JP2007122670A - 帳票作成システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は帳票カスタマイズに係るユーザの作業負担を大幅に軽減して、任意の機能および情報を対象にカスタマイズを可能にし、かつバージョンアップに追随可能な帳票作成システムおよびプログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】バージョンアップ機能部30は、パッケージソフトウェアがバージョンアップされ変更された場合に、パッケージソフトウェアの変更部分をカスタマイズされた帳票に適用するための機能処理を実行し、カスタマイズ済みの情報をカスタマイズ済みの情報ファイル40Aに保存し、カスタマイズ差分の情報をカスタマイズ差分の情報ファイル40Bに保存する。
【選択図】 図1
【解決手段】バージョンアップ機能部30は、パッケージソフトウェアがバージョンアップされ変更された場合に、パッケージソフトウェアの変更部分をカスタマイズされた帳票に適用するための機能処理を実行し、カスタマイズ済みの情報をカスタマイズ済みの情報ファイル40Aに保存し、カスタマイズ差分の情報をカスタマイズ差分の情報ファイル40Bに保存する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば人事管理、給与計算などの企業の業務等、各種の業務に適用して好適な帳票出力機能を有する帳票作成システムおよびプログラムに関する。
人事管理、給与計算などの企業の業務に於いて用いられるソフトウェアでは、各種業務の結果として帳票を出力する機能が用いられる。ここで出力される帳票は、実際に使用する企業毎に企業独自の項目を出力したり、企業独自のレイアウトを使用したりするケースが多く、パッケージソフトウェアを導入した場合にも、導入する企業毎に帳票機能のカスタマイズが発生することが多い。
パッケージソフトウェアにおいて、上記したような帳票のカスタマイズを行った場合、以下の2つの問題が発生する。
1.パッケージソフトウェア導入時に帳票を導入先向けにカスタマイズする作業が発生する。
2.パッケージソフトウェア導入後に、法制度の変更やパッケージソフトウェア自身の機能追加等により、パッケージソフトウェアの変更があった場合、再度カスタマイズ分の修正を適用する必要がある。
この種の帳票のカスタマイズに関する公知技術として、帳票処理用プログラムの検索条件を規定する部分を、マークアップランゲージ文書により定義した帳票処理用プログラムおよび帳票検索方法が存在する。しかしこの種の従来の技術においては、カスタマイズ可能な対象が検索条件だけである等、カスタマイズ可能な範囲が制約され、またパッケージソフトウェアのバージョンアップによる変更等に対して何ら考慮が為されていなかった。従って従来のこの種の帳票作成処理においては、パッケージソフトウェアの変更があった場合に、再度カスタマイズを行う必要がある。またカスタマイズが検索条件のみ等帳票の一部機能に制約されることから、カスタマイズした帳票を利用する際のユーザの作業量が多く、カスタマイズ作業に多くの時間と労力を要していた。
特開2002−259122号公報
上述したように、従来では、カスタマイズ可能な範囲が特定の情報に制約され、またパッケージソフトウェアのバージョンアップによる変更等に対して考慮されていないことから、カスタマイズ作業に多くの時間と労力を要するという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、帳票カスタマイズに係るユーザの作業負担を大幅に軽減して、任意の機能および情報を対象にカスタマイズを可能にし、かつバージョンアップに追随可能な帳票作成システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、帳票に対するカスタマイズの情報をパッケージソフトウェアに対する差分の情報として保持し、パッケージソフトウェアの変更があった場合に、当該パッケージソフトウェアに、システム内の処理により上記情報を用いてカスタマイズによる変更を反映することで、変更が反映されたカスタマイズ済みの帳票を利用することが可能な帳票作成システムを実現することである。
即ち本発明は、帳票作成のためのパッケージソフトウェアを用いた帳票作成システムにおいて、出力帳票に対するカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアに対する差分の情報として保持する保持手段と、前記保持手段に保持されたカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、変更後のパッケージソフトウェアに反映させる更新処理手段と、前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、前記カスタマイズ情報による変更が反映されたカスタマイズ済みの帳票を出力する出力手段とを具備した帳票作成システムを特徴とする。
また本発明は、帳票作成のためのパッケージソフトウェアを用いた帳票作成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、出力帳票に対するカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアに対する差分の情報として保持する機能と、前記保持されたカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、変更後のパッケージソフトウェアに反映させ、カスタマイズ済みの帳票を出力可能にする機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、帳票カスタマイズに係るユーザの作業負担を軽減して任意の機能および情報を対象にカスタマイズが可能で、かつバージョンアップに追随可能な帳票作成システムが実現できる。
本発明によれば、帳票のバージョンアップ時にカスタマイズを行う必要がなくなるため、法律や制度の改正に伴う変更、あるいはパッケージソフトウェアのバージョンアップによる機能強化に対して、カスタマイズした帳票プログラムでも、追加の作業無しで使用することが可能になる。
また、適用したカスタマイズ情報や、適用に失敗したカスタマイズ情報をログに出力することで、バージョンアップによりカスタマイズ内容を変更したい場合にも、容易に現在のカスタマイズ内容を確認することができる。
さらに、帳票のバージョンアップ時にカスタマイズの内容を意識する必要がなく、帳票作成時、帳票印刷時等において、出力されたログにより、カスタマイズが正しく適用されているか否かを確認することができる。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に、本発明の第1実施形態に係る、カスタマイズ可能でかつバージョンアップに追随可能な帳票作成システムの構成を示す。
本発明の第1実施形態に係る帳票作成システムは、ユーザインタフェース部1と、プログラム実行処理部2と、記憶部3とを有する。
ユーザインタフェース部1は、本発明の第1実施形態に係る帳票作成システムを用いるユーザからの各種指示入力を受け付けてプログラム実行処理部2に通知する機能をもつ。ここでは、グラフィックユーザインタフェースにより、帳票のバージョンアップ要求、帳票のカスタマイズ要求、帳票印刷実行要求等の各指示入力を受け付けてプログラム実行処理部2に通知する。
プログラム実行処理部2は、帳票実行機能部10と、帳票編集機能部20と、バージョンアップ機能部30とを実現するソフトウェア処理機能をもつもので、CPUおよびその周辺回路を含む所定のプログラム処理を実行するシステムコンポーネントにより実現される。
帳票実行機能部10は、帳票を実際に作成(印刷)するための処理機能をもつ。この実施形態では、ユーザがカスタマイズした結果のレイアウトやデータをもとにカスタマイズした帳票を作成(印刷)する。この帳票実行機能部10の処理機能については図3に示すフローチャートを参照して後述する。
帳票編集機能部20は、ユーザが帳票をカスタマイズする機能である。パッケージソフトウェアに従って作成された帳票に対してユーザが例えば帳票レイアウト、項目等を変更して、カスタマイズした帳票を作成する際の帳票カスタマイズ処理機能を実現する。この帳票編集機能部20の処理において、カスタマイズした部分の情報が、カスタマイズした差分の情報として特定ファイル(カスタマイズ差分の情報ファイル)に収集(登録)され、このカスタマイズした差分の情報を含む、カスタマイズした帳票全体の情報が別ファイル(カスタマイズ済みの情報ファイル)に登録される。この帳票編集機能部20の処理機能については図2に示すフローチャートを参照して後述する。
バージョンアップ機能部30は、パッケージソフトウェアがバージョンアップされ変更された場合に、パッケージソフトウェアの変更部分をカスタマイズされた帳票に適用するための機能である。この処理では、カスタマイズ済みの情報(カスタマイズされた帳票全体の情報)、およびカスタマイズ差分の情報(パッケージソフトウェアに対して変更された部分のみの情報;カスタマイズ差分の情報)がそれぞれ別ファイルに保存される。このバージョンアップ機能部30の処理機能については図4に示すフローチャートを参照して後述する。
記憶部3は、プログラム実行処理部2の制御の下に、帳票レイアウト情報、データ参照元情報、ソート順、検索条件等の帳票作成に係わる各種情報を記憶する。この実施形態では、上記記憶部3に、カスタマイズ済みの情報ファイル40A(更新後)と、カスタマイズ差分の情報ファイル40B(更新分)と、パッケージソフトウェア情報ファイル40C(更新前)とが記憶される。
カスタマイズ済みの情報ファイル40Aは、ユーザがカスタマイズした帳票に関する、レイアウト、データ参照元、ソート順、および検索条件等の情報(カスタマイズされた帳票全体の情報)を記憶するものである。具体的には、カスタマイズ済みの情報ファイル40Aは、カスタマイズ済み帳票レイアウト情報を記憶するファイルA1と、カスタマイズ済みデータ参照元情報を記憶するファイルA2と、カスタマイズ済みソート順、検索条件等を記憶するファイルA3とを有して構成される。
カスタマイズ差分の情報ファイル40Bは、パッケージソフトウェアの帳票とユーザがカスタマイズした帳票に関する、レイアウト、データ参照元、ソート順、および検索条件の各々差分の情報(パッケージソフトウェアに対して変更された部分のみの情報)を記憶するものである。具体的には、カスタマイズ差分の情報ファイル40Bは、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分の帳票レイアウト情報を記憶するファイルB1と、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のデータ参照元情報を記憶するファイルB2と、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のソート順、検索条件等を記憶するファイルB3とを有して構成される。
パッケージソフトウェア情報ファイル40Cは、パッケージソフトウェアの帳票に関する、レイアウト、データ参照元、ソート順、および検索条件に関する情報を記憶するものである。具体的には、パッケージソフトウェア情報ファイル40Cは、パッケージソフトウェアの帳票レイアウト情報を記憶するファイルC1と、パッケージソフトウェアのデータ参照元情報を記憶するファイルC2と、パッケージソフトウェアのソート順、検索条件等を記憶するファイルC3とを有して構成される。
パッケージソフトウェアのバージョンアップや法制度の改正等に伴う変更があった場合には、このパッケージソフトウェア情報ファイル40Cの情報が更新される。
このパッケージソフトウェア情報ファイル40Cの情報に、カスタマイズ差分の情報ファイル40Bの情報を適用すると、カスタマイズ済みの情報ファイル40Aの情報となる。
なお、上記したレイアウト情報は、出力項目の印字位置などを定義した帳票フォーマットの定義に関する情報である。データ参照元情報は、印刷項目をどのファイルのどのテーブルから出力するかを示す情報である。ソート順、検索条件は、帳票をどの順に出力するか(ソート順;従業員コード順、氏名の50音順など)、項目の設定内容に対する各種の条件などを定義した情報である。
上記した帳票編集機能部20の処理手順を図2に示している。
この処理は、ユーザがパッケージソフトウェアのカスタマイズを行う際(パッケージソフトウェアで提供される帳票に対して一部を変更した帳票を作成する際)に実行されるもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票のカスタマイズ要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。ここでは、ユーザがカスタマイズした帳票に対し、レイアウト→データ参照元→ソート順、検索条件の順に、カスタマイズした情報の抽出処理が行われるものとする。
この処理は、ユーザがパッケージソフトウェアのカスタマイズを行う際(パッケージソフトウェアで提供される帳票に対して一部を変更した帳票を作成する際)に実行されるもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票のカスタマイズ要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。ここでは、ユーザがカスタマイズした帳票に対し、レイアウト→データ参照元→ソート順、検索条件の順に、カスタマイズした情報の抽出処理が行われるものとする。
この処理では、レイアウトのカスタマイズ抽出処理において、カスタマイズされたレイアウト情報を抽出する。このカスタマイズされたレイアウト情報が存在するとき、当該カスタマイズした帳票のレイアウト情報をファイルA1に登録し、このカスタマイズした帳票のレイアウト情報とファイルC1に記憶されたパッケージソフトウェアの帳票レイアウト情報との差分の情報のみを差分の帳票レイアウト情報としてファイルB1に登録する(図2ステップS10,S11,S11a,S11b)。
データ参照元のカスタマイズ抽出処理において、カスタマイズされたデータ参照元情報を抽出する(図12ステップS12)。このカスタマイズされたデータ参照元情報が存在するとき、当該カスタマイズしたデータ参照元情報をファイルA2に登録し、このカスタマイズしたデータ参照元情報とファイルC2に記憶されたパッケージソフトウェアのデータ参照元情報との差分の情報のみを差分のデータ参照元情報としてファイルB2に登録する(図2ステップS13,S13a,S13b)。
ソート順、検索条件のカスタマイズ抽出処理において、カスタマイズされたソート順、検索条件の情報を抽出する(図2ステップS14)。ソート順、検索条件のカスタマイズが存在するとき、当該カスタマイズしたソート順、検索条件の各情報をファイルA3に登録し、このカスタマイズしたソート順、検索条件の情報とファイルC3に記憶されたパッケージソフトウェアのソート順、検索条件の情報との差分の情報をファイルB3に登録する(図2ステップS15,S15a,S15b)。
上記した帳票実行機能部10の処理手順を図3に示している。
この処理は、カスタマイズした帳票を印刷する際にユーザの指示により実行されるもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票印刷実行要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。
この処理は、カスタマイズした帳票を印刷する際にユーザの指示により実行されるもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票印刷実行要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。
この処理では、カスタマイズ済みの情報ファイル40Aの各ファイルA1,A2,A3に作成されたカスタマイズ済み帳票レイアウト情報、カスタマイズ済みデータ参照元情報、カスタマイズ済みソート順、検索条件の各情報をもとに、帳票を作成して出力(印刷)する(図3ステップS21〜S24)。
バージョンアップ機能部30の処理手順を図4に示している。
この処理は、パッケージソフトウェアの機能強化や法制度の改正等に伴い、パッケージソフトウェアの変更が発生した場合に、その変更した内容をカスタマイズした帳票に自動的に反映する際に使用するもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票のバージョンアップ要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。
この処理は、パッケージソフトウェアの機能強化や法制度の改正等に伴い、パッケージソフトウェアの変更が発生した場合に、その変更した内容をカスタマイズした帳票に自動的に反映する際に使用するもので、ユーザインタフェース部1が、ユーザから帳票のバージョンアップ要求を受け付け、その指示入力がプログラム実行処理部2に通知されることによって実行される。
この処理では、カスタマイズ差分の情報ファイル40Bにカスタマイズ差分情報が登録されていることを確認して、カスタマイズ差分情報がある場合、そのカスタマイズ差分情報を変更されたパッケージソフトウェアに反映させ、変更されたパッケージソフトウェアに対応させてカスタマイズした帳票を作成する。
この実施形態では、まずファイルB1に、カスタマイズ差分帳票レイアウト情報が登録されているか否かをチェックする(図4ステップS31)。カスタマイズ差分帳票レイアウト情報が存在する場合、当該カスタマイズ差分帳票レイアウト情報を取得し(図4ステップS321)、ファイルC1からパッケージ帳票レイアウト情報を取得する(図4ステップS322)。そして上記ファイルB1から取得したカスタマイズ差分帳票レイアウト情報を上記ファイルC1から取得したパッケージ帳票レイアウト情報に適用し、新たなカスタマイズ帳票レイアウト情報を生成して、このカスタマイズ帳票レイアウト情報をカスタマイズ済みの情報ファイル40Aに設けられたファイルA1に登録する(図4ステップS323)。この際、新たなカスタマイズに成功した場合(データの整合性がとれている場合)は、上記適用したカスタマイズ情報を実行ログに出力する(図4ステップS324)。また、新たなカスタマイズに失敗した箇所がある場合(データの整合性がとれない場合)は、適用に失敗した箇所のカスタマイズ情報を失敗ログに出力する(図4ステップS325、S326)。上記適用に失敗したカスタマイズ内容は、ユーザが帳票編集機能を使用して、再度カスタマイズを行う。
上記した帳票レイアウト情報についてのカスタマイズ差分適用処理につづいて、データ参照元情報についてのカスタマイズ差分適用処理(図4ステップS33,S34)、ソート順、検索条件についてのカスタマイズ差分適用処理(図4ステップS35,S36)が実行される。この各カスタマイズ差分適用処理の手順は上記した「帳票レイアウト情報」についてのカスタマイズ差分適用処理と同様であるので、ここでは、これら各カスタマイズ差分適用処理についての詳細なフロー並びに説明を省略する。
上記した本発明の第1実施形態に係る帳票作成機能により以下の効果が期待できる。
帳票のバージョンアップ時にカスタマイズを行う必要がなくなるため、法律や制度の改正に伴う変更、あるいはパッケージソフトウェアのバージョンアップによる機能強化に対して、カスタマイズした帳票プログラムでも、追加の作業無しで、使用することが可能になる。
適用したカスタマイズ情報や、適用に失敗したカスタマイズ情報をログに出力することで、バージョンアップによりカスタマイズ内容を変更したい場合にも、容易に現在のカスタマイズ内容を確認することができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態に於いて、上述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上述した第1実施形態に係る帳票作成システムが、バージョンアップ機能部30にて、パッケージソフトウェアがバージョンアップされ変更された場合に、パッケージソフトウェアの変更部分をカスタマイズされた帳票に適用するための機能を実現していたのに対して、この第2実施形態に係る帳票作成システムは、第1実施形態のバージョンアップ機能部30がもつ処理機能を帳票実行機能部が有し、帳票実行機能部が帳票出力時にカスタマイズ処理を行って、カスタマイズされた帳票を出力する機能を実現している。
図5に、本発明の第2実施形態に係るカスタマイズ可能な帳票作成システムの構成を示す。この第2実施形態に係る帳票作成システムは、プログラム実行処理部に、帳票実行機能部10Aと、帳票編集機能部20Aが設けられ、記憶部に、カスタマイズ差分の情報ファイル40Bと、パッケージソフトウェア情報ファイル40Cが設けられる。
帳票実行機能部10Aは帳票を実際に作成(印刷)する機能をもつ。この実施形態では、ユーザがカスタマイズした結果のレイアウトやデータを印刷出力する。
帳票編集機能部20Aは上記第1実施形態における帳票編集機能部20と同様の機能をもつので、ユーザが帳票をカスタマイズする機能を実現する。
カスタマイズ差分の情報ファイル40Bは、パッケージソフトウェアの帳票とユーザがカスタマイズした帳票に関する、レイアウト、データ参照元、ソート順、および検索条件の各々差分の情報(パッケージソフトウェアに対して変更された部分のみの情報)を記憶する。具体的には、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分の帳票レイアウト情報を記憶するファイルB1と、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のデータ参照元情報を記憶するファイルB2と、パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のソート順、検索条件等を記憶するファイルB3とを有して構成される。
パッケージソフトウェア情報ファイル40Cは、パッケージソフトウェアの帳票に関する、レイアウト、データ参照元、ソート順、および検索条件に関する情報を記憶する。具体的には、パッケージソフトウェアの帳票レイアウト情報を記憶するファイルC1と、パッケージソフトウェアのデータ参照元情報を記憶するファイルC2と、パッケージソフトウェアのソート順、検索条件等を記憶するファイルC3とを有して構成される。
帳票編集機能部20Aの処理手順を図6に示す。
この帳票編集機能部20Aは、ユーザがパッケージソフトウェアのカスタマイズを行う際に上記第1実施形態と同様の手段で起動される。この帳票編集機能により、上記第1実施形態と同様に、ユーザが帳票をカスタマイズした結果の情報がカスタマイズ差分の情報ファイル40Bに設けられたパッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分の帳票レイアウト情報を記憶するファイルB1、同差分のデータ参照元情報を記憶するファイルB2、同差分のソート順、検索条件等を記憶するファイルB3に保存される(図6ステップS41〜S46)。
帳票実行機能部10Aは、ユーザがカスタマイズした帳票を印刷する際に起動して図7および図8に示す印刷実行処理を実行する。この印刷実行処理では、修正対象の帳票のカスタマイズ差分情報を参照し(図7ステップS51〜S53、図8ステップS54〜S59)、カスタマイズ差分情報がある場合には、パッケージソフトウェアの帳票のレイアウト情報などに対して、カスタマイズ差分情報を適用し、適用した結果のレイアウト情報などから実際の帳票を作成する(図8ステップS60)。この実施形態に於いても上記第1実施形態と同様に、適用したカスタマイズ情報や、適用に失敗したカスタマイズ情報をログに出力する。
上記した第2実施形態によれば、上述した第1実施例と同等の効果に加え、以下の効果が期待できる。
帳票のバージョンアップ時にカスタマイズの内容を意識する必要がなく、帳票作成(印刷)時に、出力されたログを確認してカスタマイズが正しく適用されているか確認することができる。
1…ユーザインタフェース部、2…プログラム実行処理部、3…記憶部、10,10A…帳票実行機能部、20,20A…帳票編集機能部、30…バージョンアップ機能部、40A…カスタマイズ済みの情報ファイル、40B…カスタマイズ差分の情報ファイル、40C…パッケージソフトウェア情報ファイル、A1…カスタマイズ済み帳票レイアウト情報を記憶するファイル、A2…カスタマイズ済みデータ参照元情報を記憶するファイル、A3…カスタマイズ済みソート順、検索条件等を記憶するファイル、B1…パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分の帳票レイアウト情報を記憶するファイル、B2…パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のデータ参照元情報を記憶するファイル、B3…パッケージソフトウェアに対するカスタマイズの差分のソート順、検索条件等を記憶するファイル、C1…パッケージソフトウェアの帳票レイアウト情報を記憶するファイル、C2…パッケージソフトウェアのデータ参照元情報を記憶するファイル、C3…パッケージソフトウェアのソート順、検索条件等を記憶するファイル。
Claims (8)
- 帳票作成のためのパッケージソフトウェアを用いた帳票作成システムにおいて、
出力帳票に対するカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアに対する差分の情報として保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されたカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、変更後のパッケージソフトウェアに反映させる更新処理手段と、
前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、前記カスタマイズ情報による変更が反映されたカスタマイズ済みの帳票を出力する出力手段とを具備したことを特徴とする帳票作成システム。 - 前記保持手段に保持される前記カスタマイズ情報には、帳票レイアウト情報、データ参照元情報、ソート順、検索条件の少なくともいずれかが含まれる請求項1記載の帳票作成システム。
- 前記更新処理手段は、前記保持手段に保持されたカスタマイズ情報を用いてカスタマイズした帳票レイアウト情報を生成する手段を具備する請求項2記載の帳票作成システム。
- 前記更新処理手段は、前記保持手段に保持されたカスタマイズ情報を用いてカスタマイズした帳票のデータ参照元情報を生成する手段を具備する請求項2または3記載の帳票作成システム。
- 前記更新処理手段は、前記保持手段に保持されたカスタマイズ情報を用いてカスタマイズした帳票のソート順を生成する手段を具備する請求項2乃至4のいずれか1項に記載の帳票作成システム。
- 前記更新処理手段は、前記生成した情報を前記保持手段に保持した情報に反映させる請求項3乃至5のいずれか1項に記載の帳票作成システム。
- 前記カスタマイズによる変更を反映する際に、実行ログ若しくは失敗ログを出力することを特徴とする請求項1記載の帳票作成システム。
- 帳票作成のためのパッケージソフトウェアを用いた帳票作成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
出力帳票に対するカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアに対する差分の情報として保持する機能と、
前記保持されたカスタマイズ情報を前記パッケージソフトウェアの変更に伴い、変更後のパッケージソフトウェアに反映させ、カスタマイズ済みの帳票を出力可能にする機能と
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005317736A patent/JP2007122670A/ja active Pending
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