JP2007120235A - 防水シート、並びにそれを用いた防水構造体及び防水施工法 - Google Patents

防水シート、並びにそれを用いた防水構造体及び防水施工法 Download PDF

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【課題】防水処理を短期で安価に行うことを可能にする防水シートを提供する。
【解決手段】防水シート1は、スパンボンド不織布からなる基材3と、基材3の裏面全体に形成され、SBS改質アスファルトからなるアスファルト層2と、基材3の表面全体にポリエチレン系ホットメルト接着剤4を介して形成された、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムである防水フィルム5とを備える。また、アスファルト層2の裏面全体に、スパンボンド不織布からなるタッキング防止材7が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の屋上、ベランダ等のコンクリート下地面の防水処理に好適な防水シート、並びにそれを用いた防水構造体及び防水施工法に関する。
従来、建物の屋上等のコンクリート下地面の防水処理は、以下のようにして行われている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、図5に示すように、まず、コンクリート下地面20に複数枚の長方形状の改質アスファルト等からなる防水シート21を互いに突き合わせた状態で並べて敷設した後、防水シート21の突き合わせ部分に、防水シート接合用テープを用いて密閉処理を施す。次いで、コンクリート下地面20に敷設した複数枚の防水シート21の全面にウレタン塗膜材等の塗膜防水材22を塗布し、最後に、トップコートで仕上げを行う(複合防水施工法)。
この場合、防水シート21とパラペット(立ち上がり部)23との接触面からの水漏れを防止するため、ウレタン塗膜材等の塗膜防水材22は、パラペット23のコンクリート下地面20側の壁面にわたっても塗布されている。また、パラペット23の上部には、コンクリート下地面20側に略水平方向に突出して形成された突出部(顎部)23aが設けられ、当該突出部(顎部)23aの下面には水切り目地23bが形成されている。パラペット23のコンクリート下地面20側の壁面と塗膜防水材22との防水端末部(パラペット23のコンクリート下地面20側の壁面上の、塗膜防水材22の上端部)の上を雨水が流れると、防水端末が剥離して雨水が浸入し易くなるが、上記のような水切り目地23bを形成することにより、この防水端末からの雨水の浸入を防止することができる。
特開平9−310451号公報
しかし、上記のような防水施工法では、施工現場で、コンクリート下地面に敷設した複数枚の防水シートの全面に塗膜防水材を別途塗布するようにされているため、当該塗膜防水材の乾燥待ちに時間を要し、工期の短縮化を図ることができないという問題点がある。また、このように、施工現場で防水シートの全面に塗膜防水材を別途塗布する方法では、塗膜防水材を必要以上に塗布してしまうことにもなり、材料コストの低減を図ることができないという問題点もある。さらに、パラペットの上部に、雨水の浸入を防止するための水切り目地を備えた突出部(顎部)を形成する必要があり、これによっても工期の長期化と高コスト化を招いてしまうという問題点がある。また、経年劣化によってパラペットの天端にクラック(亀裂)が発生し、これが水漏れにつながるという問題点もある。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、防水処理を短期で安価に行うことを可能にする防水シートを提供することを目的とする。また、本発明は、建物の水漏れを完全に防止することのできる安価な防水構造体及び防水施工法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る防水シートの構成は、基材と、前記基材の裏面側に形成されたアスファルト層と、前記基材の表面側に形成された防水フィルムとを備えたことを特徴とする。
この防水シートの構成によれば、防水フィルムに、従来の複合防水における塗膜防水材の機能を持たせることができるので、これを用いて防水処理を行う場合に、施工現場で防水シートの全面に塗膜防水材を別途塗布する必要がない。その結果、この防水シートを用いることにより、防水処理の工期の短縮化を図ることができると共に、材料コストの低減を図ることができる。
前記本発明の防水シートの構成においては、前記基材が不織布及び/又はメッシュ織物からなるのが好ましい。
また、前記本発明の防水シートの構成においては、前記アスファルト層が改質アスファルトからなるのが好ましい。改質剤としては、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレン)やSBR(スチレン・ブタジエンゴム)等を用いることができる。
また、前記本発明の防水シートの構成において、前記防水フィルムは、前記アスファルト層を遮断し、かつ、防水処理の仕上げに用いられるトップコートとの接着性に優れたフィルムであるのが好ましく、特に、PETフィルム、ウレタンフィルム及びフッ素フィルムからなる群から選ばれる1つであるのが好ましい。
また、前記本発明の防水シートの構成においては、前記アスファルト層の、前記防水フィルムが形成された側の面と反対側の面に、タッキング防止材をさらに備えているのが好ましい。この好ましい例によれば、防水シートをロール状に巻いて保管する場合に、アスファルト層のべたつきを防止することができる。また、この場合には、前記タッキング防止材が不織布からなるのが好ましい。
また、前記本発明の防水シートの構成においては、前記アスファルト層が長方形状に形成され、前記アスファルト層の、前記防水フィルムが形成された側の面と反対側の面の一方の長辺部分に、タッキング層が形成されているのが好ましい。この好ましい例によれば、この防水シートを、防水処理を施したいコンクリート下地面に、対向する長辺を重ね合わせた状態で並べて敷設する場合に、仮止めしておくことが可能となる。
本発明に係る防水構造体の構成は、周縁に立ち上がり部を備えたコンクリート下地面の防水構造体であって、前記コンクリート下地面に互いに突き合わせた状態で並べて接着され、かつ、突き合わせ部分が密閉された請求項1〜6のいずれかに記載の複数枚の防水シートと、前記コンクリート下地面の周縁の前記防水シートの上面から前記立ち上がり部の前記コンクリート下地面側の壁面及び天端にかけて塗布形成された塗膜防水材とを備えたことを特徴とする。
ここで、「複数枚の防水シートを互いに突き合わせた状態」には、対向する辺を重ね合わせた状態と、対向する辺を当接させた状態との、2通りの状態が含まれる。
この防水構造体の構成によれば、前記本発明の防水シートが用いられているので、上記したように、防水処理の工期の短縮化を図ることができると共に、材料コストの低減を図ることができる。また、立ち上がり部のコンクリート下地面側の壁面及び天端に塗膜防水材が塗布形成されているので、経年劣化によって前記立ち上がり部の天端にクラック(亀裂)が発生しても、水漏れを防止することができる。また、前記コンクリート下地面の周縁の防水シートの上面から前記立ち上がり部の前記コンクリート下地面側の壁面及び天端にかけて、前記塗膜防水材が塗布形成されており、前記塗膜防水材とコンクリート(コンクリート下地面及び立ち上がり部)との界面、及び、前記塗膜防水材と前記防水シートとの界面は、間隙がゼロに近く水密性が高いため、従来のように、前記立ち上がり部の上部に、雨水の浸入を防止するための水切り目地を備えた突出部(顎部)を形成する必要がない。従って、この防水構造体の構成によれば、防水処理の工期の短縮化を図りつつ、建物の水漏れを完全に防止することのできる安価な防水構造体を提供することができる。
前記本発明の防水構造体の構成においては、前記塗膜防水材がウレタン塗膜材であるのが好ましい。この場合、前記本発明の防水シートの防水フィルムとしてウレタンフィルムを用いれば、塗膜防水材と防水シートとの界面の水密性をより高めることができる。
本発明に係る防水施工法は、周縁に立ち上がり部を備えたコンクリート下地面の防水施工法であって、前記コンクリート下地面に、請求項1〜6のいずれかに記載の複数枚の防水シートを互いに突き合わせた状態で並べて接着し、かつ、突き合わせ部分に密閉処理を施す工程と、前記コンクリート下地面の周縁の前記防水シートの上面から前記立ち上がり部の前記コンクリート下地面側の壁面及び天端にかけて塗膜防水材を塗布する工程とを備えたことを特徴とする。
前記本発明の防水施工法においては、前記塗膜防水材がウレタン塗膜材であるのが好ましい。
本発明によれば、防水処理を短期で安価に行うことを可能にする防水シートを提供することができる。また、本発明によれば、建物の水漏れを完全に防止することのできる安価な防水施工法及び防水構造体を提供することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
図1は本発明の一実施の形態における防水シートを示す拡大断面図である。
図1に示すように、本実施の形態における防水シート1は、目付60g/m2 のスパンボンド不織布からなる基材3と、基材3の裏面全体に形成され、改質剤SBS(スチレン・ブタジエン・スチレン)によって改質された改質アスファルトからなる厚さ約1.5mmのアスファルト層2と、基材3の表面全体にポリエチレン系ホットメルト接着剤4を介して形成された、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムである膜厚12μmの防水フィルム5とを備えている。
ここで、アスファルト層2の、防水フィルム5が形成された面と反対側の面(裏面)全体には、防水シート1を後述するコンクリート下地面に敷設したときに、当該防水シート1とコンクリート下地面との間に通気をなすための通気溝6が形成されている。この通気溝6は、網目状に形成されており、防水シート1をコンクリート下地面に接着する接着剤層の水や溶剤の蒸気をこの通気溝6を通して外部に排出することができる(脱気工法)。そして、これにより、このような蒸気に起因する防水シート1の膨れや剥離を防止することができる。
また、アスファルト層2の裏面の長辺部分を除くほぼ全体には、目付15g/m2 のスパンボンド不織布からなるタッキング(tacking:べたつき)防止材7が設けられている。そして、これにより、防水シート1をロール状に巻いて保管する場合に、アスファルト層2のべたつきを防止することができる。また、アスファルト層2の裏面の一方の長辺部分には、タッキング防止材7は設けられておらず、その代わりに、タッキング層(図示せず)が形成されている。このタッキング層は、アスファルト層2の改質剤SBSにおけるブタジエンの量を増やすことにより、あるいは改質剤SBSの添加量を増やすことにより、容易に形成することができる。また、この場合、防水シート1をロール状に巻いて保管する場合のべたつきを防止するために、タッキング層には離型紙が貼られている。尚、防水シート1の幅が1.0mの場合、このタッキング層の幅は5cmである。
下記(表1)に、上記のように構成された防水シート1の物性値を示す。尚、この物性値は、防水シート1の形状が長さ15m、幅1.0m、厚み約1.8mmの長方形状である場合のものである。
[表1]
目付 : 1253.5g/m2
引張強度 : 116.1N/cm(長さ方向)、70.5N/cm(幅方向)
引張伸度 : 48.4%(長さ方向)、50.2(幅方向)
引裂強度 : 31.1N(長さ方向)、57.8N(幅方向)
寸法安定性 : −0.21%(長さ方向)、−0.02%(幅方向)
本実施の形態の防水シート1によれば、防水フィルム5に、従来の複合防水における塗膜防水材の機能を持たせることができるので、これを用いて防水処理を行う場合に、施工現場で防水シート1の全面に塗膜防水材を別途塗布する必要がない。その結果、本実施の形態の防水シート1を用いることにより、防水処理の工期の短縮化を図ることができると共に、材料コストの低減を図ることができる。すなわち、本実施の形態の防水シート1を用いれば、防水処理を短期で安価に行うことが可能となる。
尚、改質アスファルトの改質剤としては、SBSの他に、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)等を用いることもできる。また、アスファルト層2の材料は、必ずしも改質アスファルトに限定されるものではなく、例えば、アスファルト自体であってもよい。
また、防水フィルム5は、アスファルト層2を遮断し、かつ、防水処理の仕上げに用いられるトップコートとの接着性に優れたフィルムであるのが望ましく、防水フィルム5としては、PETフィルムの他に、例えば、ウレタンフィルムやフッ素フィルム等を用いることができる。
また、基材3が不織布からなる場合を例に挙げて説明しているが、基材3の材料としては、メッシュ織物、不織布とメッシュ織物との混合物等を用いることもできる。
また、基材3、アスファルト層2及び防水フィルム5以外の構成は、適宜変更してもよい。
次に、図2〜図4を参照しながら、本実施の形態の防水構造体について説明する。図2は上記防水シート1を用いた場合の、建物の屋上の防水構造を示す平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
図2〜図4に示すように、建物の屋上のコンクリートからなる下地面(以下「コンクリート下地面」という)8には、その周縁にパラペット(立ち上がり部)9が設けられている。コンクリート下地面8及びパラペット9には、必要に応じてウレタンプライマーが塗布され、コンクリート下地面8には、複数の長方形状の防水シート1が互いに突き合わせた状態で並べて敷設されている。ここで、隣接する防水シート1の対向する長辺同士は、重ね合わされており、隣接する防水シート1の対向する短辺同士は、当接した状態となっている。また、防水シート1は、接着剤層11を介してコンクリート下地面8に接着されており、コンクリート下地面8の周縁において、防水シート1は、パラペット9から50mm程度離間して敷設されている。
隣接する防水シート1の突き合わせ部分は、ガラス繊維からなる防水シート接合用テープ12を用いて密閉されている。
コンクリート下地面8の周縁の防水シート1の上面からパラペット9のコンクリート下地面8側の壁面及び天端にかけて、ウレタン塗膜材である塗膜防水材13が塗布形成され、防水シート1及び塗膜防水材13の表面は、トップコート10によって仕上げが行われている。ここで、塗膜防水材13は、図示しない不織布マットあるいはガラスメッシュ等を補強材として塗布形成されている。
本実施の形態の防水構造体によれば、防水シート1が用いられているので、上記したように、防水処理の工期の短縮化を図ることができると共に、材料コストの低減を図ることができる。また、パラペット9のコンクリート下地面8側の壁面及び天端にウレタン塗膜材である塗膜防水材13が塗布形成されているので、経年劣化によってパラペット9の天端にクラック(亀裂)が発生しても、水漏れを防止することができる。また、コンクリート下地面8の周縁の防水シート1の上面からパラペット9のコンクリート下地面8側の壁面及び天端にかけて、ウレタン塗膜材である塗膜防水材13が塗布形成されており、塗膜防水材13とコンクリート(コンクリート下地面8及びパラペット9)との界面、及び、塗膜防水材13と防水シート1との界面は、間隙がゼロに近く水密性が高いため、従来のように、パラペット9の上部に、雨水の浸入を防止するための水切り目地を備えた突出部(顎部)を形成する必要がない。従って、本実施の形態の防水構造体によれば、防水処理の工期の短縮化を図りつつ、建物の水漏れを完全に防止することのできる安価な防水構造体を提供することができる。
尚、塗膜防水材13は、必ずしもウレタン塗膜材に限定されるものではなく、例えば、JIS A 6022に表示されている材料を用いることができる。
次に、図2〜図4を参照しながら、本実施の形態の防水施工法について説明する。
まず、コンクリート下地面8及びパラペット9を清掃した後、コンクリート下地面8に接着剤をローラによって塗布し、これを約15℃で約30分間、養生乾燥させて接着剤層11を形成する。ここで、接着剤としては、ダイアボンドDS255(ノガワケミカル(株)製)が用いられ、塗布量は約0.2kg/m2 である。尚、本実施の形態の防水施工法は密着工法であるため、平坦なコンクリート下地面8及びパラペット9を必要とする。従って、必要に応じて、清掃されたコンクリート下地面8及びパラペット9には、接着剤を塗布する前に、ウレタンプライマーが均一に塗布される。ここで、ウレタンプライマーとしては、ミリオネートCB−30(保土谷建材工業(株)製)が用いられ、塗布量は約0.2kg/m2 である。
次に、幅1.0mの長方形状の防水シート1を、接着剤層11上に被着する。次いで、別の防水シート1を、先に被着した防水シート1と互いに対向する辺を突き合わせた状態で並べて被着し、以下、パラペット9から50mm程度離間した状態でコンクリート下地面8のほぼ全面を覆うように複数の防水シート1を敷設する。続いて、転圧ローラをかけることによって防水シート1をコンクリート下地面8側に均一に押圧する。
次に、隣接する防水シート1の突き合わせ部分に、防水シート接合用テープ12を用いて密閉処理を施す。この場合、防水シート1の長辺側の突き合わせ部分は、図4に示すように、対向する辺が重なった状態となっており(すなわち、タッキング層によって仮止めされており)、この突き合わせ部分においては、重なった部分がトーチバーナによって加熱・圧着された後、その上から幅50mmの防水シート接合用テープ12がトーチバーナによって加熱・圧着される。この場合、トーチバーナによる加熱時に、タッキング層(アスファルト層2の改質剤SBSにおけるブタジエンの量を増やしたもの、あるいは改質剤SBSの添加量を増やしたもの)と防水フィルム5とが融合し、これにより優れた防水効果が得られる。一方、防水シート1の短辺側の突き合わせ部分は、図3に示すように、対向する辺が当接した状態となっており、この突き合わせ部分においては、その部分に柔軟で伸びやすく、しかも破断しやすい発泡ポリエチレンからなる幅20mmの緩衝テープ14が貼着された後、その上から幅100mmの防水シート接合用テープ12がトーチバーナによって加熱・圧着される。
次に、コンクリート下地面8の周縁の防水シート1の上面からパラペット9のコンクリート下地面8側の壁面及び天端にかけて、ウレタン塗膜材である塗膜防水材13を、ガラスメッシュを補強材として塗布する。ここで、塗膜防水材13の塗布量は約2.0kg/m2 である。
最後に、防水シート接合用テープ12を含む防水シート1及び塗膜防水材13の全面を、トップコート10によって仕上げる。
以上により、建物の屋上の防水構造体が得られる。
尚、本実施の形態においては、建物の屋上の防水構造を例に挙げて説明したが、本発明は、建物の屋上の防水構造だけでなく、例えば、ベランダ等の防水構造に適用することもできる。
本発明の防水シートによれば、これを用いて防水処理を行う場合に、施工現場で防水シートの全面に塗膜防水材を別途塗布する必要がない。従って、本発明の防水シートは、工期の短縮化と材料コストの低減が望まれる防水処理に有用である。
本発明の一実施の形態における防水シートを示す拡大断面図 本発明の一実施の形態における建物の屋上の防水構造を示す平面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 従来技術における建物の屋上の防水構造を示す断面図
符号の説明
1 防水シート
2 アスファルトシート
3 補強材
4 ホットメルト接着剤
5 防水フィルム
6 通気溝
7 接着防止材
8 コンクリート下地面
9 パラペット
10 トップコート
11 接着剤層
12 防水シート接合用テープ
13 塗膜防水材
14 緩衝テープ

Claims (11)

  1. 基材と、前記基材の裏面側に形成されたアスファルト層と、前記基材の表面側に形成された防水フィルムとを備えた防水シート。
  2. 前記基材が不織布及び/又はメッシュ織物からなる請求項1に記載の防水シート。
  3. 前記アスファルト層が改質アスファルトからなる請求項1に記載の防水シート。
  4. 前記防水フィルムが、PETフィルム、ウレタンフィルム及びフッ素フィルムからなる群から選ばれる1つである請求項1に記載の防水シート。
  5. 前記アスファルト層の、前記防水フィルムが形成された側の面と反対側の面に、タッキング防止材をさらに備えた請求項1に記載の防水シート。
  6. 前記タッキング防止材が不織布からなる請求項5に記載の防水シート。
  7. 前記アスファルト層が長方形状に形成され、前記アスファルト層の、前記防水フィルムが形成された側の面と反対側の面の一方の長辺部分に、タッキング層が形成された請求項1に記載の防水シート。
  8. 周縁に立ち上がり部を備えたコンクリート下地面の防水構造体であって、
    前記コンクリート下地面に互いに突き合わせた状態で並べて接着され、かつ、突き合わせ部分が密閉された請求項1〜6のいずれかに記載の複数枚の防水シートと、前記コンクリート下地面の周縁の前記防水シートの上面から前記立ち上がり部の前記コンクリート下地面側の壁面及び天端にかけて塗布形成された塗膜防水材とを備えたことを特徴とする防水構造体。
  9. 前記塗膜防水材がウレタン塗膜材である請求項8に記載の防水構造体。
  10. 周縁に立ち上がり部を備えたコンクリート下地面の防水施工法であって、
    前記コンクリート下地面に、請求項1〜6のいずれかに記載の複数枚の防水シートを互いに突き合わせた状態で並べて接着し、かつ、突き合わせ部分に密閉処理を施す工程と、
    前記コンクリート下地面の周縁の前記防水シートの上面から前記立ち上がり部の前記コンクリート下地面側の壁面及び天端にかけて塗膜防水材を塗布する工程とを備えたことを特徴とする防水施工法。
  11. 前記塗膜防水材がウレタン塗膜材である請求項10に記載の防水施工法。

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