JP2007117610A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出処理を実現する副制御基板の歩留まりを向上するとともに、副制御基板の調整処理の作業時間を短縮して、検査コストを低減した遊技機を提供すること。
【解決手段】統括制御部500内のCPU502が、十字キー8aおよび○ボタン8bの選択・決定指示に基づいて、画像用IC512の内部設定レジスタ5122および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を変更して、画像用IC512から画像用ROM513および画像用RAM514へのアクセスタイミングと、音声用IC522から音声用ROM523および音声用RAM524へのアクセスタイミングを調整する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、CPU等の制御手段により遊技動作が制御されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関するものであり、特に、遊技機の演出処理を実行する副制御基板に関するものである。
パチンコ機やパチスロ機などの遊技機では、その動作を制御するために、演算装置としてのCPU、記憶手段としてのRAMやROMなどの半導体集積回路(デバイス)を配置形成した各種の制御基板を内部に配設している。
主制御基板に搭載されるROM(主ROM)には、たとえば、パチスロ機の場合、入賞役の抽選やその抽選結果に基づくリールの回転制御等の遊技機の主な動作制御を行なうためのプログラムが格納されており、主制御基板に搭載されるCPUが主ROMに格納されるプログラムを実行する。すなわち、主制御基板は、遊技機の遊技判定を含む主制御動作を行なう機能を備えている。
また、近年の遊技機は、液晶表示装置などの表示機能やスピーカで構成される音声出力機器を備え、視覚的、聴覚的に遊技を演出するなど多彩な機能を備えている。副制御基板に搭載されるROM(副ROM)には、遊技判定には直接関わることのない、遊技の演出や遊技の履歴の表示などの動作制御を行なうためのプログラムが格納されており、副制御基板に搭載されるCPUが副ROMに格納されているプログラムを実行する。すなわち、副制御基板は、遊技機の演出効果を高める動作を行なう機能を備えている。
たとえば、特許文献1には、副制御基板に搭載されるROMに各リールの回転表示をしたり、ボーナスゲーム中にスロットマシン遊技の演出を表示するなどの遊技者側に立った情報の表示だけでなく、遊技機管理情報を表示させるプログラムを格納してCPUに実行させることで、遊技者側に立った情報だけでなく、遊技店側に立った情報を表示する機能を備えた遊技機に関する技術が開示されている。
特開2002−191753号公報
上記特許文献1に記載の従来技術の副制御基板には、CPUを主な構成要素とし、画像処理を行う画像用IC、音声処理を行う音声用IC、CPUが実行するプログラムや画像用ICが用いる画像データ、音声用ICが用いる音声データなどを格納する複数のROM、各種処理のワークメモリとして用いられるRAMなどの半導体集積回路が搭載されている。遊技者の興味を引くために、遊技機の視覚的、聴覚的演出機能も高機能なものが望まれているため、副制御基板に搭載される半導体集積回路(CPU、画像用IC、音声用IC、複数のROM、RAMなど)の動作周波数も高くなっている。
半導体集積回路の動作周波数が高くなると、各半導体集積回路を接続する副制御基板の配線パターンによる遅延時間の影響が大きくなり、半導体集積回路間のデータの受け渡し時間が厳しくなり、一方の半導体集積回路がマックス値の規格で動作し、他方の半導体集積回路がミニマム値の規格で動作する場合、データの受け渡しを正常に行なうことができないことがある。
このような問題を改善するために、一般的に、高速クロックで動作するCPUや、VDP(Video Display Processor)、DSP(Digital Signal Processor)などの音や画像等の処理に特化したマイクロプロセッサには、様々なメーカの記憶デバイス(SDRAMやDDR−SDRAM、PCI−Xなど)に対応するために、内部で生成する記憶デバイスへのアクセスタイミングをピコセカンド単位で調整する機能を備えているものが多い。たとえば、外部スイッチやプログラムの初期設定によって設定可能な内部設定レジスタを備え、この内部設定レジスタの値に基づいて記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定するようにして、内部設定レジスタの値を調整することで記憶デバイスへのアクセスタイミングをピコセカンド単位で調整可能にしている。ここで、アクセスタイミングとは、記憶デバイスに対する制御信号(チップセレクト信号、リードライト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号など)の出力タイミング、書込み時データの出力タイミング、および読み出しデータの読み込みタイミングなど、メモリデバイスへのアクセス(データ書込みやデータ読み出し)に必要な信号のタイミングである。
一般的に測定対象となる信号が高速になるとプローブのインピーダンスの影響が大きくなり、信号を正確に測定するのは難しくなる。そのため、記憶デバイスへのアクセスタイミングを調整可能な半導体集積回路を用いた遊技機の副制御基板においては、CPU、画像用IC、音声用ICのそれぞれの内部設定レジスタを調整しながらそれぞれが処理に用いる記憶デバイスへのアクセスタイミングを変化させて複数の副制御基板の動作チェックを行い、一番多くの副制御基板が安定して動作する内部設定レジスタの値を見つけだし、その値を内部設定レジスタの設定値とするようにしている。すなわち、内部設定レジスタの設定値は、すべての副制御基板が動作する値ではなく、任意の数の副制御基板を動作させた時の歩留まりが最もよい値を内部設定レジスタの設定値に決定し、大量生産時には、決定した設定値を固定値として用いるようにしている。
しかしながら、半導体集積回路は規格内で動作すれば良品であり、入出力信号は、ミニマム値に近くなったり、マックス値に近い近くなったりとばらつきが生じる。そのため、大量生産を行なった場合、各半導体集積回路が良品であるにもかかわらず組合せによって動作しない不良品の数が増加し、製造歩留まりが低下する場合があるという問題があった。
また、従来の遊技機では、副制御基板に搭載されるCPU、画像用IC、音声用ICのそれぞれの内部設定レジスタの設定値を決定してしまうと、その後内部設定レジスタの設定値を変更する手段がないため、副制御基板を調整して歩留まりを上げるためには、副制御基板に搭載されている半導体集積回路の組合せを変えるなどの作業を行わなければならず、膨大な作業時間がかかり遊技機の検査コストが高くなるという問題があった。
この発明は、上記課題(問題点)に鑑みてなされたものであり、演出処理を実行する副制御基板の歩留まりを向上するとともに、副制御基板の調整処理の作業時間を短縮して、検査コストを低減した遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、遊戯の主たる制御を行う主制御デバイスを有する主制御基板と、前記主制御デバイスからの演出制御指示に基づき演出制御を行う副制御デバイス、この副制御デバイスからの指示に基づいて画像表示処理を実行する画像処理デバイス、前記副制御デバイスからの指示に基づいて音声処理を実行する音声処理デバイス、前記副制御デバイスが演出制御を行う際に必要なデータを記憶する副制御記憶デバイス、前記画像処理デバイスが画像表示処理を実行する際に必要なデータを記憶する画像処理記憶デバイス、および前記音声処理デバイスが音声処理を実行する際に必要なデータを記憶する音声処理記憶デバイスを有する副制御基板と、を備える遊技機であって、前記副制御デバイスから前記副制御記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値、画像処理デバイスから前記画像処理記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値、および音声処理デバイスから前記音声処理記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値を変更する内部設定調整手段、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内部設定調整手段が、副制御基板の副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスからそれぞれの処理に必要なデータを記憶する記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値を変更するようにしているため、従来のように副制御基板に搭載されている副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスと接続される記憶デバイスの組合せを変えるなどの作業を行なうことなく副制御基板を調整することが可能となり、副制御基板の歩留まりを向上するとともに、副制御基板の調整処理の作業時間を短縮して、検査コストを低減することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記内部設定調整手段は、前記副制御デバイスに搭載されるものであり、内部設定調整手段は、外部入力手段からの指示に基づき前記アクセスタイミングを決定する設定値の変更を行うことを特徴とする。
本発明によれば、内部設定調整手段は、外部入力手段からの指示に基づいて副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスからそれぞれの処理に必要なデータを記憶する記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値を変更するようにしているため、調整者が副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスからそれぞれの処理に必要なデータを記憶する記憶デバイスへのアクセスタイミングの設定値を任意に変更することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記副制御基板は、バックアップ用電源が供給されるバックアップ用記憶手段、を備え、前記副制御デバイスは、主電源が所定の値以下になった場合に、自デバイス、前記画像処理デバイスおよび音声処理デバイスのそれぞれのアクセスタイミングを決定する設定値を含むデータを前記バックアップ用記憶手段に格納するバックアップ手段と、前記バックアップ手段によってバックアップ用記憶手段に格納されたデータを自デバイス、前記画像処理デバイスおよび音声処理デバイスに設定する初期設定手段と、をさらに搭載することを特徴とする。
本発明によれば、主電源が所定の値以下になった場合には、副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスからぞれぞれの処理に必要なデータを記憶する記憶デバイスへのアクセスタイミングの設定値をバックアップし、初期設定時にはバックアップしたぞれぞれのアクセスタイミングの設定値を副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスに設定するようにしているため、副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスに供給される電源が遮断されてぞれぞれのアクセスタイミングの設定値が消去された場合でも、電源が遮断される前のアクセスタイミングの設定値を設定することができる。
また、本発明は、上記発明において、前記外部入力手段は、十字キー、○ボタンおよび×ボタンであることを特徴とする。
本発明によれば、外部入力手段として、遊技者が表示部に表示される情報項目を選択する十字キー、および十字キーによって選択された情報項目を決定する○ボタンを用いるようにしているため、新たな部品を用いることなく副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスのそれぞれの内部クロック周期の設定値を変更することができる。
本発明によれば、内部設定調整手段が、副制御基板の副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスがそれぞれの処理を実行する際に必要なデータを記憶する記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値を変更するようにしているため、従来のように副制御基板に搭載されている副制御デバイス、画像処理デバイス、および音声処理デバイスと接続される各デバイスの組合せを変えるなどの作業を行なうことなく副制御基板を調整することが可能となり、副制御基板の歩留まりを向上するとともに、副制御基板の調整処理の作業時間を短縮して、検査コストを低減した遊技機を得ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる遊技機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によって本発明が限定されるものではない。なお、本発明はパチンコ機にも適用することができるが、ここでは本発明をメダルを遊技媒体として用いるパチスロ機に適用した場合を示すこととする。
まず、図1を用いて本実施例にかかるパチスロ機1の外観構成について説明する。同図に示すように、このパチスロ機1の前面ドア2には、略垂直面をなすパネル表示部2aおよび液晶表示部2bが設けられており、液晶表示部2bにはパチスロ遊技時の各種演出や待機時のデモ表示等が行われる。
前面ドア2の背後には、複数種類の図柄が各々の外周面に描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられており、各リール3L,3C,3Rは、一定の速度で回転する。
パネル表示部2aおよび液晶表示部2bの下方には、略水平面をなす台座部4が設けられている。台座部4の右側には、メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。台座部4の左側には、クレジットされているメダルを賭けるためのBETボタン13が設けられている。また、台座部4の左側には、十字キー8a,○ボタン8b、×ボタン8cが設けられている。十字キー8aは、上下左右方向のスイッチ操作を検出して、液晶表示部2bに表示される情報項目を選択する際に使用され、○ボタン8bは指定項目を決定する際に使用され、×ボタン8cは指定項目をキャンセルする際に使用される。これら十字キー8a、○ボタン8b、×ボタン8cは、遊技中に使用される他に、出荷時あるいはメンテナンス時における後述する内部設定レジスタの設定の際に外部入力手段として用いられる。
台座部4の前面部には、遊技者がゲームで獲得したメダルをクレジットするか、クレジットしたメダルを払い出すかを押下操作で切り換えるC/Pボタン14と、遊技者の操作によりリール3L〜3Rを回転駆動させるスタートレバー6と、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L,7C,7Rとが設けられている。
前面ドア2の上部には、左右対称にスピーカ9L,9Rが設けられており、これらのスピーカ9L,9Rから遊技の演出に関する効果音などを出音する。また、パチスロ機1の下方には、メダルが払い出されるメダル払出口15と、払い出されたメダルを貯留するためのメダル受け部5が設けられている。
図2は、図1に示したパチスロ機1の遊技処理動作を制御する制御装置の構成を示すブロック図である。図2において、制御装置は、パチスロ機1における遊技の主たる制御処理を行なう主制御基板30と、主制御基板30からの演出制御指示に基づいて遊技の演出表示および音声出力の演出処理を行なう副制御基板50と、主制御基板30および副制御基板50に電源を供給する電源基板40とを備えており、主制御基板30と副制御基板50とは、シリアル通信ライン31を介して、副制御基板50に接続されている。
主制御基板30は、図示していないが、主な構成要素としてバス(アドレスバスや、データバス、制御バスなど)によって接続される主制御CPU、主制御ROM、および主制御RAMが搭載されている。主制御ROMには、メダル投入口10からメダルが投入されたこと、スタートレバー6や、BETボタン13、C/Pボタン14、停止ボタン7L、7C、7Rなどが遊技者によって操作されたことを検出した際のパチスロ機1における遊技の主たる制御を行なうプログラムが格納される。
主制御CPUは、メダル投入口10からメダルが投入されたこと、スタートレバー6や、BETボタン13、C/Pボタン14、停止ボタン7L、7C、7Rなどが遊技者によって操作されたことを検出し、主制御ROMに格納されたプログラムにしたがって制御動作を行なうとともに、シリアル通信ライン31を介して、演出制御指示を副制御基板50に出力する。
主制御RAMには、たとえば、遊技の状況に応じて発生する時間データや回数カウンタ値などのテンポラリなデータや操作設定値などが格納される。
図3は、図2に示した副制御基板50の構成の一例を示すブロック図である。図3において、副制御基板50は、主制御基板30からの演出制御指示や、十字キー8a、○ボタン8b、および×ボタン8cが操作されたことによってパチスロ機1の演出処理を統括的に制御する統括制御部500と、統括制御部500からの指示によって画像処理を行う画像処理部510と、統括制御部500からの指示によって音声処理を行う音声処理部520と、電源基板40から供給される電源から統括制御部500、画像処理部510、および音声処理部520の各構成要素に応じた電源を生成して供給する電源生成部530と、電源基板40から供給されるバックアップ電源によって動作し、統括制御部500、画像処理部510、および音声処理部520の各種設定値やデータなどが格納されるバックアップ用RAM540とを備えている。
統括制御部500は、クロックパルス発生回路501と、CPU502と、CPU用RAM503と、制御ROM504と、リセット回路505とを備えている。なお、CPU502が特許請求の範囲でいうところの副制御デバイスであり、CPU用RAM503および制御ROM504が特許請求の範囲でいうところの副制御記憶デバイスである。
リセット回路505は、電源生成部530から供給される電源(副制御基板50の主電源)の電圧を監視し、電圧が所定の値以下になった場合には電源低下警報信号をCPU502に出力する。また、所定の値以下であった電圧が、所定の値より大きくなった場合には、所定の時間CPU502にリセット信号を出力する。所定の値とは、電源生成部530が電源を供給する副制御基板50に搭載される各構成要素が正常に動作可能(CPU502がバックアッププログラムを実行可能)な最低電源電圧の値より大きい値である。
クロックパルス発生回路501は、水晶発振子などで構成され、CPU502に基準クロックパルスを出力する。CPU502の内部クロック生成回路5021は、クロックパルス発生回路501から入力される基準クロックパルスから動作クロックを生成する。CPU502は、内部クロック生成回路5021によって生成された動作クロックによって動作し、制御ROM内の制御プログラムを実行する。CPU用RAM503は、制御ROM内の制御プログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。
内部設定レジスタ5022は、CPU502からCPU用RAM503および制御ROM504へのアクセスタイミングを決定する設定値を格納する。CPU502は、内部設定レジスタ5022の設定値に基づいてCPU用RAM503および制御ROM504へのアクセスタイミングを決定する。具体的には、内部設定レジスタ5022の設定値に基づいて、CPU用RAM503および制御ROM504への制御信号(チップセレクト信号、リードライト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号など)および書き込みデータを出力するタイミングや、読み出しデータの読み込みタイミングを決定する。
制御ROM504は、CPU502が実行するバックアッププログラムや、初期設定プログラム、通常処理プログラム、内部設定調整処理プログラムなどの制御プログラムを格納する。バックアップ処理プログラムは、CPU502が、リセット回路505からの電源低下警報信号を検出した際に実行されるプログラムである。CPU502は、このバックアップ処理プログラムを実行することによって、CPU502の内部設定レジスタ5022、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を含む各種レジスタの初期設定値や、統括制御部500、画像処理部510、および音声処理部520のデータなどをバックアップ用RAM540に格納するバックアップ手段として動作する。
初期設定プログラムは、CPU502がリセット回路505からのリセット信号が解除されたことを検出した際に実行されるプログラムである。CPU502は、この初期設定プログラムを実行することにより、バックアップ用RAM540に格納されているデータを読み出して、CPU502の内部設定レジスタ5022、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を含む各種レジスタの設定値や、統括制御部500、画像処理部510、および音声処理部520のデータなどを設定する初期設定手段として動作する。
通常処理プログラムは、CPU502が主制御基板30からの演出制御指示や、十字キー8a、○ボタン8b、および×ボタン8cが操作されたことを検出した際に実行されるプログラムである。CPU502は、この通常処理プログラムを実行することにより、パチスロ機1の演出処理を統括的に制御する。この通常処理プログラムの実行時には、CPU502は、演出制御指示に基づいて画像処理部510および音声処理部520を動作させて液晶表示部2bに表示する演出の画像データ信号およびスピーカ9L、9Rに出力させる音声データを生成させる動作指示を出力する。また、CPU502は、演出制御指示に基づいてパネル表示部2aのLEDやランプなどを点灯させる。
内部設定調整処理プログラムは、CPU502が出荷時あるいはメンテナンス時に調整者が図示していないスイッチをONにしたことを検出した際に実行されるプログラムである。CPU502は、この内部設定調整処理プログラムを実行することにより、十字キー8a、○ボタン8b、および×ボタン8cからの入力に基づいて画像処理部510の画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声処理部520の音声用IC522の内部設定レジスタ5222を設定する内部設定調整手段として動作する。
画像処理部510は、クロックパルス発生回路511と、画像用IC512と、画像用ROM513と、画像用RAM514と、ドライバIC515とを備えている。なお、画像用IC512が特許請求の範囲でいうところの画像処理デバイスであり、画像用ROM513および画像用RAM514が特許請求の範囲でいうところの画像処理記憶デバイスである。クロックパルス発生回路511は、水晶発振子などで構成され、画像用IC512に基準クロックパルスを出力する。
画像用IC512の内部クロック生成回路5121は、クロックパルス発生回路511から入力される基準クロックパルスから動作クロックを生成する。画像用IC512は、クロックパルス発生回路511によって生成された動作クロックによって動作し、CPU502からの指示によって画像用ROM513の画像処理プログラムを実行して液晶表示部2bに表示する画像の画像データ信号を生成する。なお、画像用ROM513には、画像処理プログラムのほかに、処理に必要なデータも格納されている。
画像用RAM514は、たとえばSDRAMやDDR−SDRAMであり、画像用ROM513に格納された画像処理プログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。
内部設定レジスタ5122は、画像用IC512から画像用ROM513および画像用RAM514へのアクセスタイミングを決定する設定値を格納する。画像用IC512は、CPU502によって内部設定レジスタ5122に設定された設定値に基づいて画像用ROM513および画像用RAM514へのアクセスタイミングを決定する。具体的には、画像用IC512は、内部設定レジスタ5122の設定値に基づいて、画像用ROM513および画像用RAM514への制御信号(チップセレクト信号、リードライト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号など)および書き込みデータを出力するタイミングや、読み出しデータの読み込みタイミングを決定する。
ドライバIC515は、選択信号に基づいて画像用IC512から入力される画像データ、またはCPU502から入力される画像データを選択し、選択した画像データを液晶表示部2bに表示可能な信号に変換し、変換した信号を液晶表示部2bに出力する。選択信号は、CPU502によって制御され、内部設定調整プログラム実行時にはCPU502から入力される画像データを選択するように設定され、内部設定調整プログラム以外のプログラム実行時には画像用IC512から入力される画像データを選択するように設定される。
音声処理部520は、クロックパルス発生回路521と、音声用IC522と、音声用ROM523と、音声用RAM524と、パワーアンプ525とを備えている。なお、音声用IC522が特許請求の範囲でいうところの音声処理デバイスであり、音声用ROM523および音声用RAM524が特許請求の範囲でいうところの音声処理記憶デバイスである。クロックパルス発生回路521は、水晶発振子などで構成され、音声用IC522に基準クロックパルスを出力する。
音声用IC522の内部クロック生成回路5221は、クロックパルス発生回路521から入力される基準クロックパルスから動作クロックを生成する。音声用IC522は、内部クロック生成回路5221によって生成された動作クロックによって動作し、CPU502からの指示によって音声用ROM523の音声処理プログラムを実行して音声データ信号を生成する。なお、音声用ROM523には、音声処理プログラムのほかに、処理に必要なデータも格納されている。
音声用RAM524は、音声用ROM523に格納された音声処理プログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。パワーアンプ525は、音声用IC522が生成した音声データ信号をデジタル信号からアナログ信号に変換してスピーカ9L、9Rに出力する。
内部設定レジスタ5222は、音声用IC522から音声用ROM523および音声用RAM524へのアクセスタイミングを決定する設定値を格納する。音声用IC522は、CPU502によって内部設定レジスタ5222に設定された設定値に基づいて音声用ROM523および音声用RAM524へのアクセスタイミングを決定する。具体的には、音声用IC522は、内部設定レジスタ5222の設定値に基づいて、音声用ROM523および音声用RAM524への制御信号(チップセレクト信号、リードライト信号、アドレス信号、アウトプットイネーブル信号など)および書き込みデータを出力するタイミングや、読み出しデータの読み込みタイミングを決定する。
バックアップ用RAM540は、たとえばSRAMであり、CPU502によって書き込まれるデータを格納する。バックアップ用RAM540には、上述したように電源基板40からバックアップ電源が供給されており、電源生成部530から供給される電源が遮断された場合でも格納したデータは保持される。
図3においては、CPU502、CPU用RAM503、制御ROM504、画像用ROM513、画像用IC512、音声用ROM523、音声用IC522、およびバックアップ用RAM540をメインバス550によって接続し、画像用IC512と画像用RAM514、音声用IC522と音声用RAM524とをそれぞれ個別のバスで接続する構成としたがこれに限るものではない。
つぎに、図4のフローチャートを参照して、本実施例にかかるパチスロ機1の副制御基板50の内部設定調整処理動作について説明する。CPU502は、調整者が図示していないモードスイッチをONにしたことを検出すると、CPU502は、CPU502から入力される画像データを選択する選択信号をドライバIC515に出力する。これにより、ドライバIC515は、CPU502から入力される画像データを選択することになり、CPU502が生成した画像データ(内部設定調整メニュー)を液晶表示部2bに表示可能となる。
CPU502は、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を取得する(ステップS100)。
CPU502は、取得した設定値を液晶表示部2bに表示する(ステップS101)。具体的には、画像用IC512の内部設定レジスタ5122から取得した設定値と画像用IC512とを対応付け、音声用IC522の内部設定レジスタ5222から取得した設定値と音声用IC522とを対応付けて液晶表示部2bに表示させる内部設定調整メニューの画像データを生成する。CPU502は、生成した画像データをドライバIC515に出力し、ドライバIC515は、CPU502が生成した画像データを選択して液晶表示部2bに表示させる。また、CPU502は、取得した画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を画像用内部設定表示値とし、取得した音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を音声用内部設定表示値としてCPU用RAM503に記憶させる。
図5は、液晶表示部2bに表示される内部設定調整メニューの一例であり、ここでは、表示枠100に「画像用内部設定値 ×××」が表示され、表示枠101に「音声用内部設定値 △△△」が表示されている。
調整者は、十字キー8aを用いて表示枠100、または表示枠101を選択し、○ボタン8bを用いて選択表示枠を決定する。すなわち、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、または音声用IC522の内部設定レジスタ5122の設定値を変更することを決定する。
CPU502は、十字キー8aの上方向が押下されたことを検出すると表示枠100(画像用IC512)が選択されたと認識し、十字キー8aの下方向が押下されたことを検出すると表示枠101(音声用IC522)が選択されたと認識する。また、CPU502は、○ボタン8bが押下されたことを検出すると、選択されたと認識しているデバイス(画像用IC512または音声用IC522)の内部設定レジスタ5122、5222を調整することが決定されたと認識する。
ここで、調整者によって十字キー8aの上方向が押下され、○ボタン8bが押下されたとすると、CPU502は、画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を変更することが決定されたと認識する。
調整者は、十字キー8aを用いて画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を選択する。CPU502は、十字キー8aの上方向が押下されたことを検出するとCPU用RAM503に記憶させた画像用内部設定表示値をインクリメントし、十字キー8aの下方向が押下されたことを検出するとCPU用RAM503に記憶させた画像用内部設定表示値をデクリメントして画像用内部設定表示値を変更する。CPU502は、変更した画像用内部設定表示値を表示する画像データを生成してドライバIC515を介して液晶表示部2bに表示させる。また、CPU502は、変更した画像用内部設定表示値を新たな画像用内部設定表示値としてCPU用RAM503に記憶させる。
調整者は、○ボタン8bを用いて画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を決定する。CPU502は、○ボタン8bが押下されたことを検出すると画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値が決定されたと認識する。
このようにして画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値が決定されたと認識すると(ステップS102)は、CPU502は、決定された設定値、すなわちCPU用RAM503が記憶している画像用内部設定表示値を画像用IC512の内部設定レジスタ5122に設定する(ステップS103)。これにより、画像用IC512は、調整者によって決定された設定値に基づいてアクセスタイミングを決定する。すなわち、画像用IC512から画像用ROM513および画像用RAM514へのアクセスタイミングが変更される。
CPU502は、所定の処理を実行し(ステップS104)、この実行結果に基づいて実行正常判定処理を実行する(ステップS105)。この場合は画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を変更したので、CPU502は、画像用IC512に任意の画像処理を実行させて液晶表示部2bに画像を表示させ、この表示結果に基づいて画像処理部510が正常に動作しているか否かを判定する。
CPU502は、画像用IC512から入力される画像データを選択する選択信号をドライバIC515に出力する。これにより、ドライバIC515は、画像用IC512から入力される画像データを選択することになる。
内部設定レジスタ5122の設定値を変更したことにより、画像用IC512が画像用ROM513および画像用RAM514にアクセス可能になると(データの書込みや読み出しが可能になると)、液晶表示部2bには画像データが表示され、内部設定レジスタ5122の設定値を変更しても画像用IC512が画像用ROM513および画像用RAM514にアクセスできない場合には、液晶表示部2bには画像データが表示されない。したがって、調整者は、液晶表示部2bに画像データが表示されるか否かによって画像処理部510が動作しているか否かを判断する。調整者は、○ボタン8bおよび×ボタン8cを用いて判断結果を入力する。CPU502は、たとえば、○ボタン8bが押下されたことを検出すると正常であると認識し、×ボタン8cが押下されたことを検出すると異常であると認識する。
CPU502は、○ボタン8bまたは×ボタン8cが押下されたことを検出すると、CPU502から入力される画像データを選択する選択信号をドライバIC515に出力して、自身が生成した画像データを液晶表示部2bに表示可能にする。
×ボタン8cが押下されたことを検出すると、CPU502は、異常であると判定されたと認識して、内部設定レジスタ5122の設定値の入力を要求する画像データを液晶表示部2bに表示させ、画像用IC512の内部設定レジスタ5122(現在調整しているデバイスの内部設定レジスタ)の設定値の入力待ち状態であるステップS102の処理に戻る。CPU502は、入力された設定値を画像用IC512の内部設定レジスタ5122に設定して画像用IC512に任意の画像処理を実行させる動作を、○ボタン8bが押下され正常であると判定されたことを認識するまで繰り返す(ステップS102〜S106)。
○ボタン8bが押下されたことを検出すると、CPU502は、正常であると判定されたと認識して、内部設定調整処理を終了するか否かを判定する(ステップS107)。具体的には、CPU502は、内部設定調整処理を終了するか否かを調整者に入力させる画像データを液晶表示部2bに表示させ、調整者からの入力に基づいて内部設定調整処理を終了するか否かを判定する。
調整者は、○ボタン8b(処理の継続を意味する)または×ボタン8c(処理の終了を意味する)を用いて内部設定調整処理を終了するか否かを入力する。調整者によって内部設定調整処理を継続することが入力されると(○ボタン8bが押下されたことを検出すると)、CPU502は、ステップS100に戻って、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を取得し(ステップS100)、取得した設定値を液晶表示部2bに表示する(ステップS101)。すなわち、CPU502は、先の図5に示した内部設定調整メニューを液晶表示部2bに表示させる。
ここで、調整者によって十字キー8aの下方向が押下され、○ボタン8bが押下されたとすると、CPU502は、音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を変更することが決定されたと認識する。
調整者は、画像用IC512の内部設定レジスタ5122の設定値を変更時と同様に、十字キー8aを用いて音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を選択する。CPU502は、十字キー8aの上方向が押下されたことを検出するとCPU用RAM503に記憶させた音声用内部設定表示値をインクリメントし、十字キー8aの下方向が押下されたことを検出するとCPU用RAM503に記憶させた音声用内部設定表示値をデクリメントして音声用内部設定表示値を変更する。CPU502は、変更した音声用内部設定表示値を表示する画像データを生成してドライバIC515を介して液晶表示部2bに表示させる。また、CPU502は、変更した音声用内部設定表示値を新たな音声用内部設定表示値としてCPU用RAM503に記憶させる。
調整者は、○ボタン8bを用いて音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を決定する。CPU502は、○ボタン8bが押下されたことを検出すると音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値が決定されたと認識する。
このようにして音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値が決定されたと認識すると(ステップS102)は、CPU502は、決定された設定値、すなわちCPU用RAM503が記憶している音声用内部設定表示値を音声用IC522の内部設定レジスタ5222に設定する(ステップS103)。これにより、音声用IC522は、調整者によって決定された設定値に基づいてアクセスタイミングを決定する。すなわち、音声用IC522から音声用ROM523および音声用RAM524へのアクセスタイミングが変更される。
CPU502は、所定の処理を実行し(ステップS104)、この実行結果に基づいて実行正常判定処理を実行する(ステップS105)。この場合は音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を変更したので、CPU502は、音声用IC522に任意の音声処理を実行させて、スピーカ9L、9Rに音声を出力させ、この音声出力結果に基づいて音声処理部520が正常に動作しているか否かを判定する。
内部設定レジスタ5222の設定値を変更したことにより、音声用IC522が音声用ROM523および音声用RAM524にアクセス可能になると、スピーカ9L、9Rから音声が出力され、内部設定レジスタ5222の設定値を変更しても音声用IC522が音声用ROM523および音声用RAM524にアクセスできない場合には、スピーカ9L、9Rから音声が出力されない。したがって、調整者は、スピーカ9L、9Rから音声が出力されるか否かによって音声処理部520が動作しているか否かを判断する。調整者は、○ボタン8bおよび×ボタン8cを用いて判断結果を入力する。CPU502は、たとえば、○ボタン8bが押下されたことを検出すると正常であると認識し、×ボタン8cが押下されたことを検出すると異常であると認識する。
×ボタン8cが押下されたことを検出すると、CPU502は、異常であると判定されたと認識して、内部設定レジスタ5122の設定値の入力を要求する画像データを液晶表示部2bに表示させ、音声用IC522の内部設定レジスタ5222(現在調整しているデバイスの内部設定レジスタ)の設定値の入力待ち状態であるステップS102の処理に戻る。CPU502は、入力された設定値を音声用IC522の内部設定レジスタ5222に設定して音声用IC522に任意の音声処理を実行させる動作を、○ボタン8bが押下され正常であると判定されたことを認識するまで繰り返す(ステップS102〜S106)。
○ボタン8bが押下されたことを検出すると、CPU502は、正常であると判定されたと認識して、内部設定調整処理を終了するか否かを判定する(ステップS107)。具体的には、CPU502は、内部設定調整処理を終了するか否かを調整者に入力させる画像データを液晶表示部2bに表示させ、調整者からの入力に基づいて内部設定調整処理を終了するか否かを判定する。
調整者は、○ボタン8b(処理の継続を意味する)または×ボタン8c(処理の終了を意味する)を用いて内部設定調整処理を終了するか否かを入力する。調整者によって内部設定調整処理を継続することが入力されると(○ボタン8bが押下されたことを検出すると)、CPU502は、ステップS100に戻って、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を取得し(ステップS100)、取得した設定値を液晶表示部2bに表示する(ステップS101)。すなわち、CPU502は、先の図5に示した内部設定調整メニューを液晶表示部2bに表示させる。
ここで、調整者によって内部設定調整処理を終了することが入力されると(×ボタン8cが押下されたことを検出すると)、CPU502は、CPU502の内部設定レジスタ5022、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を取得して、バックアップ用RAM540に格納する(ステップS108)。CPU502は、画像用IC512から入力される画像データを選択する選択信号をドライバIC515に出力して、内部設定調整処理動作を終了する。
以上説明したように、この実施例においては、遊技機の演出処理を実現する副制御基板50のCPU502が、外部入力手段である十字キー8aおよび○ボタン8bからの選択・決定指示に基づいて、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値を変更して、画像用IC512から画像用ROM513および画像用RAM514へのアクセスタイミングと、音声用IC522から音声用ROM523および音声用RAM524へのアクセスタイミングとを調整するようにしているため、従来のように副制御基板50に搭載されている画像用ROM513や、画像用RAM514、音声用ROM523、音声用RAM524を取り替えるなどの作業を行なうことなく、副制御基板50を調整することが可能となり、副制御基板50の歩留まりを向上するとともに、副制御基板50の調整処理の作業時間を短縮して、検査コストを低減することができる。
また、この実施例においては、CPU502が、CPU502の内部設定レジスタ5022、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222の設定値をバックアップ用RAM540に格納し、初期設定時には、バックアップ用RAM540に格納した設定値をCPU502の内部設定レジスタ5022、画像用IC512の内部設定レジスタ5122、および音声用IC522の内部設定レジスタ5222に設定するようにしているため、電源生成部530から供給される電源が遮断された場合でも、電源が遮断される前の設定値を設定することができる。
なお、この実施例では、CPU502が正常に動作し、制御ROM504およびCPU用RAM503にアクセス可能な場合を例に挙げて説明したが、CPU502が正常に動作しない場合も考えられる。この場合は、統括制御部500に、CPU502の内部設定レジスタ5022のビット数と同じ数の設定値スイッチを設け、調整者はこの設定値スイッチを用いて直接内部設定レジスタ5022を設定するようにすればよい。さらに、設定値スイッチによる設定が有効であるか否かを示す有効スイッチを設け、この有効スイッチの出力をCPU502の入力ポートに接続しておく。そして、初期設定プログラムに、有効スイッチの出力が有効を示す信号(たとえば「ON」)であるのか、無効を示す信号(たとえば「OFF」)であるのかを判定し、有効スイッチの出力が無効を示す信号であると判定した場合のみ、バックアップ用RAM540に格納されている設定値を内部設定レジスタ5022に設定する処理ステップを含めておけばよい。
また、この実施例では、画像処理部510が正常に動作しているか否かを画像が表示されるか否かで判定し、音声処理部520が正常に動作しているか否かを音声が出力されるか否かで判定するようにしたが、判定の方法はこれに限るものではない。たとえば、画像処理や音声処理を実行した際のデータ(処理結果や処理途中の演算結果)を液晶表示部2bに表示させ、予め定められた期待値と比較して正常に動作しているか否かを判定するようにしてもよい。
さらに、内部設定調整処理動作の開始時に予め定められた期待値をCPU用RAM503に記憶させ、画像処理や音声処理を実行した際のデータとCPU用RAM503に記憶させた期待値をとCPU502が比較することで、調整者を介さずに判定するようにしてもよい。
本発明にかかる遊技機は、演出処理を実現する副制御基板の歩留まりを向上させる場合に有用である。
本実施例にかかるパチスロ機の外観構成を示す斜視図である。 図1に示したパチスロ機の遊技処理動作を制御する制御装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した副制御基板の構成の一例を示すブロック図である。 本実施例にかかるパチスロ機の副制御基板の内部設定調整処理動作を説明するためのフローチャートである。 液晶表示部2bに表示される内部設定調整メニューの一例を示す図である。
符号の説明
1 パチスロ機
2 前面ドア
2b 液晶表示部
3L,3C,3R リール
4 台座部
5 メダル受け部
6 スタートレバー
7L,7C,7R 停止ボタン
8a 十字キー
8b ○ボタン
8c ×ボタン
9L,9R スピーカ
10メダル投入口
13 BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
30 主制御基板
40 電源基板
50 副制御基板
500 統括制御部
501,511,521 クロックパルス発生回路
502 CPU
503 CPU用RAM
504 制御ROM
505 リセット回路
510 画像処理部
512 画像用IC
513 画像用ROM
514 画像用RAM
515 ドライバIC
520 音声処理部
522 音声用IC
523 音声用ROM
524 音声用RAM
525 パワーアンプ
530 電源生成部
540 バックアップ用RAM
550 メインバス
5021,5121,5221 内部クロック生成回路
5022,5122,5222 内部設定レジスタ

Claims (4)

  1. 遊戯の主たる制御を行う主制御デバイスを有する主制御基板と、
    前記主制御デバイスからの演出制御指示に基づき演出制御を行う副制御デバイス、この副制御デバイスからの指示に基づいて画像表示処理を実行する画像処理デバイス、前記副制御デバイスからの指示に基づいて音声処理を実行する音声処理デバイス、前記副制御デバイスが演出制御を行う際に必要なデータを記憶する副制御記憶デバイス、前記画像処理デバイスが画像表示処理を実行する際に必要なデータを記憶する画像処理記憶デバイス、および前記音声処理デバイスが音声処理を実行する際に必要なデータを記憶する音声処理記憶デバイスを有する副制御基板と、
    を備える遊技機であって、
    前記副制御デバイスから前記副制御記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値、画像処理デバイスから前記画像処理記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値、および音声処理デバイスから前記音声処理記憶デバイスへのアクセスタイミングを決定する設定値を変更する内部設定調整手段、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記内部設定調整手段は、前記副制御デバイスに搭載されるものであり、内部設定調整手段は、外部入力手段からの指示に基づき前記アクセスタイミングを決定する設定値の変更を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記副制御基板は、
    バックアップ用電源が供給されるバックアップ用記憶手段、
    を備え、
    前記副制御デバイスは、
    主電源が所定の値以下になった場合に、自デバイス、前記画像処理デバイスおよび音声処理デバイスのそれぞれのアクセスタイミングを決定する設定値を含むデータを前記バックアップ用記憶手段に格納するバックアップ手段と、
    前記バックアップ手段によってバックアップ用記憶手段に格納されたデータを自デバイス、前記画像処理デバイスおよび音声処理デバイスに設定する初期設定手段と、
    をさらに搭載することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記外部入力手段は、十字キー、○ボタンおよび×ボタンであることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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