JP2007115593A - 検出センサの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水が本体ケース内に浸入して回路基板に流れることを防ぎ、絶縁性能や耐水性能を向上させることができる検出センサの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂被覆電線40が接続されていない回路基板23及び金属スリーブ25を一次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより少なくとも回路基板23を端子部23cを残して埋設すると共にスリーブ25の外周面に接する規制壁26を有する一次成形部24を成形する一次成形工程と、電線40を規制壁26の外側に通して端子部23cに接続する電線接続工程と、端子部23cに電線40が接続された一次成形部24を二次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより、スリーブ25の内部を除く部分に樹脂によって一次成形部と一体成形される二次成形部28を成形して一次及び二次成形部によって樹脂成形部29を形成する二次成形工程と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は合成樹脂により本体ケースを形成した検出センサの製造方法に関する。
この種の検出センサとしては、合成樹脂によって成形された本体ケースに貫通孔を形成しておき、ここに取付ビスを挿通させて取付け箇所に本体ケースを固定できるようにしたものがある(特許文献1参照。)。本体ケース内には検出部を実装した回路基板が内蔵されており、その回路基板に設けられた電線接続用端子部には樹脂被覆電線が接続されていて、この電線によって検出部と本体ケース外部との電気的な接続ができるようになっている。
このような検出センサを製造するには、次のようにされる。まず、検出部を実装した回路基板の電線接続用端子部に樹脂被覆電線を接続し、その回路基板を本体ケース成形用の金型に収容して金型内に樹脂を充填して、回路基板及びここに接続した樹脂被覆電線の先端部分を埋め込むように樹脂成形して本体ケースを成形するのである。
実用新案登録第2543768号公報
ところで、上記貫通孔の内周部には、その補強を図って貫通孔の内周面に密着する金属スリーブを一体に埋め込むことがある。このような構造の本体ケースを成形する場合には、成形金型内に回路基板を収容すると同時に、本体ケースの貫通孔を形成する位置に予め金属スリーブをセットしておき、その状態で成形金型内に樹脂を充填する。このとき、回路基板に接続されている樹脂被覆電線は金属スリーブに接触しないように成形金型内にセットするのであるが、ときには金型内に射出される樹脂の圧力によって電線が移動し、電線の外周面が金属スリーブの外周面に接触した状態のまま樹脂が硬化してしまうこともある。
金属と成形樹脂とは熱膨張率が大きく相違するし、もともと密着性が樹脂相互に比べれば悪いため、金属スリーブと成形樹脂との境界面には微細な隙間が発生することは避け得ない。また、樹脂被覆電線の被覆樹脂と成形樹脂との間にも、隙間が発生することがある。このため、本体ケースの外面に水分が付着すると、まず金属スリーブと成形樹脂との間の隙間を通って水分が浸入し、次に樹脂被覆電線と成形樹脂との間の隙間を通って水分が本体ケースの内部に浸入し、ついには回路基板まで到達して故障の原因となるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、水が本体ケース内に浸入して回路基板に流れることを防ぎ、絶縁性能や耐水性能を向上させることができる検出センサの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、被検出体を検出する検出部と、この検出部と電気的に接続され電線接続用の端子部を有する回路基板と、この回路基板の前記端子部に接続された樹脂被覆電線と、この樹脂被覆電線のうち前記回路基板の端子部への接続部分を含んで前記検出部及び前記回路基板を埋設するように設けられた樹脂成形部と、前記樹脂成形部のうち前記樹脂被覆電線の埋設部分の近傍に設けられる貫通孔内に配置されると共に前記樹脂成形部の取付け固定のための固定部材を挿通させる金属スリーブと、を備えた検出センサを製造する方法であって、前記樹脂被覆電線が前記金属スリーブに対して所定の距離を隔てた位置からこの金属スリーブ側に変位することを規制する規制手段により前記樹脂被覆電線の変位を規制した状態で前記樹脂成形部を成形する検出センサの製造方法である。
請求項2の発明は、請求項1において、少なくとも前記回路基板の前記端子部に接続される前記樹脂被覆電線の一端部を一次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記樹脂被覆電線の一端部を保持すると共に前記金属スリーブを挿通させる挿通孔を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、前記挿通孔にこの挿通孔よりも小径の前記金属スリーブを挿通させた一次成形部を二次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、を備える検出センサの製造方法である。
請求項3の発明は、請求項1において、前記樹脂被覆電線が接続されていない状態の前記回路基板を一次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記回路基板を保持すると共に前記金属スリーブを挿通させる挿通孔及びこの挿通孔の外側に設けられる規制壁を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、前記樹脂被覆電線を前記規制壁の外側に通して前記回路基板の前記端子部に接続する電線接続工程と、前記回路基板の前記端子部に前記樹脂被覆電線が接続されると共に前記挿通孔にこの挿通孔よりも小径の前記金属スリーブを挿通させた一次成形部を二次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、を備える検出センサの製造方法である。
請求項4の発明は、請求項1において、前記樹脂被覆電線が接続されていない状態の前記回路基板及び前記金属スリーブを一次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより少なくとも前記回路基板を前記端子部を残して埋設すると共に前記金属スリーブの外周面に接する規制壁を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、前記樹脂被覆電線を前記規制壁の外側に通して前記回路基板の前記端子部に接続する電線接続工程と、前記回路基板の前記端子部に前記樹脂被覆電線が接続された一次成形部を二次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、を備える検出センサの製造方法である。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、前記金属スリーブの外周面を粗面に形成した検出センサの製造方法である。
請求項6の発明は、請求項3ないし請求項5のいずれかにおいて、前記一次成形工程において、前記規制壁を、前記金属スリーブの外周面の全域が囲繞されるように形成する検出センサの製造方法である。
請求項7の発明は、請求項3ないし請求項6のいずれかにおいて、前記一次成形工程において、前記規制壁との間で前記樹脂被覆電線を挟む位置にストッパ部を形成する検出センサの製造方法である。
請求項8の発明は、請求項7において、前記電線接続工程において、前記規制壁と対向する前記樹脂被覆電線の被覆を剥いだ状態で電線を前記規制壁と前記ストッパ部との間を通して前記回路基板の前記端子部に接続する検出センサの製造方法である。
請求項9の発明は、請求項3ないし請求項8のいずれかにおいて、前記規制壁における前記樹脂被覆電線と対応する部位よりも前記金属スリーブの軸方向端部側に凹凸形状が形成されている検出センサの製造方法である。
<請求項1の発明>
本発明によれば、金属スリーブに対して所定の距離を隔てた位置からこの金属スリーブ側に変位することを規制する規制手段によって、樹脂被覆電線が金属スリーブの外周面に接触することを防止する。そこで、金属スリーブの外周面と樹脂成形部との接触面から水が浸入したとしても、この水が金属スリーブの外周面から樹脂被覆電線の外側に伝わることがない。このため、樹脂成形部の外部から浸入した水が、樹脂被覆電線を介して回路基板に達することがなく、絶縁性能や耐水性能を向上させることができる。
<請求項2の発明>
本発明によれば、挿通孔にこの挿通孔よりも小径の金属スリーブを挿通させた一次成形部を二次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して一次成形部及び二次成形部によって樹脂成形部を形成することから、挿通孔の内部には金属スリーブの外周面に接して二次成形部が形成され、樹脂被覆電線は、この電線と金属スリーブの外周面と間に形成された二次成形部に接触し、前記金属スリーブの外周面に接触することはない。
一方、金属スリーブと樹脂(二次成形部)との間は金属と樹脂との接触面となっているから、ここに隙間が生じてここに水が浸入することも懸念されるが、しかし、仮に、水が浸入したとしても、その水は、二次成形部により樹脂被覆電線の外側に伝わることが遮られるから、その水が、樹脂被覆電線の外側に伝わって回路基板側に達することを確実に防止することができ、絶縁性能や耐水性能を向上させることができる。
<請求項3の発明>
本発明によれば、金属スリーブを挿通させる挿通孔の外側に規制壁を有する一次成形部を成形することから、電線接続工程において、樹脂被覆電線を規制壁の外側に通して回路基板の端子部に接続する際に、その電線は規制壁の外側に接触することがあっても、金属スリーブの外周面と接触することはない。
一方、金属スリーブと樹脂(二次成形部)との間は金属と樹脂との接触面となっているから、ここに隙間が生じてここに水が浸入することも懸念されるが、しかし、仮に、水が浸入したとしても、その水は、規制壁により樹脂被覆電線の外側に伝わることが抑えられるから、その水が、樹脂被覆電線を介して回路基板に達することを抑制することができる。
<請求項4の発明>
本発明によれば、金属スリーブの外周面に接する規制壁を成形することから、電線接続工程において、樹脂被覆電線を規制壁の外側に通して回路基板の端子部に接続する際に、その電線は規制壁の外側に接触することがあっても、金属スリーブと接触することはない。また、仮に、この電線が規制壁と接触したとしても、規制壁の外側には樹脂が密着して成形されて二次成形部を形成するから、規制壁と樹脂(二次成形部)との間の密着性は極めて高く、両者間に隙間が生ずることを防止できる。
一方、仮に、金属スリーブと規制壁との間に水が浸入したとしても、その水は規制壁により樹脂成形部内に浸入することが遮られるから、その水が、樹脂被覆電線の外側に伝わって回路基板側に達することを確実に防止することができ、絶縁性能や耐水性能を向上させることができる。
<請求項5の発明>
本発明によれば、前記金属スリーブの外周面を粗面に形成したことから、この金属スリーブと二次成形部もしくは規制壁との密着性を高めることができ、金属スリーブが規制壁等から離脱することを抑制することができる。
<請求項6の発明>
本発明によれば、規制壁を金属スリーブの外周面の全域が囲繞されるように形成することから、樹脂被覆電線が金属スリーブの外周面全域に接触することを防止することができ、水が、金属スリーブの外周面からこの電線の外側に伝わって回路基板側に達することを防止することができる。また、樹脂被覆電線が金属スリーブの外周面と対向する複数の位置に別個独立して規制壁を形成する場合に比べて、樹脂を一次成形用金型に注入する注入口を少なくすることができ、この一次成形用金型の構造が複雑になることを抑制することができる。
<請求項7の発明>
本発明によれば、規制壁との間で樹脂被覆電線を挟む位置にストッパ部を形成することから、ストッパ部は前記電線が移動することを規制することができ、この電線が樹脂成形部から露出して水が樹脂成形部の内部に浸入することを防ぐことができる。
<請求項8の発明>
本発明によれば、電線接続工程において、規制壁と対向する樹脂被覆電線の被覆を剥いだ状態で電線を前記規制壁とストッパ部との間を通して回路基板の端子部に接続することから、規制壁とストッパ部との間に樹脂が被覆された電線を通すことができる空間を確保することができない場合であっても、規制壁とストッパ部との間に被覆を剥いだ状態で電線を通すことができる空間を確保することができれば、電線を回路基板に導通接続することができる。
<請求項9の発明>
本発明によれば、規制壁における樹脂被覆電線と対応する部位よりも金属スリーブの軸方向端部側に凹凸形状が形成されていることから、この凹凸形状を用いて沿面距離を長くすることができ、水を樹脂被覆電線の外側に伝わり難くすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図14を参照しつつ説明する。ここでは、この実施形態1を、近接センサを例に挙げて説明する。近接センサ10は、図1に図示するように、直方体形状とされ、後述する検出コイル11及びコンデンサ12によって構成されたLC並列回路13を、発振回路14によって発振させ、発振振幅変化に基づいて、検出対象物の接近や有無を判別するものである。この近接センサ10は、図示するように、製造ラインLによって順次搬送されて検出領域H内を通過する金属製のワークW(被検出体)の数を算出するために用いられる。この近接センサ10は、図示するように、後述する金属スリーブ25に挿通された固定部材25A(例えば、ねじ)によって、取付板30に固定されている。
図2は、近接センサ10の回路構成を示す。LC並列回路13は、発振回路14によって発振状態に維持されることにより、検出コイル11から交流磁界H(検出領域H)を発生する。この発振状態のときにワークWが近接センサ10に接近すると、検出コイル11の磁気エネルギーが吸収され、これに応じてLC並列回路13の振幅電圧が変化(例えば減少)する。
発振状態検出回路15は、例えばLC並列回路13の振幅電圧を所定の閾値と対比し、対比結果に基づいて前記ワークWの検出動作を行う。本実施形態では、この検出動作として、LC並列回路13の振幅電圧が所定の閾値を超過したときに、発光素子16(発光ダイオード)を発光させるとともに、検出信号を、出力回路17を介して近接センサ10の外部に出力する。
図3及び図4は、近接センサ10の断面図である。この近接センサ10は、検出コイル11(検出部に相当する。)が配置された先端側の端面が、検出領域H(図1参照。)に向けられる検出面10aとされ、この検出面10aとは反対側の端面から樹脂被覆電線に相当するケーブル40が導出されている。
検出コイル11は、図示するように、円盤状のフェライトコア21及びコイル線22によって構成されている。このコイル線22は、フェライトコア21の一端面に形成されたボビン部分に複数回巻回されている。この検出コイル11は、コイル線22が巻回された一端面を前記検出面10aに向けた状態で配置されている。
検出コイル11の他端面には、図示するように、回路基板23が、例えば半田付けや接着剤等によって固定されている。回路基板23は、例えばガラスエポキシ基板であり、所定の回路パターン23aがこの基板23の両面に形成されていると共に、上述したコンデンサ12、発振回路14、発振状態検出回路15、発光素子16、出力回路17をそれぞれ構成する電子部品23b(チップ部品)が実装されている。
回路基板23は、回路パターン23aの一端が、例えばリード線(図示せず。)を介して前記コイル線22と電気的に接続されている。この回路基板23は、制御機器(図示せず。)と接続されるケーブル40の信号線40aが、回路パターン23aの他端と電気的に接続された端子部23cに半田付けされている。このケーブル40は、複数の信号線40aを、樹脂製の外皮40bによって被覆したものであり、近接センサ10の検出信号等を、制御機器との間で送受信する。
この近接センサ10は、図示するように、金属製(例えば鉄製)のスリーブ25が、信号線40aに近傍に埋設されている。このスリーブ25の外周面は、梨地状の粗面に形成されている。
検出コイル11及び回路基板23のうちの検出コイル11側の部分は、後述するインサート成形装置50によって、図示するように、一次成形された樹脂部材(一次成形樹脂部材24)によって覆われている。さらに、このインサート成形装置50により、一次成形樹脂部材24は、図示するように、金属スリーブ25の外周面を覆う外周壁部26(規制手段)、この外周壁部26を挟んだ両側にストッパ部27を形成している。この外周壁部26は、本発明の規制壁に相当する。
ストッパ部27は、図示するように、外周壁部26と一体に成形されている。なお、一次成形樹脂部材24は、黒色のポリブチレンテレフタレート樹脂を用いて形成した。この一次成形樹脂部材24は、本発明の一次成形部に相当する。
この外周壁部26は、図5に図示するように、金属スリーブ25の外周面25Bのすべてを覆うように形成されている。この外周壁部26には、図示するように、段部26A(凹凸形状)が形成されている。本実施形態では、各段部26Aが、外周壁部26と接する金属スリーブ25の軸方向の両端に形成されている。
近接センサ10は、図示するように、ねじ25Aが金属スリーブ25に挿通され、このねじ25Aを取付板30に螺着させて固定されている。
また、図3及び図4に図示するように、この近接センサ10は、一次成形樹脂部材24を除く部分が、後述するインサート成形装置50により、二次成形された樹脂部材(二次成形樹脂部材28)によって覆われている。この二次成形樹脂部材28は、一次成形樹脂部材24と一体に成形され、本体ケース29を構成する。ここでは、二次成形樹脂部材28を、透明なポリエステル樹脂を用いて形成した。この二次成形樹脂部材28は本発明の二次成形部、本体ケース29は本発明の樹脂成形部にそれぞれ相当する。
本実施形態の近接センサ10は、一次成形工程、電線接続工程、二次成形工程を経て製造される。一次成形工程では、上述したように、回路基板23に形成された回路パターン23aを、検出コイル11のコイル線22と電気的に接続すると共に、検出コイル11を、半田付けや接着剤等によって、回路基板23に仮固定してインサート品45(図6参照。)を形成する。
その後、図6に図示するように、このインサート品45を、インサート成形装置50の下側成形金型50Aのキャビティ溝51A内に挿入する。さらに、図示するように、金属スリーブ25を、キャビティ溝52A,53Aと連通するキャビティ溝54A内に配置する。そして、図7に図示する上側成形金型50Bを、下側成形金型50Aに被せて固定する。なお、下側成形金型50A及び上側成形金型50Bは、本発明の一次成形用金型に相当する。
次に、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図7ないし図9から理解できるように、溶融樹脂J(ここでは、前記ポリブチレンテレフタレート樹脂)が、各注入口55A,55Bから、下側成形金型50Aの各キャビティ溝51A〜54A及び上側成形金型50Bの各キャビティ溝51B〜54Bに、それぞれ注入される。
この溶融樹脂Jの注入が終了した後に、下側及び上側成形金型50A,50Bをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂Jは、固化して前記一次成形樹脂部材24となり、検出コイル11及び回路基板23のうちの検出コイル11側の部分を覆うと共に、前記外周壁部26、段部26A、ストッパ部27を形成する。この一次成形樹脂部材24と一体に成形された回路基板23は、下側及び上側成形金型50A,50Bから型抜きされる。
電線接続工程では、図10に図示するように、ケーブル40の信号線40aを、外周壁部26とストッパ部27との間を通過させる。この信号線40aは、図示するように、芯線40bを樹脂製の外皮40cによって被覆したものである。
そして、この電線接続工程では、芯線40bを、半田付けによって、前記端子部23cと電気的に接続する。このようにして、ケーブル40が、一次成形樹脂部材24と一体に成形された回路基板23と電気的に接続される。信号線40aは、図示するように、金属スリーブ25に対して外周壁部26の厚み寸法を隔てた位置からこのスリーブ25側に変位することが規制されている。
二次成形工程では、図11に図示するように、ケーブル40が接続されて一次成形樹脂部材24と一体に形成された回路基板23を、インサート成形装置50の下側成形金型50Cのキャビティ溝51Cに挿入する。そして、図12に図示する上側成形金型50Dを、下側成形金型50Cに被せて固定する。なお、下側成形金型50C及び上側成形金型50Dは、本発明の二次成形用金型に相当する。
その後、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図12ないし図14から理解できるように、溶融樹脂J1(ここでは、前記ポリエステル樹脂)が、各注入口55C,55Dから、下側成形金型50Cのキャビティ溝51C及び上側成形金型50Dの各キャビティ溝51Dに、それぞれ注入される。
この溶融樹脂J1の注入が終了した後に、下側及び上側成形金型50C,50Dをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂J1は固化して前記二次成形樹脂部材28となる。この二次成形樹脂部材28は、一次成形樹脂部材24と密着させて一体になるように形成されると共に、金属スリーブ25の内部を除いて回路基板23及びケーブル40を包囲するように形成される。図3及び図4に図示した近接センサ10は、この二次成形工程が終了した後に型抜きされて完成する。
本実施形態の近接センサ10によれば、図5に図示したように、二次成形樹脂部材28が外周壁部26と密着して形成されているから、水が、本体ケース29の外部から、前記樹脂部材28と外周壁部26との間に浸入することを防ぐことができる。
これに対し、金属スリーブ25と外周壁部26との間は密着性が劣り、水がこのスリーブ25の外周面25Bと外周壁部26との間に浸入することが懸念される。しかし、水が浸入したとしても、この水は、外周壁部26によって本体ケース29に浸入することが遮られて信号線40aの外側に到達することがないから、この信号線40aと電気的に接続された回路基板23に到達することを防ぐことができる。そこで、水が本体ケース29の外部から回路基板23に浸入し、近接センサ10の動作に不具合を生じさせることを防止することができる。
本実施形態では、一次成形工程によって、図5に図示したように、外周壁部26を、金属スリーブ25の外周面25Bのすべてを覆うように形成した。これによって、前記信号線40aが金属スリーブ25の外周面25Bに接触することを防止することができ、水が、この外周面25Bと外周壁部26との間に浸入することがあっても、この水が、外周面25Bから信号線40aを経由して回路基板23の端子部23cに流れることを防止することができる。また、外周壁部26を信号線40aが外周面25Bと対向する複数の位置に別個独立して形成する場合に比べて、溶融樹脂Jを下側成形金型50A及び上側成形金型50Bに注入する各注入口を少なくすることができ、この金型50A,50Bの構造が複雑になることを抑制することができる。
さらに、一次成形工程においては、図5に図示したように、外周壁部26に段部26Aを形成した。そこで、この段部26Aを用いて沿面距離を長くすることができ、水を、本体ケース29の内部(信号線40a)に浸入させ難くすることができる。
一次成形工程においては、外周面25Bを梨地状の粗面にした金属スリーブ25を用いた。そこで、図5から理解できるように、このスリーブ25の外周面25Bと外周壁部26との密着性を高めることができ、このスリーブ25が外周壁部26から離脱することを抑制することができる。
一次成形工程においては、図10から理解できるように、ストッパ部27を、信号線40aを挟んで外周壁部26と対向する位置に形成した。そこで、図13及び図14から理解できるように、このストッパ部27は、二次成形工程において注入される溶融樹脂J1によって信号線40aが移動することを規制し、この信号線40aが前記本体ケース29(図5参照。)から露出して水がこのケース29の内部に浸入することを防ぐことができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図15ないし図25を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図15及び図16は、本実施形態の近接センサ10Aの断面図である。図示するように、回路基板23は、一次成形樹脂部材24によって前記端子部23cの周囲を除く部分が包囲されながら、この樹脂部材24に保持されている。この一次成形樹脂部材24は、図示するように、ベース部35を構成する。
このベース部35には、立設壁26B(規制手段)及び貫通孔31が設けられている。この立設壁26Bは本発明の規制壁、貫通孔31は本発明の挿通孔にそれぞれ相当する。
貫通孔31には、図16に図示するように、金属スリーブ25が挿通されている。この金属スリーブ25は、図15に図示するように、2つの立設壁26Bによって、信号線40aと隔てられている。この立設壁26Bは、図示するように、所定の距離を置いて金属スリーブ25の外周面25Bの一部を囲むと共に、高さ寸法が金属スリーブ25の高さ寸法より短くなるように形成されている。
また、図示するように、この近接センサ10Aは、ベース部35を除く部分が、二次成形樹脂部材28によって覆われている。
この近接センサ10Aは、一次成形工程、電線接続工程、二次成形工程を経て製造される。一次成形工程では、最初に、インサート品45を、図17に図示するように、前記インサート成形装置50の下側成形金型50Eのキャビティ溝51E,52E内に挿入する。その後、図18に図示する上側成形金型50Fを、下側成形金型50Eに被せて固定する。この下側成形金型50E及び上側成形金型50Fは、本発明の一次成形用金型に相当する。
次に、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図18ないし図20から理解できるように、溶融樹脂J(ここでは、前記ポリブチレンテレフタレート樹脂)が、各注入口55E,55Fから、下側成形金型50Eの各キャビティ溝51E,52E及び上側成形金型50Fの各キャビティ溝51F〜54Fに、それぞれ注入される。
この溶融樹脂Jの注入が終了した後に、下側及び上側成形金型50E,50Fをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂Jは、固化して前記ベース部35及び前記立設壁26Bを形成する。このベース部35に保持された回路基板23は、下側及び上側成形金型50E,50Fから型抜きされる。
電線接続工程では、図21に図示するように、ケーブル40の信号線40aを、ベース部35の直上であって立設壁26Bの外側を通過させる。その後、芯線40bを、半田付けによって、端子部23cと電気的に接続する。このようにして、ケーブル40が、ベース部35に保持された回路基板23と電気的に接続される。
二次成形工程では、図22に図示するように、ケーブル40が接続されてベース部35に保持された回路基板23を、インサート成形装置50の下側成形金型50Gのキャビティ溝51Gに挿入する。さらに、金属スリーブ25を貫通孔31(図21参照。)に挿通させる。そして、図23に図示する上側成形金型50Hを、下側成形金型50Gに被せて固定する。なお、下側成形金型50G及び上側成形金型50Hは、本発明の二次成形用金型に相当する。信号線40aは、図示するように、金属スリーブ25の外周面25Bから立設壁26Bの側面までの距離を隔てた位置から、このスリーブ25側に変位することが規制されている。
その後、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図23ないし図25から理解できるように、溶融樹脂J1(ここでは、前記ポリエステル樹脂)が、各注入口55G,55Hから、下側成形金型50Gのキャビティ溝51G及び上側成形金型50Hのキャビティ溝51Hに、それぞれ注入される。
この溶融樹脂J1の注入が終了した後に、下側及び上側成形金型50G,50Hをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂J1は固化して前記二次成形樹脂部材28となる。この二次成形樹脂部材28は、ベース部35(一次成形樹脂部材24)と密着させて一体になるように形成されると共に、金属スリーブ25の内部を除き、回路基板23、立設壁26B、金属スリーブ25の外周面25B及びケーブル40を包囲するように形成される。図15及び図16に図示した近接センサ10Aは、この二次成形工程が終了した後に型抜きされて完成する。
本実施形態の近接センサ10Aによれば、図25から理解できるように、水が金属スリーブ25の外周面25Bと二次成形樹脂部材28との間に浸入したとしても、この水は、立設壁26Bによって、信号線40aの外側に到達することが抑えられるから、この信号線40aと電気的に接続された回路基板23に到達することを抑制することができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図26ないし図36を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図26及び図27は、本実施形態の近接センサ10Gの断面図である。図示するように、ケーブル40は、一次成形樹脂部材24によって、樹脂製の外皮40bの先端付近及び金属スリーブ25近傍に位置する信号線40aが包囲されながらこの樹脂部材24に保持されている。
この一次成形樹脂部材24には、貫通孔31が設けられている。この貫通孔31は本発明の挿通孔に相当する。貫通孔31には、図27に図示するように、金属スリーブ25が挿通されている。
また、図示するように、この近接センサ10Gは、一次成形樹脂部材24を除く部分が、二次成形樹脂部材28によって覆われている。
この近接センサ10Gは、一次成形工程、二次成形工程を経て製造される。一次成形工程では、芯線40bを、端子部23cに半田付けして電気的に接続し、前記インサート成形品45と一体にする。次に、信号線40a及びケーブル40の外皮40bを、図28に図示するように、前記インサート成形装置50の下側成形金型50Iのキャビティ溝51I内に挿入する。その後、図29に図示する上側成形金型50Jを、下側成形金型50Iに被せて固定する。この下側成形金型50I及び上側成形金型50Jは、本発明の一次成形用金型に相当する。
次に、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図29ないし図31から理解できるように、溶融樹脂J(ここでは、前記ポリブチレンテレフタレート樹脂)が、各注入口55I,55Jから、下側成形金型50Iのキャビティ溝51I及び上側成形金型50Jのキャビティ溝51Jに、それぞれ注入される。
この溶融樹脂Jの注入が終了した後に、下側及び上側成形金型50I,50Jをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂Jは、固化して前記貫通孔31が設けられた一次成形樹脂部材24を形成する。図32から理解できるように、この一次成形樹脂部材24は、ケーブル40及びインサート成形品45と共に下側及び上側成形金型50I,50Jから型抜きされる。
二次成形工程では、図33に図示するように、一次成形樹脂部材24を、ケーブル40及びインサート成形品45と共にインサート成形装置50の下側成形金型50Kのキャビティ溝51Kに挿入する。図33から理解できるように、インサート成形品45は、検出コイル11の側面が保持ピン57によって挟まれてキャビティ溝51Kに保持されている。さらに、金属スリーブ25を貫通孔31に挿通させる。そして、図34に図示する上側成形金型50Lを、下側成形金型50Kに被せて固定する。なお、下側成形金型50K及び上側成形金型50Lは、本発明の二次成形用金型に相当する。信号線40aは、図31及び図33から理解できるように、一次成形樹脂部材24によって包囲されて金属スリーブ25側に変位することが規制されている。
その後、樹脂供給装置(図示せず。)によって、図33ないし図36から理解できるように、溶融樹脂J1(ここでは、前記ポリエステル樹脂)が、各注入口55K,55Lから、下側成形金型50Kのキャビティ溝51K及び上側成形金型50Lのキャビティ溝51Lに、それぞれ注入される。保持ピン57は、溶融樹脂J1をキャビティ溝51K,51Lに注入し終えた後に、ガイド溝58によって誘導されてキャビティ溝51K,51Lから後退する。
保持ピン57がキャビティ溝51K,51Lから後退した後に、下側及び上側成形金型50K,50Lをそれぞれ冷却する。これによって、溶融樹脂J1は固化して前記二次成形樹脂部材28となる。この二次成形樹脂部材28は、一次成形樹脂部材24と密着させて一体になるように形成されると共に、金属スリーブ25の内部を除き、金属スリーブ25の外周面25B、ケーブル40の端部、インサート成形品45を包囲するように形成される。図26及び図27に図示した近接センサ10Gは、この二次成形工程が終了した後に型抜きされて完成する。
本実施形態の近接センサ10Gによれば、図36から理解できるように、水が金属スリーブ25の外周面25Bと二次成形樹脂部材28との間に浸入したとしても、この水が、二次成形樹脂部材28によって、信号線40aの外側に到達することが遮られるから、この信号線40aと電気的に接続された回路基板23に到達することを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。なお、以下の説明では、上述した実施形態1等と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。
(1)例えば、図37に図示する近接センサ10Bのように、外皮40cを剥いで、芯線40bを、上述した電線接続工程において、外周壁部26とストッパ部27との間を通過させて回路基板23の端子部23cに接続したものであってもよい。この近接センサ10Bは、小型化されたものでありながら、ねじを挿通させる金属スリーブ25を本体ケース29に設ける必要がある。しかし、この金属スリーブ25を設けると、外周壁部26とストッパ部27との間隔が狭められ、外皮40cによって被覆された芯線40bを、外周壁部26とストッパ部27との間を通過させることができなくなるという問題がある。そこで、外皮40cによって被覆された芯線40bを、外周壁部26とストッパ部27との間に通過させることができない場合であっても、外皮40cを剥いで、芯線40bを、図示のように、外周壁部26とストッパ部27との間を通過させることができれば、この芯線40bを端子部23cと接続することにより、ケーブル40を回路基板23に電気的に接続することができる。
(2)図38及び図39に図示する近接センサ10Cのように、リング部材を略半割りにして窪部61を形成した樹脂部材60を、例えば接着剤によって各ストッパ部27に2つずつ接着し、信号線40aを、この窪部61に嵌入させて金属スリーブ25の外周面25Bと接触することがないようにさせながら回路基板23の端子部23cに接続したものであってもよい。これによって、水が前記外周面25Bと二次成形樹脂部材28との間に浸入したとしても、信号線40aは窪部61に嵌入されてこの外周面25Bに接触することなく、水がこの外周面25Bから信号線40aの外側に到達することを防ぐことができる。
(3)図40に図示する近接センサ10Dのように、弾性部材70(例えばゴム製の筒部材)を、接着剤によって、金属スリーブ25の外周面25Bを取り囲むように一次成形樹脂部材24に接着し、信号線40aを、弾性部材70の復元力によって、ストッパ部27に押し付けながら前記端子部23cに接続したものであってもよい。このように、信号線40aは、弾性部材70によってストッパ部27に押し付けられて金属スリーブ25の外周面25Bに接触することがなく、水がこの外周面25Bから信号線40aの外側に到達することを防ぐことができる。
(4)実施形態1においては、図5に図示したように、段部26Aを、外周壁部26と接する金属スリーブ25の軸方向の両端に形成したが、前記金属スリーブ25の軸方向の一端に形成してもよい。
(5)実施形態1においては、図5に図示したように、段部26Aを外周壁部26に形成して沿面距離を長くしたが、沿面距離を長くするために、図41に図示するように、金属スリーブ25の中心軸L1に対して垂直方向に突出する凸部26Cを、外周壁部26に形成してもよい。
(6)実施形態2においては、立壁部26Bを、一次成形工程によって、ベース部35と一体に形成したが、この立壁部26Bを、予めベース部35とは別に形成した後に、接着剤によってベース部35に固着させて形成してもよい。
(7)実施形態2においては、立設壁26Bを、所定の距離を置いて金属スリーブ25の外周面25Bの一部を囲むように形成したが、図42に図示する近接センサ10Eのように、立設壁26Bを、金属スリーブ25の外周面25Bのすべてを覆うように形成してもよい。
また、立設壁26Bは、図中の破線に示すように、段部26Aを備えるものであってもよい。
(8)図43に図示する近接センサ10Fのように、上述した一次成形工程において、ストッパ部27を、ベース部35と一体に形成してもよい。
本発明の実施形態1に係る近接センサの使用状態を示す斜視図 同近接センサの回路構成図 同近接センサの第1断面図 その第2断面図 同近接センサに埋設された金属スリーブ近傍の断面図 インサート品を配置した一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 一次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 実施形態1の一次成形品とケーブルとの接続状態図 ケーブルが接続された一次成形品を配置した二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 二次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 本発明の実施形態2に係る近接センサの第1断面図 その第2断面図 インサート品を配置した一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 一次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 実施形態2の一次成形品とケーブルとの接続状態図 ケーブルが接続された一次成形品を配置した二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 二次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 本発明の実施形態3に係る近接センサの第1断面図 その第2断面図 ケーブルが接続されたインサート成形品45を配置した一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 一次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の一次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 ケーブルが一体化された一次成形品とインサート成形品との接続状態図 インサート成形品が接続された一次成形品を配置した二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 二次成形工程に用いる上側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側成形金型の概略図 溶融樹脂注入時の二次成形工程に用いる下側及び上側成形金型の概略断面図 他の実施形態に係る近接センサの概略断面図 信号線を嵌入させる樹脂部材を備えた近接センサの概略断面図 その部分拡大断面図 信号線をストッパ部に押し付ける弾性部材を備えた近接センサの概略断面図 さらに他の実施形態に係る近接センサに埋設された金属スリーブ近傍の断面図 立設壁を金属スリーブの外周面の全域を覆うように形成した近接センサの断面図 立設壁及びストッパ部を備えた近接センサの断面図
符号の説明
10…近接センサ
11…検出コイル(検出部)
23…回路基板
23c…端子部
24…一次成形樹脂部材(一次成形部)
25…金属スリーブ
25A…ねじ
25B…金属スリーブの外周面
26…外周壁部(規制壁)
26A…段部(凹凸形状)
26B…立設壁(規制壁)
26C…凸部(凹凸形状)
27…ストッパ部
28…二次成形樹脂部材(二次成形部)
29…本体ケース(樹脂成形部)
31…貫通孔(挿通孔)
40…ケーブル(樹脂被覆電線)
40a…信号線
40b…芯線
40c…外皮
50A,50E…下側成形金型(一次成形用金型)
50B,50F…上側成形金型(一次成形用金型)
50C,50G…下側成形金型(二次成形用金型)
50D,50H…上側成形金型(二次成形用金型)
J…溶融樹脂
W…ワーク(被検出体)

Claims (9)

  1. 被検出体を検出する検出部と、この検出部と電気的に接続され電線接続用の端子部を有する回路基板と、この回路基板の前記端子部に接続された樹脂被覆電線と、この樹脂被覆電線のうち前記回路基板の端子部への接続部分を含んで前記検出部及び前記回路基板を埋設するように設けられた樹脂成形部と、前記樹脂成形部のうち前記樹脂被覆電線の埋設部分の近傍に設けられる貫通孔内に配置されると共に前記樹脂成形部の取付け固定のための固定部材を挿通させる金属スリーブと、を備えた検出センサを製造する方法であって、
    前記樹脂被覆電線が前記金属スリーブに対して所定の距離を隔てた位置からこの金属スリーブ側に変位することを規制する規制手段により前記樹脂被覆電線の変位を規制した状態で前記樹脂成形部を成形する検出センサの製造方法。
  2. 少なくとも前記回路基板の前記端子部に接続される前記樹脂被覆電線の一端部を一次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記樹脂被覆電線の一端部を保持すると共に前記金属スリーブを挿通させる挿通孔を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、
    前記挿通孔にこの挿通孔よりも小径の前記金属スリーブを挿通させた一次成形部を二次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、
    を備える請求項1記載の検出センサの製造方法。
  3. 前記樹脂被覆電線が接続されていない状態の前記回路基板を一次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記回路基板を保持すると共に前記金属スリーブを挿通させる挿通孔及びこの挿通孔の外側に設けられる規制壁を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、
    前記樹脂被覆電線を前記規制壁の外側に通して前記回路基板の前記端子部に接続する電線接続工程と、
    前記回路基板の前記端子部に前記樹脂被覆電線が接続されると共に前記挿通孔にこの挿通孔よりも小径の前記金属スリーブを挿通させた一次成形部を二次成形用金型に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、
    を備える請求項1記載の検出センサの製造方法。
  4. 前記樹脂被覆電線が接続されていない状態の前記回路基板及び前記金属スリーブを一次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより少なくとも前記回路基板を前記端子部を残して埋設すると共に前記金属スリーブの外周面に接する規制壁を有する一次成形部を成形する一次成形工程と、
    前記樹脂被覆電線を前記規制壁の外側に通して前記回路基板の前記端子部に接続する電線接続工程と、
    前記回路基板の前記端子部に前記樹脂被覆電線が接続された一次成形部を二次成形用金型内に収容して樹脂成形することにより、前記金属スリーブの内部を除く部分に樹脂によって前記一次成形部と一体に成形される二次成形部を成形して前記一次成形部及び前記二次成形部によって前記樹脂成形部を形成する二次成形工程と、
    を備える請求項1記載の検出センサの製造方法。
  5. 前記金属スリーブの外周面を粗面に形成した請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の検出センサの製造方法。
  6. 前記一次成形工程において、前記規制壁を、前記金属スリーブの外周面の全域が囲繞されるように形成する請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の検出センサの製造方法。
  7. 前記一次成形工程において、前記規制壁との間で前記樹脂被覆電線を挟む位置にストッパ部を形成する請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の検出センサの製造方法。
  8. 前記電線接続工程において、前記規制壁と対向する前記樹脂被覆電線の被覆を剥いだ状態で電線を前記規制壁と前記ストッパ部との間を通して前記回路基板の前記端子部に接続する請求項7記載の検出センサの製造方法。
  9. 前記規制壁における前記樹脂被覆電線と対応する部位よりも前記金属スリーブの軸方向端部側に凹凸形状が形成されている請求項3ないし請求項8のいずれかに記載の検出センサの製造方法。
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