JP2007118061A - 摩擦撹拌接合方法及び装置 - Google Patents

摩擦撹拌接合方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007118061A
JP2007118061A JP2005316707A JP2005316707A JP2007118061A JP 2007118061 A JP2007118061 A JP 2007118061A JP 2005316707 A JP2005316707 A JP 2005316707A JP 2005316707 A JP2005316707 A JP 2005316707A JP 2007118061 A JP2007118061 A JP 2007118061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joining
tool
joined
probe
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005316707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4640548B2 (ja
Inventor
Haruo Sugii
杉井春夫
Yoji Marutani
丸谷洋二
Kenji Azuma
東健司
Masashi Taniguchi
谷口正志
Yuzo Okawa
大川裕蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Prefecture
Osaka Industrial Promotion Organization
Original Assignee
Osaka Prefecture
Osaka Industrial Promotion Organization
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Prefecture, Osaka Industrial Promotion Organization filed Critical Osaka Prefecture
Priority to JP2005316707A priority Critical patent/JP4640548B2/ja
Publication of JP2007118061A publication Critical patent/JP2007118061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4640548B2 publication Critical patent/JP4640548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

【課題】摩擦撹拌接合方法において接合ツールを押し込んだ後、良好な接合が可能な接合加工開始のタイミングを制御する方法と装置を提供する。
【解決手段】一定の加圧力で加圧して、摩擦攪拌接合する方法であって、接合ツールの軸方向の移動速度が検知装置で検知され、前記接合ツールのツール本体のショルダー面が被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知したとき、軸方向の移動を停止し接合加工を開始するように制御することを特徴とする摩擦撹拌接合方法及び装置。
【選択図】 図2

Description

この発明は、アルミニウム部材等の金属被接合部材同士を摩擦撹拌接合する摩擦撹拌接合方法および摩擦撹拌接合装置に関する。
摩擦撹拌接合方法は、アルミニウムやアルミニウム合金、マグネシウムやマグネシウム合金、銅や銅合金、チタニウムやチタニウム合金、鉄又は鋼等の金属被接合部材について、それらの融点以下の温度で固相接合できる方法である。すなわち実質的に前記金属被接合部材よりも硬い材質の接合ツールを回転させながら被接合部材の接合部位に挿入し、被接合部材と相対的に移動させることにより、前記接合ツールと前記被接合部材との間で発生する摩擦熱と塑性流動を利用して接合する方法である。
図8は従来の摩擦撹拌接合方法を説明するための概略図で、被接合部材A、Aがベッド2上に固定されている。被接合部材A、Aの突合せ部が接合部位A1である。接合ツール1はツール本体11のショルダー面12にプローブ13が突設されており、この接合ツール1は回転自在の接合具14のツールホルダー15に着脱自在に取り付けられている。接合具14は制御装置で制御されて回転しながら上下方向に移動し、接合ツール1先端のプローブ13が被接合部材A、Aの接合部位A1上に押圧される。
プローブ13の回転によりプローブ13の下端面と被接合部材A、Aとの間で摩擦熱が発生し、接合部位A1が塑性流動を起こした状態で挿入される。無理なく挿入されるよう接合ツール1の回転数、プローブ13の挿入速度は調整される。
プローブ13が接合部位A1に挿入され、接合ツール1のショルダー面12が接合部位A1の表面に接触すると、ショルダー面12との摩擦により接合部位A1の上面からも加熱されて接合部位A1の近傍部分が可塑化され、被接合部材A、Aの素材が混ざり合うことになる。この状態になったら、プローブ13と被接合部材A、Aとを相対的に移動させる。すなわち、プローブ13が突設された接合ツール1の取り付けられた接合具14を被接合部材A、Aの接合部位A1に沿って移動させるか、接合具14は固定位置で回転され被接合部材A、Aを固定しているベッド2を接合部位A1が接合具14の真下を通過するよう移動させる。これにより接合部位A1に沿って一定幅にわたって被接合部材A、Aが可塑化され、混合されてプローブ13の通過後冷却硬化して、接合される。
尚、プローブ13の軸芯は被接合部材A、Aの接合部位A1の表面に直角でなく、接合具14が移動する場合には移動する方向にプローブ13の下端側が先行するよう(被接合部材A、Aが移動する場合には移動する方向にプローブ13の下端側が後退するよう)2〜4度程度傾斜している。プローブ13が傾斜していると、被接合部材A、Aと相対的に移動させるとき、ショルダー面12が被接合部材A、Aの面上を滑走するように移動し、プローブ13の被接合部材A、A内への挿入位置を安定して一定に保持することができ、均一な接合ができる。
この摩擦撹拌接合方法は、前記接合ツールと被接合部材との摩擦熱による塑性流動現象を利用しているので、アーク溶接や電子ビーム溶接などの従来の溶接法とは異なり、被接合部材を溶かして接合(溶接)するものではないので、熱影響による接合部の歪みが少なく、接合後の割れ等が回避され、また、接合部は素地が撹拌混練されて均一に一体化した状態となり、かつ組成変化を生じないことから、接合部に十分な剛性と強度が付与されるという利点がある。
更に、摩擦撹拌接合方法は、従来の摩擦溶接法のように被接合部材同士を相対的に摺動させ回転させてその摩擦熱により溶融接合する方法とは異なり、被接合部材を接合部位に沿って連続的に被接合部材の融点以下で接合できる方法である。また接合部位は直線のみでなく、曲線や3次元的な曲線であっても接合可能である。
ところで、前記接合ツールのプローブを被接合部材の接合部位に挿入する方法には、プローブの先端位置を制御しながら機械的に挿入する方法と、接合ツール即ちプローブにエアーシリンダーや油圧シリンダーやサーボモータ等による一定の加圧力を加えて挿入する方法とがある。
機械的に挿入する方法では、強制的にプローブを被接合部材内に押し込むので、プローブ先端位置を常時把握でき、プローブの押し込み完了位置を確認できるので、プローブと被接合部材とを相対的に移動させる接合加工を開始するタイミングをしっかりとつかむことができる。
しかし、被接合部材が可塑化した状態でプローブを押し込むことが必要で、プローブの回転数、形状、押し込み速度あるいは接合加工の相対的移動速度等の接合条件を被接合部材の材質や寸法等が変わるとその都度調整する必要がある。
また、接合条件が適切でないとプローブの被接合部材内への押し込み中あるいは接合中にプローブが折れたり、欠けたりする破損が発生することがあり、プローブが破損するとその後の接合加工に欠陥が生じることになる。したがって、常時プローブの破損を看視しておく必要がある。
一方、一定の加圧力を加えて挿入する方法では、被接合部材の材質に応じて経験的に把握されているプローブの回転数と加圧力に設定しておけば、被接合部材の可塑化に応じてプローブが接合部位内に挿入されていくため、プローブの破損は防止される。
しかし、プローブ先端が被接合部材の接合部位のどの位置まで押し込まれているのかが把握されないので、プローブと被接合部材とを相対的に移動させて接合加工を開始するタイミングをつかむことができない。
そこで、プローブの回転数、加圧力、被接合部材の材質、厚さ、温度等の環境条件により経験的に把握されている押し込み時間(プローブ下端面が被接合部材表面に当ってから相対的に移動させて接合加工を開始するまでの時間)を設定してプローブの被接合部材内への押し込み位置を推定し、プローブと被接合部材とを相対的に移動させる接合加工開始のタイミングとすることが行われている。
しかし、プローブの押し込み時間は、加工条件や接合ツールの形状や摩耗状況、被接合部材の温度、加工雰囲気温度等により異なるため前回の接合加工状態を見て加工するごとにタイマーを調整する必要があり、加工効率に劣る。
また、接合ツールのショルダー面が被接合部材の表面に接触するタイミングを目視で確認して接合加工を開始することも行われているが、作業員が加工状態を常時監視している必要があり効率的ではない。
尚、プローブの相対的な移動のタイミングが早いと、被接合部材の裏側で接合されないこととなり欠陥接合となる。また、プローブの相対的移動のタイミングが遅いと、撹拌過多となって接合ツールのショルダー部が接合部位に押し込まれて接合部位に沿って溝が形成されるので、接合強度に劣ると共に外観も劣るものとなる。したがって、摩擦撹拌接合においては、プローブと被接合部材とを相対的に移動させる接合加工の開始のタイミングをしっかり制御することが重要なポイントとなる。
そこで、接合ツールの被接合部材内への押し込み量を距離センサーにより計測して制御する装置が特許文献1に開示されている。すなわち、段落0050には、「・・・図11は回転工具71の突っ込み量制御装置の別の実施例を示すもので、本例では、回転工具71のワークkに対する突っ込み量を、距離センサー86により計測して制御する制御装置80'を配備している。また、距離センサー86に先行させて押えローラ87を装着し、相互に隣接する2つのワークk間の接合部k'が浮き上がらないようにしている。したがって、本実施例では、距離センサー86を回転工具71に取り付けて、回転工具71とワークkの表面との距離を計測し、コントローラ88にてあらかじめ設定した距離と比較器で比較させ、そのずれをCPU89によりACサーボモータ81'を制御する。」と記載されている。
特許第3469194号公報(第6頁、図11)
しかし、特許文献1に記載の摩擦撹拌接合装置においては、距離センサーにより回転工具とワーク表面との距離を計測し、コントローラにてあらかじめ設定した距離と比較器で比較させ、・・・制御する方法であるため、ワーク内に押し込む回転工具の長さを決めておく必要がある。また、回転工具がワーク内のどの位置で停止するかを正確に決定するには消耗するツールをそのたびに計測する必要があるが、接合作業のたびにツールの長さを測定するのは実用上不可能という問題点がある。
本発明は、上記従来の摩擦撹拌接合方法における問題点を改善した摩擦撹拌接合方法および摩擦撹拌接合装置を提案するものであり、被接合部材に押し込まれる接合ツールの軸方向の移動速度に着目し、接合ツールのツール本体のショルダー面が被接合部材の表面に接触したときにツールの軸方向の移動速度が変化することを利用して、その軸方向の移動速度の変化を検知装置で検知して、検知結果に基づきプローブと被接合部材とを相対的に移動させて接合加工を開始するタイミングを得るものである。
請求項1記載の摩擦撹拌接合方法は、ツール本体のショルダー面に突設されたプローブを有する回転自在の接合ツールを回転させ、前記プローブに一定の加圧力を加えて被接合部材の接合部位に挿入させ、前記プローブの挿入状態を保持して前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始し、前記接合部位を前記接合ツールの回転による摩擦熱によって可塑化させ撹拌させて前記被接合部材同士を接合する摩擦撹拌接合方法であって、前記接合ツールの軸方向の移動速度が検知装置で検知され、前記接合ツールのショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知することにより、接合加工を開始するように制御することを特徴とする。
また、請求項2記載の摩擦撹拌接合方法は、前記請求項1記載の摩擦撹拌接合方法において、前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有し、変位速度が実質的に0になったことを検知する速度0検知過程と、速度0検知により、軸方向の移動完了信号を出力し軸方向の移動を終了させる軸方向の移動終了過程と、前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始させる接合加工開始過程とを有していることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の摩擦撹拌接合方法は、前記請求項1記載又は2記載の摩擦撹拌接合方法において、前記接合ツールが軸方向に移動してプローブが前記被接合部材に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の摩擦撹拌接合方法は、前記請求項1〜3のいずれかに記載の摩擦撹拌接合方法において、速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させることを特徴とするものである。
請求項5記載の摩擦撹拌接合装置は、ツール本体のショルダー面に突設されたプローブを有する回転自在の接合ツールを回転させ、前記プローブに一定の加圧力を加えて被接合部材の接合部位に挿入させ、前記プローブの挿入状態を保持して前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始し、前記接合部位をプローブの回転による摩擦熱によって可塑化させ撹拌させて被接合部材を接合する摩擦撹拌接合装置であって、前記接合ツールの軸方向の移動速度を検知する検知装置を備え、この検知装置は接合ツール本体のショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知したとき、前記接合ツールまたは接合部材設置ベッドに接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6記載の摩擦撹拌接合装置は、請求項5記載の摩擦撹拌接合装置において、前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有していることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の摩擦撹拌接合装置は、請求項5又は6記載の摩擦撹拌接合装置において、前記接合ツールが軸方向に移動してプローブが前記被接合部材に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項8記載の摩擦撹拌接合装置は、請求項5〜7のいずれかに記載の摩擦撹拌接合装置において、速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させるタイマーが設けられていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1記載の摩擦撹拌接合方法は、前記接合ツールの軸方向の移動速度が検知装置で検知され、前記接合ツールのツール本体のショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知することにより、接合加工を開始するように制御するので、摩擦撹拌接合において最適なタイミングで安定して接合加工を開始することができ、強度的にも外観的にも理想的な接合を行うことができる。
また、請求項2記載の摩擦撹拌接合方法は、前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有し、変位速度が実質的に0になったことを検知する速度0検知過程と、速度0検知により、軸方向の移動完了信号を出力し軸方向の移動を終了させる軸方向の移動終了過程と、前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始させる接合加工開始過程とを有しているので、接合加工開始のタイミングを正確に行うことができる。
また、請求項3記載の摩擦撹拌接合方法は、前記接合ツールが軸方向に移動してプローブが前記被接合部材の接合部位に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御するものであるから、接合ツールが被接合部材の接合部位に突き当って軸方向の移動速度が急激に減少し、検知装置で軸方向の移動速度が実質的に0を検出することがあってもこのタイミングで接合加工の出力を出すことはなく、必ずショルダー面が被接合部材の表面に突き当ったタイミングで、接合加工の出力信号を出力することができる。
また、請求項4記載の摩擦撹拌接合方法は、速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させるように制御するようになっているので、摩擦撹拌接合において余裕をもった最適なタイミングで安定して接合加工を開始することができ、強度的にも外観的にも理想的な接合を行うことができる。
請求項5記載の摩擦撹拌接合装置は、前記接合ツールの軸方向の移動速度を検知する検知装置を備え、この検知装置は接合ツール本体のショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知したとき、前記接合ツールまたは接合部材設置ベッドに接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられているので、摩擦撹拌接合において最適なタイミングで安定して接合加工を開始することができ、強度的にも外観的にも理想的な接合を行うことができる。
また、請求項6記載の摩擦撹拌接合装置は、前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有しているので、接合加工開始のタイミングを正確に出力することができる。
また、請求項7記載の摩擦撹拌接合装置は、前記接合ツールが軸方向の移動してプローブが前記被接合部材に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられているものであるから、接合ツールが被接合部材の接合部位に突き当って軸方向の移動速度が急激に減少し、検知装置で軸方向の移動速度が実質的に0を検出することがあってもこのタイミングで接合加工の出力を出すことはなく、必ずショルダー面が被接合部材の表面に突き当ったタイミングで、接合加工の出力信号を出力することができる。
また、請求項8記載の摩擦撹拌接合装置は、速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させるタイマーが設けられているので、摩擦撹拌接合において余裕をもった最適なタイミングで安定して接合加工を開始することができ、強度的にも外観的にも理想的な接合を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の摩擦撹拌接合方法の実施形態を説明するための接合ツールの押し込み過程の説明図、図2は本発明の摩擦撹拌接合方法における接合ツールの押し込みタイミングを検出する検出処理の一例を示すフロー図、図3は本発明の摩擦撹拌接合装置の検知装置の一例を示す構成図、図4は本発明の一実施例における接合ツールの時間的変位を示すグラフ、図5は図4に示すグラフの区間−1における接合ツール位置の変化量を拡大して示すグラフ、図6は図4に示すグラフの区間−2における接合ツール位置の変化量を拡大して示すグラフである。
図1で、1は接合ツールで、接合ツール本体11のショルダー面12にプローブ13が突設されており、この接合ツール1は回転自在の接合具14のツールホルダー15に着脱自在に取り付けられている。図1は左半分に接合ツール1下端の被接合部材Aに対する時間的変位を示し、右半分に接合ツール1の軸方向の移動(この場合は下にとめ付けた被接合部材Aに対しツールは下方に移動するため、ツールの軸方向の移動とは下降に相当する)イメージと接合ツール1の接合部材A内への押し込み状態のイメージ並びに検知装置の構成を示している。
接合ツール1は検知装置5で制御され、駆動装置3で回転されながら上下方向に移動し、接合ツール1先端のプローブ13が被接合部材A、Aの接合部位A1に挿入される。
また、検知装置について図1と図3に基いて説明すると、検知装置5は、接合具14に取り付けられた変位計4で接合ツール1またはプローブ13下端位置の変位が計測され、この変位が変位計測部51に入力され、この変位が演算処理装置52により演算処理されて変位速度(下降速度)に変換される。検知装置5では刻々の下降速度が検知され、この下降速度が実質的に0になった時点を検知すると、検知装置5の接合ツール1の下降完了信号出力部53に被接合部材Aの所定位置まで押し込まれたことを出力させるようになっている。下降完了信号が出力されると、接合具14を被接合部材Aの接合部位A1に沿って移動を開始させる、もしくは接合具14はその位置で回転させ、被接合部材Aの接合部位A1がプローブ13を通過するよう被接合部材Aを固定したベッド2を移動させて接合作業を開始する。この検知装置の構成の詳細を図3に示す。
プローブ13を接合部位A1に挿入するには、プローブ13の回転によりプローブ13の下端面と被接合部材A、Aとの間で摩擦熱が発生し、接合部位A1が塑性流動を起こした状態で無理なく挿入するよう接合ツール1の回転数、プローブ13の挿入速度が調整される。
プローブ13が接合部位A1に挿入されて、接合ツール1のショルダー面12が接合部位A1の表面に接触すると、ショルダー面12との摩擦により接合部位A1の上面からも加熱されて接合部位A1の近傍部分が可塑化され、被接合部材A、Aの素材が混ざり合うことになる。この状態になったら被接合部材Aの接合部位A1近傍の材料が塑性流動して接合開始可能状態になっているとして、プローブ13と被接合部材A、Aとを相対的に移動させる。これにより接合部位A1に沿って一定幅にわたって被接合部材A、Aが可塑化され、混合されてプローブ13の通過後冷却硬化して、接合される。
尚、接合ツール1の前進方向側(Advancing−side)と後退方向側(Retreating−side)では接合状態に相異があるため、プローブ13の軸芯が通過する接合部位A1とは、被接合部材同士の接しあう接合線自体ではなく、前進方向側にプローブの半径程度、好ましくはプローブ半径の2分の1程度接合部分から離れた位置であってもよい。
接合部位A1に沿って接合が完了したら、接合具14の移動を停止し、接合具14を上方へ引き上げ、被接合部材A、Aの接合操作が完了する。
次に図2により本発明の摩擦撹拌接合方法における接合ツール1の押し込みタイミングを検出する検出処理の一例を説明する。尚、接合ツール1の下端位置(プローブ13の下端の位置)を示す名称は後述する図4に記載の名称を使用する。図2で1)、2)、・・・、6)は検出処理の順番を示している。
初期状態(図4では上死点L0)から接合装置が起動され、スタートボタンが押されると、1)検知装置5では変位計4からの情報により変位計測部51にて接合ツール1のプローブ13下端位置が、下降確認点L1を通過して下降状態にあるか否かを判断する。プローブ13下端がL1を通過したことが確認されると、接合ツール1が下降を開始していることを工具動作表示部に表示する。
2)次にプローブ13下端が被接合部材Aに突き当ったか否かを接合ツール1の下降速度が急に減速されたか否か(停止判定閾値内か否か)を判断する。下降速度が急に減速してプローブ13下端は被接合部材Aに突き当ったと判断すると、被接合部材Aの表面位置を検知装置5内に記憶する。
3)次にプローブ13下端が被接合部材A内に押し込まれ、プローブ13下端位置が被接合部材Aの底面に接近したかを監視していき、プローブ長さを超えたことが検知されたら、4)次にプローブ13の下降速度が停止判定閾値内か否かを判断する。ツールがある程度押し込まれてから、上記1回目の停止と分離して検知し、停止検知サブルーチンを働かせるためである。
ここで、プローブ13下端位置が被接合部材Aの底面に接近したかを監視するとは、板厚より短いプローブ13より更に0.1〜0.3mm程度薄い板厚を想定し、プローブ13下端位置がこの板厚の底面付近まで押し込まれることを監視することを意味する。
また、停止判定閾値とは、プローブ13の下降速度が実質的に0になったことをいい、例えば、下降速度が0mm/sのレベルを維持するか、または、0mm/sのレベルを中心に上下変動する状態をいう。そして、検知装置5がプローブ13の下降速度が実質的に0になったことを検知したら、接合ツール下降完了信号が下降完了出力部53に出力され、接合具14またはベッド2に接合加工開始の信号を出力し、接合加工が開始される。同時に接合ツール下降完了の表示が工具動作表示部に表示される。
ここで、プローブ13下端位置が被接合部材Aの底面に接近したかを監視していき、接近したことが検知されてから、プローブ13の下降速度が実質的に0になったか否かを判断するのは、接合具14が何らかの原因で下降速度が急激に減速して、プローブ13下端が被接合部材A内の所定の位置まで押し込まれたと誤判断するのを防止するためである。プローブ13の下降速度が実質的に0になったことが検知されたら、接合加工を開始するように制御される。
このようにプローブ13下端が被接合部材A表面に突き当ったこと、被接合部材Aの底面に接近したことおよびプローブ13の下降速度が実質的に0になったことの3つの条件を通過して、はじめて加工開始の状態になったことを検知するようにすると、加工開始のタイミングをより正確に検出することが可能となり、常に良好な接合が可能となる。
被接合部材A、Aの接合部位A1の全長にわたって接合加工が完了すると、検知装置から接合加工完了の信号が出力され、接合具14またはベッド2の移動が停止され、接合具14に上昇の信号が出力され、接合具14は上昇を開始する。
そして、5)プローブ13の下端が被接合部材A表面位置(L2)を検知したら、工具動作表示部に接合ツール上昇開始が表示される。
6)次に接合ツール1の下端位置(プローブ13の下端位置)が上昇確認点(L4)より上方に位置することが検知されたら、工具動作表示部に接合ツール上死点が表示され、プローブ13下端が上死点に到達したことを検知したら接合具14の上昇と回転は停止され、被接合部材A、Aの接合加工は終了する。
接合加工の終了した被接合部材A、Aはベッド2から取り外され、新たな被接合部材A、Aがベッド2にセットされ、検知装置5に新たな接合加工条件が入力されて次の接合加工が開始される。
次に図3により本発明の摩擦撹拌接合装置の検知装置5の構成の一例を説明すると、検知装置5は変位計測部51、演算処理装置52、測定値表示部55、工具動作表示部56、接合ツール下降完了信号出力部53、この出力信号で接合具14を制御するコントローラ54および変位計4で計測されたデータや演算処理装置で処理されたデータ等を送信する測定データ送信部と設定値受信部57ならびにその外部記録部であるPC58等で構成されている。
変位計測部51は変位計4により接合ツール(工具)1の位置を計測する機能を有し、工具動作表示部56は接合ツール1の位置や移動状態を表示するものであり、測定データ送信部57は外部記録器(PCなど)への変位量データの送信機能であり、完了信号出力部53は接合ツール1の被接合部材Aへの挿入(押し込み)完了信号を外部コントローラ54に出力する。
この実施例1においては、(1)接合部材Aとしてアルミニウム材(6061−T6)の板厚3mmの板材を使用し、(2)接合ツール1の回転数1500rpm、加圧力4700Nとし、(3)接合ツールのツール本体径(ショルダー径)12mm、プローブ13の直径4mm、プローブ14の長さ2.8mm、(4)変位計4は緑測器社製、磁気抵抗式非接触ポテンショメータ(LP−30UF)、ストローク28mmを使用し、(5)変位計のデータロガーはキーエンス社製NR−500を使用し、サンプリング精度(A/D変換器)10bit、サンプリング速度80回/秒(12.5ms)、(6)出力は、測定データ送信RS‐232C(9600bps)、HEXcode、80sample/秒、下降(押し込み)完了信号オープンコレクタ出力(50mA)とした。
その結果を図4〜6に示す。
図4は本発明の上記条件での実施例における接合ツールの時間的変位を示すグラフ、図5は図4に示すグラフの区間−1における接合ツール位置の変化量(下降速度)を拡大して示すグラフ、図6は図4に示すグラフの区間−2における接合ツール位置の変化量(下降速度)を拡大して示すグラフである。
図4および図5に示すように、接合ツール1(プローブ13下端)は被接合部材Aに突き当ると急激に下降速度が遅くなり、プローブ13下端は徐々に被接合部材A内に押し込まれて行く。そして図4および図6に示されているように、プローブ13下端の被接合部材A内への押し込み(下降)速度は押し込み(下降)に伴ってその速度は増加して行くことが理解される。
この実施例においては、接合ツール1の下降完了のタイミングは図6における接合ツール下降速度(移動平均値)が0mm/sのラインを前後する位置に設定してあり、図6では経過時間11秒の位置であった。11秒を経過すると接合ツール下降速度の移動平均値が2点連続して実質的に0mm/sになっている。
また、接合ツール1の下降状況を目視で観察した結果では、ショルダー面12が被接合部材Aの表面に接触した瞬間が経過時間10.3秒の位置であり、図6でも経過時間10.3秒の位置で瞬間的に接合ツール下降速度が0mm/sとなっていて、接合ツールの下降速度が実質的に0mm/sとなる実際の制御タイミングは0.7秒の時間遅れがあったが、接合状態は良好であった。
また、目視の結果では、接合ツールの下降速度が実質的に0mm/sとなるのは、ショルダー面12の全面が被接合部材Aの表面に接触する経過時間10.7〜11秒であることが確認された。
また、接合ツールの下降速度が0となるのは、プローブ軸芯の傾斜角度やツール形状によって異なるので、瞬間的に0になる時点ではなく、上記の如く実質的に0となる時点とするのが好ましい。
また、検知装置5における設定で、接合ツール1の下降速度が実質的に0になった時点を経過時間が12秒、13秒、14秒に設定して実施例1と同様の条件で接合加工したところ、12秒および13秒の条件では、11秒の結果とほぼ同一の接合状態であったが、14秒になると接合表面に浅い溝が形成され、溝に両側にバリが生じていた。
上記実施例から、本発明において、前記接合ツールのツール本体のショルダー面が被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの下降速度が実質的に0になった時点を検知したとき、接合加工を開始するように制御するとの条件は、下降速度が実質的に0になった時点を検知した瞬間から3秒以内であればよく、この時間内であれば良好な接合が可能である。
下降開始点からの経過時間(ドウェル)に対応し下記3時点で移動を開始した場合の摩擦撹拌接合サンプルの写真を図7に示す。
(上)ドウェル14秒。接合工具の押し込みが完了した後も同じ場所に留まっており、攪拌過多による沈み込みを観測した。
(中)ドウェル7秒。接合ツールが十分押し込まれておらず、接合不良であった。
(下)ドウェル11秒。接合ツールの押し込みが完了した直後に移動しており接合良好であった。
本発明の摩擦撹拌接合方法の実施形態を説明するための接合ツールの押し込み過程の説明図である。 本発明の摩擦撹拌接合方法における接合ツールの押し込みタイミングを検出する検出処理の一例を示すフロー図である。 本発明の摩擦撹拌接合装置の検知装置の一例を示す構成図である。 本発明の一実施例における接合ツールの時間的変位を示すグラフである。 図4に示すグラフの区間−1における接合ツール位置の変化量を拡大して示すグラフである。 図4に示すグラフの区間−2における接合ツール位置の変化量を拡大して示すグラフである。 実施例1の3つの時点での接合状態を表す図面代用写真である。 従来の摩擦撹拌接合方法を説明するための概略図である。ツールの形状がわかる様、右上にツール先部拡大図が付されている。
符号の説明
1 接合ツール
11 接合ツール本体
12 ショルダー面
13 プローブ
14 接合具
15 ツールホルダー
2 ベッド
3 駆動装置
4 変位計
5 検知装置
51 変位計測部
52 演算処理装置
53 下降完了信号出力部
A 被接合部材
A1 接合部位

Claims (8)

  1. ツール本体のショルダー面に突設されたプローブを有する回転自在の接合ツールを回転させ、前記プローブに一定の加圧力を加えて被接合部材の接合部位に挿入させ、前記プローブの挿入状態を保持して前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始し、前記接合部位を前記接合ツールの回転による摩擦熱によって可塑化させ撹拌させて前記被接合部材同士を接合する摩擦撹拌接合方法であって、前記接合ツールの軸方向の移動速度が検知装置で検知され、前記接合ツールのショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知することにより、接合加工を開始するように制御することを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
  2. 前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有し、変位速度が実質的に0になったことを検知する速度0検知過程と、速度0検知により、軸方向の移動完了信号を出力し軸方向の移動を終了させる軸方向の移動終了過程と、前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始させる接合加工開始過程とを有していることを特徴とする請求項1記載の摩擦撹拌接合方法。
  3. 前記接合ツールが軸方向に移動してプローブが前記被接合部材に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の摩擦撹拌接合方法。
  4. 速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の摩擦撹拌接合方法。
  5. ツール本体のショルダー面に突設されたプローブを有する回転自在の接合ツールを回転させ、前記プローブに一定の加圧力を加えて被接合部材の接合部位に挿入させ、前記プローブの挿入状態を保持して前記プローブが前記被接合部材の接合部位に沿って移動するよう被接合部材と相対的に移動させて接合加工を開始し、前記接合部位を前記接合ツールの回転による摩擦熱によって可塑化させ撹拌させて前記被接合部材同士を接合する摩擦撹拌接合装置であって、前記接合ツールの軸方向の移動速度を検知する検知装置を備え、この検知装置は接合ツール本体のショルダー面が前記被接合部材表面に突き当って前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点を検知したとき、前記接合ツールまたは接合部材設置ベッドに接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられていることを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
  6. 前記検知装置が、前記接合ツールの軸方向の移動変位を測定する変位計測部と、測定した変位からリアルタイムで軸方向の移動速度に変換する演算処理装置と、演算処理装置で変換された変位速度が実質的に0になったことを検知して軸方向の移動完了信号を出力する軸方向の移動完了信号出力部とを有していることを特徴とする請求項5記載の摩擦撹拌接合装置。
  7. 前記接合ツールが軸方向に移動してプローブが前記被接合部材に突き当って軸方向の移動速度が急激に減速されたことを検知し、その時点から前記プローブ長さに相当する軸方向の移動変位を検知装置が検知した後、前記接合ツールの軸方向の移動速度が実質的に0になった時点が検知装置で検知されたとき、接合加工を開始するように制御する制御装置が設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の摩擦撹拌接合装置。
  8. 速度0検知後0〜3秒間経過後接合加工を開始させるタイマーが設けられていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の摩擦撹拌接合装置。
JP2005316707A 2005-10-31 2005-10-31 摩擦撹拌接合方法及び装置 Active JP4640548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316707A JP4640548B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 摩擦撹拌接合方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005316707A JP4640548B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 摩擦撹拌接合方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007118061A true JP2007118061A (ja) 2007-05-17
JP4640548B2 JP4640548B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=38142461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005316707A Active JP4640548B2 (ja) 2005-10-31 2005-10-31 摩擦撹拌接合方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4640548B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214416A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Honda Motor Co Ltd 摩擦撹拌接合の初期荷重制御方法
CN101890572A (zh) * 2010-08-20 2010-11-24 哈尔滨工业大学 一种搅拌针与轴肩逆向旋转的搅拌摩擦焊接方法
CN113245731A (zh) * 2021-01-19 2021-08-13 唐山英莱科技有限公司 基于视觉反馈的离线编程式fanuc焊接机器人的新型编程方法
CN113894404A (zh) * 2021-09-30 2022-01-07 沈阳建筑大学 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法
WO2022080483A1 (ja) * 2020-10-15 2022-04-21 川崎重工業株式会社 摩擦攪拌点接合装置及びその運転方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11331745B2 (en) 2019-02-01 2022-05-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Distance measuring device, friction stir welding apparatus, and friction stir welding method

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136365A (ja) * 2002-09-27 2004-05-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置および摩擦撹拌接合方法
JP2004174508A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置、接合ツールおよび摩擦撹拌接合方法
JP2005219092A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置
JP2005246455A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Sugino Mach Ltd 摩擦撹拌締結装置及び摩擦撹拌締結方法
JP2006334639A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌装置および摩擦撹拌方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136365A (ja) * 2002-09-27 2004-05-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置および摩擦撹拌接合方法
JP2004174508A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置、接合ツールおよび摩擦撹拌接合方法
JP2005219092A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌接合装置
JP2005246455A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Sugino Mach Ltd 摩擦撹拌締結装置及び摩擦撹拌締結方法
JP2006334639A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦撹拌装置および摩擦撹拌方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214416A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Honda Motor Co Ltd 摩擦撹拌接合の初期荷重制御方法
CN101890572A (zh) * 2010-08-20 2010-11-24 哈尔滨工业大学 一种搅拌针与轴肩逆向旋转的搅拌摩擦焊接方法
CN101890572B (zh) * 2010-08-20 2012-07-25 哈尔滨工业大学 一种搅拌针与轴肩逆向旋转的搅拌摩擦焊接方法
WO2022080483A1 (ja) * 2020-10-15 2022-04-21 川崎重工業株式会社 摩擦攪拌点接合装置及びその運転方法
JP7377374B2 (ja) 2020-10-15 2023-11-09 川崎重工業株式会社 摩擦攪拌点接合装置及びその運転方法
CN113245731A (zh) * 2021-01-19 2021-08-13 唐山英莱科技有限公司 基于视觉反馈的离线编程式fanuc焊接机器人的新型编程方法
CN113894404A (zh) * 2021-09-30 2022-01-07 沈阳建筑大学 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法
CN113894404B (zh) * 2021-09-30 2022-11-22 沈阳建筑大学 一种基于摄影测量的搅拌摩擦焊接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4640548B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4640548B2 (ja) 摩擦撹拌接合方法及び装置
CN107848066B (zh) 摩擦搅拌接合装置及摩擦搅拌接合控制方法
US7216793B2 (en) Friction stir welding travel axis load control method and apparatus
JP5391046B2 (ja) 摩擦攪拌接合装置及びその接合方法
US6892924B2 (en) Precessing rivet and method for friction stir riveting
TW201417917A (zh) 基於焊接溫度之磨擦攪拌焊接製程參數的動態調整
CA2462961A1 (en) Method for friction stir welding
JP2004141898A (ja) 摩擦攪拌接合方法および装置
JP2004136365A (ja) 摩擦撹拌接合装置および摩擦撹拌接合方法
US6702535B1 (en) Rivet with sliding cap and extendable stirrer for friction stir riveting
KR20040011488A (ko) 가공제어방법, 가공제어장치, 이 방법을 실행하는 컴퓨터프로그램 및, 이 컴퓨터 프로그램을 저장하는 정보기억매체
JP2003181654A (ja) 摩擦撹拌接合装置
US6883699B2 (en) Rivet with sliding cap for friction stir riveting
JP2010188367A (ja) 摩擦撹拌接合のツール挿入方法
JP2001198683A (ja) 摩擦接合装置及び摩擦接合方法
JP3433584B2 (ja) 摩擦圧接方法
JP2006187778A (ja) 摩擦攪拌接合装置および摩擦攪拌接合方法
JP2004298900A (ja) 摩擦攪拌接合方法とその接合装置およびその摩擦接合体
JP4240935B2 (ja) 摩擦攪拌接合用回転工具の制御方法とその制御装置
JP7190092B2 (ja) 欠陥検知方法および欠陥検知装置
JP2003136255A (ja) 摩擦撹拌接合方法およびその装置
JP2003181656A (ja) 摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法
JP6307005B2 (ja) 摩擦攪拌点接合における接合状態の評価方法、並びに、この評価方法を用いた摩擦攪拌点接合装置
EP1566234B1 (en) Precessing rivet and method for friction stir riveting
KR20140088261A (ko) 마찰교반용접 장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4640548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250