)に収容する場合などに適用して好適なものである。
相互にVoIP通信を行う膨大な数のVoIPゲートウエイは、呼制御メッセージの中継などの機能を持つCAに収容されている。VoIPゲートウエイ間で呼制御を行い、VoIP通信を実現するために、当該CAが提供する機能は必要不可欠なものである。
ところで、従来のVoIP通信システムでは必要なかったが、近年では加入者数の増大によってCAに収容するVoIPゲートウエイの数がCAの加入者収容能力を越えることが起こり得る等の理由で、例えば、多数のVoIPゲートウエイを、より加入者収容能力の大きなCAに収容する等、CAにおける加入者の収容替えの問題が生じている。
周知のように、IP電話などのVoIP通信はリアルタイム通信であり、各加入者が各自の都合に基づいて任意のタイミングでVoIP通信を開始、終了するため、基本的には24時間365日、無停止で提供することの必要なサービスであるといえる。したがって、例えば、前記収容替えに際して呼制御が実行できなくなりVoIP通信が行えないと、著しい通信品質(サービス品質)の低下または通信の信頼性の低下として膨大な数の加入者に認識される。
DHCPサーバを用いるタイプのVoIP通信システム10の構成は図2および図3に示すものとなる。図2はCAが1つだけしか存在しない場合を示し、図3は前記収容替えにより、VoIPゲートウエイ13を収容しなくなるCA11と、VoIPゲートウエイ13を収容するようになるCA15の2つが存在する場合を示している。
図3において、当該VoIP通信システム10では、VoIPゲートウエイ13は前記収容替え以前にDHCPサーバ12からコールエージェントのIPアドレスとしてCA11のIPアドレスの設定を受けているから、前記収容替えを行うときには、DHCPサーバ12が各VoIPゲートウエイ(その1つが、13)に設定するCAのIPアドレス(ここでは、I11とする)を別なIPアドレス(ここでは、I15とする)変更しておくことになる。
ところが、VoIPゲートウエイ13は通常のDHCPの手順にしたがって電源投入時(起動時)にDHCPサーバ12に対して設定の要求を送信するため、DHCPサーバ12がVoIPゲートウエイ(例えば、13)に設定するコールエージェントのIPアドレスは、この設定の要求が送信されたタイミングで各VoIPゲートウエイに設定される。電源投入のタイミングはVoIPゲートウエイごとにバラバラなので、DHCPサーバ12への設定でコールエージェントのIPアドレスをI11からI15に変更しても、VoIPゲートウエイは一斉に収容先のCAを変更できるわけではない。このため、最初のVoIPゲートウエイに新たなコールエージェントのIPアドレスを設定してから、すべてのVoIPゲートウエイに新たなコールエージェントのIPアドレスが設定されるまでの過渡期には、VoIPゲートウエイ間の発着信が行えない可能性が高まる。
これを解決するための方法として、次の方法(M1)、(M2)が考えられる。
(M1) DHCPのリースタイムを極めて短い時間(例えば、数分程度)に設定する。
(M2) ネットワーク経由の遠隔操作で各VoIPゲートウエイを再起動させる。
しかしながら、方法(M1)では、現在のところ24時間程度に設定されているリースタイムが極めて短くなるため、DHCPの手順にしたがって送受されるパケットのトラフィックが急増してネットワークの帯域を消費するとともに、DHCPサーバ12の処理能力に過大な負荷がかかる。また、リースタイムを変更するためにDHCPサーバ12に対する設定変更が複数回必要になる。
通常、VoIP通信システム10が構築される環境は、例えば、ルータなどの伝送制御レベルのノードまで含めると、分散制御を主体とするマルチベンダ環境であり、現に運用されている大規模なシステムにおいて、このようなトラフィックの急増、DHCPサーバの負荷の増大、複数回の設定変更などを実行したとき、どのような影響が出るかを正確に予測することは難しく、予期せぬ問題が発生する可能性は高い。
また、前記方法(M2)は、遠隔操作を行ってVoIPゲートウエイ(例えば、13)の再起動を試みるものであるが、その時点のVoIPゲートウエイの状況(例えば、電源を落とした状態で長期間、放置されている等)によっては再起動できないこともあるし、通常、遠隔操作は保守者などが、手作業で行うことになるため、その作業負担も大きい。ほぼ一斉に全VoIPゲートウエイの再起動を行えたとしても、その場合、前記DHCPの手順にしたがって送受されるパケットのトラフィックが全VoIPゲートウエイ分、ほぼ一斉に発生することになり、DHCPサーバ12の処理能力にかかる負荷や、トラフィックの急増の問題が著しい。あるいは、再起動できなかったVoIPゲートウエイが大量に発生した場合、それにどのように対応するかという問題も残り、実現性が低い。
かかる課題を解決するために、第1の本発明では、呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを備え、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信システムにおいて、前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、当該第2の呼制御仲介装置を指定する第2の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第2の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1の呼制御仲介装置に転送する第1のパケット転送装置を設け、前記設定要求対応装置は、前記各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2の呼制御仲介装置を追加するとともに第1のパケット転送装置を削除することを特徴とする。
また、第2の本発明では、呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを備え、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信システムにおいて、(1)前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、第3の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第3の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1または第2の呼制御仲介装置に転送する第2のパケット転送装置を設け、(2)前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第3の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第1の呼制御仲介装置に転送し、(3)前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第3の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第1の呼制御仲介装置を削除するとともに第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第2の呼制御仲介装置に転送し、(4)前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第3の仲介装置指定可変アドレスを設定されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2のパケット転送装置を削除することを特徴とする。
さらに、第3の本発明では、呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを用い、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信方法において、前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、当該第2の呼制御仲介装置を指定する第2の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第2の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1の呼制御仲介装置に転送するパケット転送装置を設け、前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2の呼制御仲介装置を追加するとともにパケット転送装置を削除することを特徴とする。
さらにまた、第4の本発明では、呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを用い、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信方法において、(1)前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、第3の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第3の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1または第2の呼制御仲介装置に転送する第2のパケット転送装置を設け、(2)前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第3の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第1の呼制御仲介装置に転送し、(3)前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第3の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第1の呼制御仲介装置を削除するとともに第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第2の呼制御仲介装置に転送し、(4)前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第3の仲介装置指定可変アドレスを設定されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2のパケット転送装置を削除することを特徴とする。
本発明によれば、通信の品質および信頼性の高さを維持することができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかる分散制御通信システムおよび方法を、VoIP通信システムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態にかかるVoIP通信システム20の全体構成例を図6に示す。なお、当該VoIP通信システム20中に、図示しないサーバ類(例えば、DNSサーバなど)が存在していてもよいことは当然である。
図6において、当該VoIP通信システム20は、ネットワーク21と、コールエージェント(CA)22,23と、フォワーディング装置(IPフォワーディング装置)24と、DHCPサーバ25と、VoIPゲートウエイ26,27と、一般電話機28,29とを備えている。
このうちネットワーク21はOSI参照モデルのネットワーク層でIPプロトコルが用いられるネットワークである。特定の通信事業者が運営するIP網などであってもよく、インターネットなどであってもよい。当該ネットワーク21内には図示しない多数のルータが存在し、ネットワーク層でIPパケットの中継を行っている。
コールエージェント22はVoIP通信システム20内のVoIPゲートウエイ(ここでは、26,27)間でやり取りされる呼制御メッセージの中継など、VoIP通信のために必須の各種制御や管理を行う通信装置である。このような制御や管理を行うため、当該コールエージェント22は、収容している加入者に関する所定の情報(加入者データ)SDを蓄積している必要がある。加入者データSDには様々な情報が含まれ得るが、例えば、各加入者のVoIPゲートウエイに割り当てられたIPアドレスと電話番号の対応関係などもこのような加入者データSDの一部である。例えば、図6の状態において、VoIPゲートウエイ26に割り当てられたIPアドレスはI26で、電話番号はTN26であり、VoIPゲートウエイ27に割り当てられたIPアドレスはI27で、電話番号はTN27である。
コールエージェント23も当該コールエージェント22とまったく同じ機能を持つ通信装置であるが、例えば、コールエージェント23のほうがコールエージェント22よりも加入者収容能力(収容可能な最大加入者数)が大きい等の理由で、今回、コールエージェント22に収容されていた加入者をコールエージェント23に収容する収容替えを行うものとする。したがって、コールエージェント22は当該収容替えによって利用されなくなる旧コールエージェントであり、コールエージェント23は当該収容替えによって利用されるようになる新コールエージェントである。
なお、図6では、ネットワーク20に旧コールエージェント22と新コールエージェント23が接続されているが、後で詳しく説明するように、本実施形態では、新旧2つのコールエージェント22および23が同時に当該ネットワーク20に接続される必要はない。
VoIPゲートウエイ26は呼制御機能やVoIP対応機能を備えた周知のゲートウエイ装置である。VoIP対応機能を持たない電話機(一般電話機)28は当該VoIPゲートウエイ26経由でネットワーク21に接続することにより、VoIP通信を行うことができる。VoIPゲートウエイ26の呼制御機能は、呼制御メッセージの当初の送信元または最終的な宛先となり得る部分である。
VoIPゲートウエイ27は当該VoIPゲートウエイ26に対応し、一般電話機29は当該一般電話機28に対応するので、その詳しい説明は省略する。
一般電話機28はユーザU1によって利用され、一般電話機29はユーザU2によって利用されるものとする。
DHCPサーバ25は、DHCPクライアントからの要求に応じて、当該DHCPクライアントを搭載した通信装置にTCP/IP関連の基本的なコンフィギュレーション情報(例えば、デフォルトゲートウエイ、DNSサーバのIPアドレス、その通信装置に割り当てるIPアドレスなど)を設定する機能を持つサーバである。DHCPクライアントは通常、その通信装置に電源が投入され、その通信装置のOSが起動するときに、DHCPの手順にしたがって前記要求を送信する。
DHCPサーバ自体はVoIP通信に限らず、TCP/IPネットワークで広く用いられているが、当該DHCPサーバ25が一般的なTCP/IPネットワークで用いられるDHCPサーバと異なる点は、コールエージェントのIPアドレスを設定されている点である。
例えば、前記コールエージェント22に割り当てられたIPアドレスがI22である場合、VoIPゲートウエイ26,27に当該コールエージェント22を利用させたければ、VoIPゲートウエイ26とVoIPゲートウエイ27に、コールエージェントのIPアドレスとして当該I22を設定しておくことになる。ここで、利用とは、例えば、VoIPゲートウエイ26や27が当該コールエージェント22に呼制御メッセージを中継させること等を指す。
なお、ネットワーク21は前記ネットワーク層でIPプロトコルを用いるため、呼制御メッセージなどはすべて、IPパケットに収容された形で伝送されることになることは当然である。
前記フォワーディング装置24は、IPパケットフォワーディング(IPパケット転送)機能を持つ通信装置である。IPパケットフォワーディング機能は、例えば、UNIX(登録商標)やLinuxなどのOS(オペレーティングシステム)が標準で搭載している機能である。例えば、ネットワーク21経由で受け取ったIPパケットの宛先IPアドレスを所定のアドレスに変換するアドレス変換を実行したうえでネットワーク21に送出する機能として当該IPパケットフォワーディング機能を実現することができる。
本実施形態では、前記収容替えを円滑に進めるため、収容替えの過渡期において、当該フォワーディング装置24のIPインタフェース(IPプロトコルを処理するプロトコル処理モジュール)に、前記新コールエージェント23と同じIPアドレスI23が割り当てられる。すなわち、当該フォワーディング装置24は宛先IPアドレスがI23のパケットを受信してI22に変換するアドレス変換を実行する。したがってこの過渡期において、ネットワーク21上では、新コールエージェント23ではなく、フォワーディング装置24に前記IPアドレスI23が割り当てられている(このとき、新コールエージェント23はネットワーク21に接続されていない)。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図1および図4を用いて説明する。
図1は、前記過渡期におけるVoIP通信システム20の動作を示すもので、S10〜S14の各ステップを備えている。
図4は、前記過渡期が終了するときのVoIP通信システム20の動作および作業を示すもので、S15〜S18の各ステップを備えている。
図1および図4では、VoIPゲートウエイ27は省略し、VoIPゲートウエイ26のみを図示している。
(A−2)第1の実施形態の動作
当初、VoIPゲートウエイ26には、前記コールエージェントのIPアドレスとして、旧コールエージェント22に割り当てられたIPアドレスであるI22が設定されている。したがって、このとき当該VoIPゲートウエイ26が送信する呼制御メッセージを収容したIPパケットは宛先IPアドレスがI22であるため、前記ネットワーク21中のルータによって旧コールエージェント22に伝送され、当該旧コールエージェント22による制御や管理のもとで、宛先のVoIPゲートウエイ(例えば、27)とのあいだの呼制御を行う。
このコールエージェントのIPアドレスI22は、前回、当該VoIPゲートウエイ26に電源が投入され、起動されたとき、VoIPゲートウエイ26内のDHCPクライアントが、DHCPの手順にしたがった要求をDHCPサーバ25に送信することによって設定を受けたものである。このとき、DHCPサーバ25には、コールエージェントのIPアドレスとしてI22が設定されている。
ところが、上述した収容替えを行う必要が生じると、DHCPサーバ25には、コールエージェントのIPアドレスとして、I23が設定される。この時点から上述した過渡期が始まる。
当該過渡期において、ユーザU1の都合などにより、VoIPゲートウエイ26の電源がいったん落とされたあと投入されたり、VoIPゲートウエイ26の再起動の操作が行われたりした場合、再度、前記DHCPの手順にしたがった要求がVoIPゲートウエイ26のDHCPクライアントから送信される。この送信が、図1のステップS10にあたる。
このとき、すでにDHCPサーバ25には、前記収容替えを実行するためにコールエージェントのIPアドレスとしてI23が設定されており、前回のI22の代わりに、今回は当該I23を返送する(S11)。この返送を受け、VoIPゲートウエイ26には、コールエージェントのIPアドレスとしてI23が設定されることになる。
しかしながらこの時点ではまだ、必ずしもVoIP通信システム20内のすべてのVoIPゲートウエイが、コールエージェントのIPアドレスとしてI23の設定を受けているわけではなく、VoIP通信システム20内に、コールエージェントのIPアドレスとして旧コールエージェント22に対応するI22の設定を受けたVoIPゲートウエイ(例えば、27)と、新コールエージェント23に対応するI23の設定を受けたVoIPゲートウエイ(例えば、26)が混在し得る状態である。
DHCPの手順にしたがって、VoIPゲートウエイに設定される前記コンフィギュレーション情報には、当該コールエージェントのIPアドレスも含め、リースタイムを設定することができる。リースタイム自体はもともと、DHCPクライアントを搭載した通信装置に割り当てるIPアドレスの使用期限を規定するためのものであるが、リースタイムが経過すれば、再度、コンフィギュレーション情報が設定されるため、コールエージェントのIPアドレスも含めたコンフィギュレーション情報の再設定に当該リースタイムを利用することができる。
前記コンフィギュレーション情報の設定を受けたVoIPゲートウエイは、リースタイムが経過すると、コンフィギュレーション情報の再設定を受けるため、前記DHCPの手順にしたがった要求を送信する。このリースタイムは長短、様々な時間に設定することが可能であるが、ここでは、上述した24時間に設定されているものとする。
この場合、DHCPサーバ25にコールエージェントのIPアドレスとして、I23が設定されたあと、少なくとも1回、DHCPの手順にしたがった要求を送信するVoIPゲートウエイには、コンフィギュレーション情報(コールエージェントのIPアドレスI24を含む)が再設定されるので、コンフィギュレーション情報の再設定を受けたVoIPゲートウエイから順次、呼制御メッセージを、フォワーディング装置24に送信するようになる。そしてこのようなVoIPゲートウエイの数は、時間が経過するほど増加して行く。通常、各VoIPゲートウエイからの前記要求は、時間的に分散して発生するため、DHCPのトラフィックがある時点で急増したり、一時的にDHCPサーバ25に過大な負荷がかかったりすることはない。
最悪のケースでも、最後のVoIPゲートウエイが旧コールエージェント22のIPアドレスI22の設定を受けた時点から、24時間が経過すれば、VoIP通信システム20内で収容替えの対象となるほぼ全てのVoIPゲートウエイで、コールエージェントのIPアドレスが再設定されるので、この24時間経過時を、前記過渡期の終了とみなすことができる。最後のVoIPゲートウエイが旧コールエージェント22のIPアドレスI22の設定を受けた時点を特定することが難しい場合には、単純に、DHCPサーバ25に新コールエージェント23のIPアドレスI23を設定したときから24時間経過したときを過渡期の終了とみなしてもよい。
過渡期のなかにおいては、VoIP通信システム20中のVoIPゲートウエイのうち、コールエージェントのIPアドレスとして、I23の設定を受けたVoIPゲートウエイ(例えば、26)は、呼制御メッセージを送信するとき、当該呼制御メッセージを宛先IPアドレスがI23のIPパケットに収容してネットワーク21に送出するものの、まだI22の設定を受けたままのVoIPゲートウエイ(例えば、27)は、当該呼制御メッセージを宛先IPアドレスがI22のIPパケットに収容してネットワーク21に送出する。
この場合、VoIPゲートウエイ27が送出したIPパケットは前記過渡期以前と同様にネットワーク21上のルータによって旧コールエージェント22まで伝送されるが、VoIPゲートウエイ26が送出したIPパケットはネットワーク21上のルータによってステップS12に示すようにフォワーディング装置24まで伝送される。フォワーディング装置24では前記アドレス変換により、当該IPパケットの宛先IPアドレスがI23からI22に変換される。アドレス変換後のIPパケットは再度、ネットワーク21に送出され、ステップS13に示すように、ネットワーク21上のルータによって旧コールエージェント22まで伝送される。
前記ルータによる処理を無視すると、VoIPゲートウエイ27が送信した呼制御メッセージは直接、旧コールエージェント22へ届けられ、VoIPゲートウエイ26が送信した呼制御メッセージはフォワーディング装置24経由で旧コールエージェント22へ届けられることになる。フォワーディング装置24は転送機能を提供しているだけなので、結局、この過渡期において呼制御メッセージの実質的な中継や管理を行っているのは、旧コールエージェント22のみである。
この旧コールエージェント22が実行している処理自体は過渡期以前とまったく同じである。例えば、VoIPゲートウエイ26が送信した呼制御メッセージの応答にあたる呼制御メッセージが相手のVoIPゲートウエイから返送された場合、ステップS14に示すように、返送された呼制御メッセージは、旧コールエージェント22からVoIPゲートウエイ26に届けられる。
前記24時間が経過すること等により、過渡期の終了とみなせるタイミングが到来すると、図4のステップS15に示すように、前記加入者データSDを新コールエージェント23に移設(コピー)する。つづくステップS16で、当該新コールエージェント23のIPインタフェースにIPアドレスI23を割り当てるとともに、ネットワーク21上のフォワーディング装置24を新コールエージェント23で置換する。
当該ステップS16の置換は様々な方法によって実現することが可能であるが、一例として、ネットワーク21上で最も近いルータに接続されたリピータ型ハブの1つのポートにフォワーディング装置24が接続されたネットワーク構成を前提とすると、当該リピータ型ハブの別なポートに新コールエージェント23を接続したあと、前記ポートからフォワーディング装置24を切断することによって実現することもできる。
置換のあと、旧コールエージェント22に蓄積されていた加入者データSDは削除するものであってよい。また、収容替えのあと使わないのであれば、旧コールエージェント22は、ネットワーク21から切断してもよい。
なお、コールエージェント23のIPインタフェースに対するIPアドレスI23の割り当ては、予め保守者などが手作業で行っておいてもよいし、ネットワーク21に当該コールエージェント23が接続された直後に実行される通常のDHCPの手順にしたがってDHCPサーバ25に行わせるようにしてもよい。ただし、コールエージェント23に割り当てられるIPアドレスは必ず前記I23でなければならないことは当然である。
過渡期の終了とみなせるタイミングでは、VoIP通信システム20中で収容替えの対象となるほぼ全てのVoIPゲートウエイに、すでにコールエージェントのIPアドレスとしてI23が設定されているため、前記ステップS16の置換の直後から、呼制御メッセージの中継や管理は、新コールエージェント23が行うようになる。図4の例では、VoIPゲートウエイ26がステップS17で呼制御メッセージを収容したIPパケットを新コールエージェント23に送信し、ステップS18で呼制御メッセージを収容したIPパケットを新コールエージェント23から受信している。
なお、前記過渡期において、例えば、電源を落とした状態で長期間、放置されたVoIPゲートウエイがあると、そのVoIPゲートウエイには過渡期の終了時でもIP23が設定されてはいないが、当該VoIPゲートウエイに電源が投入されると、DHCPの手順にしたがって前記要求が送信され、IP23が設定されることになるため、特段、問題が生じることはない。
なお、以上の説明では、旧コールエージェント22に収容していた全加入者(全ユーザ)を新コールエージェント23に収容替えするケースを例に説明したが、一部の加入者のみをこのような収容替えの対象とすることもできることは当然である。
例えば、各VoIPゲートウエイを一意に識別できる識別子(例えば、MACアドレスなど)と、各VoIPゲートウエイに設定するコールエージェントのIPアドレスの対応関係を管理するようにしておけば、一部のVoIPゲートウエイを新コールエージェント23へ収容替えし、残りのVoIPゲートウエイを旧コールエージェント22に収容したまま残すことができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、加入者の収容替えを行ったことが、加入者(例えば、U1、U2など)に体感されることはほとんどなく、実質的に、24時間365日、無停止のサービス提供が可能となる。
すなわち、収容替え時でも、通信の品質(サービス品質)や通信の信頼性の高さを維持することができる。
しかも、この際、上述したトラフィックの急増、DHCPサーバの負荷の増大、複数回の設定変更などの事象が生じることもないため、予期せぬ問題が生じる可能性も低く、リスクを抑制しながら安定的にVoIP通信システム(20)を運用することができる。
また、各VoIPゲートウエイを遠隔操作で再起動させる場合などに比べて、保守者などの作業負担もはるかに小さいうえ、遠隔操作で再起動できなかったVoIPゲートウエイが大量に発生した場合にどのように対処するかという問題も生じないため、実現性に優れている。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態にかかるVoIP通信システム30の全体構成例は図6に示す通りで、第1の実施形態と同じである。
ただし、本実施形態では、前記過渡期において、フォワーディング装置24に第3のIPアドレスI24が割り当てられる点が第1の実施形態と異なる。
本実施形態において、前記過渡期におけるVoIP通信システム30の動作を示すのが、図5のフローチャートである。
図5のフローチャートは、S10〜S15およびS20〜S25の各ステップを備えている。
このうち図1,図4と同じ符号S10〜S15を付与した各ステップの処理は実質的に第1の実施形態と同じなので、その詳しい説明は省略する。
ただし、本実施形態では、ステップS11で、VoIPゲートウエイ26に設定されるコールエージェントのIPアドレスは、旧コールエージェント22のIPアドレスI22とも、新コールエージェント23のIPアドレスI23とも異なる前記第3のIPアドレスI24である。
また、フォワーディング装置24のIPインタフェースには、当該IPアドレスI24が割り当てられる。したがって、加入者データSDの移設前に、VoIPゲートウエイ26から送信された呼制御メッセージがフォワーディング装置24経由で旧コールエージェント22へ送信される点は、第1の実施形態と同じである。この場合、フォワーディング装置24のアドレス変換では、(呼制御メッセージを収容している)IPパケットの宛先IPアドレスを、I24からI22に変換することになる。
また、第1の実施形態では、前記ステップS15による加入者データSDのコピーは、過渡期の終了とみなせるタイミングで行ったが、本実施形態で加入者データSDのコピーを行うタイミングは、過渡期の途中にあたる。
本実施形態において、当該ステップS15につづいて実行されるステップS20では、前記アドレス変換の変換先IPアドレスをI22からI23に変更すること等により、フォワーディング装置24による転送先を、旧コールエージェント22から新コールエージェント23に変更する。これにより、VoIPゲートウエイ26はフォワーディング装置24経由で呼制御メッセージを新コールエージェント23に送信するようになる。
また、当該ステップS20の前後に、DHCPサーバ25に設定するコールエージェントのIPアドレスを、I24からI23へ変更しておく。
このあと、前記ステップS10,S11と同様なステップS22,S23で、前記DHCPの手順にしたがった要求を送信してDHCPサーバ25からコンフィギュレーション情報の再設定を受けたVoIPゲートウエイから順番に、フォワーディング装置24を経由することなく、直接的に、新コールエージェント23に呼制御メッセージを送信するようになる。これが、図5上のステップS24,S25にあたる。
DHCPサーバ25に設定するコールエージェントのIPアドレスを、I24からI23へ変更してから、前記リースタイム(24時間)が経過した時点では、ほぼ全てのVoIPゲートウエイがフォワーディング装置24を経由することなく、直接的に、新コールエージェント23に呼制御メッセージを送信するようになるため、このタイミングを、本実施形態における過渡期の終了とみなすことができる。
過渡期の終了とみなすことのできるタイミングになったあと、フォワーディング装置24は不要となるので、撤去することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の場合、新コールエージェント23は、過渡期の当初からネットワーク21に接続しておくことができる。
したがって、本実施形態の場合、すでに他の加入者を収容して運用中であるものの、収容能力に余裕のある既設コールエージェントを、前記新コールエージェント23として活用すること等も可能である。
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、新コールエージェント(23)として、全く新しいコールエージェントを用いることもでき、既設コールエージェントを用いることもできるため、柔軟性が高い。
(C)他の実施形態
なお、上記第1および第2の実施形態では、VoIP通信システム中に存在するDHCPサーバの数は1つであったが、複数のDHCPサーバが存在する構成もあり得る。例えば、サブネットごとに異なるDHCPサーバを配置するケースはこれに該当する。
また、ルータ経由で各VoIPゲートウエイがDHCPサーバと通信する必要がある場合には、例えば、DHCPリレーエージェントなどの機能を利用してよいことは当然である。
さらに、上記第1および第2の実施形態におけるVoIPゲートウエイと一般電話機の組み合わせ(例えば、26と28の組み合わせ)は、VoIP対応機能を備えた1台のIP電話機に置換することも可能である。
なお、本発明は、上記第1、第2の実施形態で用いた以外の通信プロトコルに適用することができる。
例えば、ネットワーク層の通信プロトコルとしてIPプロトコルの代わりにIPXプロトコルなどを用いることができる可能性がある。
以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することができ、ソフトウエア的に実現した機能のほとんど全てはハードウエア的に実現することが可能である。
第1の実施形態にかかるVoIP通信システムの動作例を示す概略図である。 従来のVoIP通信システムの動作を示す概略図である。 従来のVoIP通信システムにおける収容替え時の動作を示す概略図である。 第1の実施形態にかかるVoIP通信システムの動作例を示す概略図である。 第2の実施形態にかかるVoIP通信システムの動作例を示す概略図である。 第1または第2の実施形態にかかるVoIP通信システムの全体構成例を示す概略図である。
符号の説明
10,20…VoIP通信システム、11,15,22,23…コールエージェント、12,25…DHCPサーバ、13,26,27…VoIPゲートウエイ、14,28,29…一般電話機、21…ネットワーク、24…フォワーディング装置、I11,I15,I22,I23…IPアドレス。

Claims (4)

  1. 呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを備え、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信システムにおいて、
    前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、当該第2の呼制御仲介装置を指定する第2の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第2の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1の呼制御仲介装置に転送する第1のパケット転送装置を設け、
    前記設定要求対応装置は、前記各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2の呼制御仲介装置を追加するとともに第1のパケット転送装置を削除することを特徴とする分散制御通信システム。
  2. 呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを備え、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信システムにおいて、
    前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、第3の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第3の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1または第2の呼制御仲介装置に転送する第2のパケット転送装置を設け、
    前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第3の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第1の呼制御仲介装置に転送し、
    前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第3の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第1の呼制御仲介装置を削除するとともに第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第2の呼制御仲介装置に転送し、
    前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第3の仲介装置指定可変アドレスを設定されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2のパケット転送装置を削除することを特徴とする分散制御通信システム。
  3. 呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを用い、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信方法において、
    前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、当該第2の呼制御仲介装置を指定する第2の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第2の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1の呼制御仲介装置に転送するパケット転送装置を設け、
    前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2の呼制御仲介装置を追加するとともにパケット転送装置を削除することを特徴とする分散制御通信方法。
  4. 呼制御過程を伴う通信を実行する複数のエンド端末と、当該エンド端末を収容し、収容しているエンド端末間でやり取りされる呼制御メッセージの仲介を行う呼制御仲介装置と、前記エンド端末から送信される設定要求メッセージに応じて、当該呼制御仲介装置を指定する仲介装置指定可変アドレスを当該エンド端末に設定する設定要求対応装置とを用い、前記エンド端末が、前記呼制御メッセージを包含し前記仲介装置指定可変アドレスを宛先アドレスとするパケットを送信することによって、前記呼制御メッセージを呼制御仲介装置まで届ける分散制御通信方法において、
    前記エンド端末を収容する呼制御仲介装置を、第1の呼制御仲介装置から第2の呼制御仲介装置に切り換える場合、第3の仲介装置指定可変アドレスの割り当てを受け、当該第3の仲介装置指定可変アドレスに宛てたパケットが届くたびにそのパケットを前記第1または第2の呼制御仲介装置に転送する第2のパケット転送装置を設け、
    前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第3の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第1の呼制御仲介装置に転送し、
    前記第1の呼制御仲介装置に収容されていた複数のエンド端末への第3の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第1の呼制御仲介装置を削除するとともに第2のパケット転送装置は第3の仲介装置指定可変アドレスにパケットが届くたびにそのパケットを第2の呼制御仲介装置に転送し、
    前記設定要求対応装置は、各エンド端末から設定要求メッセージが届くたびにそのエンド端末に第2の仲介装置指定可変アドレスを設定して行き、前記第3の仲介装置指定可変アドレスを設定されていた複数のエンド端末への第2の仲介装置指定可変アドレスの設定が終わると、前記第2のパケット転送装置を削除することを特徴とする分散制御通信方法。
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