JP2007116123A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 実装基板上でレンズを覆う色変換部材の品質が安定した発光装置を提供する。
【解決手段】 色変換部材70は、レンズ60の光出射面60bに対向する円盤状の底部70cと、底部70cの周縁からLEDチップ10を実装した実装基板20の実装面に向かって広がるように延設された側壁部70dとからなり、実装基板20の実装面側の一面を開口した箱型に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
従来から、実装基板上にLEDチップを実装した発光素子があり、LEDチップと当該LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する波長変換材料としての蛍光体(蛍光顔料、蛍光染料など)とを組み合わせることにより、白色を含めLEDチップの発光色とは異なる色合いの混色光を得る技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
この技術を用いた発光装置としては、例えば、青色光あるいは紫外光を放射するLEDチップと蛍光体とを組み合わせて白色の光(白色光の発光スペクトル)を得る白色発光装置(一般的に白色LEDと呼ばれている)の商品化がなされている。この種の発光装置として、例えば図5に示すように、青色光を放射するLEDチップ110と、LEDチップ110がサブマウント部材130を介して実装された金属基板120と、当該金属基板120におけるLEDチップ110の実装面側でLEDチップ110を囲むアルミニウム製の枠体140と、枠体140の内側に充填されLEDチップ110および当該LEDチップ110に接続されたボンディングワイヤ114,114を封止した封止部150と、封止部150に重ねて配置されるレンズ160と、LEDチップ110から放射された光によって励起されて発光する黄色蛍光体を含有しレンズ160を覆う形で枠体140に固着されるドーム状の色変換部材170とを備え、白色光の発光スペクトルを得ることができる発光装置が提案されている。また、金属基板120は、金属板121上に絶縁層122を介して対となる導体パターン123,123が形成され、導体パターン123,123とLEDチップ110とはボンディングワイヤ114,114で接続される。
特開2003−243724号公報
しかしながら、図5に示す従来の発光装置においては、色変換部材170をドーム状に形成しているため、色変換部材170に関して製造時の外形のバラツキ、厚さのバラツキを抑えることが難しく、品質の安定化が困難であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、実装基板上でレンズを覆う色変換部材の品質が安定した発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップと、LEDチップが実装された実装基板と、当該実装基板におけるLEDチップの実装面側で透明樹脂材料から形成されてLEDチップを封止し且つ弾性を有する封止部と、封止部に重ねて配置されたレンズと、前記LEDチップから放射された光によって励起されて前記LEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含む透光性材料からなり実装基板の前記実装面側でレンズを覆いレンズの光出射面との間に空気層が形成される形で配設される箱型の色変換部材とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、色変換部材を箱型に形成するので、ドーム状に形成する場合に比べて製造精度を容易に高くでき、色変換部材の製造時の外形、厚さのバラツキが小さくなって、品質が安定する。また、色変換部材がレンズの光出射面との間に空気層が形成される形で配設されているので、色変換部材をレンズに密着させる必要がなく、色変換部材の寸法精度や位置決め精度に起因した歩留まりの低下を抑制できるとともに、色変換部材に外力が作用したときに色変換部材に発生した応力がレンズおよび封止部を通してLEDチップに伝達されるのを抑制できるという利点や、LEDチップから放射され封止部およびレンズを通して色変換部材に入射し当該色変換部材中の蛍光体の粒子により散乱された光のうちレンズ側へ散乱されてレンズを透過する光の光量を低減できて装置全体としての外部への光取り出し効率を向上できるという利点や、外部雰囲気中の水分が前記LEDチップに到達しにくくなるという利点や、色変換部材の蛍光体で発生した熱がLEDチップへ伝熱されるのを抑制することができるという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記色変換部材が、前記LEDチップのうちの前記実装基板との対向面を除く各面それぞれに対向する各壁が各面に沿った形状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、色変換部材は、LEDチップのうちの実装基板との対向面を除く各面それぞれに対向する各壁が各面に沿った形状に形成されてなるので、LEDチップからの光は色変換部材の各壁に対してそれぞれ略垂直に入射する。そのため、色変換部材の各壁がLEDチップの各面それぞれに沿って形成されていない場合に比べて、色変換部材を通して取り出される光に色むらが生じにくいという利点がある。
以上説明したように、本発明では、実装基板上でレンズを覆う色変換部材の品質を安定させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
以下、本実施形態の発光装置について図1〜図3を参照しながら説明する。
本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、実装基板20におけるLEDチップ10の実装面側でLEDチップ10を囲む枠体40と、枠体40の内側に透明樹脂材料を充填して形成されてLEDチップ10および当該LEDチップ10に接続されたボンディングワイヤ14,14を封止し且つ弾性を有する封止部50と、封止部50に重ねて配置されるレンズ60と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含む透光性材料からなり実装基板20の上記実装面側でレンズ60を覆いレンズ60の光出射面60bおよび枠体40の外側面との間に空気層80が形成される形で配設される箱型の色変換部材70とを備えている。なお、発光装置1は、例えば、シリカやアルミナなどのフィラーからなる充填材を含有し且つ加熱時に低粘度化する樹脂シート(例えば溶融シリカを高充填したエポキシ樹脂シートのような有機グリーンシート)からなる絶縁層90を介して金属(例えば、Al、Cuなどの熱伝導率の高い金属)製の器具本体100を介して実装することで、LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を小さくすることができて放熱性が向上し、LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。
実装基板20は、熱伝導率の比較的高い材料からなりLEDチップ10が搭載される伝熱板(例えば金属板)21と、伝熱板21に積層されたガラスエポキシ基板からなる絶縁性基材22とで構成されており、当該絶縁性基材22における伝熱板21側とは反対側の表面にLEDチップ10の図示しない両電極それぞれと電気的に接続される一対のリードパターン23が設けられるとともに、絶縁性基材22においてLEDチップ10に対応する部位に窓孔24が設けられており、LEDチップ10で発生した熱が絶縁性基材22を介さずに伝熱板21に伝熱できるようになっている。ここにおいて、伝熱板21の材料としてはCuを採用しているが、熱伝導率の比較的高い材料であればよく、Cuに限らず、Alなどを採用してもよい。なお、伝熱板21と絶縁性基材22とは、絶縁性を有するシート状の接着フィルムからなる固着材25により固着されている。また、各リードパターン23は、Ni膜とAu膜との積層膜により構成されており、色変換部材70により覆われていない部位がアウターリード部23bとなっている。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板としてサファイア基板に比べて格子定数や結晶構造がGaNに近く且つ導電性を有するn形のSiC基板からなる導電性基板11を用いており、導電性基板11の主表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部12がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長され、導電性基板11の裏面に図示しないカソード側の電極であるカソード電極(n電極)が形成され、発光部12の表面(導電性基板11の主表面側の最表面)に図示しないアノード側の電極であるアノード電極(p電極)が形成されている。要するに、LEDチップ10は、一表面側にアノード電極が形成されるとともに他表面側にカソード電極が形成されている。上記カソード電極および上記アノード電極は、Ni膜とAu膜との積層膜により構成してあるが、上記カソード電極および上記アノード電極の材料は特に限定するものではなく、良好なオーミック特性が得られる材料であればよく、例えば、Alなどを採用してもよい。なお、本実施形態では、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21から離れた側となるように伝熱板21に実装されているが、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21に近い側となるように伝熱板21に実装するようにしてもよい。光取り出し効率を考えた場合には、発光部12を伝熱板21から離れた側に配置することが望ましいが、本実施形態では導電性基板11と発光部12とが同程度の屈折率を有しているので、発光部12を伝熱板21に近い側に配置しても光の取り出し損失が大きくなりすぎることはない。
また、LEDチップ10は、上述の伝熱板21に、LEDチップ10のチップサイズよりも大きなサイズの矩形板状に形成されLEDチップ10と伝熱板21との線膨張率の差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和するサブマウント部材30を介して実装されている。サブマウント部材30は、上記応力を緩和する機能だけでなく、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能を有している。本実施形態では、サブマウント部材30の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しており、LEDチップ10は、上記カソード電極がサブマウント部材30におけるLEDチップ10側の表面に設けられ上記カソード電極と接続される電極パターンおよび金属細線(例えば、金細線、アルミニウム細線など)からなるボンディングワイヤ14を介して一方のリードパターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がボンディングワイヤ14を介して他方のリードパターン23と電気的に接続されている。なお、LEDチップ10とサブマウント部材30とは、例えば、SnPb、AuSn、SnAgCuなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接合すればよいが、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましい。また、サブマウント部材30は、電極パターンの周囲に、LEDチップ10から放射された光を反射する反射膜(例えば、Ni膜とAg膜との積層膜)が形成されている。
サブマウント部材30の材料はAlNに限らず、線膨張率が導電性基板11の材料である6H−SiCに比較的近く且つ熱伝導率が比較的高い材料であればよく、例えば、複合SiC、Siなどを採用してもよい。
上述の封止部50の透明樹脂材料としては、シリコーン樹脂を用いているが、シリコーン樹脂に限らず、アクリル樹脂などを用いてもよい。
これに対して、枠体40は、円筒状の形状であって、透明樹脂の成形品により構成されているが、当該成形品に用いる透明樹脂としては、シリコーン樹脂を採用している。要するに、本実施形態では、封止部50の透明樹脂材料の線膨張率と同等の線膨張率を有する透光性材料により枠体40を形成してある。ここに、本実施形態では、枠体40を実装基板20に固着した後で枠体40の内側に上記透明樹脂材料を充填(ポッティング)して熱硬化させることで封止部50を形成してある。なお、上記透明樹脂材料としてシリコーン樹脂に代えてアクリル樹脂を用いている場合には、枠体40をアクリル樹脂の成形品により構成することが望ましい。
レンズ60は、封止部50側の光入射面60aおよび光出射面60bそれぞれが凸曲面状に形成された両凸レンズにより構成されている。ここにおいて、レンズ60は、シリコーン樹脂の成形品により構成してあり、封止部50と屈折率が同じ値となっているが、レンズ60は、シリコーン樹脂の成形品に限らず、例えば、アクリル樹脂の成形品により構成してもよい。
ところで、レンズ60は、光出射面60bが、光入射面60aから入射した光を光出射面60bと上述の空気層80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されている。ここで、レンズ60は、当該レンズ60の光軸がLEDチップ10の厚み方向に沿った発光部12の中心線上に位置するように配置されている。なお、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および空気層80を伝搬して色変換部材70まで到達し色変換部材70の蛍光体を励起したり蛍光体には衝突せずに色変換部材70を透過したりする。
色変換部材70は、シリコーン樹脂のような透明材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70の外面70bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透明材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなどを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透明材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材70は、レンズ60の光出射面60bに対向する円盤状の底部70cと、底部70cの周縁からLEDチップ10を実装した実装基板20の実装面に向かって広がるように延設された側壁部70dとからなり、実装基板20の実装面側の一面を開口した箱型に形成されている。
また、色変換部材70は、開口部の周縁を実装基板20に対して、例えば接着剤(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用いて接着している。したがって、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および枠体40を伝搬した後、色変換部材70の側壁部70dを通過して外部へ出力され、発光装置1のレンズ60側だけでなく、発光装置1の側面からも発光を確認できる。
以上説明した本実施形態の発光装置1では、色変換部材70が箱型に形成されているので、従来のドーム状に成形する場合に比べて、成形の精度を容易に高くでき、色変換部材70に関して製造時の厚さのバラツキ、外形のバラツキが小さくなり、品質が安定する。例えば、色変換部材70は、位置によらず法線方向に沿った肉厚が一様となるように成形されるのである。
また、本実施形態の発光装置1では、色変換部材70はレンズ60の光出射面60bおよび枠体40との間に空気層80が形成される形で配設すればよく、色変換部材70をレンズ60および枠体40に密着させる必要がないので、色変換部材70の寸法精度や位置決め精度に起因した歩留まりの低下を抑制できる。また、本実施形態の発光装置1では、組立時に色変換部材70の組付けが最終工程となるので、LEDチップ10の発光波長に応じて透明材料に対する蛍光体の配合を調整した色変換部材70を用いることで色ばらつきを低減することもできる。
また、本実施形態の発光装置1では、上述のように色変換部材70とレンズ60との間に空気層80が形成されているので、色変換部材70に外力が作用したときに色変換部材70が変形してレンズ60に当接する可能性が低くなって上記外力により色変換部材70に発生した応力がレンズ60および封止部50を通してLEDチップ10や各ボンディングワイヤ14,14に伝達されるのを抑制でき、上記外力によるLEDチップ10の発光特性の変動や各ボンディングワイヤ14,14の断線が起こりにくくなるから、信頼性が向上するという利点がある。また、色変換部材70とレンズ60との間に上記空気層80が形成されていることにより、外部雰囲気中の水分がLEDチップ10に到達しにくくなるという利点や、色変換部材70の蛍光体で発生した熱がLEDチップ10へ伝熱されるのを抑制することができるという利点もある。
また、色変換部材70とレンズ60との間に上記空気層80が形成されていることにより、LEDチップ10から放射され封止部50およびレンズ60を通して色変換部材70に入射し当該色変換部材70中の黄色蛍光体の粒子により散乱された光のうちレンズ60側へ散乱されてレンズ60を透過する光の光量を低減できて装置全体としての外部への光取り出し効率を向上できるという利点がある。
(実施形態2)
図4に示す本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と略同じであって、色変換部材70を構成する底部70cおよび側壁部70dが、LEDチップ10のうちの実装基板20との対向面を除く各面それぞれに沿って形成されている点が相違する。図4では色変換部材70とLEDチップ10以外の部材(枠体40やレンズ60等)の図示を省略している。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
LEDチップ10は、実装基板20の実装面に沿う断面が矩形状であって、各側面が実装基板20の実装面に向かって広がる形状に形成されている。一方、色変換部材70においては、レンズ60の光出射面60bに対向する平面状の底部70cが矩形状に形成されており、底部70cの各辺からそれぞれ側壁部70dがLEDチップ10を実装した実装基板20の実装面に向かって広がるように延設されている。色変換部材70の各壁(底部70cおよび各側壁部70d)はいずれも均一な厚さ寸法に形成されている。
ここで、色変換部材70は、底部70cがLEDチップ10の表面(レンズ60の光入射面60aとの対向面)に略平行し、且つ各側壁部70dがLEDチップ10の各側面にそれぞれ略平行するように配置される。そのため、本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10の各側面からそれぞれ放射された光は色変換部材70の各側壁部70dに略垂直に入射する。側壁部70dはいずれも均一な厚さ寸法を有するので、LEDチップ10の側面から放射された光の色変換部材70中での光路長は全ての側壁部70dにおいて略均一となる。したがって、LEDチップ10の側面からの光は全ての側壁部70dにおいて均一に色変換(波長変換)され、色変換部材70の全ての側壁部70dから同色の混色光を取り出すことができる。その結果、発光装置1から放射される光について放射方向ごとの色むらが生じにくくなる。
なお、本実施形態のLEDチップ10とは別形状のLEDチップ10を採用してもよく、この場合でも、色変換部材70についてLEDチップ10のうちの実装基板20との対向面を除く各面それぞれに対向する各壁(底部70cや側壁部70d)がLEDチップ10の各面に沿った形状に構成すれば、本実施形態と同様に色むらが生じにくくなるという効果が期待できる。
ところで、上述の各実施形態では、LEDチップ10として、発光色が青色の青色LEDチップを採用しており、導電性基板11としてSiC基板を採用しているが、SiC基板の代わりにGaN基板を用いてもよく、SiC基板やGaN基板を用いた場合には結晶成長用基板として絶縁体であるサファイア基板を用いている場合に比べて、結晶成長用基板の熱伝導率が高く結晶成長用基板の熱抵抗を小さくできる。また、LEDチップ10の発光色は青色に限らず、例えば、赤色、緑色などでもよい。すなわち、LEDチップ10の発光部12の材料はGaN系化合物半導体材料に限らず、LEDチップ10の発光色に応じて、GaAs系化合物半導体材料やGaP系化合物半導体材料などを採用してもよい。また、導電性基板11もSiC基板に限らず、発光部12の材料に応じて、例えば、GaAs基板、GsP基板などから適宜選択すればよい。
実施形態1の発光装置を示す概略断面図である。 同上を示し、一部破断した概略分解斜視図である。 同上を示す要部概略平面図である。 実施形態2の発光装置を示す一部を破断した要部概略斜視図である。 従来例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 LEDチップ
14 ボンディングワイヤ
20 実装基板
21 伝熱板
22 絶縁性基材
23 リードパターン
30 サブマウント部材
40 枠体
50 封止部
60 レンズ
70 色変換部材
80 空気層

Claims (2)

  1. LEDチップと、LEDチップが実装された実装基板と、当該実装基板におけるLEDチップの実装面側で透明樹脂材料から形成されてLEDチップを封止し且つ弾性を有する封止部と、封止部に重ねて配置されたレンズと、前記LEDチップから放射された光によって励起されて前記LEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含む透光性材料からなり実装基板の前記実装面側でレンズを覆いレンズの光出射面との間に空気層が形成される形で配設される箱型の色変換部材とを備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記色変換部材は、前記LEDチップのうちの前記実装基板との対向面を除く各面それぞれに対向する各壁が各面に沿った形状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013012557A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Toyoda Gosei Co Ltd 発光装置

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