JP2007112568A - 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置 - Google Patents

粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007112568A
JP2007112568A JP2005305349A JP2005305349A JP2007112568A JP 2007112568 A JP2007112568 A JP 2007112568A JP 2005305349 A JP2005305349 A JP 2005305349A JP 2005305349 A JP2005305349 A JP 2005305349A JP 2007112568 A JP2007112568 A JP 2007112568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular material
bend pipe
powdery
pipe
transporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005305349A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tayama
健一 田山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Holdings Co Ltd filed Critical Dowa Holdings Co Ltd
Priority to JP2005305349A priority Critical patent/JP2007112568A/ja
Publication of JP2007112568A publication Critical patent/JP2007112568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Abstract

【課題】セラミックス等の硬い粉粒体を空気輸送する際に、耐摩耗性が優れ、簡便な構造でコストも安価であり、長期に渡って使用可能なベンド管および粉粒体搬送装置を提案する。
【解決手段】本発明はベンド管の内壁に凹部を設け、この部分に搬送物自身、すなわちセラミックス等の粉をセルフコーティングさせることによって、そのコーティング層が直接ベンド管内壁に粉粒体を衝突させることを防ぎ鋼管の磨耗を避ける構造のベンド管を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、破砕されたアルミナ、コーディエライト等のセラミックス粉粒体を空気輸送するシステムに用いられるベンド管および該ベンド管を用いた粉粒体搬送装置に関する。
空気を媒体とする輸送方式は、廃棄物を破砕し、金属等の有価物を回収した後のプラスチック等を空気で圧送する方式、あるいは焼却灰、スラッジまたは石炭粉等をバグフィルターを介して吸引する方式がある。前者は比較的径の大口径の配管を用いるのに対し、後者は口径を小さくして搬送能力を高めるのが一般的である。その際に問題となるのが配管ベンド部の摩耗である。
従来のベンド部の磨耗対策としては図6に示すようにセラミック材bを管内の磨耗部に内貼りする方法、図7に示すように耐磨耗セメントcを磨耗部の外壁に沿って取り付ける方法、あるいは特許文献1に示されるように粉粒体を移送するベンド管内の粉粒体が衝突する部分に圧縮ガスを注入するガス注入手段を設け、粉粒体が注入されたガス層に先ず衝突してベンド管の内壁に直接衝突することを防ぐ方法がある。
特開平06−286870号公報
しかしながら、粉粒体が破砕されたアルミナ、コーディエライト等のセラッミクス等の硬い材質である場合、図6、図7の方法では耐磨耗効果は得られず、頻繁に耐磨耗材を取り替える必要がありかなりの費用もかかっていた。
また、特許文献1の場合、圧縮空気ノズルの先端出口が図5のようにベンド部下部にある場合、運転を中断した際、系内に残存した粉の落下によるノズルの閉塞が生じ、その度にベンド管を取り外し、ノズルに詰まった粉を除去する必要がある。
セラミック粉粒体を図7に示すベンド部を用いて空気輸送している間、磨耗によってリークが生じたベンド管を取り外し、内部を観察したところ、磨耗部は楕円形状になだらかに削られ、中心部に穴が開いた状態であった。一方、フランジ近辺の若干の段差がある部分には粉が付着し、セルフコーティング状態となって磨耗の進行が防がれていた。
本発明は前記搬送物自身、つまり粉のセルフコーティングに着目してなされたものであり、その状態をつくり得るベンド管の構造について試行錯誤した結果、あらかじめ粉粒体の流れに対して壁となる部分(図2~4でいえばQ部)を有する凹部を磨耗部に設置することにより凹部の壁に粉が付着し、凹部を埋めるように堆積しながらセルフコーティングがなされることに想到した。
すなわち、本発明は、粉粒体を輸送する配管に用いるベンド管であり、ベンド管の曲がり部内壁の一部に凹部を設けたことを特徴とする。
また、粉粒体を輸送する配管に用いるベンド管であって、該ベンド管の曲り部の曲率半径の外側内壁の一部に凹部を設けたことを特徴とする粉粒体輸送用ベンド管を提供する。
さらに前期凹部にセラミック材が取り付けられ、このセラミック材が凹部を有する粉粒体輸送用ベンド管を提供する。
輸送される粉粒体は10mm以下に破砕されたセラミックを50重量%以上含有する粉粒体であり、自動車触媒担持用のセラミックを破砕したものである。
また本発明は前記粉粒体輸送用ベンド管を用い、バッグフィルターを備えた粉粒体搬送装置を提供する。
本発明のベンド管によれば、従来の方法に比べ、耐摩耗性が優れ、簡便な構造でコストも安価であり、長期に渡って使用可能で、このベンド管を用いた粉粒体搬送装置はセラッミク等の硬い粉粒体の搬送に極めて有用である。
本発明の一実施形態を図1~図4に従って説明する。図1はベンド管全体を表したもので入口10と出口20を接続するほぼ同一の曲率半径で曲げられた肉厚が6〜8mmの鋼管で、入口10から移送されてきた粉粒体が出口20までに衝突することによって磨耗する確率の高い箇所A〜C部を示している。
また、図2〜図4はベンド管をX−Yの断面で切って示した図と図1のA部を拡大した図の組合せでそれぞれ示されている。
本発明の一実施形態である図2におけるA部は鋼管の曲り部の曲率半径の外側で粉粒体がベンド管に入ってはじめに衝突する可能性の高い箇所であり、その部分にQ部という壁を有する凹部を設けている。点線Dは鋼管の内壁面であり、実線Eは凹部の内壁面でQ部が粉粒体進行方向を遮る壁部となっている。D−E間すなわち凹部の深さは搬送する粉粒体の粒度により適宜決めることが出来る。例えば粉粒体が全量30メッシュアンダーのセラミックス粉である場合、1mm以上であれば良い。壁Qからこの凹部に輸送されるはずの粉が付着し、層を形成して、後続の粉体が直接、内壁Eに衝突することを防いでいる。
30メッシュアンダーに粉砕した自動車触媒を担持するコーディエライト粉をバッグフィルターを介した吸引方式で搬送する途中のベンド管として図2の方式(D−E1.5mm)を用いて100トン搬送した後、内部を確認したところ凹部に粉が付着しており、この粉を削り落として内壁Eを確認したところ磨耗の痕跡は見られなかった。
図3は本発明の一実施形態であり、Aの凹部にセラミック材を埋め込んだ構造で点線Dは鋼管の内壁面であり、実線Eは凹部の鋼管内壁面、Fはセラミックス材を埋め込んだ内壁面を表わしD−F間を1mm以上としている。この方式は粉流体が5mm以下のコーディエライト等のセラミックス破砕物(塊と粉の混合物)の搬送に適している。
前記セラミックス破砕物に図2の方式を用いると、粉によるセルフコーティング前に塊状のセラミックスにより磨耗が進みリークしてしまうおそれがあり、それを防ぐには磨耗面をアルミナ等同等の硬さを有するセラミック材料とすることで、その面にセルフコーティングさせる。
全量を5mmアンダーに破砕した自動車触媒を担持するコーディエライト粉砕物をバッグフィルターを介した吸引方式で搬送する途中のベンド管として図3の方式(D−F1.5mm、セラミックス材はアルミナ使用)を用いて100トン搬送した後、内部を確認したところ凹部に粉が付着しており、この粉を削り落としてアルミナ面Fを確認したところ表面の一部に磨耗の痕跡はあったものの磨耗が深部には進行していなかった。
図4はA部に穴をあけ、その外側をアルミナ等のセラミックス材で外貼りした構造のベンド管であり、本発明の実施の形態の一例である。これを用いるのは前述の粉粒体(5mm)より大きな塊が含まれるセラミック粉粒体場合である。
10mmアンダーに破砕した自動車触媒を担持するコーディエライト粉砕物50質量%と10〜20mmの塊状コーディエライト50質量%をバッグフィルターを介した吸引方式で搬送する途中のベンド管として図4の方式(鋼管の肉厚8mm、セラミックス材はアルミナ使用)を用いて100トン搬送した後、内部を確認したところ凹部に粉が付着しており、この粉を削り落としてアルミナ面Fを確認したところ表面の一部に磨耗の痕跡はあったものの磨耗が深部には進行していなかった。
本発明の一実施形態であるベンド管全体図である。 ベンド管のA部に凹部を設け、摩耗対策を施した模式図である。 ベンド管のA部に凹部を設け、その部分にセラミック材を貼って摩耗対策を施した模式図である。 ベンド管のA部に貫通する穴を開け、その外側をセラミックス材で外貼りして摩耗対策を施した模式図である。 従来のベンド管全体図である。 従来のセラッミク材で内貼りしたベンド管全体図である。 従来の耐摩耗セメントの外貼りを施したベンド管全体図である。
符号の説明
1 ベンド管
10 入り口
20 出口
A~C部
摩耗対策箇所
D 凹部を除く鋼管の内壁面
E 凹部の交換の内壁面
F セラミック材の内壁面
O 凹部
Q 凹部の壁
a.
空気層
b. セラミックス材
c. 耐摩耗セメント

Claims (8)

  1. 粉粒体を輸送する配管に用いるベンド管であって、該ベンド管の曲がり部内壁の一部に凹部を設けたことを特徴とする粉粒体輸送用ベンド管。
  2. 粉粒体を輸送する配管に用いるベンド管であって、該ベンド管の曲り部曲率半径の外側内壁の一部に凹部を設けたことを特徴とする粉粒体輸送用ベンド管。
  3. 該凹部にセラミック材を取り付けた請求項1または2に記載の粉粒体輸送用ベンド管。
  4. 該セラミック材が凹部を有する請求項3に記載の粉粒体輸送用ベンド管。
  5. 該粉粒体が10mm以下に破砕されたセラミックを50重量%以上含有する粉粒体である請求項1〜4に記載の粉粒体輸送用ベンド管。
  6. 該粉粒体が自動車触媒担持用のセラミックである請求項5に記載の粉粒体輸送用ベンド管。
  7. 請求項1〜6に記載の粉粒体輸送用ベンド管を用いた粉粒体搬送装置。
  8. 該粉粒体搬送装置がバッグフィルターを備えた吸引方式である請求項7に記載の粉粒体搬送装置。



JP2005305349A 2005-10-20 2005-10-20 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置 Pending JP2007112568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305349A JP2007112568A (ja) 2005-10-20 2005-10-20 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305349A JP2007112568A (ja) 2005-10-20 2005-10-20 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007112568A true JP2007112568A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38095098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005305349A Pending JP2007112568A (ja) 2005-10-20 2005-10-20 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007112568A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106516797A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 国电兰州范坪热电有限公司 智能化煤炭制样机全自动弃料回收装置
JP2020094638A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社トクヤマ プラスチック薄片輸送用曲がり配管

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4740475Y1 (ja) * 1969-07-02 1972-12-07
JPS4821274Y1 (ja) * 1969-05-31 1973-06-20
JPH0996396A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Kurimoto Ltd 固形物の空気輸送管路の摩耗部補修方法および補修用複合体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4821274Y1 (ja) * 1969-05-31 1973-06-20
JPS4740475Y1 (ja) * 1969-07-02 1972-12-07
JPH0996396A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Kurimoto Ltd 固形物の空気輸送管路の摩耗部補修方法および補修用複合体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106516797A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 国电兰州范坪热电有限公司 智能化煤炭制样机全自动弃料回收装置
JP2020094638A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社トクヤマ プラスチック薄片輸送用曲がり配管
JP7175736B2 (ja) 2018-12-12 2022-11-21 株式会社トクヤマ プラスチック薄片輸送用曲がり配管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3325375B1 (en) Conveying system and method of breaking a bridge therein
US8281444B2 (en) Cleaning pig
CN105992875B (zh) 用于连续固体浆料减压的系统及方法
WO2006088816A3 (en) Apparatus for cleaning pipes having pumping and vacuuming capability
US20090277473A1 (en) Methods for cleaning tubulars using solid carbon dioxide
JP2007112568A (ja) 粉粒体輸送用ベンド管および粉粒体搬送装置
JP2012025529A (ja) 詰まり防止ノズルおよび詰まり防止ノズルを備えた粉体移送装置
JP5239894B2 (ja) 気流搬送配管における異物除去エルボ管
EP2221519A1 (en) Flexible pipe
GB2179099A (en) Vacuum aerator feed nozzle
EP1950154A1 (en) Rotary valve assembly
JP5728971B2 (ja) 気送配管湾曲部の内壁面摩耗防止方法および内壁面摩耗防止構造
Davydov et al. Problems with the use of Pneumatic screw pumps to transport bulk cargo
WO2009070992A1 (fr) Procédé permettant de favoriser l'évacuation de matières pendant un transport s'effectuant dans une conduite
CN202884341U (zh) 组合式耐磨卸料弯头
JP4321807B2 (ja) 焼却飛灰からの異物除去装置
RU2192378C1 (ru) Устройство для пневматического транспортирования сыпучего материала
JP2001050474A (ja) 配管の耐摩耗構造
CA2073707C (en) Pneumatic injection of powder or granule through submerged tuyeres
CN107082282A (zh) 粉粒料气力输送用弯头
CN206375943U (zh) 一种用于转炉干法除尘煤气管道内防止粉尘堆积的装置
CN202371367U (zh) 一种耐磨弯头
JP2010236017A (ja) 溶銑予備処理方法及びシステム
JP2003002452A (ja) ロータリ・バルブ
CN2621168Y (zh) 一种环保、耐磨的三通分料器

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20081008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120828