JP2007114407A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】音声のみが出力されている間に放電ランプで消費される電力を低減することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】放電ランプ11と、放電ランプ11からの白色光を赤・緑・青の光に色時分割するカラーホイール15と、色時分割された光を光変調する光変調部8と、スピーカ7と、オーディオオンリーボタンに係る信号を受信する受光部13とを備え、該信号を受信した場合、光変調部8による光変調を停止させ、音声のみを出力するようにしてあるプロジェクタに、映像を表示する場合、放電ランプ11に第1電力を供給し、音声のみを出力する場合、第1電力より小さく、アーク放電を維持することができる第2電力を放電ランプ11に供給する点灯装置10を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像を表示せずに音声のみを出力することができるプロジェクタに関する。
従来のリアプロジェクタは、放電ランプ、例えば超高圧水銀ランプを備えており、該放電ランプからの白色光を等速回転するカラーホイールで赤・緑・青の光に色時分割し、色時分割された光をDMD(Digital Micromirror Device)で光変調してスクリーンに投射するように構成している。DMDによる光変調は、制御部によって制御される。
また、リアプロジェクタは、音声を出力するスピーカ、及び音声のみを出力させ、また音声のみの出力を解除させるためのオーディオオンリーボタンを備えている。
図5は、投射及び音声出力に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
映像表示及び音声出力中にオーディオオンリーボタンが押圧された場合、制御部は、DMDへの映像信号の出力を停止して、映像表示を停止させる(ステップS21)。映像表示が停止した場合、音声のみが出力される。
次いで、制御部は、オーディオオンリーボタンが押圧されたか否かを判定する(ステップS22)。オーディオオンリーボタンが押圧されたと判定した場合(ステップS22:YES)、制御部は、映像信号をDMDへ出力することで映像の表示を再開し(ステップS23)、処理を終える。オーディオオンリーボタンが押圧されていないと判定した場合(ステップS22:NO)、制御部は、処理をステップS22へ戻す。
このように構成されるリアプロジェクタにおいては、映像の表示を停止し、音声のみを出力することができる。
特開2004−319193号公報
しかしながら、従来のリアプロジェクタにおいては、映像が表示されず、音声のみが出力されている間も放電ランプは点灯しており、放電ランプで電力が浪費されるという問題があった。
なお、消灯した放電ランプを再点灯させるためには、放電ランプの温度が再点灯可能な所定温度以下になるまで待機する必要がある。従って、オーディオオンリーボタンが押圧された場合に放電ランプを消灯するように構成したリアプロジェクタにおいては、音声のみの出力を開始した場合、一定時間が経過するまで映像を再表示することができないという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、映像表示中に音声のみの出力を受け付けた場合、放電ランプに供給する電力を低減するように構成することにより、音声のみが出力されている間に放電ランプで消費される電力を低減することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、音声のみの出力中に映像の表示を受け付けた場合、放電ランプに供給する電力を増加させるように構成することにより、音声のみを出力している状態から放電ランプの光量を増加させて映像の表示を直ちに再開することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、音声のみの出力を開始してから所定時間が経過した場合、放電ランプを消灯させるように構成することにより、音声のみを出力している間に放電ランプで消費される電力を更に低減することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、音声のみの出力を開始してから、放電ランプの温度が熱平衡に達するために必要な所定時間が経過した場合、つまり放電ランプの温度が十分に低下した場合、放電ランプを消灯させるように構成することにより、音声のみの出力を受け付けた時に放電ランプを消灯する場合に比べて、放電ランプの消灯後、速やかに放電ランプを再点灯させ、映像の表示を再開させることができるプロジェクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、音声のみの出力を受け付けた場合、放電ランプの放電維持に必要な所定電力を放電ランプに供給するように構成することにより、音声のみの出力中に放電ランプの放電を維持することができ、映像の表示を受け付けた場合、直ちに放電ランプの光量を増加させて映像の表示を再開させることができるプロジェクタを提供することにある。
本発明に係るプロジェクタは、映像を表示するための光を発する放電ランプと、該放電ランプに第1電力を供給する給電手段と、音声のみの出力を受け付ける受付手段とを備え、該受付手段が音声のみの出力を受け付けた場合、音声のみを出力するようにしてあるプロジェクタにおいて、前記給電手段は、前記第1電力を供給していて、前記受付手段が音声のみの出力を受け付けた場合、前記放電ランプに前記第1電力より小さい第2電力を供給する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、放電ランプに映像を表示するための第1電力を供給していて、受付手段が音声のみの出力を受け付けた場合、給電手段は、放電ランプに第2電力を供給する。第2電力は、第1電力より小さいため、音声のみの出力中に第1電力を放電ランプに供給する従来のプロジェクタに比べて、放電ランプで消費される電力を低減することができる。
本発明に係るプロジェクタは、映像の表示を受け付ける表示受付手段を備え、前記給電手段は、前記第2電力を供給していて、前記表示受付手段が表示を受け付けた場合、前記放電ランプに前記第1電力を供給するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、放電ランプに第2電力が供給されていて、表示受付手段が映像の表示を受け付けた場合、供給手段は、放電ランプに第1電力を供給する。従って、第1電力が給電され、光量が増加した放電ランプを光源として、映像の表示が再開される。
本発明に係るプロジェクタは、前記受付手段が音声のみの出力を受け付けた時からの経過時間を計時する計時手段を備え、前記給電手段は、前記計時手段が所定時間の経過を計時した場合、電力の供給を停止する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、受付手段が音声のみの出力を受け付けた時からの経過時間を計時手段が計時する。そして、計時手段が所定時間の経過を計時した場合、給電手段は、電力の供給を停止する。つまり、放電ランプの温度が低下してから放電ランプを消灯する。
従って、音声のみを出力している間に放電ランプで消費される電力は、電力の供給を維持する場合に比べて更に低減される。また、受付手段が音声のみの出力を受け付けた時の放電ランプの温度に比べて、消灯時の放電ランプの温度は低温であるため、放電ランプの再点灯に要する時間は短い。
本発明に係るプロジェクタは、前記所定時間が、前記給電手段が前記放電ランプに前記第2電力を供給した時から、前記放電ランプの温度が熱平衡に達するまでの時間であることを特徴とする。
本発明にあっては、放電ランプの温度が熱平衡に達した場合、放電ランプを消灯するように構成しているため、第2電力が給電されている放電ランプの温度が最低温度になった後に、放電ランプは消灯する。従って、放電ランプの再点灯に要する時間は、最短である。
本発明に係るプロジェクタは、前記第2電力が、前記放電ランプの放電維持に必要な電力であることを特徴とする。
本発明にあっては、第2電力は、放電ランプの放電維持に必要な電力であるため、第2電力が供給されている放電ランプは消灯しない。従って、第2電力が放電ランプに供給されている場合、放電ランプに供給する電力を増加させることで、放電ランプの光量を直ちに増加させることができる。
本発明によれば、音声のみが出力されている間に放電ランプで消費される電力を低減することができる。
本発明によれば、音声のみを出力している状態から、放電ランプの光量を増加させて映像の表示を直ちに再開することができる。
本発明によれば、放電を維持する場合に比べて、音声のみを出力している間に放電ランプで消費される電力を更に低減することができる。
本発明によれば、音声のみの出力を受け付けた時に放電ランプを消灯する場合に比べて、放電ランプの消灯後、速やかに放電ランプを再点灯させ、映像の表示を再開させることができる。
本発明によれば、音声のみの出力中に放電ランプの放電を維持し、映像の表示を受け付けた場合、直ちに放電ランプの光量を増加させて映像の表示を再開させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るリアプロジェクタの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係るリアプロジェクタは、映像の表示を停止して、音声のみを出力するオーディオオンリー機能を有しており、音声のみを出力する場合、映像を表示するための放電ランプ11に供給する電力を低減させるようにしてある。
図中2は、アンテナAで受信したRF信号を増幅し、特定のチャンネルの信号を選択するデジタルチューナであり、デジタルチューナ2は、選択した信号をデジタルのデータにAD変換し、AD変換したデータを復調部3に与える。特定のチャンネルは、制御部1から与えられる信号によって設定される。
デジタルチューナ2から出力されたデータは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調されていて、復調部3は、前記データを、MPEG2TS形式のトランスポートストリームに復調し、復調したトランスポートストリームをデマルチプレクサ4に与える。
トランスポートストリームは、複数のTSパケットから構成されていて、複数のTSパケットから、ビデオストリーム及び音声ストリームが復元される。
デマルチプレクサ4は、トランスポートストリームからビデオ及び音声のTSパケットを選択し、選択したTSパケットからなるビデオストリーム及び音声ストリームを、夫々音声信号処理部5及びビデオ信号処理部6に与える。
音声信号処理部5は、デマルチプレクサ4から与えられた音声ストリームを、MPEG2AAC(Advanced Audio Coding)形式の圧縮伸張方式に従って復調する。そして、音声信号処理部5は、復調した音声ストリームをアナログの音声信号にDA変換し、DA変換した音声信号を増幅してスピーカ7に与える。
ビデオ信号処理部6は、デマルチプレクサ4から与えらたビデオストリームを、MPEG2形式の圧縮伸張方式に従って復調し、復調したビデオストリームを赤・緑・青の時系列順のフレーム画に係る映像信号に変換して光変調部8に与える。
また、リアプロジェクタは、白色光を発する放電ランプ11、放電ランプ11を点灯させる点灯装置10、放電ランプ11からの白色光を赤・緑・青の光に色時分割するカラーホイール15を備えており、光変調部8は、色時分割された光を時系列順に光変調し、光変調した変調光を投射レンズ群9に入射させる。
放電ランプ11は、例えば超高圧水銀ランプであり、回転放物面の鏡面を有する図示しないリフレクタの焦点に発光中心が位置するようにリフレクタに固定されている。リフレクタは、カラーホイール15側へ放電ランプ11からの白色光を反射する。
カラーホイール15は、赤色、緑色及び青色の扇型のカラーフィルタを周方向に配しており、放電ランプ11の光域がカラーフィルタの回転通過域に位置するように配置されている。カラーホイール15の中心部には、カラーホイール15を等速回転させるモータの出力軸が接続されている。モータの回転は、制御部1が制御する。カラーホイール15が等速回転している場合、白色光はカラーフィルタに順次的に入射し、時系列で色時分割される。カラーホイール15により色時分割された赤・緑・青の光は、光変調部8へ出射される。
光変調部8は、DMD及び該DMDを駆動するDMD駆動部を備えている。DMDは、映像の各ドット、例えばSVGA規格の600×800のドットに対応付けられた複数の微小可動ミラーを備えている。DMD駆動部は、カラーホイール15から出射された光が、投射レンズ群9の内外へ選択的に反射するように、各微小可動ミラーを選択的に±10度傾ける。DMDに入射した光は、DMDの微小可動ミラーにより光変調、即ち反射され、光変調された変調光は、投射レンズ群9へ出射される。
投射レンズ群9は、光変調部8にて光変調された変調光を投射するための投射レンズ、焦点を調整するフォーカスレンズ、及び投射される変調光の広がりを調整するズームレンズ等を備えており、入射した変調光は各レンズを通じてスクリーンSに投射され、映像信号に係る映像がスクリーンSに色時分割表示される。
制御部1は、CPU、制御部1を動作させるためのプログラムを記憶したROM、RAM及びタイマー1a等を備えており、制御部1は、ROMが記憶している前記プログラムをRAMに展開して実行することにより、チャンネル選択、復調、点灯装置10から放電ランプ11への電力の供給を制御する。
また、制御部1には、フォトダイオードからなり、遠隔操作装置14から送信される赤外光の信号を受信する受光部13が設けられている。
また、リアプロジェクタは、放電ランプ11を空冷するためのファン12b及びファン12bを駆動するファン駆動部12aを備えており、制御部1は、ファン駆動部12aに制御信号を与えることで、ファン12bの回転及び停止を制御するように構成されている。
図2は、遠隔操作装置14のブロック図である。遠隔操作装置14は、略直方体の筐体を備え、電源ボタン14b、オーディオオンリーボタン14c、チャンネルボタン14d、音量ボタン14e等が筐体の操作面に配されている。筐体の前面側には、各ボタンが操作された場合、操作されたボタンに応じた信号を赤外光で送信する発光ダイオードを備えた発光部14aが設けられている。
図3は、点灯装置10の構成を示すブロック図である。
点灯装置10は、交流電源Vsが接続され、交流電源Vsの交流を直流に変換する直流電源回路10a、直流電源回路10aの電圧を降圧することで放電ランプ11に供給する電力を増減させる点灯回路10b、検出回路10c及び始動回路10dを備えている。
直流電源回路10aは、交流電源Vsの交流を全波整流するブリッジ型の全波整流回路、平滑コンデンサなどを備えており、整流及び平滑化された直流電圧を点灯回路10bへ出力する。
点灯回路10bは、直流電源の直流をオン・オフするスイッチングトランジスタTrを備えており、直流電源回路10aの陽極は、スイッチングトランジスタTrのエミッタに接続されている。スイッチングトランジスタTrのベースには、スイッチングトランジスタTrをオン・オフするPWM回路10eが接続されている。
PWM回路10eは、放電ランプ11に供給されている電力に応じて、制御部1から出力される後述の帰還信号に応じたデューティ比のパルス電圧をスイッチングトランジスタTrのベースに出力することによって、スイッチングトランジスタTrを前記デューティ比でオン・オフさせる。スイッチングトランジスタTrが前記デューティ比でオン・オフする場合、前記デューティ比に応じた電力が点灯回路10bから放電ランプ11へ出力される。
スイッチングトランジスタTrのコレクタには、還流ダイオードDのカソードが接続されており、還流ダイオードDのアノードは接地されている。還流ダイオードDには、スイッチングトランジスタTrの出力電圧のリップルを低減するチョークコイルL及び平滑コンデンサCが直列に接続されている。つまり、還流ダイオードDのカソードにチョークコイルLの一端が接続されており、チョークコイルLの他端は、平滑コンデンサCの一端に接続されている。そして、平滑コンデンサCの他端は、還流ダイオードDのアノードに接続されている。
検出回路10cは、複数の抵抗器からなり、点灯回路10bが放電ランプ11に与える電圧及び電流を検出するための信号を制御部1に与える。
始動回路10dは、放電ランプ11の始動時に約4kVの直流高電圧を発生する高圧発生部、始動時に高圧発生部と点灯回路10bとを切断するためのリレー、点灯回路10b側への電流の逆流を防ぐ高電圧ダイオードなどを備え、放電ランプ11に4kVの高電圧を与えることで放電ランプ11を始動させる回路である。
制御部1は、検出回路10cから出力された信号に応じた帰還信号をPWM回路10eに与えることにより、放電ランプ11に所定の第1電力又は第2電力を供給する。第1電力は、映像表示に必要な光量で放電ランプ11を点灯させるために必要な電力である。第2電力は、前記第1電力より低電力であり、放電ランプ11のアーク放電を維持するために必要な電力である。
図4は、放電ランプ11に供給する電力の制御に係る制御部1の処理手順を示すフローチャートである。
映像表示及び音声出力中に点灯装置10が第1電力を放電ランプ11に供給していて、オーディオオンリーボタン14cの信号を受信した場合、制御部1は、タイマー1aによる計時を開始させる(ステップS1)。
次いで、制御部1は、デマルチプレクサ4から光変調部8への映像信号の出力を停止させる(ステップS2)。
そして、制御部1は、放電ランプ11に第2電力を供給するための制御信号を点灯装置10に与えることで、放電ランプ11に第2電力を供給する(ステップS3)。具体的には、制御部1は、点灯装置10のPWM回路10eへ与える帰還信号のデューティ比を減少させることで、放電ランプ11に供給する電力を低減させる。
次いで、制御部1は、タイマー1aが第1所定時間を計時したか否かを判定する(ステップS4)。第1所定時間は、放電ランプ11に第2電力の供給を開始した時から、放電ランプ11の温度が熱平衡に達するまでの時間である。
タイマー1aが第1所定時間を計時していないと判定した場合(ステップS4:NO)、制御部1は、受光部13にてオーディオオンリーボタン14cの信号を受信したか否かを判定する(ステップS5)。
オーディオオンリーボタン14cの信号を受信したと判定した場合(ステップS5:YES)、制御部1は、第1電力の供給に係る後述のステップS11の処理を実行する。
オーディオオンリーボタン14cの信号を受信していないと判定した場合(ステップS5:NO)、制御部1は、処理をステップS4へ戻す。
ステップS4でタイマー1aが第1所定時間を計時したと判定した場合(ステップS4:YES)、制御部1は、電力の供給を停止させる制御信号を点灯装置10に与えることにより、放電ランプ11への電力の供給を停止させる(ステップS6)。
次いで、制御部1は、タイマー1aをリセットする(ステップS7)。つまり、ステップS7の処理によって、タイマー1aは、放電ランプ11への電力の供給が停止した時からの経過時間を計時する。
そして、制御部1は、受光部13にてオーディオオンリーボタン14cの信号を受信したか否かを判定する(ステップS8)。オーディオオンリーボタン14cの信号を受信したと判定した場合(ステップS8:YES)、制御部1は、タイマー1aが第2所定時間を計時したか否かを判定する(ステップS9)。第2所定時間は、放電ランプ11を消灯してから、放電ランプ11の温度が再点灯可能な温度まで低下するまでに必要な時間である。オーディオオンリーボタン14cの信号を受信していないと判定した場合(ステップS8:NO)、制御部1は、再度ステップS8の処理を実行する。
第2所定時間をタイマー1aが計時したと判定した場合(ステップS9:YES)、制御部1は、点灯装置10に放電ランプ11を点灯させる信号を与えることで、放電ランプ11を点灯させる(ステップS10)。
ステップS10の処理を終えた場合、又はステップS5でオーディオオンリーボタン14cの信号を受信したと判定した場合(ステップS5:YES)、制御部1は、放電ランプ11に第1電力を供給する(ステップS11)。第2所定時間をタイマー1aが計時していないと判定した場合(ステップS9:NO)、制御部1は、再度ステップS9の処理を実行する。
ステップS11の処理を終えた場合、制御部1は、デマルチプレクサ4から光変調部8への映像信号の出力を開始させ(ステップS12)、処理を終える。
このように構成されたリアプロジェクタにあっては、映像表示及び音声出力中にオーディオオンリーボタン14cが操作された場合、放電ランプ11に供給される電力は、ステップS3の処理によって、第1電力から第2電力に低減する。従って、映像の表示を停止し、音声のみが出力されている間に放電ランプ11で消費される電力を低減することができる。
また、音声のみの出力を開始してから第1所定時間が経過するまでの間、アーク放電を維持することができる第2電力を放電ランプ11に供給するため、第1所定時間が経過するまでの間であれば、放電ランプ11に供給する電力を増加させるだけで、直ちに放電ランプ11の光量を増加させ、映像の表示を再開することができる。
更に、音声のみの出力を開始してから第1所定時間が経過した場合、放電ランプ11への電力の供給を停止するため、音声のみの出力中に放電ランプ11で消費される電力を更に低減することができる。
更にまた、音声のみの出力を開始してから第1所定時間が経過した場合、つまり放電ランプ11の温度が熱平衡に達した場合、放電ランプ11を消灯するように構成しているため、放電ランプ11の温度が熱平衡に達する前に放電ランプ11を消灯する場合に比べて、より速やかに放電ランプ11の点灯を開始して、映像の表示を再開することができる。
なお、実施の形態においては、放電ランプに供給する電力をPWM回路にて制御しているが、放電ランプに第1電力及び第2電力を選択的に供給することができる回路であれば、他の構成であっても良い。
また、遠隔操作装置のオーディオオンリーボタンが操作された場合、音声のみの出力を開始するように構成されているが、音声のみの出力を受け付けることができれば、他の構成、例えばリアプロジェクタの本体に配設されたオーディオオンリーボタンによって、音声のみの出力を受け付けるように構成しても良い。
更に、超高圧水銀ランプを備えたリアプロジェクタを説明したが、メタルハライドランプなどの他の放電ランプであっても良い。
更にまた、放電ランプに第2電力を供給した時から計時を開始することにより、放電ランプに第2電力を供給してからの経過時間を計時しているが、経過時間を計時する基準時は、第2電力を供給した時点に限らず、他の時点でも良い。
更にまた、音声のみの出力を受け付けた場合、映像の表示を停止し、音声のみを出力するように構成してあるが、スクリーンに映像が表示されないのであれば映像出力端子から映像信号を出力するように構成しても良い。
更にまた、DMDを備え、DMDにて光変調するように構成しているが、他の光変調素子、例えば液晶パネルを備え、該光変調素子にて光変調するように構成しても良い。
本発明の実施の形態に係るリアプロジェクタの構成を示すブロック図である。 遠隔操作装置のブロック図である。 点灯装置の構成を示すブロック図である。 放電ランプに供給する電力の制御に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 投射及び音声出力に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
1a タイマー
2 デジタルチューナ
3 復調部
4 デマルチプレクサ
5 音声信号処理部
6 ビデオ信号処理部
7 スピーカ
8 光変調部
9 投射レンズ群
10 点灯装置
10a 直流電源回路
10b 点灯回路
10c 検出回路
10d 始動回路
10e PWM回路
11 放電ランプ
12a ファン駆動部
12b ファン
13 受光部
14 遠隔操作装置
14a 発光部
14b 電源ボタン
14c オーディオオンリーボタン
14d チャンネルボタン
14e 音量ボタン
15 カラーホイール
S スクリーン

Claims (5)

  1. 映像を表示するための光を発する放電ランプと、該放電ランプに第1電力を供給する給電手段と、音声のみの出力を受け付ける受付手段とを備え、該受付手段が音声のみの出力を受け付けた場合、音声のみを出力するようにしてあるプロジェクタにおいて、
    前記給電手段は、
    前記第1電力を供給していて、前記受付手段が音声のみの出力を受け付けた場合、前記放電ランプに前記第1電力より小さい第2電力を供給する手段を備える
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 映像の表示を受け付ける表示受付手段を備え、
    前記給電手段は、
    前記第2電力を供給していて、前記表示受付手段が表示を受け付けた場合、前記放電ランプに前記第1電力を供給するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記受付手段が音声のみの出力を受け付けた時からの経過時間を計時する計時手段を備え、
    前記給電手段は、
    前記計時手段が所定時間の経過を計時した場合、電力の供給を停止する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記所定時間は、
    前記給電手段が前記放電ランプに前記第2電力を供給した時から、前記放電ランプの温度が熱平衡に達するまでの時間である
    ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記第2電力は、
    前記放電ランプの放電維持に必要な電力である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のプロジェクタ。
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