JP2007116846A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング手段の駆動回路の応答のズレを補正し、損失の悪化を防止することができる自然転流方式のスイッチングレギュレータを提供する。
【解決手段】応答ズレ計測時に、制御IC1内の電圧比較器が電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出すると、制御IC1内のゲートドライバ回路によりHMOSがオンされる。このとき、タイマ5が、電圧比較器3からの電圧Vdsのハイレベル(“H”)検出信号の出力タイミングとHMOSのオンタイミングとの時間差T1を計測する。同様に、LMOSオン時には、タイマ6が、電圧比較器4からの電圧Vdsのローレベル(“L”)検出信号の出力タイミングとLMOSのオンタイミングとの時間差T2を計測する。これらの応答ズレの計測結果を制御IC1に入力し、この値によって応答時間可変回路の応答時間を変えることによりLMOS、HMOSのオン時の応答ズレを補正することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチングレギュレータ、特に、ソフトスイッチング方式のスイッチングレギュレータに関する。
従来、電源電圧を昇圧して負荷に供給するため、スイッチングレギュレータが用いられているが、このスイッチングレギュレータの原理はコイルに大電流を流して逆起電力で一度に昇圧するものであり、高電圧、大電流を効率よく得ることができる。
例えば車載用ではバッテリからの電圧をスイッチングレギュレータで昇圧させ、これをエアバッグ等の負荷に駆動電圧として与えるものがある。
しかしながら、従来のスイッチングレギュレータは、スイッチング素子のスイッチング動作が、スイッチング素子に電圧が印加され、電流が流れたままのハードスイッチングであるため、サージ電圧などのスイッチングによって発生するノイズに対する特別な対策が不可欠であるという問題があった。
また、スイッチング素子で発生するスイッチング損失の割合が高いため、ヒートシンクが小型化できず、結果として、スイッチングレギュレータを小型化することが難しいという問題もあった。
このため、スイッチングレギュレータとして、最近、スイッチング素子のゼロ電圧、ゼロ電流でスイッチング動作を行う(ソフトスイッチング)、いわゆる、自然転流方式のスイッチングレギュレータが使用されている。自然転流方式とは、コイルにコンデンサを直列接続させておき、LC共振作用により増加された電流や電圧を0レベルまで自然に低下させ、ゼロ電圧/電流の時点でスイッチングさせることでスイッチング素子の損失を低減させるものである。
この自然転流方式のスイッチングレギュレータは、電流リップルが非常に大きくなるが、スイッチングにおける損失の発生を抑えた効率的な動作を実現できるとともに、回路構成が簡単であり、大出力系に適している、という特徴を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−282835号公報
図5は自然転流方式のスイッチングレギュレータの構成を示す図であり、コイルL、コンデンサC、Co、LMOS(MOSFET)、HMOS(MOSFET)及びLMOS、HMOSのスイッチングを制御する制御IC2により構成されている。
制御IC2は、電圧比較器21、22、フリップフロップ回路(F.F.)23、24、MOS駆動用ゲートドライバ回路25、26及びオフロジック回路(OFF LOGIC)27により構成され、この制御IC2にはコイルLとLMOSの接続点の電圧Vds及び出力電圧Voutが制御信号として入力され、MOS駆動用ゲートドライバ回路25、26によりLMOS及びHMOSのオン、オフを制御する。
なお、コンデンサCoは出力電圧平滑用のコンデンサであり、コンデンサCはLMOSのオンからオフ時の電圧急変を防止するためのコンデンサである。このコンデンサCとコイルLとでLC共振作用を構成する。
図6は図5のスイッチングレギュレータの動作波形を示す図であり、図6(c)に示すように、電圧Vdsが0に近くなったとき(1)、電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出する電圧比較器21の出力がハイレベルとなってフリップフロップ回路23がセットされるので、図6(b)に示すように、MOS駆動用ゲートドライバ回路25を介してLMOSがオンされる。
これにより、図6(d)に示すように、コイルLに電源Vinの電圧が加わってコイルLに流れる電流ILが増加し始める。
一方、オフロジック回路27は出力電圧Voutに応じてLMOSのオフタイミングを決定する。すなわち、このLMOSのオンによって増加する電流ILが最大値になるまでオンさせ続けるが、このオン時間(オフタイミングまでの時間)を出力電圧Voutで決定する。このように決定したオフタイミング(2)毎に、フリップフロップ回路23のリセット端子に信号を供給することにより、フリップフロップ回路23をリセットし、図6(b)に示すように、LMOSをオフする。
すなわち、オフロジック回路27は出力電圧Voutが規定電圧、例えば、42Vよりも小さいときは、LMOSのオフタイミングが遅くなるように制御し、42Vよりも大きい場合には、LMOSのオフタイミングが早くなるように制御する。
このLMOSのオフによりコイルLに逆起電力が発生して図6(c)に示すように電圧Vdsが上昇し、電圧Vdsが出力電圧Voutと等しい電圧、例えば、42Vになると(3)、電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出する電圧比較器22の出力がハイレベルとなってフリップフロップ回路24がセットされるので、図6(a)に示すように、MOS駆動用ゲートドライバ回路26を介してHMOSがオンされる。
これにより、図6(d)に示すように、コイルLに流れる電流ILが下降し始める。そして、オフロジック回路27は電流ILが0になるタイミングを演算により算出し、算出したタイミング(4)になると、オフロジック回路27はフリップフロップ回路24のリセット端子に信号を供給してフリップフロップ回路24をリセットし、HMOSがオフするので、図6(c)に示すように、電圧Vdsが下降し始める。
以上の動作を繰り返すことにより、出力電圧Voutとして昇圧された電圧を得ることができる。
ここで、オフロジック回路27においてIL電流が0になるタイミングを演算する演算式について説明する。電流ILを直接検出しない理由の1つとしては、電流検出回路を専用に設ける必要があるため、演算方式で行うようにしている。
このスイッチングレギュレータの定常状態においては、コイルLに流れる電流ILが0になってHMOSがオフした場合には、図6(d)に示すように、電流ILはコイルLとコンデンサCによる共振電流となるので、Iminは、
Imin=(42V−12V)/√(L/C)・・・(1式)
であり、電流ILがIminになってから0になるまでの時間t4は、
t4=L*(Imin*0.9165)/12V ・・・(2式)
となる。
そして、LMOSのオン時間と上記の時間t4とから電流ILが電流0からImaxまで上昇する時間t0を演算により求めることができ、この時間t0を用いることにより、Imaxを、
Imax=12V*t0/L ・・・(3式)
により求めることができる。
さらに、電圧Vdsが0Vから42Vまで上昇する時間t1は、
t1=C*42V/Imax ・・・(4式)
により求めることができ、電流ILが0になるタイミングは、電流ILがImaxから0になるまでの時間t2として、
t2=L*Imax/(42V−12V) ・・・(5式)
により求めることができるので、オフロジック回路27は電圧比較器22の出力が立ち上がってから上記(5式)の時間t2が経過した時点でHMOSをオフする。
従来の自然転流方式のスイッチングレギュレータは上記のように構成されており、HMOSのオンタイミング、LMOSのオンタイミングは、電圧Vdsの変化を検出して決定しているが、電圧比較器21、22の設定電圧のズレ、最終段のドライバ回路25、26を含めた回路全体の応答性のズレが生じると、ソフトスイッチングは不成立となり、損失の悪化を招くという問題が生じる。
例えば、Vdsが最高電位(すなわち、HMOSの両端電位差がゼロで損失がない)時にHMOSをオンにするはずが、電圧比較器22の閾値ズレによりVdsが最高電位になる前にオンすると、HMOSに電位差が発生しているので、電力損失を招いてしまう。
特に、最終段のドライバ回路25、26は大電流駆動のため、通常、応答遅れが生じ、このゲートドライバ回路の応答遅れによりHMOSのオンが遅れると、図5に示すように、HMOSに形成されている寄生のダイオードDに電流が流れて、例えば、0.7V(ダイオードの順方向降下電圧)*Imaxの電力損失がHMOSに発生する。
なお、寄生ダイオードDは実際はMOSFETの素子内部にあり、実際の部品としては存在しない要素であり、HMOSがオンした場合には、この寄生ダイオードDに電流が流れなくなるので、損失は発生しない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、スイッチング手段の駆動回路の応答のズレを補正し、損失の悪化を防止することができる自然転流方式のスイッチングレギュレータを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係るスイッチングレギュレータ(1)は、
コイルと、出力コンデンサと、上記コイルと上記出力コンデンサとの間に接続された第1のスイッチング手段と、上記コイルと上記第1のスイッチング手段との接続点と接地間に接続された第2のスイッチング手段と、上記コイルと上記第2のスイッチング手段の接続点の電圧に基づいて上記第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の駆動を制御する制御手段を備えたスイッチングレギュレータにおいて、
上記制御手段が、上記第1、第2スイッチング手段の駆動の応答ズレを補正する補正手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチングレギュレータ(2)は、スイッチングレギュレータ(1)において、
上記補正手段が、設定電圧の可変機能を備えた電圧比較手段よりなることを特徴とし、
本発明に係るスイッチングレギュレータ(3)は、スイッチングレギュレータ(1)において、
上記補正手段が、遅延時間の可変機能を備え、電圧比較手段の出力が入力される遅延手段よりなることを特徴とする。
本発明に係るスイッチングレギュレータ(1)〜(3)によれば、電圧検出に基づいてスイッチング手段の駆動の応答ズレを計測し、その計測結果に基づいて、例えば、電圧比較手段の設定電圧を可変にしたり、電圧比較手段の出力が入力される遅延回路の遅延時間が可変され、スイッチング手段の駆動の応答遅れあるいは進みを補正することができるので、HMOS、LMOSオンの応答ズレをなくし、損失の悪化を防止することができる。
以下、本発明のスイッチングレギュレータの実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明のスイッチングレギュレータのHMOSオン、LMOSオンの応答ズレを計測する場合の全体回路を示す図であり、図に示すように、コイルL、コンデンサC、Co、スイッチング手段としてのLMOS、HMOS、LMOS、HMOSのスイッチングを制御する制御IC1、抵抗R、電圧検出器2、スイッチSW、電圧比較器3、4、タイマ5、6により構成されている。
制御IC1は、図5の従来の制御IC2と同様に、電圧比較器21、22、フリップフロップ回路、MOS駆動用ゲートドライバ回路、オフロジック回路を備えるとともに、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレの検査を行う検査プログラムを備えたマイコン(図示せず)、計測された応答ズレに応じて応答時間を可変する回路(補正手段)を備えている。なお、マイコンがそのズレを検出して補正手段である回路に信号を与え、応答時間を可変させる。
この制御IC1は、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレ計測時のみスイッチSWをオフして抵抗Rを挿入し、通常動作時には、スイッチSWをオンして抵抗Rに電流が流れないように制御し、電圧検出器2は抵抗Rに流れる電流を検出して、制御IC1に入力する。より詳述すると、実際には、図示せぬテストモード信号が制御IC1に入力されると、制御IC1よりスイッチSWをオフするように制御する。
そして、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレ計測時には、コイルLとLMOSとの接続点に、タイマ5、6に信号を出力する電圧比較器3、4が接続される。電圧比較器3は電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出してタイマ5に信号を送り、電圧比較器4は電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出してタイマ6に信号を送る。そして、タイマ5は電圧比較器3の信号出力タイミングとHMOSのオンタイミングとの時間差を計測し、タイマ6は電圧比較器4の信号出力タイミングとLMOSのオンタイミングとの時間差を計測する。
次に、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレを計測する場合の詳細な作用について、図2の波形図を用いて説明する。
応答ズレ計測時には、まず、電圧比較器3、4、タイマ5、6をスイッチングレギュレータに接続した後、電源電圧を42Vに上げて出力電圧Voutが42Vになるようにした後、電源電圧を通常電圧(12V)に下げる。これにより、出力電圧Voutが42Vになるので、簡易的に定常状態とすることができる。
次に、制御IC1をテストモードに設定すると、制御IC1はスイッチSWをオフし、抵抗R、電圧検出器2よりなる過電流検知回路が挿入される。
次に、テストモードにより制御IC1は動作を開始し、LMOSをオンさせて(HMOSはオフ)、電流ILを上昇させる。過電流検知回路により電流ILが所定の電流値になったことを検知すると、制御IC1は図2(a)に示すように、LMOSをオフする(図6(2)と同じ状態)。これにより、コイルLに逆起電力が発生し、図2(c)に示すように電圧Vdsが上昇し、制御IC1内の電圧比較器22が電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出すると、制御IC1内のゲートドライバ回路によりHMOSがオンされる(図6(3)と同じ状態)。
このとき、タイマ5は、図2(d)に示す、電圧比較器3からの電圧Vdsのハイレベル(“H”)検出信号の出力タイミングとHMOSのオンタイミングとの時間差T1を計測することにより、制御IC内の電圧比較器や最終段のドライバ回路を含めた駆動回路全体のHMOSオン時の応答ズレを計測する。
一方、HMOSがオンされると、コイルLに流れる電流ILが下降し始め、電圧検出器2からの電圧が0、すなわち、電流ILが0になったことを検知すると、制御IC1は、図2(b)に示すようにHMOSをオフする。これにより電圧Vdsが下降し始め、制御IC1内の電圧比較器21が電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出すると、制御IC1内のゲートドライバ回路によりLMOSがオンされる。
このとき、タイマ6は、図2(e)に示す、電圧比較器4からの電圧Vdsのローレベル(“L”)検出信号の出力タイミングとLMOSのオンタイミングとの時間差T2を計測することにより、制御IC1内の電圧比較器や最終段のドライバ回路を含めた駆動回路全体のLMOSオン時の応答ズレを計測する。
以上のようにして求めた応答ズレの計測結果を制御IC1内のROM(図示せず)に書き込んだり、または、IC内トリミングによるアナログ電圧値によって制御IC1に入力し、この値によって応答時間可変回路の応答時間を変える。
次に、上記の応答時間可変回路の具体的な実施例について説明する。
図3は電圧比較器の設定電圧を可変する応答時間可変回路(補正手段)の実施例を示す図であり、図3(a)に示すように、応答ズレの計測結果(ns)と電圧比較器21、22の設定電圧Vshの補正値との関係を示す補正テーブルが制御IC1内のROMに記憶されており、HMOSオンタイミングのズレの計測結果に基づいて対応する補正値を補正テーブルから読み出す。そして、制御IC1内の電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出する電圧比較器22の設定電圧を上記の補正値により補正し、また、LMOSオンタイミングのズレの計測結果に基づいて制御IC1内の電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出する電圧比較器の設定電圧を上記の補正テーブルにより補正する。そして、図3(b)のように、補正した設定電圧になるようVshを、IC内のマイコン等から信号を与えて可変(例えば、スイッチ切替による電圧可変)させる。
例えば、HMOSオン時の応答ズレの計測結果が−3nsで、HMOSオンに応答遅れが生じている場合には、電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出する電圧比較器22の設定電圧を15mV下げ、HMOSが早くオンするように補正する。
これにより、動作遅れを考慮した最適なタイミングでスイッチングレギュレータを動作させることができ、応答ズレによる損失をなくすことができる。
上記の実施例では、電圧比較器21、22の設定電圧を可変することにより応答タイミングのズレを補正したが、電圧比較器21、22の出力が入力される遅延回路の遅延時間を可変することにより応答タイミングのズレを補正することもでき、以下、遅延回路を使用した応答時間可変回路の実施例について図4により説明する。
図4(b)に示すように、制御IC1内の電圧Vdsのハイレベル(“H”)、ローレベル(“L”)を検出する電圧比較器21、22の後段にはそれぞれ遅延回路が設けられている。この遅延回路は直列接続された抵抗R1、R2、R3とコンデンサC1及び各抵抗に並列に接続されたスイッチSW1、SW2、SW3よりなり、スイッチSW1〜SW3をオープン、ショートさせることにより遅延時間を可変することができる。
そして、図4(a)に示すように、応答ズレの計測結果(ns)と遅延回路の抵抗の抵抗値との関係を示す補正テーブルが制御IC1内のROMに記憶されており、HMOSオンタイミングのズレの計測結果に基づいて対応する抵抗値をテーブルから読み出す。そして、制御IC1内の電圧Vdsのハイレベル(“H”)を検出する電圧比較器の後段に接続された遅延回路の抵抗値を上記で読み出した抵抗値により決定し、マイコンの信号等によりスイッチSW1〜SW3を制御することによって応答性のズレを補正する。また、LMOSオンタイミングのズレの計測結果に基づいて制御IC1内の電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出する電圧比較器の後段に接続された遅延回路の抵抗値を上記の補正テーブルにより決定し、スイッチSW1〜SW3を制御することにより応答性のズレを補正する。
すなわち、図4(a)に示すように、遅延回路の抵抗値の初期値として、50kΩが設定されており、計測結果に応じてスイッチSW1〜SW3をオープン、ショートさせることによってテーブルに設定された抵抗とすることにより、最適な遅延時間とすることができる。
例えば、LMOSオン時の応答ズレの計測結果が2nsで、LMOSオンに応答進みが生じている場合には、電圧Vdsのローレベル(“L”)を検出する電圧比較器に接続されている遅延回路の抵抗値を70kΩとすることにより、LMOSが遅くオンするように補正することができる。
これにより、上記と同様に、動作遅れを考慮した最適なタイミングでスイッチングレギュレータを動作させることができ、応答ズレによる損失をなくすことができる。
以上のように、電圧検出に基づくLMOSオン、HMOSオンの応答ズレを計測し、その計測結果に基づいて、例えば、電圧比較器の設定電圧を変化させたり、電圧比較器の出力が入力される遅延回路の遅延時間を初期値から変化させることにより、LMOS、HMOSの応答遅れあるいは進みを補正することができ、HMOS、LMOSオンの応答ズレが生じなくなるので、損失の悪化を防止することができる
なお、上記の実施例では、HMOSオン、LMOSオン時の応答ズレを計測する場合に、電圧検出器3、4、タイマ5、6をスイッチングレギュレータに接続するようにしたが、制御IC1にタイマ等を内蔵させることも可能である。
また、上記の実施例では、抵抗R、電圧検出器2をスイッチングレギュレータに組み込み、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレを計測する場合に、制御IC1によりスイッチSWを切り替えるようにしたが、抵抗R、電圧検出器2、スイッチSWをスイッチングレギュレータに組み込まず、HMOSオン、LMOSオンの応答ズレを計測する時に、抵抗R、電圧検出器2をスイッチングレギュレータに挿入するようにしてもよい。
さらに、上記の実施例では、応答時間可変回路として、設定電圧の可変機能を備えた電圧比較器や遅延時間可変機能を備えた遅延回路の例を説明したが、これらの応答時間可変回路を併用することもでき、また、その他の応答時間可変回路を採用することも可能である。
本発明のスイッチングレギュレータのスイッチングの応答ズレを計測する回路構成を示す図である。 スイッチングの応答ズレ計測時の動作波形を示す図である。 電圧比較器の設定電圧を可変する応答時間可変回路の実施例を示す図である。 遅延回路を使用した応答時間可変回路の実施例を示す図である。 従来のスイッチングレギュレータの回路を示す図である。 従来のスイッチングレギュレータの動作波形を示す図である。
符号の説明
L コイル
C、Co コンデンサ
LMOS、HMOS MOSFET
1 制御IC
2 電圧検出器
3、4 電圧比較器
5、6 タイマ

Claims (3)

  1. コイルと、出力コンデンサと、上記コイルと上記出力コンデンサとの間に接続された第1のスイッチング手段と、上記コイルと上記第1のスイッチング手段との接続点と接地間に接続された第2のスイッチング手段と、上記コイルと上記第2のスイッチング手段の接続点の電圧に基づいて上記第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の駆動を制御する制御手段を備えたスイッチングレギュレータにおいて、
    上記制御手段が、上記第1及び第2のスイッチング手段の駆動の応答ズレを補正する補正手段を備えていることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 請求項1に記載されたスイッチングレギュレータにおいて、
    上記補正手段が、設定電圧の可変機能を備えた電圧比較手段よりなることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  3. 請求項1に記載されたスイッチングレギュレータにおいて、
    上記補正手段が、遅延時間の可変機能を備え、電圧比較手段の出力が入力される遅延手段よりなることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
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