JP2007116679A - ぶれ低減システム付き撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ぶれ低減機能を備えた撮像装置の提供。
【解決手段】選択されたシーンからの光を光学部品実装領域の中に集束させるレンズと、光学部品実装領域内に配置された主アレイ及び少なくとも1つのナビゲーションアレイを含む基板とを有する撮像装置。主アレイは、積分期間中に、選択されたシーンの一部に関する所望の画像を取得し、少なくも1つのナビゲーションアレイは、積分期間中に、選択されたシーンから共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得する。相関判定器は、少なくとも1つのナビゲーションアレイに対する第1の画像及び第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定し、位置の差に基づいて、第1の画像と第2の画像の間の時間間隔における2つの平面における撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成する。
【選択図】図1

Description

背景
画像ぶれは、写真撮影における一般的問題であり、被写体の動きや、焦点誤差といった種々の原因によって発生する。しかしながら、画像ぶれの最も一般的問題の1つは、オペレータによるカメラの揺れである。人の筋肉は、約4〜12ヘルツの周波数で振動する。人がカメラを持つとき、この手の震えにより、画像にぶれが生じる。人の震えにより発生するこのようなぶれは通常、露光時間が長い場合や、非常に長い焦点距離が可能なズームレンズや望遠レンズを使用したときに顕著に現れる。こうしたぶれを低減する試みとして、デジタルカメラやビデオカメラのような携帯撮影装置は一般に、ある種の画像安定化システムを備えている。
こうしたシステムは通常、撮像装置の動きを何らかの形で検出し、検出された動きの影響を中和し、すなわち補償し、画像を安定化させ、ぶれを低減している。例えば、スチルカメラの場合、その動きは通常、一対の圧電又はMEMS(微小電気機械)ジャイロスコープを使用して検出される。あるいは、ビデオカメラによっては、シーンの各フレームを1つ前のフレームと比較することにより動きを検出する電子的方法を採用しているものもある。
カメラ付き携帯電話は、世界中で最も大きく、急速に成長している市場の1つである。カメラ付き携帯電話は、小型且つ軽量であるため、一般に、カメラのように握って操作することが難しい。そのため、カメラ付き携帯電話で撮影された画像は、手の震えにより発生するぶれの影響を特に受けやすい。不都合なことに、上記の方法は、ぶれを低減するときには有効であるが、カメラ付き携帯電話にとって理想的ではない。なぜなら、ジャイロスコープは比較的サイズが大きく、フレーム間の比較に、電話では通常利用できない大きな処理能力が必要となるからである。また、こうした方法は一般に、カメラ付き携帯電話や、低価格で大容量の撮像装置では利用できないほど法外なコストがかかる。
概要
一態様において、本発明は、レンズと、主アレイ、及び少なくとも1つのナビゲーションアレイを含む基板と、相関判定器と、補償装置とを含む撮像装置を提供する。レンズは、選択されたシーンからの光を光学部品実装領域の中に集束させるように構成される。主アレイは、積分期間中に、選択されたシーンの一部の所望の画像を取得するように構成される。前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、積分期間中に、前記選択されたシーンから共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得するように構成される。前記主アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、前記光学部品実装領域内に配置される。相関判定器は、前記少なくとも1つのナビゲーションアレイから前記一連の画像を受け取り、前記少なくとも1つのナビゲーションアレイに対する前記第1の画像と前記第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定し、前記位置の差に基づいて決まる前記第1の画像と前記第2の画像の間の時間間隔における、2つの平面における撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成するように構成される。補償装置は、前記変位信号に基づいて、前記選択されたシーンと、前記主アレイや前記少なくとも1つのナビゲーションアレイとの間を実質的に一定の関係に光学的及び機械的に維持するように構成される。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照するとより分かりやすいであろう。図面の要素は、必ずしも同じ比率で拡大縮小されてはいない。同じ参照符号は、対応する同様の部品を意味する。
詳細な説明
下記の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照する。図面は、本発明を実施することが可能な特定の実施形態を例として示している。これに関し、「上」、「下」、「前」、「後ろ」、「前にある」、「後ろに続く」といった方向を示す用語は、説明中の図面(複数の場合もあり)の向きを基準として使用される。本発明の実施形態の構成要素は、種々の向きに配置することが可能であるため、方向を示す用語は、例示を目的としたものであり、そこに制限の意図はない。本発明の範囲から外れることなく、他の実施形態を使用したり、構造的、又は論理的変更を施すことも可能であるものと考えられる。したがって、下記の詳細な説明を制限の意味で解釈してはならない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により規定される。
図1は、本発明によるぶれ低減システム32を備えたデジタルカメラ30のようなデジタル撮像装置の一実施形態の概略を示すブロック図である。カメラ30は、ハウジング34、対物レンズ36、及び半導体基板40に形成された複数の光学素子からなる撮像素子アレイ38を含む。ぶれ低減システム32は、基板40に形成されたナビゲーションアレイ42、相関判定器44、及び補償装置46を含む。
一実施形態において、主アレイ38及びナビゲーションアレイ42はそれぞれ、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)タイプの画素のアレイからなる。一実施形態において、主アレイ38は、ナビゲーションアレイ42に比べて高い空間分解能(すなわち、画素数)を有する。一実施形態において、主アレイ38は、720×480の画素アレイからなる。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、30×30の画素アレイからなる。
対物レンズ36は、選択されたシーン50を表わす光48を受け取り、その光を撮像面54上の光学部品実装領域52内に集束させるように構成される。また、半導体基板40は撮像面54に配置され、主アレイ38及びナビゲーションアレイ42は、光学部品実装領域52(図4も参照)内に位置している。主アレイ38は、積分期間中に、撮像素子アレイ38の視野(FOV)56内にある選択されたシーン50の一部の所望の画像を取得するように構成される。
露光期間中にカメラ30にぶれ等の動きがあった場合、主アレイによって取得される所望の画像はぶれることがある。図2は、図1のカメラ30の略等角図であり、起こり得るカメラ30の動きを概略的に示している。撮影者がカメラを手で持つ場合、一般に、自然な無意識の手の動き、すなわち震えによって、カメラに動きが加わる。そのような手の動きは通常、4〜12ヘルツの範囲の周波数を有する振動性の動きで、x軸62、y軸64、及びz軸66の方向に発生する可能性がある。この動きにより、光学部品実装領域52に対する選択されたシーン50を表わす光48の平行移動が発生し、その結果、主アレイ38によって取得される所望の画像にぶれが発生する。
x軸62を中心とした回転は、受け取られる光48をy軸64方向に平行移動させ、y軸64を中心とした回転は、受け取られる光48をx軸62方向に平行移動させ、z軸66を中心とした回転は、受け取られる光48をx軸62方向とy軸64方向の両方に平行移動させる。z軸66方向の平行移動は通常、画像の鮮明度にほとんど影響を与えない。なぜなら、そのような動きは一般に目立たない動きであり、多くの場合、写真は、そのような動きの影響を最小限に抑える倍率で撮影されるからである。
発生するぶれの大きさは、動きの速度、写真の露光時間、及びカメラの倍率設定などに応じて変わる。倍率設定は通常、カメラの対物レンズ36の焦点距離から分かる。35ミリ写真では、一般に、カメラを確実に手で保持していることが可能な最長露光時間(秒)は、レンズの焦点距離(ミリメートル)の逆数になるという、いわゆる親指ルールがある。例えば、50ミリメートルレンズを使用する場合、1/50秒以下の露光時間の間、カメラを手で保持していることができる。同様に、300ミリメートルレンズを使用する場合、三脚の助けを借りずに鮮明な画像を撮影するためには、通常、1/300秒以下の露光時間が必要とされる。
図1に戻ると、本撮像装置によれば、ナビゲーションアレイ42は、主アレイ38の積分期間中に、撮像素子アレイ38のFOV58内の選択されたシーン50から、共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得するように構成される。こうした共通の特徴は、特定シーン内にあるどのような物体、又は要素であってもよく、例えば、木、建物、椅子、窓等であってもよい。なお、ナビゲーションアレイ42のFOV58内のそれらの特徴は、主アレイ38のFOV56内にあってもよいし、なくてもよい。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、カメラ30(図2を参照)のシャッター制御ボタン68がユーザによって部分的に、又は完全に押し下げられたときに、前記一連の画像の取得を開始する。
一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、主アレイ38に比べて高い時間分解能(すなわち、一秒当たりの画像数)を有する。一実施形態において、主アレイ38は、一秒当たり15フレーム(fps)の時間分解能を有する。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、100fpsの時間分解能を有する。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、1000fpsの時間分解能を有する。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42のCMOS画素のサイズは、主アレイ38のCMOS画素よりも大きい。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、白黒画像を取得するように構成され、カラーセンサに比べて多くの光エネルギーを収集することができる。したがって、ナビゲーションアレイ42は高い時間分解能を有する。
相関判定器44は、ナビゲーションアレイ42から一連の画像を受信し、ナビゲーションアレイ42に対する第1の画像及び第2の画像の共通の特徴の位置の差(すなわち、それらの画像間の相関)を判定する。位置の差に基づき、相関判定器44は、第1の画像と第2の画像の間の時間間隔における、2つの平面における撮像装置30の平行移動を示す変位信号60を生成する。一実施形態において、変位信号60は、x軸62方向の平行移動を示す第1の変位成分(Δx)と、y軸64方向の平行移動を示す第2の変位成分(Δy)とを含む。
一実施形態において、相関判定器44は、前記一連の画像の隣り合う各画像対における共通の特徴の位置の差を判定し、一連の画像の各画像対の画像間の時間間隔における、前記2つの平面における撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成する。一連の取得画像に基づく適当な相関判定プロセスの一例については、後で図8〜図12を参照して説明する。一実施形態において、相関判定器44は、主アレイ38及びナビゲーションアレイ42と共に、半導体基板40に設けられる。
補償装置46は、変位信号60を受信し、変位信号60に基づいて、選択されたシーン50と光学部品実装領域52との間を実質的に固定関係に光学的及び機械的に維持するように構成される。本明細書で使用され、また、図3A、図3B、及び図5を参照して後で詳細を説明するように、選択されたシーン50を表わす光48と、光学部品実装領域52との間を固定関係に光学的及び機械的に維持することは、可動レンズ素子によって、又は撮像面54における半導体基板40の移動によって、撮像装置30の平行移動の影響を中和することからなる。
少なくとも1つのナビゲーションアレイ42、及び相関判定器44を、主アレイ38と同じ基板上に配置し、撮像装置のレンズ系を共有することにより、本発明によるぶれ低減システム46は、従来のジャイロスコープを利用したぶれ低減システムの代わりとなる小型でコスト効率に優れた代替手段になる。また、ナビゲーションアレイ42が低分解能のアレイであるため、動きの検出に必要となる画像処理要件も、それほど厳しくない。したがって、本発明によるぶれ低減システムは、カメラ付き携帯電話や、低価格で大容量の撮像装置での使用にも非常に適している。手の震えの影響を低減することにより、本発明によるぶれ低減システムを採用したカメラ付き携帯電話は、画像品質が改善され、光の少ない環境における性能を改善するために、露光時間を長くすることができる。
図3A及び図3Bは、本発明によるカメラ30の一実施形態を示す概略図である。図中、補償装置46は、コントローラ80及び可撓性ステージ84を含む。可撓性ステージ82は、複数の可撓性要素、又は支持ビーム84によって支持され、可撓性ステージ82はx軸62方向及びy軸64方向に動かすことができる。可撓性ステージ82のような可撓性ステージは当業者にとって周知のもので、場合によっては、xy可撓性ステージ、又は超精密位置決めステージと呼ばれることもある。補償装置46は更に、第1のボイスコイルモータ(VCM)86及び第2のVCMを含む(図3Aを参照)。第1のVCM86はx軸62方向に可撓性ステージ82を動かし、第2のVCM88はy軸64方向に可撓性ステージ82を動かすように構成される。ぶれ低減システム32のナビゲーションアレイ42、相関判定器44、及び補償装置46は合わせて、カメラ30における画像ぶれを低減する閉ループ系を形成する。
一実施形態では、シャッター制御ボタン68(図2を参照)がユーザによって部分的に、又は完全に押し下げられると、ナビゲーションアレイ42は、選択されたシーン50のうちのFOV58(図1を参照)内にある一連の特徴の取得を開始し、主アレイ38の積分期間全体を通じて一連の画像の取得を継続する。相関判定器44は、それら一連の画像を受信し、少なくとも主アレイ38の積分期間中におけるカメラ30の動きを判定する。
x軸62方向及びy軸64方向におけるカメラ30の動き、x軸62及びy軸64を中心としたカメラ30の動き、及びz軸66を中心としたカメラ30の動き(図2を参照)は、選択されたシーン50をナビゲーションアレイ42上で平行移動させ、その結果、一連の画像のうちのある画像と次の画像との間では、選択されたシーン50の特徴の位置が、異なる画素位置にくる。例えば、(ユーザに対して)カメラ30を下へ動かし、更に左へ動かすと、FOV56及びFOV58内にある選択されたシーン50及びその特徴は、主アレイ38及びナビゲーションアレイ42に対して上へ平行移動され、更に右へ平行移動される。
したがって、一実施形態において、相関判定器44は、一連の画像のうちの隣り合って対を成す画像間を比較し、すなわちそれらの画像間の相関を判定し、両方の画像に共通な選択されたシーン50内の特徴の画素位置の差に基づいて、対を成す画像間の時間間隔におけるカメラ30の動きを判定する。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42は、一連の画像が、選択されたシーン50の少なくとも1つの特徴を確実に共有する程度の時間分解能を有する。
この比較に基づき、相関判定器44は、変位信号60をコントローラ80に供給する。変位信号60は、x軸62方向及びy軸64方向におけるカメラ30の増分移動量をそれぞれ示す第1の変位成分60a(Δx)及び第2の変位成分60b(Δy)を含む。これに応答し、コントローラ60は補償信号90及び92を生成する。これらの補償信号により、VCM86及び88は、可撓性ステージ82を相関判定器44によって検出されたカメラ30の動きをオフセットするために必要な距離だけx軸62方向及びy軸64方向にそれぞれ動かす。
このように可撓性ステージ82を動かしてカメラ30の動きの影響を中和することにより、ぶれ低減システム32は、少なくとも主アレイ38の積分期間全体を通して、選択されたシーン50と主アレイ38との間を実質的に固定関係に維持し、それによって、取得画像のぶれを低減する。また、ナビゲーションアレイ42を主アレイ38と共に可撓性ステージ82上で動かすことにより、ぶれ低減システム32は、主アレイ38及びフィードバックアレイ42に対する選択されたシーン50の位置の直接フィードバックを行なうことができ、それによって、制御能力及びぶれ低減能力を向上させることができる。
図4は、本発明の一実施形態による半導体基板54の平面図を概略的に示すブロック図である。図示のように、主アレイ38は、概ね円形の光学部品実装領域52内の中心に配置され、ナビゲーションアレイ42は主アレイ38の隣りに、且つ、光学部品実装領域52の中に配置される。一実施形態において、第2のナビゲーションアレイ100は、ナビゲーションアレイ42と同じx軸62のような軸に沿って配置され、主アレイ38の反対側に配置される。後で詳しく説明するように、第2のナビゲーションアレイ100は、主アレイ38の積分期間中に、第2の一連の画像を相関判定器44に供給する。
第2のナビゲーションアレイを使用する利点は2つある。第1に、ナビゲーションアレイ100は、ぶれ低減システム32の有効視野を拡大するため、その結果、追跡の際に高コントラストの特徴が現れる可能性が増大する。第2に、後で詳しく説明するように、ナビゲーションアレイ100をナビゲーションアレイ42と併用することで、ぶれ低減システム32は、z軸66を中心としたカメラ30の回転運動(図2を参照)を検出し、補償することが可能になる。一実施形態では、ぶれ低減システム32の視野を更に拡大するために光学部品実装領域52内に、更に別のナビゲーションアレイ102及び104を設ける場合がある。一実施形態において、相関判定器44は、半導体基板40に配置される。
図5は、第2のナビゲーションアレイ100を備え、カメラ30の平行移動と回転運動の両方を検出し、補償するように構成されたぶれ低減システム32の一実施形態を示す略ブロック図である。図示の実施形態では、可撓性ステージ82は、x軸62方向、及びy軸64方向に動き、z軸66を中心として回転するように構成される。この場合も、そのような可撓性ステージは、当業者にとって周知のものであり、場合によっては、x−y−θ可撓性ステージ、又は超精密位置決めステージと呼ばれることがある。補償装置46は、図3Aや図3Bに示した実施形態に比べて、更に2つの別のVCM106及び108を有する。VCM86及び108は、x軸62方向に可撓性ステージ82を動かすように構成され、VCM88及び108は、y軸64方向に可撓性ステージ82を動かすように構成され、VCM86、88、106、及び108は合わせて、z軸66を中心として可撓性ステージ82を回転させるように構成される。
一実施形態では、シャッター制御ボタン68(図2を参照)がオペレータによって部分的に、又は完全に押し下げられると、ナビゲーションアレイ42及び100はそれぞれ、一連の画像を相関判定器44に渡し始め、主アレイ38の積分期間全体を通じてそれを継続する。上記のように、ナビゲーションアレイ42及び100によって取得される一連の画像は、選択されたシーン50(図3Aを参照)内の異なる視野から得られるものであるため、ぶれ低減システム32の有効視野は拡大する。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42とナビゲーションアレイ100は時間分解能が実質的に等しく、各アレイによって取得される一連の画像は互いにほぼ同期する。
相関判定器44は、図3A及び図3Bに関して上で説明したものと同様の仕方で、ナビゲーションアレイ42から受信した一連の画像を、ナビゲーションアレイ100から受信した一連の画像と比較し、ナビゲーションアレイ42及びナビゲーションアレイ100における、x軸62方向及びy軸64方向における選択されたシーン50の平行移動をそれぞれ判定する。カメラ30の動きが実質的にx軸62方向、及び/又はy軸64方向における平行移動である場合、ナビゲーションアレイ42に対するx軸62方向及びy軸64方向における選択されたシーン50の動きは、ナビゲーションアレイ100に対するx軸62方向及びy軸64方向における選択されたシーン50の動きにほぼ等しくなる。換言すれば、ナビゲーションアレイ42に対する選択されたシーン50の増分移動量(Δx)は、ナビゲーションアレイ42に対する選択されたシーン50の増分移動量(Δx)に実質的に等しく、ナビゲーションアレイ42に対する選択されたシーン50の増分移動量(Δy)は、ナビゲーションアレイ42に対する選択されたシーン50の増分移動量(Δy)に実質的に等しくなる。
ただし、一連の画像の隣り合う画像対の画像間の時間間隔においてカメラ30の回転運動が発生した場合、x軸62方向及びy軸64方向における選択されたシーン50の増分移動量(Δx及びΔy)は、ナビゲーションアレイ42の場合とナビゲーションアレイ100の場合とで差ができる。例えば、平行移動が発生しない状況においてz軸66を中心としたカメラ30の時計回りの回転114が発生した場合、ナビゲーションアレイ42に対する選択されたシーン50の増分移動量Δx及びΔyは、ナビゲーションアレイ100に対する選択されたシーン50の増分移動量Δx及びΔyと実質的に同じ大きさになるが、その方向(すなわち、符号)は反対になる。
相関判定器44は、これらの比較に基づき、変位信号60をコントローラ80に供給する。変位信号60は、x軸62方向及びy軸64方向におけるカメラ30の増分移動量Δx及びΔyをそれぞれ示す第1の変位成分60a及び第2の変位成分60b、並びに、z軸66を中心としたカメラ30の回転角(θ)を示す第3の変位成分60cを含む。これに応答し、コントローラ60は、補償信号90及び110をVCM86、106に供給し、補償信号92及び112をVCM88及び108に供給して、相関判定器44によって判定されたカメラ30の動きを補償するのに必要なだけ、可撓性ステージ82をx軸62方向及びy軸64方向に動かし、z軸66を中心として回転させる。なお、カメラ30の回転運動が全く検出されない場合、VCM86はVCM106と同じ駆動力を生成し、VCM88はVCM108と同じ駆動力を生成する。回転運動の影響を中和しなければならない場合、それらのVCMは異なる駆動力を生成する。
図示のように、可撓性ステージ82、並びに、VCM86、88、106及び108は、既知の超精密位置決めシステムを単純化したものである。そのような超精密位置決めシステムは変更される場合もあるが、コントローラ80に簡単な変更を加えることにより、所与の微小位置決めシステムでの使用に適するように、必要に応じて変位信号60を補償信号(例えば、補償信号90、92、110、及び112)に変換することが可能である。
図6は、本発明によるカメラ30の一実施形態の概略を示すブロック図である。この実施形態では、補償装置46は、コントローラ80と、一対の補正レンズ120及び122とを含む。一実施形態において、補正レンズ120は図示のように可動凹レンズからなり、補正レンズ122は、固定的に取り付けられた凸レンズ素子からなる。補償装置46は、凹レンズ120をx軸62方向に動かすように構成された第1のVCM124と、凹レンズ122をy軸64方向に動かすように構成された第2のVCM(図示せず)とを含む。図6の実施形態では、半導体基板40はハウジング34に固定的に取り付けられる。
相関判定器44は、図3A及び図3Bに関して上で説明した仕方と同様にして、ナビゲーションアレイ42から受信した一連の画像を比較し、x軸62方向及びy軸64方向におけるカメラ30の増分移動量をそれぞれ示す第1の変位成分60a(Δx)及び第2の変位成分60b(Δy)を含む変位信号60を生成する。これに応答し、コントローラ60は、補償信号126及び128を生成する。これらの信号により、第1のVCM及び第2のVCMは、相関判定器44によって検出されたカメラ30の移動をオフセットするために必要な距離だけ、凹レンズ120をx軸62方向及びy軸64方向にそれぞれ動かす。主アレイ38及びナビゲーションアレイ42は静止したままである。
カメラ230の動きの影響を中和するように凹レンズ素子290の動きを制御することにより、凹レンズ290と固定取り付けされた凸レンズ素子292は互いに協働し、カメラの対物レンズ236を介して受け取った光を撮像面234に対して平行移動させ、一連の画像は、撮像面234に対して実質的に静止したまま維持される。
図7は、ナビゲーションアレイ42が半導体基板40に形成された主アレイ38のサブセットからなる場合(すなわち、ナビゲーションアレイ42が主アレイ38に組み込まれる場合)の、ぶれ低減システム32の一実施形態の一部を概略的に示すブロック図である。主アレイ38は、行列に構成された複数の画素130を含む。一実施形態では、図示のように、主アレイ38の複数の画素132(「影付き」画素)が、ナビゲーションアレイ42を形成するために選択される。一実施形態では、図示のように、画素132は格子状パターンを形成するように選択され、画素132は主アレイ38全体にわたって均一に分布している。一実施形態において、ナビゲーションアレイ42の画素132は、白の画素と黒の画素からなり(すなわち、カラーフィルタを備えていない)、主アレイ38の画素130は、カラー画像を生成する(すなわち、カラーフィルタを備える)。
画素の各行は、行選択ライン136を介して行選択回路134に接続され、画素の各列は、出力ライン140を介して列選択読み出し回路138に接続される。コントローラは、行選択回路134及び列選択読み出し回路138を介して適当な行信号ライン136及び出力ライン140を選択して駆動することにより、主画素130及びナビゲーション画素132に蓄積された電荷の読み出しを制御する。典型的な撮像素子アレイでは、画素の読み出しは通常、行単位に行われ、選択された行の全ての画素が対応する行選択ラインによって同時に駆動され、列選択読み出し回路138により列ライン140を順番に駆動することによって、選択された行の画素の蓄積電荷が読み出される。
しかしながら、本発明によれば、ナビゲーションアレイ42を形成する画素132は、主アレイ38を形成する画素130に比べて高い時間分解能で、コントローラ142によって読み出される。一実施形態において、例えば、コントローラ142は、主アレイ38を形成する画素130の積分期間中に、10ナビゲーションアレイ42を形成する画素132を10回読み出すように構成される。画素132をこのような仕方で読み出すことにより、主アレイ38に組み込まれたナビゲーションアレイ42は、主アレイ38の積分期間中に、一連の低解像度画像を取得し、出力する。コントローラ142は、信号経路144を介してその一連の低解像度画像を相関判定器44に渡し、次いで相関判定器44は、図3A及び図3Bに関して上で説明したもの同様にして、一連の画像に基づいて変位信号60を生成する。
一実施形態において、画素132は、主アレイ38の中心にして対称を成す一対のナビゲーションアレイが形成されるように配置され、コントローラ142によって読み出され、各ナビゲーションアレイは、一連の低解像度画像を生成する。このような実施形態では、相関判定器60は、図5に関して上で説明したものと同様の仕方で、カメラの平行移動と回転運動の両方を示す変位信号60を生成するように構成される。
積分期間の終了時に、コントローラは、主アレイ38の画素130の蓄積電荷を読み出し、信号経路146を介して所望の画像を表わす画素データを生成する。ただし、主アレイ38の積分期間中におけるナビゲーションアレイ42を形成する画素132の複数回の読み出しがそれぞれ「破壊的」読み出しであるため、ナビゲーションアレイ40の画素132に対応する、146における所望の画像の画素位置は、不正確なデータを有し、所望の画像中に「穴」を形成する。
そのため、一実施形態において、コントローラ142は、主アレイ38の積分期間中に各画素132が読み出されるたびに、その画素のデータをメモリ148に蓄積する(すなわち、合計する)。主アレイ38の積分期間の終了時に、コントローラ142は、146において、ナビゲーションアレイ42の各画素132の「合計」値を、所望の画像の対応する画素位置に挿入する。一実施形態において、コントローラ146は、ナビゲーションアレイ42の各画素の近傍にある主アレイ38の画素130に蓄積された値の平均を求め、146において、その「平均」値を、所望の画像の対応する画素位置に挿入するように構成される。ナビゲーションアレイ42を形成する画素132の破壊的読み出しによって生じる、主アレイ38によって取得される所望の画像中の「欠損」画素データは、どのような数の他の方法を使用して補填してもよい。
図8は、二次元画像を取得し、それらの相関を求め、相関処理によって検出されたカメラ30のような撮像装置の動きの影響を中和するための補償信号を生成するように構成された、本発明によるナビゲーションアレイ42及び相関判定器44の一実施形態を示すブロック図である。図示の実施形態において、ナビゲーションアレイ42は32行×68列の光学素子アレイ408、及び68列の転送増幅器アレイ408からなり、相関判定器44は、64個のDC除去回路のアレイ402、計算アレイ404、及び制御論理回路410からなる。
転送増幅器400は、ナビゲーションアレイ408からDC除去回路402へ行単位で信号を転送する。計算アレイ404は、DC除去回路402からデータを受信し、そのデータに基づいて計算を実施し、置換信号406(例えば、図3A及び図3Bの第1の変位成分60a及び60b)を補償システム(例えば、図1の補償装置46)に供給する。補償システムは、補償信号406に基づいて撮像装置の動きの影響を光学的及び機械的に中和する。
従来の積分型光センサは、セル単位の較正を行わないので、積分回路の処理技術の制限から、感度に幾らか変動が発生する。図8に示すように、相関判定器44は、第1の画像(すなわち基準画像)と、ナビゲーションアレイ408に対して異なる位置において次に撮影された第2の画像との間の相関を計算する。光や光学素子の感度に何らかの変化があると、相関信号は劣化する。したがって、図8の空間的DC除去回路402は、相関信号の完全性を維持すると同時に、システムのコストも比較的小さく維持するように構成される。通常ならば相関信号を劣化させる光や光学素子の感度の低空間周波数変化は、ナビゲーション画像から除去される。
DC除去回路402の動作は、計算アレイ404の動作を完全に理解する上で重要ではないので、詳しく説明しない。しかしながら、列転送増幅器400の基本動作を理解することは有用である。
図9を参照すると、この図は、64列の光学素子のうちの5列412、414、416、418及び420を示している。各列について、32行のうちの6行422、424、426、428、430及び432が描かれている。各列が、個別の転送増幅器434、436、437、438及び439に関連している。ある列の光学素子は、読み出しスイッチ440を閉じることにより、転送増幅器に接続される。図9の回路の動作において、2つの光学素子が同じ転送増幅器に同時に接続されることはない。
各転送増幅器434〜439は積分器として動作し、固定電圧源に接続された入力442を有する。第2の入力444は、転送コンデンサ448によって転送増幅器の出力446に容量性結合される。
図9の回路の動作において、第1の行422の光学素子の読出しスイッチを閉じると、各転送コンデンサ448は、第1の行の光学素子で受け取られた光エネルギーに対応する電荷を受け取る。受け取った電荷は、出力ライン446を介して次の処理回路に転送される。1行の読み出しは、200ns〜300nsであるものと推定される。第1の行が読み出された後、第1の行の読み出しスイッチを開き、転送増幅器をリセットする。次に、第2の行424の読出しスイッチを閉じ、第2の行の光学素子から信号を転送する。この処理を、各行の光学素子が読み出されるまで繰り返す。
図9の転送増幅器434〜439の動作によって、光学素子からの信号は、行単位で次の回路へと転送される。図8のDC除去回路402は、列転送増幅器による決定に従って、光学素子信号の並列処理を続ける。DC除去回路は、ナビゲーションセンサ408で受け取った光エネルギーを表わす64個の信号を出力する。図8の実施形態において、1フレームの信号は計算アレイ内の複数の画素値から構成される。これらの画素値は、DC除去回路から64個の信号を32回転送することによって得られる。
図10は、カメラ30(図1を参照)のような撮像装置の動きを検出するための相関判定器44のような本発明による相関判定器で使用されるプロセスの一実施形態を示している。本発明は、ナビゲーションアレイの視野内にある選択されたシーン又は環境の特徴を示す光学素子信号の処理を例として説明されるが、この方法が何らかの1つの用途に限定されることはない。
このプロセスは、環境の後続のフレームに対する環境の特徴の基準フレームの相関を判定するために実施される。この相関判定は実質的に、基準フレームと後続のフレームとの間で共通な画像上の特徴部分を比較し、基準フレームの取得と後続フレームの取得の間における時間間隔における撮像装置の動きに関連する情報を生成するためのものである。
まず、450において、複数の信号からなる基準フレーム(すなわち、基準画像)を取得する。この基準フレームは開始位置とみなされる。後の時点において画像形成される領域に対するナビゲーションアレイの位置の判定は、後の時点においてナビゲーションアレイから複数の信号からなるサンプルフレームを取得452し、次いで、基準フレームと後の時点で取得されたサンプルフレームに関する相関値を計算454することによって行われる。
最初の基準フレーム450の取得は、撮像プロセスの最初に実施される。例えば、一実施形態では、前述のように、この取得は、図2のシャッター制御ボタン68のような撮像装置のシャッター制御ボタンが押下されたことをトリガとして行われる場合がある。
動きの検出は計算によって実施されるが、この実施形態の概念は、図11の概念図を参照して説明される。図中、7×7画素の基準フレーム456は、T型の特徴458の画像を有するものとして描かれている。後の時点(dt)において、ジャイロスコープ画像センサ408は、第2のフレーム、すなわちサンプルフレーム460を取得する。サンプルフレーム460は、フレーム456に対してずれているが、実質的に同じ特徴を有している。期間dtは、カメラ30のような撮像装置の平行移動の速度において、T字型の特徴458の相対変位が、ナビゲーションセンサの1画素未満になるように設定することが望ましい。
複数の信号からなる基準フレーム456の取得と、複数の信号からなるサンプルフレーム460の取得の間の期間において撮像装置に動きがあった場合、T字型の特徴はシフトされる。好ましい実施形態は、dtが、1画素分の移動が可能な時間よりも短い実施形態であり、図11の概念図は、特徴458が1画素分上向きにシフトされ、1画素分右にシフトされたことを示している。1画素分のシフトは、説明の単純化のために仮定したものに過ぎない。
図11の格子462は、サンプルフレーム460の7×7アレイ内の特定の画素の画素値の次のシフトを示している。次のシフトは、8個の近傍画素への個別のオフセットである。すなわち、ステップ「0」はシフトがなく、ステップ「1」は左上への斜めシフトを含み、ステップ「2」は上シフトを含む等である。これらのシフトは、サンプルフレーム460の全画素に対して同時に実施される。このようにして、画素シフトされた9枚のフレームを基準フレーム456と結合すると、位置フレームのアレイ464が生成される。「位置0」として指定された位置フレームは、シフトがないので、その結果は、単にフレーム456とフレーム460を結合したものになる。「位置7」は、影付き画素の数が最小数であるため、最も高い相関を有するフレームとなる。この相関判定の結果から、サンプルフレーム460内のT型の特徴458の位置は、前回取得された基準フレーム456内の同じ特徴の位置に対して斜め右上であるものと判定される。これは、期間dtの間に、撮像装置が左下へ移動したことを意味する。
他の相関判定方法を使用してもよいが、適当な方法は、「差の二乗の合計」による相関判定である。図13の実施形態の場合、要素462における9個のオフセットから、9個の相関係数(C=C、C、・・・、C)が形成される。相関判定は、基準フレーム456の方をオフセットし、サンプルフレームの方をシフトさせないようにしても良好に機能するため、サンプルフレーム460のシフトに関しては、他の選択肢もある。
相関判定は、基準フレーム456とサンプルフレーム460に共通な特徴458の位置を見付け、それらの特徴の変位を判定するために使用される。上記のように、図3A及び図3Bのように、例えば、主アレイ38の位置及びナビゲーションアレイ42の位置は、基準フレームに対する後続のサンプルフレームの相関を判定することによって検出された動きの影響を中和するように調節される。このプロセスでは個々の相関誤差は小さいが、一連のサンプルフレーム460を基準フレーム456と比較する際に徐々にそれらの相関誤差は累積される可能性がある。非常に長い時間にわたってそうした誤差が累積されることを許容した場合、累積誤差が原因で、検出される動きの影響の中和は不十分となり、その結果、画像の安定度は低下することになる。これは、図4に示した開ループ安定化システム275の場合に特に当てはまる。
上記に照らして、一実施形態では、最初の基準フレーム456を取得してから、カメラ30によって写真が撮影されることなく非常に長い時間が経過した場合、新たな基準フレーム456を取得する。また、一実施形態において、カメラ30のユーザが、サンプルフレーム460と基準フレーム456の間に共通の特徴が無くなるようにカメラの位置を大きくずらした場合、新たな基準フレーム456を取得する。
したがって、図10を再度参照すると、454における相関値の計算が終わるたびに、466において、次の相関判定処理の前に基準フレームを置き換えるか否かの判定を行う。基準フレームを置き換えないという判定がなされた場合、ステップ468において、基準フレームの信号、すなわち画素値を平行移動させるか否かの判定を行う。基準フレーム456を置き換えないという判定がなされた場合、プロセスは452へ戻り、次のサンプルフレームを取得し、プロセスは継続される。基準フレームを置き換えるという判定がなされた場合、図10の472に示すように、図11におけるサンプルフレーム460が、新たな基準フレームとして使用される。次に、452において次のサンプルフレームを取得し、プロセスは継続される。
基準フレームとサンプルフレームの間における共通の特徴の位置の変化を判定することにより、ナビゲーションアレイ408と撮影中の環境との間の相対移動が検出される。相関判定器44のような相関判定器は、相関判定によって検出された相対移動に基づき、補償測定値を調節するための補償信号406を生成し、補償信号406によって検出された動きの影響を中和し、撮影中の選択されたシーンと、主アレイとの間を実質的に固定関係に維持し、それによって画像のぶれを低減する。
図12は、図8の計算アレイ404内の1つセルを示す概略図である。ただし、当業者には分かるように、図10及び図11を参照して説明したプロセスは、他の回路を使用して実施してもよい。
画像データWDATA(i)は、WR(j)信号の制御によって電荷補償されたトランジスタスイッチ470を使用して、計算セル466のライン468に搭載された特定の光学素子から読み出された光エネルギーを表している。WR(i)信号をデアサートすると、この新たなデータはコンデンサ472に保持され、増幅器474によってバッファリングされる。計算セルは、二次元セルアレイ内の1つのデータセルである。図11を簡単に参照すると、このセルは、複数の画素値の記憶や、フレーム456及び460のような7×7アレイにおける単一のセルの画素値のシフトに使用される場合がある。図12のCDATAノード476は、複数の信号からなる1フレームの全ての画素を同時信号処理することが可能な計算アレイ内の1つのCDATAノードである。最初に、CDATAノードのアレイは合わせて、比較画像、すなわち「基準フレーム」を形成する。以下で説明するように、次に、それらのCDATAノードはサンプルフレームを形成する。制御入力CDOUT478は、最近傍出力ノードNN(0)480に対し、信号CDATA、すなわち比較データを選択するか、又はREFOUTを選択する。
最近傍入力NN(0)〜NN(8)480、482、484、486、488、500、502、504及び506は、ライン508上のスイッチ制御信号S(0)〜S(8)によって個別に選択される。最近傍入力NN(0)〜NN(8)480〜506は、図1の画素マップ462に従って最近傍セルから出力される出力である。したがって、図中、ノード480は、最近傍セルに接続するために扇形に分配される出力としても、セル466の入力としても描かれている。これらのスイッチ制御信号は、計算アレイの外部にある、図示されていない4−9エンコーダによって生成される。エンコーダに対する4ビット入力は最近傍アドレスと呼ばれ、0000(0)から1000(8)までの二進値をとる。
最近傍入力(NNINPUT)ノード510は、REFLD512にパルスを入力することによってサンプリングされ、それによってNNINPUTは、ノードREFH514に記憶される。同様に、REFDATA516は、REFSFT520にパルスを入力することによってサンプリングされ、REFSH518に記憶される。
テストを行う場合、ROWTSTB522をアサートし、NN(0)信号をTEST出力524に伝搬させる。ある行における各セルからのTEST信号は、計算アレイの各列における共通の垂直バスに接続され、アレイの底部で多重化され、チップ外へ出てゆく。アレイの左縁に沿って配置される標準行デコーダは、テストの際に、特定の行を選択することができる。ただし、テスト機能は、本発明にとって必須ではない。
セルアレイにおける各計算セル466は、図10のステップ454に示した相関値の判定を行う回路526を有する。第1の入力528は、REFDATAノード516から基準データを受信する。第2の入力530は、ライン508上の適当なスイッチ制御信号によって選択された最近傍入力NNINPUTを受け取る。相関セルの出力532は電流である。計算アレイにおける全ての相関出力は、トラッキング回路534の単一のチップ外合計抵抗器においてまとめて合計される。合計抵抗器の両端に発生する電圧は、図12では相関値と呼ばれる。
図12の実施形態において、回路526は、差の二乗計算を行う。セル466は、アレイ全体について共通なアレイ制御入力S(0)〜S(8)、REFLD、REFSFT、及びCDOUTの基本アーキテクチャを変更することなく、積ベースの相関を生成するように修正してもよい。図1の462に示した単一セルに関する最近傍マップと、アレイ全体に関する最近傍マップとの関係を理解することは重要である。画像の位置0は画像の現在位置と呼ばれる。位置0から位置1への画像の移動を指す場合、アレイの全てのセルにおける画像信号が、まとめて左下にある近傍セルへ移動されるという表現が使用される。つまり、この移動は、計算アレイ内の単一セルに関連するだけでなく、アレイ内のあらゆるセルに関連する。
計算アレイの機能は、画像取得、基準画像の読み込み、及び相関計算に関して説明することができる。画像取得とは、各計算セル466のWDATAライン468を介した新たな画像信号の読み込みを言う。この実施形態では、40μsごとに複数の信号、すなわち、画素値からなる新たなフレームが、列転送増幅器、及びDC除去増幅器を介して光素子アレイから取得される。
新たな画像を読み込むプロセスは「フレーム転送」と呼ばれる。フレーム転送の完了には、約10μsを要する。フレーム転送制御回路は、フレーム転送の際に、図示されていない信号FTBをアサートする。以下で説明する計算アレイの動作は、FTB信号を監視し、その動作をFBT信号に同期させることにより、フレーム転送プロセスと連携して実施される。新たな比較画像の正当性は、FTB信号の立下りエッジによって知らせることができる。以下で説明する動作は、FTBがアサートされていない場合にのみ適当である。
画像相関の計算の前には常に、複数の画素値からなる基準フレームの読み込みが必要である。基準フレームを読み込むためには、計算アレイ内のCDATAノード476における全ての信号をREFHノード514に転送しなければならない。これは、CDOUT478、及びS(0)を高に設定し、REFLD信号のパルスをライン512に入力することによって達成される。
基準フレームが読み込まれると、計算アレイは、相関値を計算する準備ができる。複数の画素値からなる基準フレームと後続のサンプルフレームとの間の相関は、最近傍アドレスを所望の値に設定し、変位トラッキング回路534の合計抵抗器の両端に発生する電圧を記録することによって計算される。受光器アレイが、基準フレームを取得した位置から1画素分の距離だけ移動した場合、最近傍位置のうちの1つにおいて強い相関が検出される。なぜなら、最少レベルの出力電流が現れるからである。図11において、この相関は、アレイ464内の位置7において検出される。1画素未満の動きは、二次元相関空間において複数の電流出力検出値を補完することによって判定することができる。なお、基準フレームとその基準フレーム自体の間の相関は、CDOUT478を低に設定し、REFSFT520にパルスを入力することによって計算することができる。その結果、最近傍入力は、サンプルフレームに由来するものではなく、基準フレームに由来するものになる。
なお、上で説明した図8〜図12は、本発明によるナビゲーションアレイ42、及び相関判定器44の一実施形態に過ぎない。他の回路構成やプロセスをぶれ低減システム32に採用し、画像を取得し、相関を求め、動きを検出してもよい。また、本明細書では、主にスチルカメラを例として説明しているが、本発明の教示は、ビデオカメラや、動画を生成する他の撮像装置にも容易に適合する。例えば、ビデオカメラに使用する場合、ナビゲーションアレイ、及び相関判定器は、ビデオカメラが、選択されたシーンを回転撮影する際に基準フレームを更新するように構成してもよく、また、ビデオカメラの回転撮影によって生じる意図的な動きや、シーンに対する物体の動きを、人の筋肉の震えによって生じるような意図的でない動きから区別するためのフィルタを含むように構成してもよい。
本明細書では特定の幾つかの実施形態を図示説明しているが、当業者には明らかなように、本発明の範囲から外れることなく、それらの特定の実施形態に代えて、種々の代替実施形態、及び/又は等価実施形態を使用することも可能である。本願は、本明細書に記載した特定の実施形態の変形や変更を全て発明の範囲に含めることを意図している。したがって、本発明は特許請求の範囲、及びその均等によってのみ制限される。
本発明によるぶれ低減システムを採用するカメラの一実施形態を示すブロック図である。 図1のカメラの略等角図である。 本発明によるぶれ低減システムを採用するカメラの略ブロック図である。 図3Aのカメラの詳細を示す略ブロック図である。 本発明によるカメラに使用される半導体基板の一実施形態の平面図を示す略ブロック図である。 本発明によるぶれ低減システムの一実施形態を示す略ブロック図である。 本発明によるぶれ低減システムの一実施形態を示す略ブロック図である。 ナビゲーションアレイを主アレイの中に組み込んだぶれ低減システムの一実施形態の一部を示す略ブロック図である。 本発明によるナビゲーションアレイ及び相関判定器の一実施形態を示すブロック図である。 図8のナビゲーションアレイ及び相関判定器の一部を示す略ブロック図である。 画像相関による動きを検出するための本発明によるぶれ低減システムで使用されるプロセスの一実施形態を示す図である。 図10のプロセスの一部を示す概略図である。 図8の計算アレイ内の1つのセルの一実施形態を示す概略図である。

Claims (21)

  1. 光学部品実装領域内の選択されたシーンからの光を集束させるように構成されたレンズと、
    積分期間中に前記選択されたシーンの一部に関する所望の画像を取得するように構成された主アレイと、前記積分期間中に、前記選択されたシーンからの共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得するように構成された少なくとも1つのナビゲーションアレイとを含み、前記撮像アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイが、前記光学部品実装領域内に配置されるように構成された基板と、
    前記少なくとも1つのナビゲーションアレイから前記一連の画像を受信し、前記少なくとも1つのナビゲーションアレイに対する前記第1の画像及び前記第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定し、前記位置の差に基づいて、前記第1の画像と第2の画像の間の時間間隔における2つの平面における撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成するように構成された相関判定器と、
    前記変位信号に基づいて、前記選択されたシーンと、前記主アレイ及び前記ナビゲーションアレイとの間を実質的に固定関係を光学的及び機械的に維持するように構成された補償装置と
    からなる撮像装置。
  2. 前記主アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、各アレイが読み出し回路に関連する個別のアレイからなる、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイの画素は、前記主アレイの画素に比べて10倍〜100倍の速度で読み出される、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、前記主アレイよりも低い空間的分解能を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、白黒のアレイからなる、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、前記積分期間中に第1の一連の画像を取得するように構成された第1のナビゲーションアレイと、第2の一連の画像を取得するように構成された第2のナビゲーションアレイとを含み、前記第1の一連の画像及び前記第2の一連の画像は、前記選択されたシーンからの共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像をそれぞれ含む、請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記相関判定器は、前記第1のナビゲーションアレイに対する前記第1の一連の画像及び前記第2の一連の画像の共通の特徴の位置の差、及び、前記第2のナビゲーションアレイに対する前記第1の一連の画像及び第2の一連の画像の共通の特徴の位置の差に基づき、前記2つの平面における前記撮像装置の平行移動及び回転運動を示す変位信号を生成するように構成される、請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、前記主アレイのサブセットからなり、各サブセットは同じ読み出し回路を共有する、請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記主アレイの積分期間中に、前記少なくとも1つのナビゲーションアレイの各画素の蓄積電荷が読み出され、合計され、所望の画像の対応する画素の画素値を形成する、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記主アレイ内の画素だけが、カラーフィルタを有する、請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイは、基板上の前記光学部品実装領域内に配置された複数のナビゲーションアレイからなる、請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記補償装置は可動の可撓性ステージを含み、その上に前記基板が配置される、請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記補償装置は、前記レンズと前記光学部品実装領域との間に配置された可動のレンズからなる、請求項1に記載の撮像装置。
  14. 撮像装置を動作させる方法であって、
    光学部品実装領域内の選択されたシーンから光を受光するステップと、
    主アレイと少なくとも1つのナビゲーションアレイを同じ基板上に設け、前記撮像アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイが、前記光学部品実装領域内に配置されるようにするステップと、
    前記主アレイを使用して、積分期間中に前記選択されたシーンの一部に関する所望の画像を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを使用して、前記積分期間中に、前記選択されたシーンからの第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得するステップと、
    前記少なくとも1つのナビゲーションアレイに対する前記第1の画像及び第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定するステップと、
    前記位置の差に基づき、前記第1の画像と前記第2の画像の間の時間間隔における2つの平面における撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成するステップと、
    前記変位信号に基づき、前記選択されたシーンと、前記主アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイとの間を光学的及び機械的に実質的に固定関係に維持するステップと
    からなる方法。
  15. 前記主アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを設けるステップは、前記主アレイ及び前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを個別のアレイとして前記基板上に設けることからなる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを設けるステップは、前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを前記主アレイのサブセットとして設けることからなる、請求項14に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つのナビゲーションアレイを設けるステップは、各アレイが前記積分期間中に前記選択されたシーンからの共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得する第1のナビゲーションアレイ及び第2のナビゲーションを設けることからなる、請求項14に記載の方法。
  18. 前記位置の差を判定するステップは、前記第1のナビゲーションアレイに対する前記第1の一連の画像のうちの第1の画像と第2の画像の共通の特徴の位置の差、及び、前記第2のナビゲーションアレイに対する前記第2の一連の画像のうちの第1の画像と第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定することからなる、請求項14に記載の方法。
  19. 前記位置の差に基づいて変位信号を生成するステップは、2つの平面における前記撮像装置の平行移動及び回転運動を示す変位信号を生成することからなる、請求項18に記載の方法。
  20. 選択されたシーンから光を受光する手段と、
    露光期間中に前記選択されたシーンの一部に関する所望の画像を取得するための基板上の手段と、
    前記露光期間中に前記選択されたシーンからの共通の特徴を有する第1の画像及び第2の画像を含む一連の画像を取得するための前記基板上の手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像の共通の特徴の位置の差を判定する手段と、
    前記位置の差に基づき、前記選択されたシーンと前記基板との間を実質的に固定関係に維持する手段と
    からなる撮像装置。
  21. 前記位置の差に基づき、前記第1の画像と前記第2の画像の間の時間間隔における2つの平面における前記撮像装置の平行移動を示す変位信号を生成し、該変位信号に基づき、前記選択されたシーンと前記基板との間を実質的に工程関係に維持する手段を含む、請求項20に記載の撮像装置。
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