JP2007118962A - トレイ包装体のフイルム密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トレイのフランジに対するカバーフイルムの溶着度を高める。
【解決手段】シール台35がトレイ10を支えてシーラ40に向けて上動する過程で、コイルスプリング48の反力でフイルム押さえ49はトレイの周囲でフイルム12をシール台35に押さえつけるので、トレイ10より盛り上がる被包装物11は、前記の延伸性フイルム12を引き伸ばしながらシーラ40とシール台35とで挟圧し、前記トレイのフランジ13に前記フイルム12を溶着することができ、同時に振動殴打機器60の殴打を同溶着部に相乗させるので、前記シーラ40のフイルム12への挟圧衝撃は強まり溶着効果は高まる。
【選択図】図1
【解決手段】シール台35がトレイ10を支えてシーラ40に向けて上動する過程で、コイルスプリング48の反力でフイルム押さえ49はトレイの周囲でフイルム12をシール台35に押さえつけるので、トレイ10より盛り上がる被包装物11は、前記の延伸性フイルム12を引き伸ばしながらシーラ40とシール台35とで挟圧し、前記トレイのフランジ13に前記フイルム12を溶着することができ、同時に振動殴打機器60の殴打を同溶着部に相乗させるので、前記シーラ40のフイルム12への挟圧衝撃は強まり溶着効果は高まる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被包装物を収容したトレイの開口部に、カバーフイルムを高密度でシールする装置に関する。
トレイに盛り上がるように収容した被包装物を密封する場合、一般には、下記の特許文献1に示すように、前記トレイ及び被包装物の周り全体を袋で覆いねその開口部をシールする方法が用いられていたが、フイルムの消費量が多いという問題指摘があり、そこで下記特許文献2に示す装置でもって、図6のごとく、トレイ10に盛り上がるように収容した被包装物11に、延伸性フイルム12を引き伸ばして被せると共に、前記トレイのフランジ13の上面に、前記フイルム12を枠型のシーラで押し付け加熱しかつ溶着し、さらに前記フランジ13の周りで前記フイルム12をカットするようにしている。しかし前記のフイルムは延伸性に優れる反面、収縮力も強いので、例えばブロイラーのような動物性油脂をもつ被包装物11を包装する場合、前記動物性油脂が前記フランジ13の上面に付着すると、この油脂によって溶着効果が低下して前記フイルムの剥離現象が生ずるという欠陥ががある。
なお、フイルムの溶着度を上げる一般的な手段としては、前記枠型シーラの溶着面を刃物型に適度に尖らし、前記シーラによるフイルムの挟圧力を強めることにより改善は図れるが、収縮弾力の大きいフイルムでは、その収縮力によって溶着部分が裂断するという問題を発生する。
トレイの周縁フランジ全域を下から支えて支持する枠型シール台と、前記枠型シール台と同輪郭の同シール台上部の枠型シーラとを備え、前記枠型シーラとその上域の支え板との間に圧縮ばねを介設すると共に、前記シール台と前記シーラとの相対接近の過程で、前記トレイから盛り上がる被包装物の突き上げでもって延伸性フイルムを引き伸ばしながら、同フイルムを、前記シール台と前記シーラとにより前記フランジの上面に挟圧して溶着する装置であって、前記シーラに、1分間当たり4〜10回の殴打力を上下方向に作用させる振動殴打機器を設置すると共に、前記圧縮ばねの反力と、振動殴打機器による殴打力とを、前記フイルムを介して前記フランジに作用させるごとく構成したものであって、トレイとフイルムとを枠型シール台と枠型シーラとで単に挟圧して溶着するのではなく、前記殴打力の付与で、トレイとフイルムとの間の汚れを弾き跳ばし、フイルムの収縮に耐えるべき溶着の強度を向上させることが可能になるのである。
装置全体を示す図2において被包装物11を収容するトレイ10は、エンドレスチェン15に等間隔に設置したタッチバー16の矢印方向への移動でもって水平軌道17の上面に沿って運搬され、一方延伸性の帯状カバーフイルム12は、リール18の巻き取り作用により、前記各トレイ10と同方向に移動する。
また、前記チェン16及びカバーフイルム12を跨ぐように配置した全体フレーム20は、4本柱21と、その上下のステー22、23とを組み合わせた枠型であり、モータ25の動力でもって正逆転するねじ棒26の操作でもって、前記トレイ10の搬送ピッチに合わせて往復動作を繰り構成である。
前記4本の柱21の間に水平に架設した、中間板27から立設する脚材28の上端に固定するデッキプレート29は、すでに説明した水平軌道17と高さにおいでは同一である。(つまり図3に拡大するごとく、水平軌道17と、前記デッキプレート29との上面は面一であり、タツチバー16に押される前記トレイ10は、前記水平軌道17からデッキプレート29に容易に移乗し、かつ同デッキプレート29からスムーズに搬出が可能である)。
図2において全体フレーム20の下部に固定したモータ30と、1組の歯車31を介して連係するクランク32は、前記デッキプレート29の周囲に配置する枠型シール台35を、全体フレーム20の往復動に合わせて上下動させる。(詳しくは図4のごとく骨組み36の上端に支えられる前記のシール台35は、前記トレイ10の開口縁のフランジ13を下から支えるに適合するようにほぼ四角枠型であり、前記骨組み36と一体に上動37して前記トレイ10を、デッキプレート29より引き離して上方に押し上げるのである)。従って前記シール台35はそれ自体の上下動と、前記全体フレーム20の前後動の影響を受ける結果、ブロックモーション運動を繰り返すことになるのである。
図2において、前記の枠型シール台35の上域には枠型のシーラ40を配置している。このシーラ40配置の詳細は図5のごとく、全体フレームの4本柱21に固定する支え板41に、複数の圧縮バネ42を介して設置する。さらに詳細には図1のごとく、前記シーラ40の上面に立設する複数のガイド棒43を、前記支え板41に固定するスリーブ44の内部にスライド自在に支持すると共に、前記ガイド棒43の下方に固定したリング45の上に、前記の圧縮ばね42を配置すると共に、前記ガイド棒43の上端に固定する座板46を前記スリーブ44の上端に当接して、前記の圧縮ばね42を適度の圧縮状態に維持する構成である。
図2におけるシール台35のブロックモーション運動により、同シール台35と、同上域のシーラ40とは相対接近し、また離れる運動を、一定の時間間隔で繰り返す。この場合の相対接近は、シール台35の一方的な動きのみで行うが、図5において例えば支え板41を4本柱21にスライド自在に支持し、仮想のクランクで上部のシーラ40を上下動させると、シール台35の上下運動とシーラ40の上下運動とで相対接近を図るようにすることができる。
図1においてシール台35がトレイ10を支えて上域のシーラ40に向けて上動する過程で、コイルスプリング48の反力を受けるフイルム押さえ49は図示するごとく、トレイの周囲でフイルム12をシール台35に押さえつけ、さらなるシール台35の上動により、トレイ10より盛り上がる被包装物11は前記の延伸性フイルム12を引き伸ばし、同シール台35はシーラ40との間で前記フイルム12を挟圧して前記トレイのフランジ13に前記フイルム12を溶着するのである。
この場合、圧縮ばね42の反発力がシーラ40を介してフイルム溶着部に作用し、同時に、座板46の上部に固定した振動殴打機器60が発する上下方向への1秒間当たり4回〜10回の波状殴打力は、前記シール台35を介して前記フイルム12に作用し、トレイのフランジ13の上面に付着する油膜を希薄化するので、前記圧縮ばね42の反力と、前記振動殴打機器60による殴打を相乗させて、前記シーラ40のフイルム12への溶着効果を高めるのである。
振動殴打機器60の内部構造は、一般的なバイブレーションのような殴打振幅の小さいものではなく、先にも記したように1秒間当たり、4回〜10回という比較的振幅の大きいもので、例えばクランクで比較的重量のあるハンマーを上下動して前記条件の殴打力を発生するもので、仮に前記のガイド棒43の長さが、スリーブ44の上端に届かない実施例の場合は、前記の振動殴打機器60を直接シーラ40の上面に固定して同シーラ40に殴打力を発生させることができる。
また前記の振動殴打機器60に替えて、枠型シーラ40の枠内部に水平方向に振動を発生するバイブレータ50を配置し、前記の圧縮ばね42の反力と、前記バイブレータ50の振動とで前記前記フイルム12の、前記トレイフランジ13への溶着効果を高めることもできる。この場合の電磁バイブレータ50による振幅は比較的小さく、シーラ40の水平方向へのミクロ振動によって、トレイフランジ13に付着する油膜を希薄化してフイルムの溶着効果を向上化するのであり、場合によってはこのバイブレータ50と、前記の振動殴打機器60を同時に使用することができる。その後、エンドレスなカット刃50がシール台の溝51に押し込まれて前記フイルム12を、フランジ13に沿ってカットするのである。
なお図5に示すように、シーラ枠40の内部に、フイルム15を被包装物の上面に押し付けるためのウレタンゴム51を設置する場合、このウレタンゴム51を上域の支え板41に支持するスライド棒52が存在することになるが、前記のバイブレータ50は、前記スライド棒52の配置位置を避けて設置する。
10‥‥トレイ
11‥‥被包装物
12‥‥カバーフイルム
13‥‥フランジ
35‥‥枠型シール台
40‥‥シーラ
41‥‥支え板
42‥‥圧縮ばね
43‥‥ガイド棒
46‥‥座板
50… バイブレータ
60‥‥振動殴打機器
11‥‥被包装物
12‥‥カバーフイルム
13‥‥フランジ
35‥‥枠型シール台
40‥‥シーラ
41‥‥支え板
42‥‥圧縮ばね
43‥‥ガイド棒
46‥‥座板
50… バイブレータ
60‥‥振動殴打機器
Claims (3)
- トレイの周縁フランジ全域を下から支えて支持する枠型シール台と、前記枠型シール台と同輪郭の同シール台上部の枠型シーラとを備え、前記
枠型シーラとその上域の支え板との間に圧縮ばねを介設すると共に、前記シール台と前記シーラとの相対接近の過程で、前記トレイから盛り上がる被包装物の突き上げでもって延伸性フイルムを引き伸ばしながら、同フイルムを、前記シール台と前記シーラとにより前記フランジの上面に挟圧して溶着する装置であって、前記シーラに、1分間当たり4〜10回の殴打力を上下方向に作用させる振動殴打機器を設置すると共に、前記圧縮ばねの反力と、振動殴打機器による殴打力とを、前記フイルムを介して前記フランジに作用させる構成の装置。 - トレイの周縁フランジ全域を下から支えて支持する枠型シール台と、前記枠型シール台と同輪郭の同シール台上部の枠型シーラとを備え、前記シーラとその上域の支え板との間に圧縮ばねを介設すると共に、前記シール台と前記シーラとの相対接近の過程で、前記トレイから盛り上がる被包装物の突き上げでもって延伸性フイルムを引き伸ばしながら、同フイルムを、前記シール台と前記シーラとにより前記フランジの上面に挟圧して溶着する装置であって、前記シーラのシール枠に、水平方向に振動運動を発生するバイブレータを設置すると共に、前記圧縮ばねの反力と、前記バイブレータによる振動とを、前記フイルムを介して前記フランジに作用させる構成の装置。
- 圧縮ばねの反力と、振動殴打機器による殴打力及びバイブレータによる振動とを一体的に、前記フイルムを介して前記フランジに作用させる請求項1又は2に記載の装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005310631A JP2007118962A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | トレイ包装体のフイルム密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005310631A JP2007118962A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | トレイ包装体のフイルム密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007118962A true JP2007118962A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38143227
Family Applications (1)
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JP2005310631A Pending JP2007118962A (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | トレイ包装体のフイルム密封装置 |
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JP (1) | JP2007118962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065749A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 紀伊産業株式会社 | 仕分装置 |
-
2005
- 2005-10-26 JP JP2005310631A patent/JP2007118962A/ja active Pending
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