JP2007111570A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱性能を向上するとともに外部より内部を視認可能にする。
【解決手段】ケース42が前枠3の裏面に取付けられ、回路基板41に実装された交直変換部品から発生した熱が放熱板45を経由して電源装置40の外部に放出されると共に電源装置40の外部から放熱板45の多孔及び内部を経由して外部に流れる気流によって電源装置40の外部に放出されて、電源装置40の放熱性能が向上し、ケース42が透視性の有る合成樹脂により形成されたかまたは透視性の有る合成樹脂からなる蓋の成された開口部を備えて、電源装置40の外部より内部が視認可能になる。
【選択図】図2
【解決手段】ケース42が前枠3の裏面に取付けられ、回路基板41に実装された交直変換部品から発生した熱が放熱板45を経由して電源装置40の外部に放出されると共に電源装置40の外部から放熱板45の多孔及び内部を経由して外部に流れる気流によって電源装置40の外部に放出されて、電源装置40の放熱性能が向上し、ケース42が透視性の有る合成樹脂により形成されたかまたは透視性の有る合成樹脂からなる蓋の成された開口部を備えて、電源装置40の外部より内部が視認可能になる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電源装置の設置性能向上と放熱性能向上とが両立できるパチンコ機に関する。
特開平6−47156号公報では、パチンコ機の裏側において、制御回路とは別の場所に電源装置を取付け、電源装置が島トランスと呼ばれるパチンコ店の島設備に設けられた島側トランスより供給されたAC24ボルトのような交流をDC5ボルト、DC12ボルト、DC24ボルト、DC30ボルト等の複数の直流電圧に変換して必要とする制御回路に供給するパチンコ機の構造が開示されている。
特開平6−47156号公報
例えば、不正防止や公安委員会の検査容易等の観点から、パチンコ機に搭載される制御回路が主制御、図柄制御、表示灯制御、音声制御、賞球払出制御、発射制御等の機能別に分割された場合、又は、パチンコ機に搭載される電気部品が多くなる場合、電源装置が変換する電力量が多くなり、電源装置が大型化すると共に多量の熱を発生する可能性がある。
本発明に係るパチンコ機は、電源装置が交直変換部品の実装された回路基板と多孔を有するケースと回路基板上の交直変換部品から熱伝達される放熱板とを備え、放熱板がケースの一部を形成するようにケースに組合されて部品収納室を形成すると共に前枠の少なくとも上方に向けられ、ケースが前枠の裏面に取付けられるとともに透視性の有る合成樹脂により形成されたかまたは透視性の有る合成樹脂からなる蓋の成された開口部を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るパチンコ機は、交直変換部品から発生した熱が放熱板を経由して電源装置の外部に放出されると共に電源装置の外部から多孔及び内部を経由して外部に流れる気流によって電源装置の外部に放出され、電源装置の放熱性能を向上することができ、ケースが透視性の有る合成樹脂により形成されたかまたは透視性の有る合成樹脂からなる蓋の成された開口部を備えたことによって電源装置の外部より内部が視認可能になり、ケースが前枠の裏面に取付けられたことによって電源装置の設置性能を向上することができ、放熱板が前枠の少なくとも上方に向けられたことによって外部から部品収納室内への塵侵入を遮断し、塵が部品収納室に入りにくいという利点がある。
図1乃至図6は、発明を実施するための最良の形態である。図1はパチンコ機の本体枠1と電源装置40とを分解した外観を示し、図2は本体枠1と電源装置40との取付構造の断面を示し、図3は電源装置40を分解した外観を示し、図4は電源装置40のケースカバー44の図3とは異なる方向の外観を示し、図5は電源装置40の組立てられた外観を示し、図6は電源装置40の組立てられた図5とは異なる方向の外観を示す。図3の中継ユニット80は図3以外の全図において図示を省略されている。
図1を参照し、パチンコ機について説明する。本体枠1は図外のゲージ盤と通称される遊技盤をパチンコ店の島に交換可能に取付けるための額縁状の部材である。本体枠1では、パチンコ店の島に固定される外枠2に、遊技盤を取付けるための前枠3を、上下の枠ヒンジ4,5により前方横方向に片開き可能に取付けてある。前枠3の裏面下部中には流しユニット6を有する。流しユニット6は前枠3の前面側に設けられた図外の上皿に入りきれない賞球を前枠3の前面側に設けられた図外の下皿に誘導する部材である。前枠3の裏面には鋼板のような導電部材であるリアプレート10を備える。リアプレート10は、前枠3と類似形であるが、前枠3より縦幅が小さく、前枠3の上側に寄せられ、リアプレート10の膨出部11の周縁に設けられたリアフランジ部12が前枠3の裏面に図外の止ねじにより取付けられることにより、膨出部11と前枠3とにより囲まれた盤収納室B(図2参照)を形成する。盤収容室Bには遊技盤が格納される。膨出部11の裏壁には、遊技盤の裏面に実装された部品を避ける窓13、アウト球中継口14、発射戻球中継口15、賞球ガイド逃げ口16、スピーカ音放出口17が形成される。スピーカ音放出口17は金属製の穴あき板18により蓋をされる。穴あき板18にあけられた多数の図外の小孔はスピーカ音をリアプレートの裏側に放出すると共にピアノ線と呼ばれるような不正操作部材の通過を遮断する。
膨出部11の裏壁にはねじ孔である複数の電源取付孔部19,20がアウト球中継口14よりも下部に形成される。リアプレート10より下方に突出する前枠3の下部裏面には、電源ステー21が、図外の止ねじにより電源取付孔部19,20の真下で、かつ、流しユニット6の一側方に、取付けられる。電源ステー21は、前枠3に止ねじにより取付けられるブラケット部22と、ブラケット部22より後方へ水平に曲折形成された横片部23と、横片部23より下方に曲折形成された縦片部24と、縦片部24より後方へ水平に曲折形成された受片部25と、横片部23と縦片部24との角部にあけられた係合孔部26,27と、を備える。そして、電源装置40は電源取付孔部19,20と電源ステー21とを介してリアプレート10と前枠3とにわたりに取付けられる(図2参照)。
前枠3の自由端側に位置するリアプレート10の一側部には、前枠3を外枠2にロック・アンロックするロック機構30が組付けられる。そして、前枠3が閉じられることにより、ロック機構30の上下のロックレバー31,32が外枠2の内部一側に設けられた上下の止具33,34に接触して下方に回転する。引続き、ロックレバー31,32が止具33,34を超えることにより、ロックレバー31,32がロック機構30に内蔵されたばね力で元の位置に戻り止具33,34に係合する。これにより、ロック機構30は前枠3を外枠2に開閉不能にロックする。その状態において、図外のキープレートが人為操作で前枠3の前側より施錠装置35に差込まれて一方向に回転操作されると、施錠装置35がロック機構30のロックレバー31,32を下方に回転し止具33,34より外す。これにより、ロック機構30は前枠3を外枠2に開閉可能にアンロックする。その状態のまま、前枠3が人為操作で前側に引かれることにより、前枠3が枠ヒンジ4,5を中心として片開きされる。
図3を参照し、電源装置40について説明する。電源装置40は、交流を直流に変換するための交直変換部品の実装された回路基板41と、鋼板のような導電性を有するケース42と、回路基板41上の交直変換部品から伝達された熱を放出するアルミニウム製の放熱板45とを、備える。ケース42は、方形状のケースベース43と、ケースベース43より幅LYが小さい方形状のケースカバー44とにより、分別構成される。
回路基板41は裏面に図外のプリント配線を有するプリント配線基板の形態であって、ケースベース43と略同じ大きさに形成されると共に複数の貫通孔4111,4112,4113を有する。回路基板41は、上面に交直変換部品の大部分を挿入実装し、残る交直変換部品を裏面に面実装している。回路基板41がケースベース43の基板スペーサ部4324〜4328と基板支持部4330及び搭載部4332,4334に載せられてケースベース43に収納されることにより、貫通孔4111〜4113は基板支持部4330のねじ孔4329及び搭載部4332,4334のねじ孔4331,4333と位置が対応する。
上記挿入実装の交直変換部品の回路基板41への配置では、大まかには、トランス60、大容量のコンデンサ61、ブリッジ接続された4つのダイオードを内蔵した整流器62、並列接続された2つのダイオードを内蔵した逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等の比較的多量の熱を発生する発熱部品が放熱板45寄りに配置される。整流器62、逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等は、それらの発熱部品を取付けるための屈曲状の押え部材のばね力により放熱板45に接触している。入力側コネクタ66、出力側コネクタ67、電源装置40から電力供給を受ける需要側部品(例えば制御回路)へのヒューズ68,69等の部品が放熱板45の存在しない一側部に配置される。これら入力側コネクタ66、出力側コネクタ67、ヒューズ68,69等の部品が配置された回路基板41の一側部はケースカバー44より外側に突出される。ヒューズ68,69にはヒューズカバー70,71が被せられる。ヒューズカバー70,71は、透明と通称される外部より内部を見ることが可能な透視性の有るシリコンのように可撓性の有る合成樹脂により、両端が閉鎖された半割筒状である。
ケースベース43は、方形状の底板部4311の3つの互いに隣接する周縁より曲折形成されて立上があるフランジ部4312,4313,4314と、底板部4311の残る1つの周縁よりフランジ部4312〜4314と同方向に並行するように曲折形成された放熱板受部4315とを、有する。放熱板受部4315はフランジ部4312〜4314よりも背高である。放熱板受部4315には貫通孔4316,4317があけられている。放熱板受部4315の両側には左右のフランジ部4313,4314より底板部4311の周縁に沿うように曲折形成された閉片部4318,4319が配置される。閉片部4318,4319が位置する底板部4311の周縁には、貫通孔4320のあけられた装置取付部4321と、貫通孔3422のあけられた装置取付部4323とが、外部に突出形成される(図2参照)。
フランジ部4312,4313及び放熱板受部4315には基板スペーサ部4324,4325,4326,4327,4328が内側に湾曲状に突出形成される。底板部4311にはねじ孔4329のあけられた基板支持部4330が立設される。フランジ部4313にはねじ孔4331のあけられた搭載部4332が内側に曲折形成される。フランジ部4314にはねじ孔4333のあけられた搭載部4334が内側に曲折形成される。搭載部4332,4334はフランジ部4312寄りに位置する。基板スペーサ部4324〜4328の上面と基板支持部4330の上面及び搭載部4332,4334の上面は、底板部4311からの高さが同一である。底板部4311には複数のステー係合部4335,4336,4337がフランジ部4312側に位置して外部に突出形成される。ステー係合部4335〜4337は放熱板受部4315よりフランジ部4312側に向けてL字形に切起されている(図2参照)。
ケースカバー44はケースベース43の底板部4311より幅LYの狭い方形状の天板部4411の短縁と長縁とよりなる2つの互いに隣接する周縁より曲折形成されて立下がる側壁部4412,4413を有する。天板部4411及び側壁部4412,4413には多数の小径な空気流通孔4414,4415,4416があけられている。仮想線L1で囲まれた内部が天板部4411の空気流通孔4414があけられた有孔領域、仮想線L2で囲まれた内部が側壁部4412の空気流通孔4415があけれた有孔領域、仮想線L3で囲まれた内部が側壁部4413の空気流通孔4416があけられた有孔領域である。無孔領域4417にはねじ孔である複数のユニット取付孔部4418,4419が形成される。ケースベース43とケースカバー44とが組合される際に放熱板受部4315と対応する側に位置する側壁部4412の下縁には、貫通孔4420のあけられたL字形の脚部4421が外側に突出するように曲折形成される。
図4に示すように、天板部4411の残る2つの互いに隣接する周縁にはリブ4422,4423が側壁部4412,4413と同方向に並行するように曲折形成される。側壁部4412と対向するリブ4422の両端部にはL字形の放熱板第1係合部4424,4425が下方に突出形成される。側壁部4412のリブ4423側端にはコ字形の放熱板第2係合部4426が内側に向けて側壁部4413と並行するように曲折形成される。
図3に戻り、放熱板45は帯板を回路基板41の長縁と短縁とよりなる2つの隣接する周縁に沿うL字形に曲折形成された形態であって、基板取付脚部4511,4512とカバー第1係合部4513,4514及びカバー第2係合部4515を備える。基板取付脚部4511,4512は少なくとも放熱板45の長片部における一端回路基板側縁及び放熱板45の短片部における一端回路基板側縁より内側に曲折形成される。放熱板45の長片部にはねじ孔であるベース取付孔部4516,4517があけられている。
そして、基板取付脚部4511,4512が回路基板41の上面に載せられ、回路基板41の裏側より止ねじ46,47が基板取付脚部4511,4512に締結されることにより、放熱板45が回路基板41に取付られる。その状態において、止ねじ46,47は回路基板41の図外のプリント配線中のアース配線に半田付けされる。この半田付けは回路基板41への交直変換部品の挿入実装による半田付け作業と別に行うことも可能であるが、上記挿入実装による半田付けと一緒に行えば作業上好適である。上記アース配線は貫通孔4111〜4113周りの回路基板41裏面にも設けられる。
カバー第1係合部4513,4514は放熱板45の長片部の上縁より内側にL字形に曲折形成される。カバー第2係合部4515は放熱板45の短片部の端縁より舌状に内側に曲折形成される。そして、ケースカバー44が矢印X方向に移動されることにより、カバー第1係合部4513,4514と放熱板第1係合部4424,4425とが係合し、カバー第2係合部4515と放熱板第2係合部4426とが係合する。
中継ユニット80は、透視性の有る合成樹脂からなる密封箱型のケースに図外の回路基板を内蔵し、ケースの上面にスナップスイッチ81、中継用コネクタ82,83,84を固定し、ケースの両端部に貫通孔85,86を備える。そして、止ねじ87,88が貫通孔85,86よりケースカバー44のユニット取付け孔部4418,4419に締結されることにより、中継ユニット80はケースカバー44の無孔領域4417に取付けられる。
前記電源装置40の組立について説明する。図3に示すように、放熱板45と交直変換部品とが実装された回路基板41がケースベース43の上に収納される。その状態においては、回路基板41がケースベース43の基板スペーサ部4324〜4328と基板支持部4330及び搭載部4332,4334に載っている。これにより、回路基板41とケースベース43の底板部4311との間に図2の所定空間D1が形成される。この所定空間D1により、回路基板41の裏側に存在するプリント配線や挿入実装された交直変換部品の足および半田等の電気的要素がケースベース43に非接触となり、回路基板41とケースベース43との電気的に必要な絶縁が保持される。また、放熱板45の長片部の外側面とケースベース43の放熱板受部4315の内側面とが接触される。
そして、止ねじ48が上方より回路基板41の貫通孔4111を経由し基板支持部4330のねじ孔4329に締結される。また、止ねじ49,50が放熱板受部4315の貫通孔4316,4317より放熱板45のベース取付孔部4516,4517に締結される。これにより、回路基板41のプリント配線中のアース配線がケースベース43の搭載部4332,4334及び基板支持部4330に確実に接続される。
その後、ケースカバー44が回路基板41に被せられる。この場合、図4のケースカバー44の放熱板第1・第2係合部4424,4425,4426と図3の放熱板45のカバー第1・第2係合部4513,4514,4515とが嵌合しないように、図4のケースカバー44のリブ4423と図3の放熱板45の短片部とが離隔される。けれども、図4のケースカバー44のリブ4422の外側面と放熱板45の長片部の内側面とが接触され、図3のケースカバー44の側壁部4412の下縁と回路基板41の上面とが接触される。その状態において、ケースカバー44が図2の矢印X方向に横移動され、ケースカバー44の放熱板第1・第2係合部4424,4425,4426と放熱板45のカバー第1・第2係合部4513,4514,4515とが嵌合される。また、ケースカバー44の脚部4421が回路基板41の貫通孔4112周りに配置される。
それから、図3の止ねじ51が脚部4421の貫通孔4420より回路基板41の貫通孔4112を経由しケースベース43の搭載部4332のねじ孔4331に締結される。又、止ねじ52が回路基板41の貫通孔4113よりケースベース43の搭載部4334のねじ孔4333締結される。これによって、図5及び図6に示すように、電源装置40が組立てられる。
前記のように組立てられた電源装置40の本体枠1への取付けについて説明する。図2に示すように、先ず、電源装置40のステー係合部4335,4336が電源ステー21の係合孔部26,27に上方より嵌め込まれる。次に、止ねじ90が電源装置40の装置取付部4321,4323の貫通孔4320,4322よりリアプレート10の電源取付孔部19,20に締結される。これによって、電源装置40が前枠3とリアプレート10とにわたり取付けられる。その状態においては、電源装置40と前枠3との間には所定隙間D2が形成され、電源装置40の無孔領域4417及び側壁部4412は下方となり、電源装置40の放熱板45の長片部が上方となり、放熱板45の短片部及び側壁部4413は図2の紙面の表裏側で縦配置となる。
従って、電源装置40が動作し、回路基板41とケースカバー44と放熱板45とで囲まれた部品収納室Aに格納された交直変換部品から発生された熱は上昇し放熱板45に伝達されて放熱板45より電源装置40の外部に放熱される。上記熱の上昇により、部品収納室Aの内部に上昇気流が発生する。この上昇気流の発生により、電源装置40外部の冷えた空気が側壁部4412の空気流通孔4415の全部と側壁部4413の下半部側の空気流通孔4416及び天板部4411の下半部側の空気流通孔4414より部品収納部Aに流れ込む。この流れ込んだ空気は部品収納室Aの交直変換部品から熱を奪う。この熱を奪った暖気は、放熱板45に衝突した後に側壁部4413の上半部側の空気流通孔4416及び天板部4411の上半部側の空気流通孔4414より電源装置40の外部に流れ出るか、又は、放熱板45に衝突しないで側壁部4413の上半部側の空気流通孔4416及び天板部4411の上半部側の空気流通孔4414より電源装置40の外部に直接的に流れ出る。
又、発熱部品の一部である整流器62、逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等の半導体部品が放熱板45に接触されたので、係る放熱部品から発生した熱が放熱板45に直接伝達し、係る発熱部品が熱より適切に保護され電気的な性能を長期間正常に発揮できる。
又、前記整流器62、逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等の半導体部品が押え部材のばね力により放熱板45に接触されたので、係る発熱部品から放熱板45への熱伝達性が良好となる。
又、放熱板45がアルミニウムにより形成されたので、放熱板45は熱伝導効率が高くしかも軽量であるので、放熱板45を経由する部品収納室Aの内部から外部への放熱が良く、装置の軽量化も図れる。
要するに、この第1実施形態の構造によれば、放熱板45がケース42にその一部を形成するように組合されているので、前記交直変換部品から発生した熱が放熱板45を経由して電源装置40の外部に放出されると共に電源装置40の外部から内部を経由して外部に流れる気流によって電源装置40の外部に放出され、電源装置40の放熱性能が向上する。又、電源装置40はリアプレート10より下方に突出する前枠3とリアプレート10とにわたり取付けられたので、電源装置40の設置性能が向上する。
特に、電源装置40がハンドルグリップ装置の裏側において前枠3とリアプレート10とにわたり取付けられている。この電源装置40が取付けられた場所は、流しユニット6の両側の従来部品の取付けられていなかったデッドスペースの一方であった。そのデッドスペースを利用し、この第1実施形態では電源装置40を取付けたので、電源装置40の設置性能を向上することができる。
又、電源装置40は前枠3の下方に取付けられたので、電源装置40が変換する電力量が多くなって重量が重く大型化しても、前枠3に対する重量配分上有利である。つまり、前枠3では、パチンコ店の島側より補給される球を溜めるタンクが上部に配置され、遊技盤の裏部品や賞球払出機構及び制御回路装置等の多数の部品が中央部に配置されたので、電源装置40が下部に設けられたことで、全体的な重量バランスが良くなる。
又、放熱板45が回路基板41に固定されたので、回路基板41をケースベース43に人為操作で組付ける際、作業者が回路基板41に実装された交直変換部品に手を触れることなく放熱板45を持ち回路基板41をケースベース43に搭載でき、交直変換部品の回路基板41への実装姿勢が狂わされることなく正常に保たれる。
方形状の回路基板41の2つの隣接する周縁に沿うように、放熱板45が曲折形成されていると共に両側で回路基板41に固定されたので、前記放熱板45を持つ場合、放熱板45が回路基板41に対して倒れることなく正常な姿勢を適切に保たれる。
前記第1実施形態では流しユニット6よりも前枠3の自由端側に電源装置40を取付けたが、電源装置40は流しユニット6よりも前枠3の枠ヒンジ5側に存在する他方のデッドスペースに設置しても良い。
図7は本発明の第2実施形態の前枠3と電源装置40との一部を破断する取付構造を示すものであって、リアプレート10に相当するリアプレート101より前記電源取付孔部19,20を削除し、電源取付孔部19、20に相当する電源ステー110をリアプレート101と別体に形成し、この電源ステー110を前枠3の裏面に図外の止ねじで取付け、この電源ステー110に電源装置40の装置取付部4321,4323を止ねじ90で取付ければ、前枠3と電源装置40との間の隙間D3が盤収納室Bの深さと無関係に設定でき、電源装置40の設置の自由度高くなる。この場合及び第1実施形態の場合、電源装置40のケースベース43が前枠3と平行でなく、前枠3からの電源ステー21の高さがリアプレート10又は電源ステー110より高く設定されたり逆に低く設定され、電源装置40が前枠3に対し傾斜しても良い。
図8は本発明の第3実施形態の前枠3と電源装置40との一部を破断する取付構造を示すものであって、前記電源ステー21を用いずに、前記リアプレート10に相当するリアプレート102に電源取付孔部19,20と係合孔部26とを形成し、これらの電源取付孔部19,20と係合孔部26とを介して電源装置40を前枠3の裏面に取付ければ、電源ステー21を前枠3に取付ける手間が省ける。
図9は本発明の第4実施形態の放熱板45を示すものであって、放熱板45が内側面に針状又は柱状又は山状フィン120を備え、外側面に片状フィン121を備えれば、放熱板45の放熱面積が増加できる。又、フィン121は回路基板41とケースカバー44の天板部4411との方向に延設された突条であれば、
フィン121が部品収納室Aから外部に流出する空気の流れを誘導できる。又、フィン121は、放熱板45の整流器62、逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等が接触される部分には設けなければ、係る放熱部品の放熱板45への接触性を維持できる。更に、フィン121を複数設ける場合、互いに隣接するフィン121間の放熱板45の内側面45aが仮想線示のように回路基板41からケースカバー44の天板部4411側への上傾斜面として形成されれば、係る斜面が部品収納室A内部の熱気を外部に良好に流出できる。
フィン121が部品収納室Aから外部に流出する空気の流れを誘導できる。又、フィン121は、放熱板45の整流器62、逆流阻止部品63、スイッチングダイオード65、トランジスタ64等が接触される部分には設けなければ、係る放熱部品の放熱板45への接触性を維持できる。更に、フィン121を複数設ける場合、互いに隣接するフィン121間の放熱板45の内側面45aが仮想線示のように回路基板41からケースカバー44の天板部4411側への上傾斜面として形成されれば、係る斜面が部品収納室A内部の熱気を外部に良好に流出できる。
図10は本発明の第4実施形態の放熱板45又はケース42少なくと一方に相当する外囲体130を示すものであって、外囲体130にあけられた穴131がその径を部品収納室Aから外側に行くに従って徐々に小さくする推状に形成され、穴131が部品収納室Aの熱気を取込やすく取込んだ熱を外部に誘導排出しやすくしたものである。
図11は本発明の第5実施形態の前枠3と電源装置40との一部を破断する取付構造を示すものであって、電源装置40が前記ケースベース43を取除き回路基板41とケースカバー44と放熱板45とにより構成され、前記リアプレート10に相当するリアプレート103が電源取付孔部104,105と凹部106とを備え、前記回路基板41とケースカバー44と放熱板45とからなる電源装置40がリアプレート103に取付けられたものである。この場合、例えば、止ねじ90が放熱板45より外側に曲折形成した脚部107よりリアプレート103の電源取付孔部104に締結され、止ねじ51が脚部4421より回路基板41の貫通孔4112を経由しリアプレート103の電源取付孔部105に締結される。この状態において、凹部106は回路基板41の背面のプリント配線や電気部品等とリアプレート103との接触を防止する。よって、電源装置40が前記ケースベース43を省いた簡単な構造となる。
第1実施形態ではケース42が鉄系金属であったが、ケース42もアルミニウム系金属とすれば、ケース42の軽量化と電源装置40の放熱性能向上との双方が両立できる。
前記ケースベース43やケースカバー44は板材に折り曲げ加工或いは絞り加工を行うことにより形成可能であるが、絞り加工によれば、ケース42の剛性が高くなる。
ケースカバー44を透視性の有る合成樹脂により形成したり、或いはケースカバー44の天板部4411に大きな開口部を形成し、その開口部を透視性の有る合成樹脂により蓋をすれば、電源装置40の外部より内部が視認可能となる。
更に、第1実施形態ではリアプレート10が前枠3に止ねじで取付けられることにより前枠3との協働により盤収納室Bを形成する形態を例として説明したが、遊技盤を前枠3に裏面側より取付ける形態の場合には、前記リアプレート10に相当するリアプレートを前枠にヒンジを介して開閉可能に取付け、このリアプレートに賞球払出系統の部品を組付けることも可能である。この場合、係るリアプレートは前枠に対し賞球払出系統の部品のベース部材となり、裏機構枠とか裏機構板等と呼ばれることもある。
1は本体枠、2は外枠、3は前枠、4;5は枠ヒンジ、6は流しユニット、7乃至9は欠番、10はリアプレート、11は膨出部、12はリアフランジ部、13は窓、14はアウト球中継口、15は発射戻球中継口、16は賞球ガイド逃げ口、17はスピーカ音放出口、18は穴あき板、19;20は電源取付孔部、21は電源ステー、22はブラケット部、23は横片部、24は縦片部、25は受片部、26;27は係合孔部、28;29は欠番、30はロック機構、31;32はロックレバー、33;34は止具、35は施錠装置、36乃至39は欠番、40は電源装置、41は回路基板、42はケース、43はケースベース、44はケースカバー、45は放熱板、45aは内側面、46乃至52は止ねじ、53乃至59は欠番、60はトランス、61はコンデンサ、62は整流器、63は逆流阻止部品、64はトランジスタ、65はスイッチングダイオード、66は入力側コネクタ、67は出力側コネクタ、68;69はヒューズ、70;71はヒューズカバー、72乃至79は欠番、80は中継ユニット、81はスナップスイッチ、82乃至84は中継用コネクタ、85;86は貫通孔、87;88は止ねじ、89は欠番、90は止ねじ、100は欠番、101乃至103はリアプレート、104;105は電源取付孔部、106は凹部、107は脚部、108;109は欠番、110は電源ステー、111乃至119は欠番、120は山状フィン、121は片状フィン、122乃至129は欠番、130は外囲体、131は穴、4111乃至4113は貫通孔、4311は底板部、4312乃至4314はフランジ部、4315は放熱板受部、4316;4317は貫通孔、4318;4319は閉片部、4320は貫通孔、4321は装置取付部、4322は貫通孔、4323は装置取付部、4324は基板スペーサ、4325乃至4328は基板スペーサ、4329はねじ孔、4330は基板支持部、4331はねじ孔、4332は搭載部、4333はねじ孔、4334は搭載部、4335乃至4337はステー係合部、4411は天板部、4412;4413は側壁部、4414乃至4416は空気流通孔、4417は無孔領域、4418はユニット取付孔部、4419はユニット取付部、4420は貫通孔、4421は脚部、4422;4423はリブ、4424;4425は放熱板第1係合部、4426は放熱板第2係合部、4511は基板取付脚部、4512は基板取付脚部、4513;4514はカバー第1係合部、4515はカバー第2係合部、4516;4517はベース取付孔部、Aは部品収納室、Bは盤収納室。
Claims (1)
- 電源装置が交直変換部品の実装された回路基板と多孔を有するケースと回路基板上の交直変換部品から熱伝達される放熱板とを備え、放熱板がケースの一部を形成するようにケースに組合されて部品収納室を形成すると共に前枠の少なくとも上方に向けられ、ケースが前枠の裏面に取付けられるとともに透視性の有る合成樹脂により形成されたかまたは透視性の有る合成樹脂からなる蓋の成された開口部を備えたことを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007027082A JP2007111570A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007027082A JP2007111570A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | パチンコ機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11167319A Division JP2000354654A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | パチンコ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007111570A true JP2007111570A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38094240
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007027082A Pending JP2007111570A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007111570A (ja) |
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2007
- 2007-02-06 JP JP2007027082A patent/JP2007111570A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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