JP2007115616A - 基板アース−ダイレクト処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な装置構成でプラズマ処理を行なうことができる、プラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】第1のステップにおいて、電圧を印加するHOT電極22の表面を覆う誘電体24に対向して、導電性を有する被処理物10を配置する。第2のステップにおいて、誘電体24と被処理物10との間25に処理ガスを供給する。第3のステップにおいて、HOT電極22に電圧を印加してHOT電極22と被処理物10との間25で放電を発生させ、放電によりプラズマ化した処理ガスを被処理物10の表面11に接触させて、被処理物10の表面11をプラズマ処理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板アース−ダイレクト処理方法に関し、詳しくは、放電により被処理物をプラズマ処理する方法に関し、特に、略常圧でプラズマ処理を行なう場合に好適なプラズマ処理方法に関する。
従来、大気圧近傍の圧力下で発生させたプラズマを利用して、被処理物の表面改質、薄膜形成、アッシング、洗浄などのプラズマ処理を行なう常圧プラズマ処理について、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、プラスチックチューブ製造装置において、プラスチックチューブの内部に、プラズマを発生させるための接地された接地側電極を配置し、プラスチックチューブの外部に、高周波電源に接続された高圧側電極を配置し、接地側電極と高圧側電極との間に高圧交流電圧を印加して、プラスチックチューブ内に発生するプラズマによる表面処理を行なうことが開示されている。
特開2002−60521号公報
上記のようにプラスチックチューブの内面と外面とにそれぞれ対向する一対の電極を設けると、装置構成が複雑である上、電極間の空間をプラスチックチューブが通過する速度を上げるとプラスチックチューブのぶれ等により不良が発生しやすいなど、実用的でない。
本発明は、かかる実情に鑑みて、簡単な装置構成で効率よくプラズマ処理を行なうことができる、プラズマ処理方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成したプラズマ処理方法を提供する。
プラズマ処理方法は、第1乃至第3のステップを備える。前記第1のステップにおいて、電圧を印加するHOT電極の表面を覆う誘電体に対向して、導電性を有する被処理物を配置する。前記第2のステップにおいて、前記誘電体と前記被処理物との間に処理ガスを供給する。前記第3のステップにおいて、前記HOT電極に電圧を印加して前記HOT電極と前記被処理物との間で放電を発生させ、該放電によりプラズマ化した前記処理ガスを前記被処理物の表面に接触させて該表面をプラズマ処理する。
上記構成において、導電性を有する被処理物は帯電しにくいため、被処理物の表面の電位はゼロ又はその近傍となる。HOT電極に電圧を印加すると、HOT電極と被処理物との間の電位差が大きくなり、HOT電極と被処理物との間で放電が発生する。この放電により処理ガスをプラズマ化し、プラズマ化した処理ガスを被処理物の表面に接触させ、被処理物の表面をプラズマ処理する。
上記構成によれば、HOT電極のみでプラズマ処理が可能であり、HOT電極と対になる電極を設けなくてよい。そのため、プラズマ処理のための装置構成を簡略化、小型化することができ、装置設置スペースも小さくすることができる。
好ましくは、前記第3のステップにおいて、前記被処理物を前記HOT電極に対して相対移動させながら、前記HOT電極に電圧を印加して前記HOT電極と前記被処理物との間で放電を発生させ、該放電によりプラズマ化した前記処理ガスを前記被処理物の表面に接触させて該表面をプラズマ処理する。
この場合、被処理物は、HOT電極と対向しプラズマ処理される部分が、被処理物とHOT電極との相対移動に伴って移動する。これによって、被処理物を連続的に処理することができる。また、被処理物が電極の間を相対移動する場合に比べると、相対移動速度を大きくしてもプラズマ処理が安定するので、効率よくプラズマ処理することができる。
好ましくは、前記第3のステップにおいて、前記被処理物を、前記HOT電極が前記被処理物に対向する位置から離れた位置において接地する。
この場合、被処理物には、HOT電極と被処理物との間の放電により電荷が移動するが、この電荷は、HOT電極が被処理物に対向する位置から離れた位置において被処理物が接地されていれば、被処理物が導電性を有するので被処理物から逃がすことができ、被処理物の電位を略ゼロに保つことができる。これによって、プラズマ処理を安定化するとともに、プラズマ処理された被処理物を安全に取り扱うことができる。
なお、本発明のプラズマ処理方法は、1Pa以上、特に略常圧(大気圧近傍)の開放系、あるいは低気密系の場合に特に好適であるが、これに限るものではない。本発明において、略常圧とは、1.013×10〜50.663×10Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡略化を考慮すると、1.333×10〜10.664×10Paが好ましく、9.331×10〜10.397×10Paがより好ましい。
本発明によれば、簡単な装置構成でプラズマ処理を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
(実施例1) 実施例1のプラズマ処理装置20について、図1の要部構成図を参照しながら説明する。
図1に示すように、プラズマ処理装置20は、電源26と、HOT電極22とを備える。
電源26は、一方のアース端子が接地され、他方の高圧側端子がHOT電極22に接続されている。HOT電極22は、被処理物10に対向する面が誘電体24で覆われ、後述する放電による損傷を防止するようになっている。
被処理物10は、導電性を有する。例えば、金属やカーボンなどの導電物質のみからなる。あるいは、非導電性の基材中に導電物質が分散されている。あるいは、導電性を有する複合材料からなる。例えば、分散層やメタル板層やメタル織物層(TV)のように、導電物質を基材厚みの層間に挿入したものであってもよい。被処理物10の導電性は、後述する放電が可能な程度であればよい。
被処理物10は、適宜な支持台28上に載置され、被処理物10とHOT電極22の誘電体24との間の空間25(以下、「放電空間25」という。)の間隔が、後述する放電が発生可能となる大きさに設定される。支持台28は、絶縁性であっても導電性であってもよい。安全のためには、支持台28は、導電性を有し、接地されていることが好ましい。
プラズマ処理装置は、例えば、1Pa以上、特に略常圧(大気圧近傍)の開放系、あるいは低気密系に配置される。
次に、プラズマ処理装置20の動作について説明する。
放電空間25に処理ガスが供給されている状態で、例えば、放電空間25の一方の開口25aから処理ガスが供給され、他方の開口25bから排出されている状態で、電源26によってHOT電極22に、例えば交流電圧やパルス電圧が印加され、放電空間25で放電が発生する。
すなわち、導電性を有する被処理物10は帯電しにくいため、被処理物10の表面11の電位はゼロ又はその近傍となる。電源26によりHOT電極22に電圧が印加されると、HOT電極22と被処理物10との間の電位差が大きくなり、放電空間25で放電が発生する。
放電の形態は、グロー放電が均一処理のために好ましいが、コロナ放電や誘電体バリア放電や沿面放電であってもよい。
放電空間25内の処理ガスは、放電空間25での放電によってプラズマ化され、プラズマ化した処理ガス(現にプラズマ化している処理ガスであっても、プラズマを経て活性化した処理ガスであってもよい。)は、被処理物10の表面11に接触する。これにより、被処理物10の表面11に対して、放電によるプラズマ(活性種、イオンなど)を用いて、表面改質、薄膜形成、アッシング、洗浄などのプラズマ処理を行なう。
処理ガスは、プラズマ処理の目的に応じて選択すればよい。例えば、酸化処理には、窒素と酸素の混合ガスを用いる。還元処理には、窒素と水素を用いる。撥水化やエッチングには、フルオロカーボンを用いる。処理ガスには、希釈ガスとして、窒素、アルゴン等の不活性ガスを混合してもよい。
被処理物10は、プラズマ処理中に接地されていなくてもよいが、プラズマ処理後には、安全のため接地されることが好ましい。例えば、プラズマ処理後に被処理物を治具で把持するときに、治具を介して接地し、除電する。
なお、放電空間25に処理ガスを供給しない状態でも、放電空間25で発生したプラズマによって、被処理物10の表面処理を行なうことが可能である。
(実施例2) 実施例2のプラズマ処理装置30について、図2の要部構成図を参照しながら説明する。
図2に示すように、プラズマ処理装置30は、実施例1と同様に、表面が誘電体34で覆われたHOT電極32に、電源36が接続されている。
実施例1と異なり、HOT電極32の誘電体34には、シート状の被処理物12の主面が対向し、矢印38で示すように搬送され、HOT電極32の誘電体34に対して相対移動する。
実施例1と同様に、HOT電極32の誘電体34と被処理物12との間の放電空間35に処理ガスが供給されている状態で、電源36によりHOT電極32に電圧を印加し、放電空間35で放電を発生させることによって、シート状の被処理物12のHOT電極32側の主面を連続的にプラズマ処理する。
なお、被処理物12は、HOT電極32が被処理物12に対向する位置で接地されていなくてもよいが、HOT電極32が被処理物12に対向する位置から離れた位置で接地されていることが好ましい。例えば、被処理物12を巻き取るリールを介して、被処理物12を接地する。
被処理物12には、HOT電極32と被処理物12との間の放電により電荷が移動するが、この電荷は、HOT電極32が被処理物12に対向する位置から離れた位置において被処理物12が接地されていれば、被処理物12が導電性を有するので被処理物12から逃がすことができ、被処理物12の電位を略ゼロに保つことができる。これによって、プラズマ処理を安定化するとともに、プラズマ処理された被処理物12を安全に取り扱うことができる。
(実施例3) 実施例3のプラズマ処理装置40について、図3の要部構成図を参照しながら説明する。
図3に示すように、プラズマ処理装置40は、筒状のHOT電極42に電源46が接続されている。HOT電極42の内面44は、図示していないが誘電体で覆われている。
HOT電極42に、線状の連続する被処理物14が挿通され、被処理物14の外面15が、HOT電極42の内面44に対向する。被処理物14は、矢印48で示すように搬送され、HOT電極42に対して相対移動する。
実施例1と同様に、HOT電極42と被処理物14との間の放電空間45に処理ガスが供給されている状態で、電源46によりHOT電極42に電圧を印加し、放電空間45で放電を発生させることによって、被処理物14の外面15を連続的にプラズマ処理する。
なお、被処理物14は、HOT電極42が被処理物14に対向する位置で接地されていなくてもよいが、HOT電極42が被処理物14に対向する位置から離れた位置で接地されていることが好ましい。
(実施例4) 実施例4のプラズマ処理装置50について、図4の要部構成図を参照しながら説明する。
図4に示すように、プラズマ処理装置50は、棒状のHOT電極52に電源56が接続されている。HOT電極52の外面54は、図示していないが誘電体で覆われている。
HOT電極52は、連続する管状の被処理物16の内部に配置され、被処理物16の内面17が、HOT電極52の外面54に対向する。被処理物16は、例えば矢印58で示すように搬送され、HOT電極52に対して相対移動する。
プラズマ処理装置50は、実施例1と同様に、HOT電極52と被処理物16との間の放電空間55に処理ガスが供給されている状態で、電源56によりHOT電極52に電圧が印加され、放電空間55で放電を発生させることによって、被処理物16の内面17を連続的にプラズマ処理する。
なお、被処理物16は、HOT電極52が被処理物16に対向する位置で接地されていなくてもよいが、HOT電極52が被処理物16に対向する位置から離れた位置で接地されていることが好ましい。
(まとめ) 以上に説明したプラズマ処理装置は、簡単な装置構成でプラズマ処理を行なうことができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施可能である。
プラズマ処理装置の要部構成図である。(実施例1) プラズマ処理装置の要部構成図である。(実施例2) プラズマ処理装置の要部構成面である。(実施例3) プラズマ処理装置の要部構成図である。(実施例4)
符号の説明
10 被処理物
11 表面
12 被処理物
14 被処理物
15 外面
16 被処理物
17 内面
22 HOT電極
24 誘電体
26 電源
32 HOT電極
34 誘電体
36 電源
42 HOT電極
46 電源
52 HOT電極
56 電源

Claims (3)

  1. 電圧を印加するHOT電極の表面を覆う誘電体に対向して、導電性を有する被処理物を配置する、第1のステップと、
    前記誘電体と前記被処理物との間に処理ガスを供給する、第2のステップと、
    前記HOT電極に電圧を印加して前記HOT電極と前記被処理物との間で放電を発生させ、該放電によりプラズマ化した前記処理ガスを前記被処理物の表面に接触させて該表面をプラズマ処理する、第3のステップとを備えたことを特徴とする、プラズマ処理方法
  2. 前記第3のステップにおいて、前記被処理物を前記HOT電極に対して相対移動させながら、前記HOT電極に電圧を印加して前記HOT電極と前記被処理物との間で放電を発生させ、該放電によりプラズマ化した前記処理ガスを前記被処理物の表面に接触させて該表面をプラズマ処理することを特徴とする、請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 前記第3のステップにおいて、前記被処理物を、前記HOT電極が前記被処理物に対向する位置から離れた位置において接地することを特徴とする、請求項1又は2に記載のプラズマ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110349823A (zh) * 2018-04-02 2019-10-18 日本电产株式会社 等离子体处理装置

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