JP2007124122A - 符号化装置、符号化方法およびプログラム - Google Patents

符号化装置、符号化方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想バッファ占有量に基づいた量子化スケールにより、符号量制御を適切に実行できる符号化装置を提供する。
【解決手段】レート制御回路54の比率α算出回路84において、符号化データbit(n)の発生ビット量の総和を、2値化シンボルbin(n)の発生ビット量の総和で除算して比率αを算出する。仮想バッファレート制御回路87はn+1番目のフレームの1フレーム分の2値化シンボルbin(n+1)と、同じピクチャタイプの割当符号量決定回路86から入力した割当符号量TI,TP,TBと、比率α算出回路84から入力した比率αI,αP,αBとに基づいて、j番目のマクロブロックについての仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像データの量子化を行う符号化装置、符号化方法およびプログラムに関する。
近年、画像データをデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG(Moving Picture Experts Group)などの方式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及している。
MPEG方式では、符号化対象の画像データに直交変換を施して変換係数を生成し、当該変換係数を所定の量子化スケールで量子化し、当該量子化された画像データを符号化する。
ところで、MPEG方式では、符号化対象のピクチャを構成する複数のマクロブロックを順に処理対象として選択し、上記複数のマクロブロックのうち既に符号化したマクロブロックの発生ビット量の総和と、当該ピクチャに予め割り当てられた総ビット量を基に規定された既に符号化したマクロブロックの割当量の総和との差分に応じた仮想バッファ占有量dを基に、上記処理対象として選択したマクロブロックの量子化スケールを決定する。
ところで、H.264/AVC(Advanced Video Coding)などでは、符号化対象のマクロブロックを2値化して2値シンボルを生成した後に、当該2値シンボルをCABAC(Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding)符号化する。
しかしながら、リアルタイムに動作するAVC符号化装置では、CABAC符号化処理の処理時間が長いため、上述したMPEG方式と同様に処理を行うと、所定のマクロブロックの量子化スケールを決定するタイミングで、当該マクロブロックより符号化順が前のマクロブロックについてのCABAC符号化が終了していない場合がある。この場合に、当該所定のマクロブロックの仮想バッファ占有量dを算出できず、その量子化スケールを適切に決定できず、適切な符号量制御ができないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、仮想バッファ占有量に基づいた量子化スケールにより、符号量制御を適切に実行できる符号化装置、符号化方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、第1の発明の符号化装置は、ピクチャに応じた符号化対象データを符号化する符号化装置であって、前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手段と、前記2値化手段が生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手段が生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手段と、符号化後のピクチャについて前記2値化手段が生成した前記2値データと、前記符号化手段が生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手段と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手段が算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手段と、前記占有量算出手段が算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手段とを有する。
第2の発明の符号化方法は、ピクチャに応じた符号化対象データを符号化する符号化方法であって、前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化工程と、前記2値化工程で生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化工程で生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化工程と、符号化後のピクチャについて前記2値化工程で生成した前記2値データと、前記符号化工程で生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出工程と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化工程が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出工程で算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出工程と、前記占有量算出工程で算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定工程とを有する。
第3の発明のプログラムは、ピクチャに応じた符号化対象データを符号化するコンピュータが実行するプログラムであって、前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手順と、前記2値化手順で生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手順で生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手順と、符号化後のピクチャについて前記2値化手順で生成した前記2値データと、前記符号化手順で生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手順と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化手順が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手順で算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手順と、前記占有量算出手順で算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手順とを前記コンピュータに実行させる。
第4の発明の符号化装置は、スライスに応じた符号化対象データを符号化する符号化装置であって、前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手段と、前記2値化手段が生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手段が生成した各スライスの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手段と、符号化後のスライスについて前記2値化手段が生成した前記2値データと、前記符号化手段が生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手段と、前記符号化対象のスライス内の符号化後のブロックについて前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手段が算出した前記比率と、前記符号化対象のスライス内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手段と、前記占有量算出手段が算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のスライス内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手段とを有する。
本発明によれば、仮想バッファ占有量に基づいた量子化スケールにより、符号量制御を適切に実行できる符号化装置、符号化方法およびプログラムを提供することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との対応関係を説明する。
コンテキスト計算回路61、確率テーブル選択回路62およびCABAC回路64が本発明の符号化手段の一例である。また、VLC回路63が本発明の2値化手段の一例である。
また、比率α算出回路84が本発明の比率算出手段の一例であり、仮想バッファレート制御回路87が本発明の占有量算出手段および量子化スケール決定手段の一例である。
また、複雑度決定回路85および割当符号量決定回路86が、本発明の割当符号量決定手段の一例である。
図1は、本実施形態の通信システム1の概念図である。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
通信システム1では、送信側の符号化装置2において、離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換と動き補償によって圧縮したフレーム画像データ(ビットストリーム)を生成し、当該フレーム画像データを変調した後に、衛星放送波、ケーブルTV網、電話回線網、携帯電話回線網などの伝送媒体を介して送信する。
受信側では、受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
図1に示す復号装置3は符号化装置2の符号化に対応した復号を行う。
以下、図1に示す符号化装置2について説明する。
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置2は、例えば、A/D変換回路22、画面並べ替え回路23、演算回路24、直交変換回路25、量子化回路26、可逆符号化回路27、バッファ28、逆量子化回路29、逆直交変換回路30、再構成回路31、デブロックフィルタ32、メモリ33、イントラ予測回路41、動き予測・補償回路42、選択回路44およびレート制御回路54を有する。
以下、符号化装置2の概要を説明する。
図5に示すように、レート制御回路54の比率α算出回路84において、図3に示すCABAC回路64で生成したn番目のフレームの1フレーム分の符号化データbit(n)の発生ビット量を加算して得たデータA_bit(n)を、図3に示すVLC回路63で生成したn番目のフレームの1フレーム分の2値化シンボルbin(n)の発生ビット量を加算して得たデータA_bin(n)で除算して比率αを算出する。
そして、図5に示すレート制御回路54の仮想バッファレート制御回路87は、VLC回路63で生成したn+1番目のフレームの1フレーム分の2値化シンボルbin(n+1)と、n+1番目のフレームと同じピクチャタイプの割当符号量決定回路86から入力した割当符号量TI,TP,TBと、比率α算出回路84から入力した比率αI,αP,αBとに基づいて、j番目のマクロブロックについての仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出する。
すなわち、本実施形態では、仮想バッファレート制御回路87における仮想バッファ占有量djI,djP,djBの算出で、符号化データbitではなく、2値化シンボルbinを用いることで、例えば、(j−1)番目のマクロブロックの符号化データbitが得られていない場合でも、j番目のマクロブロックの量子化スケールを、仮想バッファ占有量djI,djP,djBを基に適切に制御できる。これにより、符号量を適切に制御でき、符号化のリアルタイム性を確保できる。
以下、符号化装置2の構成要素について説明する。
A/D変換回路22は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成される被符号化画像データS10をデジタルの画像データS22に変換し、これを画面並べ替え回路23に出力する。
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路22から入力した画像データS22を、そのピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures) 構造に応じて、符号化する順番に並べ替えた画像データS23を演算回路24、イントラ予測回路41、動き予測・補償回路42およびレート制御回路54に出力する。
演算回路24は、画像データS23と、選択回路44から入力した予測画像データPIとの差分を示す画像データS24を生成し、これを直交変換回路25に出力する。
直交変換回路25は、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して画像データ(例えばDCT係数)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、レート制御回路54から入力した量子化パラメータQPを基に、当該量子化パラメータQPに応じて規定される量子化スケール(量子化ステップ)で画像データS25を量子化して画像データS26を生成し、これを可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
可逆符号化回路27は、画像データS26(DCT係数)、動き予測・補償回路42から入力した符号化属性データ(例えば、動きベクトルMVやmb_skip_flag)、並びにイントラ予測回路41から入力した符号化属性データ(例えば、イントラ予測モードIPM)などのシンタックス要素をエントロピー符号化する。
可逆符号化回路27は、当該エントロピー符号化としては、CAVLC(Context-Adaptive Variable Length Coding:コンテキスト適応型可変長符号化)と、CABAC(Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding:コンテキスト適応型2値算術符号化)とを行い、符号化した画像データをバッファ28に格納する。
このとき、可逆符号化回路27は、選択データS44がインター予測符号化を選択したことを示す場合に、動き予測・補償回路42から入力した動きベクトルMVやmb_skip_flagを符号化してヘッダデータに格納する。ここで、mb_skip_flagは、それに対応するマクロブロックが、マクロブロック情報を送らずに、参照ピクチャの空間的に同位置の画素を、そのまま符号化画像として用いたものであるか否かを示すデータである。
また、可逆符号化回路27は、選択データS44がイントラ予測符号化を選択したことを示す場合に、イントラ予測回路41から入力したイントラ予測モードIPMをヘッダデータなどに格納する。
また、可逆符号化回路27は、各マクロブロックMBに、量子化回路26における量子化で用いた量子化スケールを含める。
可逆符号化回路27は、上述したもの以外にも、符号化に関する属性データを符号化してヘッダデータに格納する。
バッファ28に格納された画像データは、変調等された後に送信される。
可逆符号化回路27における処理については後に詳細に説明する。
逆量子化回路29は、量子化回路26で用いた量子化スケールを基に、画像データS26を逆量子化して逆直交変換回路30に出力する。
逆直交変換回路30は、逆量子化回路29から入力した逆量子化された画像データに、直交変換回路25の直交変換に対応した逆直交変換を施して再構成回路31に出力する。
再構成回路31は、選択回路44から入力した予測画像データPIと、逆直交変換回路30から入力した画像データとを加算して再構成画像データを生成し、これをデブロックフィルタ32に出力する。
デブロックフィルタ32は、再構成回路31から入力した画像データのブロック歪みを除去した後に、これを参照画像データとしてメモリ33に書き込む。
イントラ予測回路41は、予め規定されたイントラ予測モードのそれぞれを基に、メモリ33から読み出した画像データを構成する各マクロブロックMBにイントラ予測符号を施して予測画像を生成し、当該予測画像データと画像データS23との差分DIFを検出する。
そして、イントラ予測回路41は、上記複数のイントラ予測モードについてそれぞれ生成した上記差分のうち最小の差分に対応するイントラ予測モードを特定し、当該特定したイントラ予測モードIPMを可逆符号化回路27に出力する。
また、イントラ予測回路41は、上記特定したイントラ予測モードによる予測画像データPIと、上記差分DIFとを選択回路44に出力する。
動き予測・補償回路42は、画像データS23を、フレームデータおよびフィールドデータを単位として動き予測処理を行い、メモリ33から読み出した参照画像データREFを基に動きベクトルMVを決定する。
すなわち、動き予測・補償回路42は、動きベクトルMVと参照画像データREFとによって規定される予測画像データPIと、画像データS23との差分DIFを最小にする動きベクトルMVを決定する。
動き予測・補償回路42は、予測画像データPIおよび差分DIFを選択回路44に出力し、動きベクトルMVを可逆符号化回路27に出力する。
選択回路44は、イントラ予測回路41から入力した差分DIFと、動き予測・補償回路42から入力した差分DIFとを比較する。
選択回路44は、上記比較によりイントラ予測回路41から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、イントラ予測回路41から入力した予測画像データPIを選択して演算回路24に出力する。
選択回路44は、上記比較により動き予測・補償回路42から入力した差分DIFの方が小さいと判断すると、動き予測・補償回路42から入力した予測画像データPIを選択して演算回路24に出力する。
また、選択回路44は、イントラ予測回路41からの予測画像データPIを選択した場合にはインター予測符号化を選択したことを示す選択データS44を可逆符号化回路27に出力し、動き予測・補償回路42からの予測画像データPIを選択した場合にはイントラ予測符号化を選択したことを示す選択データS44を可逆符号化回路27に出力する。
[可逆符号化回路27]
以下、図2に示す可逆符号化回路27について詳細に説明する。
図3は、図2に示す可逆符号化回路27の構成図である。
図3に示すように、可逆符号化回路27は、例えば、コンテキスト計算回路61、確率テーブル選択回路62、VLC回路63およびCABAC回路64を有する。
上述したように、可逆符号化回路27は、画像データS26(DCT係数)、動き予測・補償回路42から入力した符号化属性データ(例えば、動きベクトルMVやmb_skip_flag)、並びにイントラ予測回路41から入力した符号化属性データ(例えば、イントラ予測モードIPM)などのシンタックス要素をエントロピー符号化する。
コンテキスト計算回路61は、符号化対象の多値のシンタックス要素のコンテキストを計算(決定)する。
本実施形態においては、異なるシンタクス要素に対しては、異なるコンテキストが計算される(定義されている)。また、同じシンタクス要素であっても、その周辺のマクロブロックに関する属性に応じて複数のコンテキストが計算される。
例えば、図4に示すように、コンテキスト計算回路61が、マクロブロックCのmb_skip_flagを符号化する場合を考える。
ここで、下記式(1−1)に示すように、関数f(X)を定義する。
Figure 2007124122
コンテキスト計算回路61は、マクロブロックCに対するコンテキストContext(C)を下記式(1−2)に示すように、マクロブロックA,Bについての関数fの値を用いて計算する。
Figure 2007124122
そして、確率テーブル選択回路62は、コンテキスト計算回路61が計算したコンテキストContext(C)に基づいて選択した発生確率テーブルをCABAC回路64に指定する。
そして、CABAC回路64は、当該指定された発生確率テーブルを用いて、マクロブロックCに対するmb_skip_flagを符号化する。このとき、マクロブロックCに対するmb_skip_flagは、Context0,1,2のいずれかに符号化されるということになる。
コンテキスト計算回路61は、符号化対象のシンタックス要素の周囲の情報や、VLC回路63で符号化された2値化シンボル(以下、「bin」とも記す)に基づいて、当該2値化シンボルの1ビット毎に上記コンテキストを計算する。
確率テーブル選択回路62は、2値信号の発生確率テーブルを複数規定しており、符号化対象やその周囲の情況に応じて選択した発生確率テーブルの番号をCABAC回路64に指定する。
各発生確率テーブルは、発生確率が最も高い0または1のシンボル(MPS:Most Probable Symbol)と対応付けられており、その番号が発生確率と対応付けられている。
確率テーブル選択回路62は、コンテキスト計算回路61から入力したコンテキストに基づいて、予め用意した複数の発生確率テーブルから1つの発生確率テーブルを選択し、これをCABAC回路64に指定する。
本実施形態において、発生確率テーブルは、スライスの先頭で予め初期化され、発生シンボルに応じて逐次更新される。
VLC回路63は、量子化回路26、イントラ予測回路41および動き予測・補償回路42から入力した多値のシンタックス要素(Code symbol)を、例えば、下記表1に示す所定のテーブルに基づいて2値化シンボル(Binarization)binを生成する。
VLC回路63は、上記2値化シンボルbinをCABAC回路64およびレート制御回路54に出力する。
Figure 2007124122
CABAC回路64は、確率テーブル選択回路62によって指定された発生確率テーブルを用いて、VLC回路63から入力した2値化シンボルを符号化して符号化データbitを生成する。CABAC回路64は、符号化データbitをレート制御回路54に出力する。
[レート制御回路54]
図5は、図2および図3に示すレート制御回路54の構成図である。
図5に示すように、レート制御回路54は、例えば、フレームbit加算回路81、フレームbin加算回路82、バッファメモリ83、比率α算出回路84、複雑度決定回路85、割当符号量決定回路86および仮想バッファレート制御回路87を有する。
フレームbit加算回路81は、図3に示すCABAC回路64で生成したn番目のフレームの1フレーム分の符号化データbitの発生ビット量を加算してデータA_bit(n)算出し、これを比率α算出回路84に出力する。
フレームbin加算回路82は、図3に示すVLC回路63で生成したn番目のフレームの1フレーム分の2値化シンボルbinの発生ビット量を加算してデータA_bin(n)を算出し、これをバッファメモリ83に書き込む。
比率α算出回路84は、下記式(1−3)に示すように、フレームbit加算回路81から入力したn番目のフレームのA_bit(n)を、バッファメモリ83から読み出したA_bit(n)で除算して比率α(n)を算出する。
下記式(1−3)において、mは、ピクチャ内のマクロブロックの数を示している。
Figure 2007124122
比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがIピクチャの場合には、比率αIを、比率α(n)で更新(設定)する。
また、比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがPピクチャの場合には、比率αPを、比率α(n)で更新する。
比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがBピクチャの場合には、比率αBを、比率α(n)で更新する。
複雑度決定回路85、割当符号量決定回路86および仮想バッファレート制御回路87は以下のステップ1〜3の処理を行って、量子化スケールコードmquant(量子化パラメータQP)を算出する。
先ず、ステップ1〜3のアルゴリズムについて説明する。
[ステップ1]
ステップ1では、GOP(Group Of Pictures) 内の各ピクチャに対する割当ビット量を、割当対象ピクチャを含めて、まだ符号化されていないピクチャに対して、割当られるビット量Rを基にして配分する。この配分をGOP内の符号化ピクチャ順に繰り返す。その際、以下の仮定を用いて、各ピクチャへの符号量割当を行っている。
すなわち、各ピクチャを符号化する際に用いる、平均量子化スケールコードと発生符号量との積は、画面が変化しない限り、ピクチャタイプ毎に一定となるという仮定である。
そこで、複雑度決定回路85は、n番目のフレームを符号化した後、各ピクチャタイプ毎に、画面の複雑さを表す複雑度XI,XP,XB(Global Complexity Measure)を下記(2−1)により更新する。
この複雑度により、次のふれピクチャを符号化する際の量子化スケールコードと発生符号量の関係を推定できる。
Figure 2007124122
ここで、S,S,Sは、ピクチャ符号化時の発生符号化ビット、Q,Q,Qは、ピクチャ符号化時の平均量子化スケールコードである。
また、複雑度決定回路85は、初期値として、目標符号量であるbit_rate[bits/sec]を用いて、下記(2−2),(2−3),(2−4)で示される値を算出する。
Figure 2007124122
Figure 2007124122
Figure 2007124122
割当符号量決定回路86は、上記仮定より、GOP中の各ピクチャに対する割当符号量(TI ,TP,TB )を、下記(2−5),(2−6),(2−7)を用いて算出する。
下記2−5),(2−6),(2−7)において、picture_rateは、当該シーケンスにおける、1秒あたり表示されるピクチャの数を示している。
また、K、Kが「K=1.0」、「K=1.4」であり、この場合に全体の画質が最適となることを仮定している。すなわち、Bピクチャの量子化スケールを、I,Pピクチャの量子化スケールを基準とした時、常に1.4倍となるとしている。これは、Bピクチャを、I,Pピクチャに比してより粗く量子化することにより、Bピクチャで節約できる符号量をI,Pピクチャに割り振り、I,Pピクチャの画質を改善するとともに、これを参照とするBピクチャの画質をも向上させることを想定している。
Figure 2007124122
Figure 2007124122
Figure 2007124122
ここで、NP ,NB は、GOP内でまだ符号化されていないP,Bピクチャの枚数である。
すなわち、まず、GOP内の未符号化ピクチャのうち、割当対象となるピクチャと、異なるピクチャタイプのものに関しては、上述の画質最適化条件の元、そのピクチャの発生する符合量が、割当対象ピクチャの発生符号量の何倍となるかを推定する。
次に、未符号化ピクチャ全体の発生する推定発生符号量が、割当対象ピクチャの何枚分の符号量に相当するかを求める。
例えば、上記(2−5)の、第1引数の分母第2項、Np XP/XI KP は、GOP内の、NP 枚の未符号化ピクチャが、Iピクチャに換算すると何枚分に換算するかを表すものであり、NP に、Pピクチャに対する発生符号量の、Iピクチャの発生符号量に対する割合SP /SI を乗じてXI ,XP ,Kb で表すことにより得られる。
割当対象ピクチャに対するビット量は、未符号化ピクチャに対する割当ビット量Rを、この枚数で割ることによって得られる。但し、ヘッダなどに、固定的に必要となる符号量を考慮して、その値に下限を設定している。
割当符号量決定回路86は、このようにして求めた割当符号量を基にして、各ピクチャをステップ1,2に従って符号化する毎に、GOP内の未符号化ピクチャに対して割当られる符号量Rを、下記(2−8)により更新する。
Figure 2007124122
また、割当符号量決定回路86は、GOPの最初のピクチャを符号化する際には、以下の(2−9)により、Rを更新する。
Figure 2007124122
ここで、Nは、GOP内のピクチャ数である。また、シーケンス最初でのRの初期値は0とする。
割当符号量決定回路86は、上記生成した各ピクチャに対する割当符号量(TI ,TP,TB )を、仮想バッファレート制御回路87に出力する。
次に、ステップ2について述べる。
仮想バッファレート制御回路87は、ステップ2において、ステップ1で求めた、各ピクチャに対する割当ビット量(TI,TP ,TB )を、実際の符号量に一致させるため、各ピクチャタイプ毎に、独立に設定した3種類の仮想バッファの容量を基に、量子化スケールコードを、マクロブロック単位のフィードバック制御により求める。
まず、仮想バッファレート制御回路87は、符号化対象のピクチャ(フレーム)内のj番目のマクロブロック符号化に先立ち、j番目のマクロブロックについての仮想バッファの占有量を下記式(2−10),(2−11),(2−12)により求める。
下記式(2−10),(2−11),(2−12)の第1項であるd0i ,d0p ,d0bは、各仮想バッファの初期占有量であり、仮想バッファレート制御回路87は、例えば、ビットレートおよびピクチャレートを基に、「d0I=10×r/31;d0P=Kd0I;d0B=Kd0I」により決定する。
なお、仮想バッファレート制御回路87は、ビットレートおよびピクチャレートに加えて、符号化対象のピクチャ(ブロック)の複雑度を基に、d0i ,d0p ,d0bを決定してもよい。
各式の第2項は、0〜(j−1)番目のマクロブロックについて図3に示すCABAC回路64が出力する符号化データbitの発生ビット量の総和の予測値であり、図3に示すVLC回路63が生成した2値シンボルbinの発生ビット量と、図5に示す比率α算出回路84が生成した当該ピクチャ種類の比率αI,αP,αBとを乗じて決定される。 下記式(2−10),(2−11),(2−12)に示すように、I,P,Bの各ピクチャのj番目のマクロブロックについての仮想バッファ占有量djI,djP,djBは、従来で用いた0〜(j−1)番目CマクロブロックについてのCABAC回路の符号化データbitの総和の代わりに、0〜(j−1)番目のマクロブロックについて図3に示すVLC回路63が生成した2値シンボルbinの発生ビット量と、図5に示す比率α算出回路84が生成した当該ピクチャ種類の比率αI,αP,αBとを乗じた値の総和(各式の第2項)を用いている。
これにより、処理時間の長いCABAC回路64の処理完了を待たずに、早いタイミングで仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出でき、仮想バッファ占有に基づく符号量制御を適切に実行できる。
第3項は、0〜(j−1)番目のマクロブロックについてのCABAC回路の符号化データbitの発生ビット量の総和の割当量を示している。MBcntは、1ピクチャ内のマクロブロック数である。
Figure 2007124122
Figure 2007124122
Figure 2007124122
各ピクチャ符号化終了時の仮想バッファ占有量(dMBcntxI ,dMBcntxp ,dMBcntxB )は、それぞれ同一のピクチャタイプで、次のピクチャに対する仮想バッファ占有量の初期値(d0 I ,d0 P ,d0 B )として用いられる。
次に、仮想バッファレート制御回路87は、j番目のマクロブロックに対する量子化スケールコードQj を下記(2−13)により算出する。
Figure 2007124122
rはリアクションパラメータであり、下記式(2−14)で定義されたものが用いられる。
下記式(2−14)において、「bit_rate」は目標符号量(bit/sec)であり、「picture_rate」は当該シーケンスにおける、1秒あたり表示されるピクチャの数である。これらの値は、予め設定される。
Figure 2007124122
次に、ステップ3について述べる。
仮想バッファレート制御回路87は、画面並べ替え回路23から入力した画像データS23を基に各ブロックのアクティビティを算出する。
アクティビティは、予測誤差でなく、原画の輝度信号画素値を用い、フレームDCTモードにおける4個の8×8ブロックと、フィールドDCT符号化モードにおける4個の8×8ブロックとの合計8個のブロックの画素値を用いて、下記(2−15),(2−16),(2−17)により与えられる。
下記(2−16)に示すvar_sblkは、各画素の画素データとその平均値との差分の自乗和であり、当該8×8ブロックの画像が複雑になるに従って値が大きくなる。
Figure 2007124122
Figure 2007124122
Figure 2007124122
ここでPk は原画の輝度信号ブロック内画素値である。上記(2−15)において最小値(min)を採るのは、16×16のマクロブロック内の一部だけでも平坦部分のある場合には量子化を細かくするためである。
さらに、仮想バッファレート制御回路87は、以下の(2−18)により、その値が0.5〜2の範囲をとる正規化アクティビティNactj を算出する。
Figure 2007124122
avg_actは、直前に符号化したピクチャでのactj の平均値である。
仮想バッファレート制御回路87は、視覚特性を考慮した量子化スケールコードmquantj を、参照量子化スケールコードQj を基に下記(2−19)により算出する。
Figure 2007124122
そして、仮想バッファレート制御回路87は、各マクロブロックMBの量子化スケールコードmquantjに応じた量子化パラメータQPを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、レート制御回路54から入力した量子化パラメータQPに応じて規定される量子化スケールで、画像データS25を量子化して画像データS26を生成する。
なお、本実施形態では、量子化パラメータQPが「6」増加すると、量子化スケールが2倍になるように規定されている。
以下、符号化装置2の動作例を説明する。
[第1の動作例]
当該動作例では、図5に示すレート制御回路54における比率αI,αP,αBの生成動作について説明する。
図6は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
図5に示すレート制御回路54のフレームbin加算回路82は、図3に示すVLC回路63で生成したn番目のフレームの1フレーム分の2値化シンボルbinの発生ビット量を加算してデータA_bin(n)を算出し、これをバッファメモリ83に書き込む。
ステップST12:
図5に示すフレームbit加算回路81は、図3に示すCABAC回路64で生成したn番目のフレームの1フレーム分の符号化データbitの発生ビット量を加算してデータA_bit(n)算出し、これを比率α算出回路84に出力する。
ステップST13:
比率α算出回路84は、上記式(1−3)に示すように、フレームbit加算回路81から入力したn番目のフレームのA_bit(n)を、バッファメモリ83から読み出したA_bit(n)で除算して比率α(n)を算出する。
ステップST14:
比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがIピクチャの場合には、比率αIを、比率α(n)で更新(設定)する。
また、比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがPピクチャの場合には、比率αPを、比率α(n)で更新する。
比率α算出回路84は、上記n番目のフレームがBピクチャの場合には、比率αBを、比率α(n)で更新する。
[第2の動作例]
当該動作例では、図5に示すレート制御回路54において、GOP内のI,P,Bの各ピクチャに対する割当符号量TI,TP,TBを算出する動作を説明する。
図7は、当該動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
複雑度決定回路85は、n番目のフレームを符号化した後、各ピクチャタイプ毎に、画面の複雑さを表す複雑度XI,XP,XBを上記(2−1)により更新する。
複雑度決定回路85は、n+1番目のフレームのピクチャタイプに対応して上記算出した複雑度XI,XP,XBを割当符号量決定回路86に出力する。
ステップST22:
割当符号量決定回路86は、ステップST21で入力した複雑度XI,XP,XBを用いて、GOP中の各ピクチャに対する割当符号量(TI ,TP,TB )を、上記(2−5),(2−6),(2−7)を基に算出し、ピクチャ種類毎に更新する。
割当符号量決定回路86は、n+1番目のフレームのピクチャタイプに対応して上記更新した割当符号量TI,TP,TBを仮想バッファレート制御回路87に出力する。
[第3の動作例]
当該動作例では、量子化パラメータQPを生成する動作を説明する。
図8は、当該動作例を説明するための図である。
ステップST31:
図3に示す可逆符号化回路27のVLC回路63が、n+1番目のフレームの2値化シンボルbin(n+1)を生成し、これをレート制御回路54およびCABAC回路64に出力する。
ステップST32:
図5に示すレート制御回路54の仮想バッファレート制御回路87は、ステップST31で入力した2値化シンボルbin(n+1)と、n+1番目のフレームと同じピクチャタイプの割当符号量決定回路86から入力した割当符号量TI,TP,TBと、比率α算出回路84から入力した比率αI,αP,αBとに基づいて、上記式(2−10),(2−11),(2−12)に基づいて、j番目のマクロブロックについての仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出する。
ステップST33:
仮想バッファレート制御回路87は、ステップST32で算出した仮想バッファ占有量djI,djP,djBを基に、上記式(2−13)により、j番目のマクロブロックについての量子化スケールコードQjを算出する。
[符号化装置2の全体動作例]
図3に示す可逆符号化回路27において、2値化シンボルbinと、符号化データbitとが生成され、これらがレート制御回路54に出力される。
そして、図5に示すレート制御回路54において、レート制御回路54から入力した2値化シンボルbinおよび符号化データbitに基づいて、図6、図7および図8に示す手順で、符号化対象のマクロブロックの量子化パラメータQPが生成される。
また、イントラ予測回路41においてイントラ予測が行われ、予測画像データPIと差分DIFとが選択回路44に出力される。
また、動き予測・補償回路42において、動き予測・補償処理が行われ、動きベクトルMVが特定されると共に、予測画像データPIと差分DIFとが選択回路44に出力される。
そして、選択回路44が、イントラ予測回路41から入力した差分DIFと、動き予測・補償回路58から入力した差分DIFとのうち小さい方の差分DIFに対応する予測画像データPIを演算回路24に出力する。
次に、演算回路24が、画像データS23と、選択回路44から入力した予測画像データPIとの差分を示す画像データS24を生成し、これを直交変換回路25に出力する。 次に、直交変換回路25が、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して画像データ(例えばDCT係数)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
次に、量子化回路26が、レート制御回路32から入力した量子化パラメータQPを基に、当該量子化パラメータQPに応じて規定される量子化スケールを基に画像データS25を量子化して画像データS26を生成し、これを可逆符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
次に、可逆符号化回路27が、画像データS26を可変長符号化あるいは算術符号化した画像データをバッファ28に格納する。
以上説明したように、符号化装置では、図5〜図8を用いて説明したように、図5に示すレート制御回路54の仮想バッファレート制御回路87における仮想バッファ占有量djI,djP,djBの算出で、符号化データbitではなく、2値化シンボルbinを用いることで、例えば、(j−1)番目のマクロブロックの符号化データbitが得られていない場合(マクロブロックの符号化データbitをリアルタイムで生成できない場合)でも、j番目のマクロブロックの量子化スケールを、仮想バッファ占有量djI,djP,djBを基に符号量を適切に制御できる。これにより、符号化のリアルタイム性を確保できる。
<第2実施形態>
上述した第1の実施形態では、図5に示す比率α算出回路84において、I/P/Bピクチャ単位で比率αを算出する場合を例示したが、比率αを算出しているが、図9のように、フィールド符号化が行われる際には、I−top,P−top,P−bottom,B−top,B−bottomといったように、ピクチャタイプ及びフィールド毎に異なる比率αを算出して仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出してもよい。
<第3実施形態>
上述した実施形態では、図5に示す仮想バッファレート制御回路87において、上記式(2−10),(2−11),(2−12)に示すように、符号化対象のピクチャ内のj番目のマクロブロックについての仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出する際に、例えば、符号化データbitが、0〜m−1番目のマクロブロックについては既に得られていて、m〜j−1番目のマクロブロックについては未だ得られてない場合に、下記式(3−1),(3−2),(3−3)に基づいて、仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出してもよい。このように既に符号化データbitが得られているものについては、それを用いることで、より信頼性の高い仮想バッファ占有量djI,djP,djBを算出できる。
Figure 2007124122
Figure 2007124122
Figure 2007124122
<第4実施形態>
上述した実施形態では、割当符号量決定回路86における割当符号量決定処理、比率α算出回路84における比率αの算出処理、並びに仮想バッファレート制御回路87における仮想バッファ占有量djI,djP,djBの算出処理を、ピクチャ単位で行う場合を例示したが、1つのピクチャ内に異なるタイプ(I,P,B)のスライスが混在する場合には、スライス単位で上記処理を行う。
これにより、スライスの種類に適合した量子化パラメータQPの生成処理ができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、符号化装置2がH.264/AVCで符号化を行う場合を例示したが、仮想バッファ占有量の初期値を基に量子化スケールを決定するものであれば、MPEGなどのその他の符号化方式でもよい。
また、上述した符号化装置2の機能の全部あるいは一部を、図10に示すように、メモリ252に記憶されたプログラムPRGの記述に従ってCPU(Central Processing Unit)などの処理回路253が実行してもよい。
この場合に、インターフェース251を介して、符号化対象の画像データが入力され、その処理結果が出力される。
図1は、本発明の第1実施形態の通信システムの全体構成図である。 図2は、図1に示す符号化回路の構成図である。 図3は、図2に示す可逆符号化回路の構成図である。 図4は、図3に示すコンテキスト計算回路の処理を説明するための図である。 図5は、図2および図3に示すレート制御回路の構成図である。 図6は、図5に示すレート制御回路における比率αI,αP,αBの生成動作について説明するためのフローチャートである。 図7は、図5に示すレート制御回路において、GOP内のI,P,Bの各ピクチャに対する割当符号量TI,TP,TBを算出する動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、図5に示すレート制御回路54において量子化パラメータQPを生成する動作を説明するためのフローチャートである。 図9は、本発明の第2実施形態を説明するための図である。 図10は、本発明の実施形態をプログラムで実行する場合を説明するための図である。
符号の説明
2…符号化装置2、22…A/D変換回路、23…画面並べ替え回路、24…演算回路、25…直交変換回路、26…量子化回路、27…可逆符号化回路、28…バッファ、29…逆量子化回路、30…逆直交変換回路、31…再構成回路、32…デブロックフィルタ、33…メモリ、41…イントラ予測回路、42…動き予測・補償回路、44…選択回路、54…レート制御回路、61…コンテキスト計算回路、62…確率テーブル選択回路、63…VLC回路、64…CABAC回路、81…フレームbit加算回路、82…フレームbin加算回路、83…バッファメモリ、84…比率α算出回路、85…複雑度決定回路、86…割当符号量決定回路

Claims (11)

  1. ピクチャに応じた符号化対象データを符号化する符号化装置であって、
    前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手段と、
    前記2値化手段が生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手段が生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手段と、
    符号化後のピクチャについて前記2値化手段が生成した前記2値データと、前記符号化手段が生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手段と、
    前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手段が算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手段と、
    前記占有量算出手段が算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手段と
    を有する符号化装置。
  2. 前記比率算出手段は、符号化後のピクチャについて前記符号化手段が生成した前記符号化データのデータ量を、前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量で除算して前記比率を算出し、
    前記占有量算出手段は、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量と前記比率算出手段が算出した前記比率とを乗じた値と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量との差分に応じて前記仮想バッファ占有量を算出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 符号化後のピクチャの符号化発生量と量子化スケールとに基づいて、符号化対象のピクチャに対する割当符号量を決定する割当符号量決定手段
    をさらに有し、
    前記占有量算出手段は、前記割当符号量決定手段が決定した前記符号化対象のピクチャに対する前記割当符号量を基に、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量を算出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記割当符号量検出手段は、ピクチャ種別毎に、前記割当符号量を検出し、
    前記比率算出手段は、前記ピクチャ種別毎に、前記比率を算出し、
    前記占有量算出手段は、前記ピクチャ種別毎に、前記仮想バッファ占有量を算出し、
    前記量子化スケール決定手段は、前記ピクチャ種別毎に、前記量子化スケールを決定する
    請求項3に記載の符号化装置。
  5. 前記符号化手段は、前記2値化手段が生成した前記2値データ内の0,1の発生確率に基づいて前記符号化テーブルを選択する
    請求項1に記載の符号化装置。
  6. 前記符号化手段は、前記ピクチャをフィールド単位で符号化し、
    前記比率算出手段は、前記フィールドを単位として、前記比率を算出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  7. 前記占有量算出手段は、
    前記符号化対象のピクチャ内のブロックのうち前記符号化手段で前記符号化データが既に生成されているブロックについての当該符号化データのデータ量と、
    前記符号化対象のピクチャ内のブロックのうち前記符号化データが未だ生成されていないブロックについて、前記2値化手段が生成した2値データと前記比率とを基に生成したデータ量と
    に基づいて前記仮想バッファ占有量を算出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  8. 動画像を構成する前記ピクチャと当該ピクチャの予測画像との差分を生成する差分生成手段と、
    前記差分生成手段が生成した前記差分を、前記量子化スケール決定手段で決定した量子化スケールで量子化する量子化手段と
    をさらに有し、
    前記2値化手段は、前記量子化手段が量子化した前記差分を、前記符号化対象データとして前記2値データに符号化する
    請求項1に記載の符号化装置。
  9. ピクチャに応じた符号化対象データを符号化する符号化方法であって、
    前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化工程と、
    前記2値化工程で生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化工程で生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化工程と、
    符号化後のピクチャについて前記2値化工程で生成した前記2値データと、前記符号化工程で生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出工程と、
    前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化工程が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出工程で算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出工程と、
    前記占有量算出工程で算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定工程と
    を有する符号化方法。
  10. ピクチャに応じた符号化対象データを符号化するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手順と、
    前記2値化手順で生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手順で生成した各ピクチャの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手順と、
    符号化後のピクチャについて前記2値化手順で生成した前記2値データと、前記符号化手順で生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手順と、
    前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックについて前記2値化手順が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手順で算出した前記比率と、前記符号化対象のピクチャ内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手順と、
    前記占有量算出手順で算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のピクチャ内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手順と
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  11. スライスに応じた符号化対象データを符号化する符号化装置であって、
    前記符号化対象データを2値データに符号化する2値化手段と、
    前記2値化手段が生成した前記2値データの内容に基づいて選択された符号化テーブルを基に、前記2値化手段が生成した各スライスの前記2値データを、ブロック単位で順に符号化して符号化データを生成する符号化手段と、
    符号化後のスライスについて前記2値化手段が生成した前記2値データと、前記符号化手段が生成した前記符号化データとの間のデータ量の比率を算出する比率算出手段と、
    前記符号化対象のスライス内の符号化後のブロックについて前記2値化手段が生成した前記2値データのデータ量と、前記比率算出手段が算出した前記比率と、前記符号化対象のスライス内の符号化後のブロックに割り当てた割当量とに基づいて、仮想バッファ占有量を算出する占有量算出手段と、
    前記占有量算出手段が算出した前記占有量に基づいて、前記符号化対象のスライス内の次に符号化を行うブロックの量子化スケールを決定する量子化スケール決定手段と
    を有する符号化装置。

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