JP2015022295A - 速度制御装置、投影装置、速度制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明の課題は、モータが目標回転周波数に収束するまでの時間の短縮化を図ることである。
モータの回転周波数を制御する速度制御装置であって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段と、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定手段と、
前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数から、前記設定手段で設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定する制御手段と、
を備えることを特徴とする速度制御装置が提供される。
制御部41は、ホイールモータ110の駆動(制御)回路であるモータドライバ110Aから出力された例えばTACH信号などの回転数パルスに基づいて、ホイールモータ110の回転周波数、つまり蛍光ホイール101の回転周波数を取得するようになっている。また、制御部41は、現在の蛍光ホイール101の回転周波数に基づいて、それ以降の蛍光ホイール101の目標回転周波数を設定するようにもなっている。そして、制御部41は、取得した回転周波数から、目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、ホイールモータ110の回転周波数を変化させるためのパラメータ値のゲインの大きさを変えるように決定するようになっている。つまり、モータドライバ110Aが、本発明に係る回転周波数取得手段であり、制御部41が、本発明に係る設定手段及び制御手段である。そして、これらモータドライバ110A及び制御部41が本発明に係る速度制御装置である。
制御部41は、ホイールモータ110の速度制御処理時においては所定のプログラムを実行する。
図7及び図8は、速度制御処理時における流れを示すフローチャートである。ここで、ホイールモータ110の速度制御処理時においては、制御部41は、ホイールモータ110の電流を変化させるためのパラメータ値を変動させることによって、ホイールモータ110の回転周波数を変化させるようになっている。パラメータ値としては、例えばパルス信号の周期に対するパルス幅の割合であるデューティに基づいたデューティ値が挙げられる。デューティ値が小さい場合にはホイールモータ110の回転周波数は小さくなり、デューティ値が大きい場合にはホイールモータ110の回転周波数は大きくなる。
そして、デューティ値の変化量の絶対値が小さい場合にはホイールモータ110の回転周波数の変化量は小さくなり、デューティ値の変化量の絶対値が大きい場合にはホイールモータ110の回転周波数の変化量は大きくなる。
なお、実際のデューティ値(デューティ制御値)は、上記パルス幅の割合であるデューティ(%の値)そのものではなく、デューティと正の相関を有する性質ものである。
ステップS2では、制御部41は、モータドライバ110AからのTACH信号に基づいて、ホイールモータ110が回転しているか否かを判断し、回転していないと判断した場合には、処理はステップS1に戻り、回転していると判断した場合には、処理はステップS3に移行する。
ステップS4では、制御部41は、ホイールモータ110の目標回転周波数を初期値(例えば120Hz)に設定する。
ステップS5では、制御部41は、画像変換部23から表示周波数を取得する。
ステップS7では、制御部41は、表示周波数の2倍の値を目標回転周波数に決定する。
ステップS9では、制御部41は、表示周波数の1.5倍の値を目標回転周波数に決定する。
ステップS12では、表示された内容に基づいてユーザがエラー処理を施す。具体的には、安定回転周波数範囲内に収まるように表示周波数が調整されることになる。このエラー処理時においては、速度制御処理は一時的に終了されている。
ステップS15では、表示された内容に基づいてユーザがエラー処理を施す。このエラー処理時においても、速度制御処理は一時的に終了されている。
ステップS17では、制御部41は、モータドライバ110AからのTACH信号に基づいて、現在のホイールモータ110の回転周波数を取得する。
ステップS20では、制御部41は、現在のデューティ値から第一変化量(例えば、−2000)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
この第一変化量は、後述の第二変化量、第三変化量よりも著しく絶対値が大きな値である。
ステップS22では、制御部41は、現在のデューティ値から第二変化量(例えば、−200)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
ステップS23では、制御部41は、現在のデューティ値から第三変化量(例えば、−15)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
ステップS25では、制御部41はエラー処理を施す。具体的には30Hz未満の回転周波数であると正常な安定した回転が維持できずに最悪止まってしまい、ホイールモータ110の焼き付き等が発生するおそれもあるため、ここでのエラー処理では、励起光源71を消灯させるといった処理を行う。そして、その処理が、回転周波数が安定回転周波数の下限を下回るエラーに起因するものである旨を通知することが好ましい。
ステップS27では、制御部41は、現在のデューティ値から第四変化量(例えば、+1800)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
ステップS29では、制御部41は、現在のデューティ値から第五変化量(例えば、+200)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
ステップS31では、制御部41は、現在のデューティ値から第六変化量(例えば、+5)だけ加算した値を算出し、ステップS33に移行する。
ステップS32では、制御部41は、現在のデューティ値を算出した値とし、ステップS33に移行する。つまり、この場合の変化量は0である。
ステップS35では、制御部41は、算出した値をデューティ値に設定する。これにより、ホイールモータ110がデューティ値に基づく回転周波数で回転するように制御される。
ステップS36では、制御部41は、所定の調整間隔値だけ時間が経過したか否かを判断し、経過していない場合は、処理は経過するまでステップS36を繰り返し、経過した場合は、処理はステップS5に移行する。なお、調整間隔値とは、上述のホイールモータ110の速度制御を適切に行うための値であり、本実施形態では例えば1秒が調整間隔値に適用されている。
図9は、蛍光ホイール101における緑色蛍光体層103のムラを示すイメージ図である。この図9では緑色蛍光体層103を周方向に8分割し、第一領域H1と第二領域H2の緑色蛍光体層103が最も濃く、次いで第三領域H3、第四領域H4、第五領域H5の緑色蛍光体層103が濃く、最後に第六領域H6、第七領域H7、第八領域H8の緑色蛍光体層103が最も薄くなっている場合を例示している。
ここで、励起光は、表示周波数に基づく緑色の画像信号(パルス信号)に基づいて励起光照射装置70から出射されている。図10(a)に示すように、表示周波数の2倍の回転周波数で蛍光ホイール101が回転していると、画像信号の1パルス間に蛍光ホイール101が2周することになる。このため、励起光の発光時には、いずれも第一領域H1、第二領域H2、第三領域H3に対して励起光が照射されることになる。つまり、励起光の発光時には蛍光ホイール101の同じ領域部分に対して励起光が照射されるために、緑色蛍光体層103にムラがあったとしても緑色光の強度が時間的に変化せずに、投影画像を視認するユーザにとっては、ムラがあることが認識されにくい。
第二時間帯T2では、回転周波数が145Hz未満であって目標回転周波数よりも5Hz以上大きいので、Δdは第二変化量(−200)となる。
第三時間帯T3では、回転周波数と目標回転周波数との差が+5Hz未満であるので、Δdは第三変化量(−15)となる。
第四時間帯T4では、回転周波数と目標回転周波数との差が−10Hz未満であるので、Δdは第六変化量(+5)となる。
第五時間帯T5では、回転周波数が80Hz以上であって目標回転周波数よりも10Hz以上小さいので、Δdは第五変化量(+200)となる。
以降、第六時間帯T6ではΔdは第六変化量、第七時間帯T7ではΔdは第三変化量、第八時間帯T8ではΔdは第二変化量、第九時間帯ではΔdは第三変化量、第十時間帯ではΔdは第六変化量、第十一時間帯ではΔdは第三変化量、第十二時間帯ではΔdは第六変化量となる。
そして、第十三時間帯では、回転周波数と目標周波数とが同じとなるので、Δdは0となり、回転周波数は目標回転周波数に収束することになる。
|第二変化量|>|第三変化量|・・・(2)
|第五変化量|>|第六変化量|・・・(3)
|第三変化量|(に対応するゲイン)>|第六変化量|(に対応するゲイン)…(4)
なお、ここで、ゲイン(割合)と呼んでいるのは、|デューティ値の変化|/|偏差|の値に対応するもので、上記実施形態のように、デジタル的に偏差の領域を区分的に分けて制御する場合、変化量そのものの値ではなく、偏差の範囲に対する変化量の割合(傾き)という意味で用いられる術語である。
具体的には、偏差が0〜+5Hzの範囲で第三変化量が−15というのは、その偏差での傾きの大きさとしての平均的の絶対値は6で、偏差が−10〜0Hz範囲で第六変化量が+5というのは、その偏差での傾きの大きさとして平均的の絶対値には1である。
このように、前記偏差の正負によってデューティ値(パラメータ値)の変化のゲイン(割合)が変わるように決定されることになる。
例えば前記偏差の絶対値が4Hzである場合、前記偏差が正であると変化量は第三変化量の−15であり、前記偏差が負であると変化量は第六変化量で+5である。つまり、前記偏差の絶対値が同じであっても、その偏差の正負によって変化量の絶対値が異なっている。
このように、偏差の正負によってデューティ値(パラメータ値)の変化のゲインを変える、より具体的には、偏差が正の場合(回転周波数が目標周波数より大きい場合)に、偏差が負の場合(回転周波数が目標周波数より小さい場合)よりもより大きな変化量を与えるのは、同じデューティ値を与えている場合であっても、モータの回転周波数が上昇しやすい傾向があるためである。
そして、このように偏差の正負に応じて、最適にデューティ値の変化量のゲインを変えることにより、従来の比例制御に比べて、ホイールモータ110の回転周波数を目標回転周波数により安定してより早く収束させることができる。
具体的には、取得した回転周波数がホイールモータ110の安定回転周波数範囲の上限(例えば135Hz)を越えるように設定された閾値(例えば145Hz)以上となった場合のデューティ値の変化量(のゲイン:−2000)は、当該閾値未満の回転周波数に対する比例領域(偏差に対応してデューティ値の変化量を決定する領域)におけるデューティ値の変化量(のゲイン:−15や−200)よりも著しく大きく決定されている。
これにより、回転周波数が安定回転周波数範囲を超えた場合に、回転周波数を安定回転周波数範囲内に向けて大きく変化させることができ、ホイールモータ110を極力安定して回転させることができる。また、回転周波数が前記閾値以上である場合には目標回転周波数との差(偏差)も大きくなっているが、回転周波数を安定回転周波数範囲内に向けて大きく変化させることになるので、目標回転周波数との差も一気に縮まることになり、その分、高速に目標回転周波数まで収束させることができる。
これにより、回転周波数が安定回転周波数範囲を下回った場合に、回転周波数を安定回転周波数範囲内に向けて大きく変化させることができ、ホイールモータ110を極力安定して回転させることができる。また、回転周波数が前記閾値未満である場合には目標回転周波数との差(偏差)も大きくなっているが、回転周波数を安定回転周波数範囲内に向けて大きく変化させることになるので、目標回転周波数との差も一気に縮まることになり、その分、高速に目標回転周波数まで収束させることができる。
ここで、表示周波数と回転周波数とは以下の式(1)の関係を満たしていればよい。
また、j/kの値が1.5であれば、図10(b)に示したように、奇数周回と偶数周回とでは異なるものの、奇数周回では同じ領域部分に励起光が照射され、偶数周回でも同じ部分に励起光が照射される。励起光の照射される領域としての箇所が2箇所(励起光の照射のされ方が2通り)となるので極力緑色光の強度の時間的変化を抑制することができる。
そして、例えばj/kの値が1.33…、1.25であれば、図示しないが励起光の照射される領域としての箇所がそれぞれ3箇所、4箇所となる。
このように、j,kは、励起光の照射される領域としての箇所がなるべく少なくなるように選ばれることが好ましい。
言い換えると、j/kの値は、1.5又は2に適切に切り替えられるので、表示周波数の範囲がある程度広くても、表示周波数にj/kの値を積算して得られる回転周波数の範囲を表示周波数の範囲より上限と下限との割合として狭くすることができ、回転周波数を安定周波数範囲内に収めることができる。
具体的には、現在の表示周波数が所定値未満である場合にはj/kの値が大きい方(j/k=2)が選択され、現在の表示周波数が所定値以上である場合にはj/kの値が小さい方(j/k=1.5)が選択されるので、これらの値を表示周波数に積算して得られる回転周波数を安定周波数範囲内に収めることができ、j/kの値が1.5又は2とすることで、上述のように緑色光の強度の時間的変化を抑制することができる。
この所定値の所定の範囲は、入力周波数の規格として、最も使われることの少ない例えば67Hz〜68Hzが選ばれている。
また、入力周波数の変化方向も監視し、適切なヒステリシス特性を持たせて切り替えるようにしてもよい。
具体的には、現在の表示周波数を第1の閾値と第1の閾値よりも大きい第2の閾値と比較し、現在の表示周波数が第1の閾値よりも小さくなる方向に変化した場合に、j/kの値の大きい組のj及び前記kを選択し、現在の表示周波数が第2の閾値よりも大きくなる方向に変化した場合に、j/kの値の小さい組の前記j及び前記kを選択するようにすればよい。
このようなヒステリシス特性を持たせることにより、目標回転周波数が頻繁に変わって回転周波数の変動が起こってしまうことを抑制することができる。
また、表示周波数が67Hz以上68Hz未満のときには、直前の目標回転周波数が引き継がれる。
表示周波数が60Hz(低周波数範囲)のときにはj/kの値に、より大きい2が選択されて目標回転周波数は120Hzとなる。表示周波数が50Hz(低周波数範囲)のときにはj/kの値に同様に2が選択されて目標回転周波数は100Hzとなる。これにより、回転周波数は、安定周波数範囲の下限を下回らないことになる。
上記実施形態では、励起光源71を時分割に点灯させる単板式の投影装置の例で説明したが、例えば、表示素子を3枚備えるような3板式(多板式)の投影装置に対しても励起光の照射のされ方が限定されるので、本発明に係る構成を好適に用いることができる。
また、制御部41は、投影装置10に設けずに、光源ユニット60に個別に設けることとしてもよい。また、各光学系のレイアウトは上記したものに限定されることなく、様々な構成とすることができる。
また、j/kの値が例えば1.5又は2に限定され、表示周波数が表示可能周波数範囲内に収まるようにj/kを決定できないとされる場合に、制御部41は投影制御部38を制御して、表示周波数が表示可能周波数範囲内に収まらない旨を通知するようにしてもよい。ユーザはその通知に応じた対処を行うことができる。
また、j/kの値として2種類用いるだけでなく3種類以上用いることも可能である。この場合も、3種類以上のj/kの値に対応するように制御部41がj及びkをそれぞれ個別に決定してもよい。
さらに、そのような構成にあっては、回転周波数(速度)の他に、回転位置(位相)も取得することができるので、上記実施形態で説明した、全周にわたって蛍光体層が配置される蛍光ホイールに限らず、蛍光体層が特定の角度範囲内に配置されるような構成の蛍光ホイールにも適用が可能となる。
図14、図15は、デューティ値の各変化量と温度との関係の一例を示す表である。ここで、第一温度範囲<第二温度範囲<第三温度範囲という関係の温度範囲となっている。また、各温度範囲に対応して各変化量の一覧がテーブル化して設定されている。第二テーブルは上記実施形態で例示した値となっている。
図14、図15では、比例領域においては、各変化量とも、第一温度範囲に対応する絶対値が最も大きく、第三温度範囲に対応する絶対値が最も小さくなっている。つまり、温度が高くなるほど変化量の絶対値も小さくなっており、これらが負の相関を示している。このように温度が高いほど、制御量であるデューティ値の変化量を小さくする。そして、制御部41は、温度センサ200で取得した温度を含む温度範囲を判断し、その温度範囲に対応したテーブルを選択する。そして、制御部41は、選択したテーブルを用いて、速度制御処理を実行する。
ここで、ホイールモータ110は、温度が高いほど速く回転しやすいという特性がある。このため、比例領域では、負の相関となるようにデューティ値の変化量の絶対値が決定されていれば、ホイールモータ110の温度特性に応じて速度制御処理を適切に実行することが可能となる。
また、図15においては、回転周波数が、モータの安定回転周波数範囲の上限を超えるような周波数である場合に、低温だからといって、著しく大きめの絶対値のデューティ値の変化量を与えてしまうと、モータによっては、過制御となり、止まりやすくなってしまうことも考えられるので、第一変化量を低温ほど絶対値が小さな値になるように調整している。
このように、実際の制御に関しては、実験等行い、モータの温度特性に合わせて、テーブルを適切に決定することが望ましい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
モータの回転周波数を制御する速度制御装置であって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段と、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定手段と、
前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数から、前記設定手段で設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定する制御手段と、
を備えることを特徴とする速度制御装置。
<請求項2>
請求項1記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差が正である場合には前記偏差が負である場合よりも、前記パラメータ値の変化量の割合を大きく決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項3>
請求項1又は2記載の速度制御装置において、
前記モータの温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記温度取得手段が取得した温度に基づいて、前記パラメータ値の変化量を変えるように決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項4>
請求項3記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量が決定される領域において、前記温度制御手段が取得した温度が高いほど前記パラメータ値の変化量の絶対値を小さくするように決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項5>
請求項1〜4のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段を備え、
前記制御手段は、前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数が前記モータの安定回転周波数範囲の上限を超えるように設定された閾値以上となった場合に、前記パラメータ値の変化量の割合を、前記閾値未満の回転周波数に対して、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量の割合が決定される場合の前記パラメータ値よりも、大きく決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項6>
請求項1〜5のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段を備え、
前記制御手段は、前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数が前記モータの安定回転周波数範囲の下限を下回るように設定された閾値未満となった場合に、前記パラメータ値の変化量の割合を、前記閾値以上の回転周波数に対して、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量が決定される場合の前記パラメータ値の変化量の割合よりも、大きく決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項7>
請求項1〜6のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差の絶対値の大きさに基づいて、前記パラメータ値の変化量を決定することを特徴とする速度制御装置。
<請求項8>
請求項1〜7のいずれか一項に記載の速度制御装置と、
前記モータと、
円板状の基材の一面に蛍光発光領域を有し、前記モータによって周方向に回転する蛍光板と、
前記蛍光発光領域に対して励起光を出射することにより、前記蛍光板から蛍光光を発生させる励起光源と、
を備えることを特徴とする投影装置。
<請求項9>
請求項1〜7のいずれか一項に記載の速度制御装置と、
前記モータと、
複数色のカラーフィルタ領域を有し、前記モータによって周方向に回転するカラーホイールと、
を備えることを特徴とする投影装置。
<請求項10>
モータの回転周波数を制御する速度制御方法であって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得工程と、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定工程と、
前記回転周波数取得工程で取得した回転周波数から、前記設定工程で設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定するパラメータ決定工程と、
を含むことを特徴とする速度制御方法。
<請求項11>
モータの回転周波数を制御する速度制御装置で実行されるプログラムであって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得ステップと、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定ステップと、
前記回転周波数取得ステップで取得した回転周波数から、前記設定ステップで設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定するパラメータ決定ステップと、
を含むことを特徴とするプログラム。
38 投影制御部
41 制御部(設定手段、制御手段、速度制御装置)
51 表示素子
60 光源ユニット
70 励起光照射装置
71 励起光源
101 蛍光ホイール(蛍光板)
103 緑色蛍光体層(蛍光発光領域)
110 ホイールモータ(モータ)
110A モータドライバ(回転周波数取得手段)
170 導光光学系
220 投影側光学系
Claims (11)
- モータの回転周波数を制御する速度制御装置であって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段と、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定手段と、
前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数から、前記設定手段で設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定する制御手段と、
を備えることを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差が正である場合には前記偏差が負である場合よりも、前記パラメータ値の変化量の割合を大きく決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1又は2記載の速度制御装置において、
前記モータの温度を取得する温度取得手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記温度取得手段が取得した温度に基づいて、前記パラメータ値の変化量を変えるように決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項3記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量が決定される領域において、前記温度制御手段が取得した温度が高いほど前記パラメータ値の変化量の絶対値を小さくするように決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段を備え、
前記制御手段は、前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数が前記モータの安定回転周波数範囲の上限を超えるように設定された閾値以上となった場合に、前記パラメータ値の変化量の割合を、前記閾値未満の回転周波数に対して、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量の割合が決定される場合の前記パラメータ値よりも、大きく決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得手段を備え、
前記制御手段は、前記回転周波数取得手段で取得した回転周波数が前記モータの安定回転周波数範囲の下限を下回るように設定された閾値未満となった場合に、前記パラメータ値の変化量の割合を、前記閾値以上の回転周波数に対して、前記偏差に対応して前記パラメータ値の変化量が決定される場合の前記パラメータ値の変化量の割合よりも、大きく決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の速度制御装置において、
前記制御手段は、前記偏差の絶対値の大きさに基づいて、前記パラメータ値の変化量を決定することを特徴とする速度制御装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の速度制御装置と、
前記モータと、
円板状の基材の一面に蛍光発光領域を有し、前記モータによって周方向に回転する蛍光板と、
前記蛍光発光領域に対して励起光を出射することにより、前記蛍光板から蛍光光を発生させる励起光源と、
を備えることを特徴とする投影装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の速度制御装置と、
前記モータと、
複数色のカラーフィルタ領域を有し、前記モータによって周方向に回転するカラーホイールと、
を備えることを特徴とする投影装置。 - モータの回転周波数を制御する速度制御方法であって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得工程と、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定工程と、
前記回転周波数取得工程で取得した回転周波数から、前記設定工程で設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定するパラメータ決定工程と、
を含むことを特徴とする速度制御方法。 - モータの回転周波数を制御する速度制御装置で実行されるプログラムであって、
前記モータの回転周波数を取得する回転周波数取得ステップと、
前記モータの目標回転周波数を設定する設定ステップと、
前記回転周波数取得ステップで取得した回転周波数から、前記設定ステップで設定された目標回転周波数を差し引いた偏差の正負によって、前記モータの回転周波数を変化させるためのパラメータ値の変化量の割合を変えるように決定するパラメータ決定ステップと、
を含むことを特徴とするプログラム。
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JP2013153165A JP2015022295A (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 速度制御装置、投影装置、速度制御方法及びプログラム |
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JP2013153165A JP2015022295A (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 速度制御装置、投影装置、速度制御方法及びプログラム |
Publications (1)
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Cited By (2)
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